説明

へら

【課題】 おむつを使用している人の体に付着した粘性が強く容易に拭き取ることのできない大便などを剥がし除去するためのへらを提供する。
【解決手段】 へら1の外周に体にフィットするための凸状3、凹状2のゆるやかなカーブ及び、丸み4を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、へら本体の外周に体の曲線に添うようにカーブした凸、凹の箇所を設け、おむつなどを使用した人の排泄物など粘性のある物質を除去するためのへらに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のへらは、平らな箇所で使用する物品はあった。又、調理用のへらにはボール、鍋など曲面の内側に使用する物品はあった。(例えば、特許文献1及び実用新案文献1参照)
【特許文献1】特開平9−23988
【実公文献1】
実公平7−3540
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、平面部などに使用する直線的なへらはあった。又、調理用のへらは曲面部に使用するが凸面には使用し難い。
【0004】
又、従来のへらには、おむつをした人の体に使用し、大便などの排泄物などを除去するへらは無かった。
【0005】
それゆえ、体に付着した大便などの排泄物は濡れタオル、ペーパータオルなどで拭き除いていたが粘性の強い大便などは体にベッタリ付着しており、一度や二度の拭き取りではきれいに拭き取れず、また拭くことによる摩擦も皮膚にはかなり負担になり、おむつかぶれの原因もになっていた。
【0006】
そこで本発明は、上記の問題点を解決するためのへらを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
へら1の外周に体にフィットするための凸状3、凹状2のゆるやかなカーブ、及び、丸み4を設ける。
本発明は、以上のような形成からなるへらである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、へらに凸、凹のゆるやかなカーブと角に丸みを設けてあるので皮膚への負担も少なく、おむつ使用者の臀部、大腿部、股間など体の曲線にあわせてへらを使用することにより、直線的な面のへらより広い面で付着した大便などの排泄物を容易に剥がし除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明は、おむつ使用者の体に付着した大便を除去するためのへらで、これを図面について説明すれば、へら本体1に凸状3、凹状2のゆるやかなカーブを設ける。
【0009】
さらに上記の凸部3と凹部2に連なる角4に丸みを設ける。
【実施例1】
【0010】
本発明は、以上のような形状でこれを使用するときは、握り持つ部分5のあたりを持ち、カーブした凹分部2を臀部、大腿部の体の曲面に当て付着した大便を除去し、さらに股間などに付着した大便は小さい丸み4、凸状のカーブ3の分部で体の凹んだ箇所の大便を取り除く。
【0011】
上記の形状を製造する際の材質として紙が考えられ、紙を使用した場合は、使い捨てができるため衛生的である。
【0012】
又、紙の場合は硬質の厚紙を使用し、厚紙及び厚紙の断面にワセリン、動物性、植物性のオイル、樹脂などを浸透、又はコーティングし、皮膚への刺激を最小限にすることも可能である。
【実施例2】
【0013】
その他の材質には使い捨てはできないが、セラミックス、プラスチック、などの化学製品、ゴムなどの自然製品が考えられる。
【0014】
なお、本発明は前記形態、実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば図2、図3、図4、の形態で直線分部を設けることも考えられ、図7の形態では、へら本体を湾曲させることも可能である。
【0015】
又、へらの各部分を使用する場合の持ち手分部はそのつど多少、移動する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 本発明の平面図
【図2】 本発明の実施例を示す平面図
【図3】 本発明の実施例を示す平面図
【図4】 本発明の実施例を示す平面図
【図5】 本発明の実施例1の断面図
【図6】 本発明の実施例2の断面図
【図7】 本発明の実施例2の断面図
【符号の説明】
1 へら本体
2 凹状分部
3 凸状分部
4 丸み分部
5 持ち手分部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
へら1の外周に体にフィットするための凸状3、凹状2のゆるやかなカーブ及び、丸み4を設け、排泄物を除去することを目的とした体に使用するへら。
【請求項2】
上記、請求項1を形成する材質として、油分、樹脂など浸透、コーティングした硬質な厚紙を使用し使い捨て可能なへら。
【請求項3】
請求項2の材質以外に使い捨てを目的としない、合成樹脂、ゴムなどの素材で形成したへら。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−136113(P2007−136113A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−359561(P2005−359561)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【出願人】(501432634)
【Fターム(参考)】