ます

【課題】ます内にフィルターが配置されたます装置に関し、メンテナンスの頻度を少なくする。
【解決手段】ますは、ます本体と、フィルターとを備えている。ます本体は、下部に泥溜部を有し、泥溜部よりも上部に設けられた流入口と、泥溜部よりも上部で、かつ、流入口とは別の位置に設けられた流出口とを備えている。フィルターは、ます本体内において、流入口と流出口とを隔てるように配置され、かつ、流出口よりも上方まで延びている。フィルターによって隔てられたます本体の流出口側の領域は空洞であり、フィルターの上端は、ます本体内において、流出口の上端よりも高い位置で流出口側の領域に対して開口している。フィルターが目詰まりした際に、ます本体内において、流入口側の領域からます本体の流出口側の領域へ、フィルターの上端を超えて排水が流出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ますに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、屋根等に降った雨水は、宅地内の雨水ます等によって集められ、雨水浸透ます等によって地中に浸透させる。また、家屋等から排出される雑排水は、排水管を介して宅地内の排水ますに集められる。その後、地中に浸透できなかった雨水は公道に設けられた側溝または下水道本管に流入し、雑排水は下水道本管に流入する。
【0003】
これら雨水排水管および排水管を通過する雨水および雑排水には、枯葉や食物等のゴミが混入していることがある。そのため、例えば、ゴミが下流側の雨水ますや排水ますに集まり、これらのますにゴミが堆積して詰まってしまうおそれがある。また、宅地内において雨水を貯留浸透させるための雨水貯留浸透槽を設けているような場合、当該雨水貯留浸透槽にゴミが堆積して詰まってしまうおそれがある。そこで、以前より、ます内において下流側の配管にゴミが流入しないようにゴミを捕捉するためのフィルターが用いられている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実公昭61−41813号公報
【特許文献2】特開平8−284245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されたフィルターは、椀型に形成されており、フィルターの有効表面積が小さく、すぐに目詰まりを起こしてしまう。そのため、特許文献1および特許文献2に開示されたフィルターを用いた場合、頻繁に詰まりの有無についての点検や掃除等のメンテナンスを行う必要があった。
【0006】
ここで、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ます内に配置されるフィルター装置およびそれを備えたフィルターますに関し、目詰まりを少なくし、メンテナンスの頻度を少なくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、ここで提案されるます(1)を説明する。なお、カッコ内の符号は、図3および図2を参照した符号であるが、本発明は何ら図3および図2の実施形態に限定されない。
【0008】
ここで提案されるます(1)は、ます本体(2)と、フィルター(21)とを備えている。ます本体(2)は、下部に泥溜部(2y)を有している。また、ます本体(2)は、泥溜部(2y)よりも上部に設けられた流入口(2a)と、泥溜部(2y)よりも上部で、かつ、流入口(2a)とは別の位置に設けられた流出口(2b)とを備えている。フィルター(21)は、ます本体(2)内において、流入口(2a)と流出口(2b)とを隔てるように配置され、かつ、流出口(2b)よりも上方まで延びている。当該フィルター(21)によって隔てられたます本体(2)の流出口(2b)側の領域は空洞であり、当該フィルター(21)の上端は、ます本体(2)内において、流出口(2b)の上端よりも高い位置で流出口(2b)側の領域に対して開口している。また、フィルター(21)が目詰まりした際に、ます本体(2)内において、流入口(2b)側の領域からます本体(2)の流出口(2b)側の領域へ、フィルター(21)の上端を超えて排水が流出する。
【0009】
また、ここで提案される、排水システムは、上述したます(1)と、ます(1)の流入口(2b)に接続される、排水の流入管(11)と、ます(1)の流出口(2b)に接続される、排水の貯留浸透槽(108)とを備えているとよい。
【0010】
ここで提案される、ますおよび排水システムによれば、メンテナンスの頻度を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態1に係るフィルター装置を備えたフィルターますが取り付けられた排水システムの構成を示す平面図である。
【図2】実施形態1に係るフィルターます付近を示す縦断面図である。
【図3】実施形態1に係るフィルターますの縦断面図である。
【図4】実施形態1におけるます本体の一部を示す平面図である。
【図5】実施形態1におけるバケットの側面図である。
【図6】実施形態1におけるバケットの縦断面図である。
【図7】(a)は実施形態1におけるフィルターの平面図である。(b)は実施形態1におけるフィルターの側面および縦断面を示す図である。
【図8】(a)は実施形態1における支持部材の平面図である。(b)は実施形態1における支持部材の縦断面図である。
【図9】実施形態1における支持部材の側面図である。
【図10】(a)は、実施形態1に係るフィルター装置の通常時における作用を説明するための図である。(b)は、実施形態1に係るフィルター装置の目詰まり時における作用を説明するための図である。
【図11】実施形態2に係るフィルターますの縦断面図である。
【図12】(a)は実施形態2におけるフィルターの平面図である。(b)は実施形態2におけるフィルターの側面および縦断面を示す図である。
【図13】(a)は実施形態2における支持部材の平面図である。(b)は実施形態2における支持部材の縦断面図である。
【図14】(a)は変形例1におけるフィルターの平面図である。(b)は変形例1におけるフィルターの側面および縦断面を示す図である。
【図15】(a)は変形例2におけるフィルターの平面図である。(b)は変形例2におけるフィルターの側面および縦断面を示す図である。
【図16】(a)は変形例3に係るフィルター装置の平面図である。(b)は変形例3に係るフィルター装置の側面および縦断面を示す図である。
【図17】(a)、(b)は変形例4に係るフィルターますの平面図である。
【図18】(a)、(b)は変形例5に係るフィルター装置の側面および縦断面を示す図である。
【図19】変形例6に係るフィルター装置の斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明を包含しうる実施の形態について種々詳細に説明する。
【0013】
(実施形態1)
−フィルターます1の使用環境−
まずは、図1を参照して、本実施形態1に係るフィルター装置10を備えたフィルターます1の使用環境について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本実施形態1に係るフィルターます1が取り付けられた排水システムの構成を示す平面図である。フィルターます1が取り付けられた排水システムは、家屋100を配する宅地101と宅地101に沿って延びる公道102とに跨って設けられている。
【0015】
図1において、符号103は家屋100内の雑排水を集水する排水ますを示す。符号104は、雨水ます又は雨水浸透ます(以下、単に雨水ますという)を示す。
【0016】
各排水ます103は、排水管105によって相互に連結されている。排水管105の終端は、宅地101と公道102との境界付近に設けられた公共ます107に接続されている。公共ます107は、公道102に設けられた下水道本管110と合流管109を介して接続されている。
【0017】
一方、各雨水ます104は、雨水排水管106によって連結されている。雨水排水管106の終端は、宅地101と公道102との境界付近に設けられた雨水貯留浸透槽108に接続されている。雨水貯留浸透槽108は、公道102に設けられた側溝112と雨水合流管111を介して接続されている。なお、雨水貯留浸透槽108とは、例えば、水抜き孔を有する筺状体を透水性を有するシートで覆ったものであって、雨水を地中に貯留、浸透させる機能を有するものである。
【0018】
図2に示すように、本実施形態1に係るフィルターます1は、雨水貯留浸透槽108の上流側(図2の左側)に設けられている。ただし、フィルターます1の設置箇所は特に限定されず、例えば、排水器具120(図1参照)と排水ます103との間のます(図示省略)として、本実施形態に係るフィルターます1を用いることもできる。
【0019】
以下、説明の便宜上、フィルターます1に接続された上流側の雨水排水管106を単に流入管11(図2参照)と称し、フィルターます1と雨水貯留浸透槽108とを接続する雨水排水管106を単に流出管12(図2参照)と称する。尚、流入管11および流出管12の材料は、特に限定されるものではない。流入管11および流出管12の材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂やコンクリート等が挙げられる。
【0020】
−フィルターます1の構造−
図3は、フィルター装置10を備えたフィルターます1の縦断面図である。なお、図3では、表記の便宜上、フィルター装置10および蓋5については断面表記せず、側面を表記している。
【0021】
本実施形態では、フィルターます1は、有底筒状体からなるます本体2と、ます本体2内に設置されるバケット3と、ます本体2から上方に延びる点検用筒(立管ともいう)4と、点検用筒4の上部に取り付けられる蓋5と、フィルター装置10とを備えている。
【0022】
《ます本体2》
ます本体2は、上方に配置される本体部2xと、本体部2xの下方に配置される泥溜部2yとを備えている。
【0023】
本体部2xの側部には、雨水を流入させる流入管11が接続される流入口2aと、雨水を流出させる流出管12が接続される流出口2bとが形成されている。また、ます本体2の上部には、点検用筒4を接続させるための点検用受け口2cが形成されている。さらに、ます本体2の下部には、泥溜部2yを接続させるための接続筒部2dが形成されている。
【0024】
本実施形態では、ます本体2は、側面の三方に流入管11が接続される流入口2aが形成され、残りの一方に流出管12が接続される流出口2bが形成されている(図3、図4参照)。しかし、ます本体2の構成はこれに限られず、流入口2aは1つであっても2つであってもよい。また、図4に示すように、ます本体2には、流出口2bを挟んで上下方向に延びる一対のスライド突起2e,2eと、スライド突起2e,2eに対向して上下方向に延びる一対の案内突起2f,2fとが形成されている。案内突起2f,2fは、スライド突起2e,2eよりも短く、スライド突起2e,2eの下方の部分に対向している。図4に示すように、スライド突起2e,2eと案内突起2f,2fとにより平面視コ字状の溝2g,2gが形成されることとなる。
【0025】
なお、点検用筒4は、フィルターます1内ないし流入管11、流出管12内の点検に用いられるのみならず、フィルターます1内ないし流入管11、流出管12内の清掃等、点検等の他の用途にも用いられるものであってもよい。また、本実施形態では、ます本体2と点検用筒4とが別体で構成されているが、一体に形成されたものであってもよい。
【0026】
図3に示すように、泥溜部2yは有底円筒状に形成されている。泥溜部2yの上部には、ます本体2の接続筒部2dが接続される本体部受け口2hが形成されている。
【0027】
《バケット3》
図5はバケット3の側面図であり、図6はバケット3の縦断面図である。バケット3は、ます本体2よりも径の小さい有底円筒状に形成されている(図3参照)。図5、図6に示すように、バケット3には、門形の把手6が形成されている。また、バケット3の上端部には、縦方向に延びる多数のスリット3aが周方向に配置されている。バケット3には、フィルター装置10が取り付けられている(図3参照)。
【0028】
把手6は、バケット3の上部から上方に向かって延びる2本の支持部6aと、支持部6aの上端を連結する連結部6bとによって構成されている。連結部6bは、ます本体2の内壁に沿うように湾曲している。また、支持部6aの外側面には縦溝(図示省略)が形成されている。当該縦溝部分をます本体2に形成された一対のスライド突起2e,2eと係合させることにより、バケット3はます本体2内に固定される。
【0029】
また、把手6の支持部6aの内側面には、上下方向に延びる断面コ字状の凹型スライドレール6e,6eが形成されている。凹型スライドレール6e,6eは中央部分で途切れており、上方部分と下方部分とは略等しい長さに形成されている。凹型スライドレール6e,6eは、連結部6bから少し間隔を空けたところに形成されている。
【0030】
《フィルター装置10》
図3に示すように、フィルター装置10は、筒状のフィルター21と、筒状のフィルター21を支持する支持部材22とを備えている。
【0031】
図7(a)はフィルター21の平面図であり、図7(b)はフィルター21の左半分を側面表記し、右半分を端面表記した図(すなわち、フィルター21の断面における端面のみを表示し、その他の部分は輪郭のみを表示した図)である。本実施形態では、図7(a)、(b)に示すように、フィルター21は、略円筒形状の網状体によって形成された筒部21aによって構成されている。フィルター21の筒部21aの上端および下端は開口している。本実施形態では、フィルター21は流出管12(図2、図3参照)の内径と略等しい内径(φ100)となる様に形成されている。また、本実施形態では、フィルター21は金属によって形成されている。ただし、フィルター21を他の材料、例えば樹脂等によって形成することも可能である。
【0032】
なお、ここで、筒状のフィルター21は、本実施形態のような円筒形状のものに限られない。例えば、断面が多角形の筒状体でもよく、また、断面が長円形状の筒状体であってもよい。
【0033】
図8(a)は支持部材22の平面図であり、図8(b)は支持部材22の縦断面図である。図8(a)、(b)に示すように、支持部材22は、筒状のフィルター21(図3参照)を支持するための胴部22aおよび底部22bと、胴部22aの側面に形成された着脱部22cとを有している。
【0034】
図8(b)に示すように、胴部22aは、筒状のフィルター21の外径よりも大きい内径を有する円筒の一部を切り欠いた形状に形成されている。
【0035】
図8(a)、(b)に示すように、底部22bは、複数の孔hを有しており、格子形状に形成されている。底部22bには、上方に向かって突出する円環状の突起pが形成されている。突起pは、外径が胴部22aの内径よりも小さく、筒状のフィルター21の内径よりも小さくなる様に形成されている。このような構成により、筒状のフィルター21は、胴部22aの内側、かつ底部22bの上方であって突起pの外側に載置されることにより、支持部材22に装着され、支持されることとなる。
【0036】
着脱部22cは略筒状に形成され、胴部22aの側面から側方に突出している。また、着脱部22cの突出端には、平面視において湾曲し、側面視において方形状のフランジ22dが形成されている(図9参照)。
【0037】
図9は、支持部材22の側面図である。図9に示すように、フランジ22dには、側面視において略円形状の開口部22eが形成されている。開口部22eは、その径がます本体2の流出口2bの径と略等しくなる様に形成されている。また、フランジ22dの開口部22eの外周には、開口部22eと同心状のパッキン溝22fが形成されている。ただし、このパッキン溝22fは必ずしも必要ではなく、省略してもよい。さらに、フランジ22dの両側面には上下方向に延びる上下一対の凸型スライドレール22g,22gが形成されている。凸型スライドレール22g,22gは、把手6の支持部6a内面に形成された凹型スライドレール6e,6eと係合可能に形成されている。凸型スライドレール22g,22gと、凹型スライドレール6e,6eとが係合することにより、支持部材22はバケット3に固定される。
【0038】
−フィルター装置10の装着手順−
以上がフィルターます1の構成である。次に、フィルターます1にフィルター装置10を装着する際の手順について説明する。
【0039】
まず、フィルター21を支持部材22の胴部22aの内側に挿入し、支持部材22に取り付ける。このとき、フィルター21を、支持部材22の底部22bの上方であって突起pの外側に載置する。これにより、フィルター21の下端部は、底部22b上において、胴部22aと突起pとに挟まれて支持されることとなる。
【0040】
次に、フィルター21が取り付けられた支持部材22をバケット3に取り付ける。具体的には、支持部材22のフランジ22dの凸型スライドレール22g,22gと、バケット3の門形の把手6の凹型スライドレール6e,6eとを係合させる。まず、支持部材22のフランジ22dを門形の把手6の内側に移動させて凸型スライドレール22g,22gを、凹型スライドレール6e,6eの上方の隙間および上方部分と下方部分との間にくる様に配置する。次に、フランジ22dを下向きにスライドさせることにより、フランジ22dの凸型スライドレール22g,22gと、バケット3の門形の把手6の凹型スライドレール6e,6eとを係合させていく。このようにして支持部材22はバケット3に固定されることとなる。
【0041】
フィルター21が取り付けられた支持部材22をバケット3に取り付けた後、バケット3をフィルターます1に取り付ける。具体的には、バケット3をフィルターます1の点検用筒4からます本体2に向かって下降させる。このとき、支持部6aの外側面に形成された縦溝(図示省略)と、ます本体2に形成された一対のスライド突起2e,2eとが係合する様に、バケット3を下降させる。このようにして、バケット3をます本体2内に固定する。なお、支持部材22のフランジ22dは平面視において湾曲形状に形成されており(図8(a)参照)、バケット3がます本体2内に固定されると、ます本体2の内壁面に当接する。
【0042】
以上のようにして、フィルター装置10は、図3に示すように、フィルターます1内に装着される。このとき、筒状のフィルター21は、その上端が流出口2bの上端よりも上方に配置される。また、支持部材22の底部22bは、その下端が流出口2bの下端よりも下方に配置される。なお、本実施形態では、バケット3に取り付けられた把手6が、支持部材22に支持された筒状のフィルター21を流出口2bに取り付けるための取付部材に該当する。
【0043】
−フィルター装置10の作用−
次に、フィルターます1内でのフィルター装置10の作用について説明する。
【0044】
《通常時》
まず、通常時のフィルター装置10の作用について図10(a)を参照しながら説明する。
【0045】
図10(a)に示すように、流入管11からフィルターます1内に流入してきた雨水は、ます本体2内に一時的に貯留される。なお、本実施形態では、フィルターます1はバケット3を備えているため、雨水はバケット3内に貯留される。バケット3内に貯留された雨水は、フィルター21を通過し、筒状のフィルター21内部に浸入する。そして、バケット3内の雨水の水位が所定水位(流出管12の管底の位置)を超えると、流出管12へ流出する。
【0046】
ところで、流入管11から流入する雨水には、枯葉等のゴミが混入していることがある。しかし、本フィルターます1は、フィルター装置10を備えている。そのため、雨水がフィルター21内部に浸入する際、雨水に混入していた枯葉等のゴミは網状体からなるフィルター21によって濾されて、フィルター21内部には入らない。これにより、雨水だけがフィルター21内に浸入することとなり、ゴミはフィルター21外に取り除かれることとなる。そして、フィルター21内部に浸入した雨水は、フィルター21の一部であって流出口2bを覆う流出部21eを通過して流出口2bから排出される。このようにして、本フィルターます1では、雨水中のゴミを捕捉して、ゴミが下流側に流出することを防止することができる。
【0047】
《目詰まり時》
次に、長期間の使用により、フィルター21が目詰まりしてしまった場合のフィルター装置10の作用について図10(b)を用いて説明する。
【0048】
フィルター装置10を取り換えずに長期間使用すると、フィルター21は、捕捉したゴミによって徐々に目詰まりしていく。フィルター21が目詰まりすると、目詰まり部分からは雨水を内部に浸入させることができなくなる。なお、フィルター21は、最も雨水に接触する頻度が高い筒部21aの下側部分から徐々に目詰まりしていく。
【0049】
ところで、本フィルター装置10のフィルター21は筒状に形成されて上方に長く延びており、その上端は流出口2bの上端よりも上方に配置されている。そのため、フィルター21の下側部分が目詰まりしても、雨水は、フィルター21の目詰まり部分の上方の目詰まりしていない部分からフィルター21内部に浸入することができる。このようにして、フィルター21の下側部分が目詰まりした場合であっても、フィルター21を取り換えることなく、上方の目詰まりしていない部分から雨水を流入させることができる。
【0050】
しかし、フィルター21を交換せずに使用し続けると、やがて、目詰まりはフィルター21略全体(流出部21eを除く)に拡がる。ところが、フィルター21の略全体(流出部21eを除く)が目詰まりすると、フィルター21内に雨水を流入させることができなくなる。フィルター21内に流入できない雨水は、流出管12から流出されることなく、バケット3内に溜まっていくこととなる。
【0051】
しかしながら、本フィルター装置10のフィルター21の上端は開口している。そのため、万が一フィルター21の略全体が目詰まりした場合であっても、雨水の水位WLがフィルター21の上端まで達すると、フィルター21の上端の開口からフィルター21内にオーバーフローさせることができる。言い換えると、フィルター21の上端の開口から、雨水をフィルター21の内側にバイパスさせることができる。そして、フィルター21内にバイパスした雨水は、フィルター21の一部であって流出口2bを覆う流出部21eを通過して流出口2bから排出されることとなる。このようにして、本フィルター装置10によれば、万が一フィルター21が目詰まりして雨水を通過させることができなくなった場合であっても、フィルター21上部からフィルター21内に雨水をバイパスさせることにより、雨水を排出することができる。
【0052】
−作用及び効果−
以上説明したように、本実施形態1に係るフィルター装置10によれば、網状体によって形成された筒状のフィルター21と、筒状のフィルター21の下端を塞ぐ底部22bを有する支持部材22とを備えている。そのため、例えば、流入口2aからゴミがフィルターます1内に流入した場合であっても、筒状のフィルター21によってゴミを捕捉し、ゴミが流出口2bから流れ出ることを防止することができる。フィルター21は筒状に形成されているので、設置スペースが限られたます本体2内に設置されているにもかかわらず、十分な表面積を確保することができる。
【0053】
また、本フィルター装置10のフィルター21は、上端が流出口2bの上端よりも上方に配置される。そのため、本フィルター装置10では、フィルター21の表面積を大幅に増加させることができる。これにより、例えば、フィルター21の筒部21aの下側部分が目詰まりして雨水を通さないために雨水の水位が上がっても、上側部分においてゴミを捕捉すると共に雨水を流出口2b側へ流すことが可能となる。これにより、ゴミの最大捕捉量を大幅に増加させることができる。したがって、本フィルター装置10によれば、従来頻繁に行っていたフィルター21のメンテナンスの頻度を下げることができる。
【0054】
ところで、本フィルター装置10のフィルター21は、捕捉したゴミによって、下側から目詰まりを起こすと考えられる。目詰まりは時間の経過に伴って徐々に上側に至り、最後にはフィルター21の略全体(流出部21eを除く)を覆うと考えられる。そして、フィルター21の略全体が目詰まりしてしまった場合、フィルター21の上端が閉塞されていると、流出口2bを塞いでしまうこととなり、雨水を流出口2b側へ流せなくなる。そのため、そのような場合、特に、増水時には、雨水がフィルターます1内から溢れだしてしまうおそれがある。
【0055】
しかしながら、本フィルター装置10の筒状のフィルター21の上端は開口している。そのため、万が一フィルター21の略全体が目詰まりした場合であっても、雨水を筒状のフィルター21の上端の開口部分からフィルター21内部に導くことができ、流出口2bから排出することができる。したがって、本フィルター装置10によれば、フィルター21の略全体に目詰まりが生じた場合であっても、雨水が流出口2bから排出できないためにフィルターます1内から溢れ出ることを防止することができる。
【0056】
また、本フィルター装置10のフィルター21は、流出口2bを覆う流出部21eを有している。そのため、流入口2aからフィルターます1内に流入した雨水は、まず筒状のフィルター21の流出部21e以外の部分を通過してフィルター21内部に入った後、流出部21eを通過して流出口2bに流れ出る。これにより、流入口2aからフィルターます1内に流入した雨水は、流出口2bから排出されるまでの間に、フィルター21を2度通過することとなる。したがって、本フィルター装置10によれば、流出口2bを2重に覆うことになり、ゴミ捕捉能力を向上させることができる。
【0057】
さらに、本フィルター装置10では、フィルター21は支持部材22に着脱自在に形成され、支持部材22は取付部材としての把手6に着脱自在に形成されている。そのため、本フィルター装置10によれば、点検作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0058】
本フィルター装置10では、支持部材22の底部22bは、複数の孔hを有している。このことにより、支持部材22の一部である底部22bにフィルター機能を持たせることができる。これにより、フィルター面積をより拡大することができる。また、支持部材22をこのように形成することにより、底部をフィルター21によって形成しなくてもよいため、フィルター21の形状を簡単化することができる。そのため、フィルター21を容易に形成することができる。また、フィルター21内部にゴミが入った場合、フィルター21を支持部材22から取り外すことにより、底部22b上に溜まったゴミを容易に取り出すことができる。これにより、メンテナンス作業を容易化することもできる。
【0059】
また、本フィルター装置10では、支持部材22の底部22bは、流出口2bの下端よりも下方に配置されている。このことにより、フィルター21内部にゴミが入ってしまった場合であっても、底部22bが流出口2bの下端よりも下方に配置されるため、内部のゴミによって雨水の流れが阻害されることを抑制することができる。
【0060】
また、本実施形態では、筒状のフィルター21は、流出口2bに接続される流出管12の内径と略等しい内径に形成されている。このことにより、筒状のフィルター21内に流入した雨水を円滑に流出管12に導くことができる。そのため、増水時であっても、雨水を流出管12に円滑に排出することができる。したがって、雨水が流出口2bから円滑に排出されないためにフィルターます1内から溢れ出ることを抑制することができる。
【0061】
本フィルターます1は、フィルター装置10を備えている。そのため、雨水に混入したゴミを捕捉することができる。また、フィルター装置10は表面積の大きな筒状のフィルター21を備えているため、従来のものに比べメンテナンスの頻度を低くすることができる。
【0062】
また、本実施形態では、フィルターます1は、把手6を有し、ます本体2に設置される有底筒形体からなるバケット3を備えている。そして、フィルター装置10は、当該バケット3に取り付けられている。そのため、本フィルターます1によれば、バケット3を取り付けることによりフィルター装置10をフィルターます1内に簡単に取り付けることができる。また、バケット3には把手6が設けられている。そのため、バケット3を容易に取り出すことが可能となる。これにより、フィルター21によって捕捉された雨水中のゴミは、バケット3内に堆積することとなるが、バケット3内のゴミを容易に取り除くことができる。
【0063】
また、フィルター装置10はバケット3に取り付けられているため、バケット3を取り出す際に、フィルター装置10も取り出すことができる。これにより、バケット3内のゴミを取り除く際に、フィルター装置10の交換作業や掃除等を行うことができる。したがって、本フィルターます1によれば、メンテナンス作業を容易化することができる。
【0064】
(実施形態2)
図11は本実施形態2に係るフィルター装置10Aを備えたフィルターます1Aの縦断面図である。実施形態2に係るフィルターます1Aは、実施形態1に係るフィルターます1のフィルター装置10を、フィルター装置10Aに変更したものである。ます本体2、バケット3、点検用筒4、蓋5については実施形態1と同様である。そのため、以下ではフィルター装置10Aについてのみ説明し、ます本体2、バケット3、点検用筒4、蓋5については説明を省略する。
【0065】
《フィルター装置10A》
図11に示すように、フィルター装置10Aは、有底筒形状のフィルター21Aと、有底筒形状のフィルター21Aを支持する支持部材22Aとを備えている。
【0066】
図12(a)はフィルター21Aの平面図であり、図12(b)はフィルター21Aの左半分を側面表記し、右半分を端面表記した図である。本実施形態では、図12(a)、(b)に示すように、フィルター21Aは、網状体によって形成されており、円筒形状の筒部21Aaと底部21Abとを有する有底円筒形状に形成されている。フィルター21Aの上端は開口している。また、フィルター21Aの上下方向中央部には、円環状の径止リング21Acが外嵌されている。さらに、フィルター21Aの上端部には、棒状体が直径方向に架け渡されてなる把手21Adが取り付けられている。本実施形態では、フィルター21Aは流出管12(図2、図11参照)の内径と略等しい内径(φ100)となる様に形成されている。また、本実施形態では、フィルター21Aは金属によって形成されている。
【0067】
なお、ここで、有底筒形状のフィルター21Aは、本実施形態のような円筒形状のものに限られない。例えば、断面が多角形の筒状体でもよく、また、断面が長円形状の筒状体であってもよい。また、把手21Adは、本実施形態のものに限られず、いかなるものであってもよい。
【0068】
図13(a)は支持部材22Aの平面図であり、図13(b)は支持部材22Aの縦断面図である。図13(a)、(b)に示すように、支持部材22Aは、有底筒形状のフィルター21A(図11参照)を支持するための胴部22Aaと、胴部22Aaの側面に形成された着脱部22Acとを有している。
【0069】
図13(b)に示すように、胴部22Aaは、有底筒形状のフィルター21Aの外径よりも大きい内径を有する円筒の一部を切り欠いた形状に形成されている。
【0070】
なお、フィルター21Aに外嵌された径止リング21Ac(図12(b)参照)は、その外径が胴部22Aaの内径よりも大きくなる様に形成されている。このような構成により、有底筒形状のフィルター21Aを、上方から胴部22aの内側に下方に向かって挿入すると、径止リング21Acが胴部22Aaの上端部にひっかかり、それ以上フィルター21Aが挿入されない様に規制する。このようにして、フィルター21Aは、支持部材22Aに装着され、支持されることとなる。
【0071】
着脱部22Acは略筒状に形成され、胴部22Aaの側面から側方に突出している。また、着脱部22Acの突出端には、平面視において湾曲し、側面視において方形状のフランジ22Adが形成されている。
【0072】
フランジ22Adは、実施形態1に係るフランジ22dと同様に構成されている。フランジ22Adには、側面視において略円形状の開口部22eが形成されている。開口部22eは、その径がます本体2の流出口2bの径と略等しくなる様に形成されている。また、フランジ22Adの開口部22eの外周には、開口部22eと同心状のパッキン溝22fが形成されている。さらに、フランジ22Adの両側面には上下方向に延びる上下一対の凸型スライドレール22g,22gが形成されている。凸型スライドレール22g,22gは、把手6の支持部6a内面に形成された凹型スライドレール6e,6eと係合可能に形成されている。凸型スライドレール22g,22gと、凹型スライドレール6e,6eとが係合することにより、支持部材22Aはバケット3に固定される。
【0073】
次に、フィルターます1Aにフィルター装置10Aを装着する際の手順について説明する。
【0074】
まず、フィルター21Aを支持部材22Aの胴部22Aaの内側に挿入し、支持部材22Aに取り付ける。このとき、フィルター21Aを、径止リング21Acが胴部22Aaの上端部に当接するまで胴部22Aa内に挿入する。これにより、フィルター21Aは、支持部材22Aに支持されることとなる。
【0075】
次に、フィルター21Aが取り付けられた支持部材22Aをバケット3に取り付ける。具体的には、支持部材22Aのフランジ22Adの凸型スライドレール22g,22gと、バケット3の門形の把手6の凹型スライドレール6e,6eとを係合させる。具体的な手順については実施形態1と同様であるため説明を省略する。
【0076】
そして、フィルター21Aが取り付けられた支持部材22Aをバケット3に取り付けた後、バケット3をフィルターます1Aに取り付ける。具体的な手順については実施形態1と同様であるため説明を省略する。
【0077】
以上のようにして、フィルター装置10Aは、図11に示すように、フィルターます1A内に装着される。このとき、有底筒形状のフィルター21Aは、その上端が流出口2bの上端よりも上方に配置される。また、フィルター21Aの底部21Abは、その下端が流出口2bの下端よりも下方に配置される。なお、本実施形態においても、バケット3に取り付けられた把手6が、支持部材22に支持された筒状のフィルター21を流出口2bに取り付けるための取付部材に該当する。
【0078】
なお、フィルターます1A内でのフィルター装置10Aの作用については、実施形態1に係るフィルター装置10の作用とほぼ同様である。実施形態2に係るフィルター装置10Aは、底部22bが支持部材22の一部として構成されていた実施形態1のフィルター装置10と、底部21Abがフィルター21の一部として構成されている点において異なっている。但し、このように底部が支持部材22に設けられるかフィルター21Aに設けられるかによってその質においては相違しても、それぞれのフィルター装置10,10Aの底部22b,21Abが共にフィルター機能を発するという点において共通していることは言うまでもない。
【0079】
−作用及び効果−
以上説明したように、本実施形態2に係るフィルター装置10Aによっても、例えば、流入口2aからゴミがフィルターます1A内に流入した場合に、有底筒形状のフィルター21Aによってゴミを捕捉し、ゴミが流出口2bから流れ出ることを防止することができる。また、本フィルター装置10Aにおいても、フィルター21Aの表面積を大幅に増加させることができるため、ゴミの最大捕捉量を大幅に増加させることができる。したがって、本フィルター装置10Aによっても、従来頻繁に行っていたフィルター21Aのメンテナンスの頻度を下げることができる。
【0080】
また、本実施形態2に係るフィルター装置10Aおよびそれを備えたフィルターます1Aによっても、実施形態1のフィルター装置10およびそれを備えたフィルターます1Aと同様の効果を奏することができる。
【0081】
なお、本実施形態では、フィルター21Aに径止リング21Ac(図12(b)参照)を外嵌し、径止リング21Acを胴部22Aaの上端部にひっかけることにより、フィルター21Aを支持部材22Aに装着し、支持することとしていた。しかしながら、フィルター21Aに径止リング21Acを設けず、支持部材22Aの胴部22Aaの下端部に内側に向かって突出するフランジ部を設け、当該フランジ部によってフィルター21Aの下端部を支持することとしてもよい。
【0082】
(変形例1)
上記各実施形態では、フィルター21,21Aの上端は開口していた。しかしながら、ここで提案されるフィルターは、図14(a)、(b)に示すように、筒部21a,21Aa、底部21Abの他に、上端を塞ぐ蓋部21f,21Afを備えたものであってもよい。なお、本変形例1では、蓋部21f,21Afは上方に向かって膨らむドーム状に形成されているが、蓋部21f,21Afは平面状に形成されていてもよい。また、筒部21a,21Aaの上端は蓋部21f,21Afによって塞がれている代わりに、筒部21a,21Aaの側面には、開口部21h,21Ahが形成されている。なお、開口部21h,21Ahは、ます本体2に形成された流出口2bよりも上側に位置するように形成されている。
【0083】
このようなフィルター21,21Aを用いた場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。また、フィルター21,21Aの略全体が目詰まりした場合に、開口部21h,21Ahから雨水をフィルター21,21A内部に導き、流出口2bから排出することができる。したがって、このようなフィルター21,21Aを用いたフィルター装置10,10Aによれば、フィルター21,21Aの略全体に目詰まりが生じた場合であっても、雨水が流出口2bから排出できないためにフィルターます1内から溢れ出ることを防止することができる。
【0084】
また、上記フィルター装置10,10Aは蓋部21f,21Afを備えている。そのため、フィルターます1の上端部の開口から枯葉等のゴミが内部に流入した場合に、フィルター21,21Aの内部に当該ゴミが入ることを防止することができる。
【0085】
(変形例2)
図15(a),(b)に示すように、変形例2に係るフィルター装置10,10Aは、変形例1における開口部21h,21Ahを、他の部分よりも目の粗い網状体によって形成された流通部21g,21Agとしたものである。
【0086】
本変形例2に係るフィルター装置10,10Aによれば、他の部分よりも目の粗い流通部21g,21Agは目詰まりし難い。そのため、フィルター21,21Aの略全体が目詰まりした場合であっても、流通部21g,21Agから雨水をフィルター21,21A内部に導くことができる。したがって、このようなフィルター21,21Aを用いたフィルター装置10,10Aによれば、フィルター21,21Aの略全体に目詰まりが生じた場合であっても、雨水が流出口2bから排出できないためにフィルターます1内から溢れ出ることを防止することができる。
【0087】
また、本変形例2に係るフィルター装置10,10Aも、変形例1と同様に蓋部21f,21Afを備えている。そのため、フィルターます1の上端部の開口から枯葉等のゴミが内部に流入した場合に、フィルター21,21Aの内部に当該ゴミが入ることを防止することができる。
【0088】
(変形例3)
図16(a),(b)に示すように、変形例3に係るフィルター装置10Aは、実施形態2および変形例1(図示を省略するが変形例2も同様)のフィルター装置10Aのフィルター21Aに変更を加え、支持部材22Aを用いなくとも流出口2bに取り付け可能としたものである。なお、図16(a)に示すフィルター装置10Aは、実施形態2に係るフィルター装置10Aのフィルター21Aを変形したものであり、図16(b)に示すフィルター装置10Aは、変形例1(図示を省略するが変形例2も同様)に係るフィルター装置10Aのフィルター21Aを変形したものである。
【0089】
変形例3に係るフィルター装置10Aのフィルター21Aの側部には、筒状の差込部21Aiが形成されている。差込部21Aiは、流出口2bに差し込み可能に形成されている。具体的には、その外径が流出管12の内径と略等しくまたは僅かに小さくなる様に形成されている。変形例3に係るフィルター装置10Aによれば、当該差込部21Aiを流出口2bに挿入することにより、フィルター21Aを直接流出口2bに取り付けることができる。
【0090】
このようなフィルター装置10Aによれば、支持部材なしにフィルター21Aを流出口2bに取り付けることができる。そのため、部品点数を削減することができる。また、フィルター21Aを簡単な作業により着脱することができる。これにより、点検作業やメンテナンス作業を容易化することができる。
【0091】
なお、差込部21Aiは単に流出口2bに差し込むことにより固定されるものでもよく、また、係合部等を設けて流出管12等と係合させることによって固定されるものであってもよい。
【0092】
(変形例4)
また、実施形態1、2では、取付部材としての機能を有する把手6が形成されたバケット3を用いてフィルター21,21Aおよび支持部材22,22Aをフィルターます1,1Aに取り付けることとしていた。しかし、図17(a)、(b)に示すように、バケット3を用いずに、フィルターます1,1Aのます本体2に、実施形態1、2における把手6の凹型スライドレール6e,6eと同様の凹型スライドレール26e,26eを形成して取り付けることとしてもよい。
【0093】
具体的には、支持部材22,22Aのフランジ22d,22Adの凸型スライドレール22g,22gと、ます本体2の凹型スライドレール26e,26eとを係合させることにより取り付ける。このような場合であっても、フィルター21,21Aを流出口2bに取り付けることができ、実施形態1、2と同様の効果を奏することができる。なお、図17(a)、(b)では、図示の便宜上、凹型スライドレール26e,26eを、凸型スライドレール22g,22gよりも大きく示しているが、凹型スライドレール26e,26eと凸型スライドレール22g,22gとは係合可能な様に略等しい大きさに形成されているものとする。
【0094】
(変形例5)
図18(a)、(b)に示すように、変形例5に係るフィルター装置10,10Aでは、フィルター21,21Aは比較的目の粗いフィルター21x,21Axと、フィルター21x,21Axよりも目の細かいフィルター21y,21Ayとにより構成されている。フィルター21x,21Axは、フィルター21y,21Ayの上方に形成されている。実施形態1、2に係るフィルター装置10,10Aのフィルター21は、変形例5のようなものであってもよい。なお、フィルター21,21Aは、フィルター21x,21Axが流出口2bの上端よりも上方に位置する様に取り付けられることが好ましい。
【0095】
このようなフィルター装置10,10Aであっても、フィルター21,21Aの表面積を従来のものより大幅に増加させることができる。そのため、例えば、フィルター21,21Aの下側部分のフィルター21y,21Ayが目詰まりして雨水を通さないために雨水の水位が上がっても、上側のフィルター21x,21Axにおいてゴミを捕捉すると共に雨水を流出口2b側へ流すことが可能となる。これにより、ゴミの最大捕捉量を大幅に増加させることができる。したがって、本フィルター装置10,10Aによっても、従来頻繁に行っていたメンテナンスの頻度を下げることができる。
【0096】
なお、図示を省略するが、フィルター21,21Aは、上側のフィルター21x,21Axの上端を塞ぐ蓋部21f,21Af(図14(a)、(b)参照)を備えたものであってもよい。このような場合、目の細かい下方のフィルター21y,21Ayが目詰まりしても、目の粗い上方のフィルター21x,21Axから雨水を流出口2bに向かって流すことができる。そのため、雨水が流出口2bから排出できないためにフィルターます1,1A内から溢れ出ることを防止することができる。
【0097】
(変形例6)
図19に示すように、変形例6に係るフィルター装置10は、エルボ状の筒型に形成されたフィルター21によって構成されたものである。フィルター21は、フィルターます内に立設される胴部21aと、胴部21aの下側部分から横方向に曲がった差し込み部21bとを備えている。フィルター21の胴部21aの上側には、ドーム状の蓋部21fが設けられている。差し込み部21bは、ます本体2の流出口2b(または、ます本体2の流出口2bおよび流出管12)に差し込まれる部分である。差し込み部21bの先端側には、開口21cが形成されている。
【0098】
フィルター21は、金属製の網状体で形成されている。なお、図19では、蓋部21f、胴部21aの一部、および差し込み部21bの一部のみを網状に図示しており、その他の部分については輪郭のみを図示している。
【0099】
本変形例に係るフィルター21も、支持部材を用いなくても、ます本体の流出口2bに取り付けることが可能である。したがって、部品点数を削減することができる。また、フィルター21を簡単な作業で着脱することができる。
【0100】
なお、変形例6に係るフィルター21は、胴部21aと差し込み部21bとを備えていればよく、その具体的形状は上記形状に限定されない。図19に示すフィルター21は、単一の筒状体を中途部分で折り曲げたような形状に形成されているが、フィルター21の形状は他の形状であってもよい。例えば、縦方向に延びる筒状の胴部21aの側面に穴を開け、横方向に延びる筒状の差し込み部21bを上記穴に挿入したような形状であってもよい。
【0101】
なお、上記各実施形態および各変形例において、フィルター21,21Aは金属製であった。しかし、フィルター21,21Aの素材は金属に限定されない。例えば、樹脂等であってもよい。この場合であっても、上記各効果を奏することができることは勿論である。また、フィルターます1,1Aは樹脂製でもよく、コンクリート製のものでもよい。さらに、上述した支持部材22,22Aはあくまでも支持部材の一例であって、その形態に限られない。支持部材22,22Aは、フィルター21,21Aを支持し、取付部材またはフィルターます1,1Aに取り付けられるものであればいかなる形態であってもよい。
【0102】
また、上記各実施形態および各変形例において、フィルターます1,1Aはそれぞれ雨水を集めるものとして説明していた。しかし、フィルター装置10,10Aを備えたフィルターます1,1Aは雨水を集めるものに限られない。例えば、家屋100(図1参照)から排出された雑排水を集水する排水ます103や公共ます107(図1参照)の代わりに、ここで提案されるフィルターます1,1Aを用いてもよい。この場合、フィルターます1,1Aによって雑排水中のゴミを捕捉することができる。そのため、排水管105の詰まり等を抑制することができる。
【0103】
上記各実施形態および各変形例では、フィルター部材として網状体を用いていた。しかし、フィルター部材は、雨水や雑排水を通過させる一方、それらに含まれるゴミを通過させないような部材であればよく、例えば、多孔質体、穴あき板(パンチングメタル等)等の他の部材であってもよい。
【0104】
また、上記各実施形態、変形例1、2、4、および5では、支持部材22,22Aとバケット3とは別体であり、フィルター装置10,10Aの装着の際に、互いに組み立てられるものである。しかし、支持部材22,22Aとバケット3とは、一体的に形成されていてもよい。すなわち、支持部材22,22Aとバケット3とは、単一の部材であってもよい。例えば、支持部材22,22Aとバケット3とは、一体成形されていてもよい。このように支持部材22,22Aとバケット3とを一体的に形成することとすれば、それらを一体的に取り扱うことが可能となり、清掃等の際に支持部材22,22Aをバケット3に取り付ける工程が不要となるので、清掃等の作業がより簡単になる。
【0105】
上記各実施形態では、容器としてバケット3を用いたものであった。しかし、ここで提案される容器は、バスケット等の他の容器であってもよい。すなわち、ここで提案される容器は、ゴミを溜めることができるものであればよく、その一部に孔等が形成されていてもよい。
【0106】
以上のとおり、ここで提案されるフィルター装置は、雨水または雑排水からなる排水を流入させる流入管が接続される流入口と、前記排水を流出させる流出管が接続される流出口とを有するます内に配置されるフィルター装置であって、前記排水を通過させるフィルター部材によって形成され、少なくとも一部が前記流入口と前記流出口との間を仕切るとともに、少なくとも一部が前記ます内に立設される略筒状のフィルター本体部と、前記フィルター本体部の下端を塞ぐ底部と、を備え、前記フィルター本体部の上端は、前記流出口の上端よりも上方に位置しているものである。
【0107】
ここで、「フィルター部材」には、例えば、金属製メッシュや樹脂製メッシュなどの網状体、多孔質体、パンチングメタルなどの穴あき板等が含まれる。「フィルター本体部の下端を塞ぐ」とは、フィルター本体部の下端を水密状態に塞ぐ場合と、排水が通過可能な状態に塞ぐ場合の両方が含まれる。
【0108】
上記フィルター装置によれば、例えば、ゴミが混入した排水(すなわち、雨水または雑排水)が流入口からます内に流入した場合であっても、このゴミはフィルター本体部によって捕捉されるので、流出口から流出することが防止される。上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の少なくとも一部は、略筒状に形成されている。そのため、設置スペースの限られたますの内部に配置されているにもかかわらず、従来技術(椀型のフィルター)に比べて、フィルター本体部の表面積を大きく確保することができる。また、フィルター本体部の少なくとも一部は略筒状に形成されているので、ほぼ全周囲から排水を通過させることができる。そのため、フィルター本体部の一部に目詰まりが生じても、ますの内外を流れる排水の流れを特に阻害することなく、フィルター本体部の他の部分においてゴミを除去することが可能となる。したがって、従来頻繁に行っていたメンテナンスの頻度を少なくすることができる。
【0109】
さらに、上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の上端が流出口の上端よりも上方に配置されている。そのため、長期間の使用によってフィルター本体部の一部に目詰まりが生じたとしても、目詰まり部分はフィルター本体部の下側から上側に移行していくだけであり、フィルター本体部の上側部分に、目詰まりの生じていない部分を確保することができる。このように、上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の少なくとも一部を略筒状に形成してますの内部に立設することとしたので、長期間の使用後であっても目詰まりを生じない部分を確保することができる。したがって、従来頻繁に行っていたメンテナンスの頻度をさらに少なくすることが可能となる。
【0110】
フィルター本体部の上端は開口していることが好ましい。
【0111】
上記フィルター装置のフィルター本体部は、捕捉したゴミによって、下側から目詰まりを起こすと考えられる。目詰まりは時間の経過に伴って徐々に上側に至り、もしも適切にメンテナンスが行われないと、最終的にはフィルター本体部の略全体を覆うと考えられる。そのため、目詰まりが予想以上に早く進行したり、メンテナンスをし忘れてしまったりすると、フィルターの略全体が目詰まりする場合があり、フィルターの上端が閉塞されていると、増水時に排水がますから溢れだしてしまうおそれがある。
【0112】
しかしながら、フィルター本体部の上端が開口していると、万が一フィルター本体部の全体が目詰まりした場合であっても、フィルター本体部の上端の開口部分から排水をフィルター本体部の内側にバイパスさせることができ、当該排水を流出口からますの外部に排出することができる。したがって、上記フィルター装置によれば、万が一フィルター本体部の全体に目詰まりが生じた場合であっても、排水がます内から溢れ出ることを防止することができる。
【0113】
前記フィルター装置は、前記フィルター本体部の上端の開口を塞ぐ蓋部をさらに備え、前記フィルター本体部は、前記ますの流出口よりも上側に開口部または他の部分よりも目の粗い流通部を有していてもよい。
【0114】
ここで、「フィルター本体部の上端の開口を塞ぐ蓋部」は、排水を通過不能なものであってもよく、通過可能なものであってもよい。
【0115】
上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の上端の開口を塞ぐ蓋部を備えているため、設置時またはメンテナンス時等において、ます内に上方から枯葉等のゴミが落下した場合に、そのゴミがフィルター本体部内に入り込むことを防止することができる。また、上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の略全体が目詰まりした場合であっても、排水をフィルター本体部の開口部または流通部からますの流出口へと導くことができる。したがって、上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の略全体に目詰まりが生じた場合であっても、排水がます内から溢れ出ることを防止することができる。
【0116】
前記フィルター本体部の側部の一部は、前記ますの流出口を覆い、前記フィルター本体部の内側から外側に向かって排水を通過させる流出部を形成していることが好ましい。
【0117】
上記フィルター装置によれば、流入口からます内に流入した排水は、まずフィルター本体部の流出部以外の部分を通過してフィルター本体部の外側から内側に入った後、流出部を通過することによってフィルター本体部の内側から外側に移動して、ますの流出口から流れ出る。これにより、排水は、フィルター本体部を2度通過することとなる。したがって、上記フィルター装置によれば、流出口を2重に覆うことになり、ゴミ捕捉能力を向上させることができる。
【0118】
前記フィルター装置は、前記流出口が前記フィルター本体部の一部によって覆われるように前記フィルター本体部を前記ます内に着脱自在に支持する支持部材をさらに備えていてもよい。
【0119】
上記フィルター装置によれば、フィルター本体部は支持部材に着脱自在であるので、点検作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0120】
また、前記フィルター本体部の下端は開放され、前記フィルター装置は、前記底部としてフィルター部材からなる底部を有し、前記フィルター本体部の下端を前記底部で塞ぐとともに前記フィルター本体部を着脱自在に支持する支持部材をさらに備えていてもよい。
【0121】
上記フィルター装置によれば、フィルター本体部は支持部材に着脱自在であるので、点検作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、支持部材の底部はフィルター部材によって形成されているので、フィルター本体部の下端が開放されているにもかかわらず、排水中のゴミがフィルター本体部の下端からフィルター本体部の内側に流入することが防止される。また、上記フィルター装置によれば、フィルター本体部の形状を簡単化することができ、フィルター本体部を比較的容易に形成することができる。また、フィルター本体部の内側にゴミが入った場合、フィルター本体部を支持部材から取り外すことにより、支持部材の底部上に溜まったゴミを容易に取り出すことができる。これにより、メンテナンス作業を容易化することができる。
【0122】
前記フィルター本体部の側部には、前記流出口に差し込み可能な差込部が形成され、前記フィルター本体部は、前記差込部が前記流出口に差し込まれることによって前記ますに取り付けられるものであってもよい。
【0123】
上記フィルター装置によれば、支持部材なしにフィルター本体部を流出口に取り付けることができるため、部品点数を削減することができる。また、差込部を流出口に差し込むという簡単な作業により、フィルター本体部を着脱することができる。これにより、点検作業やメンテナンス作業を容易化することができる。
【0124】
前記フィルター本体部および前記底部は、一体的に形成されたフィルター部材からなるエルボ状の略筒体であり、前記略筒体の一部が前記流出口に差し込まれることによって前記ますに取り付けられるものであってもよい。
【0125】
上記フィルター装置においても、支持部材なしにフィルター本体部を流出口に取り付けることができるため、部品点数を削減することができる。また、差込部を流出口に差し込むという簡単な作業により、フィルター本体部を着脱することができる。これにより、点検作業やメンテナンス作業を容易化することができる。
【0126】
前記底部は、前記流出口の下端よりも下方に位置していることが好ましい。
【0127】
このことにより、フィルター本体部の内側に比重の大きなゴミが入ってしまった場合であっても、そのゴミは流出口よりも下方に溜まるので、流出口を通る排水の流れが阻害されることを抑制することができる。
【0128】
また、フィルターますは、雨水または雑排水からなる排水を流入させる流入管が接続される流入口と、前記排水を流出させる流出管が接続される流出口とが形成され、略有底筒状体に形成されたますと、前記フィルター装置とを備えたものである。
【0129】
上記フィルターますによれば、フィルター装置を備えているため、雨水または雑排水に混入したゴミを捕捉することができる。また、従来のものに比べメンテナンスの頻度を少なくすることができる。
【0130】
前記フィルターますは、有底筒状体からなり、把手を有し、前記ます内に上方から抜き差しされる容器をさらに備え、前記フィルター装置は前記容器に取り付けられていることが好ましい。
【0131】
上記フィルターますによれば、フィルター装置は上記容器に取り付けられているため、上記容器をます内に上方から挿入することによって、フィルター装置をます内に簡単に取り付けることができる。また、上記容器には把手が設けられている。そのため、上記容器を容易に取り出すことが可能となる。これにより、メンテナンス作業の容易化を図ることができる。また、フィルター装置によって除去されて容器内に堆積したゴミを、容器と共にます外に容易に取り出すことができる。
【0132】
また、他のフィルターますは、雨水または雑排水からなる排水を流入させる流入管が接続される流入口と、前記排水を流出させる流出管が接続される流出口とが形成され、略有底筒状体に形成されたますと、前記支持部材を有するフィルター装置と、を備えたフィルターますであって、有底筒状体からなり、把手を有し、前記ます内に上方から抜き差しされる容器をさらに備え、前記支持部材は、前記容器に一体的に形成されているものである。
【0133】
上記フィルターますにおいても、フィルター装置を備えているため、雨水または雑排水に混入したゴミを捕捉することができる。また、従来のものに比べメンテナンスの頻度を少なくすることができる。さらに、支持部材と容器とが一体化されているので、フィルター装置の設置の際に支持部材を容器に取り付ける工程が不要となり、設置作業およびメンテナンス作業が容易になる。
【0134】
以上のように、ここで提案される、ます内に配置されるフィルター装置およびそれを備えたフィルターますに関し、メンテナンスの頻度を少なくすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0135】
以上説明したように、ここで提案される発明は、ます内に配置されるフィルター装置およびそれを備えたフィルターますについて有用である。
【符号の説明】
【0136】
1 フィルターます
1A フィルターます
2 ます本体
2a 流入口
2b 流出口
3 バケット(容器)
6 把手
10 フィルター装置
10A フィルター装置
11 流入管
12 流出管
21 フィルター(フィルター本体部)
21e 流出部
21f 蓋部
21g 流通部
21h 開口部
21A フィルター(フィルター本体部)
21Ab 底部
21Ai 差込部
21Af 蓋部
21Ag 流通部
21Ah 開口部
22 支持部材
22A 支持部材
22b 底部
h 孔部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ます本体と、
フィルターと
を備え、
前記ます本体は、
下部に泥溜部を有し、
前記泥溜部よりも上部に設けられた流入口と、
前記泥溜部よりも上部で、かつ、前記流入口とは別の位置に設けられた流出口と
を備え、
前記フィルターは、
前記ます本体内において、前記流入口と前記流出口とを隔てるように配置され、かつ、前記流出口よりも上方まで延びており、
当該フィルターによって隔てられた前記ます本体の前記流出口側の領域は空洞であり、
当該フィルターの上端は、
前記ます本体内において、前記流出口の上端よりも高い位置で前記流出口側の領域に対して開口しており、
前記フィルターが目詰まりした際に、前記ます本体内において、前記流入口側の領域から前記ます本体の前記流出口側の領域へ、前記フィルターの上端を超えて排水が流出する、
ます。
【請求項2】
請求項1に記載された、ますと、
前記ますの前記流入口に接続される、排水の流入管と、
前記ますの前記流出口に接続される、排水の貯留浸透槽と
を備えた、排水システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−100720(P2013−100720A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−35683(P2013−35683)
【出願日】平成25年2月26日(2013.2.26)
【分割の表示】特願2007−281142(P2007−281142)の分割
【原出願日】平成19年10月30日(2007.10.30)
【出願人】(000000505)アロン化成株式会社 (317)
【Fターム(参考)】