説明

アスファルト混合物の作業性評価試験機

【課題】アスファルト混合物の特性を数値的に表示可能にするアスファルト混合物の作業性評価試験機を提供する。
【解決手段】再生加熱アスファルト混合物またはバージンアスファルト混合物を収納する容器20と、試料の温度を測定する熱電対温度計と、試料を攪拌するパドル40と、パドル40を駆動する駆動源50と、撹拌時にパドル40に加わるトルクを測定するデジタルトルクメータ60と、測定した温度及びトルクを表示すると共に記憶するパソコンとを備え、測定した再生加熱アスファルト混合物の特性を、バージンアスファルト混合物の特性と比較して、再生加熱アスファルト混合物の作業性を評価するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物の作業性評価試験機に関するものであり、詳しくは、アスファルト混合物の特性を数値的に表示可能にして、例えばバージンアスファルト混合物の特性と再生加熱アスファルト混合物の特性とを比較することにより、アスファルト混合物の作業性を評価可能なアスファルト混合物の作業性評価試験機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アスファルト混合物には、大別して、新規に製造したバージンアスファルト混合物と、再生加熱アスファルト混合物とがあり、近年は、再生加熱アスファルト混合物の割合が増加している。この再生加熱アスファルト混合物は、道路工事等によって掘り起こされたアスファルト舗装廃材を加熱再生させたものであって、回収した舗装材を機械的に砕いたり、熱、蒸気などでばらばらに解砕した再生骨材を、バージンアスファルト混合物に所定の比率で混入させて製造している。
【0003】
そして、アスファルト舗装廃材を加熱再生することのできるアスファルト合材製造プラントが、例えば、特許文献1によって知られている。
【0004】
【特許文献1】実開平6−63606号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、再生骨材は、その性状がまちまちであるために、バージンアスファルト混合物に、骨材として所定の比率で混入させたのでは、作業性が大きく変化してしまうことが知られている。
【0006】
そこで、作業性が低下しないように、再生骨材の混入量を調整するが、この調整は、ベテラン作業員の経験と勘に頼っているのが、現状である。
【0007】
一方、再生加熱アスファルト混合物の需要は、省エネ・省資源が叫ばれ、また、原材料が高騰する折り、益々増加することが見込まれている。しかも、ベテラン作業員は、高齢化のため、現場を去り、技術の継承が危ぶまれている。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、アスファルト混合物の特性を数値的に表示可能にするアスファルト混合物の作業性評価試験機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、アスファルト混合物の作業性を評価するための試験機であって、試料としてのアスファルト混合物を収納する容器と、試料の温度を測定する温度測定手段と、試料を攪拌するパドルと、パドルを駆動する駆動源と、撹拌時にパドルに加わる負荷を測定する負荷測定手段と、測定した温度及び負荷を表示すると共に記憶する表示記録手段と、を備え、測定した試料の特性を表示して、当該試料の作業性を評価するようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアスファルト混合物の作用性評価試験機であって、形状の異なるパドルを複数用意し、パドルの形状及び組み合わせを変更して各試料の特性を測定し、各試料の測定結果を比較することにより、当該試料の作業性を評価するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、アスファルト混合物の特性を数値的に表示することが可能である。例えば、バージンアスファルト混合物の特性と、再生加熱アスファルト混合物の特性とを比較評価することができる。そこで、この特性に基づいて、再生骨材の混入量を調整することができ、作業性の優れた再生加熱アスファルト混合物を容易に製造することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明に係るアスファルト混合物の作業性評価試験機の一実施例を図面について説明する。図1は、アスファルト混合物の作業性評価試験機の正面図を表わしている。また、図2は同上の平面図を、図3は同上の右側面図を、それぞれ表わしている。
【0013】
アスファルト混合物の作業性評価試験機1(以下、試験機1と略称することがある)は、可搬性を有しており、作業現場において測定試験を実施可能とするものである。
【0014】
この試験機1は、フレーム10である本体内に、試料であるアスファルト混合物を収容する容器20と、この容器20を本体内で昇降させるための容器昇降装置30とを、備えている。なお、試料としては、例えば、バージンアスファルト混合物、再生加熱アスファルト混合物等がある。
【0015】
容器20は、例えば、ステンレス鋼等、耐食性に優れた材質からなり、5〜10リットル程度の容量を有している。なお、この容器20の形状は、後述するパドル40による撹拌時に滞留部分が生じないように円筒形とするのが好ましい。
【0016】
容器昇降装置30は、本体(フレーム10)の外部に装着したハンドル31を回転させることによって、容器20を本体の内部において昇降させるものである。すなわち、容器20を取り付ける容器取付ベース32を、ガイド杆33に沿って昇降可能に構成し、容器取付ベース32とハンドル31とを歯車機構34によって接続するのである。なお、図2及び図3では、ハンドル31の図示を省略している。
【0017】
そこで、容器昇降装置30のハンドル31を手動で所定方向に回転させると、歯車機構34を介して容器取付ベース32がガイド杆33に案内されて、ハンドル31の回転方向に応じて、容器20が上昇または下降する。勿論、容器20の昇降は、手動ばかりではなく、モータ等によって自動的に昇降するようにしてもよい。
【0018】
パドル40は、後述する駆動源50にカップリング51を介して接続されたものであって、作業員がシャベルで実際に作業する際の感触に近いものが好ましく、単独または複数本を使用する。また、パドル40は、形状の異なるものを複数用意し、組み合わせて使用するとよい。
【0019】
そこで、パドル40の一例を、図4及び図5に示す。先ず、図4に示すパドル40は、平板状の攪拌部41aを備えている。すなわち、中央の円柱部分に、回転軸52を挿着するための挿着口42を備えた取付円筒部43を備え、この取付円筒部43から直径方向に、平板状の攪拌部41aが延出している(以下、このパドル40を平パドル40Aということがある)。また、図5に示すパドル40は、取付円筒部43から直径方向に、断面形状がほゞ正三角形を成す攪拌部41bが延出している(以下、このパドル40を三角パドル40Bということがある)。
【0020】
このようなパドル40を、回転軸52に取り付けるには、取付円筒部43の挿着口42に、回転軸52を先端部分から嵌入し、取付ねじ44によって固定すればよい。なお、取付ねじ44は、図示していないが、取付円筒部43の反対側側面にも設けてあり、直径方向に対向する一対の取付ねじ44で固定するようになっている。
【0021】
そして、このようなパドル40は、単独で使用することも可能であるが、適宜組み合わせて使用するとよい。すなわち、例えば図6に示すように、下段に三角形状のパドル40、すなわち三角パドル40Bを取り付け、適宜な間隔を開けた中段及び上段に、平板状のパドル40、すなわち平パドル40Aをそれぞれ取り付けて、計3枚のパドル40を互いに直交するように配置する。なお、下段に取り付けた三角パドル40Bは、試料を掻き揚げる作用を有している。
【0022】
また、図7に示すパドル40の組み合わせの一例では、3枚の平パドル40Aと1枚の三角パドル40Bとからなる合計4枚のパドル40を、回転軸52に取り付けている。すなわち、最下段に三角パドル40Bを取り付け、上中下段に平パドル40Aをそれぞれ取り付けて、合計4枚のパドル40を互いに直交するように配置している。
【0023】
更に、図8に示すように、2枚の平パドル40Aを直交するように取り付けることもできる。この場合は、試料の深さが浅い場合、すなわち浅皿型の容器20に用いると好適である。なお、いずれの場合も、パドル40の数や間隔、或いは展開角度を、適宜に調整することができる。更に、スクリュー形状のパドルを使用することもできる。
【0024】
一方、前記したパドル40を回転駆動させるための駆動源50は、例えば、200V三相交流を電源とするモータであり、このモータによる回転を、内蔵するリングコーン無段変速機によって減速して出力軸から取り出している。そして、このリングコーン無段変速機の出力軸は、例えば5〜10rpmで回転することになる。なお、リングコーン無段変速機は、フレーム10の上面に固定してある。
【0025】
リングコーン無段変速機は、入力軸(モートル軸)に嵌合された太陽コーンと、この太陽コーンに圧接している複数の遊星コーンとを備えており、太陽コーンの回転で各遊星コーンを伝動回転(自転)させている。各遊星コーンは、他の円錐面をリングの内周面に圧接させて、リングの内周面を自転しながら公転する。そして、リングコーン無段変速機は、この公転速度が遊星コーンホルダにより出力軸に伝達される構成である。
【0026】
駆動源50、言い換えるとリングコーン無段変速機の出力軸は、カップリング51を介して、負荷測定手段を構成している後述のデジタルトルクメータ60の入力軸に連結されている。なお、このデジタルトルクメータ60も、前記リングコーン無段変速機と同様にフレーム10の上面に固定してある。
【0027】
パドル40に加わる負荷を測定するためのデジタルトルクメータ60は、伝達されるトルクに比例して動力伝達軸に発生するねじり角を計測するものである。すなわち、このデジタルトルクメータ60は、動力伝達軸に生じたねじれ角を、当該軸の2箇所に固定した歯車と、その各歯車と対向させて配置した電磁式検出器とにより、前記動力伝達軸とは非接触で二つの交流電圧信号の位相差として取り出し、その位相差を水晶発振器の高精度、高安定なクロックパルスを基準にディジタル処理して測定する伝達トルクの計測器である。
【0028】
そして、このねじれ角の検出法には、動力伝達軸の間にトルク検出器を挿入する方法と、実動軸に検出器をつけて直接検出する方法とがある。トルク検出器の回転中空円筒を検出器付属モータにより回転させ、それと一体の内歯々車を常時回転させているので、軸(外歯々車)が静止していても、外歯々車と内歯々車の間には相対速度が生じている。したがって、内歯々車が歯車ピッチ回転するごとにコイルは磁束の変化を受け、サイン波状の交流電圧を発生するので、静止軸に加えられたトルクも測定できる。
【0029】
一方、デジタルトルクメータ60で測定したトルクを、図示していない表示記録手段によって、数値的に可視表示すると共に記録する。この表示記録手段は、この実施例においてはパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと言う。)によって構成してある。そして、このパソコンと前記したデジタルトルクメータ60等とを、適宜なインターフェースを介して接続する。
【0030】
更に、前記したデジタルトルクメータ60の負荷軸には、カップリング53を介して、ギヤボックス70に連結する。このギヤボックス70は、軸による回転の伝達方向を転換する装置であって、互いに直交する軸を備える。すなわち、水平方向の軸と、垂直方向の軸とを有している。そして、ギヤボックス70の垂直方向の軸には、前記したパドル40を取り付けた回転軸52を連結するのである。なお、このギヤボックス70も前記フレーム10上に固定されている。また、水平方向の軸と垂直方向の軸とは、等速で回転するように構成してもよいし、減速するように構成してもよい。
【0031】
一方、容器20には、試料の温度を計る温度測定手段(図示せず)を設け、前記した表示記録手段であるパソコンに、経過時間に応じて、測定した温度を可視表示すると共に記録する。この温度測定手段は、例えば熱電対温度計等を、試料中に挿入して直接測定する。測定位置は、試料の上段、中段、下段等、複数箇所で測定するとよい。なお、測定位置は、パドル40の回転を阻害しない位置とするのがよいが、測定時にはパドル40の回転を止めて測定するようにしてもよい。
【0032】
なお、図示した実施例では、試料を投入した容器20に、パドル40を挿入するために、容器20を容器昇降装置30によって持ち上げているが、パドル40の挿入し際して、容器20をフレーム10に載置しておき、パドル40を固定した回転軸52を上下させるように構成することもできる。
【0033】
次に、前記のように構成したアスファルト混合物の作業性評価試験機1の使用法を説明する。先ず、容器20に、試料としての加熱再生アスファルト混合物を投入し、容器20を試験機1にセットする。そして、ハンドル31を廻して容器20を上昇させてパドル40が試料中に没するようにする。
【0034】
そこで、駆動源50であるモータをオンすると、リングコーン無段変速機及びギヤボックス70により回転が伝達されてパドル40が、例えば5〜10rpm程度で回転する。なお、回転数は、リングコーン無段変速機のリングの位置によって調整する。
【0035】
パドル40が回転する際に、このパドル40には試料による抵抗が加わる。そこで、この抵抗、言い換えると「返り」を、軸に加わるトルクとして、デジタルトルクメータ60によって測定し、パソコンに可視表示すると共に記録するのである。
【0036】
なお、測定はパドル40の回転時に行なわれる。そこで、パドル40を回転させておけば連続的にトルクの変化を計測・記録することができるが、パドル40を連続的に回転させておくと、容器20内の試料が攪拌され、骨材の沈降が早まることがある。そして、骨材が沈降してしまうと、試料の上層と下層とでは骨材の分布が異なり、実際にパドル40に加わる抵抗が相違している。このため、軸において測定したトルクに誤差が生じる虞れがある。そこで、パドル40の回転、言い換えるとトルクの測定は、適宜間隔をおいて行ない、骨材が容器20内に均一に分布した状態で測定するようにするとよい。
【0037】
そして、時間が経過し、試料の温度が低下するときに、適宜間隔で、温度及びトルクを測定して記録したものが、図9及び図10に示す作業性評価試験結果のグラフである。すなわち、下記のような条件で、トルク及び温度を測定した。
【0038】
<測定1>
パドル配置1:上段=平パドル40A、中段=平パドル40A、下段=三角パドル40B(図6に示す配置)
試料1:再生加熱アスファルト混合物(再生密粒13、R率75%)
対照1:バージンアスファルト混合物(バージン密粒13)
この測定1の結果を、図9に示す。
なお、R率は、リサイクル率であって、再生骨材の重量パーセントである。
【0039】
<測定2>
パドル配置2:上段=平パドル40A、中段=平パドル40A、下段=平パドル40A、最下段=三角パドル40B(図7に示す配置)
試料2:再生加熱アスファルト混合物(再生密粒13、R率55%)
対照2:バージンアスファルト混合物(バージン密粒13)
この測定2の結果を、図10に示す。
【0040】
測定の結果、両図から明らかなように、再生加熱アスファルト混合物は、バージンアスファルト混合物に比べて、温度低下に伴うトルクの増加が大きい傾向が見られる。すなわち、温度低下が少ない範囲では、作業性が大きく低下することがない。言い換えると、温度が低下しないうちに作業すれば、作業性を損なうことが少ない。
【0041】
一方、再生密粒を変更し、或いはリサイクル率を増減することによって、再生加熱アスファルト混合物の特性をバージンアスファルト混合物の特性に近づけることも可能である。すなわち、再生密粒やリサイクル率の調整によって、バージンアスファルト混合物とほゞ同様な作業性を備える再生加熱アスファルト混合物を得ることも可能である。
【0042】
ところで、パドルを追加すると、すなわちパドルの面積が大きくなると、より大きな抵抗を受けることになって、回転軸にはより大きなトルクが加わることになる。したがって、広範囲なトルク域において測定することになり、より正確な測定が可能になる。
【0043】
本発明に係るアスファルト混合物の作業性評価試験機によれば、様々なアスファルト混合物の特性を測定し可視表示することができる。一方、バージンアスファルト混合物が、最も作業性に優れるとは限らない。そこで、作業性に優れたアスファルト混合物を、この試験機に掛けて特性を測定し、この特性に近い再生加熱アスファルト混合物を調製すれば、作業性に優れた再生アスファルト混合物を容易に得ることができる。
【0044】
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は前記した各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。例えば、駆動源の減速にはリングコーン無段変速機ばかりではなく、他の構造の変速機を用いてもよい。また、表示記録手段として専用のモニタ及びレコーダを使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】アスファルト混合物の作業性評価試験機の一実施例を示す正面図である。
【図2】アスファルト混合物の作業性評価試験機の一実施例を示す平面図である。
【図3】アスファルト混合物の作業性評価試験機の一実施例を示す右側面図である。
【図4】パドル形状の一例を示す斜視図である。
【図5】パドル形状の他の一例を示す斜視図である。
【図6】パドルの組み合わせの一例を示す斜視図である。
【図7】パドルの組み合わせの他の一例を示す斜視図である。
【図8】パドルの組み合わせの更に他の一例を示す斜視図である。
【図9】作業性評価試験結果を示すグラフである。
【図10】他の作業性評価試験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
【0046】
1 作業性評価試験機
10 フレーム
20 容器
30 容器昇降装置
31 ハンドル
32 容器取付ベース
33 ガイド杆
34 歯車機構
40 パドル
40A 平パドル
40B 三角パドル
41a 攪拌部
41b 攪拌部
42 挿着口
43 取付円筒部
44 取付ねじ
50 駆動源
51 カップリング
52 回転軸
53 カップリング
60 デジタルトルクメータ
70 ギヤボックス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスファルト混合物の作業性を評価するための試験機であって、
試料としてのアスファルト混合物を収納する容器と、試料の温度を測定する温度測定手段と、試料を攪拌するパドルと、パドルを駆動する駆動源と、撹拌時にパドルに加わる負荷を測定する負荷測定手段と、測定した温度及び負荷を表示すると共に記憶する表示記録手段と、を備え、
測定した試料の特性を表示して、当該試料の作業性を評価するようにしたことを特徴とするアスファルト混合物の作業性評価試験機。
【請求項2】
形状の異なるパドルを複数用意し、パドルの形状及び組み合わせを変更して各試料の特性を測定し、各試料の測定結果を比較することにより、当該試料の作業性を評価するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のアスファルト混合物の作業性評価試験機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−156735(P2009−156735A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−335977(P2007−335977)
【出願日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(000201515)前田道路株式会社 (61)