説明

アンテナ装置

【課題】コンパクトでアンテナの特性が低下しないアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置100は、所定の第1周波数帯に含まれる第1周波数f1の波長に応じて設定された円周L1からなる円環形状の第1エレメント11と、当該第1エレメント11の外周縁部に付設され、第1エレメント11の軸方向に直交する面を水平方向に一致させて第1エレメント11を支持する支持部12と、を有する第1アンテナ10と、第1エレメント11の径方向内側に配設され、第1周波数帯と異なる第2周波数帯に含まれる第2周波数f2の信号を送信又は/及び受信する第2エレメント21を有する第2アンテナ20と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の周波数帯において信号の送信又は/及び受信が可能なアンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車載用通信システムの多様化により、車両には複数のアンテナが備えられる。このような複数のアンテナは、搭載性や美観性の観点から統合して配置されることが考えられる。この種のアンテナとして、下記に出典を示す特許文献1及び2に記載のものがある。
【0003】
特許文献1に記載の複号アンテナは、2以上のアンテナを備えて構成される。このうちの1つのアンテナは地板の中心から所定の距離だけ車室の前方又は後方の一方にオフセットして配設され、他の1つのアンテナは地板の中心から所定の距離だけ車室の前方又は後方の他方にオフセットして配設される。また、特許文献2に記載の統合アンテナは、第1アンテナと第2アンテナとグランド板とを備えて構成される。グランド板は少なくとも一部が第2アンテナに挿入して配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−124577号公報
【特許文献2】特開2005−260567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術は、地板の中心に対して2つのアンテナを夫々他方向にオフセットして配設するのでサイズが大きくなる。したがって、美観を損ねてしまう。また、特許文献2に記載の技術は、第2アンテナがグランド板の下に突出して構成されているので、統合アンテナ全体の高さが高くなってしまう。更には、例えば車両のボディや平板状の部位に配設するとアンテナの特性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、コンパクトでアンテナの特性が低下しないアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明に係るアンテナ装置の特徴構成は、
所定の第1周波数帯に含まれる第1周波数の波長に応じて設定された円周からなる円環形状の第1エレメントと、前記第1エレメントの外周縁部に付設され、前記第1エレメントの軸方向に直交する面を水平方向に一致させて前記第1エレメントを支持する支持部と、を有する第1アンテナと、
前記第1エレメントの径方向内側に配設され、前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に含まれる第2周波数の信号を送信又は/及び受信する第2エレメントを有する第2アンテナと、
を備えている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、第1エレメントの径方向内側の電界強度は小さいので、第1エレメントの径方向内側に配置される第2アンテナに対する影響を低減できる。このため、第1アンテナと第2アンテナとのアイソレーションを確保することができるので、単一のアンテナ装置により、第1周波数帯の信号及び第2周波数帯の信号を感度良く送信又は/及び受信することが可能となる。また、第2アンテナを、従来空きスペースであった第1アンテナの径方向内側に配置するので、第1アンテナのサイズでアンテナ装置を実現できる。したがって、高さが高くなることなくコンパクトにアンテナ装置を実現することが可能となる。
【0009】
また、前記第1エレメントは、外周面が鉛直方向と平行に配設されてあると好適である。
【0010】
このような構成とすれば、第1アンテナにより第1エレメントの径方向、すなわち水平方向に沿って伝搬する信号を送信又は/及び受信することが可能となる。
【0011】
また、前記第2エレメントは、放射導体面が前記第1エレメントの軸方向に直交する面と平行に配設されてあると好適である。
【0012】
このような構成とすれば、第2アンテナにより第1エレメントの軸方向、すなわちアンテナ装置の上方から伝搬する信号を送信又は/及び受信することが可能となる。
【0013】
また、前記第1エレメントは、円筒状に形成されていると好適である。
【0014】
このような構成とすれば、帯状の導電体を丸めるだけで第1エレメントを形成することが可能となる。したがって、簡素な構造で構成できるので製造コストを低減できる。また、円筒状に構成されるので、機械強度も強くすることができる。
【0015】
また、前記支持部は、地板から垂直に立設して配設されてあると好適である。
【0016】
このような構成とすれば、第1エレメントが水平方向に配置されているので、地板から第1エレメントまでの距離を最短で繋ぐことができる。したがって、材料コストを低減できる。
【0017】
また、前記第1アンテナは、車車間通信及び路車間通信の少なくとも一方の信号を送信又は/及び受信し、前記第2アンテナは、航法衛星からの航法信号を受信すると好適である。
【0018】
このような構成とすれば、車車間通信及び路車間通信の少なくとも一方の信号と、航法衛星からの航法信号とを受信可能なアンテナ装置をコンパクトに構成することができる。したがって、配設場所の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】アンテナ装置の概念を模式的に示した図である。
【図2】第1アンテナの構成を模式的に示した図である。
【図3】第2アンテナの構成を模式的に示した図である。
【図4】アンテナ装置を自動車に搭載した例を示した図である。
【図5】その他の実施形態に係る第1エレメントを模式的に示した図である。
【図6】その他の実施形態に係る第1アンテナを模式的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
1.アンテナ装置の構成
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るアンテナ装置100の概念を模式的に示した図である。本アンテナ装置100は、複数の周波数帯の信号を送信又は/及び受信する機能を備えている。本実施形態では、複数の周波数帯が所定の第1周波数f1を含む第1周波数帯と、第1周波数f1と異なる第2周波数f2を含む第2周波数帯との2つの周波数帯であるとして説明する(図1(a)参照)。ここで、f1は700MHz帯の周波数であり、f2は1.5GHz帯の周波数であるとして説明する。
【0021】
図1(b)に示されるように、アンテナ装置100は、第1アンテナ10と第2アンテナ20とを備えて構成される。第1アンテナ10は、図1(c)に示されるように、円環形状の第1エレメント11を有して構成される。第1エレメント11は、円環形状の円周が上述の第1周波数f1の波長に応じて設定された円周L1を有する円環形状で構成される。これにより、第1アンテナ10を用いて第1周波数f1を含む所定の第1周波数帯の信号を送信又は/及び受信することが可能となる。
【0022】
ここで、本実施形態では、第1周波数f1は700MHz帯の周波数であるとして説明している。例えば第1周波数f1を700MHzとすると、波長λは43cm程度となる。よって、円周L1がλ/2の22cm程度となるように第1エレメント11の円環形状を構成すると良い。ただし、第1エレメント11は地板30と容量結合するため、円周L1は上述した数値より短縮される。
【0023】
このような第1エレメント11を用いて取得した第1アンテナ10の定在波比特性が図1(c)に示される。図1(c)では、縦軸を定在波比(VSWR)とし、横軸を周波数で正規化(f/f1)した値としている。図1(c)に示されるように、第1アンテナ10によれば、第1周波数f1の信号の送信又は/及び受信に適していることが理解される。
【0024】
一方、図1(d)に示されるように、第2アンテナ20は第2エレメント21を有する。第2エレメント21は、第1周波数帯と異なる第2周波数帯に含まれる第2周波数f2の波長に応じて設定された長さL2を有して構成される。第2エレメント21は、図1(d)では一辺の長さがL2の正方形で示しているが、他の形状で構成することも当然に可能である。
【0025】
ここで、本実施形態では、第2周波数f2は1.5GHz帯の周波数であるとして説明している。例えば第2周波数を1.5GHzとすると、波長λは20cm程度となる。ここで、λ/4に基づき長さL2を設定すると、L2を5cm程度とすることができる。したがって、第2エレメント21をコンパクトに形成することができる。ただし、第2エレメント21は誘電体24を介して地板30と容量結合するため、L2は上述した数値より短縮される。
【0026】
このような第2エレメント21を用いて取得した第2アンテナ20の定在波比特性が図1(d)に示される。図1(d)では、縦軸を定在波比(VSWR)とし、横軸を周波数で正規化(f/f2)した値としている。図1(d)に示されるように、第2アンテナ20によれば、第2周波数f2の信号の送信又は/及び受信に適していることが理解される。
【0027】
このように第1アンテナ10は円周L1を電気長とする第1エレメント11を有して構成され、第2アンテナ20は長さL2を電気長とする第2エレメント21を有して構成される。これにより、アンテナ装置100は、L1及びL2に基づく2つの周波数帯の信号の送信又は/及び受信を行うことが可能となる。
【0028】
また、第2アンテナ20は、第1エレメント11の径方向内側に配設される。これにより、アンテナ装置100をコンパクトに構成することが可能となる。また、第2アンテナ20の高さは、第2アンテナ20が第1エレメント11の上端から突出しないようにすると好適である。このように構成すると、アンテナ装置100の高さが第1エレメント11の高さ以下に設定することができるので、高さを低くして構成することが可能となる。
【0029】
2.第1アンテナの構成
次に、第1アンテナ10について説明する。図2(a)は第1アンテナ10の構成を模式的に示した図であり、図2(b)は第1エレメント11の電界分布を示した図である。図2(a)に示されるように、第1アンテナ10は、第1エレメント11と支持部12とを有して構成される。第1エレメント11は、上述のように所定の第1周波数帯に含まれる第1周波数f1の波長に応じて設定された円周L1からなる円環形状で構成される。
【0030】
本実施形態では、第1エレメント11は、円筒状に形成される。このような第1エレメント11は、長さがL1の導体(例えば銅製の薄板)を円筒状に丸め、周方向の端部を例えば半田で接合して構成することが可能である。なお、このような円筒状の第1エレメント11は、電気長が円周L1で設定されるので、軸方向の長さには依存しない。よって、第1エレメント11の軸方向長さを短く設定することが可能である。これにより、第1エレメント11の高さを低く抑えることができる。即ち第1エレメント11を低背で構成することができる。また、第1エレメント11の電気長は、円筒状の外周で設定されるので、上記導体の厚さは薄くて良い。したがって、第1エレメント11を軽く構成することができると共に、材料コストを低減できる。
【0031】
また、第1エレメント11は線材31を介して給電される。線材31には、送信する信号、または受信した信号を伝達する同軸ケーブル13の芯線13Aが接続される。なお、同軸ケーブル13の外導体13Bは、地板30に接続される。地板30は、例えば銅板からなりアンテナにおけるグランド面とされる。
【0032】
支持部12は、第1エレメント11の外周縁部に付設され、第1エレメント11を支持する。また、支持部12は、地板30と接地する。外周縁部とは、円筒状の径方向外側端の軸方向端である。支持部12は、第1エレメント11と同様に、導体で構成する。支持部12は第1エレメント11を地板30に対して支持するので所定の強度を有する部材で構成される。支持部12は、第1エレメント11の軸方向に直交する面を水平方向に一致させて第1エレメント11を支持する。軸方向に直交する面とは、円筒状の第1エレメント11を円柱状に輪切りにした状態の面である。支持部12は、この面を水平方向に一致して支持する。
【0033】
また、本実施形態では、支持部12は地板30から垂直に立設して配設される。これにより、第1エレメント11は、支持部12が付設されていない部分が、地板30から浮いた状態とされる。更に、第1エレメント11は、外周面が鉛直方向と平行に配設される。これにより、第1アンテナ10は、第1エレメント11の径方向に沿って伝搬する信号を送信又は/及び受信することが可能となる。
【0034】
図2(b)には、第1アンテナ10の電界分布が示される。図2(b)に示されるように、第1エレメント11の径方向外側に電界が広がっていることが理解できる。一方、第1エレメント11の径方向内側の電界は逆位相となるので打ち消し合う。このため、径方向内側の電界強度は径方向外側に比べて弱くなっている。更に、径方向中央部は、略電界が生じていない。このような事実は、本願発明者により新たに見いだされた。なお、図2(b)では、等高線と同様に所定の強度毎に区分けしているが、実際には境界は滑らかになる。
【0035】
3.第2アンテナの構成
次に、第2アンテナ20について説明する。図3(a)は第2アンテナ20の構成を模式的に示した図である。本実施形態に係る第2アンテナ20は図3(a)に示されるような四角柱状に構成される。また、第2アンテナ20には第2エレメント21により送信する信号、或いは受信した信号を伝達するケーブル23が導出される。ケーブル23は同軸ケーブルで構成される。
【0036】
図3(b)は、第2アンテナ20の側面図である。第2エレメント21は四角形の導電性の薄板で構成される。その略中央部には、給電点25が設けられる。また、第2エレメント21は、四角柱状の誘電体24の上面に載置される。ケーブル23から給電点25へは誘電体24の中を絶縁して接続される。もちろん、誘電体24の外側にケーブル23を沿わせて接続することも可能である。
【0037】
また、図示はしないが、第2エレメント21による電界分布は当該第2エレメント21に直交する方向に強くなるように構成されている。ここで、第2アンテナ20は、第1エレメント11の径方向内側に設けられる。第2アンテナ20は、放射導体面が第1エレメント11の軸方向に直交する面と平行に配設される。放射導体面とは、上述の四角形の表面である。ここで、第1エレメント11は軸方向に直交する面が水平に配置される。このため、第2エレメント21は、水平方向に沿って配置される。したがって、第2アンテナ20は、第1エレメント11の軸方向に沿って伝搬する信号を送信又は/及び受信することが可能となる。
【0038】
図4には、本アンテナ装置100を車両50に搭載した場合の例が示される。図4に示されるように、アンテナ装置100は、車内のダッシュボード等に配設すると好適である。ここで、車車間通信や路車間通信の信号は、車両50の前後左右方向から伝搬する。また、航法衛星からの航法信号は、車両50の上方から伝搬する。このため、第1エレメント11の電気長を車車間通信及び路車間通信の少なくとも何れか一方の周波数に応じて設定し、第2エレメント21の電気長を航法衛星との通信の周波数に応じて設定すると好適である。これにより、第1アンテナ10で、車車間通信及び路車間通信の少なくとも一方の信号を送信又は/及び受信し、第2アンテナ20で、航法衛星からの航法信号を受信することが可能となる。
【0039】
このように本アンテナ装置100によれば、第1エレメント11の径方向内側の電界強度は小さいので、第1エレメント11の径方向内側に配置される第2アンテナ20に対する影響を低減できる。このため、第1アンテナ10と第2アンテナ20とのアイソレーションを確保することができるので、単一のアンテナ装置100により、第1周波数帯の信号及び第2周波数帯の信号を感度良く送信又は/及び受信することが可能となる。また、第2アンテナ20を、従来空きスペースであった第1アンテナ10の径方向内側に配置するので、第1アンテナ10のサイズでアンテナ装置100を実現できる。したがって、高さが高くなることなく(低背で)コンパクトにアンテナ装置100を実現することが可能となる。
【0040】
4.その他の実施形態
上記実施形態では、第1エレメント11が円筒状に形成されているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示されるように、第1エレメント11を円板状に構成することも当然に可能である。このような構成であっても、第1エレメント11の径方向外側に電界分布を形成することができる。したがって、第1エレメント11の径方向に沿って伝搬する信号を送信又は/及び受信することが可能である。また、第1エレメント11の径方向内側の電界を弱くすることができるので、第2アンテナ20を第1エレメント11の径方向内側に配設することが可能となる。
【0041】
上記実施形態では、支持部12が地板30から垂直に立設して配設されてあるとして説明した。このような形態が、図6(a)に示される。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、図6(b)に示されるように、第1エレメント11の径方向が水平方向と一致して支持できれば、支持部12が地板30から垂直に立設している必要は無い。
【0042】
上記実施形態では、第1周波数f1は700MHz帯の周波数であり、第2周波数f2は1.5GHz帯の周波数であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第1周波数f1及び第2周波数f2を夫々他の周波数で設定することも当然に可能である。また、車車間通信や路車間通信用の周波数が変更された場合には、当該変更された周波数に合わせて適宜、第1エレメント11の円周L1を変更することが可能である。更には、第1周波数f1を第2周波数f2よりも高い周波数で設定することも当然に可能である。
【0043】
上記実施形態では、第2アンテナ20の高さは、第2アンテナ20が第1エレメント11の上端から突出しないようにすると好適であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第2アンテナ20の高さは、第2アンテナ20が第1エレメント11の上端から突出して構成することも当然に可能である。
【0044】
上記実施形態では、第1アンテナ10及び第2アンテナ20が、夫々第1周波数帯の信号及び第2周波数帯の信号を送信又は/及び受信するとして説明した。この「送信又は/及び受信」とは、「送信及び受信の少なくとも一方」を示すものである。すなわち、第1アンテナ10及び第2アンテナ20の夫々は、送信のみ行うように構成することも可能であるし、受信のみを行うように構成することも可能である。更には、送信と受信とを行うように構成することも可能である。もちろん、第1アンテナ10と第2アンテナ20とを、互いに異なる態様で設定することも可能である。
【0045】
上記実施形態では、第1エレメント11は空気中への配置としたが、第1エレメント11を樹脂で充填して配置しても良い。このように構成することで、波長短縮効果により小型化することが可能になる。
【0046】
上記実施形態では、第1エレメント11は線材31を介して同軸ケーブル13と接続されるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。同軸ケーブル13の芯線13Aを、第1エレメント11と直接、接続して構成することも当然に可能である。
【0047】
本発明は、複数の周波数帯において信号の送信又は/及び受信が可能なアンテナ装置に用いることが可能である。
【符号の説明】
【0048】
10:第1アンテナ
11:第1エレメント
12:支持部
20:第2アンテナ
21:第2エレメント
100:アンテナ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の第1周波数帯に含まれる第1周波数の波長に応じて設定された円周からなる円環形状の第1エレメントと、前記第1エレメントの外周縁部に付設され、前記第1エレメントの軸方向に直交する面を水平方向に一致させて前記第1エレメントを支持する支持部と、を有する第1アンテナと、
前記第1エレメントの径方向内側に配設され、前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に含まれる第2周波数の信号を送信又は/及び受信する第2エレメントを有する第2アンテナと、
を備えるアンテナ装置。
【請求項2】
前記第1エレメントは、外周面が鉛直方向と平行に配設されてある請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第2エレメントは、放射導体面が前記第1エレメントの軸方向に直交する面と平行に配設されてある請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記第1エレメントは、円筒状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記支持部は、地板から垂直に立設して配設されてある請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記第1アンテナは、車車間通信及び路車間通信の少なくとも一方の信号を送信又は/及び受信し、
前記第2アンテナは、航法衛星からの航法信号を受信する請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−98786(P2013−98786A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240416(P2011−240416)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】