説明

オイルミスト処理システム

【課題】作業空間内の空調とオイルミストの除去を効率よく行えるオイルミスト処理システムを提供する。
【解決手段】作業空間10内に、工作機械などのオイルミスト発生源11を設置したオイルミスト発生ゾーン13を形成し、そのオイルミスト発生ゾーン13を置換空調し、置換空調で、オイルミスト発生ゾーン13で発生したオイルミストを熱上昇流と共に、作業空間10の上部の天井ゾーン16に移送し、その天井ゾーン16内の高濃度のオイルミストを外部に排気すると共に天井ゾーン16に外気を導入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械加工工場内などの作業空間内を空調しつつ作業空間内で発生するオイルミストを排気処理するオイルミスト処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
NC旋盤、研削盤、マシニングセンタなど工作機械は、鉱油などの切削油を、加工工具と被削材との加工部分に供給するため、大量のオイルミストが発生する。工作機械には個別に小型のミストコレクタを接続して工作機械から発生するオイルミストを除去しているが、オイルミストコレクタの除去率は、概ね90%以上であるもののオイルミストを完全に除去することは不可能である。
【0003】
オイルミストのMMAD(空気力学的直径)粒径分布は、0.1〜1.0μmの粒径が約80%で、捕集しやすい1〜10μmの粒径のミストは約20%以下である。このオイルミストを、市販されている除去率90%以上のオイルミストコレクタで除去しても、1〜10μmの粒径のミストは、90%以上の除去率で除去できても、0.1〜1μmの粒径のミストは、90%以下の除去率となる。
【0004】
このため除去しきれない0.1〜1μmと粒径の小さなオイルミストが、作業空間に浮遊滞留してしまう問題がある。
【0005】
機械加工工場等の作業空間内において発生するオイルミストに関する法規制は、現在制定されていないが、日本産業衛生学会が発表しているミスト許容濃度に関する勧告値では、オイルミスト濃度が3mg/m3以下であれば、作業空間内で労働者がオイルミストに暴露されても健康上の悪影響はないとしている。
【0006】
また自動車業界等の一般指標としての作業空間のミスト濃度と視界状態の関係は、オイルミスト濃度(mg/m3)と視界状態が、0.2mg/m3では、かすみといった顕著な現象は確認できない、0.5mg/m3では、うっすらとかすむ、1.0mg/m3では曇っていることが判る、2.0mg/m3では視界が悪いとされている。
【0007】
そこで、従来、工場内の作業空間全体を空気調和機で空調しながら作業空間の換気量を増加させ、同時に作業空間内に天吊り型や床置き型のミストコレクタを設置、或いはオイルミスト除去機能を備えた空気調和機を設置してオイルミストを除去するようにしている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−183807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、作業空間に浮遊滞留するオイルミストは、粒径0.1〜1μmのミストであり、フィルタタイプのミストコレクタやフィルタ機能付き空気調和機を用いたのでは、オイルミストの除去よりも、オイルミストを作業空間全体に拡散させてしまう問題があると共にオイルミストが空気調和機の内部に付着するため、その清掃も頻繁に行う必要がある。
【0010】
空気調和機に高性能フィルタを用いてオイルミストを除去することはできるが、高価なフィルタを頻繁に交換しなければならない。また電気集塵型のオイルミストコレクタで除去すれば、小粒径のオイルミストを効率よく除去できるものの、電気集塵型では、コストがかかると共にメンテナンスを頻繁に行わなければならない問題がある。
【0011】
そこで、外気を大量に導入し、これを空調して作業空間に供給し、外気導入量に応じて換気量を多くすれば、作業空間内のオイルミストの濃度は下げられるものの空調負荷(動力エネルギー)が増える問題がある。
【0012】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、作業空間内の空調とオイルミストの除去を効率よく行えるオイルミスト処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、作業空間内に、工作機械などのオイルミスト発生源を設置したオイルミスト発生ゾーンを形成し、そのオイルミスト発生ゾーンを置換空調し、置換空調で、オイルミスト発生ゾーンで発生したオイルミストを熱上昇流と共に、作業空間の上部の天井ゾーンに移送し、その天井ゾーン内の高濃度のオイルミストを外部に排気すると共に天井ゾーンに外気を導入することを特徴とするオイルミスト処理システムである。
【0014】
請求項2の発明は、上記オイルミスト発生ゾーンと天井ゾーン間に吸込ダクトを配置し、その吸込ダクトからオイルミストを含む空気を吸引すると共にミストエリミネータに導入してオイルミストを除去し、その除去後の空気を空気調和機に導入して空調すると共にその空調空気を上記作業空間の下部に循環する請求項1記載のオイルミスト処理システムである。
【0015】
請求項3の発明は、作業空間内に、上記オイルミスト発生ゾーンに隣接して作業エリアを形成すると共にその作業エリアに空気調和機を設置し、空気調和機からの空調空気を上記オイルミスト発生ゾーンの下部に供給してオイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項2記載のオイルミスト処理システムである。
【0016】
請求項4の発明は、上記吸込ダクトの下方の作業エリアに吹出ダクトが設置され、上記空気調和機からの空調空気を上記吹出ダクトから下向きに吹き出してオイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システムである。
【0017】
請求項5の発明は、空気調和機から空調空気を上記オイルミスト発生ゾーンの下部に向けて吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システムである。
【0018】
請求項6の発明は、上記作業エリアに中空の作業通路台が設置されると共にその作業通路台が空気調和機に接続され、その作業通路台に形成した吹出口から上記オイルミスト発生ゾーンに空調空気を吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システムである。
【0019】
請求項7の発明は、空気調和機の空調空気の吹出ダクトが誘引ユニットに接続され、その誘引ユニットで、作業エリアの空気を誘引しつつ、これをオイルミスト発生ゾーンに吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システムである。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、工作機械などのオイルミスト発生源を設置したオイルミスト発生ゾーンを置換空調することで、オイルミスト発生ゾーンで発生するオイルミストを熱上昇流と共に天井ゾーンに移送し、これを外部に排気することで、作業空間の空調を行いつつ作業空間へのオイルミストの拡散を防止できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明のオイルミスト処理システムの一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図3の実施の形態において、吹出部の変形例を示す右側面図である。
【図5】図3の実施の形態において、吹出部の他の変形例を示す右側面図である。
【図6】図3の実施の形態において、吹出部のさらに他の変形例を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0023】
図1〜図3において、10は、機械加工を行う工場などの作業空間で、作業空間10内には工作機械等のオイルミスト発生源11が複数台設置される。オイルミスト発生源11の上部には、オイルミスト発生源11から排出されるオイルミストを除去するためのオイルミストコレクタ12が設けられている。このオイルミストコレクタ12は、オイルミスト除去後の空気を上方に排気するように設けるとよい。
【0024】
作業空間10内の中央には、オイルミスト発生源11が設置されたオイルミスト発生ゾーン13が形成され、そのオイルミスト発生ゾーン13に隣接して作業エリア14が形成される。作業エリア14は、図示例では、オイルミスト発生ゾーン13を挟んで作業空間10の壁10w側に形成する例を示しているが、オイルミスト発生ゾーン13と作業エリア14は、工場内の工作機械の配置状況に合わせて形成される。
【0025】
作業エリア14には、作業空間10内を空調するための空気調和機15が設置され、この空気調和機15でオイルミスト発生ゾーン13が置換空調されるように空気調和機15の吹出口と吸込口の位置が設定される。このオイルミスト発生ゾーン13を置換空調することで、オイルミスト発生ゾーン13内で発生したオイルミストが、作業空間10の上部の天井ゾーン16に移送されるようになっている。
【0026】
天井ゾーン16には、天井ゾーン16内の高濃度のオイルミストを含む空気を排出する排気ファン17が設けられると共に外気を導入する外気導入ファン18が設けられる。
【0027】
次にオイルミスト発生ゾーン13を置換空調する際の具体例を説明する。
【0028】
図1〜図3の実施の形態においては、作業エリア14側、特に作業空間10の壁10wに沿って、かつオイルミスト発生源11に接続されたオイルミストコレクタ12の高さより高い位置に吹出ダクト20が配置され、その吹出ダクト20より高い位置で、かつ天井ゾーン16に近い位置に吸込ダクト21が水平に配置される。吸込ダクト21は、吸込側接続ダクト22を介して空気調和機15の吸込側に接続され、吹出ダクト20は、吹出側接続ダクト23を介して空気調和機15の吹出側に接続される。
【0029】
吸込ダクト21には、長手方向に間隔を置いて複数の吸込口24が形成されると共にこれら吸込口24が上方に向くように設けられる。吹出ダクト20には、長手方向に間隔を置いて複数の吹出口25が形成されると共にこれら吹出口25が下方を向くように形成される。
【0030】
吸込側接続ダクト22は、吸込ダクト21から壁10w側に水平に延びた水平部22hと、その水平部22hから下方に延びた垂直部22vと、垂直部22vの下端からやや上向きに傾斜して空気調和機15の吸込側に接続される傾斜部22gとからなり、垂直部22v内の下部にミストエリミネータ26が設けられ、傾斜部22gにミストエリミネータ26で分離されたオイル等を排出するドレインパイプ27が接続される。
【0031】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0032】
空気調和機15では、吹出ダクト20の各吹出口25から、例えば20℃の空調空気を作業エリア14に下向きに吹き出すことで、空調空気は壁10wに沿ってダウンフローで流れ、オイルミスト発生ゾーン13内で、例えば床面で23℃程度、上部で28℃程度、天井ゾーン16で30℃程度となり、床と天井間が温度差10℃程度の温度分布となり、この温度分布でオイルミスト発生ゾーン13内に温度成層が形成され、オイルミスト発生ゾーン13内の空気は熱上昇流となって上昇する。またオイルミスト発生ゾーン13の上部の空気は、吸込ダクト21の吸込口24から吸い込まれて空気調和機15で再度空調されて吹出ダクト20の各吹出口25から吹き出される。
【0033】
これにより、吸込ダクト21の下方では清浄域となり、上方では汚染域となり、また汚染域の空気温度は、清浄域の空気温度より高いため、汚染域の空気が清浄域の空気に拡散することはなく、排気ファン17から排気できる。なお排気ファン17から排気された高濃度のオイルミストは、市販の処理装置で処理する。
【0034】
ここで、オイルミスト発生ゾーン13の置換空調によりオイルミストを天井ゾーン16に移送する際には、オイルミスト発生ゾーン13での空調空気の上昇速度をオイルミスト発生源11から排出されるオイルミストの終末沈降速度以上にする必要がある。
【0035】
一般に密度ρが1g/cm3で、粒径1μmの粒子の終末沈降速度は、0.03mm/secであり、通常オイルミストの密度ρは1g/cm3以下であり、粒径も1μm以下が大部分であるため、オイルミストの最大終末沈降速度は0.03mm/sec以下である。一方、置換空調による空調空気の上昇速度は、0.5m/sec以下の微風であり、置換空調対象によって数mm/sec〜数10cm/secに設定されるため、オイルミストは空調空気と共に上昇して天井ゾーン16に移送できることとなる。
【0036】
また、オイルミスト発生源11に接続するオイルミストコレクタ12の排気口を天井ゾーン16に向けて設けることで、オイルミストはオイルミスト発生ゾーン13内で拡散することなく天井ゾーン16に移送できる。
【0037】
なおオイルミスト発生源11から発生するオイルミスト濃度にもよるが、オイルミスト濃度が低ければ、必ずしもオイルミストコレクタ12を接続する必要はない。
【0038】
このようにオイルミスト発生ゾーン13内を置換空調し、温度成層により発生したオイルミストの大部分を作業エリア14に拡散せずに天井ゾーン16に移送し、排気ファン17から高濃度のオイルミストを含む空気を外部に排気し、その排気量に見合って外気を外気導入ファン18から導入することで、オイルミストの効率の良い除去が行える。
【0039】
また、吸込ダクト21の吸込口24から吸い込まれる空気には高濃度のオイルミスト吸い込まれることとなる。オイルミスト発生ゾーン13内を置換空調する際には、循環空気量が少なく、吸込口24を下方に向けておくと、オイルミストが気流と共に吸い込まれずに吸込口24に溜まって滴下することになりやすいため、吸込口24を上方に向けることで、その不具合を解消できる。この空気と共に吸い込んだ高濃度のオイルミストは、吸込側接続ダクト22内に設けたミストエリミネータ26で除去し、除去後の清浄な空気を空気調和機15に循環する。
【0040】
ミストエリミネータ26によるオイルミストの除去は、下降流で除去するため、気流から分離したオイルミストの分離が容易であると共にドレインパイプ27から排出でき、また水噴霧も併用して行えると共に設置したままミストエリミネータ26を水洗浄してメンテナンスすることも可能である。
【0041】
このように本発明は、工作機械などのオイルミスト発生源11を設置したオイルミスト発生ゾーン13を置換空調することで、オイルミスト発生ゾーン13で発生するオイルミストを熱上昇流と共に天井ゾーン16に移送しこれを外部に排気することで、作業空間10の空調を行いつつ作業空間10へのオイルミストの拡散を防止できるものである。
【0042】
次に、図4〜図6によりオイルミスト発生ゾーン13を置換空調する際の吹出部と吸込部の配置の変形例を説明する。
【0043】
図4は、空気調和機15の吸込口を上部に形成し、その空気調和機15の上部にミストエリミネータ26を設置し、空気調和機15の前面下部の吹出口28から空調空気をオイルミスト発生ゾーン13に向けて吹き出すようにしたものである。
【0044】
この図4の実施の形態では、作業エリア14とオイルミスト発生ゾーン13とが置換空調されることとなり、作業エリア14にオイルミスト発生ゾーン13からオイルミストが拡散しても天井ゾーン16に移送できる。
【0045】
図5の実施の形態においては、作業エリア14の床面に中空の作業通路台30を設置し、その作業通路台30と空気調和機15を給気管31で接続し、作業通路台30に、オイルミスト発生ゾーン13に空調空気を吹き出す吹出口32を形成したものである。
【0046】
この実施の形態においては、作業通路台30の吹出口32から空調空気を、オイルミスト発生ゾーン13の下部に直接吹き出すため、オイルミスト発生ゾーン13を確実に置換空調することができると共に作業通路台30上を作業員が移動しても空調空気が攪乱されることもない。
【0047】
図6の実施の形態においては、空気調和機15から吹き出す空調空気を誘引ユニット34により作業エリア14内の空気を誘引してオイルミスト発生ゾーン13に吹き出すように構成したものである。
【0048】
置換空調においては、空気調和機15から吹き出す風量は、一般の空気調和機に比べて少なく設定されるが、誘引ユニット34を用いて作業エリア14内の空気を誘引してオイルミスト発生ゾーン13に吹き出すことで、少ない風量でもオイルミスト発生ゾーン13での置換空調による上昇流速度を増加させることが可能となる。
【0049】
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば天井ゾーン16で外気導入ファン18と排気ファン17で外気の給気と高濃度のオイルミストを含んだ空気を排気する例で説明したが、作業空間10の天井部にベンチレータやルーフファンを設けて排気するようにしてもよい。またオイルミスト発生ゾーン13で発生するオイルミスト量が多く、天井ゾーン16に高濃度のオイルミストが溜まる場合には、オイルミスト発生ゾーン13の上方を除いて、天井ゾーン16の汚染域と清浄域間を仕切板により仕切るように構成してもよい。
【符号の説明】
【0050】
10 作業空間
11 オイルミスト発生源
13 オイルミスト発生ゾーン
16 天井ゾーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業空間内に、工作機械などのオイルミスト発生源を設置したオイルミスト発生ゾーンを形成し、そのオイルミスト発生ゾーンを置換空調し、置換空調で、オイルミスト発生ゾーンで発生したオイルミストを熱上昇流と共に、作業空間の上部の天井ゾーンに移送し、その天井ゾーン内の高濃度のオイルミストを外部に排気すると共に天井ゾーンに外気を導入することを特徴とするオイルミスト処理システム。
【請求項2】
上記オイルミスト発生ゾーンと天井ゾーン間に吸込ダクトを配置し、その吸込ダクトからオイルミストを含む空気を吸引すると共にミストエリミネータに導入してオイルミストを除去し、その除去後の空気を空気調和機に導入して空調すると共にその空調空気を上記作業空間の下部に循環する請求項1記載のオイルミスト処理システム。
【請求項3】
作業空間内に、上記オイルミスト発生ゾーンに隣接して作業エリアを形成すると共にその作業エリアに空気調和機を設置し、空気調和機からの空調空気を上記オイルミスト発生ゾーンの下部に供給してオイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項2記載のオイルミスト処理システム。
【請求項4】
上記吸込ダクトの下方の作業エリアに吹出ダクトが設置され、上記空気調和機からの空調空気を上記吹出ダクトから下向きに吹き出してオイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システム。
【請求項5】
空気調和機から空調空気を上記オイルミスト発生ゾーンの下部に向けて吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システム。
【請求項6】
上記作業エリアに中空の作業通路台が設置されると共にその作業通路台が空気調和機に接続され、その作業通路台に形成した吹出口から上記オイルミスト発生ゾーンに空調空気を吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システム。
【請求項7】
空気調和機の空調空気の吹出ダクトが誘引ユニットに接続され、その誘引ユニットで、作業エリアの空気を誘引しつつ、これをオイルミスト発生ゾーンに吹き出して、オイルミスト発生ゾーンを置換空調する請求項3記載のオイルミスト処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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