説明

オープン型のショーケース

【課題】より効率的にショーケース内の温度を低く維持できるようなオープン型のショーケースを提供すること。
【解決手段】本発明は、底部側に設けられた基台と、前記基台の上部側の領域を陳列室として区画するように設けられた区画壁と、を備えたオープン型のショーケースに関する。基台の内部の前方側に第1冷却システムが収容されており、基台の内部の後方側に第2冷却システムが収容されている。第1冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気と、第2冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気とは、少なくとも部分的に基台の上部側の領域において衝突するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、底部側に設けられた基台と、前記基台の上部側の領域を陳列室として区画するように設けられた区画壁と、を備えたオープン型のショーケースに関している。
【背景技術】
【0002】
冷気循環が行われるショーケースにおいては、一般に、冷却用ファンから送風される空気が冷却器に送られる。本件出願人による特許文献1(特許第3457648号公報)には、基台内に設けられた冷却器室に冷却用ファンと冷却器とが設けられたショーケースにおいて、冷却器を取り外すことなく容易に冷却器下部を清掃可能なショーケースの清掃装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3457648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の典型的なオープン型のショーケースを、図6に示す。図6に示すショーケースは、基台105の内部に設置され吸気側から排気側へと冷気を送り出す冷却用ファン101と、冷却用ファン101の排気側に設置された冷却器102と、冷却器102を介して冷却用ファン101の排気側に連通して基台105の内部の一方側(図6では右側)端から基台105の上部側の領域へと冷気を通流させる冷気供給通流口103と、冷却用ファン101の吸気側に連通して基台105の内部の他方側(図6では左側)端から冷気を回収する冷気回収通流口104と、を有している。
【0005】
図6に示すショーケースでは、しかしながら、冷気供給通流口103に近い箇所と、冷気回収通流口104に近い箇所において、温度差が生じている。具体的には、本件発明者による実験によれば、図6のA点においては5〜9℃という温度が維持されているのに、B点においては8〜12℃になってしまっている。
【0006】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、基台内に冷却器が設けられたショーケースにおいて、より効率的にショーケース内の温度を低く維持できるようなオープン型のショーケースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、底部側に設けられた基台と、前記基台の上部側の領域を陳列室として区画するように設けられた区画壁と、を備えたオープン型のショーケースにおいて、前記基台の内部の前方側に第1冷却システムが収容されており、前記基台の内部の後方側に第2冷却システムが収容されており、前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムの各々は、前記基台の内部に設置され吸気側から排気側へと冷気を送り出す冷却用ファンと、前記冷却用ファンの排気側に設置された冷却器と、前記冷却器を介して前記冷却用ファンの排気側に連通して前記基台の内部から前記基台の上部側の領域へと冷気を通流させる冷気供給通流口と、前記冷却用ファンの吸気側に連通して前記基台の上部側の領域から前記基台の内部へと冷気を通流させる冷気回収通流口と、前記冷気供給通流口と前記冷気回収通流口との間に立設された隔壁と、を有しており、前記第1冷却システムの前記冷気供給通流口から前記基台の内部に供給される冷気と、前記第2冷却システムの前記冷気供給通流口から前記基台の内部に供給される冷気とは、少なくとも部分的に前記基台の上部側の領域において衝突するようになっていることを特徴とするオープン型のショーケースである。
【0008】
本発明によれば、第1冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気と第2冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気とが、少なくとも部分的に基台の上部側の領域において衝突することにより、より効率的に陳列室の内部の温度を低温に維持することができる。また、当該衝突によって発生する対流が陳列室の内部の隅々まで冷気を行き渡らせるため、陳列室の内部の温度分布がより均一化するという効果も得られる。
【0009】
好ましくは、第1冷却システム及び第2冷却システムの各々において、冷気供給通流口は、基台の端縁部に配置される。このような配置を採用することによって、より高い冷却効果を得ることができる。
【0010】
また、好ましくは、第1冷却システム及び第2冷却システムの各々において、冷気供給通流口と冷気回収通流口とは、隔壁を介して隣接するように配置される。このような配置を採用することによって、陳列室の内部全体に行き渡る対流をより効率的に得ることができる。
【0011】
ショーケースの大きさに依存して、第1冷却システムの冷却ファン及び第2冷却システムの冷却ファンが、左右方向に複数個配置されることがある。その場合、第1冷却システムの冷却ファンと第2冷却システムの冷却ファンとは、左右方向について同一の位置に互いに対向するように配置されていることが好ましい。この場合、冷気の衝突を効果的に発生させることができる。
【0012】
更に、冷気の衝突をもっとも効果的に発生させるためには、第1冷却システムの全体と第2冷却システムの全体とが、互いに前後対称の構成を有していることが好ましい。
【0013】
また、第1冷却システム及び第2冷却システムの各々において、冷気供給通流口と冷気回収通流口と隔壁とは、一体のカバー部材として構成され、当該カバー部材は、基台にヒンジ結合によって取り付けられて、当該カバー部材の使用時の位置から基台の内部を清掃する時の位置まで回動自在となっていることが好ましい。この場合、基台の内部の清掃作業をきわめて容易に実施できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、第1冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気と第2冷却システムの冷気供給通流口から基台の内部に供給される冷気とが、少なくとも部分的に基台の上部側の領域において衝突することにより、より効率的に陳列室の内部の温度を低温に維持することができる。また、当該衝突によって発生する対流が陳列室の内部の隅々まで冷気を行き渡らせるため、陳列室の内部の温度分布がより均一化するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施の形態におけるオープン型のショーケースの上面図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるオープン型のショーケースの正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるオープン型のショーケースの縦断面図である。
【図4】カバー部材の回動動作を説明するための図である。
【図5】冷気対流の様子を説明するための図である。
【図6】従来のオープン型のショーケースの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるオープン型のショーケースの上面図であり、図2は、その正面図であり、図3は、その前後方向の縦断面図である(左側が前方で、右側が後方)。
【0017】
本実施の形態のオープン型のショーケースは、図1及び図2に示すように、上面から見て四角形に構成されている。その奥行は、例えば900mmであり、その間口(幅)は、例えば900〜1200mmである。
【0018】
図1乃至図3に示すように、底部側には基台5が設けられている。そして、基台5の前方側には透明なガラス製(アクリル製やポリカーボネート製でもよい)の前区画壁6が立設されており、基台5の後方側には透明なガラス製(アクリル製やポリカーボネート製でもよい)の後区画壁7が立設されている。前区画壁6には、図3に示すように、透明な整流用の断面円弧状の案内板6aが設けられており、後区画壁7には、同様に、透明な整流用の断面円弧状の案内板7aが設けられている。また、基台5の側方側にも、透明なガラス製(アクリル製やポリカーボネート製でもよい)の側方区画壁8、9が立設されている。
【0019】
本実施の形態のオープンド型のショーケースは、図1乃至図3から明らかなように、基台5の床板14、15の上部側の領域を陳列室として利用できるようになっている。本実施の形態では、後述する清掃作業の際、床板14、15が取り外されるようになっている。この取り外し作業の便宜のために、左右2枚に分離された床板14、15が採用されている(間口(幅)に応じて3枚以上に分離されていてもよい)。
【0020】
基台5の内部の前方側に、第1冷却システム20が収容されており、基台5の内部の後方側に、第2冷却システム40が収容されている。
【0021】
第1冷却システム20は、基台5の内部に設置され吸気側から排気側へと冷気を送り出す冷却用ファン21と、冷却用ファン21の排気側に設置された冷却器22と、冷却器22を介して冷却用ファン21の排気側に連通して基台5の内部から基台5の上部側の領域へと冷気を通流させる冷気供給通流口23と、冷却用ファン21の吸気側に連通して基台5の上部側の領域から基台5の内部へと冷気を通流させる冷気回収通流口24と、冷気供給通流口23と冷気回収通流口24との間に立設された隔壁25を、を有している。
【0022】
第2冷却システム40は、基台5の内部に設置され吸気側から排気側へと冷気を送り出す冷却用ファン41と、冷却用ファン41の排気側に設置された冷却器42と、冷却器42を介して冷却用ファン41の排気側に連通して基台5の内部から基台5の上部側の領域へと冷気を通流させる冷気供給通流口43と、冷却用ファン41の吸気側に連通して基台5の上部側の領域から基台5の内部へと冷気を通流させる冷気回収通流口44と、冷気供給通流口43と冷気回収通流口44との間に立設された隔壁45を、を有している。
【0023】
各冷却器21、41としては、公知の種々のタイプの冷却器が用いられ得るが、ゴミ受け(弾力性のあるシート)の挿入及び取り外し作業の便宜のため、後面の底部側が欠けた(引き込んだ)横断面を有することが好ましい。
【0024】
また、第1冷却システム20の冷却ファン21は、左右方向に複数個(例えば4個)が配置されており、第2冷却システム40の冷却ファン41も、左右方向に複数個(例えば4個)が配置されており、第1冷却システム20の冷却ファン21と第2冷却システム40の冷却ファン41とは、左右方向について同一の位置に互いに対向するように配置されている。
【0025】
そして、第1冷却システム20の冷気供給通流口23から基台5の内部に供給される冷気と、第2冷却システム40の冷気供給通流口43から基台5の内部に供給される冷気とが、少なくとも部分的に基台5の上部側の領域において衝突するようになっている。
【0026】
第1冷却システム20において、冷気供給通流口23と冷気回収通流口24と隔壁25とは、一体のカバー部材30(図4参照)として構成されている。カバー部材30は、図4に示すように、基台5にヒンジ結合によって取り付けられており、カバー部材30の使用時の位置(図4(a))から基台5の内部を清掃する時の位置(図4(b)及び図4(c):図4(b)の部分拡大図)まで回動自在となっている。具体的には、本実施の形態では、カバー部材30は、基台5の内部に収容された冷却器21の上面上に配置された水平固定基板31の上面に、固定ヒンジ結合部32によって取り付けられていて、カバー部材30の使用時の位置から基台5の内部を清掃する時の位置まで回動自在となっている。
【0027】
本実施の形態では、冷気供給通流口23は、基台5の前方の端縁部に配置されており、カバー部材30に形成された左右方向に延びる細い複数のスリット状開口(隙間)によって提供されている。また、冷気供給通流口23においては、図4に示すように、冷気を整流するための複数のフィン23fが設けられている。複数のフィン23fは、カバー部材30とは別体に製造されてカバー部材30に取り付けられてもよいし、カバー部材30に一体的に設けられてもよい。また、複数のフィン23fの形状(冷気整流のパターン)は、図4に示すタイプに限定されず、種々のものが採用され得るし、位置に応じて異なっていてもよい。
【0028】
一方、冷気回収通流口24は、左右方向に溝状に延びる(途中、補強リブによって略等間隔に分断されている)比較的深い貫通孔によって提供されている。このように比較的深い貫通孔を採用することにより、冷気回収通流口24を介して回収される冷気は、基台5の比較的深い位置にまで引き込まれることになる。また、冷気回収通流口24は、隔壁25を介して冷気供給通流口23に隣接するように配置されている。このような態様は、冷気の対流にとってより好適であることが、本件発明者による実際の実験によって確認されている。
【0029】
同様に、第2冷却システム40において、冷気供給通流口43と冷気回収通流口44と隔壁45とは、一体のカバー部材50として構成されている。カバー部材50も、図4に示すように、基台5にヒンジ結合によって取り付けられており、カバー部材50の使用時の位置(図4(a))から基台5の内部を清掃する時の位置(図4(b)、図4(c))まで回動自在となっている。具体的には、本実施の形態では、カバー部材50は、基台5の内部に収容された冷却器41の上面上に配置された水平固定基板51の上面に、固定ヒンジ結合部52によって取り付けられていて、カバー部材50の使用時の位置から基台5の内部を清掃する時の位置まで回動自在となっている。
【0030】
本実施の形態では、冷気供給通流口43は、基台5の後方の端縁部に配置されており、カバー部材50に形成された左右方向に延びる細い複数のスリット状開口(隙間)によって提供されている。また、冷気供給通流口43においては、図4に示すように、冷気を整流するための複数のフィン43fが設けられている。複数のフィン43fは、カバー部材50とは別体に製造されてカバー部材50に取り付けられてもよいし、カバー部材50に一体的に設けられてもよい。また、複数のフィン43fの形状(冷気整流のパターン)は、図4に示すタイプに限定されず、種々のものが採用され得るし、位置に応じて異なっていてもよい。
【0031】
一方、冷気回収通流口44も、左右方向に溝状に延びる(途中、補強リブによって略等間隔に分断されている)比較的深い貫通孔によって提供されている。このように比較的深い貫通孔を採用することにより、冷気回収通流口44を介して回収される冷気は、基台5の比較的深い位置にまで引き込まれることになる。また、冷気回収通流口44は、隔壁45を介して冷気供給通流口43に隣接するように配置されている。このような態様は、冷気の対流にとってより好適であることが、本件発明者による実際の実験によって確認されている。
【0032】
以上のように、本実施の形態では、第1冷却システム20と第2冷却システム40とは、前後対称の構成を有している。このような態様により、冷気の衝突を効果的に発生させることができる。もっとも、前後対称の構成としなくても、冷気の衝突を実質的に利用できるような態様であれば、本発明の効果をある程度得ることができる。
【0033】
次に、以上のように構成された本実施の形態のオープン型のショーケースの作用について説明する。
【0034】
ショーケースの通常利用時には、カバー部材30、50が使用時位置にセットされて、冷気供給通流口23、43が基台5の端縁部に配置された状態である(図3、図4(a)、図5参照)。
【0035】
この状態において、冷却ファン21、41が駆動されると、当該冷却ファン21、41が作り出す気流によって、冷気回収通流口24、44から基台5の内部に空気が吸い込まれ、冷却器21、41によって冷却され、冷気供給通流口23、43から基台5の上部へと冷気が吐出される。当該気流は、フィン23f、43fによって所望の方向に整流され、基台5の上部(陳列室内)に効果的に送られる。
【0036】
そして、第1冷却システム20の冷気供給通流口23から基台5の内部に供給された冷気と、第2冷却システム40の冷気供給通流口43から基台5の内部に供給された冷気とが、少なくとも部分的に基台5の上部側の領域において衝突する。衝突した冷気は、図5(a)の矢印に示すような対流を形成しながら陳列室内を均一かつ高効率に冷却した後、冷気回収通流口24、44から基台5の内部に回収される(図5(b)は、図5(a)の部分拡大図である)。
【0037】
以上のような本実施の形態によれば、第1冷却システム20の冷気供給通流口23から基台5の内部に供給された冷気と第2冷却システム40の冷気供給通流口43から基台5の内部に供給される冷気とが基台5の上部側の領域において衝突することにより、より効率的に陳列室の内部の温度を低温に維持することができる。また、当該衝突によって発生する冷気の対流が陳列室の内部の隅々まで冷気を行き渡らせるため、陳列室の内部の温度分布がより均一化するという効果が得られる。
【0038】
実際に、従来の5℃仕様の冷却条件で本実施の形態の装置運転を行い、図5のA点(ショーケース後方)、B点(ショーケース前方)、C点(ショーケース中央)について温度測定を行った。その結果、A点において5〜9℃、B点において5〜9℃、C点において6〜9℃、という極めて良好な温度制御結果を得ることができた。
【0039】
また、基台5の内部の清掃時には、床板14、15が取り外されて、カバー部材30、50が図4(b)に示されるように回動される。この場合、基台5の内部(特に、図4(b)において楕円で囲んだ領域)の清掃作業をきわめて容易に実施できる。
【符号の説明】
【0040】
5 基台
6 前区画壁
6a 整流用の断面円弧状ガイド
7 後区画壁
7a 整流用の断面円弧状ガイド
8、9 側方区画壁
14 床板
15 床板
20 第1冷却システム
21 冷却ファン
22 冷却器
23 冷気供給通流口
23f フィン
24 冷気回収通流口
25 隔壁
30 ガイド部材
31 水平固定基板
32 固定ヒンジ結合部
40 第2冷却システム
41 冷却ファン
42 冷却器
43 冷気供給通流口
43f フィン
44 冷気回収通流口
45 隔壁
50 カバー部材
51 水平固定基板
52 固定ヒンジ結合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部側に設けられた基台と、前記基台の上部側の領域を陳列室として区画するように設けられた区画壁と、を備えたオープン型のショーケースにおいて、
前記基台の内部の前方側に第1冷却システムが収容されており、
前記基台の内部の後方側に第2冷却システムが収容されており、
前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムの各々は、前記基台の内部に設置され吸気側から排気側へと冷気を送り出す冷却用ファンと、前記冷却用ファンの排気側に設置された冷却器と、前記冷却器を介して前記冷却用ファンの排気側に連通して前記基台の内部から前記基台の上部側の領域へと冷気を通流させる冷気供給通流口と、前記冷却用ファンの吸気側に連通して前記基台の上部側の領域から前記基台の内部へと冷気を通流させる冷気回収通流口と、前記冷気供給通流口と前記冷気回収通流口との間に立設された隔壁と、を有しており、
前記第1冷却システムの前記冷気供給通流口から前記基台の内部に供給される冷気と、前記第2冷却システムの前記冷気供給通流口から前記基台の内部に供給される冷気とは、少なくとも部分的に前記基台の上部側の領域において衝突するようになっている
ことを特徴とするオープン型のショーケース。
【請求項2】
前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムの各々において、前記冷気供給通流口は、前記基台の端縁部に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のオープン型のショーケース。
【請求項3】
前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムの各々において、前記冷気供給通流口と前記冷気回収通流口とは、前記隔壁を介して隣接するように配置されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のオープン型のショーケース。
【請求項4】
前記第1冷却システムの冷却ファンは、左右方向に複数個が配置されており、
前記第2冷却システムの冷却ファンも、左右方向に複数個が配置されており、
前記第1冷却システムの冷却ファンと前記第2冷却システムの冷却ファンとは、左右方向について同一の位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のオープン型のショーケース。
【請求項5】
前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムは、前後対称の構成を有している
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のオープン型のショーケース。
【請求項6】
前記第1冷却システム及び前記第2冷却システムの各々において、前記冷気供給通流口と前記冷気回収通流口と前記隔壁とは、一体のカバー部材として構成されており、
前記カバー部材は、前記基台にヒンジ結合によって取り付けられており、前記カバー部材の使用時の位置から前記基台の内部を清掃する時の位置まで回動自在となっている
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のオープン型のショーケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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