説明

カメラの外部電池取り付け具

【目的】 容量が大きくて低温特性がよい電池をカメラの外部に容易に着脱自在に取付けることができる外部電池取り付け具を提供する。
【構成】 グリップ60をカメラボデー41前面に着脱自在に取付けるためのグリップ係脱用ピン43a,43b、アクセサリー取付ピン45と、シャッター速度制御専用の電池収納される電池室51を備えたカメラ40に着脱自在に取付ける外部電池取り付け具1であって、電池保持部材1Aとコード部材1Bからなり、電池保持部材1Aはグリップ係脱用ピン43a,43bを介してカメラボディ41側に着脱自在に取り付けられる基板3と、基板3に設けられアクセサリー取付ピン45に係合するロック部材19と、シャッター速度制御専用の電池よりも大きな容量の電池を収容する電池ケース5とで構成され、コード部材1Bは、コード部31とコネクタ部33とで構成されている。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカメラの外部電池取り付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】 120タイプや220タイプのいわゆるブローニーフィルムを使用する6×7判等の中判カメラでは、フィルムの巻上、巻戻し等は一般に撮影者が手動で行う構造であるが、シャッター制御は電気的に行っている機種もあり、この場合はシャッター制御専用の電池が必要となる。また、露出計を備えている場合は、露出計の電源はこのシャッター制御専用の電池で共用する。
シャッター制御は消費電力が比較的少ないので、シャッター制御専用電池は容量が比較的少ないタイプ(例えば4LR44形アルカリマンガン電池や4SR44形酸化銀電池)が1個用いられている。このシャッター制御専用電池は、カメラ内の電池室に取り外し自在に収納される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記したように6×7判等の中判カメラのシャッター制御専用電池が、4LR44形や4SR44形といわれる薄形の電池の場合、この電池は比較的容量が小さいために、例えばバルブシャッターで長時間露光を頻繁に行うと、電池の寿命が短くなるという問題があった。
また、この電池は低温時の温度特性が悪いので、寒冷地等での使用ではカメラ内から電池を取り出して、電池を収納した電池ケースを撮影者のポケット等に入れて保温しながら撮影を行っていた。
しかしながら、このように電池を収納した電池ケースは、カメラ側の電池室と長いコードを介して連結されているので、コードの取り回しが煩雑になり、撮影の邪魔になる場合があった。
本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考案の目的は、長時間露光を頻繁に行う場合に電池性能の低下が生ぜず、寒冷地等で使用する場合であってもコードの取り回しの煩雑さを解消できるカメラの外部電池取り付け具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、鏡胴の側部のカメラボディ前面に上下に間隔をおいて突設されたグリップ係脱用ピンと、シャッター制御専用の電池が収納される電池室とを備えたカメラに、前記電池とは別の電池の電源を供給するための外部電池取り付け具であって、前記外部電池取り付け具は電池保持部材とコード部材からなり、前記電池保持部材は、前記カメラボディ前面で前記グリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に着脱自在に取り付けられる基板と、前記基板に設けられ、前記基板がカメラボディ側に取り付けられた状態で該カメラボディ側に係合して該取り付け状態を保持するロック部材と、前記基板に設けられ前記シャッター制御専用の電池よりも大きな容量の電池を収容する電池ケースとで構成され、前記コード部材は、前記電池ケースに収容された電池に接続されたコード部と、前記コード部の端部に設けられ前記カメラボディ側に係脱可能に結合して前記電池ケースに収容された電池の電源を前記電池室の接片側に供給するコネクタ部とで構成されていることを特徴とする。
【0005】
また、本考案は、前記基板の上下に間隔をおいた箇所には、グリップ係脱用ピンの頭部の挿通を可能とした孔部と、前記孔部に連通し前記グリップ係脱用ピンの軸部の移動を可能とした溝部が形成され、前記基板は、孔部にグリップ係脱用ピンの頭部を挿通させ、グリップ係脱用ピンの軸部を溝部に位置させた状態でカメラボディ側に取り付けられることを特徴とする。
また、本考案は、前記ロック部材が前記グリップ係脱用ピンに係合することで前記基板のカメラボディへの取り付け状態を保持するように形成されていることを特徴とする。
また、本考案は、前記電池ケースが基板の下部に設けられ、前記ロック部材はこの電池ケースよりも上方の基板箇所に設けられていることを特徴とする。
また、本考案は、前記カメラボディ前面よりも前方で鏡胴の側部箇所には外側方に向けてロックピンが突設され、前記基板がグリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に取り付けられた状態で、前記ロック部材が前記ロックピンに係合して基板のカメラボディへの取り付け状態が保持されることを特徴とする。
【0006】
また、本考案は、前記カメラボディ前面よりも前方で鏡胴の側部箇所には外側方に向けてロックピンが突設され、前記ロック部材は基板の左右方向に移動可能に設けられ、前記基板がグリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に取り付けられた状態で、前記ロック部材が前記ロックピン側に移動して該ロックピンに係合し、基板のカメラボディへの取り付け状態が保持されることを特徴とする。
また、本考案は、前記ロック部材を前記ロックピン側に移動する方向に付勢するばね手段が設けられていることを特徴とする。
また、本考案は、前記ロックピンには、カメラのアクセサリー取付ピンが兼用されることを特徴とする。
また、本考案は、前記コネクタ部が前記電池室に係脱可能に形成され、かつ、電池室に係合した状態で電池室の接片に接触する接片を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本考案は、前記カメラボディには、前記電池室の接片側に接続する外部端子部が設けられ、前記コネクタ部は前記外部端子部に係脱可能に形成されていることを特徴とする。
また、本考案は、前記電池ケースには開閉蓋が設けられていることを特徴とする。
また、本考案は、前記カメラが、6×7判の中判カメラであることを特徴とする。
また、本考案は、前記電池ケースに収容される電池がリチウム電池であることを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本考案に係る外部電池ケースを示す正面図、図2はその側面図、図3はその底面図である。
これらの図に示すように、外部電池取り付け具1は電池保持部材1Aとコード部材1Bからなる。
前記電池保持部材1Aは、長方形状の基板3と、電池が収納される電池ケース5と、ロック部材19で構成されており、基板3の上部にロック部材19が配設され、電池ケース5はロック部材19の下方で基板3の下部表面に接着剤やねじ止め等によって固着されている。
基板3の上部と下部には、その長手方向に沿ってそれぞれ長穴3a、3bが形成されており、各長穴3a、3b上にはスペーサー部材7、9を介して上下ガイド板11、13が複数のねじ15、17によって固着されている。
上下ガイド板11、13には、長穴3a、3bの大きさに対応したガイド穴11a、13aが形成されており、また、基板3とスペーサ部材7、9にはガイド穴11a、13aの下部に連通する溝部11b、13bが長穴3a、3bよりもやや小さい幅で形成されている。 また、スペーサー部材7、9もガイド板11、13のガイド穴11a、13aと同じ形状の穴(図示省略)が形成されている。
尚、ガイド穴11a、13aは後述するグリップ係脱用ピン43a、43bの頭部43dを挿通できる大きさで形成され、また、溝部11b、13bはグリップ係脱用ピン43a,43bの軸部43eが移動できる幅で形成されている。
【0009】
下ガイド板13の下部は、突出している基板3の下部に取付けられている。
上ガイド板11の下方の基板3箇所には、ロック部材19が取付けられており、ロック部材19は、基板3の左右方向に延在する移動板19aと、その両端で直角に曲げられた側板19bとレバー板19cを備え、側板19bとレバー板19cとの間の寸法は基板3の左右幅よりも小さく形成されている。
移動板19aには、右上部と左下部にそれぞれ左右方向(矢印A方向)に長穴19d、19eが形成されており、この長穴19d、19eにはそれぞれ基板3に固着されているガイド軸21、23が挿入され、移動板19aが、基板3の長手方向に対して直交方向に長穴19d、19eの可動範囲だけ移動可能に基板3上に取付けられている。
【0010】
側板19bは、基板3の長手方向に沿って移動板19aから突出して形成されており、側板19bの突出側にはロック穴19fが形成されている。
また、レバー板19cの内側に固着されているばね支持軸25と前記ガイド軸23間にはばね27が取付けられており、このばね27のばね力によってロック部材19は、常に矢印B方向に付勢されている。
【0011】
電池ケース5は、その底部の電池蓋29の開閉により内部空間が開閉され、電池ケース5にはリチウム電池(2CR5形)Lが収納される。リチウム電池Lは、例えば4LR44形アルカリマンガン電池や4SR44形酸化銀電池等のようなシャッター速度制御専用電池に較べて大容量であり低温特性が優れている。
また、電池ケース5にはコード部材1Bが連結されている。
前記コード部材1Bは、電池ケース5に収容されたリチウム電池Lに接続されたコード部31と、コード部31の端部に設けられたコネクタ部33とで構成されている、
【0012】
上記した外部電池取り付け具1が取付けられるカメラ40は、図4に示した120タイプや220タイプのブローニーフィルムを使用する6×7判カメラ(以下カメラという)40であり、フィルムの巻上は手動で行い、シャッター制御はシャッター制御専用電池により電気的に行われる。また、レンズ鏡筒47が装着されるレンズマウント49の底部にはシャッター制御専用電池(4LR44形アルカリマンガン電池や4SR44形酸化銀電池)が収納される電池室51を備え、電池室51は電池蓋5101により開閉される。
また、カメラ40のファインダー53に露出計が内蔵されている時は、この露出計の電源もシャッター制御専用電池で共用される。
レンズ鏡筒47の両側におけるカメラボデー41の前面4101の上下には、それぞれグリップ係脱用ピン43a、43bが取付けられている。
また、このグリップ係脱用ピン43a,43bが位置するレンズマウント49の側面で前記グリップ係脱用ピン43a,43bの間の箇所にアクセサリー取付ピン45が外側方に向けて突設されている。
図5に示すように、これらグリップ係脱用ピン43a,43b、アクセサリー取付ピン45を介してカメラ40のボールド性を高めるためのグリップ60を着脱自在に装着することができる。
【0013】
グリップ60をカメラ40に装着する時は、グリップ係脱用ピン43a、43bにそれぞれグリップ60のカメラ取付穴61a、61bを入れて、グリップ60のクランプ63をアクセサリー取付ピン45に取付け、クランプノブ65を回して締め付ける。
そして、上記したガイド穴11a、13aとロック穴19fは、それぞれグリップ係脱用ピン43a、43bとアクセサリー取付ピン45の位置に対応して形成され、ガイド穴11a、13aとロック穴19fの大きさは、それぞれグリップ係脱用ピン43a、43bとアクセサリー取付ピン45が入る大きさに形成されている。
尚、53は外部電源コネクター(外部端子部に相当)であり、外部電源(電池)に接続されているプラグを係合することによって、カメラ40の電源を電池室51内のシャッター速度制御専用電池から外部電源に切替えることができる。
【0014】
次に、外部電池取り付け具1の取付けについて説明する。
バルブシャッターによる長時間露光や寒冷地等での撮影時には、図4に示すように、電池蓋5101を取り外すと共に、電池室51内に収納されているシャッター速度制御専用電池(4SR44形酸化銀電池等)を取り出す。
そして、リチウム電池L(2CR5形)を電池ケース5に収納し、図6に示すように、グリップ係脱用ピン43a、43bの頭部43dをガイド穴11a、13aにそれぞれ通して電池保持部材1Aをカメラボデー41の前面4101に配設し、電池保持部材1Aを持ち上げてグリップ係脱用ピン43a,43bの軸部43eを溝部11b、13bの下端に移動させる。
次に、レバー板19cを操作してロック部材19をばね27のばね力に抗してカメラ40の外側方に移動させた後に、レバー板19cを離してばね27のばね力によってロック部材19を移動させ、側板19bに形成されているロック穴19fをアクセサリー取付ピン45に係止させ、グリップ係脱用ピン43a、43bで保持されている外部電池取り付け具1が動かないように固定する。
ロック部材19は、ばね27のばね力によって常にアクセサリー取付ピン45側に付勢されているので、アクセサリー取付ピン45からロック穴19fが外れることはなくロック状態が維持される。
外部電池取り付け具1をカメラボデー41から外す時は、上記した操作を逆にすることにより外すことができる。
外部電池取り付け具1が、グリップ係脱用ピン43a、43bとアクセサリー取付ピン45でカメラボデー41上に固定されると、コネクタ部33をカメラボデー41の電池室51に装着して、電池ケース5内のリチウム電池Lをコード部31を介してカメラボデー41側の電池室51に電気的に接続する。
【0015】
このように、カメラボデー41の電池室51に収納されるシャッター速度制御専用電池(4SR44形酸化銀電池等)に替えて、外部電池取り付け具1の電池ケース5に収納される大容量で低温特性がよいリチウム電池L(2CR5形)をカメラ40のシャッター速度制御や露出計の電源として用いることにより、バルブシャッターによる長時間露光や寒冷地等での撮影時においても、電池交換することなく撮影を長時間行うことができる。 また、リチウム電池Lは低温特性がよいので、低温時でも保温処理することなく撮影を行うことができる。
【0016】
また、外部電池取り付け具1は、カメラ40に最初から取付けられているグリップ係脱用ピン43a,43bとアクセサリー取付ピン45を利用して取付けられるので、カメラ40を改良することなく外部電池取り付け具1を簡単に取付けることができる。
また、外部電池取り付け具1をカメラ40に取付けると、外部電池取り付け具1をグリップとして使用することができるので、撮影時の操作性を高めることができる。
更に、外部電池取り付け具1の電池ケース5に収納されるリチウム電池L(2CR5)は、カメラボデー41の電池室51に収納される銀電池(4SR44)
に比べて安いので、電池交換時のコストを安くすることができる。
【0017】
また、前記実施例では、外部電池取り付け具1のコネクタ部33をカメラボデー41の電池室51に装着する構成であったが、図7に示すように、コネクタ部33を、外部電源コネクター53に接続されるプラグ71として構成してもよい。
尚、上記した実施例では6×7判のカメラであったが、このカメラに限定されることなく、例えば6×9判、6×6判、6×4.5判等の中判カメラでもよい。
また、上記した実施例では、アクセサリー取付ピン45にロック部材19を係合して外部電池取り付け具1を固定した場合について説明したが、ロック部材19を例えばグリップ係脱用ピン43a,43bの一方に係合させることにより外部電池取り付け具1を固定することができ、ロック部材19を用いて外部電池取り付け具1を固定する構造は種々考えられ、実施例に構造に限定されない。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように本考案によれば、外部電池取り付け具をカメラに簡単に取付けることができ、大きな容量のリチウム電池を用いることにより電池性能を低下させることなく長時間露光を頻繁に行え、寒冷地等で使用する場合であってもコードの取り回しの煩雑さを解消でき、電池交換することなく長時間撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る外部電池取り付け具を示す正面図である。
【図2】本考案に係る外部電池取り付け具を示す側面図である。
【図3】本考案に係る外部電池取り付け具を示す底面図である。
【図4】本考案に係る外部電池取り付け具が取付けられるカメラを示す斜視図である。
【図5】図4に示したカメラに取付けられるグリップを示す斜視図である。
【図6】本考案に係る外部電池取り付け具をカメラに取付けた状態を示す斜視図である。
【図7】本考案の他の実施例に係る外部電池取り付け具をカメラに取付けた状態を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 外部電池取り付け具
3 基板
5 電池ケース
19 ロック部材
33 コネクタ部
40 カメラ
41 カメラボデー
43a,43b グリップ係脱用ピン
45 アクセサリー取付ピン
51 電池室

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 鏡胴の側部のカメラボディ前面に上下に間隔をおいて突設されたグリップ係脱用ピンと、シャッター制御専用の電池が収納される電池室とを備えたカメラに、前記電池とは別の電池の電源を供給するための外部電池取り付け具であって、前記外部電池取り付け具は電池保持部材とコード部材からなり、前記電池保持部材は、前記カメラボディ前面で前記グリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に着脱自在に取り付けられる基板と、前記基板に設けられ、前記基板がカメラボディ側に取り付けられた状態で該カメラボディ側に係合して該取り付け状態を保持するロック部材と、前記基板に設けられ前記シャッター制御専用の電池よりも大きな容量の電池を収容する電池ケースとで構成され、前記コード部材は、前記電池ケースに収容された電池に接続されたコード部と、前記コード部の端部に設けられ前記カメラボディ側に係脱可能に結合して前記電池ケースに収容された電池の電源を前記電池室の接片側に供給するコネクタ部とで構成されている、ことを特徴とする外部電池取り付け具。
【請求項2】 前記基板の上下に間隔をおいた箇所には、グリップ係脱用ピンの頭部の挿通を可能とした孔部と、前記孔部に連通し前記グリップ係脱用ピンの軸部の移動を可能とした溝部が形成され、前記基板は、孔部にグリップ係脱用ピンの頭部を挿通させ、グリップ係脱用ピンの軸部を溝部に位置させた状態でカメラボディ側に取り付けられる請求項1記載の外部電池取り付け具。
【請求項3】 前記ロック部材は前記グリップ係脱用ピンに係合することで前記基板のカメラボディへの取り付け状態を保持するように形成されている請求項1または2記載の外部電池取り付け具。
【請求項4】 前記電池ケースは基板の下部に設けられ、前記ロック部材はこの電池ケースよりも上方の基板箇所に設けられている請求項1,2または3記載の外部電池取り付け具。
【請求項5】 前記カメラボディ前面よりも前方で鏡胴の側部箇所には外側方に向けてロックピンが突設され、前記基板がグリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に取り付けられた状態で、前記ロック部材が前記ロックピンに係合して基板のカメラボディへの取り付け状態が保持される請求項1または2記載の外部電池取り付け具。
【請求項6】 前記カメラボディ前面よりも前方で鏡胴の側部箇所には外側方に向けてロックピンが突設され、前記ロック部材は基板の左右方向に移動可能に設けられ、前記基板がグリップ係脱用ピンを介してカメラボディ側に取り付けられた状態で、前記ロック部材が前記ロックピン側に移動して該ロックピンに係合し、基板のカメラボディへの取り付け状態が保持される請求項1または2記載の外部電池取り付け具。
【請求項7】 前記ロック部材を前記ロックピン側に移動する方向に付勢するばね手段が設けられている請求項5または6記載の外部電池取り付け具。
【請求項8】 前記ロックピンには、カメラのアクセサリー取付ピンが兼用される請求項5,6または7記載の外部電池取り付け具。
【請求項9】 前記コネクタ部は前記電池室に係脱可能に形成され、かつ、電池室に係合した状態で電池室の接片に接触する接片を備える請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の外部電池取り付け具。
【請求項10】 前記カメラボディには、前記電池室の接片側に接続する外部端子部が設けられ、前記コネクタ部は前記外部端子部に係脱可能に形成されている請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の外部電池取り付け具。
【請求項11】 前記電池ケースには開閉蓋が設けられている請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10記載の外部電池取り付け具。
【請求項12】 前記カメラは、6×7判の中判カメラである請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載のカメラの外部電池ケース。
【請求項13】 前記電池ケースに収容される電池はリチウム電池である請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または12記載のカメラの外部電池ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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