説明

カメラの絞り機構

【課題】 カメラの絞り機構において絞り羽根の揺動を防止する。
【解決手段】 ベース20に円形穴22を形成する。ベース20に3枚の絞り羽根30を固定ピン32により回転自在に支持固定し、ベース面20a上で円形穴22の周りに移動可能にさせる。各絞り羽根30にガイドピン34を設ける。円形穴22の中心周りに回転可能なカム板50を設ける。カム板50に3本のガイドピン34に対応したガイド溝55を形成する。カム板50の回転に連動して、各ガイドピン34が対応したガイド溝55内で移動し、絞り羽根30が回動して円形穴22を開閉する。カム板50をベース20側へ支持するために押え板40をベース20に取り付ける。押え板40にトーションバネ70を設け、各ガイドピン34をガイド溝55の側面に押圧付勢する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影光学系への入射光を調節するカメラの絞り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影光学系に入る光を調節する絞り機構として、複数枚の絞り羽根を撮影光学系の光軸に垂直な平面に沿って移動させることにより絞りの大きさを変化させるものが知られている。このような絞り機構では、円形孔を有するベースが設けられ、複数の絞り羽根が円形孔中心に配置されるとともに一端で回動可能にベースに支持固定される。モータ駆動を伝達し、ベースに対して移動可能なカム板にはガイド溝が形成され、絞り羽根に一体的に設けられたガイドピンがこのガイド溝に嵌合する。カム板がモータ駆動によって移動するとガイド溝に沿ってガイドピンが移動し、ガイドピンの移動に連動して絞り羽根が回動する。絞り羽根の回動により絞りの大きさが調節される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガイドピンはガイド溝に対して所定の遊びをもって嵌合するため、ガイドピンがガイド溝内で移動開始時および終了時において無駄な動き(即ちバックラッシュ)が生じる。従ってこの時ガイドピンに連動して絞り羽根はベースの円形孔に対して微少揺動する。絞りの大きさを正確に調整する、即ち絞り精度を向上するためには微少揺動のない絞り羽根が要求されるが、ガイドピンのバックラッシュを生じる従来の構成では絞り精度の向上は望めない。
【0004】本発明は、この様な点に鑑みてなされたものであり、絞り羽根の揺動を防止するカメラの絞り機構を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの絞り機構は、開口に対して相対変位可能な複数の絞り羽根と、複数の絞り羽根を相対変位させることにより、開口の大きさを調整する駆動部材とを備えたカメラの絞り機構において、各絞り羽根に対応して駆動部材に形成された複数のカム部と、複数のカム部に対応して各絞り羽根にそれぞれ形成された複数のカムフォロアと、各絞り羽根ごとに設けられ、各カムフォロアをそれぞれ対応したカム部に常時当接させる付勢手段とを備えることを特徴としている。
【0006】カメラの絞り機構において、好ましくは、カムフォロアが絞り羽根に一体的に設けられたガイドピンに備えられ、カム部が駆動部材に形成された溝部に備えられる。
【0007】カメラの絞り機構において、好ましくは付勢手段がバネ部材である。さらに好ましくは、バネ部材が螺旋状に巻回された螺旋部と、この螺旋部の一端から螺旋部の接線方向に延び、先端が所定位置に係止される第1の端部と、螺旋部の他端から延び、絞り羽根の全開状態において先端に向かうに従って第1の端部との距離が漸減し、ガイドピンに常時係合する第2の端部とを備える。
【0008】カメラの絞り機構において、好ましくは、バネ部材の第2の端部が、第1の端部に対して離間する方向へガイドピンを付勢する。
【0009】カメラの絞り機構において、好ましくは、ガイドピンの側面に周方向に延びる溝部が形成され、この溝部において第2の端部が摺動可能である。
【0010】カメラの絞り機構において、好ましくは、カメラ本体に固定され、絞り羽根により形成される最大の大きさの開口に対応した円形穴を備えたベースと、このベースに取り付けられベースと共に絞り羽根を支持し、ベース円形穴と同じ大きさの円形穴と、各絞り羽根に対応し円形穴の周りに形成された複数の扇形穴を有する押え部材とを備える。
【0011】カメラの絞り機構において、好ましくは、押え部材の一方の面でありかつ扇形穴の側方に、バネ部材の螺旋部を摺動可能に支持する半円形の凹部が形成される。さらに好ましくは、押え部材の半円形凹部が設けられる面と反対側の面でありかつ扇形穴の側方に、バネ部材の第1の端部を係止するための凹部が設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカメラの絞り機構の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】図1には実施形態であるカメラの絞り機構の断面図が示される。なお図1は図3のI−I線における断面図である。カメラ本体に固定されたレンズ鏡筒10には2つのレンズ群12、14が設けられる。レンズ群12はレンズ鏡筒10の先端側に固定される。レンズ群14はレンズ群12の後方において図示しない支持機構によりレンズ鏡筒10に支持され、光軸L(図中、一点鎖線で示される)に沿って移動可能である。絞り機構は2つのレンズ群12、14の間に設けられ、レンズ群12からの光を所定の径を有する絞りを介してレンズ群14に入射させる。
【0014】絞り機構はベース20、絞り羽根30、押え板40、カム板50、モータ60、トーションバネ70とを備える。ベース20のレンズ群12側の面20aにはギア62、ギア64、セクタギア66が設けられ、モータ60の回転駆動をカム板50に伝達する。
【0015】図2を参照して絞りの原理について説明する。図2はベース20と絞り羽根30とを簡略化して示す平面図である。ベース20は光軸L(図1参照)に垂直な平面上に設けられる板材であり、レンズ鏡筒10に固定される。ベース20には光軸Lを軸心とする円形穴22が形成される。円形穴22の径は絞りの最大径になるように設定される。ベース20にはピン32により絞り羽根30が矢印Aで示す方向に回動可能に取り付けられ、ベース20の面20aに沿って回動する。絞り羽根30は円形穴22の周りに3枚設けられる。各絞り羽根30は周方向において等間隔であり、一部が互いに重なるように取り付けられる。
【0016】図2は絞りの開度が最も大きい状態を示す。図2に示す状態から、絞り羽根30がピン32を中心に反時計周りに回転すると、各絞り羽根30によって円形穴22の一部が塞がれ、絞りの開度が小さくなる。逆に絞り羽根30が時計周りに回転すると、絞りの開度は大きくなる。なお、各絞り羽根30は同時に回転し、その各回転角は同一である。このようにして絞りの開度が調整され、レンズ群14への入射光が調節される。
【0017】図1及び図3を参照して絞り羽根30を駆動する構成を説明する。図3はカメラの絞り機構の平面図である。絞り羽根30はモータ60により駆動され、このモータ60の駆動力はギア62、ギア64、セクタギア66、およびカム板50を介して絞り羽根30に伝達される。3枚の絞り羽根30にはガイドピン34がそれぞれ設けられ、カム板50には3つのガイドピン34に対応したガイド溝55が3ヵ所に形成される。ガイドピン34はカム板50に伝達された駆動により、ガイド溝55に沿って移動する。ガイドピン34の移動に伴って絞り羽根30がピン32周りに回動し、絞りの大きさが変化する。
【0018】図4は絞り羽根30の平面図であり、図5は図4のV−V線における絞り羽根30の断面図である。絞り羽根30は三日月状の薄い鋼板であり、2つのピン穴31、33が形成される。ピン穴31は絞り羽根30の一方の端部に設けられ、固定ピン32が挿入される。ピン穴33は絞り羽根30の略中央に設けられ、固定ピン32が挿入される方向の反対方向からガイドピン34が挿入される。ガイドピン34の側面には周方向全体に渡って溝34aが形成される。固定ピン32はベース20に嵌合固定され(図1参照)、これにより絞り羽根30はベース20に対して固定ピン32周りに回動可能に取り付けられる。
【0019】図6は押え板40をレンズ群14側から見た平面図であり、図7は図6のVII−VII線における押え板40の断面図である。押え板40はレンズ群12側の面40a(図6には図示しない)が平面状に形成された円板状の部材であり、円板41とこの円板41の外縁に一体的に形成された取付部44とを備える。
【0020】2つの取付部44にはそれぞれ取付穴44aと突起44bとが形成される。突起44bはベース20に嵌合し、取付穴44aを介してネジ45がベース20に螺合する(図3参照)。これにより押え板40がベース20に固定される。各取付部44の板厚は円板41の板厚より厚みdだけ大きく設けられ、ベース20に固定された状態で円板41はベース20に対して厚みd分の間隙を有し、この間隙において絞り羽根30が移動する。
【0021】円板41には、中央に光軸L(図1参照)を軸心とする円筒壁42と、円筒壁42の周囲に同心状かつ等間隔に形成された3つの長穴46とが形成される。円筒壁42の内周面42aの直径は、ベース22の円形穴22の直径と略同じである。円板41のレンズ群14側(ベース20側)の面41a側には、各長穴46の側方に半円の凹部46aが形成され、その反対側の面40a側に台形の凹部46bが形成される。
【0022】図8はカム板50をレンズ群12側から見た平面図であり、図9はその側面図である。カム板50はベース20と押え板40との間に介装される板材であり、ベース20及び押え板40に対して光軸L(図1参照)周りに所定範囲内で回転自在である。カム板50はドーナツ状の円板52を備え、この円板52の外縁には、径方向に沿って外側に延びる嵌合板部54と検出用片56とが設けられる。
【0023】円板52は押え板40の円板41の直径とほぼ同じ直径を有し、中央に光軸Lを中心とする円形穴58が形成される。円形穴58の直径は円筒壁42の外周面42bの直径とほぼ同じであり、円形穴58は円筒壁42の外周面42bに対して回転可能に係合する。円形穴58の周囲には3つのガイド溝55が周方向に関して等間隔に形成される。ガイド溝55はガイドピン34の直径よりも微小だけ大きい溝幅を有する略長円形を呈している。ガイド溝55は円形穴58から径方向に延び、時計周り方向に僅かに傾斜している。このガイド溝55にはガイドピン34が摺動可能に係合する。
【0024】嵌合板部54は先端に形成されたU字溝54aにおいて、セクタギア66に固定されたピン68に遊嵌している。嵌合板部54の側方には円板52に対して垂直方向に延びたバネ係止部57が設けられる。図3に明らかなように、このバネ係止部57には、ベース20に一端が係止されたバネ59が係合し、このバネ59によりカム板50が反時計周り方向に付勢される。
【0025】検出用片56は、光センサ80の図示しない発光部と受光部との間隙を非接触で通過可能である。発光部から受光部への光が検出用片56により遮られることにより、光センサ80は検出用片56の位置を検出し、その検出信号をカメラ本体の制御部(図示しない)に出力する。検出用片56が図3に示す初期位置、即ち絞りが全開の状態となる位置においては、光センサ80の検出信号はHレベルとなる。カム板50が回転し、検出用片56が光センサ80から離間すると、光センサ80の検出信号はLレベルとなる。なお、撮影完了後は検出用片56が初期位置に復帰される。
【0026】図10はトーションバネ近傍の構成を示す部分斜視図であり、一部を破断して示す図である。トーションバネ70は金属線からなり、螺旋状に巻回された螺旋部72と、この螺旋部72から延びた2つの端部74、76を備える。トーションバネ70は、カム板50のレンズ群12側の面50a上でありかつ押え板40の長穴46内に設けられる。
【0027】螺旋部72の一部は面50aと押え板40の半円凹部46aとの間に収容され、螺旋部72の側面は半円凹部46aにより支持される。第1の端部74は螺旋部72の一方の端部から長穴46の側面に沿って直線状に延び、先端がフック状に形成されて、台形凹部46bに懸架される。第2の端部76はカム板50の面50aに沿って螺旋部72の他端から延びており、先端に向かうに従って第1の端部74との距離が漸減する。第2の端部76は略中間の位置において第1の端部74とは反対の方向に曲折しており、第2の端部76の先端はガイドピン34の溝部34aに係合する。
【0028】トーションバネ70において、2つの端部74、76が互いに離間する方向に付勢力が働く。従って第1の端部74において押え板40に支持されたトーションバネ70は、第2の端部76においてガイドピン34を接線方向(図10の矢印B)に付勢し、ガイドピン34を溝部55の側面に当接させる。またこのとき、ガイドピン34による反作用力が第2の端部76にかかり、トーションバネ70は螺旋部72が半円凹部46aに密着する方向に付勢される。図3に示すように、絞りの全開状態において、第1の端部74と第2の端部76の曲折した部分との距離は、螺旋部72の直径より小さくなるので、トーションバネ70は自身のバネ力により半円凹部46aの側面へ付勢され、他の保持部材なしに半円凹部46a内で安定して保持される。
【0029】図3、図11および図12を参照して、絞り機構の動作について説明する。図3は全開状態の絞り機構を示す平面図、図11は全閉状態の絞り機構を示す平面図である。図12は絞り羽根30の移動の仕組みを模式的に示す図である。なお図12において、全開状態のカム板50と絞り羽根30との位置が実線で示され、全閉状態のカム板50と絞り羽根30とが破線で示される。また図示を単純化するために、絞り羽根30は1枚のみ示される。
【0030】モータ60が駆動されない初期状態において、カム板50はバネ59の付勢力により図3に示す位置に固定されており、このときガイドピン34はガイド溝55の外側に位置し、また絞り羽根30は円形穴22及び円筒壁42よりも径方向の外側に位置する。即ち絞りは全開状態にある。
【0031】モータ60が駆動すると、ギア62、64を介してセクタギア66に回転駆動が伝達され、セクタギア66と共にピン68がピン67周りに回動する。カム板50はピン68に連動してバネ59の付勢力に反して光軸L周りに回転する。図12に示すように、嵌合板部54が光軸L周りに角度αだけ回転すると、ガイド溝55の位置も光軸L周りに角度αだけ時計周りに移動する。この時固定ピン32はベース20上に固定されているため、ガイド溝55の移動に連動して、ガイドピン34が固定ピン32周りに角度βだけ反時計周りに回動する。なお角度βは角度αに対応して適宜設定される。ガイドピン34が回動することにより、絞り羽根30が実線の位置から破線の位置に移動、即ち固定ピン32を中心に反時計周りに回動し、円形穴22および内周面42aが絞り羽根30により徐々に開度が小さくなる。このようにして、図11に示すように絞りは3枚の絞り羽根30により開度を小さくさせられる。
【0032】図3および図11で明らかなように、トーションバネ70の第2の端部76は、トーションバネ70の付勢力によってのみ、ガイドピン34に対して溝部34aにおいて接線方向に当接している。従って、ガイドピン34が光軸Lに向かって移動するにつれ、第2の端部76は溝部34aに摺接しながら第1の端部74から離間する。即ち、第2の端部76は、絞り機構の開度調整動作に関わらずガイドピン34に常にその接線方向に当接し、ガイドピン34を溝部55の側面に押圧付勢するので、ガイドピン34および絞り羽根30がガタつくことなくスムーズに回動でき、絞りの精度が向上する。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、カメラの絞り機構において絞り羽根の揺動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの絞り機構の実施形態を示す断面図であり、図3のI−I線における断面図である。
【図2】図1に示す絞り機構のベースと絞り羽根とを示す平面図である。
【図3】図1に示す絞り機構の平面図であり、全開状態を示す図である。
【図4】図1に示す絞り羽根の平面図である。
【図5】図4に示す絞り羽根の側面図である。
【図6】図1に示す絞り羽根押え板の平面図である。
【図7】図6に示す絞り羽根押え板のVII−VII線における断面図である。
【図8】図1に示すカム板の平面図である。
【図9】図8に示すカム板の側面図である。
【図10】トーションバネの近傍の構成を一部破断して示す斜視図である。
【図11】図1に示す絞りの全閉状態を示す平面図である。
【図12】絞りの開度が調整される動作を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒
12、14 レンズ群
20 ベース
30 絞り羽根
40 押え板
50 カム板
60 モータ
70 トーションバネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口に対して相対変位可能な複数の絞り羽根と、前記複数の絞り羽根を相対変位させることにより、開口の大きさを調整する駆動部材とを備えたカメラの絞り機構において、前記各絞り羽根に対応して前記駆動部材に形成された複数のカム部と、前記複数のカム部に対応して前記各絞り羽根にそれぞれ形成された複数のカムフォロアと、前記各絞り羽根ごとに設けられ、前記各カムフォロアをそれぞれ対応した前記カム部に常時当接させる付勢手段とを備えることを特徴とするカメラの絞り機構。
【請求項2】 前記カムフォロアが前記絞り羽根に一体的に設けられたガイドピンに備えられ、前記カム部が前記駆動部材に形成された溝部に備えられることを特徴とする請求項1に記載のカメラの絞り機構。
【請求項3】 前記付勢手段がバネ部材であることを特徴とする請求項2に記載のカメラの絞り機構。
【請求項4】 前記バネ部材が螺旋状に巻回された螺旋部と、この螺旋部の一端から前記螺旋部の接線方向に延び、先端が所定位置に係止される第1の端部と、前記螺旋部の他端から延び、前記絞り羽根の全開状態において先端に向かうに従って前記第1の端部との距離が漸減し、前記ガイドピンに常時係合する第2の端部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のカメラの絞り機構。
【請求項5】 前記バネ部材の前記第2の端部が、前記第1の端部に対して離間する方向へ前記ガイドピンを付勢することを特徴とする請求項4に記載のカメラの絞り機構。
【請求項6】 前記ガイドピンの側面に周方向に延びる溝部が形成され、この溝部において前記第2の端部が摺動可能であることを特徴とする請求項5に記載のカメラの絞り機構。
【請求項7】 カメラ本体に固定され、前記絞り羽根により形成される最大の大きさの開口に対応した円形穴を備えたベースと、このベースに取り付けられベースと共に前記絞り羽根を支持し、前記ベース円形穴と同じ大きさの円形穴と、前記各絞り羽根に対応し前記円形穴の周りに形成された複数の扇形穴を有する押え部材とを備えることを特徴とする請求項6に記載のカメラの絞り機構。
【請求項8】 前記押え部材の一方の面でありかつ前記扇形穴の側方に、前記バネ部材の前記螺旋部を摺動可能に支持する半円形の凹部が形成されることを特徴とする請求項7に記載のカメラの絞り機構。
【請求項9】 前記押え部材の前記半円形凹部が設けられる面と反対側の面でありかつ前記扇形穴の側方に、前記バネ部材の前記第1の端部を係止するための凹部が設けられることを特徴とする請求項8に記載のカメラの絞り機構。

【図2】
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【図4】
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【図7】
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【図1】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開平11−160754
【公開日】平成11年(1999)6月18日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平9−343982
【出願日】平成9年(1997)11月28日
【出願人】(000000527)旭光学工業株式会社 (1,878)