説明

カラス襲撃対策用防護具

【課題】カラスの襲撃から作業者の後頭部及び首を保護する防護具を提供する。
【解決手段】ヘルメットに取付けられる防護具は、概略台形状を有する表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4と表裏面メッシュ地3、4の間に配置される内部メッシュ地5とから構成されている。表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4は、ポリエステル材からなり、内部メッシュ地5は、ポリエチレン材からなる。また、内部メッシュ地5は左右2つのメッシュ地から構成され、それらの側面部が他の布地11を介して縫着されている。防護具は、この縫製された部分において容易に折れ曲がり、作業者の後頭部及び首の周りに沿って最適な位置に配置される。また、ポリエチレン材の内部メッシュ地5によって、カラスの襲撃による衝撃を吸収でき後頭部及び首を保護できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメットに装着して使用されるカラス襲撃対策用の防護具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ヘルメットに装着されて使用されるカバーの発明については提案されている。
下記、特許文献1には、ヘルメットの側面から後面にかけて装着されるカバーであって、使用者の首筋を覆うように取り付けられるものが開示されている。このカバーによれば、装着性がよく、日除け防止がより効果的で、夜光性塗料の塗布により夜間作業の安全性が確保できる。
【0003】
【特許文献1】特開平10−60726号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のヘルメット用カバーでは、後頭部及び首に加わる衝撃に対しては保護が十分ではなかった。
例えば、電柱等の高所で配電線の作業を行なう際に、作業者がカラスに襲われることがある。これは以下のような理由からであると考えられる。カラスは電柱等の高所に巣作りを行なう。この巣材としては木枝、針金ハンガー、あるいは電線等の様々な材料が使用される。そこで、この巣材を原因とする事故の発生を防ぐ為に、作業者は巣材の除去を行なう。この為、カラスは、作業者が電柱等に登ってくると、カラスの巣(卵、ヒナ)を狙う敵が来たと思い、巣材除去時は勿論のこと、配電線作業を行う際にも作業者に対して襲撃を加える。カラスは、人間に対して襲撃を加えるとき、殆どの場合において人の後方から頭部に向かって襲撃を加えてくる。作業者はこれまでも作業時にはヘルメットを着用していた為、そのヘルメットで覆われている頭部の部分については、襲撃に対して一応の保護がされていた。しかしながら、ヘルメットで覆われていない後頭部及び首に対する襲撃に関しては保護されておらず、カラスの襲撃によってケガをすることもあり危険であった。したがって、このような作業時においては、後頭部及び首の保護材が必要とされていた。
【0005】
そこで、本願発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、作業者が高所で作業する際の、カラスの襲撃に対して作業者の後頭部及び首を保護することができる防護具の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に係るカラス襲撃対策用防護具の発明は、ヘルメットに装着して使用され、カラスの襲撃に対する作業者の後頭部及び首を保護するためのカラス襲撃対策用防護具であって、概略台形状の表面メッシュ地及び裏面メッシュ地と、該表裏面メッシュ地の間に配置される内部メッシュ地とからなる構造体を備え、前記内部メッシュ地は、左内部メッシュ地と右内部メッシュ地とからなり、該2つの内部メッシュ地は、その側辺部が他の布地を介して縫着され、前記構造体の台形状の短辺側を上部として、前記表面メッシュ地と裏面メッシュ地と内部メッシュ地の前記上部の部分は、重ねてその短辺に沿って縫製され、該縫製によって前記上部の部分に、前記表面メッシュ地と前記裏面メッシュ地とにより前記ヘルメットの縁部分が挿入される袋部が形成され、前記構造体の短辺側が前記ヘルメットの側部から後部に掛けて装着されることを特徴とするものである。
【0007】
防護具は、表面メッシュ地、内部メッシュ地、及び裏面メッシュ地が重ね合わされた3層構造となっている。インナーにはメッシュネットを内張りすることで、カラスの襲撃による衝撃を吸収し、作業者の後頭部及び首を保護できる構造とする。2つの部材から構成される内部メッシュ地を布地によって縫製することで、その縫製部において容易に折れ曲がり、作業者の後頭部及び首に沿って最適な位置に防護具は配置される。
【0008】
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明は、請求項1のカラス襲撃対策用防護具において、前記表面メッシュ地と裏面メッシュ地は、ポリエステル材からなり、前記内部メッシュ地は、ポリエチレン材からなることを特徴とするものである。
ポリエチレン材から成る内部メッシュ地により、カラスの襲撃に対しても十分に後頭部及び首を保護することができる。
【0009】
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明は、請求項1又は2のカラス襲撃対策用防護具において、前記ヘルメットに装着されたとき、ヘルメットの側部から前部の周囲を覆うように、前記短辺の一端部から他端部にゴムが取り付けられ、
前記ヘルメットの前縁と後縁とに係合するブラケットが、前記ゴムと前記表面メッシュ地に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0010】
また、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明は、請求項3のカラス襲撃対策用防護具において、前記表面メッシュ地の中央上部に設けられた面ファスナーによって、前記ヘルメットに固定されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明のカラス襲撃対策用防護具によれば、カラスの襲撃による作業者の後頭部及び首への衝撃を緩和して、作業者の後頭部及び首を保護することができ、作業者は、安全な作業を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るカラス襲撃対策用防護具の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、カラス襲撃対策用防護具1(以下、単に防護具1という)の正面(表面)図であり、図2は、防護具1の背面(裏面)斜視図である。また、図3は、作業者がヘルメット2に防護具1を装着した状態を表している。図4は、防護具1を構成する表面メッシュ地3と、裏面メッシュ地4と、内部メッシュ地5を表わしている。
【0013】
防護具1は、図1に示されるように概略台形状を有している。この台形状の短辺側を上部とすると、その上部側がヘルメット2の側部から後部にかけて装着される(図3)。概略台形状を有する表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4と表裏面メッシュ地3、4の間に配置される内部メッシュ地5とは、互いに重ねてその上部分で短辺に沿った方向に縫製され(図2の縫製跡6)固着されている。図4に示すように、表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4と内部メッシュ地5とは、それらの外形において高さ(H1、H2、H3)及び幅(W1、W2、W3)が相違している。裏面メッシュ地4の高さH3と内部メッシュ地5の高さH2とが略同じ高さに形成され、表面メッシュ地3の高さH1が、裏面メッシュ地4の高さH3と内部メッシュ地5の高さH2よりも高く形成されている。また、表面メッシュ地3の幅W1と裏面メッシュ地4の幅W3とが同じ幅に形成され、内部メッシュ地5の幅W2が、表面メッシュ地3の幅W1と裏面メッシュ地4の幅W3よりも狭く形成されている。表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4とが、その底辺の位置(台形状の長辺の位置)が合わさるように重ねられ、短辺以外の辺(底辺、両側辺)が縫製される。これにより形成された表裏面メッシュ地の袋の中に、内部メッシュ地5が挿入され、重なった表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4と内部メッシュ地5との上部分が、短辺に沿って縫製され固着される。
【0014】
この縫製(図2の縫製跡6)によって防護具1の上部分には、表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4とにより浅いポケット(袋部)7が形成される。防護具1をヘルメット2に取り付けた(図3)とき、このポケット7部にヘルメット2の縁が入り込み、防護具1とヘルメット2とが密着する。図5(a)は、図1のE−E線における断面図を、(b)は、ポケット7部にヘルメット2の縁が入り込んだ状態を示す。また、防護具1の上部にはその一端部から他端部に掛けてゴムバンド8が取り付けられている。さらに、防護具1の上部(背の高い表面メッシュ地3の上部中央部)、及びゴムバンド8の中央部にはブラケット9a、9bが取付けられている。これにより、防護具1の上部とゴムバンド8とが、ゴムバンド8の弾性力によりヘルメット2の周囲に密着し、風圧等の外力が加わっても防護具1がヘルメット2から容易に外れないようにしている。また、ブラケット9bがヘルメット2の前縁に係合し、ブラケット9aが上記袋部7に挿入されるヘルメット2の後縁に係合する。このブラケット9a、9bの係合によって、ヘルメット2にゴムバンド8及び防護具1を容易に装着することができる他、ヘルメット2からの防護具1の脱落を防ぐことができる。ブラケットの材質としては、例えば、ジュラコン材のものが使用される。
【0015】
防護具1を構成する表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4は、ポリエステルの生地を使用し通気性を良くした。また、裏面メッシュ地4は、作業者の後頭部あるいは首に直接、接触する可能性が高い為、肌にやさしい素材のポリエステル生地を選択した。さらに、その色は、カラスが嫌う色とされている赤を採用した。内部メッシュ地5は、軟質のポリエチレン製の素材を使用した。軟質素材であるため、後頭部あるいは首に当たっても安全性を確保できる。また、メッシュ地にすることにより通気性を良くすると共に軽量化を図ることができる。耐衝撃度との関係によるが、例えば、メッシュの目は3mm程度とする。
【0016】
防護具1はカラスの襲撃から作業者の後頭部及び首を保護できるものでなければならない。そして、内部メッシュ地4として使用されているポリエチレン製の地が、その衝撃に耐え得るものである必要がある。本発明における防護具としての性能を確保するために、以下のように耐貫通性試験を行なった。試験装置としては乗車用安全帽(JIST8133)の耐貫通性試験装置を利用した。ストライカ先端にアクリル樹脂を使用し、先端角度を70度とした。高さ0.4mの位置から重さ3kgの円錐形ストライカを、内部メッシュ地4として使用したポリエチレン性の地の任意の3箇所に自由落下させて貫通しないことを確認した。この試験における衝撃エネルギーは、Mgh=3kg×9.8m/s2×0.4m=11.7(J)となる。これをカラスの襲撃によるエネルギーに換算してみると、カラスの重さを700g、自由落下9.8m/s2として、Mgh=0.7kg×9.8m/s2×1.7m=11.7(J)の式が成り立つ。即ち、カラスが1.7mのところから襲撃を加えたとしても、本発明による防護具1によって作業者の後頭部あるいは首は保護されることが確認された。今回、カラスの落下加速度を自由落下9.8m/s2にて算出したが、実際は羽根などの抵抗を含めこの値よりも低い速度と判断される。さらに先端角度も70度と鋭角的な角度のストライカーを使用している為、今回の実験による算出は、実際のカラスの襲撃より厳しい値の条件算出と想定される。
【0017】
内部メッシュ地5は、図6に示すように、2つのメッシュ地、即ち、第1の内部メッシュ地(左内部メッシュ地)5aと第2の内部メッシュ地(右内部メッシュ地)5bとから構成されている。これら2つの内部メッシュ地5a、5bは、側面部同士が他の別の布地11、12を介して縫着されている。内部メッシュ地5a、5bの縫着される側の側面13a、13bは、図6(a)に示されるように、湾曲した形状に形成されている。したがって、別の布地11、12を介して縫着された場合には、内部メッシュ地5の中央部、即ち、縫着された側面部が盛上り湾曲した形状になる。この湾曲が、ヘルメット2に装着する防護具1の湾曲として、即ち、作業者の後頭部及び首の周りに沿って配置されるべき防護具として、適している。また、内部メッシュ地5aと5bとを縫着する別の布地11、12は、容易に折れ曲がる布地であるため、布地の折れ曲がりにより防護具1も両内部メッシュ地5aと5bが向き合わさるように、中央部で容易に折れ曲がる。この折れ曲がりが、作業者の後頭部及び首の周りを覆う為の防護具として適しており、風圧が加わる状況でも防護具1が後頭部及び首に沿って密着し飛ばされ難くなる。また、ヘルメットから取り外したときにも、容易に半分に折りたため、持ち運びにも便利である。図7は、図1のF−F線における断面図である。表裏面メッシュ地3、4によって形成される袋状部の中に、内部メッシュ地5が配置されている様子、及び、内部メッシュ地5を構成する左内部メッシュ地5aと右内部メッシュ地5bとが別の布地11、12によって縫着されている状態が認識できる。
【0018】
尚、上記形態では、図4に示すように、表面メッシュ地3と裏面メッシュ地4については、1枚から成るメッシュ地を使用しているが、上記内部メッシュ地5(例えば、図6に示すもの)と同様に、左右2つのメッシュ地で構成するようにしてもよい。この場合、表裏面メッシュ地にはポリエステル生地を使用しているため、内部メッシュ地5のように別の部材(11、12)を使用して縫着する必要はなく、左右2つの側面部同士を重ねて縫着すればよい。このように、表面メッシュ地と裏面メッシュ地のそれぞれの中央部にも縫製を入れることにより、防護具1は、より中央部で折れ曲がり易くなり、例えば、作業者が体を曲げた際等に、後頭部及び首の周りに沿って折れ曲がり、より密着して配置される。
【0019】
図8から図10に、防護具の別の形態を示す。この形態は、上述した形態において、防護具のヘルメット2に対する装着性をより安定、確実にする為に、表面メッシュ地3に固定手段20を設けている。具体的には、例えば、固定手段として面ファスナーを使用することができる。図9(a)、(b)は、ヘルメット2に防アーク面21を取り付けた状態を示す。防アーク面21は、取り付けバンド22によってヘルメット2に固定される。この取り付けバンド22に防護具1の面ファスナー20を係着し、防護具1のヘルメット2に対する装着安定性を向上させる。図10には、防護具1をヘルメット2に装着させ状態(作業者の後方から見た図)を示す。防護具1は、表面メッシュ地3の中央上部に取り付けられた面ファスナー20によって、取り付けバンド22に係着され、より確実にヘルメット2に固着される。尚、図3あるいは図5に基づいて上述したのと同様に、ゴムバンド8がヘルメット2の周囲に配設され、またブラケットがヘルメット2の縁に係合され、防護具1は、ゴムバンド8の弾性力によってもヘルメット2に安定して装着される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る防護具を表面側から見た平面図である。
【図2】本発明に係る防護具を裏面側から見た斜視図である。
【図3】作業者がヘルメットに防護具を装着した状態を表わす図である。
【図4】防護具を構成する表面メッシュ地、内部メッシュ地、及び裏面メッシュ地を表わす分解斜視図である。
【図5】(a)は、図1のE−E線における断面図であり、(b)は、防護具のポケット部にヘルメットの縁が入り込んだ状態を示す図である。
【図6】(a)は、内部メッシュ地を構成する左右2つのメッシュ地を表わす図であり、(b)は、別の部材を介して左右2つのメッシュ地を縫製する様子を表した図であり、(c)は、1つの内部メッシュ地に縫製された状態を表わす図である。
【図7】図1のF−F線における断面図である。
【図8】防護具に固定手段を取り付けた形態を示す図である。
【図9】(a)は、ヘルメットに防アーク面を取り付けた状態を示す図である。(b)は、固定手段によって、防護具を防アーク面の取付けバンドに取付ける様子を示す図である。
【図10】ヘルメットに装着した防護具を、さらに固定手段により防アーク面のバンドに係着した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0021】
1 防護具(カラス襲撃対策用防護具)
2 ヘルメット
3 表面メッシュ地
4 裏面メッシュ地
5 内部メッシュ地
5a 第1の内部メッシュ地(左内部メッシュ地)
5b 第2の内部メッシュ地(右内部メッシュ地)
7 ポケット(袋部)
8 ゴムバンド
9a、9 ブラケット
11、12 別部材(別の布地)
20 固定手段(面ファスナー)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘルメットに装着して使用され、カラスの襲撃に対する作業者の後頭部及び首を保護するためのカラス襲撃対策用防護具であって、
概略台形状の表面メッシュ地及び裏面メッシュ地と、該表裏面メッシュ地の間に配置される内部メッシュ地とからなる構造体を備え、
前記内部メッシュ地は、左内部メッシュ地と右内部メッシュ地とからなり、該2つの内部メッシュ地は、その側辺部が他の布地を介して縫着され、
前記構造体の台形状の短辺側を上部として、前記表面メッシュ地と裏面メッシュ地と内部メッシュ地の前記上部の部分は、重ねてその短辺に沿って縫製され、
該縫製によって前記上部の部分に、前記表面メッシュ地と前記裏面メッシュ地とにより前記ヘルメットの縁部分が挿入される袋部が形成され、
前記構造体の短辺側が前記ヘルメットの側部から後部に掛けて装着されることを特徴とするカラス襲撃対策用防護具。
【請求項2】
前記表面メッシュ地と裏面メッシュ地は、ポリエステル材からなり、前記内部メッシュ地は、ポリエチレン材からなることを特徴とする請求項1に記載のカラス襲撃対策用防護具。
【請求項3】
前記ヘルメットに装着されたとき、ヘルメットの側部から前部の周囲を覆うように、前記短辺の一端部から他端部にゴムが取り付けられ、
前記ヘルメットの前縁と後縁とに係合するブラケットが、前記ゴムと前記表面メッシュ地に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラス襲撃対策用防護具。
【請求項4】
前記表面メッシュ地の中央上部に設けられた面ファスナーによって、前記ヘルメットに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のカラス襲撃対策用防護具。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−30193(P2009−30193A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−193709(P2007−193709)
【出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【出願人】(000003687)東京電力株式会社 (2,580)
【出願人】(394000529)名和興産株式会社 (3)
【Fターム(参考)】