ギフト管理装置、ギフト管理方法及びギフト管理プログラム
【課題】ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することを可能とする。
【解決手段】送受信部106は、ユーザによって指定されたギフトID、カードの種類情報及び当該ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する。利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード番号及び利用可能カード特定部107によって取得されたギフト金額情報を、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する。
【解決手段】送受信部106は、ユーザによって指定されたギフトID、カードの種類情報及び当該ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する。利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード番号及び利用可能カード特定部107によって取得されたギフト金額情報を、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに配布されるギフトを管理するギフト管理装置、ギフト管理方法及びギフト管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば企業等が特定の金額(またはポイント)等をギフト(ユーザ向けのノベルティ)としてユーザに配布することが考えられている。
【0003】
ギフトが配布されたユーザは、ユーザ端末において例えばギフトを識別するためのギフトID等を入力することによって、当該ギフトに対応する金額を例えば電子マネーとして当該ユーザが保持する所定のカード(電子マネーカード等)にチャージ(入金)することができる。
【0004】
これに関連する技術として、例えばポイントと電子マネーとの変換を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−053933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記したように金額をチャージすることが可能なカードには複数の種類がある。
【0007】
しかしながら、上記したギフトを利用する場合、当該ギフトに対して予め設定されている例えば1種類のカードにしか当該ギフトに対応する金額をチャージできない場合が多い。
【0008】
つまり、ユーザに配布されたギフトに対して当該ギフトを利用することができるカード(の種類)が予め定められているため、当該ギフトをユーザが利用する際に、ユーザにとって所望の種類のカードに金額をチャージすることはできない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能なギフト管理装置、ギフト管理方法及びギフト管理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置が提供される。このギフト管理装置は、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段と、ユーザによって指定されたギフトIDを受信する第1の受信手段と、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する第2の受信手段と、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する第3の受信手段と、前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する取得手段と、前記第3の受信手段によって受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記第2の受信手段によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する送信手段とを具備する。
【0011】
また、本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置が実行するギフト管理方法が提供される。このギフト管理方法は、ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップとを具備する。
【0012】
また、本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするための利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフトギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置のコンピュータによって実行されるギフト管理プログラムであって、前記コンピュータに、ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップとを実行させるためのギフト管理プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るギフト管理装置100の主として機能構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト情報格納部102のデータ構造の一例を示す図。
【図3】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト属性情報格納部103のデータ構造の一例を示す図。
【図4】図1に示すギフト管理装置100に含まれるカードイシュア情報格納部104のデータ構造の一例を示す図。
【図5】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト利用履歴格納部109のデータ構造の一例を示す図。
【図6】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際の処理手順を示すフローチャート。
【図7】ユーザに配布されたギフトを当該ユーザが利用する際の本実施形態に係るギフト管理装置100の処理手順を示すフローチャート。
【図8】ギフトIDを入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図9】ギフトを利用可能なカードの種類が表示された際のユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図10】ギフトID及びカード番号を入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図11】ギフトの利用を確認するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るギフト管理装置400の主として機能構成を示すブロック図。
【図13】販売管理システム500において商品が販売される際にギフトが利用される場合における本実施形態に係るギフト管理装置400の処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
【0016】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るギフト管理装置100の主として機能構成を示すブロック図である。このギフト管理装置100は、複数のカードに対して利用可能なギフトを管理する機能を有する。なお、複数のカードには、例えば各種電子マネーが保持される電子マネーカード等が含まれる。また、ギフト管理装置100において管理されるギフトは、例えば当該ギフトを配布するプレゼンター等に販売され、当該プレゼンター等からユーザに対して配布される。なお、ギフトが配布されたユーザは、当該ギフトを利用することによって上記したカードに対して金額をチャージ(入金)することが可能である。
【0017】
ギフト管理装置100は、当該装置の各機能を実現するためのハードウェア構成、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ構成として実現されている。ソフトウェアは、予め記憶媒体またはネットワークからインストールされ、ギフト管理装置100(のコンピュータ)にその機能を実現させるためのプログラム(ギフト管理プログラム)からなる。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係るギフト管理装置100は、ギフトを利用するユーザ(つまり、ギフトが配布されたユーザ)によって利用されるユーザ端末200と通信可能に接続されている。また、ギフト管理装置100は、ギフトが利用されるカードに関する情報を管理する(つまり、カードに金額をチャージする処理等を実行する)ためのカード情報管理システム300と通信可能に接続されている。なお、図1においては1つのカード情報管理システム300のみが示されているが、当該カード情報管理システム300は、上記したカードの種類(例えば、電子マネーの種類)毎に存在する。また、カード情報管理システム300は、当該カード情報管理システムが情報を管理しているカードを発行しているカード発行会社によって管理されている。
【0019】
ギフト管理装置100は、ギフトID発行部101、ギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103、カードイシュア情報格納部104、設定変更部105、送受信部106、利用可能カード特定部107、ギフト登録処理部108、ギフト利用履歴格納部109及び精算処理部110を含む。
【0020】
ギフトID発行部101は、ユーザに対して配布されるギフトを識別するためのギフトIDを発行する。ギフトID発行部101は、予め設定されている桁数及び文字種等の設定情報に基づいてギフトIDをランダムに生成する。なお、ギフトID発行部101は、1つのグループに属する複数のギフトIDを発行する(つまり、ギフトIDをグループ単位で発行する)。
【0021】
ギフト情報格納部102には、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDが格納される。ギフト情報格納部102に格納されたギフトIDは例えば配布用カード等に記載され、当該配布用カードがユーザに配布されることによってギフトが配布される。なお、ギフト情報格納部102には、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す有効期限情報、利用開始日を示す利用開始日情報及び当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報が格納される。
【0022】
ギフト属性情報格納部103には、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDによって識別されるギフトに関する属性情報が格納される。具体的には、ギフト属性情報格納部103には、属性情報として、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDが属するグループを識別するためのグループIDが格納される。
【0023】
カードイシュア情報格納部104には、上記したカードの種類毎に、当該カードを発行(つまり、管理)しているカード発行会社に関する情報が格納される。具体的には、カードイシュア情報格納部104には、カードの種類を示すカード種類情報、当該カードを発行しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社ID及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトID(が属するグループを識別するためのグループID)が対応づけて格納される。
【0024】
設定変更部105は、例えばギフト管理装置100の管理者の操作に応じて、ギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103及びカードイシュア情報格納部104に格納されている各種情報を変更する。具体的には、設定変更部105は、カード種類情報及びカード発行会社IDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているグループIDを変更することによって、当該カード種類情報によって示される種類のカード(当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社から発行されているカード)に対して利用可能なギフトIDを変更することができる。
【0025】
送受信部106は、ユーザによって指定されたギフトIDを当該ユーザによって利用されるユーザ端末200から受信する。また、送受信部106は、ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報をユーザ端末200から受信する。更に、送受信部106は、ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号をユーザ端末200から受信する。また、送受信部106は、後述するように各種情報をユーザ端末200及びカード情報管理システム300に送信する機能を有する。
【0026】
利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカード(の種類)を特定する。利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト属性情報格納部103に格納されているグループIDを特定し、当該グループIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報を特定する。利用可能カード特定部107は、ここで特定されたカード種類情報によって示される種類のカードを、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードとして特定する。なお、利用可能カード特定部107によって特定されたカード(の種類)は、例えば送受信部106を介してユーザ端末200においてユーザに対して提示される。このようにカードの種類がユーザに対して提示されると、当該ユーザは、ユーザ端末200上において当該提示されたカードの種類のうち当該ユーザにとって所望の種類のカード(つまり、ギフトに対応する金額をチャージしたいカード)を選択することができる。この場合、ユーザによって選択されたカードの種類を示すカード種類情報がユーザ端末200から送信され、上記したように送受信部106によって受信される。
【0027】
ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部108は、取得されたギフト金額情報及び送受信部106によって受信されたカード番号を、送受信部106を介してカード情報管理システム300に送信する。このとき、ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システム300に、ギフト金額情報及びカード番号を送信する。これにより、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトがカード情報管理システム300に登録される。この場合、カード情報管理システム300においては、カード番号によって識別されるカードに対してギフト金額情報によって識別される金額をチャージする処理が実行される。
【0028】
また、ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトがカード情報管理システム300に登録されると、当該ギフトがユーザによって利用された旨を示す情報をギフト利用履歴格納部109に登録する。
【0029】
ギフト利用履歴格納部109には、ユーザによって利用されたギフトを識別するためのギフトID、当該ギフトが利用された日(つまり、カード情報管理システム300に登録された日)、当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報及び当該カード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDが対応づけて格納される。
【0030】
精算処理部110は、カード情報管理システム300からの要求に応じて、当該カード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDに対応づけてギフト利用履歴格納部109に格納されているギフト金額情報を、当該カード情報管理システム300に対して送信する。なお、精算処理部110は、送受信部106を介してギフト金額情報を送信する。このようにカード情報管理システム300に対して送信されたギフト金額情報に基づいて、例えばギフト管理装置100及び当該カード情報管理システム300間における精算処理を実行することができる。
【0031】
図2は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト情報格納部102のデータ構造の一例を示す。
【0032】
図2に示すように、ギフト情報格納部102には、ギフトIDに対応づけて有効期限情報、利用開始日情報及びギフト金額情報が対応づけて格納される。
【0033】
ギフトIDは、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDである。有効期限情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す。利用開始日情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトの利用開始日を示す。また、ギフト金額情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示す。
【0034】
図2に示す例では、ギフト情報格納部102には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけて有効期限情報「xx/xx/xx」、利用開始日情報「yy/yy/yy」及びギフト金額情報「1000」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」によって識別されるギフトの有効期限は「xx/xx/xx」であり、当該ギフトの利用開始日が「yy/yy/yy」であり、当該ギフトに対応する金額が1000(円)であることが示されている。
【0035】
図2においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト情報格納部102には、他のギフトIDについても同様に格納されている。
【0036】
図3は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト属性情報格納部103のデータ構造の一例を示す。
【0037】
図3に示すように、ギフト属性情報格納部103には、ギフトIDに対応づけてグループIDが格納される。ギフトIDは、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDである。グループIDは、対応づけられているギフトIDが属するグループを識別するための識別子である。
【0038】
図3に示す例では、ギフト属性情報格納部103には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけてグループID「グループID1」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」がグループID「グループID1」によって識別されるグループに属することが示されている。
【0039】
図3においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト属性情報格納部103には、他のギフトIDについても同様に格納されている。
【0040】
図4は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるカードイシュア情報格納部104のデータ構造の一例を示す。
【0041】
図4に示すように、カードイシュア情報格納部104には、カード種類情報、カード発行会社ID及び許容グループIDが対応づけて格納される。
【0042】
カード種類情報は、カードの種類を示す。カード発行会社IDは、対応づけられているカード種類情報によって示される種類のカードを発行しているカード発行会社を識別するための識別子である。また、許容グループIDは、対応づけられているカード種類情報によって示される種類のカード(つまり、カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって発行されているカード)に対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDが属するグループを識別するための識別子である。
【0043】
図4に示す例では、カードイシュア情報格納部104には、カード種類情報「A」、カード発行会社ID「カード発行会社ID1」及び許容グループID「グループID1」が対応づけて格納されている。これによれば、カード種類情報「A」によって示される種類のカードがカード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されていることが示されている。また、グループID「グループID1」によって識別されるグループに属するギフトIDによって識別されるギフトは、カード種類情報「A」によって示される種類のカード(カード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されているカード)に対して利用可能であることが示されている。
【0044】
図4においてはカード種類情報「A」のみが示されているが、カードイシュア情報格納部104には、他のカード種類情報についても同様に格納されている。
【0045】
図5は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト利用履歴格納部109のデータ構造の一例を示す。
【0046】
図5に示すように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトIDに対応づけて利用日情報、ギフト金額情報及びカード発行会社IDが格納されている。
【0047】
ギフトIDは、ユーザによって利用されたギフトを識別するための識別子である。利用日情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す。ギフト金額情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフト(つまり、ユーザによって利用されたギフト)に対応する金額を示す。カード発行会社IDは、対応づけられているギフトIDによって識別されたギフトが利用されたカード(当該ギフトに対応する金額がチャージされたカード)を発行しているカード発行会社を識別するための識別子である。換言すれば、カード発行会社IDは、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトが登録されたカード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するための識別子である。
【0048】
図5に示す例では、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけて利用日情報「zz/zz/zz」、ギフト金額情報「1000」及びカード発行会社ID「カード発行会社ID1」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」によって識別されるギフトが「zz/zz/zz」に利用され、当該ギフトに対応する金額が1000(円)であり、カード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されているカードに対して当該ギフトが利用されたことが示されている。
【0049】
図5においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト利用履歴格納部109には、他のユーザによって利用されたギフトを識別するためのギフトIDについても同様に格納されている。
【0050】
次に、図6のフローチャートを参照して、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際の処理手順について説明する。なお、ギフトID発行部101は、例えば1つのグループに属する複数のギフトIDを発行する。
【0051】
まず、ギフトID発行部101は、ギフトIDを生成する(ステップS1)。このとき、ギフトID発行部101は、例えば設定情報に基づいてギフトIDをランダムに生成する。ここで、設定情報には、ギフトIDに用いられる例えば桁数及び文字種等が予め設定されている。例えば設定情報において桁数が16であり、文字種が英数混在であることが設定されている場合には、ギフトID発行部101は、このような設定情報に基づいて英数混在の16桁のギフトIDを生成する。また、設定情報において桁数が20であり、文字種が数字であることが設定されている場合には、ギフトID発行部101は、このような設定情報に基づいて数字列により構成される20桁のギフトIDを生成する。
【0052】
次に、ギフトID発行部101は、ギフト情報格納部102を参照して、ステップS1において生成されたギフトIDが当該ギフト情報格納部102に格納されているか否かを判定する。この処理により、ギフトID発行部101は、ステップS1において生成されたギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されているか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、ステップS1において生成されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されている場合には、当該ギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されていると判定される。一方、ステップS1において生成されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されていない場合には、当該ギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されていないと判定される。
【0053】
同一のギフトIDが過去に生成されていると判定された場合(ステップS2のYES)、ステップS1に戻って処理が繰り返される。
【0054】
一方、同一のギフトIDが過去に生成されていないと判定された場合(ステップS2のNO)、ギフトID発行部101は、ステップS1において生成されたギフトIDをギフト情報格納部102に格納(登録)する(ステップS3)。このとき、ギフトID発行部101は、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す有効期限情報、当該ギフトの利用開始日を示す利用開始日情報及び当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報をギフト情報格納部102に格納する。
【0055】
なお、ここでギフト情報格納部102に格納される有効期限情報(によって示される有効期限)、利用開始日情報(によって示される利用開始日)及びギフト金額情報(によって示される金額)は、予め定められていてもよいし、ギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際にギフト管理装置100の管理者によって指定されても構わない。
【0056】
次に、ギフトID発行部101は、ステップS1において発行されたギフトID及び当該ギフトIDが属するグループを識別するためのグループIDをギフト属性情報格納部103に格納(登録)する(ステップS4)。
【0057】
なお、上述したようにギフトID発行部101は、同一のグループに属する複数のギフトIDとして例えば設定されている数のギフトIDを発行する。この場合、設定されている数のギフトIDを発行するまで、上記したステップS1〜S4の処理が繰り返される。これにより、同一のグループに属する複数のギフトIDが発行される。このように発行されたギフトIDは、ギフト属性情報格納部103において同一のグループIDに対応づけられる。
【0058】
また、上述したギフトIDが発行される処理とは別の処理として、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDの各々が属するグループを識別するためのグループIDが所定のカード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に登録される。これにより、上記したギフトID発行部101によって発行されたギフトIDによって識別されるギフトが利用可能なカードの種類がカードイシュア情報格納部104に対して設定される。
【0059】
上記したようにギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103及びカードイシュア情報格納部104には必要な情報が登録(設定)されるが、本実施形態においては、これらの情報が当該各部102〜104に登録された後であっても、設定変更部105によって当該情報を適宜変更することが可能である。具体的には、設定変更部105によれば、カードイシュア情報格納部104に格納されている情報(例えば、グループID)等を適宜変更することが可能である。つまり、本実施形態においては、各種情報が一旦登録された後であっても、必要に応じて柔軟に対応することが可能となる。
【0060】
次に、図7のフローチャートを参照して、ユーザに配布されたギフトを当該ユーザが利用する際の本実施形態に係るギフト管理装置100の処理手順について説明する。
【0061】
ここで、ユーザ端末200を利用するユーザには、上記したようにギフトID発行部101によって発行されたギフトID(ギフト情報格納部102に格納されたギフトID)が記載された配布用カード(つまり、ギフト)が配布されているものとする。
【0062】
ギフトを利用する際には、ユーザは、ユーザ端末200に予め指定された画面を表示し、当該画面上において配布用カードに記載されたギフトIDを入力する。
【0063】
ここで、図8は、ギフトIDを入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す。図8に示すように、ユーザ端末200の画面210には、ギフトIDを入力するための入力欄211及び「次へ」ボタン212が設けられている。
【0064】
ユーザは、ユーザ端末200を操作することにより、画面210に設けられているギフトIDの入力欄211に配布用カードに記載されたギフトIDを入力することができる。以下の説明においては、この入力欄211に対して入力されたギフトIDを対象ギフトIDと称する。
【0065】
画面210に設けられている入力欄211に対象ギフトIDが入力された後に、ユーザによってユーザ端末200が操作されることにより、画面210に設けられている「次へ」ボタン212が指定(押下)されると、画面210に設けられている入力欄211に入力された対象ギフトIDがギフト管理装置100に送信される。
【0066】
この場合、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、ユーザ端末200から送信された対象ギフトIDを受信する(ステップS11)。
【0067】
次に、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録(格納)されているか否かが判定される(ステップS12)。この処理により、対象ギフトIDがギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によって発行されたギフトIDであるか否かが判定される。
【0068】
対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていると判定された場合(ステップS12のYES)、利用可能カード特定部107は、当該対象ギフトIDに対応づけてギフト属性情報格納部103に格納されているグループIDを特定する。ここで特定されるグループIDによって識別されるグループは、対象ギフトIDが属するグループである。
【0069】
利用可能カード特定部107は、特定されたグループIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報を特定する(ステップS13)。ここで特定されたカード種類情報によって示されるカードの種類は、対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類である。
【0070】
次に、利用可能カード特定部107は、特定されたカード種類情報を、送受信部106を介してユーザ端末200に送信する。これにより、利用可能カード特定部107によって特定されたカード種類情報によって示されるカードの種類(対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類)がユーザ端末200において提示される(ステップS14)。なお、利用可能カード特定部107は、特定されたカード種類情報とともに、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報をユーザ端末200に送信しても構わない。
【0071】
ここで、図9は、対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類が表示(提示)された際のユーザ端末200の画面の一例を示す。ここでは、利用可能カード特定部107によってカード種類情報「A」、「B」及び「C」とギフト金額情報「1000」がユーザ端末装置200に送信されたものとする。
【0072】
この場合、図9に示すようにユーザ端末200の画面220においては、利用可能カード特定部107によって送信されたギフト金額情報「1000」によって示される金額(1000円)が対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額(ギフトID残額)として表示されている。
【0073】
また、ユーザ端末200の画面220には、利用可能カード特定部107によって送信されたカード種類情報の各々に対応するボタンが設けられている。ここでは、カード種類情報「A」に対応するボタン(以下、単に「A」ボタンと表記)221、カード種類情報「B」に対応するボタン(以下、単に「B」ボタンと表記)222及びカード種類情報「C」に対応するボタン(以下、単に「C」ボタンと表記)223が設けられている。
【0074】
この場合、ユーザは、ユーザ端末200の画面220上に設けられているボタン221〜223のうちの1つを選択(押下)することによって、当該ボタンに対応するカードの種類を、対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額(ここでは、1000円)の登録先となるカードの種類(つまり、ユーザにとって所望のカードの種類)として指定することができる。ユーザは、このようにカードの種類を指定することによって、当該ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能となる。
【0075】
なお、ユーザによってボタン221〜223のうちの1つが選択されると、ユーザ端末200は、当該ボタンに対応するカード種類情報をギフト管理装置100に送信する。
【0076】
このようにユーザ端末200からカード種類情報が送信されると、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、当該カード種類情報を受信する(ステップS15)。
【0077】
一方、ユーザ端末200においては、ギフトID及びカード番号を入力するための画面が更に表示される。この場合、上記したようにユーザによって指定されたカードの種類に応じて表示される画面が適宜変更されるような構成であっても構わない。
【0078】
ここで、図10は、ギフトID及びカード番号を入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す。図10に示すように、ユーザ端末200の画面230には、ギフトIDを入力するための入力欄231、カード番号を入力するための入力欄232及び「次へ」ボタン233が設けられている。
【0079】
なお、入力欄231には、上述した図8に示す画面210の入力欄に入力されたギフトIDと同一のギフトID(つまり、対象ギフトID)が入力される。また、入力欄232には、ユーザが保持するカードであって、当該ユーザによって指定された種類のカードを識別するためのカード番号が入力される。
【0080】
このように、入力欄231に対して対象ギフトIDが入力され、入力欄232に対してカード番号が入力された後に、「次へ」ボタン233が指定(押下)されると、ユーザ端末200は、当該対象ギフトID及びカード番号をギフト管理装置に送信する。
【0081】
なお、図10に示す画面230に設けられている入力欄231において対象ギフトIDが入力されるものとして説明したが、上述したように図8に示す画面210に設けられている入力欄211に対して既に対象ギフトIDが入力されているため、当該画面230においては、カード番号のみを入力させるような構成であってもよい。
【0082】
このようにユーザ端末200から対象ギフトID及びカード番号が送信されると、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、当該対象ギフトID及びカード番号を受信する(ステップS16)。
【0083】
ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信された対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する(ステップS17)。ギフト登録処理部108は、対象ギフトIDの利用に関する情報(例えば、送受信部106によって受信された対象ギフトID、カード番号及び取得されたギフト金額情報)を、送受信部106を介してユーザ端末200に送信する。
【0084】
この場合、ユーザ端末200においては、図11に示すような対象ギフトIDによって識別されるギフトの利用を確認するための画面240が表示される。
【0085】
このユーザ端末200の画面240には、ギフトの利用に関する情報が表示される。図11に示す例では、ギフト登録処理部108によって送信された対象ギフトID、カード番号及びギフト金額情報等が表示されている。
【0086】
このユーザ端末200の画面240には、「登録」ボタン241及び「戻る」ボタン242が設けられている。この画面240において、「登録」ボタン241が指定(押下)されると、ギフト管理装置100においてギフトの登録処理(つまり、ギフトを利用するための処理)が続行される。一方、画面240において、「戻る」ボタン242が指定(押下)されると、当該画面240が例えば上述した図10に示す画面230に戻って処理が繰り返される。
【0087】
このようにユーザ端末200の画面240において「登録」ボタン241が指定された場合、ギフト管理装置100に含まれるギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード番号及び取得されたギフト金額情報を、送受信部106を介してカード情報管理システム300に送信する(ステップS18)。このとき、送受信部106によって受信されたカード番号及びギフト登録処理部108によって取得されたギフト金額情報は、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカード(つまり、ユーザによって指定された種類のカード)に関する情報を管理するカード情報管理システム300に対して送信される。
【0088】
この場合、カード番号及びギフト金額情報が送信されたカード情報管理システム300においては、当該カード番号によって識別されるカードに対して当該ギフト金額情報によって示される金額をチャージする処理が実行される。これにより、ユーザの対象ギフトIDによって識別されるギフトの利用が完了される。
【0089】
次に、ギフト登録処理部108は、対象ギフトIDに対応づけて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す利用日情報、当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報(つまり、カード情報管理システム300に送信されたギフト金額情報)及び当該カード情報管理システム300を管理するカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDをギフト利用履歴格納部109に登録する(ステップS19)。ここで、ギフト利用履歴格納部109に登録されるカード発行会社IDは、送受信部106によって受信されたカード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード発行会社IDである。
【0090】
このように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトの利用履歴が蓄積される。このようなギフト利用履歴格納部109を参照することにより、精算処理部110は、利用日(情報)が予め定められた期間内にあるギフト金額情報であって、同一のカード発行会社IDに対応づけられているギフト金額情報(の合計)を当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって管理されているカード情報管理システム300に送信することによって、ギフト管理装置100及びカード情報管理システム300(を管理する企業)間における精算処理を円滑に進めることができる。
【0091】
なお、上記したようにギフトが利用された場合、当該ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報は0に更新される(上書きされる)。
【0092】
一方、ステップS12において対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていないと判定された場合、ギフト管理装置100からユーザ端末200に対してエラーが通知される(ステップS20)。この場合、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨がユーザ端末200において表示される。
【0093】
ここでは、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されている場合には当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用可能であるものとして説明したが、上記した図8に示す画面210において対象ギフトIDが入力された日が対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報によって示される有効期限を経過している場合、または利用開始日情報によって示される利用開始日より前である場合には、ステップS20の処理が実行される構成であってもよい。
【0094】
また、上記したステップS16においてカード番号が受信された場合に、当該カード番号を例えば当該カード番号によって識別されるカードに関する情報を管理するカード情報管理システム300に問い合わせ、当該カード番号が正当なものであるかについての認証を行う構成であっても構わない。この場合において、カード番号が正当なものでない場合には、上記したステップS20の処理が実行されても構わない。
【0095】
上記したように本実施形態においては、ユーザによって指定されたギフトID、当該ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報及び当該ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信し、当該受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得し、当該カード番号及び当該取得されたギフト金額情報を、当該カード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する構成により、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能となる。
【0096】
つまり、本実施形態においては、複数の種類のカードに対して、サーバ管理型であるかカード管理型であるかを問わず相互に当該各カードの情報を管理するカード情報管理システム300と接続されていることにより、ギフトIDをキー(key)として、ユーザが指定する特定のカード(電子マネー)に同時(リアルタイム処理)または一定時間経過後(バッチ処理)に当該ギフトに対応する金額(バリュー)をチャージすることができる。
【0097】
また、本実施形態においては、ギフトIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類をユーザに対して提示し、当該提示されたカードの種類のうち当該ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する構成により、例えばカード発行会社との関係において当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用可能なカードの種類を予め設定しておき、当該ギフトが利用可能なカードに対してのみギフトを利用させることが可能となる。
【0098】
また、本実施形態においては、カード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているギフトIDを変更する構成により、ギフトID発行部101によってギフトIDが発行された際に一旦カードイシュア情報格納部104に対して当該ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類が登録された場合であっても、当該ギフトを利用可能なカードの種類を適宜変更することが可能となる。これにより、本実施形態においては、ギフトがユーザによって利用されるまでの間は、例えばカード発行会社間の関係の変更等に応じて当該ギフトを利用可能なカードの種類を変更する必要が生じた場合であっても、そのような状況に対して柔軟に対応することが可能となる。なお、本実施形態においては、ギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報、利用開始日情報及びギフト金額情報等についても、一旦ギフト情報格納部102に登録された場合であっても適宜変更することが可能である。
【0099】
また、本実施形態においては、受信されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されているかを判定し、当該ギフトIDがギフト情報格納部102に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨をユーザに対して通知する構成により、ギフトID発行部101によって正当に発行されていないギフトIDによって識別されるギフトの利用を防止することが可能となる。
【0100】
また、本実施形態においては、カード情報管理システムからの要求に応じて、同一のカード発行会社IDに対応づけてギフト利用履歴情報格納部109に格納されているギフト金額情報を当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって管理されたカード情報管理システムに送信することによって、当該カード発行会社別の取引金額の精算処理等が可能となる。
【0101】
上記したように本実施形態に係るギフト管理装置100において発行されたギフトID(が記載された配布用カード)は例えばプレゼンター(企業等)に販売され、当該プレゼンターが当該ギフトIDをユーザ(消費者)向けのノベルティとして配布し、当該ギフトIDを配布されたユーザが当該ギフトをギフト管理装置100において利用することができる。つまり、本実施形態に係るギフト管理装置100においてギフトIDを発行することよって、例えば企業等から消費者等へのギフトの贈与(つまり、価値の移動)を可能とする。
【0102】
また、本実施形態においては、例えば電子マネーカード等に対してギフトが利用されることによって当該ギフトに対応する金額が当該電子マネーカードにチャージされるものとして説明したが、本実施形態に係るギフト管理装置100は、例えばポイントカードに関する情報を管理するポイント情報管理システムまたはクレジットカードに関する情報を管理するクレジットカード情報管理システム等と接続されることにより、ギフトをポイントカードまたはクレジットカードに対して利用することも可能である。例えばポイントカードに対してギフトが利用される場合には、当該ポイントカード番号及び当該ギフトに対応するポイントがポイントカード情報管理システムに送信されることによって、当該ポイントが当該ポイントカードに蓄積される構成であっても構わない。また、クレジットカードに対してギフトが利用される場合には、当該クレジットカード番号及び当該ギフトに対応する金額情報がクレジットカード情報管理システムに送信されることによって、当該金額が当該クレジットカードにおける支払金額から減額される構成であっても構わない。
【0103】
[第2の実施形態]
次に、図12を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は、本実施形態に係るギフト管理装置400の主として機能構成を示すブロック図である。なお、前述した図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。ここでは、図1と異なる部分について主に述べる。
【0104】
図12に示すように、本実施形態に係るギフト管理装置400は、前述したユーザ端末200及びカード情報管理システム300に加え、販売管理システム500と通信可能に接続されている。この販売管理システム500は、例えばネットワーク上での商品等の販売を管理する機能を有する。つまり、ユーザは、例えばユーザ端末200を利用することによって、販売管理システム500において商品等を購入することができる。また、ユーザは、この販売管理システム500において例えば商品を購入する際に、ギフト管理装置400において管理されるギフトを利用することができる。なお、販売管理システム500は、例えば販売管理会社等によって管理される。
【0105】
本実施形態に係るギフト管理装置400は、送受信部401及びギフト登録処理部402を含む。
【0106】
送受信部401は、前述した第1の実施形態における送受信部106の機能に加えて、販売管理システム500において販売されている商品の金額を示す商品金額情報を当該販売管理システム500から受信する。
【0107】
ギフト登録処理部402は、前述した第1の実施形態におけるギフト登録処理部108の機能に加えて、送受信部401によって受信されたギフトID(つまり、ユーザに配布された配布用カードに記載されているギフトID)に対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額から送受信部401によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額を減額する。ギフト登録処理部402は、減額された後の金額(残額)を示すギフト金額情報を、送受信部401によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする。
【0108】
ここで、図13のフローチャートを参照して、販売管理システム500において商品が販売される際にギフトが利用される場合における本実施形態に係るギフト管理装置400の処理手順について説明する。
【0109】
ここでは、ユーザ端末200を利用するユーザには、上記したようにギフトID発行部101によって発行されたギフトID(ギフト情報格納部102に格納されたギフトID)が記載された配布用カード(つまり、ギフト)が配布されているものとする。
【0110】
ユーザは、ユーザ端末200を利用して販売管理システム500において商品を購入する際に、例えば電子決済においてギフトを利用することを選択することができる。この場合、販売管理システム500は、ギフト管理装置400に対してユーザが購入した商品の金額を示す商品金額情報を送信する。
【0111】
この場合、ギフト管理装置400に含まれる送受信部401は、商品金額情報を販売管理システム500から受信する(ステップS31)。
【0112】
次に、販売管理システム500において商品を購入したユーザが利用するユーザ端末200においては、ギフトIDを入力するための画面が表示される。ここでは、その詳しい説明を省略するが、前述した図8に示す画面210のような画面が表示される。
【0113】
ユーザ端末200においてギフトID(つまり、ユーザに配布された配布用カードに記載されているギフトID)が入力された場合、当該ギフトIDがユーザ端末200からギフト管理装置400に対して送信される。なお、ユーザ端末200において入力されたギフトIDを対象ギフトIDと称する。
【0114】
この場合、ギフト管理装置400に含まれる送受信部401は、対象ギフトIDをユーザ端末200から受信する(ステップS32)。
【0115】
次に、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録(格納)されているか否かが判定される(ステップS33)。この処理により、対象ギフトIDがギフト管理装置400(に含まれるギフトID発行部101)によって発行されたギフトIDであるか否かが判定される。
【0116】
対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていると判定された場合(ステップS33のNO)、当該対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用して販売管理システム500において販売された商品の決済が可能である旨が当該販売管理システム500に対して通知される(ステップS34)。
【0117】
次に、ギフト登録処理部402は、上記したギフトの利用に応じてギフト情報格納部102を更新する処理を実行する(ステップS35)。
【0118】
この場合、ギフト登録処理部402は、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部402は、取得されたギフト金額情報によって示される金額(対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額)から上記したステップS31において受信された商品金額情報によって示される商品の金額(代金)を減額処理する。ギフト登録処理部402は、減額処理された結果の金額(残額)を示すギフト金額情報を、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする。
【0119】
また、ギフト登録処理部402は、対象ギフトIDに対応づけて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す利用日情報、ギフトを利用して決済された金額(つまり、送受信部401によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額)を示す金額情報及び販売管理システム500を管理する販売管理会社を識別するための販売管理会社IDをギフト利用履歴格納部109に登録する(ステップS36)。
【0120】
このように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトの利用履歴が蓄積される。このようなギフト利用履歴格納部109を参照することにより、精算処理部110は、前述した第1の実施形態におけるカード情報管理システム300と同様に、販売管理システム500との間においても精算処理を円滑に進めることができる。
【0121】
一方、ステップS33において対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていないと判定された場合、ギフト管理装置400から販売管理システム500及びユーザ端末200に対してエラーが通知される(ステップS37)。具体的には、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用して商品の決済ができない旨が販売管理システム500に対して通知される。また、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨がユーザ端末200において表示される。なお、前述した第1の実施形態において説明したように、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報及び利用開始日情報に基づいて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトの有効性が判断される構成であっても構わない。
【0122】
上記したような処理が実行されることによって、ユーザは、当該ユーザに対して配布されたギフトの一部を利用して、販売管理システム500において商品の購入の決済を行うことができる。
【0123】
なお、ここでは詳しい説明を省略するが、本実施形態に係るギフト管理装置400においては前述した第1の実施形態において説明した処理(図7に示す処理)についても実行される。この場合、上記した図13に示すステップS35において更新された後のギフト金額情報(つまり、減算された残額を示すギフト金額情報)がカード情報管理システム300に対して送信される。これにより、上記した商品の購入の決済において利用されたギフトの金額の残額をカードにチャージすることが可能となる。
【0124】
上記したように本実施形態においては、ユーザによって指定されたギフトID及び販売管理システム500において購入された商品の金額を示す商品金額情報を受信し、当該商品金額情報によって示される商品の金額を当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額から減算し、当該減算された残額を示すギフト金額情報を、当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする構成により、ユーザは、販売管理システム500における商品の購入において当該ユーザに配布されたギフト(に対応する金額)の一部を利用することができる。また、本実施形態においては、ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額(商品の購入において一部が利用されたギフトに対応する金額の残額)を、前述した第1の実施形態と同様にユーザが保持するカードにチャージすることも可能である。
【0125】
なお、本実施形態においては、販売管理システム500における商品の購入においてギフトの一部を利用することができるものとして説明したが、例えばギフトに対応する金額のうちのユーザによって指定された一部(を示すギフト金額情報)をユーザが保持するカードにチャージし、その残額(を示すギフト金額情報)を当該ユーザが保持する別のカードにチャージするような構成とすることも可能である。この場合、ギフト管理装置400においては、例えば種類が「A」であるカードのカード情報管理システム300にギフトに対応する金額の一部を示すギフト金額情報が送信され、当該ギフトに対応する金額の当該一部が減算処理された残額を示すギフト金額情報が当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きされる(更新される)。その後、この残額を示すギフト金額情報が種類が「B」であるカードのカード情報管理システム300に送信される。このような構成とすることで、ギフトに対応する金額を異なる複数のカードにチャージすることが可能となる。
【0126】
また、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
【符号の説明】
【0127】
100,400…ギフト管理装置、101…ギフトID発行部、102…ギフト情報格納部、103…ギフト属性情報格納部、104…カードイシュア情報格納部、105,401…設定変更部、106…送受信部、107…利用可能カード特定部、108,402…ギフト登録処理部、109…ギフト利用履歴格納部、110…精算処理部、200…ユーザ端末、300…カード情報管理システム、500…販売管理システム。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに配布されるギフトを管理するギフト管理装置、ギフト管理方法及びギフト管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば企業等が特定の金額(またはポイント)等をギフト(ユーザ向けのノベルティ)としてユーザに配布することが考えられている。
【0003】
ギフトが配布されたユーザは、ユーザ端末において例えばギフトを識別するためのギフトID等を入力することによって、当該ギフトに対応する金額を例えば電子マネーとして当該ユーザが保持する所定のカード(電子マネーカード等)にチャージ(入金)することができる。
【0004】
これに関連する技術として、例えばポイントと電子マネーとの変換を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−053933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記したように金額をチャージすることが可能なカードには複数の種類がある。
【0007】
しかしながら、上記したギフトを利用する場合、当該ギフトに対して予め設定されている例えば1種類のカードにしか当該ギフトに対応する金額をチャージできない場合が多い。
【0008】
つまり、ユーザに配布されたギフトに対して当該ギフトを利用することができるカード(の種類)が予め定められているため、当該ギフトをユーザが利用する際に、ユーザにとって所望の種類のカードに金額をチャージすることはできない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能なギフト管理装置、ギフト管理方法及びギフト管理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置が提供される。このギフト管理装置は、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段と、ユーザによって指定されたギフトIDを受信する第1の受信手段と、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する第2の受信手段と、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する第3の受信手段と、前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する取得手段と、前記第3の受信手段によって受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記第2の受信手段によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する送信手段とを具備する。
【0011】
また、本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置が実行するギフト管理方法が提供される。このギフト管理方法は、ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップとを具備する。
【0012】
また、本発明の1つの態様によれば、複数のカードに対して金額をチャージするための利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフトギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置のコンピュータによって実行されるギフト管理プログラムであって、前記コンピュータに、ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップとを実行させるためのギフト管理プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るギフト管理装置100の主として機能構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト情報格納部102のデータ構造の一例を示す図。
【図3】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト属性情報格納部103のデータ構造の一例を示す図。
【図4】図1に示すギフト管理装置100に含まれるカードイシュア情報格納部104のデータ構造の一例を示す図。
【図5】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト利用履歴格納部109のデータ構造の一例を示す図。
【図6】図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際の処理手順を示すフローチャート。
【図7】ユーザに配布されたギフトを当該ユーザが利用する際の本実施形態に係るギフト管理装置100の処理手順を示すフローチャート。
【図8】ギフトIDを入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図9】ギフトを利用可能なカードの種類が表示された際のユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図10】ギフトID及びカード番号を入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図11】ギフトの利用を確認するためのユーザ端末200の画面の一例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るギフト管理装置400の主として機能構成を示すブロック図。
【図13】販売管理システム500において商品が販売される際にギフトが利用される場合における本実施形態に係るギフト管理装置400の処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
【0016】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るギフト管理装置100の主として機能構成を示すブロック図である。このギフト管理装置100は、複数のカードに対して利用可能なギフトを管理する機能を有する。なお、複数のカードには、例えば各種電子マネーが保持される電子マネーカード等が含まれる。また、ギフト管理装置100において管理されるギフトは、例えば当該ギフトを配布するプレゼンター等に販売され、当該プレゼンター等からユーザに対して配布される。なお、ギフトが配布されたユーザは、当該ギフトを利用することによって上記したカードに対して金額をチャージ(入金)することが可能である。
【0017】
ギフト管理装置100は、当該装置の各機能を実現するためのハードウェア構成、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ構成として実現されている。ソフトウェアは、予め記憶媒体またはネットワークからインストールされ、ギフト管理装置100(のコンピュータ)にその機能を実現させるためのプログラム(ギフト管理プログラム)からなる。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係るギフト管理装置100は、ギフトを利用するユーザ(つまり、ギフトが配布されたユーザ)によって利用されるユーザ端末200と通信可能に接続されている。また、ギフト管理装置100は、ギフトが利用されるカードに関する情報を管理する(つまり、カードに金額をチャージする処理等を実行する)ためのカード情報管理システム300と通信可能に接続されている。なお、図1においては1つのカード情報管理システム300のみが示されているが、当該カード情報管理システム300は、上記したカードの種類(例えば、電子マネーの種類)毎に存在する。また、カード情報管理システム300は、当該カード情報管理システムが情報を管理しているカードを発行しているカード発行会社によって管理されている。
【0019】
ギフト管理装置100は、ギフトID発行部101、ギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103、カードイシュア情報格納部104、設定変更部105、送受信部106、利用可能カード特定部107、ギフト登録処理部108、ギフト利用履歴格納部109及び精算処理部110を含む。
【0020】
ギフトID発行部101は、ユーザに対して配布されるギフトを識別するためのギフトIDを発行する。ギフトID発行部101は、予め設定されている桁数及び文字種等の設定情報に基づいてギフトIDをランダムに生成する。なお、ギフトID発行部101は、1つのグループに属する複数のギフトIDを発行する(つまり、ギフトIDをグループ単位で発行する)。
【0021】
ギフト情報格納部102には、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDが格納される。ギフト情報格納部102に格納されたギフトIDは例えば配布用カード等に記載され、当該配布用カードがユーザに配布されることによってギフトが配布される。なお、ギフト情報格納部102には、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す有効期限情報、利用開始日を示す利用開始日情報及び当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報が格納される。
【0022】
ギフト属性情報格納部103には、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDによって識別されるギフトに関する属性情報が格納される。具体的には、ギフト属性情報格納部103には、属性情報として、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDが属するグループを識別するためのグループIDが格納される。
【0023】
カードイシュア情報格納部104には、上記したカードの種類毎に、当該カードを発行(つまり、管理)しているカード発行会社に関する情報が格納される。具体的には、カードイシュア情報格納部104には、カードの種類を示すカード種類情報、当該カードを発行しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社ID及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトID(が属するグループを識別するためのグループID)が対応づけて格納される。
【0024】
設定変更部105は、例えばギフト管理装置100の管理者の操作に応じて、ギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103及びカードイシュア情報格納部104に格納されている各種情報を変更する。具体的には、設定変更部105は、カード種類情報及びカード発行会社IDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているグループIDを変更することによって、当該カード種類情報によって示される種類のカード(当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社から発行されているカード)に対して利用可能なギフトIDを変更することができる。
【0025】
送受信部106は、ユーザによって指定されたギフトIDを当該ユーザによって利用されるユーザ端末200から受信する。また、送受信部106は、ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報をユーザ端末200から受信する。更に、送受信部106は、ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号をユーザ端末200から受信する。また、送受信部106は、後述するように各種情報をユーザ端末200及びカード情報管理システム300に送信する機能を有する。
【0026】
利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカード(の種類)を特定する。利用可能カード特定部107は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト属性情報格納部103に格納されているグループIDを特定し、当該グループIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報を特定する。利用可能カード特定部107は、ここで特定されたカード種類情報によって示される種類のカードを、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードとして特定する。なお、利用可能カード特定部107によって特定されたカード(の種類)は、例えば送受信部106を介してユーザ端末200においてユーザに対して提示される。このようにカードの種類がユーザに対して提示されると、当該ユーザは、ユーザ端末200上において当該提示されたカードの種類のうち当該ユーザにとって所望の種類のカード(つまり、ギフトに対応する金額をチャージしたいカード)を選択することができる。この場合、ユーザによって選択されたカードの種類を示すカード種類情報がユーザ端末200から送信され、上記したように送受信部106によって受信される。
【0027】
ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部108は、取得されたギフト金額情報及び送受信部106によって受信されたカード番号を、送受信部106を介してカード情報管理システム300に送信する。このとき、ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システム300に、ギフト金額情報及びカード番号を送信する。これにより、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトがカード情報管理システム300に登録される。この場合、カード情報管理システム300においては、カード番号によって識別されるカードに対してギフト金額情報によって識別される金額をチャージする処理が実行される。
【0028】
また、ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたギフトIDによって識別されるギフトがカード情報管理システム300に登録されると、当該ギフトがユーザによって利用された旨を示す情報をギフト利用履歴格納部109に登録する。
【0029】
ギフト利用履歴格納部109には、ユーザによって利用されたギフトを識別するためのギフトID、当該ギフトが利用された日(つまり、カード情報管理システム300に登録された日)、当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報及び当該カード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDが対応づけて格納される。
【0030】
精算処理部110は、カード情報管理システム300からの要求に応じて、当該カード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDに対応づけてギフト利用履歴格納部109に格納されているギフト金額情報を、当該カード情報管理システム300に対して送信する。なお、精算処理部110は、送受信部106を介してギフト金額情報を送信する。このようにカード情報管理システム300に対して送信されたギフト金額情報に基づいて、例えばギフト管理装置100及び当該カード情報管理システム300間における精算処理を実行することができる。
【0031】
図2は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト情報格納部102のデータ構造の一例を示す。
【0032】
図2に示すように、ギフト情報格納部102には、ギフトIDに対応づけて有効期限情報、利用開始日情報及びギフト金額情報が対応づけて格納される。
【0033】
ギフトIDは、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDである。有効期限情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す。利用開始日情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトの利用開始日を示す。また、ギフト金額情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示す。
【0034】
図2に示す例では、ギフト情報格納部102には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけて有効期限情報「xx/xx/xx」、利用開始日情報「yy/yy/yy」及びギフト金額情報「1000」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」によって識別されるギフトの有効期限は「xx/xx/xx」であり、当該ギフトの利用開始日が「yy/yy/yy」であり、当該ギフトに対応する金額が1000(円)であることが示されている。
【0035】
図2においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト情報格納部102には、他のギフトIDについても同様に格納されている。
【0036】
図3は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト属性情報格納部103のデータ構造の一例を示す。
【0037】
図3に示すように、ギフト属性情報格納部103には、ギフトIDに対応づけてグループIDが格納される。ギフトIDは、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDである。グループIDは、対応づけられているギフトIDが属するグループを識別するための識別子である。
【0038】
図3に示す例では、ギフト属性情報格納部103には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけてグループID「グループID1」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」がグループID「グループID1」によって識別されるグループに属することが示されている。
【0039】
図3においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト属性情報格納部103には、他のギフトIDについても同様に格納されている。
【0040】
図4は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるカードイシュア情報格納部104のデータ構造の一例を示す。
【0041】
図4に示すように、カードイシュア情報格納部104には、カード種類情報、カード発行会社ID及び許容グループIDが対応づけて格納される。
【0042】
カード種類情報は、カードの種類を示す。カード発行会社IDは、対応づけられているカード種類情報によって示される種類のカードを発行しているカード発行会社を識別するための識別子である。また、許容グループIDは、対応づけられているカード種類情報によって示される種類のカード(つまり、カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって発行されているカード)に対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDが属するグループを識別するための識別子である。
【0043】
図4に示す例では、カードイシュア情報格納部104には、カード種類情報「A」、カード発行会社ID「カード発行会社ID1」及び許容グループID「グループID1」が対応づけて格納されている。これによれば、カード種類情報「A」によって示される種類のカードがカード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されていることが示されている。また、グループID「グループID1」によって識別されるグループに属するギフトIDによって識別されるギフトは、カード種類情報「A」によって示される種類のカード(カード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されているカード)に対して利用可能であることが示されている。
【0044】
図4においてはカード種類情報「A」のみが示されているが、カードイシュア情報格納部104には、他のカード種類情報についても同様に格納されている。
【0045】
図5は、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフト利用履歴格納部109のデータ構造の一例を示す。
【0046】
図5に示すように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトIDに対応づけて利用日情報、ギフト金額情報及びカード発行会社IDが格納されている。
【0047】
ギフトIDは、ユーザによって利用されたギフトを識別するための識別子である。利用日情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す。ギフト金額情報は、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフト(つまり、ユーザによって利用されたギフト)に対応する金額を示す。カード発行会社IDは、対応づけられているギフトIDによって識別されたギフトが利用されたカード(当該ギフトに対応する金額がチャージされたカード)を発行しているカード発行会社を識別するための識別子である。換言すれば、カード発行会社IDは、対応づけられているギフトIDによって識別されるギフトが登録されたカード情報管理システム300を管理しているカード発行会社を識別するための識別子である。
【0048】
図5に示す例では、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトID「ギフトID1」に対応づけて利用日情報「zz/zz/zz」、ギフト金額情報「1000」及びカード発行会社ID「カード発行会社ID1」が格納されている。これによれば、ギフトID「ギフトID1」によって識別されるギフトが「zz/zz/zz」に利用され、当該ギフトに対応する金額が1000(円)であり、カード発行会社ID「カード発行会社ID1」によって識別されるカード発行会社によって発行されているカードに対して当該ギフトが利用されたことが示されている。
【0049】
図5においてはギフトID「ギフトID1」のみが示されているが、ギフト利用履歴格納部109には、他のユーザによって利用されたギフトを識別するためのギフトIDについても同様に格納されている。
【0050】
次に、図6のフローチャートを参照して、図1に示すギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際の処理手順について説明する。なお、ギフトID発行部101は、例えば1つのグループに属する複数のギフトIDを発行する。
【0051】
まず、ギフトID発行部101は、ギフトIDを生成する(ステップS1)。このとき、ギフトID発行部101は、例えば設定情報に基づいてギフトIDをランダムに生成する。ここで、設定情報には、ギフトIDに用いられる例えば桁数及び文字種等が予め設定されている。例えば設定情報において桁数が16であり、文字種が英数混在であることが設定されている場合には、ギフトID発行部101は、このような設定情報に基づいて英数混在の16桁のギフトIDを生成する。また、設定情報において桁数が20であり、文字種が数字であることが設定されている場合には、ギフトID発行部101は、このような設定情報に基づいて数字列により構成される20桁のギフトIDを生成する。
【0052】
次に、ギフトID発行部101は、ギフト情報格納部102を参照して、ステップS1において生成されたギフトIDが当該ギフト情報格納部102に格納されているか否かを判定する。この処理により、ギフトID発行部101は、ステップS1において生成されたギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されているか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、ステップS1において生成されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されている場合には、当該ギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されていると判定される。一方、ステップS1において生成されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されていない場合には、当該ギフトIDと同一のギフトIDが過去に生成されていないと判定される。
【0053】
同一のギフトIDが過去に生成されていると判定された場合(ステップS2のYES)、ステップS1に戻って処理が繰り返される。
【0054】
一方、同一のギフトIDが過去に生成されていないと判定された場合(ステップS2のNO)、ギフトID発行部101は、ステップS1において生成されたギフトIDをギフト情報格納部102に格納(登録)する(ステップS3)。このとき、ギフトID発行部101は、ギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトの有効期限を示す有効期限情報、当該ギフトの利用開始日を示す利用開始日情報及び当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報をギフト情報格納部102に格納する。
【0055】
なお、ここでギフト情報格納部102に格納される有効期限情報(によって示される有効期限)、利用開始日情報(によって示される利用開始日)及びギフト金額情報(によって示される金額)は、予め定められていてもよいし、ギフトID発行部101によってギフトIDが発行される際にギフト管理装置100の管理者によって指定されても構わない。
【0056】
次に、ギフトID発行部101は、ステップS1において発行されたギフトID及び当該ギフトIDが属するグループを識別するためのグループIDをギフト属性情報格納部103に格納(登録)する(ステップS4)。
【0057】
なお、上述したようにギフトID発行部101は、同一のグループに属する複数のギフトIDとして例えば設定されている数のギフトIDを発行する。この場合、設定されている数のギフトIDを発行するまで、上記したステップS1〜S4の処理が繰り返される。これにより、同一のグループに属する複数のギフトIDが発行される。このように発行されたギフトIDは、ギフト属性情報格納部103において同一のグループIDに対応づけられる。
【0058】
また、上述したギフトIDが発行される処理とは別の処理として、ギフトID発行部101によって発行されたギフトIDの各々が属するグループを識別するためのグループIDが所定のカード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に登録される。これにより、上記したギフトID発行部101によって発行されたギフトIDによって識別されるギフトが利用可能なカードの種類がカードイシュア情報格納部104に対して設定される。
【0059】
上記したようにギフト情報格納部102、ギフト属性情報格納部103及びカードイシュア情報格納部104には必要な情報が登録(設定)されるが、本実施形態においては、これらの情報が当該各部102〜104に登録された後であっても、設定変更部105によって当該情報を適宜変更することが可能である。具体的には、設定変更部105によれば、カードイシュア情報格納部104に格納されている情報(例えば、グループID)等を適宜変更することが可能である。つまり、本実施形態においては、各種情報が一旦登録された後であっても、必要に応じて柔軟に対応することが可能となる。
【0060】
次に、図7のフローチャートを参照して、ユーザに配布されたギフトを当該ユーザが利用する際の本実施形態に係るギフト管理装置100の処理手順について説明する。
【0061】
ここで、ユーザ端末200を利用するユーザには、上記したようにギフトID発行部101によって発行されたギフトID(ギフト情報格納部102に格納されたギフトID)が記載された配布用カード(つまり、ギフト)が配布されているものとする。
【0062】
ギフトを利用する際には、ユーザは、ユーザ端末200に予め指定された画面を表示し、当該画面上において配布用カードに記載されたギフトIDを入力する。
【0063】
ここで、図8は、ギフトIDを入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す。図8に示すように、ユーザ端末200の画面210には、ギフトIDを入力するための入力欄211及び「次へ」ボタン212が設けられている。
【0064】
ユーザは、ユーザ端末200を操作することにより、画面210に設けられているギフトIDの入力欄211に配布用カードに記載されたギフトIDを入力することができる。以下の説明においては、この入力欄211に対して入力されたギフトIDを対象ギフトIDと称する。
【0065】
画面210に設けられている入力欄211に対象ギフトIDが入力された後に、ユーザによってユーザ端末200が操作されることにより、画面210に設けられている「次へ」ボタン212が指定(押下)されると、画面210に設けられている入力欄211に入力された対象ギフトIDがギフト管理装置100に送信される。
【0066】
この場合、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、ユーザ端末200から送信された対象ギフトIDを受信する(ステップS11)。
【0067】
次に、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録(格納)されているか否かが判定される(ステップS12)。この処理により、対象ギフトIDがギフト管理装置100に含まれるギフトID発行部101によって発行されたギフトIDであるか否かが判定される。
【0068】
対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていると判定された場合(ステップS12のYES)、利用可能カード特定部107は、当該対象ギフトIDに対応づけてギフト属性情報格納部103に格納されているグループIDを特定する。ここで特定されるグループIDによって識別されるグループは、対象ギフトIDが属するグループである。
【0069】
利用可能カード特定部107は、特定されたグループIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報を特定する(ステップS13)。ここで特定されたカード種類情報によって示されるカードの種類は、対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類である。
【0070】
次に、利用可能カード特定部107は、特定されたカード種類情報を、送受信部106を介してユーザ端末200に送信する。これにより、利用可能カード特定部107によって特定されたカード種類情報によって示されるカードの種類(対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類)がユーザ端末200において提示される(ステップS14)。なお、利用可能カード特定部107は、特定されたカード種類情報とともに、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報をユーザ端末200に送信しても構わない。
【0071】
ここで、図9は、対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類が表示(提示)された際のユーザ端末200の画面の一例を示す。ここでは、利用可能カード特定部107によってカード種類情報「A」、「B」及び「C」とギフト金額情報「1000」がユーザ端末装置200に送信されたものとする。
【0072】
この場合、図9に示すようにユーザ端末200の画面220においては、利用可能カード特定部107によって送信されたギフト金額情報「1000」によって示される金額(1000円)が対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額(ギフトID残額)として表示されている。
【0073】
また、ユーザ端末200の画面220には、利用可能カード特定部107によって送信されたカード種類情報の各々に対応するボタンが設けられている。ここでは、カード種類情報「A」に対応するボタン(以下、単に「A」ボタンと表記)221、カード種類情報「B」に対応するボタン(以下、単に「B」ボタンと表記)222及びカード種類情報「C」に対応するボタン(以下、単に「C」ボタンと表記)223が設けられている。
【0074】
この場合、ユーザは、ユーザ端末200の画面220上に設けられているボタン221〜223のうちの1つを選択(押下)することによって、当該ボタンに対応するカードの種類を、対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額(ここでは、1000円)の登録先となるカードの種類(つまり、ユーザにとって所望のカードの種類)として指定することができる。ユーザは、このようにカードの種類を指定することによって、当該ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能となる。
【0075】
なお、ユーザによってボタン221〜223のうちの1つが選択されると、ユーザ端末200は、当該ボタンに対応するカード種類情報をギフト管理装置100に送信する。
【0076】
このようにユーザ端末200からカード種類情報が送信されると、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、当該カード種類情報を受信する(ステップS15)。
【0077】
一方、ユーザ端末200においては、ギフトID及びカード番号を入力するための画面が更に表示される。この場合、上記したようにユーザによって指定されたカードの種類に応じて表示される画面が適宜変更されるような構成であっても構わない。
【0078】
ここで、図10は、ギフトID及びカード番号を入力するためのユーザ端末200の画面の一例を示す。図10に示すように、ユーザ端末200の画面230には、ギフトIDを入力するための入力欄231、カード番号を入力するための入力欄232及び「次へ」ボタン233が設けられている。
【0079】
なお、入力欄231には、上述した図8に示す画面210の入力欄に入力されたギフトIDと同一のギフトID(つまり、対象ギフトID)が入力される。また、入力欄232には、ユーザが保持するカードであって、当該ユーザによって指定された種類のカードを識別するためのカード番号が入力される。
【0080】
このように、入力欄231に対して対象ギフトIDが入力され、入力欄232に対してカード番号が入力された後に、「次へ」ボタン233が指定(押下)されると、ユーザ端末200は、当該対象ギフトID及びカード番号をギフト管理装置に送信する。
【0081】
なお、図10に示す画面230に設けられている入力欄231において対象ギフトIDが入力されるものとして説明したが、上述したように図8に示す画面210に設けられている入力欄211に対して既に対象ギフトIDが入力されているため、当該画面230においては、カード番号のみを入力させるような構成であってもよい。
【0082】
このようにユーザ端末200から対象ギフトID及びカード番号が送信されると、ギフト管理装置100に含まれる送受信部106は、当該対象ギフトID及びカード番号を受信する(ステップS16)。
【0083】
ギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信された対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する(ステップS17)。ギフト登録処理部108は、対象ギフトIDの利用に関する情報(例えば、送受信部106によって受信された対象ギフトID、カード番号及び取得されたギフト金額情報)を、送受信部106を介してユーザ端末200に送信する。
【0084】
この場合、ユーザ端末200においては、図11に示すような対象ギフトIDによって識別されるギフトの利用を確認するための画面240が表示される。
【0085】
このユーザ端末200の画面240には、ギフトの利用に関する情報が表示される。図11に示す例では、ギフト登録処理部108によって送信された対象ギフトID、カード番号及びギフト金額情報等が表示されている。
【0086】
このユーザ端末200の画面240には、「登録」ボタン241及び「戻る」ボタン242が設けられている。この画面240において、「登録」ボタン241が指定(押下)されると、ギフト管理装置100においてギフトの登録処理(つまり、ギフトを利用するための処理)が続行される。一方、画面240において、「戻る」ボタン242が指定(押下)されると、当該画面240が例えば上述した図10に示す画面230に戻って処理が繰り返される。
【0087】
このようにユーザ端末200の画面240において「登録」ボタン241が指定された場合、ギフト管理装置100に含まれるギフト登録処理部108は、送受信部106によって受信されたカード番号及び取得されたギフト金額情報を、送受信部106を介してカード情報管理システム300に送信する(ステップS18)。このとき、送受信部106によって受信されたカード番号及びギフト登録処理部108によって取得されたギフト金額情報は、送受信部106によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカード(つまり、ユーザによって指定された種類のカード)に関する情報を管理するカード情報管理システム300に対して送信される。
【0088】
この場合、カード番号及びギフト金額情報が送信されたカード情報管理システム300においては、当該カード番号によって識別されるカードに対して当該ギフト金額情報によって示される金額をチャージする処理が実行される。これにより、ユーザの対象ギフトIDによって識別されるギフトの利用が完了される。
【0089】
次に、ギフト登録処理部108は、対象ギフトIDに対応づけて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す利用日情報、当該ギフトに対応する金額を示すギフト金額情報(つまり、カード情報管理システム300に送信されたギフト金額情報)及び当該カード情報管理システム300を管理するカード発行会社を識別するためのカード発行会社IDをギフト利用履歴格納部109に登録する(ステップS19)。ここで、ギフト利用履歴格納部109に登録されるカード発行会社IDは、送受信部106によって受信されたカード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード発行会社IDである。
【0090】
このように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトの利用履歴が蓄積される。このようなギフト利用履歴格納部109を参照することにより、精算処理部110は、利用日(情報)が予め定められた期間内にあるギフト金額情報であって、同一のカード発行会社IDに対応づけられているギフト金額情報(の合計)を当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって管理されているカード情報管理システム300に送信することによって、ギフト管理装置100及びカード情報管理システム300(を管理する企業)間における精算処理を円滑に進めることができる。
【0091】
なお、上記したようにギフトが利用された場合、当該ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報は0に更新される(上書きされる)。
【0092】
一方、ステップS12において対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていないと判定された場合、ギフト管理装置100からユーザ端末200に対してエラーが通知される(ステップS20)。この場合、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨がユーザ端末200において表示される。
【0093】
ここでは、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されている場合には当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用可能であるものとして説明したが、上記した図8に示す画面210において対象ギフトIDが入力された日が対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報によって示される有効期限を経過している場合、または利用開始日情報によって示される利用開始日より前である場合には、ステップS20の処理が実行される構成であってもよい。
【0094】
また、上記したステップS16においてカード番号が受信された場合に、当該カード番号を例えば当該カード番号によって識別されるカードに関する情報を管理するカード情報管理システム300に問い合わせ、当該カード番号が正当なものであるかについての認証を行う構成であっても構わない。この場合において、カード番号が正当なものでない場合には、上記したステップS20の処理が実行されても構わない。
【0095】
上記したように本実施形態においては、ユーザによって指定されたギフトID、当該ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報及び当該ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信し、当該受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得し、当該カード番号及び当該取得されたギフト金額情報を、当該カード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する構成により、ユーザにとって所望の種類のカードに対してギフトを利用することが可能となる。
【0096】
つまり、本実施形態においては、複数の種類のカードに対して、サーバ管理型であるかカード管理型であるかを問わず相互に当該各カードの情報を管理するカード情報管理システム300と接続されていることにより、ギフトIDをキー(key)として、ユーザが指定する特定のカード(電子マネー)に同時(リアルタイム処理)または一定時間経過後(バッチ処理)に当該ギフトに対応する金額(バリュー)をチャージすることができる。
【0097】
また、本実施形態においては、ギフトIDに対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類をユーザに対して提示し、当該提示されたカードの種類のうち当該ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する構成により、例えばカード発行会社との関係において当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用可能なカードの種類を予め設定しておき、当該ギフトが利用可能なカードに対してのみギフトを利用させることが可能となる。
【0098】
また、本実施形態においては、カード種類情報に対応づけてカードイシュア情報格納部104に格納されているギフトIDを変更する構成により、ギフトID発行部101によってギフトIDが発行された際に一旦カードイシュア情報格納部104に対して当該ギフトIDによって識別されるギフトを利用可能なカードの種類が登録された場合であっても、当該ギフトを利用可能なカードの種類を適宜変更することが可能となる。これにより、本実施形態においては、ギフトがユーザによって利用されるまでの間は、例えばカード発行会社間の関係の変更等に応じて当該ギフトを利用可能なカードの種類を変更する必要が生じた場合であっても、そのような状況に対して柔軟に対応することが可能となる。なお、本実施形態においては、ギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報、利用開始日情報及びギフト金額情報等についても、一旦ギフト情報格納部102に登録された場合であっても適宜変更することが可能である。
【0099】
また、本実施形態においては、受信されたギフトIDがギフト情報格納部102に格納されているかを判定し、当該ギフトIDがギフト情報格納部102に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨をユーザに対して通知する構成により、ギフトID発行部101によって正当に発行されていないギフトIDによって識別されるギフトの利用を防止することが可能となる。
【0100】
また、本実施形態においては、カード情報管理システムからの要求に応じて、同一のカード発行会社IDに対応づけてギフト利用履歴情報格納部109に格納されているギフト金額情報を当該カード発行会社IDによって識別されるカード発行会社によって管理されたカード情報管理システムに送信することによって、当該カード発行会社別の取引金額の精算処理等が可能となる。
【0101】
上記したように本実施形態に係るギフト管理装置100において発行されたギフトID(が記載された配布用カード)は例えばプレゼンター(企業等)に販売され、当該プレゼンターが当該ギフトIDをユーザ(消費者)向けのノベルティとして配布し、当該ギフトIDを配布されたユーザが当該ギフトをギフト管理装置100において利用することができる。つまり、本実施形態に係るギフト管理装置100においてギフトIDを発行することよって、例えば企業等から消費者等へのギフトの贈与(つまり、価値の移動)を可能とする。
【0102】
また、本実施形態においては、例えば電子マネーカード等に対してギフトが利用されることによって当該ギフトに対応する金額が当該電子マネーカードにチャージされるものとして説明したが、本実施形態に係るギフト管理装置100は、例えばポイントカードに関する情報を管理するポイント情報管理システムまたはクレジットカードに関する情報を管理するクレジットカード情報管理システム等と接続されることにより、ギフトをポイントカードまたはクレジットカードに対して利用することも可能である。例えばポイントカードに対してギフトが利用される場合には、当該ポイントカード番号及び当該ギフトに対応するポイントがポイントカード情報管理システムに送信されることによって、当該ポイントが当該ポイントカードに蓄積される構成であっても構わない。また、クレジットカードに対してギフトが利用される場合には、当該クレジットカード番号及び当該ギフトに対応する金額情報がクレジットカード情報管理システムに送信されることによって、当該金額が当該クレジットカードにおける支払金額から減額される構成であっても構わない。
【0103】
[第2の実施形態]
次に、図12を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は、本実施形態に係るギフト管理装置400の主として機能構成を示すブロック図である。なお、前述した図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。ここでは、図1と異なる部分について主に述べる。
【0104】
図12に示すように、本実施形態に係るギフト管理装置400は、前述したユーザ端末200及びカード情報管理システム300に加え、販売管理システム500と通信可能に接続されている。この販売管理システム500は、例えばネットワーク上での商品等の販売を管理する機能を有する。つまり、ユーザは、例えばユーザ端末200を利用することによって、販売管理システム500において商品等を購入することができる。また、ユーザは、この販売管理システム500において例えば商品を購入する際に、ギフト管理装置400において管理されるギフトを利用することができる。なお、販売管理システム500は、例えば販売管理会社等によって管理される。
【0105】
本実施形態に係るギフト管理装置400は、送受信部401及びギフト登録処理部402を含む。
【0106】
送受信部401は、前述した第1の実施形態における送受信部106の機能に加えて、販売管理システム500において販売されている商品の金額を示す商品金額情報を当該販売管理システム500から受信する。
【0107】
ギフト登録処理部402は、前述した第1の実施形態におけるギフト登録処理部108の機能に加えて、送受信部401によって受信されたギフトID(つまり、ユーザに配布された配布用カードに記載されているギフトID)に対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額から送受信部401によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額を減額する。ギフト登録処理部402は、減額された後の金額(残額)を示すギフト金額情報を、送受信部401によって受信されたギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする。
【0108】
ここで、図13のフローチャートを参照して、販売管理システム500において商品が販売される際にギフトが利用される場合における本実施形態に係るギフト管理装置400の処理手順について説明する。
【0109】
ここでは、ユーザ端末200を利用するユーザには、上記したようにギフトID発行部101によって発行されたギフトID(ギフト情報格納部102に格納されたギフトID)が記載された配布用カード(つまり、ギフト)が配布されているものとする。
【0110】
ユーザは、ユーザ端末200を利用して販売管理システム500において商品を購入する際に、例えば電子決済においてギフトを利用することを選択することができる。この場合、販売管理システム500は、ギフト管理装置400に対してユーザが購入した商品の金額を示す商品金額情報を送信する。
【0111】
この場合、ギフト管理装置400に含まれる送受信部401は、商品金額情報を販売管理システム500から受信する(ステップS31)。
【0112】
次に、販売管理システム500において商品を購入したユーザが利用するユーザ端末200においては、ギフトIDを入力するための画面が表示される。ここでは、その詳しい説明を省略するが、前述した図8に示す画面210のような画面が表示される。
【0113】
ユーザ端末200においてギフトID(つまり、ユーザに配布された配布用カードに記載されているギフトID)が入力された場合、当該ギフトIDがユーザ端末200からギフト管理装置400に対して送信される。なお、ユーザ端末200において入力されたギフトIDを対象ギフトIDと称する。
【0114】
この場合、ギフト管理装置400に含まれる送受信部401は、対象ギフトIDをユーザ端末200から受信する(ステップS32)。
【0115】
次に、対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録(格納)されているか否かが判定される(ステップS33)。この処理により、対象ギフトIDがギフト管理装置400(に含まれるギフトID発行部101)によって発行されたギフトIDであるか否かが判定される。
【0116】
対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていると判定された場合(ステップS33のNO)、当該対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用して販売管理システム500において販売された商品の決済が可能である旨が当該販売管理システム500に対して通知される(ステップS34)。
【0117】
次に、ギフト登録処理部402は、上記したギフトの利用に応じてギフト情報格納部102を更新する処理を実行する(ステップS35)。
【0118】
この場合、ギフト登録処理部402は、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報を取得する。ギフト登録処理部402は、取得されたギフト金額情報によって示される金額(対象ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額)から上記したステップS31において受信された商品金額情報によって示される商品の金額(代金)を減額処理する。ギフト登録処理部402は、減額処理された結果の金額(残額)を示すギフト金額情報を、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする。
【0119】
また、ギフト登録処理部402は、対象ギフトIDに対応づけて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用された日を示す利用日情報、ギフトを利用して決済された金額(つまり、送受信部401によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額)を示す金額情報及び販売管理システム500を管理する販売管理会社を識別するための販売管理会社IDをギフト利用履歴格納部109に登録する(ステップS36)。
【0120】
このように、ギフト利用履歴格納部109には、ギフトの利用履歴が蓄積される。このようなギフト利用履歴格納部109を参照することにより、精算処理部110は、前述した第1の実施形態におけるカード情報管理システム300と同様に、販売管理システム500との間においても精算処理を円滑に進めることができる。
【0121】
一方、ステップS33において対象ギフトIDがギフト情報格納部102に登録されていないと判定された場合、ギフト管理装置400から販売管理システム500及びユーザ端末200に対してエラーが通知される(ステップS37)。具体的には、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトを利用して商品の決済ができない旨が販売管理システム500に対して通知される。また、例えば対象ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨がユーザ端末200において表示される。なお、前述した第1の実施形態において説明したように、対象ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されている有効期限情報及び利用開始日情報に基づいて当該対象ギフトIDによって識別されるギフトの有効性が判断される構成であっても構わない。
【0122】
上記したような処理が実行されることによって、ユーザは、当該ユーザに対して配布されたギフトの一部を利用して、販売管理システム500において商品の購入の決済を行うことができる。
【0123】
なお、ここでは詳しい説明を省略するが、本実施形態に係るギフト管理装置400においては前述した第1の実施形態において説明した処理(図7に示す処理)についても実行される。この場合、上記した図13に示すステップS35において更新された後のギフト金額情報(つまり、減算された残額を示すギフト金額情報)がカード情報管理システム300に対して送信される。これにより、上記した商品の購入の決済において利用されたギフトの金額の残額をカードにチャージすることが可能となる。
【0124】
上記したように本実施形態においては、ユーザによって指定されたギフトID及び販売管理システム500において購入された商品の金額を示す商品金額情報を受信し、当該商品金額情報によって示される商品の金額を当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額から減算し、当該減算された残額を示すギフト金額情報を、当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きする構成により、ユーザは、販売管理システム500における商品の購入において当該ユーザに配布されたギフト(に対応する金額)の一部を利用することができる。また、本実施形態においては、ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報によって示される金額(商品の購入において一部が利用されたギフトに対応する金額の残額)を、前述した第1の実施形態と同様にユーザが保持するカードにチャージすることも可能である。
【0125】
なお、本実施形態においては、販売管理システム500における商品の購入においてギフトの一部を利用することができるものとして説明したが、例えばギフトに対応する金額のうちのユーザによって指定された一部(を示すギフト金額情報)をユーザが保持するカードにチャージし、その残額(を示すギフト金額情報)を当該ユーザが保持する別のカードにチャージするような構成とすることも可能である。この場合、ギフト管理装置400においては、例えば種類が「A」であるカードのカード情報管理システム300にギフトに対応する金額の一部を示すギフト金額情報が送信され、当該ギフトに対応する金額の当該一部が減算処理された残額を示すギフト金額情報が当該ギフトIDに対応づけてギフト情報格納部102に格納されているギフト金額情報に上書きされる(更新される)。その後、この残額を示すギフト金額情報が種類が「B」であるカードのカード情報管理システム300に送信される。このような構成とすることで、ギフトに対応する金額を異なる複数のカードにチャージすることが可能となる。
【0126】
また、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
【符号の説明】
【0127】
100,400…ギフト管理装置、101…ギフトID発行部、102…ギフト情報格納部、103…ギフト属性情報格納部、104…カードイシュア情報格納部、105,401…設定変更部、106…送受信部、107…利用可能カード特定部、108,402…ギフト登録処理部、109…ギフト利用履歴格納部、110…精算処理部、200…ユーザ端末、300…カード情報管理システム、500…販売管理システム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置において、
前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段と、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信する第1の受信手段と、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する第2の受信手段と、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する第3の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する取得手段と、
前記第3の受信手段によって受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記第2の受信手段によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する送信手段と
を具備することを特徴とするギフト管理装置。
【請求項2】
前記複数のカードの種類毎に、当該カードの種類を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示する提示手段と
を更に具備し、
前記第2の受信手段は、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項3】
前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更する変更手段を更に具備することを特徴とする請求項1または2記載のギフト管理装置。
【請求項4】
商品の金額を示す商品金額情報を受信する第4の受信手段と、
前記第4の受信手段によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算する減算手段と、
前記減算手段によって前記ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きする上書き手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項5】
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定する判定手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知する通知手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項6】
前記送信手段によって前記カード番号及び前記ギフト金額情報が送信された場合、当該ギフト金額情報を格納するギフト利用履歴格納手段と、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信する送信手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項7】
複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置が実行するギフト管理方法であって、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、
前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップと
を具備することを特徴とするギフト管理方法。
【請求項8】
前記ギフト管理装置は、前記複数のカードの種類毎に、当該カードの種類を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段を更に有し、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示するステップを更に具備し、
前記カード種類情報を受信するステップにおいて、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項9】
前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更するステップを更に具備することを特徴とする請求項7または8記載のギフト管理方法。
【請求項10】
商品の金額を示す商品金額情報を受信するステップと、
前記受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算するステップと、
前記ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きするステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項11】
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定するステップと、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知するステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項12】
前記ギフト管理装置は、ギフト利用履歴格納手段を更に有し、
前記カード番号及び前記ギフト金額情報が送信された場合、当該ギフト金額情報を前記ギフト利用履歴格納手段に格納するステップと、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信するステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項13】
複数のカードに対して金額をチャージするための利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフトギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置のコンピュータによって実行されるギフト管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、
前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップと
を実行させるためのギフト管理プログラム。
【請求項14】
前記ギフト管理装置は、前記複数のカードの種類毎に、当該カードの首里を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段を更に有し、
前記コンピュータに、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示するステップを更に実行させ、
前記カード種類情報を受信するステップにおいて、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項15】
前記コンピュータに、前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更するステップを更に実行させることを特徴とする請求項13または14記載のギフト管理プログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、
商品の金額を示す商品金額情報を受信するステップと、
前記受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算するステップと、
前期ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きするステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項17】
前記コンピュータに、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定するステップと、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知するステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項18】
前記ギフト管理装置は、ギフト利用履歴格納手段を更に有し、
前記コンピュータに、
前記カード番号及び前記ギフト金額情報送信された場合、当該ギフト金額情報を前記ギフト利用履歴格納手段に格納するステップと、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信するステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理方法。
【請求項1】
複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置において、
前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段と、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信する第1の受信手段と、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する第2の受信手段と、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信する第3の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得する取得手段と、
前記第3の受信手段によって受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記第2の受信手段によって受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信する送信手段と
を具備することを特徴とするギフト管理装置。
【請求項2】
前記複数のカードの種類毎に、当該カードの種類を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示する提示手段と
を更に具備し、
前記第2の受信手段は、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項3】
前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更する変更手段を更に具備することを特徴とする請求項1または2記載のギフト管理装置。
【請求項4】
商品の金額を示す商品金額情報を受信する第4の受信手段と、
前記第4の受信手段によって受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算する減算手段と、
前記減算手段によって前記ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きする上書き手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項5】
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定する判定手段と、
前記第1の受信手段によって受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知する通知手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項6】
前記送信手段によって前記カード番号及び前記ギフト金額情報が送信された場合、当該ギフト金額情報を格納するギフト利用履歴格納手段と、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信する送信手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のギフト管理装置。
【請求項7】
複数のカードに対して金額をチャージするために利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置が実行するギフト管理方法であって、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、
前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップと
を具備することを特徴とするギフト管理方法。
【請求項8】
前記ギフト管理装置は、前記複数のカードの種類毎に、当該カードの種類を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段を更に有し、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示するステップを更に具備し、
前記カード種類情報を受信するステップにおいて、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項9】
前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更するステップを更に具備することを特徴とする請求項7または8記載のギフト管理方法。
【請求項10】
商品の金額を示す商品金額情報を受信するステップと、
前記受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算するステップと、
前記ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きするステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項11】
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定するステップと、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知するステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項12】
前記ギフト管理装置は、ギフト利用履歴格納手段を更に有し、
前記カード番号及び前記ギフト金額情報が送信された場合、当該ギフト金額情報を前記ギフト利用履歴格納手段に格納するステップと、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信するステップと
を更に具備することを特徴とする請求項7記載のギフト管理方法。
【請求項13】
複数のカードに対して金額をチャージするための利用可能なギフトを管理するギフト管理装置であって、前記ギフトを識別するためのギフトIDに対応づけて当該ギフトIDによって識別されるギフトに対応する金額を示すギフトギフト金額情報を格納するギフト情報格納手段を有するギフト管理装置のコンピュータによって実行されるギフト管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザによって指定されたギフトIDを受信するステップと、
前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信するステップと、
前記ユーザによって保持されているカードを識別するためのカード番号を受信するステップと、
前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報を取得するステップと、
前記受信されたカード番号及び前記取得されたギフト金額情報を、前記受信されたカード種類情報によって示される種類のカードに関する情報を管理するためのカード情報管理システムに送信するステップと
を実行させるためのギフト管理プログラム。
【請求項14】
前記ギフト管理装置は、前記複数のカードの種類毎に、当該カードの首里を示すカード種類情報及び当該カードに対して利用可能なギフトを識別するためのギフトIDを対応づけて格納するカードイシュア情報格納手段を更に有し、
前記コンピュータに、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているカード種類情報によって示されるカードの種類を前記ユーザに対して提示するステップを更に実行させ、
前記カード種類情報を受信するステップにおいて、前記提示されたカードの種類のうち前記ユーザによって指定されたカードの種類を示すカード種類情報を受信する
ことを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項15】
前記コンピュータに、前記カード種類情報に対応づけて前記カードイシュア情報格納手段に格納されているギフトIDを変更するステップを更に実行させることを特徴とする請求項13または14記載のギフト管理プログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、
商品の金額を示す商品金額情報を受信するステップと、
前記受信された商品金額情報によって示される商品の金額を前記取得されたギフト金額情報によって示される金額から減算するステップと、
前期ギフト金額情報によって示される金額から前記商品の金額が減算された残額を示すギフト金額情報を、前記受信されたギフトIDに対応づけて前記ギフト情報格納手段に格納されているギフト金額情報に上書きするステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項17】
前記コンピュータに、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されているかを判定するステップと、
前記受信されたギフトIDが前記ギフト情報格納手段に格納されていないと判定された場合、当該ギフトIDによって識別されるギフトが利用できない旨を前記ユーザに対して通知するステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理プログラム。
【請求項18】
前記ギフト管理装置は、ギフト利用履歴格納手段を更に有し、
前記コンピュータに、
前記カード番号及び前記ギフト金額情報送信された場合、当該ギフト金額情報を前記ギフト利用履歴格納手段に格納するステップと、
前記カード情報管理システムからの要求に応じて、前記ギフト利用履歴格納手段に格納されたギフト金額情報を当該カード情報管理システムに送信するステップと
を更に実行させることを特徴とする請求項13記載のギフト管理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
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【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−208865(P2012−208865A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75542(P2011−75542)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000133951)株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション (3)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000133951)株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション (3)
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