説明

クラブヘッド

【課題】美感および耐久性に優れたクラブヘッドを提供する。
【解決手段】クラブシャフト1の先端に固定された木製のヘッド本体20と、フェース40と、金属製のソール30とを備えたクラブヘッドに関する。ソール30の上面ないし側面にボス31がソール30に一体に形成され、ボス31には前方ないし斜前方に向って開口する複数のメネジ32が形成され、ヘッド本体20の前方から後方の各メネジ32に向ってねじ込まれた金属製の複数本のオネジ部材24により、ヘッド本体20の底部Bにソール30が締結され、オネジ部材24を挿入する挿入孔22がヘッド本体20に当該ヘッド本体20の前面20fから後方ないし斜後方に向って穿設され、ヘッド本体20の挿入孔22がフェース40で閉塞されたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パークゴルフやグラウンド・ゴルフ(以下、パークゴルフ等という)などのクラブヘッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パークゴルフ等で用いるボールは、通常のゴルフボールに比べ重く、かつ、硬い。また、パークゴルフにおいては、シャフトの最小直径が14mm以上(好ましくは16mm以上)に設定され、一方、グラウンド・ゴルフではクラブシャフトが木製である。したがって、これらのパークゴルフ等のクラブシャフトは、通常のゴルフクラブシャフトに比べ曲げ剛性が大きいので、打撃時に差程撓まない。そのため、打撃時には、著しく大きな衝撃がクラブヘッドに加わる。一方、パークゴルフ等では、クラブヘッドの主要部(ヘッド本体)が木製であり、ヘッド底面を補強するために、ヘッド底部に金属製のソールを固定したクラブヘッドが用いられている(たとえば、特開2000−84132号)。
【0003】
しかし、従来の技術では、金属製のソールの底面からヘッド本体に木ネジをねじ込んで、ソールを固定しており、水分や異物がネジ穴から木部深くに進入し、木材の劣化を促進させる。そのため、前述のような打撃時の大きな衝撃が繰り返し加わることにより、木ネジが脱落することがある。また、打撃時にソールの底面が地面に接触すると、ソールに後方に脱落しようとする力が加わる上、木ネジに直接衝撃が加わり、木ネジやその周囲の部分が損傷し易い。こうした理由から、従来のクラブヘッドは耐久性が低い。
【0004】
この改善策として、ソールの上面にボスを一体に形成し、前記ボスにヘッド本体の上方からボルトをネジ込んで、ソールとヘッド本体とを締結したクラブヘッドが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−245380号(要約)
【発明の開示】
【0005】
しかし、前記特許文献1に開示されたクラブヘッドは、前記ボルトを挿入する挿入孔がヘッド本体の上面から下方に向って穿設されているので、クラブヘッドの上面の美感が損なわれる。
【0006】
また、近年練習場などの設置に伴い、距離を問わず力任せに打撃するプレーヤーもいるため、さらなる耐久性の向上が望まれている。一方、打撃時に生じる衝撃力は、クラブヘッドの前後方向(打球方向)に生じるのに対し、前記特許文献1のクラブヘッドではボルト挿入孔およびボルトが上下に長く配置されているので、繰り返し加わる衝撃力により、前記ボルトの周囲においてヘッド本体が損んでしまうことがあり、そのため、さらなる耐久性の改善が望まれている。
【0007】
したがって、本発明の目的は、美感および耐久性に優れたクラブヘッドを提供することである。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明のクラブヘッドは、クラブシャフトの先端に固定された木製のヘッド本体と、前記ヘッド本体の前面に固定されたフェースと、前記ヘッド本体の底部に締結部材により固定された金属製のソールとを備えたクラブヘッドであって、前記ソールの上面ないし側面にボスが前記ソールに一体に形成され、前記ボスには前方ないし斜前方に向って開口する複数のメネジが形成され、前記ヘッド本体の前方から後方の前記各メネジに向ってねじ込まれた金属製の複数本のオネジ部材により、前記ヘッド本体の底部に前記ソールが締結され、前記オネジ部材を挿入する挿入孔が前記ヘッド本体に当該ヘッド本体の前面から後方ないし斜後方に向って穿設され、前記ヘッド本体の挿入孔が前記フェースで閉塞されたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、オネジ部材を挿入する挿入孔がフェースで閉塞されるから、挿入孔の跡(挿入孔を樹脂で埋めた跡など)が外観に表れないので、美感が向上する。
【0010】
また、オネジ部材がヘッド本体の前面から後方ないし斜後方に向って延びているので、オネジ部材による軸力(ヘッド本体とソールの締結方向)の生じる方向と、打撃時の衝撃荷重の生じる方向とが一致し易い。しかも、オネジ部材を挿入する挿入孔の延びる方向と前記荷重方向とが一致し易い。そのため、クラブヘッドの耐久性が向上する。
【0011】
また、前記挿入孔はヘッド本体の前面から後方ないし斜め後方に向って穿設されており、前記ヘッド本体は一般に平坦であるから、前記挿入孔をドリルなどの加工具で穿設する作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0012】
本発明においては、オネジ部材が前後方向に沿って配置されるから、フェースの上下の中心よりも下方に前記オネジ部材を配置することができる。このように、金属製のオネジ部材を下方に配置することにより低重心化が図られる。
なお、低重心化を図ることにより、ボールをクラブヘッドの重心付近で捕らえることが可能となる。
【0013】
本発明の好的な実施例においては、オネジ部材の頭部が前記フェースの裏面の近傍まで設けられている。これにより、重い頭部の重量がヘッドの外周近傍に配置されるから、慣性モーメントの増大を図り得ると共に、前記挿入孔に充填する接着剤を少なくすることができる。
【0014】
本発明の好的な実施例では、前記ボスやオネジ部材をトウ側に片寄って配置することにより、ヘッドの重心をトウ側に移動させることができる。打撃時にシャフトの回りにクラブヘッドが回転するのであるが、前記トウ側への重心移動により、打撃時のボールに対するヘッドの速度が増大する。
【0015】
なお、前記ボスよりもソールの外周縁やトウ側に近い位置に錘部を設けることにより、更なる慣性モーメントの増大やトウ側への重心移動を図ることができる。
【実施例】
【0016】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、パークゴルフ用のクラブシャフト1の先端にはクラブヘッド2が固定されている。
【0017】
図2は前記クラブヘッド2の分解斜視図である。
図2に示すように、前記クラブヘッド2は、クラブシャフト1(図1)の先端に固定される木製のヘッド本体20、該ヘッド本体20の底部Bに固定される金属製のソール30および前記ヘッド本体20の前面20fに固定されるフェース40を備えている。プレイヤーは、図1のクラブを振って、クラブヘッド2を前後方向Xに振り抜き、フェース40の前面40fでボールを打撃する。
【0018】
まず、ヘッド本体20とソール30との関係について説明する。
図3に示す前記ソール30は、たとえば10mm以上の深さを持つ椀状に形成されており、前記ヘッド本体20の底部Bの概ね全面を覆っている。前記ソール30の上面には、上方に向って突出する複数のボス31が一体形成されている。前記各ボス31は、クラブヘッド2の重心G(図8)から離れた位置に設けられている。なお、前記各ボス31はソール30の周囲の側面に一体に設けられていてもよい。
【0019】
図5および図6はクラブヘッド2を底面側から見た分解斜視図である。図5に示すように、前記ヘッド本体20の底部Bには、前記各ボス31(図3)に対応する位置に係合孔21が、それぞれ形成されている。
【0020】
図7(a)は前記ボス31付近の縦断面図である。
図7(a)に示すように、前記係合孔21にボス31が挿入されており、前記係合孔21とボス31との間には、接着剤35が充填されている。したがって、係合孔21の内側面21fとボス31の外側面31fとは、接着剤35を介してヘッド2を振り抜く前後方向Xに、互いに隙間なくしっかりと係合している。
【0021】
図3に示すように、前記各ボス31には、メネジ32が形成されている。前記メネジ32は、前方に向って開口していると共に、前後方向Xにボス31を貫通している。一方、前記ヘッド本体20の前面20fには、図7(a)の前記メネジ32に螺合する締結ボルト24(オネジ部材)を挿入するネジ挿入孔22が穿孔されている。前記ネジ挿入孔22から金属製の前記締結ボルト24が前記メネジ32にねじ込まれることにより、ヘッド本体20の底部にソール30が締結されている。
【0022】
なお、ネジ挿入孔22は、ヘッド本体20の前面20fにおいて開口しているが、クラブヘッド2の後方についてはソール30やヘッド本体20で覆われている。
【0023】
ここで、ネジ挿入孔22は、ヘッド本体20の前面20fから後方に向って穿設されており、また、前記締結ボルト24は、ヘッド本体20の前面20fから後方のメネジ32との間で、ヘッド本体20をソール30に締結している。したがって、木製のヘッド本体20に締結ボルト24を挿入するネジ挿入孔22を上下方向に形成する必要がない上、打撃時にソール30とヘッド本体20との間に働く力の方向に、締結ボルト24の軸力が働く方向と一致しているので、ヘッド本体20の耐久性が向上する。
【0024】
また、図6(b)の前記フェース40で覆われるヘッド本体20の前面20fは平坦に加工されているから、前記ネジ挿入孔22をヘッド本体20に穿設する作業は、ヘッド本体20の上方、下方または後方から孔を明けるのに比べ、著しく容易、かつ、確実になる。
【0025】
かかる観点から、フェース40の前面40fに直交する軸線Lに対し、前記ネジ挿入孔22や締結ボルト24の軸線が30°程度まで(好ましくは15°程度まで)傾いていてもよい。すなわち、ネジ挿入孔22は若干斜め後方に向って穿設されていてもよく、この場合、図3のネジ挿入孔22は斜め前方に向って開口する。
【0026】
図2において、前記各締結ボルト24は、フェース40の中心Foを通る水平線Lhよりも下方に配置されている。そのため、重い各締結ボルト24によりクラブヘッド2の低重心化を図ることができる。なお、フェース40の中心Foとはフェース40の外形線により形成される図形の中心(図心)をいう。
【0027】
かかる観点から、全ての締結ボルト24を前記水平線Lhよりも下方に配置するのが最も好ましい。しかし、かかる低重心化は、前記フェース40の上下の中心Foよりも下方に配置された前記締結ボルト24の重量が、前記フェース40の上下の中心Foないし中心Foよりも上方に配置された前記締結ボルトの重量よりも重ければ、ある程度図られる。
【0028】
図8(a)において、点Gはクラブヘッド2の実際の重心であり、点Oはクラブヘッド2を平面に投影した図形の中心(図心)である。図7(b)の前記クラブヘッド2の重心Gを通る鉛直線Vのまわりの慣性モーメントIG を大きくすることで、いわゆるスイートエリアの増大が図られる。
【0029】
一方、図1の前記クラブシャフト1の軸線Sのまわりの慣性モーメントIS を大きくすることで、打撃時のボールに対するヘッドの速度が増大する。すなわち、打撃時に図1のシャフト1の軸線Sの回りにクラブヘッド2が回転するのであるが、トウ側Tへの重心移動により、前記慣性モーメントIS が大きくなって、打撃時のボールに対するヘッドの速度が増大する。
【0030】
なお、クラブシャフト1の先端部11は、図2のヘッド本体20のシャフト挿入孔29に固く嵌合されている。
【0031】
本実施例において、図7(a)の前記オネジ部材24におけるオネジ24sが形成されていない頭部24hは、前記挿入孔22に収容されて前記フェース40の裏面40bの近傍まで設けられている。これにより、重い頭部24hの重量がヘッド2の外周近傍に配置されるから、前記慣性モーメントIG の増大を図り得ると共に、前記挿入孔22に充填する接着剤25が少なくなる。なお、頭部24hには、固着力を高めるため、外周部にローレット加工が施されている。
【0032】
なお、頭部24hとフェース40の裏面40bとの間の隙間には、接着剤25が設けられている。
【0033】
本実施例においては、図8の前記クラブヘッド2の図形中心Oのヒール側Hに設けられたボス31の数よりもトウ側Tに設けられたボス31の数の方が多く、また、前記図形中心Oのヒール側Hに設けられた締結ボルト241 ,242 の総重量よりもトウ側Tに設けられた締結ボルト243 の総重量の方が重い。このように、前記ボス31や締結ボルト24をトウ側Tに片寄って配置することにより、ヘッドの重心Gをトウ側Tに移動させることができる。
【0034】
つぎに、前記慣性モーメントIG ,IS を更に大きくする構造の一例について説明する。
たとえば、図8の前記ソール30を構成する金属の比重よりも前記締結ボルト24を構成する金属の比重を大きく設定したり、前記ボス31の設けられた位置よりも前記ソール30の外周縁30eのトウ側Tに近い位置に、前記ソール30よりも比重の大きい金属からなる錘部50を配置することで、前記慣性モーメントIG ,IS の増大が図られる。
【0035】
前記ソール30を構成する金属としては、アルミ合金(たとえば、アルミ鋳物)を用いることができ、一方、前記締結ボルト24および錘部50を構成する金属としては、黄銅(銅と亜鉛の合金で、いわゆる真鍮)を用いることができる。なお、前記ソール30や締結ボルト24としては、他の金属(たとえば、タングステン、チタン合金、マグネシウム合金、銅合金、ステンレス、スチールなど)を用いてもよい。
【0036】
つぎに、前記錘部50の構造の一例について説明する。
図8において、前記錘部50は、前記ソール30の外周縁30eと前記ボス31との間に挟まれるような位置に配置されている。
図3の前記ソール30には概ね上下方向に貫通する貫通孔33が設けられている。図7(b)のように、貫通孔33には、前記ソール30の下面に係合する頭部51を持つ錘ボルト52が前記貫通孔33に挿入されて前記貫通孔33が閉塞されている。前記錘ボルト52のオネジ部53は前記ソール30の内側の空間に突出している。
前記錘ボルト52のオネジ部53には、メネジ部54を持つ錘ナット55が螺合している。前記錘ボルト52および錘ナット55は前記錘部50を形成している。
【0037】
図4(b)の前記錘ナット55は、正六角形以上の多角柱ないし略円柱形の表面を持っているのが好ましい。図6(b)に示すように、前記錘ナット55が収容される収容空間Sが前記ヘッド本体20に形成されている。図7(a)の前記ヘッド本体20の収容空間Sには、接着剤56が埋め込まれている。
【0038】
図6(b)の前記錘ボルト52の頭部51には工具を係合可能な被係合部が設けられていない一方で、前記頭部51とは反対側の図4(a)の先端面には工具を係合可能な被係合部(たとえば溝)57が設けられている。
なお、前記錘ボルト52およびナット55は、複数組設けられている。
【0039】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、ボスは複数個設けられる必要はなく、クラブヘッドの後部におけるソールの外周部に肉盛りした丘状のボスを設け、この1つの丘状のボスに複数のメネジを形成してもよい。
また、錘部を設ける必要はない。
更に、オネジ部材およびソールの双方を同程度の比重の金属で構成したり、あるいは、オネジ部材よりもソールの方が比重が大きくてもよい。
また、オネジ部材を市販の六角孔付のボルトとすることもできる。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明はパークゴルフの他に、グラウンド・ゴルフやゴルフ系スポーツに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施例にかかるクラブヘッドを有するパークゴルフ用のクラブの正面図および側面図である。
【図2】同クラブヘッドの分解斜視図である。
【図3】ヘッド本体およびソールを示す分解斜視図である。
【図4】ヘッド本体に錘部が取り付けられる状態を示す斜視図である。
【図5】ソールおよびヘッド本体を底面から見た斜視図である。
【図6】(a)はオネジ部材および錘部の配置を示すヘッド本体の斜視図、(b)は底面側から見たクラブヘッドの分解斜視図である。
【図7】(a)はソールとヘッド本体の締結構造を示す縦断面図、(b)はソールに対する錘部の取付状態を示す縦断面図である。
【図8】オネジ部材、ボスおよび錘部の配置を示すソールの平面図である。
【符号の説明】
【0042】
1:クラブシャフト
2:クラブヘッド
20:ヘッド本体
22:ネジ挿入孔
24:締結ボルト(オネジ部材)
24h:頭部
24s:オネジ
30:ソール
31:ボス
32:メネジ
40:フェース
50:錘部
Fo:フェースの上下の中心
H:ヒール側
T:トウ側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラブシャフトの先端に固定された木製のヘッド本体と、前記ヘッド本体の前面に固定されたフェースと、前記ヘッド本体の底部に締結部材により固定された金属製のソールとを備えたクラブヘッドであって、
前記ソールの上面ないし側面にボスが前記ソールに一体に形成され、
前記ボスには前方ないし斜前方に向って開口する複数のメネジが形成され、
前記ヘッド本体の前方から後方の前記各メネジに向ってねじ込まれた金属製の複数本のオネジ部材により、前記ヘッド本体の底部に前記ソールが締結され、
前記オネジ部材を挿入する挿入孔が前記ヘッド本体に当該ヘッド本体の前面から後方ないし斜後方に向って穿設され、前記ヘッド本体の挿入孔が前記フェースで閉塞されたクラブヘッド。
【請求項2】
請求項1において、前記複数のオネジ部材のうち少なくとも1本が前記フェースの上下の中心よりも下方に配置されているクラブヘッド。
【請求項3】
請求項1において、前記フェースの上下の中心よりも下方に配置された前記オネジ部材の重量が、前記フェースの上下の中心ないし中心よりも上方に配置された前記オネジ部材の重量よりも重いクラブヘッド。
【請求項4】
請求項1において、前記複数のオネジ部材の全てが前記フェースの上下の中心よりも下方に配置されているクラブヘッド。
【請求項5】
請求項1において、前記オネジ部材におけるオネジが形成されていない頭部が、前記挿入孔に収容されて前記フェースの裏面の近傍まで設けられているクラブヘッド。
【請求項6】
請求項1ないし5において、前記ソールを構成する金属の比重よりも前記オネジ部材を構成する金属の比重の方が大きいクラブヘッド。
【請求項7】
請求項1において、前記ボスが3個以上設けられ、前記クラブヘッドを平面に投影した図形の中心のヒール側に設けられたボスの数よりもトウ側に設けられたボスの数の方が多いことを特徴とするクラブヘッド。
【請求項8】
請求項1もしくは7において、前記オネジ部材が3本以上設けられ、前記クラブヘッドを平面に投影した図形の中心のヒール側に設けられた全てのオネジ部材の総重量よりもトウ側に設けられた全てのオネジ部材の総重量の方が重いことを特徴とするクラブヘッド。
【請求項9】
請求項1において、前記ボスのうち少なくとも1つのボスが設けられた位置よりも前記ソールの外周縁に近い位置に、前記ソールよりも比重の大きい金属からなる少なくとも1つの錘部が配置されているクラブヘッド。
【請求項10】
請求項1において、前記ボスの設けられた位置よりも前記ソールの外周縁のトウ側に近い位置に、前記ソールよりも比重の大きい金属からなる錘部が配置されているクラブヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−223324(P2006−223324A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−37120(P2005−37120)
【出願日】平成17年2月15日(2005.2.15)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2004年11月 株式会社アシックス発行の「2005・春 SPORTING EQUIPMENT[展示会マニュアル]」に発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2004年12月 株式会社アシックス発行の「SPORTING EQUIPMENT 2005」に発表
【出願人】(000000310)株式会社アシックス (57)
【Fターム(参考)】