説明

グラビア印刷法

【課題】網点セルを夫々特有の配置にすることにより、彫刻造印刷版と腐食造印刷版とを併用してグラビア印刷することを可能にし、両方式の長所を活かした印刷が行われるようにする。
【解決手段】彫刻造印刷版の網点セルaは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向と横方向とが同長の1モジュールMになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、腐食造印刷版の網点セルdは正格子状に交わる複数本の直線を印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向と横方向が前記彫刻造印刷版と同長の1モジュールMになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように彫刻造印刷版と腐食造印刷版とを共に用いて印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、彫刻法により製版された彫刻造印刷版と、腐食法により製版された腐食造印刷版とを用い、該各印刷版の網点セルの配列により滑らかで精細な表現を可能にするグラビア印刷法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
グラビア製版の方式は、彫刻法と腐食法の2つが主流である。彫刻法は、周知のようにダイヤモンド針を画像データの電気信号に従って振動させるとともに、銅版(筒状のもの)の表面に該ダイヤモンド針を当てて該銅版の表面を切削することで逆ピラミッド形の穴(網点セルと称される)を刻設するものであり、穴の深さが自由で高精度に設定でき、インキ保有量の制御が容易であるので、階調表現がスムースとなり色調再現性がよいなどの利点がある。一方、腐食法はエッチング法とも称されるもので、銅版表面に塗布された感光性樹脂をレーザー光線を当てることにより部分的に硬化させ、該感光性樹脂のレーザー光線が当たらなかった部分を洗い流した後、腐食液により該銅版表面のレーザー光線が当たらなかった部分を腐食させることにより網点セルを形成するものであり、網点セルのピッチを細かいものでも短時間で容易に製版できる利点があるとともに、網点セルのピッチを細かくすることにより細かい文字でもきれいに精細に印刷できる利点がある。また、彫刻法はダイヤモンド針を銅版の回転軸方向に定ピッチ宛移動させて網点セルを刻設するものであるので、その回転軸方向には網点セルを一定のピッチでしか形成できないのに対し、腐食法はレーザー光線によるものであるのでピッチを自由に設定できることから精細な印刷が可能となるなど、両方式にはそれぞれ一長一短があり、色鮮やかな写真の印刷は彫刻法によって製版された彫刻造印刷版が得意とするところであり、小さい文字や細い線の多い印刷は腐食法により製版された腐食造印刷版が得意とするところであった。
【0003】
なお下記特許文献1,2には、彫刻法により製版した印刷版を使用するグラビア印刷方法およびその網点セルの配置が示されている。
【特許文献1】特開平10−264350号公報
【特許文献2】特開平6−311357号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで従来の網点セルの配置では、彫刻造印刷版と腐食造印刷版との両印刷版を共に用いて印刷する(併用する)と、各印刷版の網点セルが重なったり重ならなかったりランダムな状態になるため、モアレ(シマ模様)等の色ムラが発生し、仕上がりが悪いものになった。このため従来ではいずれが一方の方式により製版された印刷版を使用せざるを得ないものであった。
また、例えば、カラー写真と、その説明のための小さい文字、或いは細い直線等(以下、小さい文字という)を一枚の紙に印刷しようとする場合に、彫刻造印刷版を使用すると、写真の色再現性は優れるものの、小さい文字の精細性が得られず、腐食造印刷版を使用するとその反対に小さい文字の精細性は得られるものの写真の色再現性が悪くなるなど、写真または文字のいずれかの仕上がりが十分に満足できるものとならないという問題がある。また、印刷の品質を上げるために1枚の印刷物に対して多数枚の印刷版を製版しなければならないこととなると、印刷コストを徒に上昇させるおそれがあった。
そこで本発明は、網点セルを夫々特有の配置にすることにより、彫刻造印刷版と腐食造印刷版とを併用して印刷することを可能にし、両方式の長所を活かし得る新たなグラビア印刷法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのために、請求項1に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0009】
また、請求項5に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0010】
また、請求項6に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0011】
また、請求項7に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1および第2の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1および第2の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0013】
また、請求項9に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0014】
また、請求項10に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0015】
また、請求項11に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0016】
また、請求項12に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0017】
また、請求項13に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1、第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュールの両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュールの両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0018】
また、請求項14に記載したグラビア印刷法は、彫刻法により網点セルが形成された第1、第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュールの両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュールの両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴とする。
【0019】
また、請求項15に記載した発明は上記グラビア印刷法において、2枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜方向が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とする。
【0020】
また、請求項16に記載した発明は上記グラビア印刷法において、2枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜角度が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とする。
【0021】
また、請求項17に記載した発明は上記グラビア印刷法において、2〜4枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜方向および傾斜角度が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
彫刻造印刷版と腐食造印刷版との両方を用いても色ムラを発生させることのない綺麗な印刷を可能にする。このため、用途に応じ彫刻造印刷版と腐食造印刷版の長所を夫々生かした印刷ができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は、彫刻法により形成される第1の彫刻造印刷版Aの網点セルaの配置を示すもので、この印刷版Aの各網点セルaは印刷方向hに対し左右に夫々θ=tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線ma、naの交点に配設され、かつ同図中正方形で示したように該各網点セルaの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールMになるように該各網点セルaの縦横のピッチが設定される。
【0024】
図2は、図1と同じく彫刻法により形成される第2の彫刻造印刷版Bの網点セルbの配置を示すもので、この印刷版Bの各網点セルbは印刷方向hに対し左右に夫々θ=tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線mb、nbの交点に配設され、かつ同図中正方形で示したように該各網点セルbの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールMになるように該各網点セルbの縦横のピッチが設定される。
【0025】
図3は、同じく彫刻法により形成される第3の彫刻造印刷版Cの網点セルcの配置を示すもので、この印刷版Cの各網点セルcは印刷方向hに対し左右に夫々θ=45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線mc、ncの交点に配設され、かつ同図中正方形で示したように該各網点セルcの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールMになるように該各網点セルcの縦横のピッチが設定される。
【0026】
なお、彫刻法では上記網点セルはダイヤモンド針により一般に正方形に形成されるが、図は網点セルの配置を示すものであるので円形にて代用して表している。また、上記1モジュールMの長さは任意に設定できるが、例えば288μmとする。
【0027】
一方、図4は、腐食法により形成される第1の腐食造印刷版Dの網点セルdの配置を示すもので、この印刷版Dの各網点セルdは、正格子状に直角に交わる複数本の直線md、ndをその直角を保ったままで印刷方向hに対し左にθ=tan−1(1/2)度傾斜させた該各直線md、ndの交点に配設するとともに、同図中正方形で示したように該腐食造印刷版Dの各網点セルdの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールMと同長の1モジュールMになるように夫々縦横のピッチを設定する。
【0028】
また、図5は、図4と同じく腐食法により形成される第2の腐食造印刷版Eの網点セルeの配置を示すもので、この印刷版Eの各網点セルeは、正格子状に直角に交わる複数本の直線me、neをその直角を保ったままで印刷方向hに対し右にθ=tan−1(1/2)度傾斜させた該各直線me、neの交点に配設するとともに、同図中正方形で示したように該腐食造印刷版Eの各網点セルeの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールMと同長の1モジュールMになるように夫々縦横のピッチを設定する。
【0029】
図6は同じく腐食法により形成される第3の腐食造印刷版Fの網点セルfの配置を示すもので、この印刷版Fの各網点セルfは、正格子状に直角に交わる複数本の直線mf、nfをその直角を保ったままで印刷方向hに対し左にθ=tan−1(1/3)度傾斜させた該各直線mf、nfの交点に配設するとともに、同図中正方形で示したように該腐食造印刷版Fの各網点セルfの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールMと同長の1モジュールMになるように夫々縦横のピッチを設定する。
【0030】
図7は同じく腐食法により形成される第4の腐食造印刷版Gの網点セルgの配置を示すもので、この印刷版Gの各網点セルgは、正格子状に直角に交わる複数本の直線mg、ngをその直角を保ったままで印刷方向hに対し右にθ=tan−1(1/3)度傾斜させた該各直線mg、ngの交点に配設するとともに、同図中正方形で示したように該腐食造印刷版Gの各網点セルgの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールMと同長の1モジュールMになるように夫々縦横のピッチを設定する。
【0031】
しかして、本発明は、上記彫刻造印刷版A〜Cのうちのいずれか1つ又は複数の印刷版と、上記腐食造印刷版D〜Gのうちのいずれか1つ又は複数の印刷版を使用して1つの印刷物を印刷する。どのような組み合わせとするかはその印刷物の特質に合わせて最適な組み合わせが選択される。
請求項1に記載した発明は上記彫刻造印刷版Aと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項2に記載した発明は上記彫刻造印刷版Aと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。また、請求項3に記載した発明は上記彫刻造印刷版Bと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項4に記載した発明は上記彫刻造印刷版Bと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。また、請求項5に記載した発明は上記彫刻造印刷版Cと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項6に記載した発明は上記彫刻造印刷版Cと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。
【0032】
また、請求項7に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびBと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項8に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびBと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。また、請求項9に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびCと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項10に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびCと腐食造印刷版FまたはFを使用するものである。また、請求項11に記載した発明は、上記彫刻造印刷版BおよびCと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項12に記載した発明は、上記彫刻造印刷版BおよびCと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。また、請求項13に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびBおよびCと腐食造印刷版DまたはEを使用するものである。また、請求項14に記載した発明は、上記彫刻造印刷版AおよびBおよびCと腐食造印刷版FまたはGを使用するものである。
【0033】
また、請求項15に記載した発明は、上記彫刻造印刷版A〜Cの任意の組み合わせにおいて、腐食造印刷版DおよびEを使用するものである。また、請求項16に記載した発明は、上記彫刻造印刷版A〜Cの任意の組み合わせにおいて、腐食造印刷版DおよびFまたはEおよびGを使用するものである。また、請求項17に記載した発明は、上記彫刻造印刷版A〜Cの任意の組み合わせにおいて、腐食造印刷版D〜Gのうちの任意の2〜4枚を使用するものである。
【実施例1】
【0034】
図8は、上記彫刻造印刷版A、B、Cと、腐食造印刷版D、E(計5枚)を用いて印刷した場合(請求項13に相当)の各網点セルa、b、c、d、eの分布を示す。彫刻造印刷版A、B、Cに使用する印刷用インクの色は用途に応じ、例えば、シアン、マゼンダ、イエローの三原色が使用される。また、腐食造印刷版D、Eには用途に応じブラック、マゼンダ等が使用される。そして、この印刷に際しては、同図に正方形で示されるように、各印刷版の1モジュールMの両端の網点セルが互いに重なるようにする。これにより各印刷版の網点セルがランダムでなく綺麗に整然と配列される。このため、網点セルが部分的に片寄ることに基因するような色ムラは発生し難い。
【実施例2】
【0035】
図9は上記彫刻造印刷版A、B、Cと腐食造印刷版F、G(計5枚)を用いて印刷した場合(請求項14に相当)の各網点セルa、b、c、f、gの分布を示す。彫刻造印刷版A、B、Cには例えばシアン、マゼンダ、イエロー等のインク色が使用され、腐食造印刷版F、Gには用途に応じブラック、シアン等が使用される。この印刷に際しても、同図に正方形で示されるように、各印刷版の1モジュールMの両端の網点セルが互いに重なるようにする。これにより各印刷版の網点セルが綺麗に整然と配列されることから色ムラが発生し難い。また、この実施例2の場合は、図4、図5と図6、図7とを比較することにより分かるように、腐食造印刷版FおよびGの各網点セル間のピッチ(縦横方向のピッチのことではない)が腐食造印刷版DおよびEよりも細かいことから、一層精細な印刷が可能となる。またこのように網点セルをより細かく精細に配置することは腐食造印刷版の得意とするところであり、細かな製版にも拘わらず彫刻造印刷版のように製版に時間を要しないところも腐食造印刷版の特質であり、本発明ではこのような特質を利用し、小さい文字や細い直線等を精細に印刷することができると同時に、彫刻造印刷版を併用することにより写真を色ムラなく綺麗に印刷することができる。
【0036】
このように本発明では、少なくとも1枚の彫刻造印刷版と少なくとも1枚の腐食造印刷版とを印刷物に要求される品質、色数等に応じて適宜枚数使用し、これらの印刷版の1モジュールMを共通同一にし、該モジュールの両端の網点セルが互いに重なるように印刷することにより、色ムラが発生するおそれなく、彫刻造印刷版の長所である色再現性に優れ、しかも腐食造印刷版の長所である精細な印刷を可能にする。このため、特に写真と文字とが共存するような印刷物でも極めて上質にかつ低コストで印刷することができる。
【0037】
また、色再現性に優れた彫刻造印刷版を製版すると同時に、該彫刻造印刷版に対して短時間で製版できる腐食造印刷版をも使用することにより、両印刷版の特質を活かし、精細でしかも階調表現に優れた色鮮やかな印刷をスピーディーに行うことができる。さらには、写真と文字とが共存する印刷物でも、彫刻造印刷版と腐食造印刷版の特質を夫々活かすことにより、少ない枚数の印刷版を使用し低コストで綺麗な印刷をすることができるなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係る彫刻造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図2】本発明に係る彫刻造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図3】本発明に係る彫刻造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図4】本発明に係る腐食造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図5】本発明に係る腐食造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図6】本発明に係る腐食造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図7】本発明に係る腐食造印刷版の網点セルの配置を示す説明図。
【図8】本発明に係るグラビア印刷法によって配置される網点セルの分布図。
【図9】本発明に係るグラビア印刷法によって配置される網点セルの分布図。
【符号の説明】
【0039】
A 第1の彫刻造印刷版
B 第2の彫刻造印刷版
C 第3の彫刻造印刷版
a 第1の彫刻造印刷版の網点セル
b 第2の彫刻造印刷版の網点セル
c 第3の彫刻造印刷版の網点セル
D〜G 腐食造印刷版
d〜g 腐食造印刷版の網点セル
h 印刷方向
ma、na〜mg、ng 直線
θ 傾斜角度
M 1モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項2】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項3】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項4】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項5】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項6】
彫刻法により網点セルが形成された彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項7】
彫刻法により網点セルが形成された第1および第2の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項8】
彫刻法により網点セルが形成された第1および第2の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項9】
彫刻法により網点セルが形成された第1および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項10】
彫刻法により網点セルが形成された第1および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項11】
彫刻法により網点セルが形成された第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項12】
彫刻法により網点セルが形成された第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュール両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュール両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項13】
彫刻法により網点セルが形成された第1、第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/2)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュールの両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュールの両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項14】
彫刻法により網点セルが形成された第1、第2および第3の彫刻造印刷版と、腐食法により網点セルが形成された腐食造印刷版とを備え、第1の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−1(1/2)度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向4ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第2の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々tan−12度傾斜することで斜格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向4ピッチ分と横方向2ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定し、第3の彫刻造印刷版の網点セルは印刷方向に対し左右に夫々45度傾斜することで正格子状に交差する複数本の直線の交点に配設され、かつ該各網点セルの縦方向3ピッチ分と横方向3ピッチ分とが同長の1モジュールになるように該各網点セルの縦横のピッチを設定する一方、腐食造印刷版の網点セルは正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し左右いずれかにtan−1(1/3)度傾斜させた該各直線の交点に配設し、該腐食造印刷版の各網点セルの縦方向2ピッチ分と横方向2ピッチ分が前記彫刻造印刷版の1モジュールと同長の1モジュールになるように夫々縦横のピッチを設定し、各彫刻造印刷版の1モジュールの両端の網点セルと腐食造印刷版の1モジュールの両端の網点セルが重なるように該彫刻造印刷版と該腐食造印刷版とを共に用いて印刷することを特徴としたグラビア印刷法。
【請求項15】
2枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜方向が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とした請求項1〜14のいずれかに記載したグラビア印刷法。
【請求項16】
2枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜角度が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とした請求項1〜14のいずれかに記載したグラビア印刷法。
【請求項17】
2〜4枚の腐食造印刷版を用い、該腐食造印刷版は正格子状に直角に交わる複数本の直線をその直角を保ったままで印刷方向に対し傾斜方向および傾斜角度が互いに異なるように傾斜させた該各直線の交点に網点セルを配置したものであることを特徴とした請求項1〜14のいずれかに記載したグラビア印刷法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−1075(P2008−1075A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−175722(P2006−175722)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【出願人】(506219856)株式会社サピック (1)
【Fターム(参考)】