コンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェース
【課題】コンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェース等を提供する。
【解決手段】片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、プロセッサと、メモリと、ユーザーインターフェースを表示するタッチスクリーンディスプレーと、タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、ユーザーに提案に関連する好みを設定させるタッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなる。提案およびグラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手でタッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ提案および/またはグラフィック要素を操作させる。
【解決手段】片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、プロセッサと、メモリと、ユーザーインターフェースを表示するタッチスクリーンディスプレーと、タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、ユーザーに提案に関連する好みを設定させるタッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなる。提案およびグラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手でタッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ提案および/またはグラフィック要素を操作させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータユーザーインターフェースに関する。さらに詳しくは、本発明は、片手で操作することができるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルコンピューティング技術の最近の発展によって、これまでに例の無い、さまざまな機能の携帯端末への統合が可能となった。例えば、スマートフォンは、音声通信、インターネット接続、オーディオ/ビデオエンターテインメント、ゲーム、および全地球測位情報をユーザーに提供することができる。さらに、新しいディスプレー技術によって、従来よりも感度が良くかつ正確なタッチスクリーン機能を備えた従来よりも大型で、高輝度および高画質なディスプレーが可能となった。今日、これらの技術的進歩は、従来よりも高速なモバイルプロセッサおよび従来よりも安価で大容量のメモリと相まって、これまで不可能であった新しいアプリケーションのための基盤を形成することができる。
【0003】
しかしながら、従来の携帯端末のほとんどは、インターネットを閲覧するといった基本的なネットワーク機能を提供するだけである。全地球測位システム(GPS)、インターネットおよびディレクトリサービスといった異なる通信機能のためのアプリケーションは、互いに独立していることが多い。さらに、現行のユーザーインターフェースは、最新のディスプレー技術を活用したり、異なる通信方式間のアプリケーションのシームレスな統合を促進したりするようには作られていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェース等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの実施態様は、片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するシステムを提供する。前記ユーザーインターフェースは、タッチスクリーンディスプレーと、前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストとを含んでなる。前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素をさらに含んでなる。前記レジャー活動および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記レジャー活動および/または前記グラフィック要素を操作させる。
【0006】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動を叩打させることによって前記提案を選択させ且つその詳細を閲覧させる。
【0007】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが提案を叩打した後、前記選択されたレジャー活動についてマーキングメニューを提示する。
【0008】
本実施態様の1つの変化形において、ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、前記提案についての評価を提示し且つユーザーに前記レジャー活動を評価させる。
【0009】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、提案の評価を表すグラフィック要素に触れたまま前記要素上をスライドさせることによって前記提案を評価させる。
【0010】
本実施態様の1つの変化形において、ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、前記提案についてのコメントを閲覧および入力させる。
【0011】
本実施態様の1つの変化形において、前記提案は、レジャー活動についての提案を含んでなる。さらに、前記提案に関連する好みは、活動の好み、場所の好み、および時間の好みのうちの少なくとも1つを含んでなる。
【0012】
さらなる変化形において、ユーザーに活動の好みを設定させるために、ユーザーが活動の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動の種類および前記活動の種類に関連する好みを設定させるサブメニューを提示する。
【0013】
さらなる変化形において、ユーザーに場所の好みを設定させるために、ユーザーが場所の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、住所、興味のある地点、ユーザーの現在地、およびある特定の場所または現在地からの半径のうちの少なくとも1つに基づいて場所の好みを設定させるサブメニューを提示する。
【0014】
さらなる変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、全地球測位システム(GPS)から提供される情報に基づいて現在地をリストに保存させる。ユーザーは、前記リストにアクセスし、保存された場所を選択し、システムが提案をする際にその場所を使用するようにシステムを設定することができる。
【0015】
さらなる変化形において、ユーザーに時間の好みを設定させるために、ユーザーが時間の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、レジャー活動が行われ得る時間、日付、および月のうちの少なくとも1つを設定させるサブメニューを提示する。
【0016】
本実施態様の1つの変化形において、グラフィック要素の大きさは、前記タッチスクリーンディスプレー上の親指の跡とほぼ同じである。
【0017】
さらなる変化形において、前記グラフィック要素の直径は、約9.2mmである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本詳細な説明に記載されるデータ構造およびコードは、一般に、コンピュータシステムによって使用されるコードおよび/またはデータを記憶できる任意の装置または媒体でよいコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。前記媒体としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、磁気および光学式記憶装置、例えばディスクドライブ、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、または今現在知られているまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を格納することができる他の媒体が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0019】
本システムの実施態様は、コンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを提供する。特に、このユーザーインターフェースは、携帯用モバイルコンピューティングシステムに表示させることができ、かつ、ユーザーに前記提案システムを片手で操作させることができる。さらに、ユーザーは、前記提案システムを、持ち手の指一本、好ましくは親指で操作することができる。
【0020】
前記コンテキストを意識した提案システムは、例えばユーザーの物理的状況、ユーザーと一緒にいる他の人々、ユーザーの過去の挙動および/またはユーザーの述べられた興味のような複数の要素に関連する情報を提供する。他の要素も、前記提案システムで用いることができる。
【0021】
コンテキストを意識したシステムは、少なくとも1つの計算要素がユーザーによって明確に入力はされないという点で、検索システムとは異なる。提言は、各項目がユーザーにとってどれだけ有益となり得るかというシステムの予測に応じて成される。本開示において、活動に関する情報の提案は、「活動提案」と呼ばれる。
【0022】
本発明のある1つの実施態様は、片手で操作することができるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムを提供する。基礎を成す前記コンテキストを意識したレジャー活動提案システムは、例えばユーザーの現在の活動、位置および時間のような状況情報を組み合わせてユーザーにレジャー活動を提案するシステムである。また、このシステムは、ユーザーにレジャー活動の好みを設定させることによって、提案される活動がユーザーのニーズにより良く合うようにすることができる。
【0023】
1つの実施態様において、提案は携帯機器に提供され、そしてユーザーは、その携帯機器を用いて提案リストとやりとりをしたり、前記リストを変更したりすることができる。例えば、ユーザーは、画面に一度に表示することができるよりも大きな提案リストをスクロールし、提供されている提案と似ている新しい一式の提案を要求し、そして任意の提案されている活動についてさらなる詳細を閲覧することができる。加えて、ユーザーは、現在の状況情報のいずれかを手動で無効にし、現時点では確認できないことがあるコンテキスト、例えば異なる場所、異なる時間にいることによって表されるコンテキストまたは異なる活動に参加していることによって表されるコンテキストに基づく提案を受けることができる。
【0024】
本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、タッチスクリーンで実施することができる。ボタンのようなメニュー項目を表すグラフィック要素は、指、好ましくは親指でたたくのに適した大きさである。ある実施態様では、これらの機能のすべてが、親指での操作用に最適化されたボタンのようなグラフィック要素によってアクセスすることができる。ある1つの実施態様では、ユーザーコントロールのために使用し得るグラフィック要素は、それらの最小寸法において、少なくとも約9.2mmの直径を有する。ここで留意すべきは、この直径は、本発明の実施態様が機能するのに必須ではないということである。前記コントロールボタンの一部は、9.2mmよりも小さくてもよい。
【0025】
さらなる実施態様において、アプリケーションは、マーキングメニューを介して、いくつかの操作を利用できるようにする。タッチスクリーンディスプレー上のマーキングメニューは、以下のように動作する。ユーザーが指またはスタイラスで画面を叩打または押下して、しばらくの間、例えば1/3秒間、待つ(この操作は、「プレス・アンド・ウェイト」と呼ばれる)。そして、前記指またはスタイラスの先の下に放射状メニューが現れる。放射状メニューは、一般に、複数のスライスに分割された円からなる。各スライスは、1つのメニュー項目に関連する。そして、ユーザーは、前記指またはスタイラスを押し付けたままで、所望の項目に関連するスライスに対応する方向にストロークを描く。項目を選択するもう1つの方法は、前記放射状メニューの表示およびプレス・アンド・ウェイトプロセス無しで、前記メニュー内の所望の項目の位置および/または方向についてのユーザーの記憶を頼りにマークを描くことによる。マークは、指またはスタイラスを押し下げて直ぐに所望のメニュー項目の方向に移動することによって描かれる。マークは、異なる方向の複数のストロークを組み合わせてもよい。
【0026】
マーキングメニューは、未使用時にはインターフェースのスペースを取らないので有利である(加えて、コントロールターゲットの大きさは比較的大きくなければならないという必要条件を考えると、スペースは、一般的なモバイルインターフェースの場合のスペースよりもさらに貴重である)。さらに、それらは、単純な動作で沢山のコントロールオプションにアクセスできる効率的な手段となり得るため、親指での使用にうまく適合する。
【0027】
図1は、本発明の1つの実施態様によるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに表示される模範的なルートメニューを示す。ある1つの実施態様において、ルートメニュー100は、リフレッシュボタン102、「キャプチャ」ボタン104、「オプション」ボタン106、活動設定ボタン108、場所設定ボタン110、時間設定ボタン112、マップタップ116、および提案される活動のリスト114を表示する。
【0028】
リフレッシュボタン102を叩打することによって、ユーザーは、活動リスト114を、現在のまたは特定の状況情報で刷新することができる。活動リスト114は、特定の場所で特定の時間に行うことができ、かつ、ユーザーによって設定された特定の好みと合う活動のリストを示す。例えば、活動リスト114は、ユーザーが活動種類を「食べる」に指定した場合、特定の場所の近くのレストランだけを表示することができる。他の活動種類としては、飲み屋等を表示させることができる「飲む」、映画、オペラ、コンサート等を表示させることができる「観る」、公園、博物館、展覧会等を表示させることができる「見物する」、あるいは、任意の活動を表示させることができる「その他」が挙げられる。他の種類の活動も考えられる。
【0029】
「キャプチャ」ボタン104は、ユーザーに情報の特性を獲得させる。キャプチャ機能は、光学式バーコード読取、無線ICタグ(RFID)読取、あるいはICタグを獲得することができる他の技術といったさまざまな手段を利用して実現することができる。さらにユーザーは、前記リストを保存する、および/または、前記リストを他のユーザーに転送することができる。「オプション」ボタン106は、ユーザーに、提案される活動の現在のリストに対してさらなる操作を行わせることができる。例えば、ユーザーは、保存された提案を表示する、以前に閲覧された提案を閲覧する、または活動リストから検索することができる。
【0030】
ある1つの実施態様において、ルートメニュー100は、マップタップ116をさらに含んでなる。ユーザーがマップタップ116を叩打すると、ルートメニュー100は、前記ユーザーの現在地を示す地図を表示することができる。この操作は、同じ携帯機器に備わっている全地球測位システム(GPS)によって提供される情報に基づいて行われる。ある1つの実施態様において、前記システムは、前記GPS情報を利用して、ユーザーの現在地の近くの活動を選択することができる。
【0031】
ルートメニュー100の下端には、活動設定ボタン108、場所設定ボタン110、および時間設定ボタン112が配置されている。ユーザーは、活動設定ボタン108を利用して、活動の種類を設定するだけでなく、特定の種類の活動についての特定の好みを設定することもできる。例えば、ユーザーが活動種類を「食べる」に指定した場合、前記ユーザーは、例えばタイ料理、イタリア料理、アメリカ料理等といった異なる種類の料理について彼の好みをさらに指定することができる。場所設定ボタン110は、ユーザーに、活動のための場所を設定させる。ユーザーは、所在地住所、興味のある地点、郵便番号を入力したり、同じ携帯機器に備わっているGPSによって提供される現在地を使用することができる。時間設定ボタン112は、ユーザーに、活動のための特定の時間を設定させる。この時間は、未来でも現在の時間でもよい。携帯機器は、現在の時間を追跡するクロックを保つと思われる。
【0032】
表示域が限られているため、ルートメニュー100には、一般に、すべての提案される活動の詳細を表示する余裕がない。ある1つの実施態様において、本発明のユーザーインターフェースは、マーキングメニューを用いて、ユーザーに各々の活動を拡張させ、その詳細を閲覧させることができる。
【0033】
図2は、本発明の1つの実施態様によるユーザーが提案されたレジャー活動を押した後に表示される模範的なマーキングメニューを示す。この実施例では、ユーザーが特定の活動を押すと、ユーザーインターフェースはマーキングメニューを表示する。前記マーキングメニューは、4つのメニュー項目(スライス)、すなわち、「前のページ」項目202、「コンテンツを見る」項目204、「次のページ」項目208および「もっとマップを表示する」項目210を備えた放射状メニューである。ユーザーが「前のページ」項目202の方向にストロークを描いた場合、ユーザーインターフェースは活動リストを上方へスクロールし、前記リストの前のページを表示する。換言すれば、「前のページ」項目202は、慣用のキーボードの「前ページ」キーと似ている。同様に、「次のページ」項目208の方向にストロークを描くことによって、ユーザーは、活動リストの次のページを閲覧することができる。すなわち、「次のページ」項目208は、慣用のキーボードの「次ページ」キーと似ている。
【0034】
「コンテンツを見る」項目204は、ユーザーに、ユーザーが押した活動のコンテンツを閲覧させる。「コンテンツを見る」項目204の方向にストロークを描くことによって、ユーザーは、活動の詳細を閲覧することができる。
【0035】
「もっとマップを表示する」項目210は、ユーザーに、ユーザーが押した活動の位置を示すマップを閲覧させる。
【0036】
ある1つの実施態様において、放射状メニューの中心には「閉じる」ボタン206が存在する。ユーザーが「閉じる」ボタン206を叩打すると、マーキングメニューが閉じ、ユーザーインターフェースは前の表示画面(この場合、提案される活動のリスト)に戻る。
【0037】
ここで留意すべきは、マーキングメニューは放射状メニューの表示を必要としないことである。ユーザーは、単純に、特定の方向にストロークを描くことによって、プレス・アンド・ウェイトプロセス無しで、該当する機能を起動することができる。例えば、ユーザーは、親指を使って活動リスト上に直接上向きのストロークを描くことによって前のページを閲覧することができ、下向きのストロークを描くことによって次のページを閲覧することができる。また、ユーザーは、右に向かってストロークを描くことによって直接活動の詳細にアクセスしたり、左に向かってストロークを描くことによってマップ上の活動の位置を閲覧することもできる。
【0038】
ユーザーが活動の詳しいコンテンツを見ることを選択した場合、ユーザーインターフェースは、活動の詳細を掲載したサブメニューを表示する。図3は、本発明の1つの実施態様による、提案されるレジャー活動の詳細を示し、かつ、ユーザーにこの活動の評価を閲覧させ且つ入力させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、活動詳細306、レビュー307、およびユーザーコメント308を表示する。さらに、前記サブメニューは、活動についてのユーザー評価指標304を示し、ユーザーに評価を入力させるスライディング機構302を提供する。
【0039】
ある1つの実施態様において、活動詳細306は、会場および/または活動、場所、道順、営業時間および/または値段についての情報を含んでいてもよい。他の情報も表示することができる。ここで留意すべきは、活動の全コンテンツを限られたスペースに表示させることができない場合、ユーザーインターフェースは、マーキングメニューを利用して、ユーザーに上方または下方へスクロールさせてもっと詳細を閲覧させることができる。
【0040】
レビュー307は、その活動についての1つ以上のレビューを示す。そのようなレビューは、第三者によって公開されてもよい。ユーザーコメント308は、ユーザーに、その活動または会場について他のユーザーが入力したコメントを閲覧させる。ある1つの実施態様において、さらにユーザーインターフェースは、ユーザーに、マーキングメニューを利用して彼自身のコメントを入力させることができる。例えば、ユーザーは、ユーザーコメント領域308を押すことができる。それに続いて表示されるマーキングメニューは、「コメント入力」項目を提供することができる。前記「コメント入力」項目は、ユーザー選択時に、ユーザーが彼自身のコメントを入力することができるサブメニューをもたらす。
【0041】
ユーザーインターフェースの上部にはユーザー評価指標304が存在する。ある1つの実施態様において、ユーザー評価は、実線で描かれた星の数として表される。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに彼自身の活動の評価を入力させるスライディング機構302を提供する。この実施例では、ユーザー自身の評価は、境界が実線で描かれた空の星によって表されている。このように、ユーザーは、その活動についての平均評価と彼自身の評価とを区別することができる。さらに、ユーザーは、前記実線で描かれた星に親指またはスタイラスを押し付けたままスライドさせることによって彼自身の評価を入力することができる。また、ユーザーは、右に向かってストロークを描くことによって彼自身の評価を上げることができ、左に向かってストロークを描くことによって彼自身の評価を下げることができる。
【0042】
さらにユーザーインターフェースは、「前の活動」ボタン310および「後の活動」ボタン312を表示する。「前の活動」ボタン310は、ユーザーに、提案される活動より前の活動について提案される情報の詳細を閲覧させる。同様に、「後の活動」ボタン312は、ユーザーに、活動リスト上の提案される活動の後に起こる活動について提案される情報の詳細を閲覧させる。
【0043】
ある1つの実施態様において、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、システムが活動を提案する際に基づく状況特性を設定させる。ある1つの実施態様において、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動の好みを設定させるグラフィックコントロール要素を提供する。
【0044】
図4は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動の好みを設定させる模範的なマーキングメニューを示す。この実施例では、ユーザーが活動設定ボタン401を叩打した後、ユーザーインターフェースは、3つの項目、すなわち、「活動を変更する」項目402、「種類を変更する」項目404および「好み」項目406を提示するマーキングメニューを表示する。「活動を変更する」項目402は、ユーザーに、彼が参加したい活動に変更させる。例えば、ユーザーは、活動を「食べる」、「飲む」または「見物する」に設定することができる。
【0045】
「種類を変更する」項目404は、ユーザーに、選択された活動のサブカテゴリーまたはサブタイプを任意に設定させる。例えば、ユーザーが活動を「食べる」に設定した後、さらにユーザーは、「種類を変更する」項目404を介して、サブカテゴリーを「朝食」または「昼食」に設定することができ、これにより、ユーザーインターフェースは、朝食または昼食を出すレストランのみを表示する。
【0046】
「好み」項目406は、ユーザーに、選択された種類の活動についての好みをさらに設定させる。例えば、ユーザーが活動の種類として「食べる」を選択した場合、「好み」項目406は、ユーザーに、料理の種類、価格帯、予約の要不要および/または駐車スペースの要不要を設定させる。他の活動についての好みも設定することができる。
【0047】
ユーザーが「活動を変更する」項目402を選択した後、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動リストから選択させるサブメニューを表示する。図5は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動を変更させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、5つの特定の活動、すなわち、「食べる」、「買う」、「観る」、「見物する」および「読む」をユーザーに提示する。さらに、このサブメニューは、キャッチ・オール・オプションである「すべて」ボタンを提供する。ユーザーが「すべて」を選択すると、システムは、指定された場所および時間に基づいてユーザーにあらゆる種類の活動を提案することができる。
【0048】
ユーザーが「好み」項目406を選択した場合、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動の好みを設定させるサブメニューを表示する。図6は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに、選択された活動種類の好みを変更させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、ユーザーが「食べる」という活動種類を選択したとする。サブメニューは、ユーザーに、例えば料理の種類、価格帯、予約の有無、駐車スペースの有無といった複数の好みを設定させる。好みのリストが1ページに表示することができるよりも長い場合、ユーザーインターフェースは、ユーザーに上方または下方へスクロールさせてさらなる好みの選択を閲覧させることができるマーキングメニューを提供することができる。
【0049】
また、ユーザーは、マーキングメニューを利用して、各好みの選択の詳しいオプションにアクセスすることもできる。例えば、ユーザーは、「料理」を押して、ユーザーインターフェースに図7に示されるような「マーキングメニュー」を表示させることができる。さらにユーザーは、異なる種類の料理についての好みをユーザーにさらに設定させる「項目を評価する」を前記マーキングメニューから選択することができる。
【0050】
図8は、本発明の1つの実施態様による異なる料理の種類についての料理の好みを表示する模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、異なる料理の種類およびそれらに対応する好みの設定のリストを示す。ある1つの実施態様において、サブメニューは、「上向きの親指」または「下向きの親指」の数として各料理の種類についての好みの設定を示す。ユーザーは、ある料理の種類についての好みの設定を、その料理の種類を押すことによって変更することができる。前記料理の種類を押すことにより、ユーザーインターフェースは、マーキングメニューを表示する。そして、ユーザーは、上向きのストロークを描くことによって、その料理の種類についての「上向きの親指」の数を増やしたり、「下向きの親指」の数を減らしたりすることができる。さらにユーザーは、下向きのストロークを描くことによって、「上向きの親指」の数を減らしたり、「下向きの親指」の数を増やしたりすることもできる。
【0051】
本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、ユーザーに、活動についての場所および時間の好みを変更させることもできる。図10は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動についての場所情報を入力させる模範的なサブメニューを示す。前記サブメニューは、住所および/または興味のある地点の説明を示す複数の場所フィールドを備えている。ユーザーは、フィールドを叩打することによって、該当する場所を選択することができる。また、ユーザーは、左下隅の「新規」ボタンを叩打して、空欄のフィールドの1つに新しい住所を入力することもできる。さらに、ユーザーは、「現在地」ボタンを叩打することによって、現在地を好ましい場所として設定することができる。ある1つの実施態様において、システムは、同じ携帯機器で作動しているGPSアプリケーションから現在地の情報を入手する。画面上部の上向き矢印ボタンによって、ユーザーは、場所のリストを上方へスクロールすることができる。
【0052】
図11は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する場所のリストから選択させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、人の多い場所のリストを表示する。表示される場所は、異なるレベルの特異性を有していてもよい。例えば、表示される場所は、住所、目印、または興味のある地点でもよい。さらなる実施態様において、サブメニューは、ユーザーに特定の場所からの半径を指定させることもでき、これにより、ユーザーが活動が発生して欲しいと望む領域が特定される。
【0053】
さらにシステムは、ユーザーに、時間設定ボタン112を押させることによって活動時間を設定させることもできる。図12は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する時間および日付を設定させる模範的なサブメニューを示す。ある1つの実施態様において、前記サブメニューは、時間、分、午前/午後、月、および日付について別々のボタンを表示する。さらに前記サブメニューは、ユーザーが各フィールドの値を変更できるようにマーキングメニューを提供することができる。例えば、ユーザーは、時間ボタンから上向きのストロークを描くことによって時間の値を増やしたり、分ボタンから下向きのストロークを描くことによって分の値を減らしたりすることができる。
【0054】
前述のように、本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、ユーザーが異なる状況特性を設定する上で幅広い柔軟性を提供することができる。図13は、本発明の1つの実施態様によるユーザーインターフェースの動作の模範的な状態図を示す。
【0055】
一般に、ルートメニュー1300は、活動のリストおよび6つのボタンを表示する。前記ボタンは、3つが上部に、残りの3つが下部に表示される。上部左側のボタンは、ユーザーに現在の状況特性設定に基づいて活動リストを刷新させる「リフレッシュ」ボタンである。上部中央のボタンは、ユーザーに特定の情報に関連する物理的識別子、例えばURL、文書識別番号など、を獲得させる「キャプチャ」ボタンである(サブメニュー1302)。上部右側のボタンは、「オプション」ボタンである。下部左側のボタンは、活動設定ボタンである。下部中央のボタンは、場所設定ボタンである。下部右側のボタンは、時間設定ボタンである。
【0056】
ユーザーが活動リストを叩打して対応するマーキングメニューを起動させると、ユーザーインターフェースは提案詳細(サブメニュー1308)を表示する。提案詳細サブメニューは、レビュー1312およびユーザーコメント1314も表示することができる。ユーザーコメント1314を含むフィールドは、ユーザーにコメント1316を追記させることもできる。
【0057】
ある1つの実施態様において、提案詳細サブメニュー1308は、ユーザーが、活動を保存する(メニュー項目1324)、活動を他のユーザーに転送する(メニュー項目1326)および活動をカレンダーに追加する(メニュー項目1328)というオプションも提供する。
【0058】
活動リストを叩打することによって、ユーザーは、サブメニュー1310上の選択された活動に関連する記事を読むこともできる。
【0059】
ユーザーがルートメニュー1300の右上隅のオプションボタンを押すと、ユーザーインターフェースは、3つのメニュー項目、すなわち、「保存データおよびコレクションリスト」項目1338、「以前に閲覧されたデータ」項目1344、および「検索キーワードを入力する」項目1348を表示する。
【0060】
「保存データおよびコレクションリスト」項目1338は、ユーザーに、保存されている活動項目の詳細を閲覧させ(サブメニュー1340)、保存されている活動の数といった、コレクションの内容を閲覧させる(サブメニュー1342)。
【0061】
「以前に閲覧されたデータ」項目1344は、ユーザーに、以前に閲覧された活動項目の詳細を閲覧させる(サブメニュー1346)。
【0062】
「検索キーワードを入力する」項目1348は、ユーザーに、あるキーワードで活動リストを検索させる。
【0063】
ユーザーがルートメニュー1300の左下隅の活動の好みボタンを叩打すると、ユーザーインターフェースは、「活動を設定する」項目1330、「場所の種類を設定する」項目1332および「好みを変更する」項目1334を含んでなるマーキングメニューを表示する。「活動を設定する」項目1330は、ユーザーに、「食べる」、「見物する」または「観る」といった活動を設定させる。「場所の種類を設定する」項目1332は、ユーザーに、選択された活動に関する場所の種類を設定させる。「好みを変更する」項目1334は、ユーザーに、選択された活動についての好みを設定させ、ユーザーに好みの属性を変更させるサブメニュー1336をさらに含んでいてもよい。
【0064】
ユーザーがルートメニュー1300の場所設定ボタン(下部中央)を叩打すると、ユーザーインターフェースは、場所変更サブメニュー1318を表示する。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、選択された場所からの半径距離を変更させたり(メニュー項目1320)、現在地を保存させたり(メニュー項目1322)することができる。
【0065】
ユーザーがルートメニュー1300の時間設定ボタン(下部右側)を叩打すると、ユーザーインターフェースは、ユーザーに日付および/または時間を指定させる時間変更サブメニュー(1304)を表示する。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動が生じ得る期間を変更させることができる(メニュー項目1306)。
【0066】
ここで留意すべきは、先述の状態図は本発明の実施態様の1つに過ぎないということである。他の構成およびメニューオプションも可能である。
【0067】
図14は、本発明の1つの実施態様によるレジャー活動提案システムのための片手操作ユーザーインターフェースを備えた模範的なコンピュータシステムを示す。ある1つの実施態様において、コンピュータおよび通信システム1400は、入力装置と出力装置の両方の役割を果たすタッチスクリーンディスプレー1402に接続されている。コンピュータおよび通信システム1400は、プロセッサ1404、メモリ1406、および記憶装置1408を含んでなる。
【0068】
記憶装置1408は、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416、およびアプリケーション1420および1422のような他のアプリケーションを記憶する。ある1つの実施態様において、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416は、片手操作をサポートし、かつ、ユーザーにコンピュータおよび通信システム1400を指一本、好ましくは親指で操作させるユーザーインターフェース1418を支援するプログラムをさらに含んでなる。
【0069】
動作時、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416は、記憶装置1408からメモリ1406にロードされた後、プロセッサ1404によって実行される。プログラムを実行している間、プロセッサ1404は、前述の機能を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の1つの実施態様によるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに表示される模範的なルートメニューを示す図である。
【図2】本発明の1つの実施態様によるユーザーが提案された活動を押した後の模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図3】本発明の1つの実施態様による、提案されるレジャー活動の詳細を示し、かつ、ユーザーにこの活動の評価を閲覧させ且つ入力させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図4】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動の好みを設定させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図5】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動を変更させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図6】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに、選択された活動種類の好みを変更させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図7】本発明の1つの実施態様による、「食べる」という活動種類に関して異なる料理の種類についての好みをユーザーに設定させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図8】本発明の1つの実施態様による異なる料理の種類についての料理の好みを表示する模範的なサブメニューを示す図である。
【図9】本発明の1つの実施態様による、ある種類の料理についての好みの設定をユーザーに増減させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図10】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動についての場所情報を入力させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図11】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する場所のリストから選択させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図12】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する時間および日付を設定させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図13】本発明の1つの実施態様によるユーザーインターフェースの動作の模範的な状態図である。
【図14】本発明の1つの実施態様によるレジャー活動提案システムのための片手操作ユーザーインターフェースを備えた模範的なコンピュータシステムを示す図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータユーザーインターフェースに関する。さらに詳しくは、本発明は、片手で操作することができるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルコンピューティング技術の最近の発展によって、これまでに例の無い、さまざまな機能の携帯端末への統合が可能となった。例えば、スマートフォンは、音声通信、インターネット接続、オーディオ/ビデオエンターテインメント、ゲーム、および全地球測位情報をユーザーに提供することができる。さらに、新しいディスプレー技術によって、従来よりも感度が良くかつ正確なタッチスクリーン機能を備えた従来よりも大型で、高輝度および高画質なディスプレーが可能となった。今日、これらの技術的進歩は、従来よりも高速なモバイルプロセッサおよび従来よりも安価で大容量のメモリと相まって、これまで不可能であった新しいアプリケーションのための基盤を形成することができる。
【0003】
しかしながら、従来の携帯端末のほとんどは、インターネットを閲覧するといった基本的なネットワーク機能を提供するだけである。全地球測位システム(GPS)、インターネットおよびディレクトリサービスといった異なる通信機能のためのアプリケーションは、互いに独立していることが多い。さらに、現行のユーザーインターフェースは、最新のディスプレー技術を活用したり、異なる通信方式間のアプリケーションのシームレスな統合を促進したりするようには作られていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェース等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの実施態様は、片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するシステムを提供する。前記ユーザーインターフェースは、タッチスクリーンディスプレーと、前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストとを含んでなる。前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素をさらに含んでなる。前記レジャー活動および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記レジャー活動および/または前記グラフィック要素を操作させる。
【0006】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動を叩打させることによって前記提案を選択させ且つその詳細を閲覧させる。
【0007】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが提案を叩打した後、前記選択されたレジャー活動についてマーキングメニューを提示する。
【0008】
本実施態様の1つの変化形において、ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、前記提案についての評価を提示し且つユーザーに前記レジャー活動を評価させる。
【0009】
本実施態様の1つの変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、提案の評価を表すグラフィック要素に触れたまま前記要素上をスライドさせることによって前記提案を評価させる。
【0010】
本実施態様の1つの変化形において、ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、前記提案についてのコメントを閲覧および入力させる。
【0011】
本実施態様の1つの変化形において、前記提案は、レジャー活動についての提案を含んでなる。さらに、前記提案に関連する好みは、活動の好み、場所の好み、および時間の好みのうちの少なくとも1つを含んでなる。
【0012】
さらなる変化形において、ユーザーに活動の好みを設定させるために、ユーザーが活動の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動の種類および前記活動の種類に関連する好みを設定させるサブメニューを提示する。
【0013】
さらなる変化形において、ユーザーに場所の好みを設定させるために、ユーザーが場所の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、住所、興味のある地点、ユーザーの現在地、およびある特定の場所または現在地からの半径のうちの少なくとも1つに基づいて場所の好みを設定させるサブメニューを提示する。
【0014】
さらなる変化形において、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、全地球測位システム(GPS)から提供される情報に基づいて現在地をリストに保存させる。ユーザーは、前記リストにアクセスし、保存された場所を選択し、システムが提案をする際にその場所を使用するようにシステムを設定することができる。
【0015】
さらなる変化形において、ユーザーに時間の好みを設定させるために、ユーザーが時間の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、レジャー活動が行われ得る時間、日付、および月のうちの少なくとも1つを設定させるサブメニューを提示する。
【0016】
本実施態様の1つの変化形において、グラフィック要素の大きさは、前記タッチスクリーンディスプレー上の親指の跡とほぼ同じである。
【0017】
さらなる変化形において、前記グラフィック要素の直径は、約9.2mmである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本詳細な説明に記載されるデータ構造およびコードは、一般に、コンピュータシステムによって使用されるコードおよび/またはデータを記憶できる任意の装置または媒体でよいコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。前記媒体としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、磁気および光学式記憶装置、例えばディスクドライブ、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスクまたはデジタルビデオディスク)、または今現在知られているまたは後に開発されるコンピュータ可読媒体を格納することができる他の媒体が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0019】
本システムの実施態様は、コンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを提供する。特に、このユーザーインターフェースは、携帯用モバイルコンピューティングシステムに表示させることができ、かつ、ユーザーに前記提案システムを片手で操作させることができる。さらに、ユーザーは、前記提案システムを、持ち手の指一本、好ましくは親指で操作することができる。
【0020】
前記コンテキストを意識した提案システムは、例えばユーザーの物理的状況、ユーザーと一緒にいる他の人々、ユーザーの過去の挙動および/またはユーザーの述べられた興味のような複数の要素に関連する情報を提供する。他の要素も、前記提案システムで用いることができる。
【0021】
コンテキストを意識したシステムは、少なくとも1つの計算要素がユーザーによって明確に入力はされないという点で、検索システムとは異なる。提言は、各項目がユーザーにとってどれだけ有益となり得るかというシステムの予測に応じて成される。本開示において、活動に関する情報の提案は、「活動提案」と呼ばれる。
【0022】
本発明のある1つの実施態様は、片手で操作することができるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムを提供する。基礎を成す前記コンテキストを意識したレジャー活動提案システムは、例えばユーザーの現在の活動、位置および時間のような状況情報を組み合わせてユーザーにレジャー活動を提案するシステムである。また、このシステムは、ユーザーにレジャー活動の好みを設定させることによって、提案される活動がユーザーのニーズにより良く合うようにすることができる。
【0023】
1つの実施態様において、提案は携帯機器に提供され、そしてユーザーは、その携帯機器を用いて提案リストとやりとりをしたり、前記リストを変更したりすることができる。例えば、ユーザーは、画面に一度に表示することができるよりも大きな提案リストをスクロールし、提供されている提案と似ている新しい一式の提案を要求し、そして任意の提案されている活動についてさらなる詳細を閲覧することができる。加えて、ユーザーは、現在の状況情報のいずれかを手動で無効にし、現時点では確認できないことがあるコンテキスト、例えば異なる場所、異なる時間にいることによって表されるコンテキストまたは異なる活動に参加していることによって表されるコンテキストに基づく提案を受けることができる。
【0024】
本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、タッチスクリーンで実施することができる。ボタンのようなメニュー項目を表すグラフィック要素は、指、好ましくは親指でたたくのに適した大きさである。ある実施態様では、これらの機能のすべてが、親指での操作用に最適化されたボタンのようなグラフィック要素によってアクセスすることができる。ある1つの実施態様では、ユーザーコントロールのために使用し得るグラフィック要素は、それらの最小寸法において、少なくとも約9.2mmの直径を有する。ここで留意すべきは、この直径は、本発明の実施態様が機能するのに必須ではないということである。前記コントロールボタンの一部は、9.2mmよりも小さくてもよい。
【0025】
さらなる実施態様において、アプリケーションは、マーキングメニューを介して、いくつかの操作を利用できるようにする。タッチスクリーンディスプレー上のマーキングメニューは、以下のように動作する。ユーザーが指またはスタイラスで画面を叩打または押下して、しばらくの間、例えば1/3秒間、待つ(この操作は、「プレス・アンド・ウェイト」と呼ばれる)。そして、前記指またはスタイラスの先の下に放射状メニューが現れる。放射状メニューは、一般に、複数のスライスに分割された円からなる。各スライスは、1つのメニュー項目に関連する。そして、ユーザーは、前記指またはスタイラスを押し付けたままで、所望の項目に関連するスライスに対応する方向にストロークを描く。項目を選択するもう1つの方法は、前記放射状メニューの表示およびプレス・アンド・ウェイトプロセス無しで、前記メニュー内の所望の項目の位置および/または方向についてのユーザーの記憶を頼りにマークを描くことによる。マークは、指またはスタイラスを押し下げて直ぐに所望のメニュー項目の方向に移動することによって描かれる。マークは、異なる方向の複数のストロークを組み合わせてもよい。
【0026】
マーキングメニューは、未使用時にはインターフェースのスペースを取らないので有利である(加えて、コントロールターゲットの大きさは比較的大きくなければならないという必要条件を考えると、スペースは、一般的なモバイルインターフェースの場合のスペースよりもさらに貴重である)。さらに、それらは、単純な動作で沢山のコントロールオプションにアクセスできる効率的な手段となり得るため、親指での使用にうまく適合する。
【0027】
図1は、本発明の1つの実施態様によるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに表示される模範的なルートメニューを示す。ある1つの実施態様において、ルートメニュー100は、リフレッシュボタン102、「キャプチャ」ボタン104、「オプション」ボタン106、活動設定ボタン108、場所設定ボタン110、時間設定ボタン112、マップタップ116、および提案される活動のリスト114を表示する。
【0028】
リフレッシュボタン102を叩打することによって、ユーザーは、活動リスト114を、現在のまたは特定の状況情報で刷新することができる。活動リスト114は、特定の場所で特定の時間に行うことができ、かつ、ユーザーによって設定された特定の好みと合う活動のリストを示す。例えば、活動リスト114は、ユーザーが活動種類を「食べる」に指定した場合、特定の場所の近くのレストランだけを表示することができる。他の活動種類としては、飲み屋等を表示させることができる「飲む」、映画、オペラ、コンサート等を表示させることができる「観る」、公園、博物館、展覧会等を表示させることができる「見物する」、あるいは、任意の活動を表示させることができる「その他」が挙げられる。他の種類の活動も考えられる。
【0029】
「キャプチャ」ボタン104は、ユーザーに情報の特性を獲得させる。キャプチャ機能は、光学式バーコード読取、無線ICタグ(RFID)読取、あるいはICタグを獲得することができる他の技術といったさまざまな手段を利用して実現することができる。さらにユーザーは、前記リストを保存する、および/または、前記リストを他のユーザーに転送することができる。「オプション」ボタン106は、ユーザーに、提案される活動の現在のリストに対してさらなる操作を行わせることができる。例えば、ユーザーは、保存された提案を表示する、以前に閲覧された提案を閲覧する、または活動リストから検索することができる。
【0030】
ある1つの実施態様において、ルートメニュー100は、マップタップ116をさらに含んでなる。ユーザーがマップタップ116を叩打すると、ルートメニュー100は、前記ユーザーの現在地を示す地図を表示することができる。この操作は、同じ携帯機器に備わっている全地球測位システム(GPS)によって提供される情報に基づいて行われる。ある1つの実施態様において、前記システムは、前記GPS情報を利用して、ユーザーの現在地の近くの活動を選択することができる。
【0031】
ルートメニュー100の下端には、活動設定ボタン108、場所設定ボタン110、および時間設定ボタン112が配置されている。ユーザーは、活動設定ボタン108を利用して、活動の種類を設定するだけでなく、特定の種類の活動についての特定の好みを設定することもできる。例えば、ユーザーが活動種類を「食べる」に指定した場合、前記ユーザーは、例えばタイ料理、イタリア料理、アメリカ料理等といった異なる種類の料理について彼の好みをさらに指定することができる。場所設定ボタン110は、ユーザーに、活動のための場所を設定させる。ユーザーは、所在地住所、興味のある地点、郵便番号を入力したり、同じ携帯機器に備わっているGPSによって提供される現在地を使用することができる。時間設定ボタン112は、ユーザーに、活動のための特定の時間を設定させる。この時間は、未来でも現在の時間でもよい。携帯機器は、現在の時間を追跡するクロックを保つと思われる。
【0032】
表示域が限られているため、ルートメニュー100には、一般に、すべての提案される活動の詳細を表示する余裕がない。ある1つの実施態様において、本発明のユーザーインターフェースは、マーキングメニューを用いて、ユーザーに各々の活動を拡張させ、その詳細を閲覧させることができる。
【0033】
図2は、本発明の1つの実施態様によるユーザーが提案されたレジャー活動を押した後に表示される模範的なマーキングメニューを示す。この実施例では、ユーザーが特定の活動を押すと、ユーザーインターフェースはマーキングメニューを表示する。前記マーキングメニューは、4つのメニュー項目(スライス)、すなわち、「前のページ」項目202、「コンテンツを見る」項目204、「次のページ」項目208および「もっとマップを表示する」項目210を備えた放射状メニューである。ユーザーが「前のページ」項目202の方向にストロークを描いた場合、ユーザーインターフェースは活動リストを上方へスクロールし、前記リストの前のページを表示する。換言すれば、「前のページ」項目202は、慣用のキーボードの「前ページ」キーと似ている。同様に、「次のページ」項目208の方向にストロークを描くことによって、ユーザーは、活動リストの次のページを閲覧することができる。すなわち、「次のページ」項目208は、慣用のキーボードの「次ページ」キーと似ている。
【0034】
「コンテンツを見る」項目204は、ユーザーに、ユーザーが押した活動のコンテンツを閲覧させる。「コンテンツを見る」項目204の方向にストロークを描くことによって、ユーザーは、活動の詳細を閲覧することができる。
【0035】
「もっとマップを表示する」項目210は、ユーザーに、ユーザーが押した活動の位置を示すマップを閲覧させる。
【0036】
ある1つの実施態様において、放射状メニューの中心には「閉じる」ボタン206が存在する。ユーザーが「閉じる」ボタン206を叩打すると、マーキングメニューが閉じ、ユーザーインターフェースは前の表示画面(この場合、提案される活動のリスト)に戻る。
【0037】
ここで留意すべきは、マーキングメニューは放射状メニューの表示を必要としないことである。ユーザーは、単純に、特定の方向にストロークを描くことによって、プレス・アンド・ウェイトプロセス無しで、該当する機能を起動することができる。例えば、ユーザーは、親指を使って活動リスト上に直接上向きのストロークを描くことによって前のページを閲覧することができ、下向きのストロークを描くことによって次のページを閲覧することができる。また、ユーザーは、右に向かってストロークを描くことによって直接活動の詳細にアクセスしたり、左に向かってストロークを描くことによってマップ上の活動の位置を閲覧することもできる。
【0038】
ユーザーが活動の詳しいコンテンツを見ることを選択した場合、ユーザーインターフェースは、活動の詳細を掲載したサブメニューを表示する。図3は、本発明の1つの実施態様による、提案されるレジャー活動の詳細を示し、かつ、ユーザーにこの活動の評価を閲覧させ且つ入力させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、活動詳細306、レビュー307、およびユーザーコメント308を表示する。さらに、前記サブメニューは、活動についてのユーザー評価指標304を示し、ユーザーに評価を入力させるスライディング機構302を提供する。
【0039】
ある1つの実施態様において、活動詳細306は、会場および/または活動、場所、道順、営業時間および/または値段についての情報を含んでいてもよい。他の情報も表示することができる。ここで留意すべきは、活動の全コンテンツを限られたスペースに表示させることができない場合、ユーザーインターフェースは、マーキングメニューを利用して、ユーザーに上方または下方へスクロールさせてもっと詳細を閲覧させることができる。
【0040】
レビュー307は、その活動についての1つ以上のレビューを示す。そのようなレビューは、第三者によって公開されてもよい。ユーザーコメント308は、ユーザーに、その活動または会場について他のユーザーが入力したコメントを閲覧させる。ある1つの実施態様において、さらにユーザーインターフェースは、ユーザーに、マーキングメニューを利用して彼自身のコメントを入力させることができる。例えば、ユーザーは、ユーザーコメント領域308を押すことができる。それに続いて表示されるマーキングメニューは、「コメント入力」項目を提供することができる。前記「コメント入力」項目は、ユーザー選択時に、ユーザーが彼自身のコメントを入力することができるサブメニューをもたらす。
【0041】
ユーザーインターフェースの上部にはユーザー評価指標304が存在する。ある1つの実施態様において、ユーザー評価は、実線で描かれた星の数として表される。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに彼自身の活動の評価を入力させるスライディング機構302を提供する。この実施例では、ユーザー自身の評価は、境界が実線で描かれた空の星によって表されている。このように、ユーザーは、その活動についての平均評価と彼自身の評価とを区別することができる。さらに、ユーザーは、前記実線で描かれた星に親指またはスタイラスを押し付けたままスライドさせることによって彼自身の評価を入力することができる。また、ユーザーは、右に向かってストロークを描くことによって彼自身の評価を上げることができ、左に向かってストロークを描くことによって彼自身の評価を下げることができる。
【0042】
さらにユーザーインターフェースは、「前の活動」ボタン310および「後の活動」ボタン312を表示する。「前の活動」ボタン310は、ユーザーに、提案される活動より前の活動について提案される情報の詳細を閲覧させる。同様に、「後の活動」ボタン312は、ユーザーに、活動リスト上の提案される活動の後に起こる活動について提案される情報の詳細を閲覧させる。
【0043】
ある1つの実施態様において、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、システムが活動を提案する際に基づく状況特性を設定させる。ある1つの実施態様において、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動の好みを設定させるグラフィックコントロール要素を提供する。
【0044】
図4は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動の好みを設定させる模範的なマーキングメニューを示す。この実施例では、ユーザーが活動設定ボタン401を叩打した後、ユーザーインターフェースは、3つの項目、すなわち、「活動を変更する」項目402、「種類を変更する」項目404および「好み」項目406を提示するマーキングメニューを表示する。「活動を変更する」項目402は、ユーザーに、彼が参加したい活動に変更させる。例えば、ユーザーは、活動を「食べる」、「飲む」または「見物する」に設定することができる。
【0045】
「種類を変更する」項目404は、ユーザーに、選択された活動のサブカテゴリーまたはサブタイプを任意に設定させる。例えば、ユーザーが活動を「食べる」に設定した後、さらにユーザーは、「種類を変更する」項目404を介して、サブカテゴリーを「朝食」または「昼食」に設定することができ、これにより、ユーザーインターフェースは、朝食または昼食を出すレストランのみを表示する。
【0046】
「好み」項目406は、ユーザーに、選択された種類の活動についての好みをさらに設定させる。例えば、ユーザーが活動の種類として「食べる」を選択した場合、「好み」項目406は、ユーザーに、料理の種類、価格帯、予約の要不要および/または駐車スペースの要不要を設定させる。他の活動についての好みも設定することができる。
【0047】
ユーザーが「活動を変更する」項目402を選択した後、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動リストから選択させるサブメニューを表示する。図5は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動を変更させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、5つの特定の活動、すなわち、「食べる」、「買う」、「観る」、「見物する」および「読む」をユーザーに提示する。さらに、このサブメニューは、キャッチ・オール・オプションである「すべて」ボタンを提供する。ユーザーが「すべて」を選択すると、システムは、指定された場所および時間に基づいてユーザーにあらゆる種類の活動を提案することができる。
【0048】
ユーザーが「好み」項目406を選択した場合、ユーザーインターフェースは、ユーザーに活動の好みを設定させるサブメニューを表示する。図6は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーに、選択された活動種類の好みを変更させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、ユーザーが「食べる」という活動種類を選択したとする。サブメニューは、ユーザーに、例えば料理の種類、価格帯、予約の有無、駐車スペースの有無といった複数の好みを設定させる。好みのリストが1ページに表示することができるよりも長い場合、ユーザーインターフェースは、ユーザーに上方または下方へスクロールさせてさらなる好みの選択を閲覧させることができるマーキングメニューを提供することができる。
【0049】
また、ユーザーは、マーキングメニューを利用して、各好みの選択の詳しいオプションにアクセスすることもできる。例えば、ユーザーは、「料理」を押して、ユーザーインターフェースに図7に示されるような「マーキングメニュー」を表示させることができる。さらにユーザーは、異なる種類の料理についての好みをユーザーにさらに設定させる「項目を評価する」を前記マーキングメニューから選択することができる。
【0050】
図8は、本発明の1つの実施態様による異なる料理の種類についての料理の好みを表示する模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、異なる料理の種類およびそれらに対応する好みの設定のリストを示す。ある1つの実施態様において、サブメニューは、「上向きの親指」または「下向きの親指」の数として各料理の種類についての好みの設定を示す。ユーザーは、ある料理の種類についての好みの設定を、その料理の種類を押すことによって変更することができる。前記料理の種類を押すことにより、ユーザーインターフェースは、マーキングメニューを表示する。そして、ユーザーは、上向きのストロークを描くことによって、その料理の種類についての「上向きの親指」の数を増やしたり、「下向きの親指」の数を減らしたりすることができる。さらにユーザーは、下向きのストロークを描くことによって、「上向きの親指」の数を減らしたり、「下向きの親指」の数を増やしたりすることもできる。
【0051】
本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、ユーザーに、活動についての場所および時間の好みを変更させることもできる。図10は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動についての場所情報を入力させる模範的なサブメニューを示す。前記サブメニューは、住所および/または興味のある地点の説明を示す複数の場所フィールドを備えている。ユーザーは、フィールドを叩打することによって、該当する場所を選択することができる。また、ユーザーは、左下隅の「新規」ボタンを叩打して、空欄のフィールドの1つに新しい住所を入力することもできる。さらに、ユーザーは、「現在地」ボタンを叩打することによって、現在地を好ましい場所として設定することができる。ある1つの実施態様において、システムは、同じ携帯機器で作動しているGPSアプリケーションから現在地の情報を入手する。画面上部の上向き矢印ボタンによって、ユーザーは、場所のリストを上方へスクロールすることができる。
【0052】
図11は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する場所のリストから選択させる模範的なサブメニューを示す。この実施例では、サブメニューは、人の多い場所のリストを表示する。表示される場所は、異なるレベルの特異性を有していてもよい。例えば、表示される場所は、住所、目印、または興味のある地点でもよい。さらなる実施態様において、サブメニューは、ユーザーに特定の場所からの半径を指定させることもでき、これにより、ユーザーが活動が発生して欲しいと望む領域が特定される。
【0053】
さらにシステムは、ユーザーに、時間設定ボタン112を押させることによって活動時間を設定させることもできる。図12は、本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する時間および日付を設定させる模範的なサブメニューを示す。ある1つの実施態様において、前記サブメニューは、時間、分、午前/午後、月、および日付について別々のボタンを表示する。さらに前記サブメニューは、ユーザーが各フィールドの値を変更できるようにマーキングメニューを提供することができる。例えば、ユーザーは、時間ボタンから上向きのストロークを描くことによって時間の値を増やしたり、分ボタンから下向きのストロークを描くことによって分の値を減らしたりすることができる。
【0054】
前述のように、本発明のユーザーインターフェースの実施態様は、ユーザーが異なる状況特性を設定する上で幅広い柔軟性を提供することができる。図13は、本発明の1つの実施態様によるユーザーインターフェースの動作の模範的な状態図を示す。
【0055】
一般に、ルートメニュー1300は、活動のリストおよび6つのボタンを表示する。前記ボタンは、3つが上部に、残りの3つが下部に表示される。上部左側のボタンは、ユーザーに現在の状況特性設定に基づいて活動リストを刷新させる「リフレッシュ」ボタンである。上部中央のボタンは、ユーザーに特定の情報に関連する物理的識別子、例えばURL、文書識別番号など、を獲得させる「キャプチャ」ボタンである(サブメニュー1302)。上部右側のボタンは、「オプション」ボタンである。下部左側のボタンは、活動設定ボタンである。下部中央のボタンは、場所設定ボタンである。下部右側のボタンは、時間設定ボタンである。
【0056】
ユーザーが活動リストを叩打して対応するマーキングメニューを起動させると、ユーザーインターフェースは提案詳細(サブメニュー1308)を表示する。提案詳細サブメニューは、レビュー1312およびユーザーコメント1314も表示することができる。ユーザーコメント1314を含むフィールドは、ユーザーにコメント1316を追記させることもできる。
【0057】
ある1つの実施態様において、提案詳細サブメニュー1308は、ユーザーが、活動を保存する(メニュー項目1324)、活動を他のユーザーに転送する(メニュー項目1326)および活動をカレンダーに追加する(メニュー項目1328)というオプションも提供する。
【0058】
活動リストを叩打することによって、ユーザーは、サブメニュー1310上の選択された活動に関連する記事を読むこともできる。
【0059】
ユーザーがルートメニュー1300の右上隅のオプションボタンを押すと、ユーザーインターフェースは、3つのメニュー項目、すなわち、「保存データおよびコレクションリスト」項目1338、「以前に閲覧されたデータ」項目1344、および「検索キーワードを入力する」項目1348を表示する。
【0060】
「保存データおよびコレクションリスト」項目1338は、ユーザーに、保存されている活動項目の詳細を閲覧させ(サブメニュー1340)、保存されている活動の数といった、コレクションの内容を閲覧させる(サブメニュー1342)。
【0061】
「以前に閲覧されたデータ」項目1344は、ユーザーに、以前に閲覧された活動項目の詳細を閲覧させる(サブメニュー1346)。
【0062】
「検索キーワードを入力する」項目1348は、ユーザーに、あるキーワードで活動リストを検索させる。
【0063】
ユーザーがルートメニュー1300の左下隅の活動の好みボタンを叩打すると、ユーザーインターフェースは、「活動を設定する」項目1330、「場所の種類を設定する」項目1332および「好みを変更する」項目1334を含んでなるマーキングメニューを表示する。「活動を設定する」項目1330は、ユーザーに、「食べる」、「見物する」または「観る」といった活動を設定させる。「場所の種類を設定する」項目1332は、ユーザーに、選択された活動に関する場所の種類を設定させる。「好みを変更する」項目1334は、ユーザーに、選択された活動についての好みを設定させ、ユーザーに好みの属性を変更させるサブメニュー1336をさらに含んでいてもよい。
【0064】
ユーザーがルートメニュー1300の場所設定ボタン(下部中央)を叩打すると、ユーザーインターフェースは、場所変更サブメニュー1318を表示する。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、選択された場所からの半径距離を変更させたり(メニュー項目1320)、現在地を保存させたり(メニュー項目1322)することができる。
【0065】
ユーザーがルートメニュー1300の時間設定ボタン(下部右側)を叩打すると、ユーザーインターフェースは、ユーザーに日付および/または時間を指定させる時間変更サブメニュー(1304)を表示する。さらに、ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動が生じ得る期間を変更させることができる(メニュー項目1306)。
【0066】
ここで留意すべきは、先述の状態図は本発明の実施態様の1つに過ぎないということである。他の構成およびメニューオプションも可能である。
【0067】
図14は、本発明の1つの実施態様によるレジャー活動提案システムのための片手操作ユーザーインターフェースを備えた模範的なコンピュータシステムを示す。ある1つの実施態様において、コンピュータおよび通信システム1400は、入力装置と出力装置の両方の役割を果たすタッチスクリーンディスプレー1402に接続されている。コンピュータおよび通信システム1400は、プロセッサ1404、メモリ1406、および記憶装置1408を含んでなる。
【0068】
記憶装置1408は、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416、およびアプリケーション1420および1422のような他のアプリケーションを記憶する。ある1つの実施態様において、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416は、片手操作をサポートし、かつ、ユーザーにコンピュータおよび通信システム1400を指一本、好ましくは親指で操作させるユーザーインターフェース1418を支援するプログラムをさらに含んでなる。
【0069】
動作時、コンテキストを意識したレジャー活動提案アプリケーション1416は、記憶装置1408からメモリ1406にロードされた後、プロセッサ1404によって実行される。プログラムを実行している間、プロセッサ1404は、前述の機能を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の1つの実施態様によるコンテキストを意識したレジャー活動提案システムのためのユーザーインターフェースに表示される模範的なルートメニューを示す図である。
【図2】本発明の1つの実施態様によるユーザーが提案された活動を押した後の模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図3】本発明の1つの実施態様による、提案されるレジャー活動の詳細を示し、かつ、ユーザーにこの活動の評価を閲覧させ且つ入力させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図4】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動の好みを設定させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図5】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに活動を変更させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図6】本発明の1つの実施態様による、ユーザーに、選択された活動種類の好みを変更させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図7】本発明の1つの実施態様による、「食べる」という活動種類に関して異なる料理の種類についての好みをユーザーに設定させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図8】本発明の1つの実施態様による異なる料理の種類についての料理の好みを表示する模範的なサブメニューを示す図である。
【図9】本発明の1つの実施態様による、ある種類の料理についての好みの設定をユーザーに増減させる模範的なマーキングメニューを示す図である。
【図10】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動についての場所情報を入力させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図11】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する場所のリストから選択させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図12】本発明の1つの実施態様による、ユーザーにレジャー活動に関する時間および日付を設定させる模範的なサブメニューを示す図である。
【図13】本発明の1つの実施態様によるユーザーインターフェースの動作の模範的な状態図である。
【図14】本発明の1つの実施態様によるレジャー活動提案システムのための片手操作ユーザーインターフェースを備えた模範的なコンピュータシステムを示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するコンピュータシステムであって、前記コンピュータシステムは、
プロセッサと、
メモリと、
前記ユーザーインターフェースを表示するタッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項2】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動を叩打させることによって前記提案を選択させ且つその詳細を閲覧させるように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが提案を叩打した後、前記選択された提案についてマーキングメニューを提示するように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、前記提案についての評価を提示し且つユーザーに前記提案を評価させるようにさらに設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、提案の評価を表すグラフィック要素に触れたまま前記要素上をスライドさせることによって前記提案を評価させるように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
ユーザーがレジャー活動を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、前記レジャー活動についてのコメントを閲覧および入力させるようにさらに設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記提案は、レジャー活動についての提案を含んでなり、そして
前記提案に関連する好みは、活動の好み、場所の好み、および時間の好みのうちの少なくとも1つを含んでなる、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
ユーザーに活動の好みを設定させるために、ユーザーが活動の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動の種類および前記活動の種類に関連する好みを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項9】
ユーザーに場所の好みを設定させるために、ユーザーが場所の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、
住所、
興味のある地点、
ユーザーの現在地、および
ある特定の場所または現在地からの半径
のうちの少なくとも1つに基づいて場所の好みを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項10】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、全地球測位システム(GPS)から提供される情報に基づいて現在地を設定させるように設定されている、請求項9に記載のコンピュータシステム。
【請求項11】
ユーザーに時間の好みを設定させるために、ユーザーが時間の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、レジャー活動が行われ得る
時間、
日付、および
月
のうちの少なくとも1つを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項12】
グラフィック要素の大きさは、前記タッチスクリーンディスプレー上の親指の跡とほぼ同じである、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項13】
前記グラフィック要素の直径は、約9.2mmである、請求項12に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースであって、前記ユーザーインターフェースは、
タッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするユーザーインターフェース。
【請求項15】
コンピュータによって実行されたときに、前記コンピュータに片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを生成させる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記ユーザーインターフェースは、
タッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項1】
片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを支援するコンピュータシステムであって、前記コンピュータシステムは、
プロセッサと、
メモリと、
前記ユーザーインターフェースを表示するタッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項2】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動を叩打させることによって前記提案を選択させ且つその詳細を閲覧させるように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーが提案を叩打した後、前記選択された提案についてマーキングメニューを提示するように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
ユーザーが提案を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、前記提案についての評価を提示し且つユーザーに前記提案を評価させるようにさらに設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、提案の評価を表すグラフィック要素に触れたまま前記要素上をスライドさせることによって前記提案を評価させるように設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
ユーザーがレジャー活動を詳細に閲覧することを選択した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、前記レジャー活動についてのコメントを閲覧および入力させるようにさらに設定されている、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記提案は、レジャー活動についての提案を含んでなり、そして
前記提案に関連する好みは、活動の好み、場所の好み、および時間の好みのうちの少なくとも1つを含んでなる、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
ユーザーに活動の好みを設定させるために、ユーザーが活動の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、活動の種類および前記活動の種類に関連する好みを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項9】
ユーザーに場所の好みを設定させるために、ユーザーが場所の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、
住所、
興味のある地点、
ユーザーの現在地、および
ある特定の場所または現在地からの半径
のうちの少なくとも1つに基づいて場所の好みを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項10】
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、全地球測位システム(GPS)から提供される情報に基づいて現在地を設定させるように設定されている、請求項9に記載のコンピュータシステム。
【請求項11】
ユーザーに時間の好みを設定させるために、ユーザーが時間の好みに対応するグラフィック要素を叩打した後、前記ユーザーインターフェースは、ユーザーに、レジャー活動が行われ得る
時間、
日付、および
月
のうちの少なくとも1つを設定させるサブメニューを提示するようにさらに設定されている、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項12】
グラフィック要素の大きさは、前記タッチスクリーンディスプレー上の親指の跡とほぼ同じである、請求項7に記載のコンピュータシステム。
【請求項13】
前記グラフィック要素の直径は、約9.2mmである、請求項12に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースであって、前記ユーザーインターフェースは、
タッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするユーザーインターフェース。
【請求項15】
コンピュータによって実行されたときに、前記コンピュータに片手で操作することができるコンテキストを意識した提案システムのためのユーザーインターフェースを生成させる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記ユーザーインターフェースは、
タッチスクリーンディスプレーと、
前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される提案のリストと、
ユーザーに前記提案に関連する好みを設定させる前記タッチスクリーンディスプレー上に提示される複数のグラフィック要素とを含んでなり、
前記提案および前記グラフィック要素の配置は、ユーザーに、片手で前記タッチスクリーンディスプレーを握らせ且つ前記提案および/または前記グラフィック要素を操作させる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2009−37584(P2009−37584A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−946(P2008−946)
【出願日】平成20年1月8日(2008.1.8)
【出願人】(504407000)パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド (65)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月8日(2008.1.8)
【出願人】(504407000)パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド (65)
【Fターム(参考)】
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