コンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラム

【課題】 同一のコンテンツ情報を有するコンテンツが複数記録されている場合であっても、ユーザーに明解なコンテンツリストを提供することが出来て、コンテンツの再生時においても、同一の楽曲が連続して再生されることがない快適なコンテンツ情報表示制御装置およびその再生プログラムを提供することにある。
【解決手段】 同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、選択された1つのコンテンツに表示化情報を付し、他のコンテンツに非表示化情報を付す情報付加手段と、同一のコンテンツが複数記録されている場合に、情報付加手段によって付加された情報に基づいて、コンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させる表示制御手段と、を備えるコンテンツ情報表示制御装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶媒体に複数記録されたコンテンツの一覧を表示装置に、表示させるコンテンツ情報表示制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
大容量の記憶媒体を備えたコンテンツ記録再生装置は、種々のコンテンツファイルが記録可能であり、様々なファイル形式のコンテンツを再生することができる。とりわけ、楽曲データなどの音声コンテンツの記録に関しては、ユーザーが同一の楽曲を複数のファイル形式で記憶媒体に記録する場合がある。
【0003】
記憶媒体に記録されているコンテンツファイルには、ファイル名と、ファイル形式に固有な拡張子とが付与される。コンテンツファイルのファイル名には、楽曲名が用いられる場合が多い。同一のコンテンツが複数記録されると、同一のファイル名を有するコンテンツファイルが記録される。
【0004】
コンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラムには、記憶媒体に記録されているコンテンツをファイル名に従ってリスト表示するものがある。このようなプログラムは、同一のファイル名であり、相互に異なる拡張子を有する複数のコンテンツがリストされる場合、同一名のコンテンツを複数表示する。
【0005】
同一名を有する複数のコンテンツが表示され、ユーザーがそれらを理解出来るように区別して表示する方法としては、ファイル名と拡張子の両方をあわせてリスト表示する方法がある。しかしながら、楽曲等のコンテンツリストである性質上、拡張子を混在させて表示することは、優れた表示方法ではなく、見栄えが劣る問題がある。
【0006】
楽曲データの明解なコンテンツリストを提供する方法として、特許文献1には、楽曲アーティスト名に関する複数の表示情報文字列のうち、文字列の先頭から所定文字数を比較して判別する方法が開示されており、一致する場合には、同一アーティストの楽曲であるとみなして統合する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特願2008−268027号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、同一のコンテンツが記憶媒体に複数記録されている場合であっても、明解なコンテンツリストを表示させることが出来るコンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の好ましいコンテンツ情報表示制御装置は、記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、選択された1つのコンテンツに表示化情報を付し、他のコンテンツに非表示化情報を付す情報付加手段と、同一のコンテンツが複数記録されている場合に、情報付加手段によって付加された情報に基づいて、コンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させる表示制御手段とを備える。
【0010】
同一のコンテンツが複数存在する場合、それらのコンテンツのうちの一つに表示化情報を付すことで、表示装置に表示するコンテンツと、表示装置に表示させないコンテンツとを区別することが出来る。これにより、表示化情報が付されたコンテンツのみを表示することで、明解なコンテンツリストを提供することが出来る。さらに、このリストを楽曲データのプレイリストに適用すれば、同一楽曲が連続して再生されることを防止することが出来る。
【0011】
さらに好ましくは、選択手段が、各コンテンツが有するコンテンツ情報が一致するか否かを判別することにより同一のコンテンツを特定し、複数の同一のコンテンツの中から、記憶媒体への記録日時情報に基づいて、1つのコンテンツを選択する。
【0012】
同一のコンテンツが複数存在する場合、表示化情報を付す1つのコンテンツを選択する方法として、記憶媒体に最新に記録されたコンテンツ、または、記憶媒体に最初に記録されたコンテンツであるか否かを判別し、表示化情報を付すことで、複数の同一のコンテンツのうち、所望のコンテンツを他のコンテンツと区別して表示することが出来る。
【0013】
また好ましくは、前記表示手段が、前記非表示化情報が付された前記コンテンツを、前記表示装置に表示させない。
【0014】
複数の同一のコンテンツのうち、非表示化情報が付されたコンテンツは、表示に不要であると判断されたコンテンツである。一覧表示において、不要な情報が多く表示されると、明解なコンテンツリストとはならない。非表示化情報が付されたコンテンツを非表示にすることで、明解なコンテンツリストを提供することが出来る。
【0015】
また好ましくは、表示制御手段が、表示化情報が付されたコンテンツを表示装置に表示する。
【0016】
表示化情報に基づいて表示装置に表示するコンテンツを特定するので、非表示化情報が付された同一のコンテンツは表示装置に表示されず、同一のコンテンツが重複して複数表示されることがない。
【0017】
また好ましくは、表示制御手段が、表示化情報が付されたコンテンツを第1階層に表示させ、非表示化情報が付されたコンテンツを第1階層の下位階層である第2階層に表示させる。
【0018】
同一のコンテンツが複数記録されている場合、コンテンツ情報に付された表示化情報、または、非表示化情報のどちらであっても、複数の同一のコンテンツが関連付けられてリスト表示される。表示化情報が付されたコンテンツと、非表示化情報が付されたコンテンツとを、異なる階層に表示させることで、明解なコンテンツリストを提供する。また、第1階層に表示されたコンテンツのみが順次再生されるようプレイリストを構成することができるので、同一コンテンツが連続して再生されることがない。
【0019】
本発明の他の好ましいコンテンツ情報表示制御装置は、記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、複数の同一のコンテンツを該表示装置に表示させる場合に、選択された1つのコンテンツを第1階層に表示させ、選択されていない他のコンテンツを該第1階層の下位階層である第2階層に表示させる表示制御手段と、を備える。
【0020】
同一のコンテンツが複数記録されている場合、複数の同一のコンテンツが関連付けられて、表示装置に階層表示される。複数の同一のコンテンツのうち、1つのコンテンツが選択されて上位階層に表示され、他のコンテンツが下位階層に表示される。上位階層に表示される1つのコンテンツが、あらかじめ選択されている必要はない。本例によれば、複数の同一のコンテンツが記録されている場合であっても、明解なコンテンツリストを提供することが出来る。さらに、このリストを楽曲データのプレイリストに適用し、下位階層に表示されるコンテンツを再生しないことで、同一楽曲が連続して再生されることを防止することが出来る。
【0021】
本発明の他の好ましいコンテンツ情報表示制御装置は、記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、複数の同一のコンテンツを該表示装置に表示させる場合に、選択された1つのコンテンツを該表示装置に表示させ、選択されていない他のコンテンツを該表示装置に表示させない表示制御手段と、を備える。
【0022】
同一のコンテンツが複数記録されている場合、複数の同一のコンテンツのうち、1つのコンテンツを選択し、表示装置に表示させ、他のコンテンツは表示させない。表示装置に表示されるコンテンツは、あらかじめ選択されている必要はない。この方法によれば、明解なコンテンツリストを提供することが出来る。さらに、このリストを楽曲データのプレイリストに適用すれば、同一楽曲が連続して再生されることを防止することが出来る。
【発明の効果】
【0023】
記憶媒体に複数の同一のコンテンツが記録されている場合であっても、明解なコンテンツリストを提供することが出来て、楽曲コンテンツをリストして順次再生する場合、同一の楽曲が連続して再生されないコンテンツ情報表示が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】再生装置1を説明するブロック図である。
【図2】HDD2に格納された楽曲ライブラリ9を示す図である。
【図3】HDD2に格納された表示化情報テーブル10を示す図である。
【図4】再生装置1の表示化情報付加処理を説明するフローチャートである。
【図5】再生装置1の表示情報制御処理を説明するフローチャートである。
【図6】再生装置1の他の好ましい実施形態における表示情報制御処理を説明するフローチャートである。
【図7】再生装置1の表示部8に表示する曲リストを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示制御装置について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
【0026】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示制御装置が適用される再生装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において、コンテンツとは、映像(画像)データ、楽曲(音楽)データ等の総称であるが、本例では楽曲データの場合を例に説明する。
【0027】
再生装置1は、HDD(Hard Disk Drive)2に記録されている複数の楽曲ファイル(以下、「曲ファイル」という。)の中から選択された曲ファイルを再生部3において再生し、(図示しない)スピーカーから音声を出力する。
【0028】
再生装置1は、HDD2、再生部3、制御部4、RAM5、ROM6、操作部7、および、表示部8を備え、これらは互いに接続されている。
【0029】
HDD2には、複数の曲ファイルが記録されている。HDD2に記録されている曲ファイルには、コンテンツ情報が付与されている。コンテンツ情報とは、アーティスト名、楽曲名、アルバム名等のメタデータと、曲ファイル名、曲ファイル形式、記録日時等のファイル情報のことである。
【0030】
また、HDD2には、図2に示す楽曲ライブラリ9が格納されている。楽曲ライブラリ9は、楽曲を管理するために使用するデータベースであり、HDD2に記録されている全ての曲ファイルに関するコンテンツ情報を管理する。楽曲ライブラリ9を使用すれば、コンテンツ情報を使い、所望の曲ファイルを容易に検索することが出来る。
【0031】
また、HDD2には、図3に示す表示化情報テーブル10が格納されている。表示化情報テーブル10は、楽曲ライブラリ9の一部に構成される。表示化情報テーブル10は、後述する制御部4の処理によって、各コンテンツ情報を表示部8に表示するか否かを判断するためのテーブルであり、表示化情報、または、非表示化情報が登録される。
【0032】
制御部4は、再生装置1全体を制御するものであり、HDD2、または、ROM6に格納されたプログラムをRAM5内に読み出して実行することにより、後述する各処理を実行する。
【0033】
制御部4は、複数の曲ファイルが共通するコンテンツ情報(例えば、ファイル名)を有する場合に、1つの曲ファイルを選択し、選択した曲ファイルに表示化情報を付し、選択されない曲ファイルに非表示化情報を付す。さらに、制御部4は、付された表示化情報、または、非表示化情報に基づいて表示部8にコンテンツ情報を表示させる。
【0034】
より具体的には、楽曲名が「XYZ」である曲ファイルが、異なる音声形式で複数記録されている場合、これらの曲ファイルは、ファイル名が「XYZ」と同じであるが、拡張子が相互に異なっている場合がある。「XYZ.aaa」と「XYZ.bbb」を一例に説明する。これら2つの曲ファイルは、同一のコンテンツである場合が多く、コンテンツリストにおいて、どちらか一つの曲ファイルのコンテンツ情報がリストされればよい。したがって、制御部4は、1つのコンテンツ(例えば「XYZ.aaa」)を選択して、表示化情報を付し、選択されないコンテンツ(ここでは「XYZ.bbb」)に非表示化情報を付す。さらに制御部4は、付された表示化情報、または、非表示化情報に基づいて、表示部8にコンテンツ情報を表示させる。
【0035】
再生部3は、制御部4の指示により読み出された曲ファイルを再生する。表示部8は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル、ELディスプレイ、FLディスプレイ等のデータ表示可能な装置のことをいう。操作部7は、キーボード、マウス、および、リモコン等の入力装置であり、ユーザー操作に応じて制御部4に対して信号を入力する。
【0036】
以上の構成を有する再生装置1について、その動作を説明する。図4は、同一のコンテンツが複数記録されている場合の制御部4による処理を示すフローチャートである。ユーザーの操作によって、制御部4は、HDD2に記録されている曲ファイルのうち、同一のファイル名を有する曲ファイルが存在するか否かを判断する(S1)。ここで、ユーザーの操作とは、曲ファイルをHDD2に記録する操作のことをいい、CD(Compact Disk)をリッピングし曲ファイルをHDD2に記録する場合や、他の記憶媒体からHDD2に曲ファイルを移動させ、楽曲ライブラリ9にコンテンツ情報を追加する場合等の操作をいう。
【0037】
同一のファイル名を有する曲ファイルが複数存在する場合(S1でYES)、制御部4は、同一の曲ファイルを特定し(S2)、特定された複数の同一ファイル名の曲ファイルの中から1つの曲ファイルを選択する(S3)。1つの曲ファイルを選択する方法として、例えば、制御部4が、複数の同一ファイル名の曲ファイルの記録日時を判別し、記録日時が最も古い曲ファイル、つまり、最初にHDD2に記録された曲ファイル(オリジナルファイル)を選択する方法がある。
【0038】
制御部4は、同一の曲ファイルと特定された複数の曲ファイルのうち、選択された1つの曲ファイルに表示化情報を付す(S4)。さらに、制御部4は、選択されない他の曲ファイルに、非表示化情報を付す(S5)。これらの表示化情報および非表示化情報は、図3の表示化情報テーブル10に示すように、表示化情報が付される場合は「表示」列に「Yes」が格納され、非表示化情報が付される場合は、「表示」列に「No」が格納され、楽曲ライブラリ9に登録される。
【0039】
一方、同一のファイル名を有する曲ファイルが存在しない場合(S1でNO)であっても、HDD2には、同一の曲ファイルが記録されている場合がある。ユーザーが使用するプログラムによっては、曲ファイルをHDD2に記録する際のファイル名を決定する方法が異なるからである。したがって、同一の曲ファイルをもれなく特定するために、制御部4は、曲ファイルのメタデータに同一の楽曲名、および、アーティスト名の組み合わせを有する曲ファイルが存在するか否かをさらに判断する(S6)。メタデータに同一の楽曲名、および、アーティスト名の組み合わせを有する曲ファイルが存在する場合(S6でYES)、前記複数の同一の曲ファイルを特定する(S2)処理へ戻り、同一の曲ファイルを特定し、前記と同様に、特定された複数の曲ファイルの中から1つの曲ファイルを選択する(S3)。さらに制御部4は、特定された複数の曲ファイルのうちから選択した1つの曲ファイルに表示化情報を付す(S4)。さらに、制御部4は、選択されない他の曲ファイルに、非表示化情報を付す(S5)。
【0040】
曲ファイルのメタデータに同一の楽曲名、および、アーティスト名の組み合わせを有する曲ファイルが存在しない場合(S6でNO)、同一の曲ファイルが他に記録されていないので、1つしか記録されていない曲ファイルに表示化情報を付す(S7)。
【0041】
図2、図3および図5を参照しながら、本実施形態の表示制御処理を説明する。
制御部4は、楽曲ライブラリ9を参照し(S8)、表示化情報に基づいて表示部8に表示する曲ファイルを特定する(S9)。制御部4は、表示化情報テーブルの「表示」列に表示化情報である「Yes」が格納されている全ての曲ファイルが特定され、曲リストを作成し表示部8に表示させる(S10)。この場合、ファイル名が「XYZ.aaa」の曲ファイルと、ファイル名が「abc.aaa」の曲ファイルとが表示され、楽曲名「XYZ」という曲ファイルが重複して複数表示されることがない。
【0042】
その後、ユーザー操作によって、曲リストの中から所望の曲名が選択されると、制御部4は、選択された曲名の曲ファイルを再生開始するように、HDD2および再生部3を制御する。図7(a)は、本実施形態における曲リストを示す図である。前記の表示制御処理により、表示部8には、同一の曲ファイルが表示されずにリスト表示される。制御部4は、曲リストに表示された曲ファイルを上から順に読み込んで、再生部3において再生する。記憶媒体に複数記録されている楽曲名が「XYZ」である曲ファイルは一回だけ再生され、連続して再生されない。
【0043】
他の好ましい実施形態における表示制御処理を説明する。
制御部4が、楽曲ライブラリ9を参照し、表示化情報テーブル10の「表示」列に非表示化情報である「No」が格納されているファイルを特定しないことにより、「No」が格納された曲ファイル以外の曲ファイルが特定され、特定された曲ファイルを表示する。本例によれば、表示化情報または非表示化情報のいずれも付されていない曲ファイルが記録されている場合であっても、曲ファイルは表示装置に表示されるので、曲ファイルが曲リストに表示されないおそれが無い。
【0044】
図6を参照しながら、さらに他の好ましい実施形態における表示制御処理を説明する。
制御部4が、楽曲ライブラリ9を参照し、表示化情報に基づいて表示部8に表示する曲ファイルを特定し、表示装置に階層表示する。制御部4は、表示化情報テーブル10の「表示」列に表示化情報である「Yes」が格納された曲ファイルと、非表示化情報である「No」が格納された曲ファイルとを特定し、これらの曲ファイルのうち、コンテンツ情報に表示化情報が格納された曲ファイルを上位階層の第1階層に表示し、非表示化情報が格納された曲ファイルを第1階層の下位階層である第2階層に表示する。
【0045】
図3および図7(b)を参照しながら、表示部8に曲ファイルが階層表示される場合の再生処理を説明する。制御部4は、曲リストを上から順に再生処理する。制御部4は、楽曲ライブラリ9を参照し、楽曲名が「XYZ」であり、フォーマットが「aaa」である曲ファイルの表示化情報、または、非表示化情報を判別する。表示化情報テーブル10には、楽曲名が「XYZ」であり、フォーマットが「aaa」である曲ファイルの「表示」列に、表示化情報である「Yes」が格納されているので、制御部4は、この曲ファイルを第1階層の曲ファイルであると判別し、再生する。次に制御部4は、同様に楽曲ライブラリ9を参照して、楽曲名が「XYZ」であり、フォーマットが「bbb」である曲ファイルの表示化情報、または、非表示化情報を判別する。制御部4は、この曲ファイルには非表示化情報が格納され、曲ファイルが第2階層に表示されている曲ファイルであると判別し、再生をスキップする。このようにして、制御部4は、第1階層に表示した曲ファイルを再生し、第2階層に表示した曲ファイルを再生しないので、同一の曲ファイルが連続して再生されない。
【0046】
表示化情報テーブル10の「表示」列に「Yes」が格納された曲ファイルを特定する(S11)。特定された曲ファイルの楽曲名、および、アーティスト名を特定し(S12)、特定された曲ファイルを上位階層である第1階層に表示する(S13)。特定された楽曲名と、特定されたアーティスト名との組み合わせに一致する他の曲ファイルが記録されているか否かを判断する(S14)。特定された楽曲名と、特定されたアーティスト名との組み合わせに一致する他の曲ファイルが記録されている場合(S14でYES)、制御部4は、一致する他の曲ファイルのコンテンツ情報に非表示化情報が格納されているかを確認する(S15)。制御部4は、楽曲名とアーティスト名との組み合わせが一致し、非表示化情報が格納されている曲ファイルを第2階層に表示する(S16)。このようにして、同一の曲ファイルが記録されている場合、曲ファイルの表示化情報、または、非表示化情報に基づいて、表示化情報が付された曲ファイルを上位階層の第1階層に表示し、非表示化情報が付された曲ファイルを下位階層の第2階層に表示することが出来る。
【0047】
制御部4は、先に特定された曲ファイルの楽曲名と、アーティスト名との組み合わせに一致する他の曲ファイルが他にあるか否かをさらに判断する(S17)。一致する他の曲ファイルが、さらに記録されている場合(S17でYES)、一致する他の曲ファイルのコンテンツ情報に非表示化情報が格納されているかを確認する処理(S15)に戻る。一致する他の曲ファイルが記録されていない場合(S17でNO)、表示化情報が付された他の曲ファイルが記録されているか否かを判断する(S18)。表示化情報が付された他の曲ファイルが記録されている場合(S18でYES)は、(S12)の処理に戻り、表示化情報が付された他の曲ファイルが記録されていない場合(S18でNO)は、表示制御処理を終了する。
【0048】
以上のように、本実施形態によると、同一の曲ファイルが複数記録されている場合であっても、同一の曲ファイルを重複して表示することなく、ユーザーに明解なコンテンツリストを提供することが出来て、リストを順に再生する場合であっても、同一の楽曲が連続して再生されることがない快適なコンテンツ情報表示制御装置およびそのプログラムを提供することが出来る。
【0049】
以上、本発明はこれらの実施形態には限定されず、前記表示化情報付加処理において、同一の曲ファイルであると特定された複数の同一ファイル名の曲ファイルの中から、1つの曲ファイルを選択する方法(S3)として、ファイルサイズが最も大きい、あるいは、最も小さい曲ファイルを選択してもよく、ユーザーの設定によりあらかじめ決定された特定の拡張子を有する曲ファイルが選択されてもよい。また、制御部4が、選択されない曲ファイルに非表示化情報を付す(S5)の方法として、非表示化情報を付すか、あるいは、表示化情報を付すか、ユーザーに選択させ変更できるようにしてもよい。
【0050】
本発明は、上記のコンテンツ情報表示制御装置を動作させるためのコンピュータープログラムにより提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明のコンテンツ情報表示制御装置は、HDDを備える再生装置等に好適に適用される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、
同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、
選択された1つのコンテンツに表示化情報を付し、他のコンテンツに非表示化情報を付す情報付加手段と、
同一のコンテンツが複数記録されている場合に、該情報付加手段によって付加された情報に基づいて、該コンテンツのコンテンツ情報を該表示装置に表示させる表示制御手段と、を備えるコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項2】
前記選択手段が、各コンテンツが有するコンテンツ情報が一致するか否かを判別することにより同一のコンテンツを特定し、同一の複数の該コンテンツの中から、該記憶媒体への記録日時情報に基づいて、1つのコンテンツを選択する、請求項1に記載のコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項3】
前記表示手段が、前記非表示化情報が付された前記コンテンツを、前記表示装置に表示させない、請求項1〜2のいずれかに記載のコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項4】
前記表示手段が、前記表示化情報が付された前記コンテンツを表示装置に表示させる、請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御手段が、前記表示化情報が付された前記コンテンツを第1階層に表示させ、前記非表示化情報が付された前記コンテンツを該第1階層の下位階層である第2階層に表示させる、請求項1〜2のいずれかに記載のコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項6】
記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、
同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、
複数の同一のコンテンツを該表示装置に表示させる場合に、選択された1つのコンテンツを第1階層に表示させ、選択されていない他のコンテンツを該第1階層の下位階層である第2階層に表示させる表示制御手段と、を備えるコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項7】
記憶媒体に複数記録されているコンテンツのコンテンツ情報を表示装置に表示させるコンテンツ情報表示制御装置であって、
同一のコンテンツが複数記録されている場合に、1つのコンテンツを選択する選択手段と、
複数の同一のコンテンツを該表示装置に表示させる場合に、選択された1つのコンテンツを該表示装置に表示させ、選択されていない他のコンテンツを該表示装置に表示させない表示制御手段と、を備えるコンテンツ情報表示制御装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載のコンテンツ情報表示制御装置が備える各手段をコンピュータに実行させる、コンテンツ情報表示制御プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate