コンドームおよびその包装
【課題】迅速かつ簡便に装着できるコンドームおよびその包装を提供すること、また衛生的な使用と、使用後における衛生的な廃棄処理を可能にすること。
【解決手段】２枚あわせとなっている包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚にはコンドームの本体１付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内への空気の混入を減少させた。包装２は、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断するとともに、コンドーム本体と包装とが分離するものである。コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を伸展するためのガイド３として使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にした。
【解決手段】２枚あわせとなっている包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚にはコンドームの本体１付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内への空気の混入を減少させた。包装２は、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断するとともに、コンドーム本体と包装とが分離するものである。コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を伸展するためのガイド３として使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、簡便に使用でき、使用後においても衛生的に処分することを可能にしたコンドームおよびその包装に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
若年層における性感染症は近年著しく増加しており、この対策としてはコンドームの使用が最も有効であるにも拘わらず、その使用率は逓減傾向にある。これは従来のコンドームが、装着に手間がかかり、装着の際には手を汚し、また使用後において処分に不潔感をもたらすことが主因である。
【０００３】
コンドームの迅速な装着を目的とした従来の技術としては、実開昭６３−６２１１５号公報、特表平３−５０５１７３号公報、特開平６−１０５８６０号公報等があるが、例えば、装着補助テープをコンドーム本体と一緒に巻き込むものとし、装着の際に補助テープを引くというものである。また包装が破断するという従来技術についても公開されている。
【０００４】
しかし迅速な装着のための従前の技術は、使用後のゴミとなる点数が増えること、コンドーム本体を傷つける可能性があること、製造コストが上昇すること、使用者に不安感を与えかねないもの等等の問題点があり、特に若年層にコンドームの使用を促し、性感染症の拡がりを抑えるための有効な手段となり得ていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
迅速かつ簡便に装着できるコンドームおよびその包装を提供することが、本発明の解決しようとする課題の第一である。
【０００６】
伸展の際、および表裏を識別する際に、手で直接触れる部分を減らすことにより使用時においても衛生的なコンドームおよびその包装を提供することが、本発明の解決しようとする課題の第二である。
【０００７】
コンドームの使用後において、廃棄する際の精液が漏出することなく衛生的な廃棄処理を可能とすることが、本発明の解決しようとする課題の第三である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
伸展の際に手で直接触れる部分を減らし、表裏を容易に識別することができ、また装着の際の空気の混入を減少させ、迅速かつ簡便に装着することを可能としたこと、そして使用後の処分についても衛生的なものとしたことを特徴とするコンドームとその包装袋である。このための手段として次の通り説明する。
【０００９】
本発明によるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせ、あるいは１枚を折り合わせた包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚あるいは１枚の折り合わせの片側にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内部への空気の混入を減少させたことを特徴とする。
【００１０】
２枚あわせの包装の内コンドーム本体が付着した１枚、あるいは１枚の折り合わせのコンドーム本体が付着した片側については、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断するとともに、コンドーム本体と包装とが分離するものである。
【００１１】
コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を伸展するためのガイドとして使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にした。
【００１２】
このコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きい材質とした。
【００１３】
この伸展するためのガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ長く伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分を指先にてつまむことにより容易に装着することを可能とした。
【００１４】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際の精液の漏出することなく衛生的な廃棄処理を可能とした。
【発明の効果】
【００１５】
本発明によるコンドームおよびその包装は、迅速かつ簡便に装着でき、特に、コンドーム本体の表裏を識別が容易であり、また手で直接触れる部分を減らすことにより衛生的な使用ができ、また使用後の衛生的な廃棄処分に効果を有するものである。本発明により、特に若年層へのコンドーム使用を促し普及することに効果があり、これにより性感染症の防止に有効なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
本発明の具体的な実施例について説明する。
【００１７】
本発明によるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせとなっている包装を引き剥がし開封するものであり、この内の１枚にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内への空気の混入を減少させたことを特徴とする。つまり、単純に男性性器を一枚の包装袋に付着したコンドーム本体に押し当てればよいのである。
【００１８】
従来一般的に市販されているコンドームは、包装の端を引き破って本体を取り出し、表裏を確かめ、コンドーム内に空気が入り込まないようにするというテクニックが必要であった。これはコンドーム本体を手で触るという非衛生的かつ不確実な作業といわざるを得ない。
【００１９】
尚、コンドームの本体部分には、ローションあるいはメントールなどの快感を与えうる液体を湿潤させることにより、空気が入り込まない効果をも得ることとなる。
【００２０】
次に、コンドーム本体が付着した１枚の包装については、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断することにより、コンドーム本体と包装とが分離することを特徴とする。
【００２１】
つまり２枚あわせの包装の内、コンドーム本体が付着しないものについては、従来一般的にコンドーム包装として使用されている素材とし、破れにくく伸縮もしない、尚且つ機密性の高い既知の素材とする。一方、コンドーム本体が付着するものについては、機密性は高いものの比較的伸縮しやすく一定の圧力により容易に破断する素材、例えばビニールなどの素材とする。
あるいは一定の圧力により容易に破断させるため、包装に、山型あるいは鍵穴型などの切れ込みをいれるものとする。これは破断する際には、２片に破断するものとし、尚且つコンドーム本体を傷つけることを防ぐため破断面に鋭角部分を生じさせないものとする。
【００２２】
次に、コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を、その伸展するためのガイドとして使用することにより、コンドーム本体の装着を容易にする。
【００２３】
このコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きいものとすることにより伸展のためのガイドの機能を持たせるものである。
【００２４】
このガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分を包装とともに、つまむことにより容易に装着することを可能とした。
【００２５】
つまりコンドームの装着においては、男性性器を当て包装の対角の２箇所を両手の指先にてつまみ、引くことにより、包装は破断し、コンドーム本体と分離するとともに、ガイドがコンドーム本体の伸展を容易にするものとして機能する。
【００２６】
このガイドの個数であるが、少なくとも１個であるが、例えば２個とし包装の隣接する角の部分に固定あるいは付着することにより、コンドームの装着の際に包装の対角のコーナー部分２箇所を両手でつまむものであるので、必ず１箇所はガイドを直接に引くこととなり、有効にコンドーム本体の伸展を機能させるものとなる。
【００２７】
またガイドの長さであるが、コンドームの本体の伸展を容易にすることを目的とするものであるから、コンドーム本体に巻き込まれる部分が、約３ｃｍから約５ｃｍとし、これに加えてコンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着する部分として約１ｃｍから約２ｃｍとなり、合わせて約４ｃｍから約７ｃｍにて有効なものとなる。
【００２８】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、いわゆるビニール針金と類似する機能となり、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際における精液の漏出を防ぎ、衛生的な処分を可能なものとした。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】本発明によるコンドームおよびその包装の概略平面図である。
【符号の説明】
【００３０】
１ コンドーム本体
２ コンドームの包装
３ コンドーム本体の伸展のためのガイド
４ コンドームの包装の破断線
【技術分野】
【０００１】
本発明は、簡便に使用でき、使用後においても衛生的に処分することを可能にしたコンドームおよびその包装に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
若年層における性感染症は近年著しく増加しており、この対策としてはコンドームの使用が最も有効であるにも拘わらず、その使用率は逓減傾向にある。これは従来のコンドームが、装着に手間がかかり、装着の際には手を汚し、また使用後において処分に不潔感をもたらすことが主因である。
【０００３】
コンドームの迅速な装着を目的とした従来の技術としては、実開昭６３−６２１１５号公報、特表平３−５０５１７３号公報、特開平６−１０５８６０号公報等があるが、例えば、装着補助テープをコンドーム本体と一緒に巻き込むものとし、装着の際に補助テープを引くというものである。また包装が破断するという従来技術についても公開されている。
【０００４】
しかし迅速な装着のための従前の技術は、使用後のゴミとなる点数が増えること、コンドーム本体を傷つける可能性があること、製造コストが上昇すること、使用者に不安感を与えかねないもの等等の問題点があり、特に若年層にコンドームの使用を促し、性感染症の拡がりを抑えるための有効な手段となり得ていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
迅速かつ簡便に装着できるコンドームおよびその包装を提供することが、本発明の解決しようとする課題の第一である。
【０００６】
伸展の際、および表裏を識別する際に、手で直接触れる部分を減らすことにより使用時においても衛生的なコンドームおよびその包装を提供することが、本発明の解決しようとする課題の第二である。
【０００７】
コンドームの使用後において、廃棄する際の精液が漏出することなく衛生的な廃棄処理を可能とすることが、本発明の解決しようとする課題の第三である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
伸展の際に手で直接触れる部分を減らし、表裏を容易に識別することができ、また装着の際の空気の混入を減少させ、迅速かつ簡便に装着することを可能としたこと、そして使用後の処分についても衛生的なものとしたことを特徴とするコンドームとその包装袋である。このための手段として次の通り説明する。
【０００９】
本発明によるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせ、あるいは１枚を折り合わせた包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚あるいは１枚の折り合わせの片側にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内部への空気の混入を減少させたことを特徴とする。
【００１０】
２枚あわせの包装の内コンドーム本体が付着した１枚、あるいは１枚の折り合わせのコンドーム本体が付着した片側については、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断するとともに、コンドーム本体と包装とが分離するものである。
【００１１】
コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を伸展するためのガイドとして使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にした。
【００１２】
このコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きい材質とした。
【００１３】
この伸展するためのガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ長く伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分を指先にてつまむことにより容易に装着することを可能とした。
【００１４】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際の精液の漏出することなく衛生的な廃棄処理を可能とした。
【発明の効果】
【００１５】
本発明によるコンドームおよびその包装は、迅速かつ簡便に装着でき、特に、コンドーム本体の表裏を識別が容易であり、また手で直接触れる部分を減らすことにより衛生的な使用ができ、また使用後の衛生的な廃棄処分に効果を有するものである。本発明により、特に若年層へのコンドーム使用を促し普及することに効果があり、これにより性感染症の防止に有効なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
本発明の具体的な実施例について説明する。
【００１７】
本発明によるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせとなっている包装を引き剥がし開封するものであり、この内の１枚にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内への空気の混入を減少させたことを特徴とする。つまり、単純に男性性器を一枚の包装袋に付着したコンドーム本体に押し当てればよいのである。
【００１８】
従来一般的に市販されているコンドームは、包装の端を引き破って本体を取り出し、表裏を確かめ、コンドーム内に空気が入り込まないようにするというテクニックが必要であった。これはコンドーム本体を手で触るという非衛生的かつ不確実な作業といわざるを得ない。
【００１９】
尚、コンドームの本体部分には、ローションあるいはメントールなどの快感を与えうる液体を湿潤させることにより、空気が入り込まない効果をも得ることとなる。
【００２０】
次に、コンドーム本体が付着した１枚の包装については、男性性器を押し当てることにより容易に２片に破断することにより、コンドーム本体と包装とが分離することを特徴とする。
【００２１】
つまり２枚あわせの包装の内、コンドーム本体が付着しないものについては、従来一般的にコンドーム包装として使用されている素材とし、破れにくく伸縮もしない、尚且つ機密性の高い既知の素材とする。一方、コンドーム本体が付着するものについては、機密性は高いものの比較的伸縮しやすく一定の圧力により容易に破断する素材、例えばビニールなどの素材とする。
あるいは一定の圧力により容易に破断させるため、包装に、山型あるいは鍵穴型などの切れ込みをいれるものとする。これは破断する際には、２片に破断するものとし、尚且つコンドーム本体を傷つけることを防ぐため破断面に鋭角部分を生じさせないものとする。
【００２２】
次に、コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を、その伸展するためのガイドとして使用することにより、コンドーム本体の装着を容易にする。
【００２３】
このコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きいものとすることにより伸展のためのガイドの機能を持たせるものである。
【００２４】
このガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分を包装とともに、つまむことにより容易に装着することを可能とした。
【００２５】
つまりコンドームの装着においては、男性性器を当て包装の対角の２箇所を両手の指先にてつまみ、引くことにより、包装は破断し、コンドーム本体と分離するとともに、ガイドがコンドーム本体の伸展を容易にするものとして機能する。
【００２６】
このガイドの個数であるが、少なくとも１個であるが、例えば２個とし包装の隣接する角の部分に固定あるいは付着することにより、コンドームの装着の際に包装の対角のコーナー部分２箇所を両手でつまむものであるので、必ず１箇所はガイドを直接に引くこととなり、有効にコンドーム本体の伸展を機能させるものとなる。
【００２７】
またガイドの長さであるが、コンドームの本体の伸展を容易にすることを目的とするものであるから、コンドーム本体に巻き込まれる部分が、約３ｃｍから約５ｃｍとし、これに加えてコンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着する部分として約１ｃｍから約２ｃｍとなり、合わせて約４ｃｍから約７ｃｍにて有効なものとなる。
【００２８】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、いわゆるビニール針金と類似する機能となり、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際における精液の漏出を防ぎ、衛生的な処分を可能なものとした。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】本発明によるコンドームおよびその包装の概略平面図である。
【符号の説明】
【００３０】
１ コンドーム本体
２ コンドームの包装
３ コンドーム本体の伸展のためのガイド
４ コンドームの包装の破断線
【特許請求の範囲】
【請求項１】
伸展の際に手で直接触れる部分を減らし、また表裏を容易に識別することができ、また装着の際の空気の混入を減少させ、迅速かつ簡便に装着することを可能としたことを特徴とするコンドームとその包装。
【請求項２】
請求項１におけるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせ、あるいは１枚を折り合わせた包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚あるいは１枚の折り合わせの片側にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内部への空気の混入を減少させたことを特徴とする。
【請求項３】
請求項１におけるコンドームとその包装は、２枚合わせを引き剥がすことにより使用するものであるが、この内のコンドーム本体が付着した１枚については、男性性器を押し当てることにより容易に破断し、コンドーム本体と包装とが分離することを特徴とする。
【請求項４】
コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を、コンドーム本体を伸展するためのガイドとして使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にすることを特徴とするコンドームとその包装。
【請求項５】
請求項４におけるコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きい材質としたことを特徴とする。
【請求項６】
請求項４における伸展するためのガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ長く伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分をつまむことにより容易に装着することを可能としたことを特徴とする。
【請求項７】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際に精液の漏出を防ぎ衛生的な処分を可能としたことを特徴とするコンドームおよびその包装。
【請求項１】
伸展の際に手で直接触れる部分を減らし、また表裏を容易に識別することができ、また装着の際の空気の混入を減少させ、迅速かつ簡便に装着することを可能としたことを特徴とするコンドームとその包装。
【請求項２】
請求項１におけるコンドームとその包装は、包装の端を引き破って使用するのではなく、２枚あわせ、あるいは１枚を折り合わせた包装を引き剥がすことにより使用するものであり、この内の１枚あるいは１枚の折り合わせの片側にはコンドームの本体を付着させることにより、コンドーム本体の表裏の識別を容易にし、またコンドーム内部への空気の混入を減少させたことを特徴とする。
【請求項３】
請求項１におけるコンドームとその包装は、２枚合わせを引き剥がすことにより使用するものであるが、この内のコンドーム本体が付着した１枚については、男性性器を押し当てることにより容易に破断し、コンドーム本体と包装とが分離することを特徴とする。
【請求項４】
コンドーム本体のゴムあるいはウレタンなどの素材よりも弾性率の大きいゴムあるいはウレタンなどの素材を、コンドーム本体を伸展するためのガイドとして使うことにより、コンドーム本体の装着を容易にすることを特徴とするコンドームとその包装。
【請求項５】
請求項４におけるコンドーム本体を伸展させ装着を容易にするためのガイドは、コンドーム本体に巻き込まれる状態で包装されたテープ状のもの、あるいはコンドーム本体の一部をなし、その部分については弾性率の大きい材質としたことを特徴とする。
【請求項６】
請求項４における伸展するためのガイドは、コンドーム本体よりも約１ｃｍから約２ｃｍ長く伸延し、コンドーム包装の角の部分に固定あるいは付着させるものとし、コンドームの使用時においては、この伸延したガイド部分をつまむことにより容易に装着することを可能としたことを特徴とする。
【請求項７】
包装の外周部の少なくとも一部に、軟性の針金などの金属あるいは合成樹脂などが内蔵され、コンドームの使用後においては、テープ状のガイド部分とともにコンドーム本体を巻き付け固定することにより、廃棄する際に精液の漏出を防ぎ衛生的な処分を可能としたことを特徴とするコンドームおよびその包装。
【図１】
【公開番号】特開２００７−１１７６８３（Ｐ２００７−１１７６８３Ａ）
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３３６３０６（Ｐ２００５−３３６３０６）
【出願日】平成１７年１０月２５日（２００５．１０．２５）
【出願人】（５９９０９７６３６）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月２５日（２００５．１０．２５）
【出願人】（５９９０９７６３６）
【Ｆターム（参考）】
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