説明

シガレットフィルタ及びこれを用いたフィルタシガレット並びにシガレットフィルタの連続体の製造方法

【課題】カプセル(添加物)を境として上流側と下流側のフィルタのタイプを変更でき、カプセルを潰した際に染み出すことはなく良好な復元性を得ることができ、フィルタ自体を大型化することなく安定してカプセルを添加することができるシガレットフィルタ及びこれを用いたフィルタシガレット並びにシガレットフィルタの連続体の製造方法を提供する。
【解決手段】一方向に並び且つ互いに密着された複数のフィルタセグメント2と、前記フィルタセグメント2間の境界域に埋設され、付香剤又は吸着剤として用いられる添加物(カプセル)4と、前記複数のフィルタセグメント2に巻付けられ、これらフィルタセグメントを接続する成形紙3とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、付香剤や吸着剤がフィルタ内に添加されているシガレットフィルタ及びこれを用いたフィルタシガレット並びにシガレットフィルタの連続体の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
フィルタ内に例えば香料が封入されたカプセルを添加したフィルタロッドが特許文献1に記載されている(特許文献1の図21)。このフィルタロッドは、トウにカプセルを等間隔で添加し、ラッピングしたものである。しかしながら、特許文献1では、トウの伸縮性やカプセル形状により、カプセルの添加位置が毎回異なる可能性があり、製品の安定性に欠けるものである。また、カプセルを境とした上流側と下流側のフィルタを分けることができない。
【0003】
一方で、フィルタに空隙を設け、この空隙内に例えば上記カプセルを添加したシガレットフィルタが特許文献2に記載されている。しかしながら、特許文献2では、消費者が空隙内のカプセルを潰したときに、フィルタ自体がその部分だけ潰れたままとなり、取扱い性が悪い。また、カプセル内の香料が液体であると、染み出す可能性が高い。
さらに一方で、フィルタに窪みを設け、この窪み内に例えば上記カプセルを添加して他方のフィルタで覆ったシガレットフィルタが特許文献3に記載されている。しかしながら、特許文献3では、予めフィルタに窪みを設ける手間がかかり面倒である。また、窪みとカプセルの形状が一致しない場合、窪みとカプセルとの間に空隙が生じる。この空隙はろ過機能を有さないため、シガレットフィルタとしての性能を十分に発揮できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2007−504824号公報
【特許文献2】特表2008−539717号公報
【特許文献3】国際公開第03/009711号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、カプセル(添加物)を境として上流側と下流側のフィルタのタイプを変更でき、フィルタセグメントに特別な加工を要さずに、例えばカプセルを潰した際に染み出すことはなく良好な復元性を得ることができるシガレットフィルタ及びこれを用いたフィルタシガレット並びにシガレットフィルタの連続体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、一方向に並んだ複数のフィルタセグメントと、前記フィルタセグメント間の境界域に埋設され、付香剤又は吸着剤として用いられる添加物と、前記複数のフィルタセグメントに巻付けられ、これらフィルタセグメントを接続する成形紙とを備えたことを特徴とするシガレットフィルタを提供する。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記添加物は前記付香剤又は吸着材が封入されたカプセルであることを特徴としている。
【0007】
また、請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記フィルタセグメントは2個以上であり、各フィルタセグメントの少なくとも1個は互いに異なるタイプであることを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明では、請求項1に記載のシガレットフィルタと、前記シガレットフィルタにチップペーパを介して接続されたたばこロッドと、該チップペーパに形成された通気孔とを備えたことを特徴とするフィルタシガレットを提供する。
【0009】
請求項5の発明では、請求項1に記載のシガレットフィルタと、前記シガレットフィルタにチップペーパを介して接続されたたばこロッドと、該チップペーパに形成された通気孔とを備え、前記通気孔は、前記添加物の位置より吸い込み方向で上流側に位置していることを特徴とするフィルタシガレットを提供する。
また、請求項6の発明では、請求項3に記載のシガレットフィルタを備え、少なくとも1つのフィルタセグメントがチャコールフィルタセグメントであることを特徴とするフィルタシガレットを提供する。
【0010】
請求項7の発明では、請求項1に記載のシガレットフィルタの連続体を製造する製造方法であって、前記複数のフィルタセグメントを搬送ベルト上に間隔を存して載置して搬送し、搬送中の前記フィルタセグメント間に前記添加物を載置し、前記搬送ベルトから載置台上に前記フィルタセグメントを押し出し、前記載置台上にて前記フィルタセグメントの間隔を詰め、前記添加物を埋設したセグメント連続体を形成し、前記セグメント連続体を前記成形紙により包み込んで前記連続体を形成することを特徴とするシガレットフィルタの連続体の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、付香剤又は吸着剤として用いられる添加物(例えば付香剤として用いられる添加物の場合は香料が封入されているカプセル)が、フィルタセグメント間の境界域に埋設される。埋設する際に、フィルタセグメントに対して特別な加工を要しない。また、複数のフィルタセグメントに対してその間の境界域に添加物を埋設するので、添加物の埋設位置を揃えることが容易となる。また、複数のフィルタセグメントを用いることにより、隣り合うフィルタセグメントのタイプを異なるものとすることができ、フィルタスペックの変更が容易となる。なお、フィルタセグメントを密着させれば、添加物の全部がフィルタ繊維中に埋設される。このため、カプセル埋設のための空隙が不要となるため好ましい。すなわち、カプセル埋没のため空隙が不要となり、シガレットフィルタのすべてをろ過材料として使用できる。
【0012】
請求項2の発明によれば、添加物は付香剤又は吸着剤が封入されたカプセルであり、例えばカプセルを潰すことにより付香剤や吸着剤が発生するタイプの場合は、フィルタ繊維の復元性により、カプセルを潰すと同時にフィルタを潰してもその形状が元に戻る。したがって、取扱い性が向上する。
【0013】
請求項3の発明によれば、いわゆるデュアルフィルタ、トリプルフィルタ等であって、互いに異なるフィルタセグメントを用いることができ、フィルタスペックの変更が容易となる。
請求項4の発明によれば、請求項1の効果を備えたフィルタシガレットを得ることができる。
【0014】
請求項5の発明によれば、通気孔を設けることで、タールやニコチン等の量をコントロールをすることができる。なお、シガレットフィルタとたばこロッドとを接続するチップペーパに設けた通気孔が、添加物(例えばカプセル)が埋設された位置より吸い込み方向で上流側に位置させれば、カプセルの中に担持されている香料を十分に味わうことができるため好ましい。
【0015】
請求項6の発明によれば、少なくとも1つのフィルタセグメントが、香料吸着性のチャコールフィルタセグメントであるが、香料をカプセル化することによりチャコール(活性炭)に吸着されることはない。したがって、香料吸着性のフィルタセグメントを用いても、香料が有する香りを十分に味わうことができる。なお、チャコールフィルタセグメントを吸い込み方向で上流側に位置させれば、香料が吸着されることを確実に防止できるので好ましい。
【0016】
請求項7の発明によれば、載置台上でいわゆる玉突き状にフィルタセグメントを押すことにより、添加物をフィルタセグメント間の境界域に埋設することができる。したがって、簡単な構造で容易に添加物をフィルタセグメント間に埋め込み、添加物が埋設されたシガレットフィルタの連続体を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るシガレットフィルタを用いたフィルタシガレットの概略断面図である。
【図2】本発明に係る別のシガレットフィルタを用いたフィルタシガレットの概略断面図である。
【図3】本発明に係るさらに別のシガレットフィルタの概略断面図である。
【図4】本発明に係るさらに別のシガレットフィルタの概略断面図である。
【図5】本発明に係るさらに別のシガレットフィルタの概略断面図である。
【図6】本発明に係るさらに別のシガレットフィルタの概略断面図である。
【図7】本発明に係るシガレットフィルタの連続体の製造方法に用いる製造装置の概略図である。
【図8】本発明の別のシガレットフィルタの連続体の製造方法を用いたときのフィルタセグメントの密着を順番に示す概略図である。
【図9】本発明の別のシガレットフィルタの連続体の製造方法を用いたときのフィルタセグメントの密着を順番に示す概略図である。
【図10】本発明の別のシガレットフィルタの連続体の製造方法を用いたときのフィルタセグメントの密着を順番に示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は本発明に係るシガレットフィルタを用いたフィルタシガレットの概略断面図である。図2は本発明に係る別のシガレットフィルタを用いたフィルタシガレットの概略断面図である。
図1に示すように、本発明に係るシガレットフィルタ(フィルタモジュール)1は、複数(図では2個)のフィルタセグメント2と、このフィルタセグメント2を巻き付ける(ラッピングする)成形紙3と、フィルタセグメント2の間に位置するカプセル4とを有している。例えば添加物が液体等封入カプセルの場合は、成形紙3は液体等の染み出しを防止する機能を有する。例えば耐油性紙等を用いる。フィルタセグメント2はフィルタ繊維(トウ)5を巻取紙6で円筒状にラッピングして形成されている。フィルタセグメント2は、種々のタイプのものを用いることができる。例えば、チャコールフィルタやプレーンフィルタ等である。図1では、フィルタシガレットの吸い込み方向上流側にチャコールフィルタ5a、下流側にプレーンフィルタ5bを用いたものを示している。いわゆる、デュアルフィルタである。このように、複数種のフィルタセグメント2を用いるので、隣り合うフィルタセグメント2のタイプを異なるものとすることができ、フィルタスペックの変更が容易となる。もちろん、図2に示すように、同一タイプのフィルタセグメント2を並べてもよい(図ではプレーンフィルタ5bを並べている)。なお、フィルタセグメント2は複数であれば何個並べてもよい。各フィルタセグメント2の間にカプセル4を配置させてもよいし、任意の位置のみに配置してもよい。また、2つ以上のカプセル4を同じフィルタセグメント2の間の境界域に配置させてもよい。なお、フィルタセグメント2が複数の場合、カプセルは香料吸着性のフィルタセグメントより吸い込み方向で下流側に位置することが好ましい。また、フィルタセグメント2は巻取紙6を有していても有していなくてもよい。
【0019】
カプセル4には、メンソール担持体、エステル系担持体等の香料(固体、液体又は紛体等)が封入されている。カプセル4は、ゼラチンやプルランで形成されている。ゼラチンで形成した場合は、カプセル4を潰すことにより、中の香料が飛散する。プルラン(あるいはグルカン)で形成した場合は、カプセル4を潰すことなく、刻たばこ10由来の水分により、カプセルの膜が崩壊し、中の香料が飛散する。なお、カプセルの中身は、上述した香料(付香剤)だけでなく、活性炭、ハイドロタルサイト、ゼオライト、シリカ等の吸着剤を封入してもよい。一方で、崩壊する性質のカプセルではなく、ペレット等の固形物を用いてもよい。すなわち、付香剤や吸着剤の作用を発揮させるために、これらを封入したカプセルや、これら自体で形成した固形物のいずれを用いてもよい。換言すれば、カプセルのような膜で覆われた崩壊性のものや、ペレット(固形物)のような非崩壊性のもののいずれを用いてもよい。これらカプセル及び固形物は総称して添加物というが、以下では、上記で用いたゼラチンで形成された潰すタイプのカプセル4を例として説明を続ける。
【0020】
このカプセル4が、ほぼ隙間なく密着して隣り合うフィルタセグメント2の間の境界域に配置されている。すなわち、カプセル4はフィルタセグメント2の間に埋設されるような形となっている。したがって、前もってフィルタセグメントにカプセル埋設のための空隙が不要となる。また、フィルタ繊維5の復元性により、カプセル4を潰すと同時にフィルタセグメント2を潰してもその形状が元に戻る。このため、取扱い性が向上する。
【0021】
なお、図3に示すように、隣り合うフィルタセグメント2は密着していなくてもよい。図3は、カプセル4が一部埋設されたものである。一方、カプセル4の形状としては、上述した球状のみではなく、図4に示すように断面楕円形状のものや、図5に示すような断面菱形状のものを用いてもよい。また、本発明に係る上述した特徴は、図6に示すように、巻取紙6(図1〜図5参照)を有しないタイプのシガレットフィルタにも適用可能である。なお、図6では図2の例で巻取紙6がなく、さらに通気孔12も除いたものを掲げている。
【0022】
なお、図1のようにチャコールフィルタ5aを用いる場合、カプセル4よりシガレットの吸い込み方向で上流側に位置させた方が好ましい。香料がメンソールの場合、下流側にチャコールフィルタを配置すると、メンソールがチャコールフィルタ5aに吸着されてしまうからである。チャコールフィルタ5aをカプセル4の上流側に位置させることにより、メンソールの清涼感を十分に味わうことができる。
【0023】
フィルタシガレット7は、上述したシガレットフィルタ1と、たばこロッド8とをチップペーパ9でラッピングして形成されている。たばこロッド8は、刻たばこ10を巻紙11で円筒状にラッピングして形成されている。刻たばこ10は、バーレー葉やシートたばこ等が刻まれて混合されたものである。チップペーパ9には、内側と外側を貫通する通気孔12が形成されている。通気孔は設けても設けなくてもよいが、設ける場合は、通気孔12はチップペーパ9、成形紙3及び巻取紙6まで貫通させることが好ましい。この通気孔12は、カプセル4よりもフィルタシガレット7の吸い込み方向で上流側に形成されている。このような位置に通気孔12を設けることにより、カプセル4の中に担持されている香料を十分に味わうことができる。なお、喫煙する際は、まずカプセル4を手で潰し、中の香料をフィルタ繊維5に染み出させる。
【0024】
図7は本発明に係るシガレットフィルタの連続体の製造方法に用いる製造装置の概略図である。
図示したように、製造装置13は、搬送ベルト14と、載置台(ブリッジ)15と、ガーニチャベルト16とを有している。搬送ベルト14は、いわゆるベルトコンベアである。搬送ベルト14の上側には、同一速度で回転する上部搬送ベルト17が備わっている。載置台15は、特に駆動機構を有していない。載置台15の表面は、搬送ベルト14の搬送面と面一に形成されている。同じく載置台15と面一の搬送面を有するガーニチャベルト16は、載置台15を介して搬送ベルト14の反対側に位置している。このガーニチャベルト16には、図示しない成形ベットとトングが備わり、ガーニチャベルト16を搬送されることによってフィルタセグメント2は成形紙で包み込まれて(ラッピングされて)長尺のシガレットフィルタの連続体となる。
【0025】
本発明に係るシガレットフィルタの連続体の製造方法では、まず搬送ベルト14上に間隔を存してフィルタセグメント2が載置される。搬送中において、隣り合うフィルタセグメント2の間にカプセル4が落とされる。なお、カプセル4を落下させる装置としては公知の種々の装置を利用可能である。なお、カプセル4は落下させることに限られず、隣り合うフィルタセグメント2の間に配置できればどのような手法を用いてもよい。この状態で、搬送ベルト14,17によりフィルタセグメント2及びカプセル4は載置台15へ搬送される。載置台15まで搬送されると、そこでフィルタセグメント2及びカプセル4は停止する。搬送ベルト14上の後続するフィルタセグメント2及びカプセル4は、載置台15へ搬送されたフィルタセグメント2及びカプセル4を押し出す。したがって、フィルタセグメント2の間の距離が徐々に詰められる。フィルタ繊維5は柔らかいので、カプセル4はフィルタセグメント2の間に埋設されつつ載置台15上を移動する。やがて、フィルタセグメント2の間の距離はゼロとなり、セグメント連続体18を形成する。この状態でガーニチャベルト16上に移動し、カプセル4が埋設されたシガレットフィルタの連続体が形成される。
【0026】
なお、ガーニチャベルト16の搬送速度は、搬送ベルト14の搬送速度よりも低く、載置台15の出口でフィルタセグメント2の間の距離がゼロになるような速度差を有する。この速度差を持たせることにより、確実に載置台15での隣り合うフィルタセグメント2同士の密着を実現することができる。このように、簡単な構造で容易にカプセル4をフィルタセグメント2の間に埋め込み、カプセル4が埋設されたシガレットフィルタの連続体を形成することができる。また、このような連続運転により、カプセルの添加位置を揃えることが可能である。なお、カプセル4の埋設位置をフィルタセグメント2の中心付近にするために、カプセル4がフィルタセグメント2に挟まれる瞬間にエアにて吹き上げる等カプセル4の位置を操作してもよい。
【0027】
図8〜図10は本発明の別のシガレットフィルタの連続体の製造方法を用いたときのフィルタセグメントの密着を順番に示す概略図である。
図示したように、搬送方向(矢印F)の前側のフィルタセグメント2aの端面をテーパ状に形成し、後側のフィルタセグメント2bの端面を逆テーパ状に形成する。両端面は対称のテーパ状に形成されるので、端面同士の面積は等しく、密着する。図8は搬送ベルト14上で搬送されているときを示している。この状態で載置台15まで搬送され、後続のフィルタセグメントに押されると、徐々にフィルタセグメント2a及び2b間の間隔が狭まる。このとき、図9に示すように、球状のカプセル4は互いのテーパ面に沿ってフィルタセグメント2の中心付近に移動する。そして、図10に示すように、そのまま中心付近で埋設される。これにより、カプセル4の埋込位置を安定させることができ、品質の向上を図ることができる。
【符号の説明】
【0028】
1 シガレットフィルタ
2 フィルタセグメント
3 成形紙
4 カプセル
5 フィルタ繊維
6 巻取紙
7 フィルタシガレット
8 たばこロッド
9 チップペーパ
10 刻たばこ
11 巻紙
12 通気孔
13 製造装置
14 搬送ベルト
15 載置台
16 ガーニチャベルト
17 上側搬送ベルト
18 セグメント連続体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に並んだ複数のフィルタセグメントと、
前記フィルタセグメント間の境界域に埋設され、付香剤又は吸着剤として用いられる添加物と、
前記複数のフィルタセグメントに巻付けられ、これらフィルタセグメントを接続する成形紙とを備えたことを特徴とするシガレットフィルタ。
【請求項2】
前記添加物は前記付香剤又は吸着材が封入されたカプセルであることを特徴とする請求項1に記載のシガレットフィルタ。
【請求項3】
前記フィルタセグメントは2個以上であり、各フィルタセグメントの少なくとも1個は互いに異なるタイプであることを特徴とする請求項1に記載のシガレットフィルタ。
【請求項4】
請求項1に記載のシガレットフィルタと、
前記シガレットフィルタにチップペーパを介して接続されたたばこロッドとからなる
ことを特徴とするフィルタシガレット。
【請求項5】
請求項1に記載のシガレットフィルタと、
前記シガレットフィルタにチップペーパを介して接続されたたばこロッドと、
該チップペーパに形成された通気孔とを備えたことを特徴とするフィルタシガレット。
【請求項6】
請求項3に記載のシガレットフィルタを備え、
少なくとも1つのフィルタセグメントがチャコールフィルタセグメントであることを特徴とするフィルタシガレット。
【請求項7】
請求項1に記載のシガレットフィルタの連続体を製造する製造方法であって、
前記複数のフィルタセグメントを搬送ベルト上に間隔を存して載置して搬送し、
搬送中の前記フィルタセグメント間に前記添加物を載置し、
前記搬送ベルトから載置台上に前記フィルタセグメントを押し出し、前記載置台上にて前記フィルタセグメントの間隔を詰め、前記添加物を埋設したセグメント連続体を形成し、
前記セグメント連続体を前記成形紙により包み込んで前記連続体を形成することを特徴とするシガレットフィルタの連続体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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