シート積載装置
【目的】 シート積載装置に重ねたシートを載置した場合にシートの幅方向の端部を揃える。
【構成】 カセットケース20に取付けたモータ3のモータ軸に取付けたねじ歯車11は、はすば歯車9と噛合し、はすば歯車9はラック13と噛合している。ラック13は可動シート規制板4に固定されている。可動シート規制板4には圧力検知手段5を備える。シートをシート積載板1に載置してモータ3を回転するとラック13は右行し、可動シート規制板4は固定シート規制板7に向って進み、圧力検知手段5と固定シート規制板7でシート端面を加圧してシートの幅方向の紙面を揃える。加圧力は圧力検知手段5で検知した圧力信号で制御装置10によりモータ3を制御して定める。
【構成】 カセットケース20に取付けたモータ3のモータ軸に取付けたねじ歯車11は、はすば歯車9と噛合し、はすば歯車9はラック13と噛合している。ラック13は可動シート規制板4に固定されている。可動シート規制板4には圧力検知手段5を備える。シートをシート積載板1に載置してモータ3を回転するとラック13は右行し、可動シート規制板4は固定シート規制板7に向って進み、圧力検知手段5と固定シート規制板7でシート端面を加圧してシートの幅方向の紙面を揃える。加圧力は圧力検知手段5で検知した圧力信号で制御装置10によりモータ3を制御して定める。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機等の画像形成装置における多数枚重ねられたシートの幅方向の端部を揃えるために行う幅寄せに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば転写紙のようなシートを積載するシート積載装置において、シートの大小の各サイズを通じてシートの幅方向の端部を一定位置とした片側基準の場合は片側のシート規制板に突き当てて積載していた。シートの大小の各サイズを通じてシートの幅方向の中央を一定位置として中央基準の場はどちらか一方の、シート規制板に突き当てて積載していた。しかしシートが突き当てられなかった他端のシート規制板では両シート規制板間がシート幅より大きいとシートは突き当たっていないか、両シート規制板間が弾性部材で縮小方向に付勢されているとシートの量に拘らず一定の圧力を受けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、両シート規制板間がシート幅より大きいとシート位置は定まらない。又、両シート規制板間を弾性部材で縮小方向に付勢するとシート量の多少に従って1枚のシートに加わる圧力が変化するのでシートを確実に規制することができなかった。このことが斜行や給紙不良、爪有カセットの場合は爪への引っ掛かり等のシート送り性能の向上を妨げる原因となっていた。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑み成されたものであり、煩雑な作業なしにシートを積載でき、シート送り性能も向上するシート積載装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート積載板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、可動のシート規制部材をシートの幅方向に移動させシートの幅方向の端部を加圧する幅寄せ装置と、シートにかかる圧力を検知する圧力検知手段と、圧力検知手段の検知した圧力信号を入力して幅寄せ装置を制御する制御装置を持つことを特徴とするシート積載装置である。
【0006】本発明の第2の発明は幅寄せ装置が幅寄せ後に圧力検知手段の検知した加圧力を所定圧になるように小さくする制御装置を備えたことを特徴とする第1の発明に記載のシート積載装置である。
【0007】本発明の第3の発明は画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート載置板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、シート規制部材は正逆方向に揺動する部材であってシート端部と接する複数の加圧部を有し、少なくとも一方の加圧部に圧力検知手段を有することを特徴とするシート積載装置である。
【0008】本発明の第4の発明は幅寄せ装置をシート給送装置が働く前に作動させる第1から第3の発明の何れか1つに記載のシート積載装置である。
【0009】本発明の第5の発明はシート積載装置を取付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置を駆動することを特徴とする第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0010】本発明の第6の発明はシート積載装置を装着される機械に装着した時に幅寄せ装置を駆動させることを特徴とする第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0011】本発明の第7の発明はシート積載装置を装着される機械の電源を入れた時に幅寄せ装置を駆動させる第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
【0013】「実施例1」図1ないし図2は本発明の実施例であるシート積載装置である。
【0014】筺体をしたカセットケース20の底に複数のコイルばね21でもって、平板のシート積載板1が支持されている。シート積載板1はカセットケース20に立設した支持部材14上に上下動自在に位置を規制されている。カセットケース20に固定したモータ3のモータ軸にははすば歯車9と噛合うねじ歯車11が固定されている。はすば歯車9はカセットケース20に回転自在に支持されており、可動のシート規制部材として設けた可動シート規制板4に固定したラック13と噛合っている。上記においてモータ3、ねじ歯車11、はすば歯車9、ラック13で幅寄せ装置を構成している。
【0015】可動シート規制板4はカセットケース20の左右方向の不図示の案内に係合して移動自在である。可動シート規制板4に対向して、カセットケース20に固定シート規制板7が固定されている。可動シート規制板4の移動範囲ではシート積載板1は切り欠かれて切欠凹部1cを備えている。可動シート規制板4にはシート積載板1上に載置されたシート2の端部に接する位置に例えば圧電素子を備えた圧力検知手段5が取り付けられている。この圧力検知手段5は加圧力を受けても変位しないとみてよく、シート端部を規制するシート規制部材となつている。上記モータ3及び圧力検知手段5は制御装置10へ配線されている。該制御装置10は圧力検知手段5からの信号を受けてモータ3を駆動し、圧力検知手段5がシート2の端部を圧する圧力を所定圧になるように制御することを含む後述の本装置の作用に関する制御を行う。制御装置10はシート積載装置が装着する機械に設けられ、モータ3、圧力検知手段5と制御装置10間の配線はシート積載装置を該機械から引出し得るように長くしておくか、カセットケース20と該機械間に設けられ、カセットケース20を機械に着脱するのと共に係脱するコネクタを介して配設する。
【0016】このような構成のシート積載装置は画像形成装置の給紙部へ装着されると例えば半月コロ6のような給紙コロがシート2(図3)に作用可能となる。
【0017】上記構成における作用を説明する。図1,2のシート2を載置しない状態では可動シート規制板4に設けた圧力検知手段5と固定シート規制板7間の距離は図3に示すようにシート2の幅よりもわずかに広い。従って、シート2と圧力検知手段5、固定シート規制板7夫々との間には隙間がある。
【0018】シート記載板1上にシート2を図3に示すように置くと、シート積載板1はコイルばね21を圧縮して下る。
【0019】シート2をシート積載板1に載置すると図3のようにシート2と、固定シート規制板7及び圧力検知手段5との間に隙間がある。モータ3が付勢されるとねじ歯車11が回転してはすば歯車9を回転する。はすば歯車9はラック13を右方向に送り、可動シート規制板4、圧力検知手段5は右方向へ前進し、圧力検知手段5はシート2に接してシート2を右方へ変位させ固定シート規制板7と圧力検知手段5間でシート2を挟んで加圧して幅寄せして紙端を揃えるようにシート2にループ8が出来る程度に圧する(図4)。続いてモータ3は逆転して可動シート規制板4、圧力検知手段5は後退し、圧力検知手段5はシート2の紙端から離れ図5の状態となりモータ3は停止する。制御装置10により行われる制御方法の第1は圧力検知手段5の検知した圧力信号でシート2のループ8が生成される圧力を予め制御装置の記憶装置に入力しておき該圧力となるモータ3を逆転させ、モータ3を所定回転角回転するか(数値制御)、限時手段で所定時間回転する(時間制御)。制御方法の第2はシート2の大きさが定まっている場合には適用可能であり、図3に示す圧力検知手段5の位置を原点位置として、シート2がループ8を生じるまでの距離だけ可動シート規制板4を前進するようにモータ3を数値制御する。又後退時も図4の位置から図5の位置になるまで数値制御する(数値制御)。
【0020】図5の状態ではシート2は加圧力を除かれ、シート2の紙端は揃っている。モータ3は続いて正転して可動シート規制板4、圧力検知手段5は前進し、圧力検知手段5がシート2を圧してシート給送を円滑に行えるように定めてある所定圧になるとその圧力信号は制御装置10へ送られモータ3を停止する(図6)。
【0021】又本例ではシート積載装置は給紙カセットとして例えば複写機へ装置される。該複写機はシート送りローラが半月コロ6であり給紙カセットの着脱は自由になっているのでコピーボタンが押されると、半月コロ6が回転する前に制御装置10は幅寄せ装置を働かせる構成になっている。図6で示す圧力検知による最終圧は本例の場合日本工業規格紙の大きさA4タテサイズ用カセットで20gを検出すると、可動シート規制板4が停止するようになっている。最終圧はシートサイズで変更する。シート送りローラが円筒ローラの場合はシート送り方法に色々な手段あるが、例えば通常円筒ローラはシート2と非接触であり、シート送り信号によって円筒ローラが下ってシートを送る形式があるが、この場合もシート送りローラの回転前に幅寄せを行わせればよい。又、幅寄せ装置の作動タイミングは設定された枚数の最終のシート送り後、そのシートが複写機から排出される前に行うことも可能である。更にカセット検知手段を設けカセットの挿入信号による幅寄せ作動と、複写機本体の電源が入れられた後に幅寄せを働かせる方法でも良い。この方法ならばコピーボタンの押下の度に幅寄せをする必要もなく、耐久面でも有効である。またシート無し検知手段を設け、シート無しを検知すると、シート積載が容易となる所定の位置(図3)に可動シート規制板4、圧力検知手段5が戻る制御装置を設けることによりシート積載が容易になる。この場合は前記所定位置に戻るまでシート積載装置が複写機から脱却できない構成にする。あるいは電気配線をフレキシブルにしておき、シート積載装置を引出しても常に電気系統が接続されている構成にしてもよい。これは公知技術で容易に可能である。
【0022】「実施例2」図7,8は両側に可動シート規制板を設けた例である。
【0023】カセットケース20の底に固定したモータ3のモータ軸にはピニオン22が固定されており、ピニオン22の直径をわたる両側には左右方向へ運動するラック23a,23bが噛合っている。ラック23a,23bは夫々可動シート規制板4a,4bと一体又は一体的に固定されている。可動シート規制板4a,4bはカセットケース20に設けた不図示の左右方向の案内に夫々移動自在に嵌合している。シート積載板1の左右方向突出案内部1a,1bには可動シート規制板4a,4bに立設したスライド部24a,24bが移動自在に嵌合している。上記モータ3からラック23a,23bまでの動力伝達装置でもってシートの幅寄せ装置を構成しており、可動シート規制板4a,4bは幅寄せ装置の出力部となっている。片側の可動シート規制板4aには圧力検知手段5が他の片側の可動シート規制板4bに対向して設けてある。可動シート規制板4b、圧力検知手段の対向面上部にはシートの導入部26a,26bが設けてある。シート積載板1は可動シート規制板4a,4b及び可動シート規制板4a,4bと共に移動する部材と干渉する部分は切欠凹部1c,1dとなっている。
【0024】図9に示すようにシート積載板1上にシート2を積載し、モータ3を回転すると、ピニオン22を回転するのでラック23a,23bは可動シート規制板4a,4bを互いに同量接近させる方向に運動させる。可動シート規制板4a,4bと圧力検知手段5は進み、可動シート規制板4b、圧力検知手段5はシート2の幅方向の端部に接触する。更に可動シート規制板4a,4bを進行させ、圧力検知手段5の圧力検知に伴い幅寄せ装置を制御する制御装置10により設定された第一設定圧になるまで即ち、図10に示すようにシートのループ8が生ずるまで幅寄せし、次にモータ3を逆回転させ、設定された第二設定圧になるまで可動シート規制板4a,4bを移動させ、そこで幅寄せ装置を止め、図11に示すようにシート2が平らになった状態でシート2の位置を規制する。例えばA4タテ標準サイズでは図10に示す状態の第一設定圧は300g、図11に示す状態の第二設定圧は20gとする。また、シートサイズがA4タテサイズより大きいと、第一、第二設定圧ともそれよりも高くし、A4タテサイズより小さいと、第一、第二設定圧とも低くする。最大積載枚数によつて設定圧を変えた方がよい。
【0025】「実施例3」図12〜17に実施例3を示す。図12に示すように回動シート規制板12はカセットケース20に立設した軸15に回転自在に取り付けられている。実施例1と同様にモータ3、ねじ歯車11、はすば歯車9が設けてある。はすば歯車9はカセットケース20に立設した軸に回転自在に支持された歯車16に噛合い、歯車16は回動シート規制板12に固定した歯車17に噛合っている。回動シート規制板の両端にはシート2に当接する当て具12a及び圧力検知手段5が夫々固定シート規制板7と対向して設けてある。圧力検知手段5は回動シート規制板12に対して揺動してシート2の端面に全幅で当るように枢着されている。
【0026】シート2を積載する前は図12に示すように積載されるシート2の幅よりも対向する当て具12aと固定シート規制板7、圧力検知手段5と固定シート規制板7の対向間隔が大きいように回動シート規制板12は位置ている。図12においてシート2を積載して、モータ3を付勢してねじ歯車11、はすば歯車9、歯車16,17と回転を伝えて回動シート規制板12を軸15を中心に時計回りに回動して当て具12aをシート2の紙端に接してシート2を固定シート規制板7に押しつけて幅寄せし、紙端を揃える。この加圧は図15に示すようにシートのループ8が生ずるまで行なう。加圧力の設定値は、モータ3を制御する制御装置10で制御され、またこの制御装置10で数値制御又は限時手段により設定値まで加圧した後、モータ3を逆回転し、回動シート規制板12を軸15を中心反時計回りに回動する。当て具12aはシート2から離れ、回動シート規制板12の端部の圧力検知手段5がシート2を押圧し、所定の圧力になりその圧力を検知するまで制御装置10により逆回動させ、幅寄せ装置を停止し、シート2を規正する(図16,17)。例えば、A4タテサイズの標準サイズにおいては、シートに20gの圧がかかるようにする。又シートサイズがA4タテサイズより大きいと、20gより高く、サイズ小さければ20gより低くなるように設定する。この方法は特に小さいサイズ(A5,B5等)に有効である。又爪有カセットの場合は両端2ケ所の爪へのシートの掛り量が均一になるため特に効果が著しい。この場合可動シート規制板の移動量はシートから爪がはずれない量にしなければならないのは言うまでもない。
【0027】「実施例4」図18,19は他の実施例を示す。この実施例は移動シート規制板或は固定シート規制板に設けるシート規制部材即ち、シートに当る当接部をシート2の送り方向に2個所設けたものであり、シート2は送り方向の2個所で幅寄せが行われる。図18は中央基準の実施例、図19は片側基準の実施例であり、中央基準の場合はシート規制部材として圧力検知手段5に圧力検知手段5と対向する可動シート規制板4bの当具部4b−1のほかに夫々のシート規制板4a,4bに当具部4a−2,4b−2を対向し、シート2の幅方向の片側の紙端に圧力検知手段5、当具部4a−2を当て他の片側の紙端に当具部4b−1,4b−2を当てシート2の幅を規制する。図19に示す片側基準の場合は可動シート規制板4に固定した圧力検知手段5及び該規制板4に立設した当具部4−1に夫々対向して2個所に固定シート規制板7a,7bを設ける。これらの実施例の幅寄せ装置は実施例1又は2と同様である。
【0028】これらの実施例は圧力検知手段5が1つであるが圧力検知手段5は規制部材として設けてある部材のシートの紙端に当るように複数個所に設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の第1の発明は幅寄せ装置がシートの幅寄せの際の加圧力を検知する圧力検知手段を設け、該圧力検知手段の検知した圧力信号で制御装置を介して幅寄せ装置の進退を制御したのでシートの大小等にかかわらず重ねたシートの幅方向の端部を揃える幅寄せを確実に行うことができる。
【0030】本発明の第2の発明は第1の発明においてシートの幅寄せ後に加圧力を小さくすることが出来るため給紙動作を円滑に出来る。
【0031】本発明の第3の発明はシート規制部材が正逆方向に揺動する部材であってシート部材と接する複数の加圧部を備えているので、幅寄せが2回行われ、紙端を備える効果が大きく、且つ最終の加圧力が圧力検知手段で検知され所定圧となるから円滑なシートの供給が行われる。
【0032】本発明の第4の発明はシート給送装置が働く前に幅寄せ装置が働くようにしてあるから、シートが不揃のままシート給送は行われない。
【0033】本発明の第5の発明はシート積載装置が取り付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置が駆動されるから、例えば画像形成装置に給紙カセット(シート積載装置)を装着した際に、重ねたシートに不整合があっても、コピーボタンを押して最初のコピーボタンを行うための準備動作の感光ドラム等の前回転中に幅寄せが行われるので、幅寄せによりシートが揃えられるため給紙が円滑となる。
【0034】本発明の第6の発明は機械にシート積載装置が装着した時に幅寄せが行われるから、機械から外しておいたためにシート積載装置中でシート幅方向の端部が不揃になっていたとしても、シート積載装置が機能する前にシートは幅方向の端部が揃えられ、給紙は円滑に行われる。
【0035】本発明の第7の発明はシート積載装置が装着される機械の電源を入れた際に幅寄せが行われるから、機械の電源をオフしてシート積載装置を交換したような場合にシートの幅方向端部が不揃でも幅寄せ装置が動作させたかどうかを考慮することなく機械を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート積載装置の実施例の平面図である。
【図2】図1の正断面図である。
【図3】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図4】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図5】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図6】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図7】本発明のシート積載装置の他の実施例の平面図である。
【図8】図7の正断面図である。
【図9】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図10】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図11】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図12】更に他の実施例の平面図である。
【図13】図12の正断面図である。
【図14】図12,13の作用を示す平面図である。
【図15】図14の正断面図である。
【図16】図12,13の作用を示す平面図である。
【図17】図16の正断面図である。
【図18】シート規制部材を前後に備えた実施例の平面図である。
【図19】シート規制部材を前後に備えた実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 シート積載板
2 シート
4 可動シート規制板
5 圧力検知手段
7 固定シート規制板
12 回動シート規制板
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機等の画像形成装置における多数枚重ねられたシートの幅方向の端部を揃えるために行う幅寄せに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば転写紙のようなシートを積載するシート積載装置において、シートの大小の各サイズを通じてシートの幅方向の端部を一定位置とした片側基準の場合は片側のシート規制板に突き当てて積載していた。シートの大小の各サイズを通じてシートの幅方向の中央を一定位置として中央基準の場はどちらか一方の、シート規制板に突き当てて積載していた。しかしシートが突き当てられなかった他端のシート規制板では両シート規制板間がシート幅より大きいとシートは突き当たっていないか、両シート規制板間が弾性部材で縮小方向に付勢されているとシートの量に拘らず一定の圧力を受けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、両シート規制板間がシート幅より大きいとシート位置は定まらない。又、両シート規制板間を弾性部材で縮小方向に付勢するとシート量の多少に従って1枚のシートに加わる圧力が変化するのでシートを確実に規制することができなかった。このことが斜行や給紙不良、爪有カセットの場合は爪への引っ掛かり等のシート送り性能の向上を妨げる原因となっていた。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑み成されたものであり、煩雑な作業なしにシートを積載でき、シート送り性能も向上するシート積載装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート積載板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、可動のシート規制部材をシートの幅方向に移動させシートの幅方向の端部を加圧する幅寄せ装置と、シートにかかる圧力を検知する圧力検知手段と、圧力検知手段の検知した圧力信号を入力して幅寄せ装置を制御する制御装置を持つことを特徴とするシート積載装置である。
【0006】本発明の第2の発明は幅寄せ装置が幅寄せ後に圧力検知手段の検知した加圧力を所定圧になるように小さくする制御装置を備えたことを特徴とする第1の発明に記載のシート積載装置である。
【0007】本発明の第3の発明は画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート載置板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、シート規制部材は正逆方向に揺動する部材であってシート端部と接する複数の加圧部を有し、少なくとも一方の加圧部に圧力検知手段を有することを特徴とするシート積載装置である。
【0008】本発明の第4の発明は幅寄せ装置をシート給送装置が働く前に作動させる第1から第3の発明の何れか1つに記載のシート積載装置である。
【0009】本発明の第5の発明はシート積載装置を取付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置を駆動することを特徴とする第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0010】本発明の第6の発明はシート積載装置を装着される機械に装着した時に幅寄せ装置を駆動させることを特徴とする第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0011】本発明の第7の発明はシート積載装置を装着される機械の電源を入れた時に幅寄せ装置を駆動させる第4の発明に記載のシート積載装置である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
【0013】「実施例1」図1ないし図2は本発明の実施例であるシート積載装置である。
【0014】筺体をしたカセットケース20の底に複数のコイルばね21でもって、平板のシート積載板1が支持されている。シート積載板1はカセットケース20に立設した支持部材14上に上下動自在に位置を規制されている。カセットケース20に固定したモータ3のモータ軸にははすば歯車9と噛合うねじ歯車11が固定されている。はすば歯車9はカセットケース20に回転自在に支持されており、可動のシート規制部材として設けた可動シート規制板4に固定したラック13と噛合っている。上記においてモータ3、ねじ歯車11、はすば歯車9、ラック13で幅寄せ装置を構成している。
【0015】可動シート規制板4はカセットケース20の左右方向の不図示の案内に係合して移動自在である。可動シート規制板4に対向して、カセットケース20に固定シート規制板7が固定されている。可動シート規制板4の移動範囲ではシート積載板1は切り欠かれて切欠凹部1cを備えている。可動シート規制板4にはシート積載板1上に載置されたシート2の端部に接する位置に例えば圧電素子を備えた圧力検知手段5が取り付けられている。この圧力検知手段5は加圧力を受けても変位しないとみてよく、シート端部を規制するシート規制部材となつている。上記モータ3及び圧力検知手段5は制御装置10へ配線されている。該制御装置10は圧力検知手段5からの信号を受けてモータ3を駆動し、圧力検知手段5がシート2の端部を圧する圧力を所定圧になるように制御することを含む後述の本装置の作用に関する制御を行う。制御装置10はシート積載装置が装着する機械に設けられ、モータ3、圧力検知手段5と制御装置10間の配線はシート積載装置を該機械から引出し得るように長くしておくか、カセットケース20と該機械間に設けられ、カセットケース20を機械に着脱するのと共に係脱するコネクタを介して配設する。
【0016】このような構成のシート積載装置は画像形成装置の給紙部へ装着されると例えば半月コロ6のような給紙コロがシート2(図3)に作用可能となる。
【0017】上記構成における作用を説明する。図1,2のシート2を載置しない状態では可動シート規制板4に設けた圧力検知手段5と固定シート規制板7間の距離は図3に示すようにシート2の幅よりもわずかに広い。従って、シート2と圧力検知手段5、固定シート規制板7夫々との間には隙間がある。
【0018】シート記載板1上にシート2を図3に示すように置くと、シート積載板1はコイルばね21を圧縮して下る。
【0019】シート2をシート積載板1に載置すると図3のようにシート2と、固定シート規制板7及び圧力検知手段5との間に隙間がある。モータ3が付勢されるとねじ歯車11が回転してはすば歯車9を回転する。はすば歯車9はラック13を右方向に送り、可動シート規制板4、圧力検知手段5は右方向へ前進し、圧力検知手段5はシート2に接してシート2を右方へ変位させ固定シート規制板7と圧力検知手段5間でシート2を挟んで加圧して幅寄せして紙端を揃えるようにシート2にループ8が出来る程度に圧する(図4)。続いてモータ3は逆転して可動シート規制板4、圧力検知手段5は後退し、圧力検知手段5はシート2の紙端から離れ図5の状態となりモータ3は停止する。制御装置10により行われる制御方法の第1は圧力検知手段5の検知した圧力信号でシート2のループ8が生成される圧力を予め制御装置の記憶装置に入力しておき該圧力となるモータ3を逆転させ、モータ3を所定回転角回転するか(数値制御)、限時手段で所定時間回転する(時間制御)。制御方法の第2はシート2の大きさが定まっている場合には適用可能であり、図3に示す圧力検知手段5の位置を原点位置として、シート2がループ8を生じるまでの距離だけ可動シート規制板4を前進するようにモータ3を数値制御する。又後退時も図4の位置から図5の位置になるまで数値制御する(数値制御)。
【0020】図5の状態ではシート2は加圧力を除かれ、シート2の紙端は揃っている。モータ3は続いて正転して可動シート規制板4、圧力検知手段5は前進し、圧力検知手段5がシート2を圧してシート給送を円滑に行えるように定めてある所定圧になるとその圧力信号は制御装置10へ送られモータ3を停止する(図6)。
【0021】又本例ではシート積載装置は給紙カセットとして例えば複写機へ装置される。該複写機はシート送りローラが半月コロ6であり給紙カセットの着脱は自由になっているのでコピーボタンが押されると、半月コロ6が回転する前に制御装置10は幅寄せ装置を働かせる構成になっている。図6で示す圧力検知による最終圧は本例の場合日本工業規格紙の大きさA4タテサイズ用カセットで20gを検出すると、可動シート規制板4が停止するようになっている。最終圧はシートサイズで変更する。シート送りローラが円筒ローラの場合はシート送り方法に色々な手段あるが、例えば通常円筒ローラはシート2と非接触であり、シート送り信号によって円筒ローラが下ってシートを送る形式があるが、この場合もシート送りローラの回転前に幅寄せを行わせればよい。又、幅寄せ装置の作動タイミングは設定された枚数の最終のシート送り後、そのシートが複写機から排出される前に行うことも可能である。更にカセット検知手段を設けカセットの挿入信号による幅寄せ作動と、複写機本体の電源が入れられた後に幅寄せを働かせる方法でも良い。この方法ならばコピーボタンの押下の度に幅寄せをする必要もなく、耐久面でも有効である。またシート無し検知手段を設け、シート無しを検知すると、シート積載が容易となる所定の位置(図3)に可動シート規制板4、圧力検知手段5が戻る制御装置を設けることによりシート積載が容易になる。この場合は前記所定位置に戻るまでシート積載装置が複写機から脱却できない構成にする。あるいは電気配線をフレキシブルにしておき、シート積載装置を引出しても常に電気系統が接続されている構成にしてもよい。これは公知技術で容易に可能である。
【0022】「実施例2」図7,8は両側に可動シート規制板を設けた例である。
【0023】カセットケース20の底に固定したモータ3のモータ軸にはピニオン22が固定されており、ピニオン22の直径をわたる両側には左右方向へ運動するラック23a,23bが噛合っている。ラック23a,23bは夫々可動シート規制板4a,4bと一体又は一体的に固定されている。可動シート規制板4a,4bはカセットケース20に設けた不図示の左右方向の案内に夫々移動自在に嵌合している。シート積載板1の左右方向突出案内部1a,1bには可動シート規制板4a,4bに立設したスライド部24a,24bが移動自在に嵌合している。上記モータ3からラック23a,23bまでの動力伝達装置でもってシートの幅寄せ装置を構成しており、可動シート規制板4a,4bは幅寄せ装置の出力部となっている。片側の可動シート規制板4aには圧力検知手段5が他の片側の可動シート規制板4bに対向して設けてある。可動シート規制板4b、圧力検知手段の対向面上部にはシートの導入部26a,26bが設けてある。シート積載板1は可動シート規制板4a,4b及び可動シート規制板4a,4bと共に移動する部材と干渉する部分は切欠凹部1c,1dとなっている。
【0024】図9に示すようにシート積載板1上にシート2を積載し、モータ3を回転すると、ピニオン22を回転するのでラック23a,23bは可動シート規制板4a,4bを互いに同量接近させる方向に運動させる。可動シート規制板4a,4bと圧力検知手段5は進み、可動シート規制板4b、圧力検知手段5はシート2の幅方向の端部に接触する。更に可動シート規制板4a,4bを進行させ、圧力検知手段5の圧力検知に伴い幅寄せ装置を制御する制御装置10により設定された第一設定圧になるまで即ち、図10に示すようにシートのループ8が生ずるまで幅寄せし、次にモータ3を逆回転させ、設定された第二設定圧になるまで可動シート規制板4a,4bを移動させ、そこで幅寄せ装置を止め、図11に示すようにシート2が平らになった状態でシート2の位置を規制する。例えばA4タテ標準サイズでは図10に示す状態の第一設定圧は300g、図11に示す状態の第二設定圧は20gとする。また、シートサイズがA4タテサイズより大きいと、第一、第二設定圧ともそれよりも高くし、A4タテサイズより小さいと、第一、第二設定圧とも低くする。最大積載枚数によつて設定圧を変えた方がよい。
【0025】「実施例3」図12〜17に実施例3を示す。図12に示すように回動シート規制板12はカセットケース20に立設した軸15に回転自在に取り付けられている。実施例1と同様にモータ3、ねじ歯車11、はすば歯車9が設けてある。はすば歯車9はカセットケース20に立設した軸に回転自在に支持された歯車16に噛合い、歯車16は回動シート規制板12に固定した歯車17に噛合っている。回動シート規制板の両端にはシート2に当接する当て具12a及び圧力検知手段5が夫々固定シート規制板7と対向して設けてある。圧力検知手段5は回動シート規制板12に対して揺動してシート2の端面に全幅で当るように枢着されている。
【0026】シート2を積載する前は図12に示すように積載されるシート2の幅よりも対向する当て具12aと固定シート規制板7、圧力検知手段5と固定シート規制板7の対向間隔が大きいように回動シート規制板12は位置ている。図12においてシート2を積載して、モータ3を付勢してねじ歯車11、はすば歯車9、歯車16,17と回転を伝えて回動シート規制板12を軸15を中心に時計回りに回動して当て具12aをシート2の紙端に接してシート2を固定シート規制板7に押しつけて幅寄せし、紙端を揃える。この加圧は図15に示すようにシートのループ8が生ずるまで行なう。加圧力の設定値は、モータ3を制御する制御装置10で制御され、またこの制御装置10で数値制御又は限時手段により設定値まで加圧した後、モータ3を逆回転し、回動シート規制板12を軸15を中心反時計回りに回動する。当て具12aはシート2から離れ、回動シート規制板12の端部の圧力検知手段5がシート2を押圧し、所定の圧力になりその圧力を検知するまで制御装置10により逆回動させ、幅寄せ装置を停止し、シート2を規正する(図16,17)。例えば、A4タテサイズの標準サイズにおいては、シートに20gの圧がかかるようにする。又シートサイズがA4タテサイズより大きいと、20gより高く、サイズ小さければ20gより低くなるように設定する。この方法は特に小さいサイズ(A5,B5等)に有効である。又爪有カセットの場合は両端2ケ所の爪へのシートの掛り量が均一になるため特に効果が著しい。この場合可動シート規制板の移動量はシートから爪がはずれない量にしなければならないのは言うまでもない。
【0027】「実施例4」図18,19は他の実施例を示す。この実施例は移動シート規制板或は固定シート規制板に設けるシート規制部材即ち、シートに当る当接部をシート2の送り方向に2個所設けたものであり、シート2は送り方向の2個所で幅寄せが行われる。図18は中央基準の実施例、図19は片側基準の実施例であり、中央基準の場合はシート規制部材として圧力検知手段5に圧力検知手段5と対向する可動シート規制板4bの当具部4b−1のほかに夫々のシート規制板4a,4bに当具部4a−2,4b−2を対向し、シート2の幅方向の片側の紙端に圧力検知手段5、当具部4a−2を当て他の片側の紙端に当具部4b−1,4b−2を当てシート2の幅を規制する。図19に示す片側基準の場合は可動シート規制板4に固定した圧力検知手段5及び該規制板4に立設した当具部4−1に夫々対向して2個所に固定シート規制板7a,7bを設ける。これらの実施例の幅寄せ装置は実施例1又は2と同様である。
【0028】これらの実施例は圧力検知手段5が1つであるが圧力検知手段5は規制部材として設けてある部材のシートの紙端に当るように複数個所に設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の第1の発明は幅寄せ装置がシートの幅寄せの際の加圧力を検知する圧力検知手段を設け、該圧力検知手段の検知した圧力信号で制御装置を介して幅寄せ装置の進退を制御したのでシートの大小等にかかわらず重ねたシートの幅方向の端部を揃える幅寄せを確実に行うことができる。
【0030】本発明の第2の発明は第1の発明においてシートの幅寄せ後に加圧力を小さくすることが出来るため給紙動作を円滑に出来る。
【0031】本発明の第3の発明はシート規制部材が正逆方向に揺動する部材であってシート部材と接する複数の加圧部を備えているので、幅寄せが2回行われ、紙端を備える効果が大きく、且つ最終の加圧力が圧力検知手段で検知され所定圧となるから円滑なシートの供給が行われる。
【0032】本発明の第4の発明はシート給送装置が働く前に幅寄せ装置が働くようにしてあるから、シートが不揃のままシート給送は行われない。
【0033】本発明の第5の発明はシート積載装置が取り付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置が駆動されるから、例えば画像形成装置に給紙カセット(シート積載装置)を装着した際に、重ねたシートに不整合があっても、コピーボタンを押して最初のコピーボタンを行うための準備動作の感光ドラム等の前回転中に幅寄せが行われるので、幅寄せによりシートが揃えられるため給紙が円滑となる。
【0034】本発明の第6の発明は機械にシート積載装置が装着した時に幅寄せが行われるから、機械から外しておいたためにシート積載装置中でシート幅方向の端部が不揃になっていたとしても、シート積載装置が機能する前にシートは幅方向の端部が揃えられ、給紙は円滑に行われる。
【0035】本発明の第7の発明はシート積載装置が装着される機械の電源を入れた際に幅寄せが行われるから、機械の電源をオフしてシート積載装置を交換したような場合にシートの幅方向端部が不揃でも幅寄せ装置が動作させたかどうかを考慮することなく機械を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート積載装置の実施例の平面図である。
【図2】図1の正断面図である。
【図3】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図4】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図5】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図6】図1,2の作用を示す正断面図である。
【図7】本発明のシート積載装置の他の実施例の平面図である。
【図8】図7の正断面図である。
【図9】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図10】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図11】図7,8の作用を示す正断面図である。
【図12】更に他の実施例の平面図である。
【図13】図12の正断面図である。
【図14】図12,13の作用を示す平面図である。
【図15】図14の正断面図である。
【図16】図12,13の作用を示す平面図である。
【図17】図16の正断面図である。
【図18】シート規制部材を前後に備えた実施例の平面図である。
【図19】シート規制部材を前後に備えた実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 シート積載板
2 シート
4 可動シート規制板
5 圧力検知手段
7 固定シート規制板
12 回動シート規制板
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート積載板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、可動のシート規制部材をシートの幅方向に移動させシートの幅方向の端部を加圧する幅寄せ装置と、シートにかかる圧力を検知する圧力検知手段と、圧力検知手段の検知した圧力信号を入力して幅寄せ装置を制御する制御装置を持つことを特徴とするシート積載装置。
【請求項2】 幅寄せ装置が幅寄せ後に圧力検知手段の検知した加圧力を所定圧になるように小さくする制御装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項3】 画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート載置板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、シート規制部材は正逆方向に揺動する部材であってシート端部と接する複数の加圧部を有し、少なくとも一方の加圧部に圧力検知手段を有することを特徴とするシート積載装置。
【請求項4】 幅寄せ装置をシート給送装置が働く前に作動させる請求項1から3の何れか1つに記載のシート積載装置。
【請求項5】 シート積載装置を取付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置を駆動することを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
【請求項6】 シート積載装置を装着される機械に装着した時に幅寄せ装置を駆動させることを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
【請求項7】 シート積載装置を装着される機械の電源を入れた時に幅寄せ装置を駆動させる請求項4に記載のシート積載装置。
【請求項1】 画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート積載板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、可動のシート規制部材をシートの幅方向に移動させシートの幅方向の端部を加圧する幅寄せ装置と、シートにかかる圧力を検知する圧力検知手段と、圧力検知手段の検知した圧力信号を入力して幅寄せ装置を制御する制御装置を持つことを特徴とするシート積載装置。
【請求項2】 幅寄せ装置が幅寄せ後に圧力検知手段の検知した加圧力を所定圧になるように小さくする制御装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項3】 画像形成装置等の給紙部に備えるシート積載装置であって、シート載置板上に置かれたシートの幅方向を規制する可動のシート規制部材を備えたシート積載装置において、シート規制部材は正逆方向に揺動する部材であってシート端部と接する複数の加圧部を有し、少なくとも一方の加圧部に圧力検知手段を有することを特徴とするシート積載装置。
【請求項4】 幅寄せ装置をシート給送装置が働く前に作動させる請求項1から3の何れか1つに記載のシート積載装置。
【請求項5】 シート積載装置を取付けられた機械が準備動作中に幅寄せ装置を駆動することを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
【請求項6】 シート積載装置を装着される機械に装着した時に幅寄せ装置を駆動させることを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
【請求項7】 シート積載装置を装着される機械の電源を入れた時に幅寄せ装置を駆動させる請求項4に記載のシート積載装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図7】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図17】
【図15】
【図16】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
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【図15】
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【図18】
【図19】
【公開番号】特開平5−330669
【公開日】平成5年(1993)12月14日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−165324
【出願日】平成4年(1992)6月1日
【出願人】(000001362)コピア株式会社 (3)
【公開日】平成5年(1993)12月14日
【国際特許分類】
【出願日】平成4年(1992)6月1日
【出願人】(000001362)コピア株式会社 (3)
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