説明

ジャンピングシューズ

【課題】従来品のシューズ素材(編み物で構成されてパイル糸で作られた物)で作ったシューズは体育館で使用すると滑ってしまい、ジャンプや回転するときに非常に不便であった。
【解決手段】袋本体をやわらかく伸張性のある天然牛革を用いて、開口部4を形成するように、上面部2および下面部を縫い合わせることにより構成し、上面部2の開口部4内側近傍にループ状のゴム紐6の一部分をギャザー寄せしながら縫い付けられているとともに、下面開口部内側近傍にゴム紐6の一部分をギャザー寄せしながら縫い付けられているジャンピングシューズ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新体操などの体操時に使うもので、つま先を覆うジャンピングシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
従来この種のシューズは袋本体をパイル地や繊維などの編み物で構成したものがある(たとえば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案第3136899号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に記載されたものは、毎日履いて練習をすると、すぐに擦り切れてしまうなど耐久性が悪い。一般的に新体操は体育館のフローリング(床)で練習をするので従来の編み物で構成されたシューズだと滑り易く、ジャンプや回転をすると転倒の恐れがある。
【0005】
そこで本発明は、袋全体を厚さ約0.4mmで柔らかく伸張性のある天然牛革を使用して形成したものであって、足にフィットさせる為に上面裏側(Uの字ラインン内側)と下面表側の開口部内側にゴム紐をギャザー寄せしながら縫い付たものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして本発明は、袋全体の素材を厚さ約0.4mmで柔らかく伸張性のある天然牛革を使用し、革の表を上面にし、革の裏側を底にし、上面は奇麗に見せて、下面の底は滑り止めとして使用する。また足の形に近い形を作り、足に負担がかかりりにくくする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果として、袋全体の素材を厚さ約0.4mmで柔らかく伸張性のある天然牛革を使用し、耐久性を向上させるために足の形状に近い形とすることにより、足に負担をかけにくく、また縫い目がつま先にあたってもソフトな感触が得られる。
そして上面(革の表側)のUの字ライン内側にゴム紐をギャザーを寄せながら縫い付けたことにより足に密着し、より奇麗に見える効果、下面(革の表側)の開口部の内側にもゴム紐をギャザーを寄せながら縫い付け、さらに足に密着し下面部の足が接触する部分に白地布を張り付けることによって汗を吸収し、シューズを履いているかわからないくらいソフトな感触でどこで履いても滑らなく、安心して演技ができという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る体操用ジャンピングシューズの平面図。
【図2】同底面図。
【図3】同側面斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を図1〜図3を参照して詳細に説明する。
1は袋本体で、この袋本体は上面部2と下面部3とを縫い合わせて形成されている。
つま先を入れるための開口部4が形成されていて、その開口部4の入り口内側近傍の裏側にはUの字を描くようにUの字ライン5を形成するように、ゴム紐をギャザーを寄せしながら、縫い付けてある。一方下面3(革の表側)の足が挿入される部分に白地布7が、貼られている。そして、上面部2と下面部3を縫い合わせる。開口部4の下面部3の開口部内側近傍にも、上面部2と同様、ゴム紐8がギャザー寄せしながら縫い付けられている。そして上面部に縫い付けられていたUの字ライン5は縫い付けられていないゴム紐6とでループを形成するように、一本のゴム紐で構成されている。
同様に下面部3の縫い付けられているゴム紐8と縫い付けられていないゴム紐9とで、ループを形成するように一本のゴム紐で構成されている。
上記実施例において袋本体の素材の厚さは約0.4mmのものを使用したが、厚さはこれに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明は袋本体の素材を厚さ約0.4mmで柔らかく伸張性のある天然牛革を使用したことにより、体育館のフローリングはもちろんどんな場所でも滑りにくく、ジャンプや回転などやアクロバットもできる優れ物である。
【符号の説明】
【0011】
1:袋全体
2:上面部
3:下面部
4:開口部
5:Uの字ライン
6:ゴム紐
7:白地布
8:ゴム紐
9:ゴム紐

【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋本体をやわらかく伸張性のある天然牛革を用いて、開口部を形成するように、上面部および下面部を縫い合わせることにより構成し、上面部の開口部内側近傍にループ状のゴム紐の一部分をギャザー寄せしながら縫い付けられているとともに、下面開口部内側近傍にゴム紐の一部分をギャザー寄せしながら縫い付けられていることを特徴とするジャンピングシューズ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−24530(P2012−24530A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179022(P2010−179022)
【出願日】平成22年7月23日(2010.7.23)
【特許番号】特許第4643756号(P4643756)
【特許公報発行日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【出願人】(510217208)
【Fターム(参考)】