スタンドパネル
【課題】脚体を取り外すことなく、不使用時の前後寸法を小さくでき、保管や輸送効率を向上しうるスタンドパネルを提供する。
【解決手段】パネル材4を取付けたフレーム2における左右1対の側部フレーム2bの下端部の対向面に、後向き凸状に折曲された可動脚体3の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、側部フレーム2bとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付ける。
【解決手段】パネル材4を取付けたフレーム2における左右1対の側部フレーム2bの下端部の対向面に、後向き凸状に折曲された可動脚体3の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、側部フレーム2bとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、間仕切りパネルや目隠し用のパネル等に用いられるスタンドパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のスタンドパネルとしては、例えば特許文献1〜3に記載されているものがある。
【特許文献1】特開2002−209695号公報
【特許文献2】特開2004−159674号公報
【特許文献3】特開2005−21393号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1及び2に記載されているスタンドパネル(スクリーンパネル)においては、いずれも、接床する脚体の大きさを大として自立可能としているため、梱包すると、パネル全体の荷姿も大きくなり、保管効率や輸送効率が低下する。この問題をなくすためには、脚体を分解すればよいが、このようにすると、設置現場で再度脚体を組立てる必要があるので、作業能率が悪くなる。
【0004】
特許文献3に記載のスタンドパネル(サイドスクリーン)は、自立しうるように、下端部の幅寸法を上端部より大としてあるため、上記と同様、梱包時の荷姿が大きくなり、保管や輸送効率が悪くなる問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、脚体を取り外すことなく、不使用時の前後寸法を小さくでき、保管や輸送効率を向上しうるとともに、組立作業性にも優れるスタンドパネルを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)パネル材を取付けたフレームにおける左右1対の側部フレームの下端部に、後向き凸状に折曲された可動脚体の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、前記側部フレームとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付ける。
【0007】
(2)上記(1)項において、側部フレームと可動脚体との互いの取付部の対向面の一方に、可動脚体を使用状態と不使用状態とに回り止めする被係合部を、かつ他方に、被係合部と補形をなす係合部を設ける。
【0008】
(3)上記(2)項において、被係合部と係合部とを、可動脚体の回動中心から放射方向に延出する複数の山部と谷部を、円周方向に交互に形成してなるものとする。
【0009】
(4)上記(2)または(3)項において、側部フレームと可動脚体との取付部に、連結部材をそれぞれ固着し、一方の連結部材に設けた左右方向を向く挿通孔に挿入したボルトを、他方の連結部材に設けためねじ孔に螺合することにより、両連結部材同士を互いに固定可能とし、かつ両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設ける。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、パネル材を、伸縮自在な張り材よりなるものとし、この張り材を、正面視下向きコ字状に形成したフレームに張設する。
【0011】
(6)上記(5)項において、張り材よりなるパネル材の下端を可動脚体に止着する。
【0012】
(7)上記(6)項において、可動脚体の中間部に、使用状態において接床する接床部材を取付ける。
【0013】
(8)上記(6)または(7)項において、可動脚体を、パイプよりなり、かつ全体を、平面視ほぼ後向き凸円弧状に湾曲させたものとする。
【0014】
(9)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、パネル材を、下端が開口する伸縮自在な袋状の張り材とするとともに、フレームを、正面視下向きコ字状に形成し、可動脚体を使用状態としたときには、前記張り材を前記フレームのみに、同じく不使用状態としたときには、張り材をフレームと可動脚体とに、それぞれ上方より着脱可能に被せられるようにする。
【0015】
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、両側部フレームの下端に、ピボット軸を介して、接床板を取付ける。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の発明によれば、可動脚体を取り外すことなく、左右の側部フレームとほぼ平行をなす不使用状態に回動して固定することにより、スタンドパネルの前後寸法は小さくなる。従って、スタンドパネルをケース等に収納する際に、コンパクトに梱包することができ、保管や輸送効率が向上する。
また、可動脚体を、単に不使用状態から使用状態に回動して固定するだけで、スタンドパネルを即座に形成することができるので、その組立作業性が極めてよい。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、被係合部に係合部が係合することにより、側部フレームに対し、可動脚体を確実に回り止めして、使用状態と不使用状態とに位置決めして固定することができる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、被係合部と係合部とが、複数の山部と谷部とを円周方向に交互に形成したものであり、互いの係合領域が大きいので、可動脚体の回り止め効果が高まる。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、側部フレームと可動脚体とは、それらの取付部に固着した連結部材を介して取付けられ、かつ両連結部材はボルトにより直接固定可能としているため、側部フレームと可動脚体との取付部の強度が増大し、互いの取付部が変形する恐れはない。
また、両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設けてあるので、例えば高さの高いスタンドパネルとしたり、側部フレーム及び可動脚体を細めのパイプにより形成したりしても、側部フレームに対し、可動脚体を強固に回り止めして固定することができる。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、軽量感のある簡単かつ安価な構造のスタンドパネルとすることができる。
また、パネル材は、伸縮自在な張り材よりなっており、可動脚体を不使用状態とする際に、張り材は前後方向に押圧されて伸び、かつ凹まされるため、可動脚体を側部フレームの対向面間に位置するまで回動することが可能となり、スタンドパネルの不使用状態での前後寸法は小さくなる。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、張り材の下端が可動脚体に止着されているので、可動脚体を使用状態に回動させると、張り材に張力が付与されて、その下部側が後方に大きく膨らむ三次元的形状に見栄えよく張設されるとともに、スタンドパネルの安定感も増す。
また、可動脚体を不使用状態とすると、張り材はたるむので、可動脚体を、両側部フレームの対向面間においてそれと平行をなす位置まで容易に回動することができ、スタンドパネルの不使用状態での前後寸法が小さくなる。
さらに、可動脚体を不使用状態とすると、張り材に余計な張力が加わらないので、それが長持ちする。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、可動脚体に止着された張り材の下面と、床面との間に隙間が形成されるので、張り材の下面が汚れたり、損傷したりするのが防止される。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、使用状態において、張り材の下部側が、後方に三次元的曲面状に大きく膨らむので、スタンドパネルの見栄えがより向上するとともに、安定性も増大する。
また、可動脚体は、パイプを折曲したものよりなっているため、軽量感がある。
【0024】
請求項9記載の発明によれば、可動脚体を使用状態とし、フレームの上方より張り材を被せるだけで、簡単にスタンドパネルを形成しうるとともに、張り材を取り外して、不使用状態とした可動脚体とフレームとに、再度上方より被せることにより、スタンドパネル全体の前後寸法を小さくすることができる。
【0025】
請求項10記載の発明によれば、床面が傾斜していたり、スタンドパネルを後傾させて前方に倒れにくいようにしたりしても、接床板がピボット軸を中心に首振り回動してその下面は常に接床するので、スタンドパネルを安定して床面に設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のスタンドパネルの第1の実施形態の、使用状態を示す斜視図、図2は、同じく側面図、図3は、同じく、不使用状態の斜視図、図4は、同じく、不使用状態の正面図、図5は、同じく、不使用状態の側面図である。
【0027】
スタンドパネル1は、左右方向を向く上部フレーム2aと、上下方向を向く左右1対の側部フレーム2b、2bとにより前面視(以下、図2の左方を前として説明する)ほぼ下向きコ字状に折曲されたパイプよりなるフレーム2と、両側部フレーム2bの下端の対向面同士を連結している、使用状態での平面形がほぼ後向き凸円弧状をなすパイプ製の可動脚体3とを備えている。
【0028】
フレーム2における上部フレーム2aと両側部フレーム2b及び可動脚体3には、例えば半透光性もしくは透光性の伸縮自在なクロス又はシート等の張り材よりなるパネル材4における周端縁に形成された袋状部4aが挿嵌され、パネル材4は、後方に向かって三次元状に膨出するように張設されている。
【0029】
図7〜図9は、上記側部フレーム2bと可動脚体3とを連結する連結部材5、6(左右対称で同一形状をなすため、左方のもののみ図示する)を示すもので、一方の垂直をなす連結部材5の上方を向く連結軸5aは、側部フレーム2bの下端部に嵌合され、連結軸5aのめねじ孔7に螺合した止めねじ8により固定されている。 他方のく字状をなす連結部材6における、使用状態において内方を向く連結軸6aは、可動脚体3の側端部に嵌合され、連結軸6aのめねじ孔7に螺合した止めねじ8により固定されている。
【0030】
図7に示すように、連結部材5の内側面に突設された円筒突部5b内には、その内端面に、左右方向を向く有底の軸孔9を中心として放射方向を向く山部と谷部を、円周方向に90度の間隔をもって交互に形成することにより、凹凸状の回り止め用被係合部10が設けられている。
また、連結部材6における下端部の外側面に突設された、上記円筒突部5bと同径をなし、かつ中心にボルト挿通孔11を有する円形突部6bの外面には、上記被係合部10と補形をなして、それに嵌合可能な回り止め用の係合部12が突設されている。
【0031】
被係合部10に係合部12を嵌合させると、連結部材6は、連結部材5に対し、90度ずつ段階的に回り止めがなされる。従って、連結部材6のボルト挿通孔11に内方より挿入したボルト13を、連結部材5の軸孔9の奥部に形成しためねじ(図示略)に螺合することにより、連結部材6とそれに連結された可動脚体3を、図1、図2及び図8に示すように、後向き水平をなす使用状態に回り止めして固定することができる。また、同じく図3〜図5及び図9に示すように、連結部材6と可動脚体3を、連結部材5及びそれに連結された側部フレーム2bの内側面と平行をなして、上下方向を向く不使用状態に回り止めして固定することができる。
【0032】
上記可動脚体3を使用状態と不使用状態にするには、ボルト13を緩めて、フレーム2の下端部を外方に拡開させるか、可動脚体3を内向きに若干撓ませつつ、これを回動させるだけでよく、側部フレーム2bに可動脚体3を連結したまま行うことができる。
【0033】
上記のように、連結部材6と可動脚体3を、後向き水平をなす使用状態まで回動させて固定すると、パネル材4全体に引張力が作用し、図1及び図2に示すように、下部側が後方に凸曲面状に大きく膨らむ三次元的形状に見栄えよく張設されるとともに、スタンドパネル1を、安定して自立させることができる。
【0034】
連結部材5の下端部に形成されためねじ孔(図示略)には、高さ調整用アジャスタ14における円形接床板15の中心の上向きのねじ軸16が螺合されている。なお、図10に示すように、ねじ軸16は、その下端部に形成された球形部16aを、円形接床板15の上面の球状凹孔15aに圧嵌することにより、ピボット軸を兼ねている。
【0035】
これにより、円形接床板15は、ねじ軸16を中心として多方向に首振り可能となり、その下面を常に接床させることができる。従って、床面が傾斜していたり、スタンドパネル1を若干後傾させて、前方に倒れにくいようにしたりしても、円形接床板15の下面と床面との間に隙間が形成されることがなく、スタンドパネル1を安定して床面に設置することができる。
【0036】
可動脚体3の左右方向の中央部には、接床部材17が下方よりねじ止めされ、これを接床させることにより、可動脚体3に挿通したパネル材4の袋状部4aの下面が、床面に接触して汚れたり、損傷したりするのが防止される。なお、接床部材17や上記のアジャスタ14は、省略して実施することもある。
【0037】
以上説明したように、上記第1の実施形態のスタンドパネル1においては、可動脚体3は、後向き水平をなす使用状態と、左右の側部フレーム2b間において上方を向く不使用状態とに、選択的に側部フレーム2bの下端に固定しうるため、スタンドパネル1を、使用状態と不使用状態とに、形態の変更を容易に行うことができる。
また、不使用状態としたとき、可動脚体3と側部フレーム2bとは、互いに上下方向を向いて平行となるため、スタンドパネル1の前後(幅)寸法は、図5に示すように極めて小さくなる。従って、図6に示すように、アジャスタ14と接床部材17を取り外した状態(これらは別梱包とする)で、スタンドパネル1を段ボール箱等のケース18に収納して梱包する際に、コンパクトに梱包することができ、保管や輸送効率が向上する。
【0038】
さらに、スタンドパネル1は、構成部材の部品点数が少なく、簡単な構造であり、かつ予め連結された可動脚体3を、単に不使用状態から使用状態に回動させて固定するだけでよいので、組立作業性も極めてよい。
【0039】
図11は、本発明のスタンドパネルの第2の実施形態を示す。
この第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と同様の下向きコ字状をなすフレーム2に、下端が開口されたクロス等よりなる袋状のパネル材19を、張力が付与されるようにして上方より被せ、上記と同様の可動脚体3は露出させたままとしてある。
【0040】
スタンドパネル不使用時には、図12に示すように、パネル材19を取り外した後、可動脚体3を、上記実施形態と同様、側部フレーム2bと平行をなす位置まで上向きに回動させて固定し、2点鎖線で示すように、再度パネル材19を、フレーム2と可動脚体3に上方より被せる。
これにより、スタンドパネルの前後寸法は小さくなり、第1の実施形態と同様にコンパクトに梱包することができる。この際、アジャスタ14や接床部材17は、取外して別梱包としてもよい。
【0041】
なお、パネル材19に、伸縮性の大きいクロスを使用した際には、パネル材19を装着したままの状態で、可動脚体3を上向きに回動し、パネル材19の前後いずれか一方の面を凹ませて不使用状態とすることもできる。
【0042】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
第1の実施形態のスタンドパネルにおいては、パネル材4の周端縁の袋状部4aを、可動脚体3にも挿入して張設しているが、フレーム2における上部フレーム2aと側部フレーム2bのみに張設し、可動脚体3は露出させてもよい。
このようにしても、パネル材4は、伸縮自在な張り材よりなっており、可動脚体3を不使用状態とする際に、パネル材4は前後方向に押圧されて伸び、かつ凹まされるため、可動脚体3は両側部フレーム2bの対向面間に位置することができ、不使用状態でのスタンドパネルの前後寸法は小さくなる。
【0043】
上記第1、第2の実施形態のスタンドパネルは、フレーム2に伸縮性のパネル材4、19を張設し、両側部フレーム2bの下端の対向面に、可動脚体3を、使用状態と不使用状態とに選択的に固定しうるように取付けたものとしているが、例えば長寸とした左右1対の側部フレームの上部に、ボードやガラス等のパネル材を取付け、両側部フレームの下端の対向面に、上記のような可動脚体3を回動可能に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明のスタンドパネルにおける第1の実施形態の使用状態の斜視図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、不使用状態の斜視図である。
【図4】同じく、不使用状態の正面図である。
【図5】同じく、不使用状態の側面図である。
【図6】同じく、梱包時の斜視図である。
【図7】同じく、側部フレームと可動脚体の連結部材の斜視図である。
【図8】同じく、使用状態としたときの連結部材の斜視図である。
【図9】同じく、不使用状態としたときの連結部材の斜視図である。
【図10】同じく、アジャスタの縦断面図である。
【図11】本発明のスタンドパネルにおける第2の実施形態の、パネル材装着前の斜視図である。
【図12】同じく、可動脚体を不使用状態に回動したときの斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 スタンドパネル
2 フレーム
2a 上部フレーム
2b 側部フレーム
3 可動脚体
4 パネル材
4a 袋状部
5 連結部材
5a 連結軸
5b 円筒突部
6 連結部材
6a 連結軸
6b 円形突部
7 めねじ孔
8 止めねじ
9 軸孔
10 被係合部
11 ボルト挿通孔
12 係合部
13 ボルト
14 アジャスタ
15 円形接床板
15a 球状凹孔
16 ねじ軸(ピボット軸)
16a 球形部
17 接床部材
18 ケース
19 パネル材
【技術分野】
【0001】
本発明は、間仕切りパネルや目隠し用のパネル等に用いられるスタンドパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のスタンドパネルとしては、例えば特許文献1〜3に記載されているものがある。
【特許文献1】特開2002−209695号公報
【特許文献2】特開2004−159674号公報
【特許文献3】特開2005−21393号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1及び2に記載されているスタンドパネル(スクリーンパネル)においては、いずれも、接床する脚体の大きさを大として自立可能としているため、梱包すると、パネル全体の荷姿も大きくなり、保管効率や輸送効率が低下する。この問題をなくすためには、脚体を分解すればよいが、このようにすると、設置現場で再度脚体を組立てる必要があるので、作業能率が悪くなる。
【0004】
特許文献3に記載のスタンドパネル(サイドスクリーン)は、自立しうるように、下端部の幅寸法を上端部より大としてあるため、上記と同様、梱包時の荷姿が大きくなり、保管や輸送効率が悪くなる問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、脚体を取り外すことなく、不使用時の前後寸法を小さくでき、保管や輸送効率を向上しうるとともに、組立作業性にも優れるスタンドパネルを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)パネル材を取付けたフレームにおける左右1対の側部フレームの下端部に、後向き凸状に折曲された可動脚体の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、前記側部フレームとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付ける。
【0007】
(2)上記(1)項において、側部フレームと可動脚体との互いの取付部の対向面の一方に、可動脚体を使用状態と不使用状態とに回り止めする被係合部を、かつ他方に、被係合部と補形をなす係合部を設ける。
【0008】
(3)上記(2)項において、被係合部と係合部とを、可動脚体の回動中心から放射方向に延出する複数の山部と谷部を、円周方向に交互に形成してなるものとする。
【0009】
(4)上記(2)または(3)項において、側部フレームと可動脚体との取付部に、連結部材をそれぞれ固着し、一方の連結部材に設けた左右方向を向く挿通孔に挿入したボルトを、他方の連結部材に設けためねじ孔に螺合することにより、両連結部材同士を互いに固定可能とし、かつ両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設ける。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、パネル材を、伸縮自在な張り材よりなるものとし、この張り材を、正面視下向きコ字状に形成したフレームに張設する。
【0011】
(6)上記(5)項において、張り材よりなるパネル材の下端を可動脚体に止着する。
【0012】
(7)上記(6)項において、可動脚体の中間部に、使用状態において接床する接床部材を取付ける。
【0013】
(8)上記(6)または(7)項において、可動脚体を、パイプよりなり、かつ全体を、平面視ほぼ後向き凸円弧状に湾曲させたものとする。
【0014】
(9)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、パネル材を、下端が開口する伸縮自在な袋状の張り材とするとともに、フレームを、正面視下向きコ字状に形成し、可動脚体を使用状態としたときには、前記張り材を前記フレームのみに、同じく不使用状態としたときには、張り材をフレームと可動脚体とに、それぞれ上方より着脱可能に被せられるようにする。
【0015】
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、両側部フレームの下端に、ピボット軸を介して、接床板を取付ける。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の発明によれば、可動脚体を取り外すことなく、左右の側部フレームとほぼ平行をなす不使用状態に回動して固定することにより、スタンドパネルの前後寸法は小さくなる。従って、スタンドパネルをケース等に収納する際に、コンパクトに梱包することができ、保管や輸送効率が向上する。
また、可動脚体を、単に不使用状態から使用状態に回動して固定するだけで、スタンドパネルを即座に形成することができるので、その組立作業性が極めてよい。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、被係合部に係合部が係合することにより、側部フレームに対し、可動脚体を確実に回り止めして、使用状態と不使用状態とに位置決めして固定することができる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、被係合部と係合部とが、複数の山部と谷部とを円周方向に交互に形成したものであり、互いの係合領域が大きいので、可動脚体の回り止め効果が高まる。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、側部フレームと可動脚体とは、それらの取付部に固着した連結部材を介して取付けられ、かつ両連結部材はボルトにより直接固定可能としているため、側部フレームと可動脚体との取付部の強度が増大し、互いの取付部が変形する恐れはない。
また、両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設けてあるので、例えば高さの高いスタンドパネルとしたり、側部フレーム及び可動脚体を細めのパイプにより形成したりしても、側部フレームに対し、可動脚体を強固に回り止めして固定することができる。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、軽量感のある簡単かつ安価な構造のスタンドパネルとすることができる。
また、パネル材は、伸縮自在な張り材よりなっており、可動脚体を不使用状態とする際に、張り材は前後方向に押圧されて伸び、かつ凹まされるため、可動脚体を側部フレームの対向面間に位置するまで回動することが可能となり、スタンドパネルの不使用状態での前後寸法は小さくなる。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、張り材の下端が可動脚体に止着されているので、可動脚体を使用状態に回動させると、張り材に張力が付与されて、その下部側が後方に大きく膨らむ三次元的形状に見栄えよく張設されるとともに、スタンドパネルの安定感も増す。
また、可動脚体を不使用状態とすると、張り材はたるむので、可動脚体を、両側部フレームの対向面間においてそれと平行をなす位置まで容易に回動することができ、スタンドパネルの不使用状態での前後寸法が小さくなる。
さらに、可動脚体を不使用状態とすると、張り材に余計な張力が加わらないので、それが長持ちする。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、可動脚体に止着された張り材の下面と、床面との間に隙間が形成されるので、張り材の下面が汚れたり、損傷したりするのが防止される。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、使用状態において、張り材の下部側が、後方に三次元的曲面状に大きく膨らむので、スタンドパネルの見栄えがより向上するとともに、安定性も増大する。
また、可動脚体は、パイプを折曲したものよりなっているため、軽量感がある。
【0024】
請求項9記載の発明によれば、可動脚体を使用状態とし、フレームの上方より張り材を被せるだけで、簡単にスタンドパネルを形成しうるとともに、張り材を取り外して、不使用状態とした可動脚体とフレームとに、再度上方より被せることにより、スタンドパネル全体の前後寸法を小さくすることができる。
【0025】
請求項10記載の発明によれば、床面が傾斜していたり、スタンドパネルを後傾させて前方に倒れにくいようにしたりしても、接床板がピボット軸を中心に首振り回動してその下面は常に接床するので、スタンドパネルを安定して床面に設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のスタンドパネルの第1の実施形態の、使用状態を示す斜視図、図2は、同じく側面図、図3は、同じく、不使用状態の斜視図、図4は、同じく、不使用状態の正面図、図5は、同じく、不使用状態の側面図である。
【0027】
スタンドパネル1は、左右方向を向く上部フレーム2aと、上下方向を向く左右1対の側部フレーム2b、2bとにより前面視(以下、図2の左方を前として説明する)ほぼ下向きコ字状に折曲されたパイプよりなるフレーム2と、両側部フレーム2bの下端の対向面同士を連結している、使用状態での平面形がほぼ後向き凸円弧状をなすパイプ製の可動脚体3とを備えている。
【0028】
フレーム2における上部フレーム2aと両側部フレーム2b及び可動脚体3には、例えば半透光性もしくは透光性の伸縮自在なクロス又はシート等の張り材よりなるパネル材4における周端縁に形成された袋状部4aが挿嵌され、パネル材4は、後方に向かって三次元状に膨出するように張設されている。
【0029】
図7〜図9は、上記側部フレーム2bと可動脚体3とを連結する連結部材5、6(左右対称で同一形状をなすため、左方のもののみ図示する)を示すもので、一方の垂直をなす連結部材5の上方を向く連結軸5aは、側部フレーム2bの下端部に嵌合され、連結軸5aのめねじ孔7に螺合した止めねじ8により固定されている。 他方のく字状をなす連結部材6における、使用状態において内方を向く連結軸6aは、可動脚体3の側端部に嵌合され、連結軸6aのめねじ孔7に螺合した止めねじ8により固定されている。
【0030】
図7に示すように、連結部材5の内側面に突設された円筒突部5b内には、その内端面に、左右方向を向く有底の軸孔9を中心として放射方向を向く山部と谷部を、円周方向に90度の間隔をもって交互に形成することにより、凹凸状の回り止め用被係合部10が設けられている。
また、連結部材6における下端部の外側面に突設された、上記円筒突部5bと同径をなし、かつ中心にボルト挿通孔11を有する円形突部6bの外面には、上記被係合部10と補形をなして、それに嵌合可能な回り止め用の係合部12が突設されている。
【0031】
被係合部10に係合部12を嵌合させると、連結部材6は、連結部材5に対し、90度ずつ段階的に回り止めがなされる。従って、連結部材6のボルト挿通孔11に内方より挿入したボルト13を、連結部材5の軸孔9の奥部に形成しためねじ(図示略)に螺合することにより、連結部材6とそれに連結された可動脚体3を、図1、図2及び図8に示すように、後向き水平をなす使用状態に回り止めして固定することができる。また、同じく図3〜図5及び図9に示すように、連結部材6と可動脚体3を、連結部材5及びそれに連結された側部フレーム2bの内側面と平行をなして、上下方向を向く不使用状態に回り止めして固定することができる。
【0032】
上記可動脚体3を使用状態と不使用状態にするには、ボルト13を緩めて、フレーム2の下端部を外方に拡開させるか、可動脚体3を内向きに若干撓ませつつ、これを回動させるだけでよく、側部フレーム2bに可動脚体3を連結したまま行うことができる。
【0033】
上記のように、連結部材6と可動脚体3を、後向き水平をなす使用状態まで回動させて固定すると、パネル材4全体に引張力が作用し、図1及び図2に示すように、下部側が後方に凸曲面状に大きく膨らむ三次元的形状に見栄えよく張設されるとともに、スタンドパネル1を、安定して自立させることができる。
【0034】
連結部材5の下端部に形成されためねじ孔(図示略)には、高さ調整用アジャスタ14における円形接床板15の中心の上向きのねじ軸16が螺合されている。なお、図10に示すように、ねじ軸16は、その下端部に形成された球形部16aを、円形接床板15の上面の球状凹孔15aに圧嵌することにより、ピボット軸を兼ねている。
【0035】
これにより、円形接床板15は、ねじ軸16を中心として多方向に首振り可能となり、その下面を常に接床させることができる。従って、床面が傾斜していたり、スタンドパネル1を若干後傾させて、前方に倒れにくいようにしたりしても、円形接床板15の下面と床面との間に隙間が形成されることがなく、スタンドパネル1を安定して床面に設置することができる。
【0036】
可動脚体3の左右方向の中央部には、接床部材17が下方よりねじ止めされ、これを接床させることにより、可動脚体3に挿通したパネル材4の袋状部4aの下面が、床面に接触して汚れたり、損傷したりするのが防止される。なお、接床部材17や上記のアジャスタ14は、省略して実施することもある。
【0037】
以上説明したように、上記第1の実施形態のスタンドパネル1においては、可動脚体3は、後向き水平をなす使用状態と、左右の側部フレーム2b間において上方を向く不使用状態とに、選択的に側部フレーム2bの下端に固定しうるため、スタンドパネル1を、使用状態と不使用状態とに、形態の変更を容易に行うことができる。
また、不使用状態としたとき、可動脚体3と側部フレーム2bとは、互いに上下方向を向いて平行となるため、スタンドパネル1の前後(幅)寸法は、図5に示すように極めて小さくなる。従って、図6に示すように、アジャスタ14と接床部材17を取り外した状態(これらは別梱包とする)で、スタンドパネル1を段ボール箱等のケース18に収納して梱包する際に、コンパクトに梱包することができ、保管や輸送効率が向上する。
【0038】
さらに、スタンドパネル1は、構成部材の部品点数が少なく、簡単な構造であり、かつ予め連結された可動脚体3を、単に不使用状態から使用状態に回動させて固定するだけでよいので、組立作業性も極めてよい。
【0039】
図11は、本発明のスタンドパネルの第2の実施形態を示す。
この第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と同様の下向きコ字状をなすフレーム2に、下端が開口されたクロス等よりなる袋状のパネル材19を、張力が付与されるようにして上方より被せ、上記と同様の可動脚体3は露出させたままとしてある。
【0040】
スタンドパネル不使用時には、図12に示すように、パネル材19を取り外した後、可動脚体3を、上記実施形態と同様、側部フレーム2bと平行をなす位置まで上向きに回動させて固定し、2点鎖線で示すように、再度パネル材19を、フレーム2と可動脚体3に上方より被せる。
これにより、スタンドパネルの前後寸法は小さくなり、第1の実施形態と同様にコンパクトに梱包することができる。この際、アジャスタ14や接床部材17は、取外して別梱包としてもよい。
【0041】
なお、パネル材19に、伸縮性の大きいクロスを使用した際には、パネル材19を装着したままの状態で、可動脚体3を上向きに回動し、パネル材19の前後いずれか一方の面を凹ませて不使用状態とすることもできる。
【0042】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
第1の実施形態のスタンドパネルにおいては、パネル材4の周端縁の袋状部4aを、可動脚体3にも挿入して張設しているが、フレーム2における上部フレーム2aと側部フレーム2bのみに張設し、可動脚体3は露出させてもよい。
このようにしても、パネル材4は、伸縮自在な張り材よりなっており、可動脚体3を不使用状態とする際に、パネル材4は前後方向に押圧されて伸び、かつ凹まされるため、可動脚体3は両側部フレーム2bの対向面間に位置することができ、不使用状態でのスタンドパネルの前後寸法は小さくなる。
【0043】
上記第1、第2の実施形態のスタンドパネルは、フレーム2に伸縮性のパネル材4、19を張設し、両側部フレーム2bの下端の対向面に、可動脚体3を、使用状態と不使用状態とに選択的に固定しうるように取付けたものとしているが、例えば長寸とした左右1対の側部フレームの上部に、ボードやガラス等のパネル材を取付け、両側部フレームの下端の対向面に、上記のような可動脚体3を回動可能に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明のスタンドパネルにおける第1の実施形態の使用状態の斜視図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、不使用状態の斜視図である。
【図4】同じく、不使用状態の正面図である。
【図5】同じく、不使用状態の側面図である。
【図6】同じく、梱包時の斜視図である。
【図7】同じく、側部フレームと可動脚体の連結部材の斜視図である。
【図8】同じく、使用状態としたときの連結部材の斜視図である。
【図9】同じく、不使用状態としたときの連結部材の斜視図である。
【図10】同じく、アジャスタの縦断面図である。
【図11】本発明のスタンドパネルにおける第2の実施形態の、パネル材装着前の斜視図である。
【図12】同じく、可動脚体を不使用状態に回動したときの斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 スタンドパネル
2 フレーム
2a 上部フレーム
2b 側部フレーム
3 可動脚体
4 パネル材
4a 袋状部
5 連結部材
5a 連結軸
5b 円筒突部
6 連結部材
6a 連結軸
6b 円形突部
7 めねじ孔
8 止めねじ
9 軸孔
10 被係合部
11 ボルト挿通孔
12 係合部
13 ボルト
14 アジャスタ
15 円形接床板
15a 球状凹孔
16 ねじ軸(ピボット軸)
16a 球形部
17 接床部材
18 ケース
19 パネル材
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネル材を取付けたフレームにおける左右1対の側部フレームの下端部に、後向き凸状に折曲された可動脚体の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、前記側部フレームとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付けたことを特徴とするスタンドパネル。
【請求項2】
側部フレームと可動脚体との互いの取付部の対向面の一方に、可動脚体を使用状態と不使用状態とに回り止めする被係合部を、かつ他方に、被係合部と補形をなす係合部を設けてなる請求項1記載のスタンドパネル。
【請求項3】
被係合部と係合部とを、可動脚体の回動中心から放射方向に延出する複数の山部と谷部を、円周方向に交互に形成してなるものとした請求項2記載のスタンドパネル。
【請求項4】
側部フレームと可動脚体との取付部に、連結部材をそれぞれ固着し、一方の連結部材に設けた左右方向を向く挿通孔に挿入したボルトを、他方の連結部材に設けためねじ孔に螺合することにより、両連結部材同士を互いに固定可能とし、かつ両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設けてなる請求項2または3記載のスタンドパネル。
【請求項5】
パネル材を、伸縮自在な張り材よりなるものとし、この張り材を、正面視下向きコ字状に形成したフレームに張設してなる請求項1〜4のいずれかに記載のスタンドパネル。
【請求項6】
張り材よりなるパネル材の下端を可動脚体に止着してなる請求項5記載のスタンドパネル。
【請求項7】
可動脚体の中間部に、使用状態において接床する接床部材を取付けてなる請求項6記載のスタンドパネル。
【請求項8】
可動脚体を、パイプよりなり、かつ全体を、平面視ほぼ後向き凸円弧状に湾曲させたものとしてなる請求項6または7記載のスタンドパネル。
【請求項9】
パネル材を、下端が開口する伸縮自在な袋状の張り材とするとともに、フレームを、正面視下向きコ字状に形成し、可動脚体を使用状態としたときには、前記張り材を前記フレームのみに、同じく不使用状態としたときには、張り材をフレームと可動脚体とに、それぞれ上方より着脱可能に被せられるようにしてなる請求項1〜4のいずれかに記載のスタンドパネル。
【請求項10】
両側部フレームの下端に、ピボット軸を介して、接床板を取付けてなる請求項1〜9のいずれかに記載のスタンドパネル。
【請求項1】
パネル材を取付けたフレームにおける左右1対の側部フレームの下端部に、後向き凸状に折曲された可動脚体の両側端部を、回動可能かつ後方を向いて接床する使用状態と、前記側部フレームとほぼ平行をなして上下方向を向く不使用状態とに、選択的に固定しうるようにして取付けたことを特徴とするスタンドパネル。
【請求項2】
側部フレームと可動脚体との互いの取付部の対向面の一方に、可動脚体を使用状態と不使用状態とに回り止めする被係合部を、かつ他方に、被係合部と補形をなす係合部を設けてなる請求項1記載のスタンドパネル。
【請求項3】
被係合部と係合部とを、可動脚体の回動中心から放射方向に延出する複数の山部と谷部を、円周方向に交互に形成してなるものとした請求項2記載のスタンドパネル。
【請求項4】
側部フレームと可動脚体との取付部に、連結部材をそれぞれ固着し、一方の連結部材に設けた左右方向を向く挿通孔に挿入したボルトを、他方の連結部材に設けためねじ孔に螺合することにより、両連結部材同士を互いに固定可能とし、かつ両連結部材の対向面に、被係合部と係合部を設けてなる請求項2または3記載のスタンドパネル。
【請求項5】
パネル材を、伸縮自在な張り材よりなるものとし、この張り材を、正面視下向きコ字状に形成したフレームに張設してなる請求項1〜4のいずれかに記載のスタンドパネル。
【請求項6】
張り材よりなるパネル材の下端を可動脚体に止着してなる請求項5記載のスタンドパネル。
【請求項7】
可動脚体の中間部に、使用状態において接床する接床部材を取付けてなる請求項6記載のスタンドパネル。
【請求項8】
可動脚体を、パイプよりなり、かつ全体を、平面視ほぼ後向き凸円弧状に湾曲させたものとしてなる請求項6または7記載のスタンドパネル。
【請求項9】
パネル材を、下端が開口する伸縮自在な袋状の張り材とするとともに、フレームを、正面視下向きコ字状に形成し、可動脚体を使用状態としたときには、前記張り材を前記フレームのみに、同じく不使用状態としたときには、張り材をフレームと可動脚体とに、それぞれ上方より着脱可能に被せられるようにしてなる請求項1〜4のいずれかに記載のスタンドパネル。
【請求項10】
両側部フレームの下端に、ピボット軸を介して、接床板を取付けてなる請求項1〜9のいずれかに記載のスタンドパネル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−93073(P2008−93073A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−276122(P2006−276122)
【出願日】平成18年10月10日(2006.10.10)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月10日(2006.10.10)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
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