説明

ストッキングサポーター

【課題】ストッキング素材が足に密着していることによるズボンやスカートが汗でベタつくことがなくなり、足の動作を軽快になり。さらに腰周りの暑苦しさがなく、足首から爪先までのオシャレに影響がなく、着脱が容易なストッキングサポーターを提供する。
【解決手段】ストッキング素材を用いて、細長状で少なくとも30〜100cm程度の長さの筒体で、両端の開口部の一方の直径が他方の直径より大きいこと、また筒体の両端の開口部に固定帯を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストッキングサポーターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、男性はズボンを穿くにあたって、すててこ・ももひき(以下、ズボン下と称する)などを装着して汗によるズボンのべたつき防止を兼ねていた。女性はズボンやスカートの下にパンティストッキングなどを装着していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)男性においては、足とズボン下の間に空間が生じて、汗が出たときにズボン下の布地に足がベタつく感じで足の動作が緩慢になっていた。
(ロ)ズボン下は足からウェスト部分までを覆っており、ブリーフの上にズボン下、その上にズボンと衣類が重なり暑苦しかった。
(ハ)女性においても、パンティストッキングはウェスト部分からつま先までを覆い、ベタつきはないものの、暑苦しかった。
(ニ)パンティストッキングは爪先までを覆うため、爪先から足首に施したオシャレが見えなくなってしまっていた。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ストッキング素材を用いて、細長状で少なくとも30〜100cm程度の長さの筒体で、両端の開口部の一方の直径が他方の直径より大きいことを特徴としたストッキングサポーターである。また、筒体の両端の開口部に固定帯を設けたストッキングサポーターである。
【発明の効果】
【0005】
ストッキング素材が足に密着していることにより、ズボンやスカートが汗でベタつくことがなくなり、足の動作が軽快になる。さらに、パンティ部分と爪先部分が無く、腿から膝下部分のみであるため、腰周りの暑苦しさがなくなり、足首から爪先までのオシャレに影響がなく、着脱が容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、発明の実施の形態について説明する。
(イ)従来パンティストッキングに使用される素材を用いて、本体(1)を細長状にし、少なくとも30〜100cm程度の長さにする。これは従来のパンティストッキングにおいてのパンティ部分(8)と爪先部分(9)を必要としないものである。
(ロ)本体(1)の両端に設けた開口部(2)(3)の一方の直径(4)は他方の直径(5)より大きくしている。
(ハ)開口部(2)(3)は、本体素材を加工して、より強度性をもつ固定帯(6)(7)を設ける。但し、固定帯(6)(7)は本体素材を用いるだけでなく、ずれ防止のため、ゴム素材やシリコン素材を使用することも可能である。
本発明は、以上の構成よりなるストッキングサポーターである。
これを使用するときは、通常ズボン(11)やスカート(12)を穿く前に足(10)に装着する。この場合、一方の開口部(2)は大腿部(13)までとし、他方の開口部(3)は膝下からふくらはぎ部(14)あたりまでとする。これを他方の足にも同様に装着する。ストッキング素材を用いているため、装着中の本体(1)は常に足(10)に密着した状態になっており、本体(1)とズボン(11)との空間(15)のみ、または本体(1)とスカート(12)との空間(16)のみとなり、汗をかいても足(10)がベタつくことはなくなり動作が快適になるのである。ちなみに、ズボン下(17)を着用した場合は、足(10)とズボン下(17)との空間(18)があることにより、足(10)がズボン下(17)にベタつき、動作が緩慢になってしまうのである。両端の固定帯(6)(7)にゴム素材やシリコン素材を使用することにより、本体(1)がずれることはなく、また、固定帯(6)に市販のガータベルトを取り付けることも可能である。必要時においてズボン(11)やスカート(12)の裾を捲り、本体(1)を取り外すことができ、また別の本体(1)を装着することも可能である。つまり、パンティ部分(8)と爪先部分(9)が無いので着脱が容易なのである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明を示した斜視図
【図2】本発明の使用状態示す斜視図
【図3】パンティストッキングの平面図
【図4】本発明をズボンの下に使用した状態を示す断面図
【図5】本発明をスカートの下に使用した状態を示す断面図
【図6】ズボン下の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
【0008】
1 本体
2 開口部
3 開口部
4 直径
5 直径
6 固定帯
7 固定帯
8 パンティ部分
9 爪先部分
10 足
11 ズボン
12 スカート
13 大腿部
14 膝下からふくらはぎ部
15 本体とズボンとの空間
16 本体とスカートとの空間
17 ズボン下
18 足とズボン下との空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストッキング素材を用いて、細長状で少なくとも30〜100cm程度の長さの筒体で、両端の開口部の一方の直径が他方の直径より大きいことを特徴としたストッキングサポーター。
【請求項2】
筒体の両端の開口部に固定帯を設けた請求項1のストッキングサポーター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−25069(P2008−25069A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−221277(P2006−221277)
【出願日】平成18年7月18日(2006.7.18)
【出願人】(506277649)
【Fターム(参考)】