ストッキング
【課題】装着時に模様全体の大きさが均一となり着用者の脚を細く見せる効果を十分に発揮することができるストッキングを提供する。
【解決手段】装着時に横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きい点に着目し、着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。
【解決手段】装着時に横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きい点に着目し、着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者の脚を細く見せることができるストッキングに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の身体に密着して着用される衣服、例えばストッキングに付された模様については、ストッキングを脚部に着用したときに生ずる伸張量を考慮して該模様が構成されていないため、衣服着用時には身体の部分が太くなるに従って該模様が太くなり模様全体が均一性を失うことから、足を太く見せてしまうという問題があった。このような問題を解決するため、着用者の身体をスリムに見せることのできる身体に密着して着用される衣服に関し、以下のような発明が提案されている。
【0003】
特許文献1(特開2007−131962号公報)には、着用時に模様の間隔や、太さ、大きさが均一となるよう模様を配置し、着用される身体の部分をスリムに見せることのできる身体に密着して着用される衣服を提供することを目的とし、身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って模様同士の間隔が狭くなるように設けられている、又は身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って模様の大きさが小さくなるように設けられている、又は身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って細くなるように設けられていることを特徴とする「身体に密着して着用される衣服」の発明が開示されている。
【0004】
また、着用時に脚部を正面及び背面から見ると足が細く見えるパンティストッキングに関し、以下のような発明が提案されている。
【0005】
特許文献2(特開平9−78307号公報)には、極めて簡単な手段で脚部の側面部に他の部分より色が濃いシャドウ効果を付与することができる低コストかつ大量生産に適した着用時に脚が細く見えるパンティストッキングを提案することを目的とし、パンティストッキングを編成する際、左右両脚部の側面部を他の部分より編目を密に編成してなることを特徴とする「足が細く見えるパンティストッキング」の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−131962号公報
【特許文献2】特開平9−78307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1(特開2007−131962号公報)に記載の発明では、以下に示すような問題を有しており、着用時に模様全体の大きさが均一となるように横方向の伸張量を考慮して各模様を配置していないため、着用される身体の部分をスリムに見せることは困難であると考えられる。
即ち、特許文献1に記載の発明では、模様は身体の部分が太くなるに従って模様の大きさが全体的に小さくなるように設けられていることを特徴するものであるが、装着時に模様が縦方向と横方向に伸張する割合を比較すると大きな差異があり横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きいことに着目していないため、装着時に模様全体の大きさが均一とならないことが明らかである。したがって、この発明では着用者の脚を細く見せることができるという効果を発揮しないといえる。
また、模様は身体の部分が太くなるに従って模様同士の間隔が狭くなるように設けられていることを特徴するものであるが、上述したように縦方向の伸張量は少なく模様同士の間隔の差に与える影響は少ないといえることから、特許文献1に記載の発明では、脚部をスリムに見せる効果はあまり期待できない。
また、特許文献2(特開平9−78307号公報))に記載の発明は、脚部の側面部に他の部分より色が濃いシャドウ効果を付与するものであるため、模様を工夫してデザイン的な観点から脚部をスリムに見せるものではない。
そこで、本発明は、装着時に横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きい点に着目し、装着時に模様全体の大きさが均一となり着用者の脚を細く見せる効果を十分に発揮することができるストッキングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されていることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記同種模様は、楕円模様、三角模様、星型模様からなることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の前記同種模様は、左右両脚部の内外の両側面部に配置されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、着用者の脚に密着する部分に網目模様が形成されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の前記網目模様は、縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている又は装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されているため、装着時に模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】楕円模様付きストッキングの正面図
【図2】楕円模様付きストッキングの背面図
【図3】楕円模様付きストッキングの右側面図
【図4】楕円模様付きストッキングの左側面図
【図5】楕円模様付きストッキングの平面図
【図6】楕円模様付きストッキングの底面図
【図7】楕円模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図8】三角模様付きストッキングの正面図
【図9】三角模様付きストッキングの背面図
【図10】三角模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図11】星型模様付きストッキングの正面図
【図12】星型模様付きストッキングの背面図
【図13】星型模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図14】網目模様(A)の説明図
【図15】網目模様(A)付きストッキングの正面図
【図16】網目模様(A)付きストッキングの背面図
【図17】網目模様(A)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(1)
【図18】網目模様(A)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(2)
【図19】網目模様(B)の説明図
【図20】網目模様(B)付きストッキングの正面図
【図21】網目模様(B)付きストッキングの背面図
【図22】網目模様(B)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(1)
【図23】網目模様(B)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(2)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参酌しながら説明する。ここで、図1〜図7は楕円模様付きストッキングについて例示して説明する。図8〜図10は三角模様付きストッキングについて例示して説明する。図11〜図13は星型模様付きストッキングについて例示して説明する。図14〜図18は網目模様(A)付きストッキングについて例示して説明する。図19〜図23は網目模様(B)付きストッキングについて例示して説明する。なお、各模様付きストッキングの右側面図、左側面図、平面図、底面図は共通するため、楕円模様付きストッキング以外はこれらの図面を省略する。
【0016】
(実施例1)楕円模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図1〜図6に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の楕円模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この楕円模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各楕円模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各楕円模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、楕円模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、楕円模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の楕円模様付きストッキングを着用したとき、図7に示すように楕円模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0017】
(実施例2)三角模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図8〜図9に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の三角模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この三角模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各三角模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各三角模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、三角模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、三角模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の三角模様付きストッキングを着用したとき、図10に示すように三角模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0018】
(実施例3)星型模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図11〜図12に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の星型模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この星型模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各星型模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各星型模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、星型模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、星型模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の星型模様付きストッキングを着用したとき、図13に示すように星型模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0019】
(実施例4)網目模様(A)付きストッキング 本実施例のストッキングには、図15〜図16に示すように着用者の脚に密着する部分に網目模様(図14に示す網目模様(A)の説明図参照)が形成されている、この網目模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されている。 なお、網目模様を形成する位置は、ストッキングの全体に限定されるものではない。また、網目模様の間隔や大きさなども適宜変更することができる。 上記の網目模様(A)付きストッキングを着用したとき、図17及び図18に示すように網目模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0020】
(実施例5)網目模様(B)付きストッキング 本実施例のストッキングには、図20〜図21に示すように着用者の脚に密着する部分に網目模様(図19に示す網目模様(B)の説明図参照)が形成されている、この網目模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されている。また、網目模様(B)は、実施例4に示す網目模様(A)とは異なり縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されている。 なお、網目模様を形成する位置は、ストッキングの全体に限定されるものではない。また、網目模様の間隔や大きさなども適宜変更することができる。
上記の網目模様(B)付きストッキングを着用したとき、図22及び図23に示すように網目模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者の脚を細く見せることができるストッキングに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の身体に密着して着用される衣服、例えばストッキングに付された模様については、ストッキングを脚部に着用したときに生ずる伸張量を考慮して該模様が構成されていないため、衣服着用時には身体の部分が太くなるに従って該模様が太くなり模様全体が均一性を失うことから、足を太く見せてしまうという問題があった。このような問題を解決するため、着用者の身体をスリムに見せることのできる身体に密着して着用される衣服に関し、以下のような発明が提案されている。
【0003】
特許文献1(特開2007−131962号公報)には、着用時に模様の間隔や、太さ、大きさが均一となるよう模様を配置し、着用される身体の部分をスリムに見せることのできる身体に密着して着用される衣服を提供することを目的とし、身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って模様同士の間隔が狭くなるように設けられている、又は身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って模様の大きさが小さくなるように設けられている、又は身体に密着して着用される部分に複数の模様が配置されており、該各模様は、前記身体の部分が太くなるに従って細くなるように設けられていることを特徴とする「身体に密着して着用される衣服」の発明が開示されている。
【0004】
また、着用時に脚部を正面及び背面から見ると足が細く見えるパンティストッキングに関し、以下のような発明が提案されている。
【0005】
特許文献2(特開平9−78307号公報)には、極めて簡単な手段で脚部の側面部に他の部分より色が濃いシャドウ効果を付与することができる低コストかつ大量生産に適した着用時に脚が細く見えるパンティストッキングを提案することを目的とし、パンティストッキングを編成する際、左右両脚部の側面部を他の部分より編目を密に編成してなることを特徴とする「足が細く見えるパンティストッキング」の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−131962号公報
【特許文献2】特開平9−78307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1(特開2007−131962号公報)に記載の発明では、以下に示すような問題を有しており、着用時に模様全体の大きさが均一となるように横方向の伸張量を考慮して各模様を配置していないため、着用される身体の部分をスリムに見せることは困難であると考えられる。
即ち、特許文献1に記載の発明では、模様は身体の部分が太くなるに従って模様の大きさが全体的に小さくなるように設けられていることを特徴するものであるが、装着時に模様が縦方向と横方向に伸張する割合を比較すると大きな差異があり横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きいことに着目していないため、装着時に模様全体の大きさが均一とならないことが明らかである。したがって、この発明では着用者の脚を細く見せることができるという効果を発揮しないといえる。
また、模様は身体の部分が太くなるに従って模様同士の間隔が狭くなるように設けられていることを特徴するものであるが、上述したように縦方向の伸張量は少なく模様同士の間隔の差に与える影響は少ないといえることから、特許文献1に記載の発明では、脚部をスリムに見せる効果はあまり期待できない。
また、特許文献2(特開平9−78307号公報))に記載の発明は、脚部の側面部に他の部分より色が濃いシャドウ効果を付与するものであるため、模様を工夫してデザイン的な観点から脚部をスリムに見せるものではない。
そこで、本発明は、装着時に横方向の伸張量が縦方向の伸張量に比べて極めて大きい点に着目し、装着時に模様全体の大きさが均一となり着用者の脚を細く見せる効果を十分に発揮することができるストッキングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されていることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記同種模様は、楕円模様、三角模様、星型模様からなることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の前記同種模様は、左右両脚部の内外の両側面部に配置されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、着用者の脚に密着する部分に網目模様が形成されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の前記網目模様は、縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている又は装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されているため、装着時に模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】楕円模様付きストッキングの正面図
【図2】楕円模様付きストッキングの背面図
【図3】楕円模様付きストッキングの右側面図
【図4】楕円模様付きストッキングの左側面図
【図5】楕円模様付きストッキングの平面図
【図6】楕円模様付きストッキングの底面図
【図7】楕円模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図8】三角模様付きストッキングの正面図
【図9】三角模様付きストッキングの背面図
【図10】三角模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図11】星型模様付きストッキングの正面図
【図12】星型模様付きストッキングの背面図
【図13】星型模様付きストッキングの装着時の状態を示す参考図
【図14】網目模様(A)の説明図
【図15】網目模様(A)付きストッキングの正面図
【図16】網目模様(A)付きストッキングの背面図
【図17】網目模様(A)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(1)
【図18】網目模様(A)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(2)
【図19】網目模様(B)の説明図
【図20】網目模様(B)付きストッキングの正面図
【図21】網目模様(B)付きストッキングの背面図
【図22】網目模様(B)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(1)
【図23】網目模様(B)付きストッキングの装着時の状態を示す参考図(2)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参酌しながら説明する。ここで、図1〜図7は楕円模様付きストッキングについて例示して説明する。図8〜図10は三角模様付きストッキングについて例示して説明する。図11〜図13は星型模様付きストッキングについて例示して説明する。図14〜図18は網目模様(A)付きストッキングについて例示して説明する。図19〜図23は網目模様(B)付きストッキングについて例示して説明する。なお、各模様付きストッキングの右側面図、左側面図、平面図、底面図は共通するため、楕円模様付きストッキング以外はこれらの図面を省略する。
【0016】
(実施例1)楕円模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図1〜図6に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の楕円模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この楕円模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各楕円模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各楕円模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、楕円模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、楕円模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の楕円模様付きストッキングを着用したとき、図7に示すように楕円模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0017】
(実施例2)三角模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図8〜図9に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の三角模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この三角模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各三角模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各三角模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、三角模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、三角模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の三角模様付きストッキングを着用したとき、図10に示すように三角模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0018】
(実施例3)星型模様付きストッキング 本実施例のストッキングには、図11〜図12に示すように左右両脚部の内外の両側面部に複数の星型模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されている。この星型模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って各星型模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して各星型模様の横幅が漸次小さくなるように設定されている。 なお、星型模様を配列する位置は、左右両脚部の内外の両側面部に限定されるものではなく着用者の脚に密着する部分であればよい。また、星型模様の数や大きさなども適宜変更することができる。 上記の星型模様付きストッキングを着用したとき、図13に示すように星型模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0019】
(実施例4)網目模様(A)付きストッキング 本実施例のストッキングには、図15〜図16に示すように着用者の脚に密着する部分に網目模様(図14に示す網目模様(A)の説明図参照)が形成されている、この網目模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されている。 なお、網目模様を形成する位置は、ストッキングの全体に限定されるものではない。また、網目模様の間隔や大きさなども適宜変更することができる。 上記の網目模様(A)付きストッキングを着用したとき、図17及び図18に示すように網目模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【0020】
(実施例5)網目模様(B)付きストッキング 本実施例のストッキングには、図20〜図21に示すように着用者の脚に密着する部分に網目模様(図19に示す網目模様(B)の説明図参照)が形成されている、この網目模様は、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されている。また、網目模様(B)は、実施例4に示す網目模様(A)とは異なり縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されている。 なお、網目模様を形成する位置は、ストッキングの全体に限定されるものではない。また、網目模様の間隔や大きさなども適宜変更することができる。
上記の網目模様(B)付きストッキングを着用したとき、図22及び図23に示すように網目模様全体の大きさが均一になり脚をスリムに見せることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されていることを特徴とするストッキング。
【請求項2】
前記同種模様は、楕円模様、三角模様、星型模様からなることを特徴とする請求項1に記載のストッキング。
【請求項3】
前記同種模様は、左右両脚部の内外の両側面部に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストッキング。
【請求項4】
着用者の脚に密着する部分に網目模様が形成されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されていることを特徴とするストッキング。
【請求項5】
前記網目模様は、縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のストッキング。
【請求項1】
着用者の脚に密着する部分に複数の同種模様が縦方向に略等間隔で一列に配列されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記各模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記各模様の横幅が漸次小さくなるように設定されていることを特徴とするストッキング。
【請求項2】
前記同種模様は、楕円模様、三角模様、星型模様からなることを特徴とする請求項1に記載のストッキング。
【請求項3】
前記同種模様は、左右両脚部の内外の両側面部に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストッキング。
【請求項4】
着用者の脚に密着する部分に網目模様が形成されており、装着時において着用者の脚の部分が太くなるに従って前記網目模様が横方向に伸張する各伸張量を考慮して前記網目模様の横間隔が漸次狭くなるように設定されていることを特徴とするストッキング。
【請求項5】
前記網目模様は、縦方向に略垂直に表われる模様線が連続しないように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のストッキング。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2011−26735(P2011−26735A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−173569(P2009−173569)
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【出願人】(509210128)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【出願人】(509210128)
【Fターム(参考)】
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