説明

タバコ吸殻消火水処理方法およびタバコ吸殻消火水処理装置

【課題】ニコチン、タールや灰などが含まれるタバコ吸殻消火水を処理するためのタバコ吸殻消火水処理装置およびタバコ吸殻消火水処理方法の提供。
【解決手段】タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンク30と、このタンク30周りに設けられて、このタンク30を加熱するヒータ31と、タンク30内で回転し、消火水および乾燥促進剤を攪拌する攪拌羽根32と、攪拌羽根32に向けて消火水を噴出する噴出口33aと、タンク30内に空気を導入し、通過させて排出させるための送風ファン34とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場やショッピングモールなどにおいて回収されるタバコの吸殻の消火水を処理するタバコ吸殻消火水処理方法およびタバコ吸殻消火水処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技場やショッピングモールなどの人が集まる施設には喫煙コーナーが設置されている。この喫煙コーナーには、タバコの灰や吸殻などを回収し、消火する処理装置が備えられている。例えば、特許文献1には、パチンコ遊技機に設置される自動吸殻回収装置であって、遊技機の底部に溜まる吸殻等を搬送手段によって搬送し、消火水を入れた吸殻回収タンク内に回収する装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−230039号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来、このタバコ吸殻の消火水の処理が問題となっている。回収されたタバコ吸殻の消火水は多くが浄化槽に捨てられるが、この消火水にはタバコ吸殻のニコチン、タールや灰などが含まれているため、これらによって浄化槽のバクテリアが死滅してしまい、浄化能力が低下し、浄化槽の排水がBODの排出基準値を満たさなくなってしまうという問題がある。
【0005】
そこで、本発明においては、ニコチン、タールや灰などが含まれるタバコ吸殻消火水を処理するためのタバコ吸殻消火水処理方法およびタバコ吸殻消火水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のタバコ吸殻消火水処理方法は、タバコ吸殻の消火水に乾燥促進剤を加えること、消火水および乾燥促進剤をヒータにより加熱しながら攪拌し、水分を蒸発させることを含むタバコ吸殻消火水処理方法である。本発明によれば、タバコ吸殻の消火水は乾燥促進剤とともに加熱、攪拌されることにより蒸発し、ニコチン、タールや灰などの固形分のみとなり、この残った固形分のみを廃棄処理することができる。
【0007】
また、より好ましくは、本発明のタバコ吸殻消火水処理方法は、タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンクを、このタンク周りに設けられたヒータにより加熱すること、消火水を、タンク内で回転する攪拌羽根に向けて噴出すること、攪拌羽根により消火水および乾燥促進剤を攪拌すること、送風ファンによりタンク内に空気を導入し、通過させて排出することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、タバコ吸殻の消火水は、ヒータにより加熱されるタンク内で乾燥促進剤とともに攪拌され、乾燥処理される。これにより、タバコ吸殻の消火水に含まれる水分は蒸発し、この蒸発水分はタンク内に導入される空気とともに外部へ排出される。また、タンク内にはニコチン、タールや灰などの固形分のみが残るので、この残った固形分のみを廃棄処理することができる。また、乾燥処理の際、タンク内で回転する攪拌羽根に対して噴出口から消火水が噴出されるので、この攪拌羽根へのニコチン、タールや灰などの付着が防止される。
【0009】
本発明のタバコ吸殻消火水処理装置は、タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンクと、このタンク周りに設けられて、このタンクを加熱するヒータと、タンク内で回転し、消火水および乾燥促進剤を攪拌する攪拌羽根と、攪拌羽根に向けて消火水を噴出する噴出口と、タンク内に空気を導入し、通過させて排出させるための送風ファンとを備えたものである。
【0010】
本発明によれば、タバコ吸殻の消火水は、ヒータにより加熱されるタンク内で乾燥促進剤とともに攪拌され、乾燥処理される。これにより、タバコ吸殻の消火水に含まれる水分は蒸発し、この蒸発水分はタンク内に導入される空気とともに外部へ排出される。また、タンク内にはニコチン、タールや灰などの固形分のみが残るので、この残った固形分のみを廃棄処理することができる。また、乾燥処理の際、タンク内で回転する攪拌羽根に対して噴出口から消火水が噴出されるので、この攪拌羽根へのニコチン、タールや灰などの付着が防止される。
【0011】
また、本発明のタンク吸殻消火水処理装置は、さらに、消火水が投入されるサブタンクと、このサブタンク内の消火水を噴出口まで導く第1配管と、この配管の途中から分岐してサブタンク内へ消火水を一部戻し、排出する第2配管と、サブタンク内の消火水を第1配管へ圧送するためのポンプとを備えたものであることが望ましい。
【0012】
これにより、サブタンク内に投入された消火水は、第2配管により一部戻される消火水により攪拌されながら、第1配管により噴出口まで導かれるので、消火水に含まれる灰などの固形分がサブタンク内に滞留することが防止される。また、一旦サブタンクに消火水を溜めてタンク内へ適宜供給することにより、タンク内での消火水の乾燥処理を効率良く行うことが可能となる。
【0013】
また、本発明のタンク吸殻消火水処理装置は、タンク内から空気を排出する排気管内に、別途空気を噴出する配管を備えたものであることが望ましい。これにより、タンク内からエジェクタ方式により空気を外部へ放出することができ、空気を吸い出すためのファンを省略することができる。
【発明の効果】
【0014】
(1)タバコ吸殻の消火水に乾燥促進剤を加え、消火水および乾燥促進剤をヒータにより加熱しながら攪拌し、水分を蒸発させる構成により、タバコ吸殻の消火水は蒸発し、ニコチン、タールや灰などの固形分のみが残る。これにより、タバコ吸殻消火水の処理は、このタンク内に残った固形分のみを廃棄処理すれば良く、簡単に処理することが可能となる。
【0015】
(2)タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンクを、このタンク周りに設けられたヒータにより加熱し、消火水を、タンク内で回転する攪拌羽根に向けて噴出し、攪拌羽根により消火水および乾燥促進剤を攪拌し、送風ファンによりタンク内に空気を導入し、通過させて排出する構成により、タバコ吸殻の消火水に含まれる水分は蒸発し、タンク内に導入される空気とともに外部へ排出され、ニコチン、タールや灰などの固形分のみがタンク内に残る。これにより、タバコ吸殻消火水の処理は、このタンク内に残った固形分のみを廃棄処理すれば良く、簡単に処理することが可能となる。また、乾燥処理の際、タンク内で回転する攪拌羽根に対して噴出口から消火水が噴出され、攪拌羽根へのニコチン、タールや灰などの付着が防止されるので、装置のメンテナンスも容易である。
【0016】
(3)消火水が投入されるサブタンクと、このサブタンク内の消火水を噴出口まで導く第1配管と、この配管の途中から分岐してサブタンク内へ消火水を一部戻し、排出する第2配管と、サブタンク内の消火水を第1配管へ圧送するためのポンプとを備えることにより、サブタンク内に投入された消火水は、第2配管により一部戻される消火水により攪拌されながら、第1配管により噴出口まで導かれるので、消火水に含まれる灰などの固形分がサブタンク内に滞留することが防止され、ポンプの目詰まりを防止することができる。また、一旦サブタンクに消火水を溜めてタンク内へ適宜供給することにより、タンク内での消火水の乾燥処理を効率良く行うことが可能となり、処理量を増大することができる。また、タンクと別にサブタンクを設けるため、タンクを屋外に、サブタンクを屋内に配置することが可能である。
【0017】
(4)タンク内から空気を排出する排気管内に、別途空気を噴出する配管を備えたものであることにより、タンク内からエジェクタ方式により空気を外部へ放出することができ、空気を吸い出すためのファンを省略することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は本発明の実施の形態におけるタバコ吸殻消火水処理装置の正面図、図2は図1のタバコ吸殻消火水処理装置本体の左側面図、図3は図1のタバコ吸殻消火水処理装置本体の断面図、図4は図3のC−C断面図、図5は図3のD−D断面図、図6は図1の貯水タンクの断面図、図7は図3のA部拡大図、図8は図3の攪拌羽根の拡大図、図9は図8のB矢視図である。
【0019】
図1において、本発明の実施の形態におけるタバコ吸殻消火水処理装置は、タバコ吸殻消火水処理装置本体(以下、「本体」と称す。)1と、タバコ吸殻の処理水を貯留する貯水タンク2とから構成される。本体1の正面には、乾燥促進剤を投入するための投入口10と、制御用スイッチ類11とが設けられている。また、図2に示すように、本体1の左側面には、乾燥促進剤を排出するための排出口12が設けられている。
【0020】
図3から図5に示すように、本体1内には、タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンク30と、タンク30周りに設けられた電気ヒータ31と、タンク30内で回転する攪拌羽根32と、タバコ吸殻の消火水をタンク30内に供給する消火水供給パイプ33と、タンク30内に空気を導入するための送風ファン34と、攪拌羽根32を回転させるためのモータ35とが備えられている。
【0021】
タンク30は、図4および図5に示すように断面U字状に形成されている。この断面U字状のタンク30の湾曲面の中心には回転軸36が設けられている。攪拌羽根32は、この回転軸36に90°ずつ位相をずらして4個設けられており、回転軸36の回転時にタンク30の湾曲面に沿って回転する。回転軸36にはスプロケット36aが設けられており、チェーン37によりモータ35側のスプロケット35aと連結されている。
【0022】
電気ヒータ31は、断面U字状のタンク30の湾曲部分の外側に設けられている。また、タンク30の周りには、周囲の空気をタンク30の上部からタンク30内へ導入するための流路38b,38cが形成されている。また、タンク30の流路38cと反対側には排気のための流路39が形成されている。流路39は排気管40に接続されている。また、排気管40内には、送風ファン34により送風する空気を排気管40内へ噴出するための配管38aが設けられている。これにより、タンク30内の空気は送風ファン40により送風する空気が排気管40内へ噴出されて、いわゆるエジェクタ方式により外部へ吸い出され、タンク30内へは流路38b,38cを通じて周囲の空気が吸引され、導入される。また、タンク30周りには、電気ヒータ31および流路38b,38cを含めて断熱材41が設けられている。
【0023】
図8および図9に示すように、攪拌羽根32は、回転軸36に固定された腕部32aと、正回転時にタンク30内の消火水および乾燥促進剤を押して攪拌するための攪拌へら部32bと、排出回転時にタンク30内の乾燥促進剤を排出口12まで押し出すための排出へら部32cとから構成されている。攪拌へら部32bは、攪拌羽根32の正回転方向に対して垂直な面が形成されており、攪拌羽根32の正回転時に消火水および乾燥促進剤をタンク30内で攪拌する。一方、排出へら部32cは、攪拌羽根32の排出回転方向に対して傾斜させた面が形成されており、攪拌羽根32の排出回転時にタンク30内の乾燥促進剤を排出口12方向へ押し出すようになっている。
【0024】
消火水供給パイプ33は、回転軸36の真上に、かつ回転軸36と平行に設けられている。消火水供給パイプ33には回転軸36に向けて消火水を噴出するための噴出口33aが所定間隔で複数個設けられている。この噴出口33aから回転軸36に向けて消火水を噴出することにより、回転軸36および回転軸36とともに回転する攪拌羽根32に消火水が噴射される。
【0025】
貯水タンク2は、消火水が投入されるサブタンク20と、サブタンク20内の消火水を消火水供給パイプ33へ導く第1配管21と、第1配管21の途中から分岐してサブタンク20内へ消火水を一部戻し、排出する第2配管22と、サブタンク20内の消火水を第1配管21へ圧送するためのポンプ23と、第1配管21の途中に設けられたバルブ24と、サブタンク20内に消火水を投入するための投入口25と、サブタンク20内の水位を検出するレベルセンサ26とを備えている。投入口25にはタバコ吸殻と消火水とを分離するための濾器が設けられている。
【0026】
上記構成のタバコ吸殻消火水処理装置では、タバコ吸殻の消火水を貯水タンク2の投入口25からサブタンク20内に投入する。投入口25にはタバコ吸殻と消火水とを分離するための濾器が設けられているので、タバコ吸殻は濾器に捕捉され、消火水のみがサブタンク20内へ流入する。サブタンク20内の消火水はポンプ23により第1配管21を通じて本体1の消火水供給パイプ33へ供給される。このとき、第1配管21は途中に設けられたバルブ24により絞られているので、一部の消火水は第2配管22へ分岐してサブタンク20の底部へ排出される。これにより、サブタンク20内の消火水が攪拌され、消火水に含まれるニコチン、タールや灰などの固形分がサブタンク20内に滞留することが防止される。
【0027】
また、この貯水タンク2には、サブタンク20内の水位を検出するレベルセンサ26が設けられており、所定の水位以下となるときにポンプ23を停止するように制御することによって、貯水タンク2内に常時消火水が貯められる。これにより、サブタンク20内が万が一温度異常になった場合には、冷却水として貯水タンク2内からタンク30内へ消化水を供給することが可能である。
【0028】
一方、本体1のタンク30内には、投入口10から乾燥促進剤が投入される。本実施形態における乾燥促進剤は、脱臭剤としても機能するものであり、大鋸屑、竹炭および竹酢液から構成される。大鋸屑は主に乾燥促進剤として機能し、竹炭および竹酢液は主に脱臭剤として機能する。なお、乾燥促進剤としては、消火水の水分を吸収して蒸発を促進させるものであれば良い。また、消臭剤としては、消臭作用のあるものであれば良く、竹炭以外の活性炭を使用することも可能である。
【0029】
貯水タンク2から供給された消火水は、消火水供給パイプ33の噴出口33aから下方へ向けて噴出される。噴出された消火水は、回転軸36および攪拌羽根32に付着するニコチン、タールや灰などの固形分を叩き落としながら、タンク30内に溜まる。そして、タンク30内に投入された乾燥促進剤と接触し、電気ヒータ31によって加熱されながら正回転方向に回転する攪拌羽根32によって攪拌される。これにより、消火水に含まれる水分は蒸発し、配管38b,38cにより供給される空気に吸収されて排気管40より外部へ排出される。
【0030】
一方、本体1のタンク30内には、水分が除去されたニコチン、タールや灰などの固形分のみが残る。この固形分は、回転軸36を正回転方向とは逆方向の排出回転方向に回転させることによって、攪拌羽根32により排出口12へ押し出すことができる。これにより、タンク30内に残った固形分を取り出し、廃棄処理する。なお、本実施形態におけるタンク吸殻消火水処理装置では、大部分の水分を除去すれば良く、多少の水分を含んでいたとしてもタンク30内に残る固形分は少ないため、処理が簡単である。
【0031】
また、このタンク吸殻消火水処理装置では、乾燥処理の際、タンク30内で回転する回転軸36および攪拌羽根32に対して噴出口33aから消火水が噴出され、回転軸36および攪拌羽根32へのニコチン、タールや灰などの付着が防止されるので、装置のメンテナンスが容易に行える。
【0032】
また、本実施形態におけるタンク吸殻消火水処理装置は、タンク30周りが電気ヒータ31および流路38b,38cを含めて断熱材41により覆われているため、電気ヒータ31により流路38b,38cを通過する空気およびタンク30内の消火水を加熱する際の熱量を無駄に消費することがなく、省エネルギである。
【0033】
また、このタンク吸殻消火水処理装置では、図7に示すようにタンク30内から空気を排出する排気管40内に、送風ファン34により送風する空気を噴出する配管38aを備え、タンク30内からエジェクタ方式により空気を外部へ放出するので、空気を吸い出すためのファンを省略している。また、これにより、送風ファン34の羽根の部分を水蒸気が通過しないので、送風ファン34の寿命を長持ちさせることができる。
【0034】
また、このタンク吸殻消火水処理装置では、貯水タンク2のサブタンク20に消火水を溜めてタンク30内へ適宜供給するので、タンク30内での消火水の乾燥処理を効率良く行うことが可能であり、大量の消火水を処理することができる。また、サブタンク20内に投入された消火水は、第2配管22により一部戻される消火水により攪拌されるので、消火水に含まれる灰などの固形分がサブタンク20内に滞留することが防止されており、ポンプ23の目詰まりが防止されている。
【0035】
また、本実施形態におけるタンク吸殻消火水処理装置は、本体1と別に貯水タンク2が設けられているため、遊技場やショッピングモールの屋内などに貯水タンク2を設置し、本体1を屋外に設置することが可能である。また、このように本体1を屋外に設置する場合、制御用スイッチ類11は本体1から分離して屋内に設置することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明のタバコ吸殻消火水処理方法およびタバコ吸殻消火水処理装置は、遊技場やショッピングモールなどにおいて回収されるタバコの吸殻の消火水を処理する方法および装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態におけるタバコ吸殻消火水処理装置の正面図である。
【図2】図1のタバコ吸殻消火水処理装置本体の左側面図である。
【図3】図1のタバコ吸殻消火水処理装置本体の断面図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】図3のD−D断面図である。
【図6】図1の貯水タンクの断面図である。
【図7】図3のA部拡大図である。
【図8】図3の攪拌羽根の拡大図である。
【図9】図8のB矢視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 タバコ吸殻消火水処理装置本体
10 投入口
11 制御用スイッチ類
12 排出口
30 タンク
31 電気ヒータ
32 攪拌羽根
32a 腕部
32b 攪拌へら部
32c 排出へら部
33 消火水供給パイプ
33a 噴出口
34 送風ファン
35 モータ
35a スプロケット
36 回転軸
36a スプロケット
37 チェーン
38a,38b,38c,39 流路
40 排気管
41 断熱材
2 貯水タンク
20 サブタンク
21 第1配管
22 第2配管
23 ポンプ
24 バルブ
25 投入口
26 レベルセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タバコ吸殻の消火水に乾燥促進剤を加えること、
前記消火水および乾燥促進剤をヒータにより加熱しながら攪拌し、水分を蒸発させること
を含むタバコ吸殻消火水処理方法。
【請求項2】
タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンクを、このタンク周りに設けられたヒータにより加熱すること、
前記消火水を、タンク内で回転する攪拌羽根に向けて噴出すること、
前記攪拌羽根により前記消火水および乾燥促進剤を攪拌すること、
送風ファンにより前記タンク内に空気を導入し、通過させて排出すること
を含むタバコ吸殻消火水処理方法。
【請求項3】
タバコ吸殻の消火水および乾燥促進剤が投入されるタンクと、
このタンク周りに設けられて、このタンクを加熱するヒータと、
前記タンク内で回転し、前記消火水および乾燥促進剤を攪拌する攪拌羽根と、
前記攪拌羽根に向けて前記消火水を噴出する噴出口と、
前記タンク内に空気を導入し、通過させて排出させるための送風ファンと
を備えたタバコ吸殻消火水処理装置。
【請求項4】
前記消火水が投入されるサブタンクと、
このサブタンク内の消火水を前記噴出口まで導く第1配管と、
この配管の途中から分岐して前記サブタンク内へ消火水を一部戻し、排出する第2配管と、
前記サブタンク内の消火水を前記第1配管へ圧送するためのポンプと
を備えた請求項3記載のタバコ吸殻消火水処理装置。
【請求項5】
前記タンク内から空気を排出する排気管内に、別途空気を噴出する配管を備えた請求項3または4に記載のタバコ吸殻消火水処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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