説明

ターボ分子ポンプ

【課題】ロータの、特に該ロータの一部を構成する回転軸を効果的に冷却し、例えば動翼と該動翼に対向して配置される静翼との間のクリアランスが変化して、排気性能が変化するような時に、警報を発するか、またはポンプ運転を停止して、ポンプを保護できるようにする。
【解決手段】磁気軸受50,52,58によりロータを磁気浮上させ、該ロータをモータ12により高速回転させて気体を排気するターボ分子ポンプにおいて、磁気軸受50,52,58に冷却用気体を導入する冷却用気体導入部64と、磁気軸受に導入される冷却用気体の圧力を検出する圧力検出部68とを備え、ポンプ運転中に圧力検出部68で検出された圧力が規定圧力以下になった時に、警報を発すか、またはポンプ運転を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボ分子ポンプに関し、特にポンプ運転中、回転軸を磁気軸受によって非接触で支持して、回転軸を含むロータを磁気浮上させて回転させるようにした磁気軸受式ターボ分子ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
磁気軸受式のターボ分子ポンプでは、ポンプ運転中、ロータの一部を構成する回転軸は、磁気軸受によって非接触で回転自在に支持され、ロータはステータと非接触となって真空中で回転する。回転軸にはモータロータが取付けられており、ロータの回転駆動力は、モータを介して回転軸に与えられる。
【0003】
モータロータは、回転駆動力を発生する際に、なんらかの損失(例えば、鉄損や2次銅損等)によって発熱する。また、回転軸には、ラジアル磁気軸受の電磁石ターゲットが取付けられているが、この電磁石ターゲットも、回転軸の回転に伴い渦電流損失を発生して発熱する。
【0004】
このため、ロータをポンプ使用上の許容温度以下に抑制するためには、特にロータの一部を構成する回転軸からの発熱を効果的にステータ側へ排熱してロータを冷却することが求められる。
【0005】
磁気軸受式ターボ分子ポンプにおいては、腐食性ガスを排気する際に、磁気軸受に不活性ガスを供給して磁気軸受を不活性ガスでパージすることが知られており、パージガス供給に伴う不具合の発生を防止するため、不活性ガスの流量管理を行うことが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
また、出願人は、回転軸の吸気部側端面に固定された少なくとも1段の第1のタービン翼(動翼)と、第1のタービン翼の後段に配置された第2のタービン翼であって、該第2のタービン翼を貫通する回転軸に固定された少なくとも1段の第2のタービン翼(動翼)を有するようにしたターボ分子ポンプを提案している(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−275578号公報
【特許文献2】特開2009−185671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ポンプ運転中、ロータはステータと非接触で、且つ真空中で回転しているため、ロータからの発熱をステータ側に排熱するためには、輻射による伝熱現象を用いる必要がある。このため、ロータからステータへの排熱量を多くするためには、ロータとステータとの間の温度差を大きくする必要があり、ロータをポンプ使用上の許容温度以下に抑制することが一般に困難であった。特に、排気ガス量が少なく、かつロータ温度を室温とあまり差のない40℃以下にする場合などに、その傾向が顕著となる。
【0009】
なお、腐食性ガスを排気する際に、磁気軸受を不活性ガスでパージするようにした従来例にあっては、ロータを冷却するために不活性ガスを使用することを考慮したものではなく、このため、不活性ガスの供給圧力を監視することは、一般に行われていなかった。
【0010】
また、例えば、引用文献2に記載のように、回転軸に該回転軸と一体に回転する動翼を取付け、該動翼と対向する位置に配置される静翼をポンプケーシングに取付けたターボ分子ポンプにあっては、回転軸とポンプケーシングとの温度差が大きくなり過ぎた場合、特に回転軸の温度上昇に伴って、回転軸が回転軸下端に配置されたアキシャル磁気軸受を基準として上方に伸びると、動翼と該動翼に対向して配置される静翼との間のクリアランスが変化して排気性能が変化し、最悪の場合には、動翼と静翼との間で内部接触が生じてしまう。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、ロータの、特に該ロータの一部を構成する回転軸を効果的に冷却し、例えば動翼と該動翼に対向して配置される静翼との間のクリアランスが変化して、排気性能が変化するような時や、動翼と静翼との間で内部接触が発生するような時に、警報を発するか、またはポンプ運転を停止して、ポンプを保護できるようにしたターボ分子ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1に記載の発明は、磁気軸受によりロータを磁気浮上させ、該ロータをモータにより高速回転させて気体を排気するターボ分子ポンプにおいて、前記磁気軸受に冷却用気体を導入する冷却用気体導入部と、前記磁気軸受に導入される冷却用気体の圧力を検出する圧力検出部とを備え、ポンプ運転中に前記圧力検出部で検出された圧力が規定圧力以下になった時に、警報を発すか、またはポンプ運転を停止することを特徴とするターボ分子ポンプである。
【0013】
このように、磁気軸受に冷却用気体を導入することで、磁気軸受の電磁石(ステータ)と電磁石ターゲット(ロータ)との間の圧力を冷却用気体で高く保ち、輻射による伝熱に加えて、冷却用気体の熱伝導による伝熱及び冷却用気体自身の吸熱現象によって、電磁石ターゲット(ロータ)から電磁石(ステータ)への伝熱量を増やして、電磁石ターゲット(ロータ)、ひいては回転軸の温度を効果的に低減することができる。しかも、磁気軸受に導入される冷却用気体の圧力を検出する圧力検出部で検出された圧力が規定圧力以下になった時に、警報を発すか、またはポンプ運転を停止することで、例えば動翼と該動翼に対向して配置される静翼との間のクリアランスが変化して、排気性能が変化したり、動翼と静翼とが内部接触したりすることを回避して、ポンプを保護することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記冷却用気体導入部は、ポンプケーシングの周囲を囲繞して該ポンプケーシングと内部を流れる冷却用気体との間で熱交換を行う冷却配管を有することを特徴とする請求項1記載のターボ分子ポンプである。
【0015】
これにより、磁気軸受に導入される前の冷却用気体を、冷却用の機器を別途設けることなく、ポンプケーシングを介して効果的に冷却することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電磁石ターゲット(ロータ)から電磁石(ステータ)への伝熱量を増やして、磁石ターゲット(ロータ)、ひいては回転軸の温度を効果的に低減し、しかも、例えば動翼と該動翼に対向して配置される静翼との間のクリアランスが変化して、排気性能が変化したり、動翼と静翼とが内部接触したりすることを回避して、ポンプを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係るターボ分子ポンプの縦断正面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るターボ分子ポンプの要部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るターボ分子ポンプを示す。図1に示すように、このターボ分子ポンプは、縦型であり、排気部10と、モータ12と、中実軸構造である回転軸14と、排気部10、モータ12、回転軸14、及び下記のラジアル磁気軸受50,52及びアキシャル磁気軸受58を収納するケーシング16とを備えている。回転軸14は、アキシャル磁気軸受58の電磁石ターゲット58aを基準として、鉛直方向に沿って上方に延びるように配置されている。
【0019】
ケーシング16は、上ハウジング18と、上ハウジング18の鉛直方向(ポンプの軸方向)下方側に配置された下ハウジング20と、上ハウジング18と下ハウジング20との間に配置されたサブケーシング22とを備えている。上ハウジング18は、最上部に形成された吸気口18aを有し、サブケーシング22は、下面に形成された排気口22aを有している。吸気口18aは、流体としてのガス(例えば、腐食性プロセスガス、または反応生成物を含むガス)を鉛直方向下方に吸気し、排気口22aは、吸気されたガスを鉛直方向下方に排気する。
【0020】
排気部10は、複数段(図示では7段)の第1静翼24、複数段(図示では2段)の第2静翼26、複数段(図示では5段)の第1動翼(タービン翼)28、複数段(図示では2段)の第2動翼(タービン翼)30、及び複数段(図示では3段)の第3動翼(遠心ドラッグ翼)32を有している。第1動翼28及び第2動翼30は、タービン翼部34を構成し、第2動翼30及び第3動翼32は、回転軸14の外周面に取付けられている。各第1静翼24は、第1動翼28及び第2動翼30の直後流側にそれぞれ配置され、各第2静翼26は、第3動翼32の直後流側にそれぞれ配置されている。最下段に位置する第2動翼30と最上段に位置する第3動翼32との間には遠心隔壁36が配置され、最下段に位置する第2動翼30を出たガスは、遠心隔壁36の開口部36aを通って、最上段に位置する第3動翼32に吸い込まれる。排気部10は、第3動翼32のいわゆるガスに対する遠心力による翼外方向への排気作用と、第3動翼32と第2静翼26との間のガスの粘性によるドラッグ作用とを兼ね備えてガスを排気する。
【0021】
最下段に位置する第1静翼24と最上段に位置する第3動翼32及び遠心隔壁36との間には、流体の流れが軸方向から径方向に移行する際の損失を緩和する略中空円筒状の流路損失緩和空間40が形成されている。
【0022】
第1静翼24を有するタービン翼部34は、ボルト42を介して回転軸14の上端に連結されている。回転軸14には円管状の円管リング44が焼き嵌め(締り嵌め)にて取付けられ、第2動翼30及び第3動翼32の中心部に設けた嵌合孔に円管リング44を有する回転軸14を嵌合させることで、第2動翼30及び第3動翼32が回転軸14に順々に積層されて固定されている。
【0023】
回転軸14に円管リング44を焼き嵌めることにより、円管リング44を含む回転する軸の全体の剛性が上がっているので、当該回転する軸の延長が可能であり、最下段に位置する第1静翼24と最上段に位置する第3動翼32との間の軸方向寸法(流路損失緩和空間40の軸方向長さ)を十分に長く取って、第2動翼30の排気性能を向上させることができる。また、回転する軸を円管リング44と回転軸14に分けることにより、円管リング44の材質を回転軸14のそれとは違う高ヤング率材料にすることも可能となる。
【0024】
下ハウジング20には、モータ12と、該モータ12を挟んで上下に配置されて回転軸14を回転自在に支承する上部ラジアル磁気軸受50及び下部ラジアル磁気軸受52と、上部ラジアル磁気軸受50及び下部ラジアル磁気軸受52の外方に配置される上部保護ベアリング(タッチダウン軸受)54及び下部保護ベアリング(タッチダウン軸受)56が収納されている。モータ12のモータロータ12a、上部ラジアル磁気軸受50の電磁石ターゲット50a及び下部ラジアル磁気軸受52の電磁石ターゲット52aは、回転軸14にそれぞれ固定され、モータ12のモータステータ12b、上部ラジアル磁気軸受50の電磁石50b及び下部ラジアル磁気軸受52の電磁石52bは、下ハウジング20の内周面にそれぞれ固定されている。
【0025】
回転軸14の反吸気部側端面には、ディスク状の電磁石ターゲット58aが植込ボルト60によって取付けられ、この電磁石ターゲット58aを挟んだ上下には、電磁石58bが配置されている。この電磁石ターゲット58a及び電磁石58bにより、回転軸14を含む回転体(ロータ)の自重や回転軸14に作用するスラスト力を支えるアキシャル磁気軸受58が構成されている。
【0026】
各磁気軸受50,52,58は、いずれも能動磁気軸受である。磁気軸受50,52,58のいずれかに異常が発生したときには、上部保護ベアリング54は、上部ラジアル磁気軸受50の代わりに回転軸14を回転軸14の径方向に支持し、下部保護ベアリング56は、下部ラジアル磁気軸受52およびアキシャル磁気軸受58の代わりに、回転軸14を回転軸14の径方向および軸方向に支持する。
【0027】
下ハウジング20には、アキシャル磁気軸受58の下方に位置して、アキシャル磁気軸受58の電磁石ターゲット58aを収納している空間に連通する冷却用気体導入孔20aが設けられ、この冷却用気体導入孔20aに、冷却用気体供給源(図示せず)から延びる冷却用気体導入管62が接続されている。これによって、磁気軸受50,52,58及びモータ12に冷却用気体を導入する冷却用気体導入部64が構成されている。
【0028】
つまり、冷却用気体導入管62から冷却用気体導入孔20aを通してアキシャル磁気軸受58の電磁石ターゲット58aを収納している空間に導入された冷却用気体は、該空間から回転軸14の軸方向に沿って上方に流れ、下部ラジアル軸受52の電磁石ターゲット52aと電磁石52bとの間、モータ12のモータロータ12aとモータステータ12bとの間、及び上部ラジアル軸受50の電磁石ターゲット50aと電磁石50bとの間を順次通過して、サブケーシング22に設けた排気口22aから外部に排気される。冷却用気体としては、例えばNガスや空気が使用される。
【0029】
このように、磁気軸受50,52,58及びモータ12に冷却用気体を導入することで、アキシャル磁気軸受58の電磁石ターゲット58aを収納している空間、下部ラジアル軸受52の電磁石ターゲット52aと電磁石52bとの間、モータ12のモータロータ12aとモータステータ12bとの間、及び上部ラジアル軸受50の電磁石ターゲット50aと電磁石50bとの間の圧力を冷却用気体で高く保ち、輻射による伝熱に加えて、冷却用気体の熱伝導による伝熱及び冷却用気体自身の吸熱現象によって、磁気軸受50,52,58の電磁石ターゲット(ロータ)50a,52a,58aから電磁石(ステータ)50a,52a,58aへの伝熱量、及びモータ12のモータロータ12aからモータステータ12bへの伝熱量を増やして、電磁石ターゲット(ロータ)50a,52a,58a及びモータロータ12a、ひいては回転軸14の温度を効果的に低減することができる。
【0030】
冷却用気体導入管62には、冷却用気体の供給圧力がある規定の圧力になった際に、ポンプ側で冷却用気体の必要な流量が得られるように予め調整した、微小流量調整用の可変バルブ66が設置されており、この可変バルブ66の一次側(冷却用気体供給側)に、冷却用気体導入管62に沿って流れる冷却用気体の圧力を常時検出する圧力検出部としての圧力計68が設置されている。可変バルブ66の代わりに、例えば固定オリフィスを使用しても良い。
【0031】
コントローラ72は、制御ケーブル70を介して、モータ12及び磁気軸受50,52,58に電力を供給して、回転軸14に対する非接触軸支と回転駆動力を与える。ポンプ運転時、コントローラ72は、圧力計68からの出力を、圧力モニタケーブル73を介して常時監視するようになっている。更に、コントローラ72は、冷却用気体の供給圧力が所定の規定圧力以下になった場合に、警報を発生したり、ポンプの運転を停止したりする保護機能を有している。
【0032】
前述のように、磁気軸受50,52,58及びモータ12に冷却用気体を導入することで、回転軸14の温度を効果的に低減することができる。これによって、回転軸14の熱膨張による伸びを抑制して、回転軸14に固定されている動翼(ロータ)28,30,32と、上ハウジング18に固定されて各動翼28,30,32とそれぞれ対向するように配置される静翼24,26との位置関係を所定の許容範囲内に収めることができる。
【0033】
しかし、冷却用気体の供給圧力が低下して、磁気軸受50,52,58及びモータ12に導入される冷却用気体の流量が減少すると、回転軸14の熱膨張による伸び量が増え、回転軸14に固定されている動翼(ロータ)28,30,32の上面と、上ハウジング18に固定されて各動翼28,30,32とそれぞれ対向するように配置される静翼24,26の下面との間の各クリアランスが所定量以下となって、排気性能が変化し、最悪の場合、動翼と静翼との間で内部接触が生じてしまうことがある。
【0034】
この例によれば、冷却用気体の供給圧力が所定の規定圧力以下になった場合に、コントローラ72は、警報を発生したり、ポンプの運転を停止したりする保護機能を有しているため、このような事態が発生することを防止することができる。
【0035】
図2は、本発明の他の実施形態のターボ分子ポンプの要部を示すものである。この例の図1に示す例と異なる点は、下ハウジング20に当接して該下ハウジング20を螺旋状に巻き回した冷却配管74を備え、この冷却配管74の一端を冷却用気体導入管32に、他端を冷却用気体導入孔20aにそれぞれ接続し、下ハウジング20と冷却配管74の内部を流れる冷却用気体との間で熱交換を行って該冷却配管74の内部を流れる冷却用気体を冷却するようにした点にある。
【0036】
これにより、磁気軸受50,52,58に導入される前の冷却用気体を、冷却用の機器を別途設けることなく、一般に低温な下ハウジング20を介して効果的に冷却することができる。
なお、冷却用気体を冷却する冷却器を別途設けて、この冷却器で予め所定温度に冷却した冷却用気体を磁気軸受やモータに導入するようにしてもよいことは勿論である。
【0037】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0038】
10 排気部
12 モータ
12a モータロータ
12b モータステータ
14 回転軸
16 ケーシング
18 上ハウジング
18a 吸気口
20 下ハウジング
20a 冷却用気体導入孔
22 サブケーシング
22a 排気口
24,26 静翼
28,30,32 動翼
50,52 ラジアル磁気軸受
50a,52a 電磁石ターゲット
50b,52b 電磁石
54,56 保護ベアリング
58 アキシャル磁気軸受
58a 電磁石ターゲット
58b 電磁石
62 冷却用気体導入管
64 冷却用気体導入部
66 可変バルブ
68 圧力計(圧力検出部)
70 制御ケーブル
72 コントローラ
73 圧力モニタケーブル
74 冷却配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気軸受によりロータを磁気浮上させ、該ロータをモータにより高速回転させて気体を排気するターボ分子ポンプにおいて、
前記磁気軸受に冷却用気体を導入する冷却用気体導入部と、
前記磁気軸受に導入される冷却用気体の圧力を検出する圧力検出部とを備え、
ポンプ運転中に前記圧力検出部で検出された圧力が規定圧力以下になった時に、警報を発すか、またはポンプ運転を停止することを特徴とするターボ分子ポンプ。
【請求項2】
前記冷却用気体導入部は、ポンプケーシングの周囲を囲繞して該ポンプケーシングと内部を流れる冷却用気体との間で熱交換を行う冷却配管を有することを特徴とする請求項1記載のターボ分子ポンプ。

【図1】
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【図2】
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