説明

ディスプレイ用ハンガー

【課題】 組み付けた履物が外れ出すことがないディスプレイ用ハンガーを提供する。
【解決手段】上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スリッパやサンダル等の履物に前もってディスプレイ用ハンガーを組み付けて店頭における陳列を容易にするディスプレイ用ハンガーであって、当該履物とディスプレイ用ハンガーとの組み付け状態を確実に維持し得るようにしたディスプレイ用ハンガーの提供に関する。
【背景技術】
【0002】
スリッパやサンダル等の履物の販売店に向けた出荷に際して当該履物にディスプレイ用ハンガーをセットした状態で出荷することが試みられている。
【0003】
このような履物にディスプレイ用ハンガーをセットしてなされる出荷は、販売店における履物の陳列を円滑かつ短時間になし得る利点を販売者にもたらすとともに販売店に当該組み付けのための作業スペースを設ける不具合をもたらさない特長を有している。
【0004】
しかしながら、履物にセットされるディスプレイ用ハンガーは、当該履物における履き込み口からディスプレイ用ハンガーを構成する当該履物の支持部材を差し入れただけの状態で出荷されており、この支持部材の嵌め入れられた履物が当該支持部材から抜け出してディスプレイ用ハンガーと分離した状態になりやすく、店頭における履物の陳列における円滑性を阻害する場合があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、販売店における履物の陳列におけるディスプレイ用ハンガーに対するセットや、セットの崩れた当該ディスプレイ用ハンガーを履物に対して適切に再セットする等の不具合をなくし、手際よく短時間で、かつ整然と履物を陳列し得るディスプレイ用ハンガーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を解決するために、この発明は、上部に引っ掛け部を有するハンガー本体部と、このハンガー本体部の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部とを備えたディスプレイ用ハンガーであって、
前記ハンガー本体部には、履き込み口から前記ガイド材部を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーに支承される一組の履物を相互に連結するプラスチック製連結ピンが、当該ディスプレイ用ハンガーから抜け出す向きに向けた履物の移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーとしてある。
【0007】
このように構成されるディスプレイ用ハンガーにあっては、当該ディスプレイ用ハンガーにセットされた履物は、このディスプレイ用ハンガーにおけるガイド材部から抜け出す向きに向けて移動または相対的に移動した際に、この左右対をなす履物を連結しているプラスチック製連結ピンが受け部に引っかかり、当該ガイド材部から抜け出すことがなく、履物とディスプレイ用ハンガーとはセットされた状態に効果的に維持される。
【0008】
ついで、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーにおいて、前記受け部が、前記ハンガー本体部から突設される一対のかつ先端側で互いに近接または接触される弾性片により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーにあっては、前記特長に併せて、前記弾性片間から前記プラスチック製連結ピンを前記受け部を構成する空間内に外方から入れ込み得ることから、前もって左右対をなすようにプラスチック製連結ピンによって連結してある履物に当該ディスプレイ用ハンガーを容易にセットすることができる。
【0009】
また、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーにおいて、前記受け部が、前記ハンガー本体部の二ヶ所間にわたるように該ハンガー本体部に備えられる環状部構成片により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーにあっては、前記発明における特長に併せて、前記空間にプラスチック製連結ピンを通した態様に当該履物に備え付けられたディスプレイ用ハンガーは、当該履物に対するセット状態が確実に維持される。
【0010】
また、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーにおいて、前記受け部が、前記ハンガー本体部に備えられる環状部により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーにあっては、前記発明における特長に併せて、前記空間にプラスチック製連結ピンを通した態様に当該履物に備え付けられたディスプレイ用ハンガーは、当該履物に対するセット状態をより確実に維持される。
【発明の効果】
【0011】
この発明にかかるディスプレイ用ハンガーによれば、出荷時に左右対をなす履物にセットしたディスプレイ用ハンガーは当該セット状態を効果的に維持して販売店において円滑かつ容易に陳列をすることができ、販売店において格別の作業スペースを必要とすることなく整然と履物の陳列をなすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、この発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
【0013】
ここで図1〜図23は、当該発明を実施するための最良の形態にかかる各ディスプレイ用ハンガーAを示している。
【0014】
ここで図1〜図7は当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAの一実施例を示しており、図1は当該ディスプレイ用ハンガーAを正面側の斜め上方から見て示しており、図2は、これを背面側の斜め上方から見て示している。図3は、このディスプレイ用ハンガーAに履物Bを組み付けて陳列している状態を正面側から一部を破断して、また図4では当該状態を背面側から一部を破断して、図5では当該状態を要部を断面して側面から見て示している。また、図6は履物Bを仮想線で示した状態でディスプレイ用ハンガーAを上方から見て、図7は履物Bを仮想線で示した状態で当該ディスプレイ用ハンガーAを下方から見て示している。
【0015】
ついで図8〜図11は当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAの他の一実施例を示しており、図8は当該ディスプレイ用ハンガーAを正面側の斜め上方から見て、図9は、これを背面側の斜め上方から見て示しており、図10は、このディスプレイ用ハンガーAに履物Bを組み付けて陳列している状態を正面側から一部を破断して、図11は、当該状態を要部を断面して側面から見て示している。
【0016】
ついで図12〜図15は当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAの更に他の一実施例を示しており、図12は当該ディスプレイ用ハンガーAを正面側の斜め上方から見て、図13は、これを背面側の斜め上方から見て示しており、図14は、このディスプレイ用ハンガーAに履物Bを組み付けて陳列している状態を背面側から一部を破断して、図15は、当該状態を要部を断面して側面から見て示している。
【0017】
ついで図16〜図19は当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAの更に他の一実施例を示しており、図16は当該ディスプレイ用ハンガーAを正面側の斜め上方から見て、図17は、これを背面側の斜め上方から見て示しており、図18は、このディスプレイ用ハンガーAに履物Bを組み付けて陳列している状態を正面側から一部を破断して、図19は、当該状態を要部を断面して側面から見て示している。
【0018】
ついで図20〜図23は当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAの更に他の一実施例を示しており、図20は当該ディスプレイ用ハンガーAを正面側の斜め上方から見て、図21は、これを背面側の斜め上方から見て示しており、図22は、このディスプレイ用ハンガーAに履物Bを組み付けて陳列している状態を正面側から一部を破断して、図23は、当該状態を要部を断面して側面から見て示している。
【0019】
この発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてある。
【0020】
ここで構成されるディスプレイ用ハンガーAは、前記構成を備えたものであれば、いかなる形態に構成してあっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよく、例えば、各種の合成樹脂を用いたプラスチック成形によって構成することができる。例えば、上部側を湾曲した引っ掛け部11とするロッド状部の下部側にベース部13を備えたハンガー本体部10と、このベース部13の両側から上方に向けて突設される細板状のガイド材部20とを射出成形によって一体に備えたプラスチック製のものとするなど適宜の構成を備えたものとして構成提供することができる。
【0021】
なお、ハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20は、履き込み口Bcから当該ガイド材部20を受け入れるようにして当該ディスプレイ用ハンガーAにセットした履物Bが当該ディスプレイ用ハンガーAによって確実に支承され得る形態を備えたものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
【0022】
また、前記プラスチック製連結ピンCは、対をなして用いられる履物Bを連結状態にして取り扱える態様に当該履物B相互を連結するものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
【0023】
かかるプラスチック製連結ピンCは、対をなして販売される履物B相互を連結状態に維持するために用いられる各種の市販されているプラスチック製連結ピンCを用いることができる。
【0024】
かかるプラスチック製連結ピンCは、例えば、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂を用いてプラスチック成形によって提供される各種の連結ピン、例えば、可撓性を備えた線状部分の両端に当該線状部分に対して直交するようにロッド状部を一体に備えた連結ピンや、可撓性を備えた線状部分の一端側に板状部や塊状部を備えるとともに他方端部に当該線状部分に直交するロッド状部を備えたものなど、いかなる形態からなるものであってもよい。
【0025】
また、前記ハンガー本体部10に備えられる受け部30は、前記ディスプレイ用ハンガーAにセットされている履物Bが当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動または相対的に移動された際に、当該履物Bを連結しているプラスチック製連結ピンCが引っかかり得る態様に備えられておれば、いかなる形態のものとして構成してあってもよく、例えば、当該受け部30をハンガー本体部10に備えられている湾曲状部や屈曲状部によって構成したり、当該ハンガー本体部10に備えられている環状部によって構成したり、当該ハンガー本体部10に備えられている一対の弾性片の先端を互いに近接または接触させて構成するなど、いかなる形態のものとして構成してあってもよい。
【0026】
かかるディスプレイ用ハンガーAを用いて陳列される履物Bは、前記ガイド材部20を差し入れ得る形態のものであれば、いかなる履物Bであってもよく、例えば、履き込み用の甲被を備えているスリッパやサンダル等の各種の履物Bに対して当該ディスプレイ用ハンガーAを陳列手段として用いることができる。
【0027】
このように構成されるディスプレイ用ハンガーAにあっては、当該ディスプレイ用ハンガーAに爪先側を上にしてセットされた履物Bは、このディスプレイ用ハンガーAにおけるガイド材部20から抜け出す向きに向けて移動または相対的に移動した際に、この左右対をなす履物Bを連結しているプラスチック製連結ピンCが受け部30に引っかかり、当該ガイド材部20から抜け出すことがなく、履物Bとディスプレイ用ハンガーAとはセットされた状態に効果的に維持され、引っ掛け手段Dに引っ掛け部11を引っ掛け状態にして陳列することができる。
【0028】
ついで、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーAにおいて、前記受け部30が、前記ハンガー本体部10から突設される一対のかつ先端側で互いに近接または接触される弾性片40により構成される前記プラスチック製連結ピンCの通る空間31を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記特長に併せて、前記弾性片40間から前記プラスチック製連結ピンCを前記受け部30を構成する空間31内に外方から入れ込み得ることから、前もって左右対をなすようにプラスチック製連結ピンCによって連結してある履物Bに当該ディスプレイ用ハンガーAを容易にセットすることができる。
【0029】
また、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーAにおいて、前記受け部30が、前記ハンガー本体部10の二ヶ所間にわたるように該ハンガー本体部10に備えられる環状部構成片50により構成される前記プラスチック製連結ピンCの通る空間31を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記特長に併せて、前記空間31にプラスチック製連結ピンCを通した態様に当該履物Bに備え付けられたディスプレイ用ハンガーAは、当該履物Bに対するセット状態が確実に維持される。
【0030】
また、前記構成に係るディスプレイ用ハンガーAにおいて、前記受け部30が、前記ハンガー本体部10に備えられる環状部14により構成される前記プラスチック製連結ピンCの通る空間31を備えていることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記特長に併せて、前記空間31にプラスチック製連結ピンCを通した態様に当該履物Bに備え付けられたディスプレイ用ハンガーAは、当該履物Bに対するセット状態をより確実に維持される。
【0031】
(実施例1)
まず、図1〜図7に示される当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
この図1〜図7に示されるディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてある。
【0032】
この実施例に係るディスプレイ用ハンガーAは、その全体を一体に成形されたプラスチック製としてあり、このディスプレイ用ハンガーA自体をディスプレイに適応し得る意匠性、色彩性を備えたものとしてある。
【0033】
かかるディスプレイ用ハンガーAにおけるハンガー本体部10は上部側に引っ掛け手段Dに対して引っ掛け用い得る引っ掛け部11を、下部側にベース部13を備えたロッド部12を備えて構成してある。
こハンガー本体部10を構成する引っ掛け部11は前面と背面とを備えた横向きに開口するフック板状のものとして構成してある。
そして、この引っ掛け部11とロッド部12及びベース部13は、その前面を同面の面として構成してある。
【0034】
また、該ロッド部12の背面の中程よりも下方の位置から後方に向けて突き出された後に該ロッド部12と平行をなすように下方に向けて延設されている下向きの弾性片40’と、前記ベース部13の上端位置から後方に向けて突き出された後に該ロッド部12と平行をなすように上方に向けて延設される上向き弾性片40”とが該ハンガー本体部10に設けてあり、この各弾性片40が突き出し片部40bと平行片部40cを備えた構成としてある。
【0035】
そして該ハンガー本体部10におけるロッド部12は、その背面の両側縁部に沿って前記引っ掛け部11の背面に連続するように一対のリブ12aが前記下向き弾性片40’の突設位置に到るように設けてあり、このリブ12a間が前記引っ掛け部11の背面と同面の溝底をなす溝12bとして構成してある。
また、このロッド部12は前記リブ12aの下端位置から当該リブ12aの面と同面の背面を備えるように構成してあり、前記ベース部13の背面が当該面と同面をなすように構成してある。
【0036】
かかるベース部13は、その上部側のほぼ中央部から前記ロッド部12を突き出し状に備えるようにやや肉厚の状態に構成してあり、その背面側に適宜凹部13aを設けて当該ディスプレイ用ハンガーAの軽量化とともに素材コストの削減を期すようにしてある。
【0037】
かかるハンガー本体部10に備えられる一対の弾性片40は、その先端部をそれぞれ断面形状を円状とする膨状縁40a’としてあり、この各先端40aが互いに近接した構成としてある。
かかる下向きの弾性片40’と上向きの弾性片40”とをロッド部12に備えることによって、当該ロッド部12と該対をなす弾性片40とによって前記プラスチック製連結ピンCの通る空間31が当該ディスプレイ用ハンガーAにもたらされる。
【0038】
そして、一組の履物B相互を連結状態にセットする前記プラスチック製連結ピンCを前記空間31に位置づけた状態で、当該ディスプレイ用ハンガーAのガイド材部20に履き込み口Bcから差し入れられている履物Bを当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動させ、または相対的に移動させた際に、当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31を構成する弾性片40によって構成される受け部30に突き当たり、当該抜け出す向きに向けた移動を阻止し、履物Bがディスプレイ用ハンガーAから抜けだし外れるのを防ぐ。
【0039】
ついで、前記ガイド材部20は、前記ハンガー本体部10とともに履物Bを確実に支承し得る形態のものとして構成されており、この図示例にあっては、前記ハンガー本体部10のベース部13の両側部から上方に向けて延びるように備えられた板状のものとして構成してある。
【0040】
かかるガイド材部20は、更に詳細には、前記ベース部13の前面に同面をなすように側方に連続されている前面を備え且つ幅側端に向けて漸次後方に向けて湾曲するベース板部21と、このベース板部21から前記ロッド部12にほぼ平行をなすように延びている起立板部22と、この起立板部22に連続した湾曲板部23とを備えており、この湾曲板部23が、その先端を前記ロッド部12よりも後方に位置づけられるように漸次後方に向けて捻られた構成としてあり、当該ガイド材部20とロッド部12との間に履物Bの甲被Bbを該甲被Bbにおける履き込み口Bc縁側から差し入れ得るようにしてある。
【0041】
このように構成されたディスプレイ用ハンガーAを用いて各種の履物B、例えば、履き込み口Bcを備える各種の履物B、より典型的には、スリッパB’やサンダル等を陳列する手段として用いる。
【0042】
この図示例にあっては、典型的なスリッパB’が示されている。
また、かかるスリッパB’を連結する手段として用いられているプラスチック製連結ピンCは、対をなして用いられる一対のスリッパB’を当該対の状態で流通、販売に供し得るように当該対をなすスリッパB’相互を可撓性を備えたプラスチック製の線状体によって所定の範囲内で相互に移動し得るように連結してあり、この図示例にあっては、十分に撓む強靱なプラスチック材によって構成してある。
【0043】
この図示例に係るプラスチック製連結ピンCは、対をなすスリッパB’相互を連結するにたる十分な長さを有する線状部Caと該線状部Caの一端側に当該線状部Caに直交する態様に備えられるやや太いロッド状部Ccと、当該線状部Caの他端側に備えられている該線状部Caに対して直交する向きに長い板状部Cbとを備えた構成としてあり、このロッド状部Cc側から互いに隣合わせの状態にした対をなす各スリッパB’における甲被Bbを貫通するように挿通し、当該甲被Bbを貫通した挿通先端側において前記ロッド状部Ccを線状部Caに直交するようにして抜け止めとなし、他端側にある板状部Cbとの間で対をなすスリッパB’における各甲被Bb、Bbを連結状態に維持し得るようにしてある。
【0044】
かかる陳列に用いられるスリッパB’は、その出荷に際して当該ディスプレイ用ハンガーAを備えたものとして用意される。
このスリッパB’とディスプレイ用ハンガーAとの組付けは、図3に示されるようにスリッパB’の甲被Bbを備えている側を手前に向け、且つ、ディスプレイ用ハンガーAの前面側を手前に向けた状態で、当該スリッパB’の爪先側を上にして、当該ディスプレイ用ハンガーAにおけるガイド材部20がスリッパB’の履き込み口Bcの内部に位置づけられるように、スリッパB’に対してガイド材部20を入れ込むようにディスプレイ用ハンガーAを移動し、または、ガイド材部20を履き込み口Bcから内部に受け入れるようにスリッパB’を移動してなされる。
【0045】
また、スリッパB’相互を連結するプラスチック製連結ピンCは、スリッパB’とディスプレイ用ハンガーA相互を組み付けた後に当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31内に位置づけられるように各スリッパB’の各甲被Bbを貫通するように設けてもよく、また、対をなすスリッパB’における各甲被Bbを貫通するように設けて当該スリッパB’相互を連結状態にした後に、このスリッパB’相互を連結しているプラスチック製連結ピンCを前記各弾性片40間に備えられているスリット41から前記空間31内に導き入れるようにしてもよい。
【0046】
かかるプラスチック製連結ピンCをディスプレイ用ハンガーAに備えられている一対の弾性片40間のスリット41から前記空間31内に導き入れる場合、プラスチック製連結ピンCを備えた一組のスリッパB’の履き込み口Bc側からディスプレイ用ハンガーAを移動したり、ディスプレイ用ハンガーAに対して履き込み口Bc側からスリッパB’を移動したり、スリッパB’とディスプレイ用ハンガーAとを当該ディスプレイ用ハンガーAにおけるガイド材部20が履き込み口Bcから甲被Bb内に位置づけられるように同時に移動するなど任意の方法で移動した際に、該プラスチック製連結ピンCが前記弾性片40をロッド部12側に押すように移動され、スリット41位置から当該プラスチック製連結ピンCが空間31内に入れ込まれる。
【0047】
なお、この実施例にあって、前記プラスチック製連結ピンCの受け部30を構成するように当該プラスチック製連結ピンCの入れ込まれる空間31を構成する弾性片40は、その先端を互いに突き合わせた状態に設けてあってもよく、この弾性片40の弾性を利用して当該空間31内に当該プラスチック製連結ピンCを導き入れることができる。
【0048】
また、この実施例にあっては、履物Bの典型例としてスリッパB’を図示しているが、スリッパB’以外にサンダルその他の履き込み口Bcを備える各種の履物Bを同様に当該ディスプレイ用ハンガーAを用いて支承した状態で陳列することができる。
【0049】
このようにディスプレイ用ハンガーAに組み付けられるスリッパB’は、例えば、当該ディスプレイ用ハンガーAにおけるガイド材部20における湾曲板部23が当該スリッパB’のスリッパ底Baの上面Ba’に接触し、且つ、甲被Bbの履き込み口Bc縁がロッド部12と起立板部22との間に挟まれるようにしながら当該間にあるベース部13に当接された状態で当該ディスプレイ用ハンガーAに対して所定角度で支承され、また、この状態において当該ディスプレイ用ハンガーAにおける前記空間31内に当該スリッパB’を連結するプラスチック製連結ピンCが位置づけられるようにしてある。
【0050】
このようにしてスリッパB’を備えたディスプレイ用ハンガーAを、当該ディスプレイ用ハンガーAにおけるハンガー本体部10の引っ掛け部11を引っ掛け手段Dに引っ掛けて当該スリッパB’の陳列をなす。
【0051】
なお、前記ハンガー本体部10のベース部13の前面とガイド材部20のベース板部22の前面とにわたってやや凹んだ表示部13bが設けてあり、スリッパの大きさや、材質や、値段等を適宜表示し得るようにしてある。
【0052】
(実施例2)
ついで、図8〜図11に示される当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
この図8〜図11に示されるディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてあって、前記プラスチック製連結ピンCの受け部30を構成する弾性片40をロッド部12における前面側に設けた以外の構成を前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、同様にして用いられる。
【0053】
従って、前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAと同一または実質的に同一の構成部分については同一の番号を付して説明を省略する。
【0054】
この実施例にかかるディスプレイ用ハンガーAにあっては、ロッド部12の背面側に備えられるリブ12aを引っ掛け部11からベース部13に到るように設けてあり、当該ロッド部12における前面側の下部側に一対の弾性片40を備えた構成としてある。
【0055】
かかるロッド部12に備えられる弾性片40は、当該ロッド部12における中央部より下方の位置から前方に向けて突き出された後下方に向けて延び設けられる当該ロッド部12に平行な下向き弾性片40’と、該ロッド部12がベース部13から突き出される位置から前方に向けて突き出された後上方に向けて延び設けられる当該ロッド部12に平行な上向き弾性片40”とを、当該各弾性片40における先端40aを近接した状態、すなわち、当該各先端40a、40a間にスリット41を備えた構成としてあり、当該各弾性片40を突き出し片部40b及び平行片部40cによって構成してある。
【0056】
このように構成されるディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記ロッド部12と前記一対の弾性片40とによって前記プラスチック製連結ピンCの挿通される空間31を構成し、この空間31を構成する当該弾性片40が当該空間31に挿通されているプラスチック製連結ピンCの突き当たる受け部30を構成する。
【0057】
かかるディスプレイ用ハンガーAは、このディスプレイ用ハンガーAを構成するガイド材部20をスリッパB’の履き込み口Bcから当該スリッパB’内に位置づけるように当該スリッパB’に組み付けた状態で、各スリッパB’の隣り合っている各甲被を貫通させて取り付けられるプラスチック製連結ピンCが当該弾性片40によって構成される空間31内に位置づけられるようにしてある。
【0058】
この結果、当該ディスプレイ用ハンガーAのガイド材部20に履き込み口Bcから差し入れられている履物Bを当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動させ、または相対的に移動させた際に、当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31を構成する弾性片40によって構成される受け部30に突き当たり、当該抜け出す向きに向けた移動を阻止し、履物Bがディスプレイ用ハンガーAから抜けだし外れる不具合を生ずることがない。
【0059】
(実施例3)
ついで、図12〜図15に示される当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
この図12〜図15に示されるディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてあって、前記プラスチック製連結ピンCの受け部30を前記弾性片40に代えて環状部構成片50で構成した以外の構成を前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、同様にして用いられる。
【0060】
従って、前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAと同一または実質的に同一の構成部分については同一の番号を付して説明を省略する。
【0061】
この実施例にかかるディスプレイ用ハンガーAにあっては、ロッド部12の背面側に備えられるリブ12aの下端部とロッド部12の下端部との間にわたるように当該ロッド部12とほぼ同幅の環状部構成片50を設けるようにしたものであって、当該環状部構成片50はそれぞれの端部をロッド部12から後方に突き出し状に設けた後当該ロッド部12に平行をなすように設けてあり、突き出し片部50a、50aと平行片部50bとを備えた構成としてある。
【0062】
このように構成されるディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記ロッド部12と前記環状部構成片50とによって前記プラスチック製連結ピンCの挿通される空間31を構成し、この空間31を構成する当該環状部構成片50が当該空間31に挿通されているプラスチック製連結ピンCの突き当たる受け部30を構成するようにしてある。
【0063】
かかるディスプレイ用ハンガーAは、このディスプレイ用ハンガーAを構成するガイド材部20をスリッパB’の履き込み口Bcから当該スリッパB’内に位置づけるように当該スリッパB’に組み付けてあり、しかも、プラスチック製連結ピンCを各スリッパB’の隣り合っている各甲被を貫通させて取り付ける際に当該環状部構成片50によって構成される空間31内を通るようにしてある。
【0064】
この結果、当該ディスプレイ用ハンガーAのガイド材部20に履き込み口Bcから差し入れられている履物Bを当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動させ、または相対的に移動させた際に、当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31を構成する環状部構成片50によって構成される受け部30に突き当たり、当該抜け出す向きに向けた移動を阻止し、履物Bがディスプレイ用ハンガーAから抜けだし外れる不具合を生ずることがない。
【0065】
(実施例4)
ついで、図16〜図19に示される当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
この図16〜図19に示されるディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてあって、前記プラスチック製連結ピンCの受け部30を構成する環状部構成片50をロッド部12における前面側に設けた以外の構成を前記実施例3に示されるディスプレイ用ハンガーAの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、同様にして用いられる。
【0066】
従って、前記実施例3に示されるディスプレイ用ハンガーAと同一または実質的に同一の構成部分については同一の番号を付して説明を省略する。
【0067】
この実施例にかかるディスプレイ用ハンガーAにあっては、ロッド部12の背面側に備えられるリブ12aを引っ掛け部11からベース部13に到るように設けてあり、当該ロッド部12における前面側の下部側に環状部構成片50を備えた構成としてある。
【0068】
かかるロッド部12に備えられる環状部構成片50は、ロッド部12の前面側の中央部よりも下方にある位置とロッド部12の下端部との間にわたるように当該ロッド部12とほぼ同幅のものとして設けてあり、それぞれの端部をロッド部12から前方に突き出させた突き出し片部50a,50aと、この各突き出し片部50a間にわたるように備えられたロッド部12に平行な平行片部50bとにより構成してある。
【0069】
このように構成されるディスプレイ用ハンガーAにあっては、前記ロッド部12と前記環状部構成片50とによって前記プラスチック製連結ピンCの挿通される空間31を構成し、この空間31を構成する当該環状部構成片50が当該空間31に挿通されているプラスチック製連結ピンCの突き当たる受け部30を構成するようにしてある。
【0070】
かかるディスプレイ用ハンガーAは、このディスプレイ用ハンガーAを構成するガイド材部20をスリッパB’の履き込み口Bcから当該スリッパB’内に位置づけるように当該スリッパB’に組み付けてあり、しかも、プラスチック製連結ピンCを各スリッパB’の隣り合っている各甲被を貫通させて取り付ける際に当該環状部構成片50によって構成される空間31内を通るようにしてある。
【0071】
この結果、当該ディスプレイ用ハンガーAのガイド材部20に履き込み口Bcから差し入れられている履物Bを当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動させ、または相対的に移動させた際に、当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31を構成する環状部構成片50によって構成される受け部30に突き当たり、当該抜け出す向きに向けた移動を阻止し、履物Bがディスプレイ用ハンガーAから抜けだし外れる不具合を生ずることがない。
【0072】
(実施例5)
ついで、図20〜図23に示される当該発明を実施するための最良の形態に係るディスプレイ用ハンガーAについて説明する。
この図20〜図23に示されるディスプレイ用ハンガーAは、上部に引っ掛け部11を有するハンガー本体部10と、このハンガー本体部10の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部20とを備えたディスプレイ用ハンガーAであって、
前記ハンガー本体部10には、履き込み口Bcから前記ガイド材部20を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーAに支承される一組の履物Bを相互に連結するプラスチック製連結ピンCが、当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けた履物Bの移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部30を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガーAとしてあって、前記プラスチック製連結ピンCの受け部30を前記弾性片40に代えて環状部14で構成した以外の構成を前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAの構成と同一または実質的に同一の構成としてあり、同様にして用いられる。
【0073】
従って、前記実施例1に示されるディスプレイ用ハンガーAと同一または実質的に同一の構成部分については同一の番号を付して説明を省略する。
【0074】
この実施例にかかるディスプレイ用ハンガーAにあっては、当該ロッド部12における下部側を環状部14として構成してあり、この環状部14を除く当該ロッド部12の背面側の引っ掛け部11とベース部13との間にリブ12aを設けた構成としてある。
【0075】
このロッド部12の下部側に備えられる環状部14は、当該ロッド部12を部分的に前面側板部14aと背面側板部14bとに分岐し、しかも、当該ロッド部12から互いに離れるように外向きに張り出す分岐部14a’、14b’と互いに平行に向きあった平行部14a’,14b’とを備えた構成としてあり、横向きにプラスチック製連結ピンCの挿通される空間31を備えた構成としてあり、この空間31を備えた環状部14がプラスチック製連結ピンCの突き当たる受け部30を構成するようにしてある。
【0076】
かかるディスプレイ用ハンガーAは、このディスプレイ用ハンガーAを構成するガイド材部20をスリッパB’の履き込み口Bcから当該スリッパB’内に位置づけるように当該スリッパB’に組み付けてあり、しかも、プラスチック製連結ピンCを各スリッパB’の隣り合っている各甲被を貫通させて取り付ける際に当該環状部14によって構成される空間31内を通るようにしてある。
【0077】
この結果、当該ディスプレイ用ハンガーAのガイド材部20に履き込み口Bcから差し入れられている履物Bを当該ディスプレイ用ハンガーAから抜け出す向きに向けて移動させ、または相対的に移動させた際に、当該プラスチック製連結ピンCが前記空間31を構成する環状部14によって構成される受け部30に突き当たり、当該抜け出す向きに向けた移動を阻止し、履物Bがディスプレイ用ハンガーAから抜けだし外れる不具合を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】典型的なディスプレイ用ハンガーを示す斜視図
【図2】同背面側から見た斜視図
【図3】同使用状態を一部断面して示す正面図
【図4】同使用状態を一部断面して示す背面図
【図5】同使用状態を側面から見た要部断面図
【図6】同履物を仮想線で示したディスプレイ用ハンガーの平面図
【図7】同履物を仮想線で示したディスプレイ用ハンガーの底面図
【図8】他の典型的なディスプレイ用ハンガーを示す斜視図
【図9】同背面側から見た斜視図
【図10】同使用状態を一部断面して示す正面図
【図11】同使用状態を側面から見た要部断面図
【図12】更に他の典型的なディスプレイ用ハンガーを示す斜視図
【図13】同背面側から見た斜視図
【図14】同使用状態を一部断面して示す背面図
【図15】同使用状態を側面から見た要部断面図
【図16】更に他の典型的なディスプレイ用ハンガーを示す斜視図
【図17】同背面側から見た斜視図
【図18】同使用状態を一部断面して示す正面図
【図19】同使用状態を側面から見た要部断面図
【図20】更に他の典型的なディスプレイ用ハンガーを示す斜視図
【図21】同背面側から見た斜視図
【図22】同使用状態を一部断面して示す正面図
【図23】同使用状態を側面から見た要部断面図
【符号の説明】
【0079】
A ディスプレイ用ハンガー
B 履物
C プラスチック製連結ピン
10 ハンガー本体部
11 引っ掛け部
20 ガイド材部
30 受け部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に引っ掛け部を有するハンガー本体部と、
このハンガー本体部の下部両側から上方に向けて突設されているガイド材部とを備えたディスプレイ用ハンガーであって、
前記ハンガー本体部には、履き込み口から前記ガイド材部を受け入れるようにして該ディスプレイ用ハンガーに支承される一組の履物を相互に連結するプラスチック製連結ピンが、当該ディスプレイ用ハンガーから抜け出す向きに向けた履物の移動または相対的な移動に際して引っかり得る受け部を設けてあることを特徴とするディスプレイ用ハンガー。
【請求項2】
前記受け部が、前記ハンガー本体部から突設される一対のかつ先端側で互いに近接または接触される弾性片により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用ハンガー。
【請求項3】
前記受け部が、前記ハンガー本体部の二ヶ所間にわたるように該ハンガー本体部に備えられる環状部構成片により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用ハンガー。
【請求項4】
前記受け部が、前記ハンガー本体部に備えられる環状部により構成される前記プラスチック製連結ピンの通る空間を備えていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用ハンガー。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate


【公開番号】特開2006−122421(P2006−122421A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−315752(P2004−315752)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(000111155)ニッポンスリッパ株式会社 (3)