説明

トイレ立場洗浄装置

【課題】トイレにおける床は常に尿で汚染されている、アサガオを使用する人は前に使用した人の尿等の汚物を踏みながら使用することになり、汚物で汚染された靴底で歩き回ることによって、更にビールスや耐性菌を拡散させるので不衛生であった。トイレの床面を清潔に保つ装置を提供する。
【解決手段】回転プレート1がセンサー5により制御され回転する、アサガオ11を使用して放尿が終わった人が、立ち去ると回転プレート1が回転する。回転プレート1には表面に接触するワイパー部2が設置されているので、回転プレート1が回転すると回転プレート1の上部表面に付着した尿4や汚物がふき取られ、同時にワイパー部2にしみこまされた消毒殺菌剤により清潔に保つ。

【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、トイレの床に設置する機器において、床を自動的に清潔に保つための機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来床を清潔にする技術は自動掃除ロボットなどがブラシを回転させてセンサーを使い隅々まで掃除するものがあった。
しかし、掃除という単純な目的に対して、掃除ロボットは高度なコンピュウターに制御された複雑で高度なハイテク機器であった。
【0003】
その機器は高価であり大きく、しまう場所を割り当てるのにも困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のごとく自動掃除ロボットは、電源、コスト、置き場所、メンテナンス、高価で盗まれる、など実用化には困難であった。
【0005】
このため、男子トイレの床は常に汚染されている。
男性排尿器は棒状であり尿が終わった時それを振る、したがって尿は常に便器の周りに落下する。
トイレの床が常に汚染していることは、鳥インフルエンザ等ビールスによる社会的危機の恐れがある現在、おおきな課題である。
病院では男子トイレで、靴のそこにビールスや耐性菌が付着したまま人が歩き回り汚染を院内の全体に拡散させる。
【0006】
また、汚染が拡散した床に患者が誤って枕などを落とし、それを拾い、使用する。
たまたまうつぶせになった時に汚染された枕に口が接触してわずかなビールスでも口に入れば命にかかわる。
あらゆる施設には、男子トイレが有り、その床が汚染されていることは、社会的問題である。
【0007】
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、常に自動で床に落ちた汚物や、尿をふき取り、殺菌消毒をすることにある。
さらに、安価でその目的を達成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成する本発明のトイレ床洗浄装置はトイレの床に置かれる。
回転する回転プレートが有りそれを、モーターで回転させる。その上にワイパー部が固定されていて。
回転プレート表面はワイパー部にこすられて回る。
【0009】
自動車のワイパーが雨をガラス面から取り除くように回転プレートの表面の汚物を取り除く。
ワイパー部に液体を含むことができるものを用いれば消毒液を含ませて消毒ができる。
尿はふき取られると同時にワイパー部に染みこんでいる消毒殺菌液で無害化される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基ずき詳細に説明する。
【0011】
図1から図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はその外観斜視図、
図2はその横側面図、図3は平面図、図4はモーター部分の断面図、
図5はモーター部分が回転プレートの外周部にありローラーを使う機構の斜視図。
【0012】
図1、図2に示すように回転プレート1の上に汚物を取り除くワイパー部2が設置されている。
モーター部3の上部には対人センサー5が作動している。
人が近寄ってきたり、回転プレートの上に人が乗った時は、回転プレート1は回転をとめる。
【0013】
回転プレート1から人が離れるとモーターが動き出し回転プレートが回転する。
回転プレート1の上に落下した尿4は回転プレート1とともに回転し、やがてワイパー部2により、ふき取られる。
この時、ワイパー部2には殺菌消毒剤が含まれているので回転プレートは清潔に保たれる。
【0014】
人が回転プレートを離れた時どの位の時間回転し清浄するかは、タイマーによって調整できる。
ワイパー部は1箇所から複数個所にするか、状況により決める。
人が頻繁に使用する状況下では多数ワイパー部を取り付ける必要がある。
【0015】
図2はワイパー部2を2箇所付けている。
トイレ床洗浄装置はセンサーにより作動させるがスイッチによって作動させることも出来る、すなわち、回転プレートの下にスイッチをつけておけば、回転プレート1に乗った時にスイッチが入る。
次に人が回転プレートを降りた時、スイッチが切れる、これを信号としてタイマー回路を作動させると、人が離れた時一定時間回転プレートを回すことができる。
【0016】
図3は平面図である。人の靴6はトイレではハの字上になる。
その間の前部に多く尿4は落下する。
通常はこれが溜まっていきアサガオ11の側に不潔で立てない状況となる。
【0017】
人が、トイレ床洗浄装置の回転プレートを離れるとセンサー5によって感知されて回転プレートが回転し始める。
回転プレートの上に落下した尿4などの汚染物は回転プレートと、ともに回転してワイパー部2の下をこすられて通過する、尿4は吸い込まれて取り除かれる。
【0018】
この装置では酔っ払いによる、嘔吐ぶつの取り除きでも効果を発揮する。
【0019】
図4はモーター部3の横断面図である。
モーター部3はセンサー5により制御される。
モーター軸7はブラケット13で回転プレート1と固定される。
回転プレート1はベアリング12に支持された、回転センター9により床8から離れてベアリングにより支持されるので人がいない時、回転プレートはスムーズに回転する。
【0020】
図5はモーター部3が回転プレート3の外周におかれたトイレ床洗浄装置の斜視図である。
回転プレートはその外周部に設置されて動トイレ床洗浄装置である。
ゴムローラー4で回転プレートを回転させる。
【実施例】
【0021】
回転プレート1は例えば50cmの直径の回転プレートであり。
中心部にモーター3が配置されているが、上部に対人センサー5が付いている。
人10が近くなるとスタンバイモードになり、人10がいつ離れるか感知している。
人10が放尿が終わり離れるとそれを感知して、回転プレートが回転し始める。
【0022】
尿4が回転プレート1の上に有れば、ワイパー部2によりふき取りと消毒が行われて清潔な回転プレート1が出てくるので、常に清潔な立場が得られる。
モーターは減速ギアモーターで直径37mm減速比3000分の1、毎分2回転が最適である。
【0023】
回転プレート1は耐食性のあるものが、求められる。
モーターは中心部に置くことも、外周部に置くことも出来るが、設置条件、温度使用頻度、病院、ホテルなど条件により設定する。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明は、トイレの床を常に清潔にする装置として、ビールス、耐性菌、の蔓延を防ぎ、人々が健康に生活するために、利用できる装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る外観斜視図である。
【図2】図1における横側面図。
【図3】図1における平面図
【図4】図1におけるモーター部分の断面図。
【図5】モーター部分が回転プレートの外周部にありローラーを使う構造の斜視図。
【符号の説明】
1 回転プレート 12 ベアリング
2 ワイパー部 13 ブラケット
3 モーター部 14 ローラー
4 尿
4A ワイパー部に染みこんでいる尿
5 センサー
6 足
7 モーター軸
8 床
9 回転センター
10 人
11 アサガオ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレ床洗浄装置においてモーターで回転する回転プレートが有りその上にワイパー部が接触して固定されている。回転プレート表面は回転しながらワイパー部に接触しこすれて回転プレートの上に落下した尿や汚染物がふき取られるトイレ床洗浄装置。
【請求項2】
請求項1においてセンサーやスイッチにより人がトイレ床洗浄装置の上に立つと、それをきっかけとして人が離れた時モーターを使って回転プレートを回転するようにしたトイレ床洗浄装置。
【請求項3】
請求項1においてふき取り部が複数あり回転プレートがタイマーにより人が離れた時一定時間だけ回転するようにした、トイレ床洗浄装置。
【請求項4】
請求項1においてワイパー部に殺菌液や消毒剤が含まれて回転プレートを清潔にするトイレ床洗浄装置。

【公開番号】特開2009−183314(P2009−183314A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−60881(P2007−60881)
【出願日】平成19年2月10日(2007.2.10)
【出願人】(591247271)
【Fターム(参考)】