説明

ファイバアダプタのインタフェース用の防護装置

【解決手段】本発明は、光ファイバ通信の分野に関する。入力光ファイバコネクタを出力光ファイバコネクタに接続するのに使用されるファイバアダプタ用の防護装置が提供される。防護装置は、シャッタ及びシャッタロックユニットを具備する。シャッタは、ファイバアダプタのインタフェースの外側に動作可能に設けられインタフェースを開位置及び閉位置に切り換える。シャッタは、閉位置で、入力光ファイバコネクタから放射される光ビームを遮断する。シャッタロックユニットは、シャッタを開位置又は閉位置に選択的にロックするよう構成される。防護装置は、入力光ファイバコネクタから放射された光ビームを遮断するためにシャッタを閉位置にロックするように、従来のファイバアダプタ内にシャッタをロックするよう構成される。この結果、入力光ファイバコネクタからの光ビームの漏れを効果的に防止するので、潜在的な安全上の問題を回避する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバ通信の分野に関し、特にファイバー・トゥー・ザ・ホーム(FTTH)分野に使用されるファイバアダプタのインタフェース(接続部)用の防護装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ファイバー・トゥー・ザ・ホーム(FTTH)の技術分野において、出力光ファイバコネクタ及び入力光ファイバコネクタ(すなわち光ファイバピグテールプラグ)が嵌合する、ファイバアダプタのインタフェースに、保護シャッタが設けられるのが通常である。ファイバアダプタ内部の入力光ファイバコネクタが一旦露出すると、入力光ファイバコネクタから放射された光ビームは、潜在的には安全上の問題をもたらすダメージを人間に与えるおそれがある。シャッタは、光ビームの望ましくない漏れを回避するために設けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のシャッタは、ファイバアダプタのインタフェースに配置された直線押圧装置を採用するのが通常である。さらに、従来のシャッタの設計時に、安全上の懸念に注意が払われてこなかった。従来の解決手段は、以下の不利益がある。第一に、保護シャッタに追加の防護装置が設けられていないので、光ビームの漏れを防止するために用いられるシャッタは、誤って開くことがあり、人体への安全上の問題を引き起こすおそれがある光ビームの望ましくない発射をもたらす。さらに、ファイバアダプタには、出力光ファイバコネクタ及び入力光ファイバコネクタの嵌合を強化するための外部固定構造が設けられていない。出力光ファイバコネクタは、入力光ファイバコネクタから誤って係合解除されるおそれがある。この結果、出力光ファイバコネクタ及び入力光ファイバコネクタの意図しない嵌合解除のリスクが存在する。
【0004】
従って、出力光ファイバコネクタ及び入力光ファイバコネクタの意図しない嵌合解除のリクスを無くしながら、使用者の安全を確保する、シャッタ用の防護装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述した従来技術の欠点又は不利益を克服又は軽減するためになされたものである。
【0006】
従って、本発明の目的は、ファイバアダプタ用の防護装置を提供することである。防護装置は、シャッタの不要な開移動及び閉移動を防止するためにシャッタをロックする。特に、防護装置は、入力光ファイバコネクタからの光ビームの漏れを効果的に防止するように、入力光ファイバコネクタから発射される光ビームを遮断する閉鎖位置にシャッタをロックする。このため、使用者に対する潜在的な安全上の問題が回避される。
【0007】
本発明の別の目的は、ファイバアダプタ用の防護装置を提供することである。防護装置は、出力光ファイバコネクタが入力光ファイバコネクタから意図しないで分離することを防止するために、入力光ファイバコネクタに結合された出力光ファイバコネクタを安定して固定することができる固定機構を有する。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、ファイバアダプタ用の防護装置を提供することである。防護装置は、入力光ファイバコネクタのファイバケーブルを効果的に固定できる。
【0009】
本発明の一側面によれば、入力光ファイバコネクタを出力光ファイバコネクタに接続するのに使用されるファイバアダプタ用の防護装置が提供される。この防護装置は、ファイバアダプタのインタフェースの外側に動作可能に設けられてインタフェースを開位置及び閉位置に切り換えることができるシャッタと、シャッタロックユニットとを具備する。シャッタは、閉位置に位置する際に、入力光ファイバコネクタから放射される光ビームを少なくとも遮断する。シャッタロックユニットは、シャッタを開位置又は閉位置に選択的にロックするよう構成される。
【0010】
具体的には、シャッタロックユニットは、シャッタを開位置又は閉位置に配置させるよう構成された位置決め(positioning)部材と、位置決め部材をロック及びロック解除するためのロック機構とをさらに具備する。位置決め部材が開放位置でロック解除されると、シャッタは自由に開閉することができる。位置決め部材がロック位置でロックされると、シャッタは開位置又は閉位置にロックされる。
【0011】
さらに、ロック機構は、位置決め部材が移動可能に実装される配置スロットを具備する。配置スロットは、配置部及び案内部を具備する。位置決め部材は、案内部及び配置部間を移動可能であり、配置部にロックできる。
【0012】
一実施形態において、防護装置は、アダプタを保持するよう構成されたアダプタホルダをさらに具備する。アダプタホルダには、シャッタ及びシャッタロックユニットの双方が配置される。
【0013】
一実施形態において、ロック機構は、位置決め部材に弾性的に作用する第1弾性要素をさらに具備する。配置スロットはほぼL形状を有する。L形状配置スロットの長い側は案内部として使用されるのに対し、L形状配置スロットの短い側は配置部として使用される。位置決め部材がL形状配置スロットの短い側に位置すると、位置決め部材が開放位置に位置決めされると共に、シャッタは自由に回転できる。第1弾性要素の弾性力によってL形状配置スロットの短い側から離れた長い側の一端まで位置決め部材が移動すると、位置決め部材がロック位置に配置されるので、シャッタの回転運動が制限される。
【0014】
さらに、シャッタロックユニットは、シャッタを開位置又は閉位置にロックするように、シャッタが閉位置から開位置に回転する際に開放位置からロック位置まで位置決め部材を案内するよう構成された案内機構をさらに具備する。
【0015】
好適には、案内機構は、アダプタホルダ上に移動可能に設けられた案内部材と、案内部材に弾性的に作用する第2弾性要素と、シャッタに形成されると共に案内部材を駆動するよう構成されたアクチュエータとを具備する。シャッタが閉位置から開位置に回転すると、シャッタのアクチュエータは、第2弾性要素の弾性力に抗してL形状配置スロットの短い側から長い側に案内部材を駆動し、次に、位置決め部材は、第1弾性要素の弾性力の下で、短い側から離れたL形状配置スロットの長い側の一端に戻る。この結果、位置決め部材は、シャッタを開位置にロックするように、開放位置からロック位置まで駆動される。
【0016】
一実施形態において、案内部材は楔部を有し、案内部材は、楔部が位置決め部材に接触するようになると、L形状配置スロットの短い側から長い側まで位置決め部材を案内する。
【0017】
具体的には、アダプタホルダは、シャッタロックユニットが配置される室と、この室を覆うカバーとを有する。L形状配置スロットはカバー上に形成される。位置決め部材は、カバーのL形状配置スロットに配置されると共に位置決め部材を作動させるよう構成された押圧ロッド部を有する。
【0018】
一実施形態において、L形状配置スロットの少なくとも一部は、2本のアームが配置部として使用され、2本のアーム間のスロットが案内部として使用される逆「コ」形状を有する。位置決め部材は、その上に突出したハンドルを有するほぼ直線形状を有する。シャッタは、突出したハンドルが案内部から配置スロットの配置部まで移動する際に、開位置又は閉位置にロックされる。
【0019】
さらに、防護装置は、アダプタホルダに対してシャッタが回転可能なシャッタ回転機構をさらに具備する。シャッタ回転機構は、シャッタの一辺に設けられた回転軸と、アダプタホルダ上に設けられると共に回転軸が配置された回転軸穴と、回転軸に設けられると共にシャッタに弾性的に作用する第3弾性要素とを具備する。
【0020】
好適には、シャッタは、シャッタの回転移動を制限するために、位置決め部材が移動可能に押圧される溝を有する。
【0021】
一実施形態において、防護装置は、アダプタホルダに設けられると共に出力光ファイバコネクタを固定するよう構成された固定機構をさらに具備する。
【0022】
一実施形態において、固定機構は、シャッタの回転軸の末端のシャッタの内面に設けられた固定フックと、シャッタの内面に設けられると共に出力光ファイバコネクタの両側に配置された制限リブとをさらに具備する。
【0023】
一実施形態において、防護装置は、アダプタホルダの内側に設けられると共に入力光ファイバコネクタを通って挿入されたファイバケーブルを固定するよう構成されたファイバケーブル固定機構をさらに具備する。
【0024】
具体的には、ファイバケーブル固定機構は、アダプタホルダ内に設けられたリング状取付け部材を具備する。そして、ファイバケーブルは、リング状取付け部材にしっかりと固定される。
【0025】
上述したことから明白であるように、本発明は、少なくとも以下の利点を有する。すなわち、本発明は、ファイバアダプタ、入力光ファイバコネクタ、出力光ファイバコネクタ、及びシャッタが設けられたアダプタホルダを具備する光ファイバコネクタ組立体を提供する。特に、本発明は、光ファイバコネクタ組立体に導入されたファイバアダプタのインタフェース用の防護装置を提供する。ファイバアダプタのインタフェース用の防護装置は、ファイバアダプタのインタフェースを開位置又は閉位置に安定して保持するように、特に入力光ファイバコネクタから放射された光ビームを遮断するためにシャッタを閉位置にロックするように、従来のファイバアダプタ内にシャッタをロックするよう構成される。この結果、入力光ファイバコネクタからの光ビームの漏れを効果的に防止するので、潜在的な安全上の問題を回避する。さらに、本発明に係る防護装置は、ファイバアダプタ及び入力光ファイバコネクタ間の係合解除を防止する固定機構を提供する。本発明に係る防護装置によれば、入力光ファイバコネクタを通って挿入されるファイバケーブルをしっかりと固定することができる。
【0026】
上述及び他の目的、本発明の特徴及び利点は、添付図面と併用して実施形態の以下の説明から明白となり、容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の好適な一実施形態に係る、パネル上に配置された光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。
【図2】出力光ファイバコネクタを固定する固定機構を示す、図1の部分拡大図である。
【図3】パネル上に設けられた光ファイバコネクタ組立体を示す、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体の別の概略図である。
【図4】シャッタが開位置に位置した状態の、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体における、シャッタを具備するアダプタホルダの概略図である。
【図5】シャッタが閉位置に位置した状態の、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体における、シャッタを具備するアダプタホルダの別の概略図である。
【図6】アダプタホルダがその内部に光ファイバアダプタを具備する、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体における、シャッタを具備するアダプタホルダの拡大図である。
【図7】好適な実施形態に係るシャッタロックユニットの構成を明瞭に示すためにカバーがロックユニット室から分離された、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体における、シャッタを具備するアダプタホルダの別の拡大図である。
【図8】好適な実施形態に係るシャッタロックユニットの内部構成を明瞭に示すためにカバーが省略された、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体における、シャッタを具備するアダプタホルダのさらに別の拡大図である。
【図9】シャッタが閉位置の、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体、すなわち、入力光ファイバ、ファイバアダプタ、及びシャッタを具備するアダプタホルダの組立状態を示す概略図である。
【図10】シャッタが開位置の、本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体、すなわち、入力光ファイバ、ファイバアダプタ、及びシャッタを具備するアダプタホルダの組立状態を示す別の概略図である。
【図11】本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体の概略図である。
【図12】本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体の別の概略図である。
【図13】本発明の好適な一実施形態に係る位置決め部材の概略図である。
【図14】本発明の好適な一実施形態に係る案内部材の概略図である。
【図15】本発明の好適な別の実施形態に係る位置決め部材及び配置スロットの係合を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照して、本発明の典型的な実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は、異なる多くの形態で実施することができ、本明細書に説明された実施形態に限定するものとして解釈すべきでない。むしろ、実施形態は、本発明が完全且つ徹底的となるように提供されるものであり、当業者に対して本発明の概念を十分に伝えるものである。
【0029】
図1ないし図11は、本発明に係る光ファイバコネクタ組立体を示す。図1ないし図3は、特定の一用途での光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。図4ないし図8は、本発明に係る光ファイバコネクタ組立体におけるシャッタを具備するアダプタホルダを示す概略図である。これらの図において、シャッタは開位置又は閉位置に位置する。図9ないし図12は、光ファイバコネクタ組立体の各部品間の組立関係を示す図である。
【0030】
最初に、図1ないし図3を参照すると、本発明に係る光ファイバコネクタ組立体は、ファイバー・トゥー・ザ・ホーム(FTTH)用途で適用できる。本発明に係る光ファイバコネクタ組立体は、壁の内側の光ファイバコネクタ及び壁の外側の光ファイバコネクタを接続するために、壁等の屋内設備に内蔵されるパネル9に実装されるのが通常である。図1に示されるように、本発明に係る光ファイバコネクタ組立体は、光ファイバケーブル6を有する入力光ファイバコネクタ4、出力光ファイバコネクタ5、入力光ファイバコネクタ4を出力光ファイバコネクタ5に結合するためのファイバアダプタ40、開口10を有するアダプタホルダ1を主に具備する。ファイバアダプタ40は、パネル9に実装されるアダプタホルダ1内に配置される。出力光ファイバコネクタ5は、入力光ファイバコネクタ4と接続すなわち結合するために、ファイバアダプタ40のインタフェース内にアダプタホルダ1の開口10を通って挿入される。本発明によれば、光ファイバコネクタ組立体は、ファイバアダプタのインタフェース用の防護装置をさらに具備する。具体的には、防護装置は、シャッタ2及びシャッタロックユニット3を具備する。シャッタ2は、インタフェースを開位置及び閉位置に切り換えることができるように、ファイバアダプタのインタフェースで作動するよう設けられる。シャッタ2は、シャッタ2が閉位置に位置する際に、入力光ファイバコネクタ4から放射される光ビームを少なくとも遮断する。シャッタ2が開位置に位置する際には、入力光ファイバコネクタ4は、ファイバアダプタのインタフェース内に挿入することができる。シャッタロックユニット3は、開位置又は閉位置にシャッタを選択的にロックするよう構成される。本発明の好適な一実施形態によれば、シャッタ2は、アダプタホルダ1上に設けられ、アダプタホルダ1の開口10及びファイバアダプタ40(図6参照)の開口内に収容されたインタフェースを覆うよう構成される。従って、シャッタロックユニット3は、アダプタホルダ1上に設けられると共に、シャッタ2を開位置又は閉位置に選択的にロックするよう構成される。別の一実施形態において、防護装置は、ファイバアダプタ40内に直接設けられてもよい。このため、本発明によれば、光ファイバコネクタ組立体において、ファイバアダプタのインタフェース用の防護装置は、ファイバアダプタのインタフェースを開位置又は閉位置に安定して保持するように、特に入力光ファイバコネクタから放射された光ビームを遮断するためにシャッタを閉位置に安定してロックするように、従来のファイバアダプタ内にシャッタをロックするよう構成される。この結果、入力光ファイバコネクタからの光ビームの漏れを効果的に防止するので、使用者の潜在的な安全上の問題を回避する。
【0031】
本発明によれば、上述した防護装置において、シャッタロックユニット3は、位置決め部材31及びロック機構を具備する。具体的には、位置決め部材31は、シャッタ2に作用することにより、シャッタ2の動作を制限するよう構成される。ロック機構は、位置決め部材31をロック及びロック解除するよう構成される。位置決め部材31が開放位置でロック解除されると、シャッタ2は自由に開閉することができる。位置決め部材31がロック位置でロックされると、シャッタ2は開位置又は閉位置にロックされる。
【0032】
本発明の好適な一実施形態によれば、図4及び図5に示されるように、シャッタ2は、アダプタホルダ1の外部に設けられると共に、開位置(図4参照)及び閉位置(図5参照)間を回転する。開位置においては、出力光ファイバコネクタ5の挿入を可能にするように、開口10及びファイバアダプタ40のインタフェースが開く。閉位置においては、開口10及びファイバアダプタ40のインタフェースが閉鎖される。ここで、図4は、開位置まで回転したシャッタ2を示し、図5は、閉位置まで回転したシャッタ2を示す。図8には、シャッタ回転機構が示される。シャッタ回転機構は、シャッタ2の一辺に設けられた回転軸23と、内部に回転軸23を受容するためにアダプタホルダ1内に設けられた回転軸穴13と、回転軸23に設けられると共にシャッタ2に対して弾性的に作用する第3弾性要素36とを具備する。好適には、第3弾性要素36はトーションばねである。第3弾性要素36は、シャッタ2が閉位置に位置する際にシャッタ2を弾性的に付勢する。シャッタ2を開位置へ回転させるために、シャッタ2に作用する第3弾性要素36の弾性力が弱められる。対照的に、シャッタ2が開位置から閉位置に戻されると、第3弾性要素36の弾性力は開位置から閉位置への回転運動に寄与する。好適な別の実施形態において、シャッタ2は、アダプタホルダ1の開口10及びファイバアダプタ40のインタフェースを閉鎖する限り、確かに、任意の他の適当な形態をとることができし、逆も同様である。例えば、シャッタ2は、アダプタホルダ1の開口10及びファイバアダプタ40のインタフェースを開閉するために、回転運動の代わりに変位移動を導入してもよい。
【0033】
本発明によれば、防護装置内のシャッタロックユニット3は、アダプタホルダ1内に設けられており、シャッタ2を開位置又は閉位置に選択的にロックするよう構成される。特に、シャッタロックユニット3は、位置決め部材31及びロック機構を具備する。具体的には、位置決め部材31は、シャッタ2に作用することにより、シャッタ2の動作を制限するよう構成される。ロック機構は、位置決め部材31をロック及びロック解除するよう構成される。位置決め部材31が開放位置でロック解除されると、シャッタ2は、自由に開閉することができる。位置決め部材31がロック位置でロックされると、シャッタ2は開位置又は閉位置にロックされる。特に、シャッタ2がアダプタホルダ1に軸支される好適な実施形態において、位置決め部材31が開放位置に配置されると、シャッタ2は開位置および閉位置間を自由に回転することができる。位置決め部材31がロック位置に配置されると、シャッタ2の回転運動は位置決め部材31により制限される。このため、シャッタ2は、開位置又は閉位置でロックされる。
【0034】
本発明によれば、ロック機構は、好適には配置スロットとなるよう構成される。位置決め部材31は、配置スロット内で移動可能に実装される。配置スロットは、配置部及び案内部を具備する。位置決め部材31は、案内部及び配置部間を移動可能であり、配置部でロックすることができる。
【0035】
本発明において、位置決め部材31の及びロックユニット3のロック機構の構造は、上述した典型的な実施形態に限定されず、位置決め部材31が開放位置及びロック位置間で切り換えることができる限り、形態及び構成を変えることができる。
【0036】
好適には、本発明の好適な一実施形態によれば、位置決め部材31及びロックユニット3のロック機構の好適な設計形状が、図6ないし図8に示される。特に、図7を参照すると、ロック機構は、位置決め部材31に弾性力を及ぼす第1弾性要素32と、位置決め部材31の移動を制限するよう構成されたほぼL形状の配置スロット33とを具備する。L形状配置スロット33の長い側331は案内部として使用されるのに対し、L形状配置スロット33の短い側332は配置部として使用される。
【0037】
第1弾性要素32の弾性力に抗してL形状配置スロット33の短い側332へ押圧すると、位置決め部材31は開放位置に配置され、シャッタ2は自由に回転することが可能になる。第1弾性要素32の弾性力により短い側332から離れたL形状配置スロット33の長い側331の一端に位置決め部材31が移動すると、位置決め部材31はロック位置へ移動するので、シャッタ2の開閉は制限される。
【0038】
具体的には、図6ないし図8に示されるように、アダプタホルダ1は、シャッタロックユニット3が配置されるロックユニット室39と、ロックユニット室39を覆うカバー38とを有する。L形状配置スロット33はカバー38に形成され、位置決め部材31及び第1弾性要素32はロックユニット室39内に設けられる。好適な実施形態において、位置決め部材31は、ピン形状位置決め部材となるよう構成される。ピン形状位置決め部材は、その横から突出する押圧ロッド部310を有する。好適な実施形態において、押圧ロッド部310は、カバー38のL形状配置スロット33内に配置される。位置決め部材31の移動は押圧ロッド部310の操作により実行されるのに対し、位置決め部材31の位置決めはカバー38のL形状配置スロット33と押圧ロッド部310の係合により達成される。押圧ロッド部310が短い側332から離れたL形状配置スロット33の長い側331の一端に制限されると、位置決め部材31は、第1弾性要素32の弾性効果に対抗することにより、ロック位置に位置決めされる。押圧ロッド部310がL形状配置スロット33の短い側332に制限されると、位置決め部材31は、第1弾性要素32の弾性効果に対抗することにより、開放位置に位置決めされる。特に、図7に示されるように、位置決め部材31がロック位置に位置決めされると、位置決め部材31の一端は、アダプタホルダ1のロックユニット室39から延びると共にシャッタ2の回転運動に干渉するので、シャッタ2を開位置又は閉位置にロックする。対照的に、図8を参照すると、位置決め部材31が開放位置に位置決めされると、位置決め部材31の一端はアダプタホルダ1のロックユニット室39内に後退し、シャッタ2の回転運動に干渉しなくなり、シャッタ2のロックを解除する。この結果、シャッタ2は、開位置及び閉位置間を自由に回転できる。さらに、好適には溝22がシャッタ2に形成され、位置決め部材31は溝22内に移動させられるので、シャッタ2の回転運動を制限する。L形状配置スロット33及び押圧ロッド部310の係合により、位置決め部材31の位置決め及び移動が達成される限り、別の実施形態では、位置決め部材31及びその押圧ロッド部310も2個の独立した要素であってもよい。好適には、第1弾性要素32はコイルばねである。
【0039】
防護装置を使用している間、作業者は、押圧ロッド部310をL形状配置スロット33の短い側332内に押圧し、すなわち、位置決め部材31を開放位置に位置決めするので、シャッタ2のロックを開放する。他方、シャッタ2が閉位置から開位置に自動的に回転する際に位置決め部材31を開放位置からロック位置に戻すために、本発明に係るロックユニットは、シャッタ2を開位置又は閉位置にロックするように、位置決め部材31を開放位置からロック位置に案内するよう構成された案内機構をさらに具備する。特に、図6ないし図8に示されるように、案内機構は、アダプタホルダ1に設けられた可動案内部材34と、案内部材34に弾性力を及ぼす第2弾性要素35と、シャッタ2に形成されると共に案内部材34の案内を駆動するよう構成されたアクチュエータ21とを具備する。シャッタ2が閉位置から開位置まで回転すると、シャッタ2に形成されたアクチュエータ21は案内部材34を駆動して第2弾性要素35の弾性力に抗して移動するのに対し、案内部材34は位置決め部材31を短い側332からL形状配置スロット33の長い側331まで案内する。その後、位置決め部材31は、第1弾性要素32の弾性効果により、短い側332から離れたL形状配置スロット33の長い側331の一端に戻る。この結果、位置決め部材31は、開放位置からロック位置まで移動するので、シャッタ2を開位置にロックする。
【0040】
本発明の好適な一実施形態によれば、案内部材34は楔部340を有する。楔部340が位置決め部材31と接触するようになると、案内部材34は、位置決め部材31をL形状配置スロット33の短い側332から長い側331まで案内する。好適な本実施形態において、案内部材34は、楔部340を有するピン形状部材となるよう構成され、楔部340は、案内部材34の横から突出する。このため、位置決め部材31の押圧ロッド部310に対するL形状配置スロット33の短い側332の制限は、位置決め部材31がL形状配置スロット33の長い側331に戻ることができるように除去できる。そして、第1弾性要素32の弾性力の下では、位置決め部材31自体は、開放位置からロック位置に自動的に移動し、シャッタ2を閉位置又は開位置にロックする。すなわち、位置決め部材31は、外部から手動操作することなく、案内機構の案内及び第1弾性要素32の弾性力により、自力で開放位置からロック位置まで移動できる。
【0041】
図13は、本発明の好適な一実施形態、すなわち位置決め部材31がアダプタホルダ1に軸支された実施形態に係る位置決め部材31を示す概略図である。位置決め部材31は、ピン形状の本体部と、ピン形状の本体部の横から突出する押圧ロッド部310とを有する。さらに、位置決め部材31は、シャッタ2の動作を制限するようにシャッタ2の溝22と係合するようになっている配置面311をさらに有する。図14は、本発明の好適な一実施形態に係る案内部材34を示す概略図である。ここで、案内部材34は、本体部と、本体部の横から突出する楔部340とを有する。
【0042】
本発明によれば、ロックユニット3のロック構造及び位置決め部材31は、他の様々な形態をとってもよい。例えば、図15は、本発明の好適な別の実施形態に係る、配置スロット及び位置決め部材の係合を示す簡略化した図である。具体的には、配置スロット33aは、2本の交差アーム332aが配置部332aとして示され、直立アーム331aが案内部331aとして示され、位置決め部材31a(図示せず)が突出したハンドル310aを有するほぼ直線形状をなし、突出したハンドル310aが案内部331aから配置スロット33aの配置部332aに移動する際にシャッタ2が開位置又は閉位置にロックされる、逆「コ」構造33aを少なくとも有する。このため、図15の好適な実施形態において、ロック位置及び開放位置間の位置決め部材31aの切り換え動作は、自動で実施される態様の代わりに手動で実行されるべきである。また、ロックユニットは、上述の例に限定されず、位置決め部材31がロック機構によりロック位置及び開放位置にロックできる限り、他の適当な形態をとってもよい。
【0043】
特に、図9は、入力光ファイバコネクタ4、ファイバアダプタ40、及びシャッタ2を有するアダプタホルダ1が一緒に組み立てられ、シャッタ2が閉位置に位置する組立後の光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。図10は、入力光ファイバコネクタ4、ファイバアダプタ40、及びシャッタ2を有するアダプタホルダ1が一緒に組み立てられ、シャッタ2が開位置に位置する組立後の別の光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。図11は、入力光ファイバコネクタ4、ファイバアダプタ40、出力光ファイバコネクタ5、及びシャッタ2を有するアダプタホルダ1が一緒に組み立てられた本発明の好適な一実施形態に係る光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。図12は、入力光ファイバコネクタ4、ファイバアダプタ40、出力光ファイバコネクタ5、及びシャッタ2を有するアダプタホルダ1が一緒に組み立てられた本発明の好適な一実施形態に係る別の光ファイバコネクタ組立体を示す概略図である。
【0044】
ファイバアダプタのインタフェース用の上述した防護装置において、シャッタロックユニットは、従来の方法でシャッタを閉位置又は開位置にロックする。本発明に係るファイバアダプタのインタフェース用の防護装置は、開位置又は閉位置にファイバアダプタのインタフェースを安定して保持するため、特に、入力光ファイバコネクタからの光ビームの漏れを効果的に防止するように入力光ファイバコネクタから放射される光ビームを遮断するようシャッタを閉位置にロックするために、従来技術のファイバアダプタでシャッタをロックする。これにより、使用者の潜在的な安全上の問題を回避する。
【0045】
本発明によれば、光ファイバコネクタ組立体は、アダプタホルダ1に設けられると共に出力光ファイバコネクタ5を固定するよう構成された固定機構8をさらに具備する。固定機構8は、アダプタホルダ1に設けられ、ファイバアダプタ40に出力光ファイバコネクタ5を固定するよう構成される。好適な実施形態によれば、図2に示されるように、固定機構8は、固定フック81及び制限リブ82を具備する。固定フック81は、出力光ファイバコネクタ5が開口10から外れないようにするために、開口10に面するシャッタ2の内面に設けられると共に、シャッタ2の回転軸23から離れて位置する。1対の制限リブ82は、出力光ファイバコネクタ5の接続部の変位及び緩みを防止するために、開口10に面するシャッタ2の内面にそれぞれ設けられると共に、出力光ファイバコネクタ5の両側部に位置する。従って、本発明に係るファイバアダプタのインタフェース用の防護装置は、入力光ファイバコネクタ4及び出力光ファイバコネクタ5を取付けるように、出力光ファイバコネクタが固定される固定機構を採用する。
【0046】
さらに、本発明に係るファイバアダプタのインタフェース用の防護装置は、ファイバケーブル固定機構7をさらに具備する。図12に示されるように、ファイバケーブル固定機構7は、アダプタホルダ1の内部に設けられると共に、ファイバアダプタ40に結合されたファイバケーブル6を固定するよう構成される。本発明の好適な一実施形態によれば、ファイバケーブル固定機構7は、アダプタホルダ1に配置されたリング状取付け部材7になるよう構成される。入力光ファイバ40に結合されたファイバケーブル6は、リング状取付け部材7に固定される。
【0047】
いくつかの例示的実施形態を図示し説明したが、当業者であれば、本発明の原理及び真髄から逸脱することなく、これらの実施形態に種々の変更を加えることができることを理解するであろう。よ。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその等価物で定義される。
【符号の説明】
【0048】
1 アダプタホルダ
2 シャッタ
3 シャッタロックユニット
4 入力光ファイバコネクタ
5 出力光ファイバコネクタ
6 ファイバケーブル
7 ファイバケーブル固定機構(リング状取付け部材)
8 固定機構
81 固定フック
82 制限リブ
13 回転軸穴
21 アクチュエータ
22 溝
23 回転軸
31 位置決め部材
31a 位置決め部材
310 押圧ロッド部
310a ハンドル
32 第1弾性要素
33 配置スロット(L形状配置スロット)
331 長い側
331a 案内部
332 短い側
332a 配置部
33a 配置スロット
34 案内部材
340 楔部
35 第2弾性要素
36 第3弾性要素
38 カバー
39 室
40 ファイバアダプタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力光ファイバコネクタを出力光ファイバコネクタに接続するのに使用されるファイバアダプタ用の防護装置であって、ファイバアダプタのインタフェースの外側に動作可能に設けられて前記インタフェースを開位置及び閉位置に切り換えることができるシャッタと、シャッタロックユニットとを具備し、
前記シャッタは、前記閉位置に位置する際に、前記入力光ファイバコネクタから放射される光ビームを少なくとも遮断し、
前記シャッタロックユニットは、前記シャッタを前記開位置又は前記閉位置に選択的にロックするよう構成されることを特徴とする防護装置。
【請求項2】
前記シャッタロックユニットは、前記シャッタを前記開位置又は前記閉位置に配置させるよう構成された位置決め部材と、該位置決め部材をロック及びロック解除するためのロック機構とをさらに具備し、
前記位置決め部材が開放位置でロック解除されると、前記シャッタは自由に開閉することができ、
前記位置決め部材がロック位置でロックされると、前記シャッタは前記開位置又は前記閉位置にロックされることを特徴とする請求項1記載の防護装置。
【請求項3】
前記ロック機構は、前記位置決め部材が移動可能に実装される配置スロットを具備し、
前記配置スロットは、配置部及び案内部を具備し、
前記位置決め部材は、前記案内部及び前記配置部間を移動可能である共に、前記配置部にロックできることを特徴とする請求項2記載の防護装置。
【請求項4】
前記防護装置は、前記アダプタを保持するよう構成されたアダプタホルダをさらに具備し、
前記アダプタホルダには、前記シャッタ及び前記シャッタロックユニットの双方が配置されることを特徴とする請求項3記載の防護装置。
【請求項5】
前記ロック機構は、前記位置決め部材に弾性力を及ぼす第1弾性要素をさらに具備し、
前記配置スロットはほぼL形状を有し、
前記L形状配置スロットの長い側は案内部として使用されるのに対し、前記L形状配置スロットの短い側は配置部として使用され、
前記位置決め部材が前記L形状配置スロットの前記短い側に位置すると、前記位置決め部材が前記開放位置に位置決めされると共に、前記シャッタは自由に回転でき、
前記第1弾性要素の弾性力によって前記L形状配置スロットの前記短い側から離れた前記長い側の一端まで前記位置決め部材が移動すると、前記位置決め部材が前記ロック位置に配置され、この結果、前記シャッタの回転運動が制限されることを特徴とする請求項3又は4記載の防護装置。
【請求項6】
前記シャッタロックユニットは、前記シャッタを前記開位置又は前記閉位置にロックするように、前記シャッタが前記閉位置から前記開位置に回転する際に前記開放位置から前記ロック位置まで前記位置決め部材を案内するよう構成された案内機構をさらに具備することを特徴とする請求項5記載の防護装置。
【請求項7】
前記案内機構は、前記アダプタホルダ上に移動可能に設けられた案内部材と、該案内部材に弾性力を及ぼす第2弾性要素と、前記シャッタに形成されて前記案内部材を駆動するよう構成されたアクチュエータとを具備し、
前記シャッタが前記閉位置から前記開位置に回転すると、前記シャッタの前記アクチュエータは、前記第2弾性要素の弾性力に抗して前記L形状配置スロットの前記短い側から前記長い側に案内部材を駆動し、次に、前記位置決め部材は、前記第1弾性要素の弾性力の下で、前記短い側から離れた前記L形状配置スロットの前記長い側の一端に戻り、この結果、前記位置決め部材は、前記シャッタを前記開位置にロックするように、前記開放位置から前記ロック位置まで駆動されることを特徴とする請求項6記載の防護装置。
【請求項8】
前記案内部材は楔部を有し、
前記案内部材は、前記楔部が前記位置決め部材に接触するようになると、前記L形状配置スロットの前記短い側から前記長い側まで前記位置決め部材を案内することを特徴とする請求項7記載の防護装置。
【請求項9】
前記アダプタホルダは、前記シャッタロックユニットが配置される室と、該室を覆うカバーとを有し、
前記L形状配置スロットは前記カバー上に形成され、
前記位置決め部材は、前記カバーの前記L形状配置スロットに配置されると共に前記位置決め部材を作動させるよう構成された押圧ロッド部を有することを特徴とする請求項8記載の防護装置。
【請求項10】
前記L形状配置スロットの少なくとも一部は、2本のアームが前記配置部として使用され、前記2本のアーム間のスロットが前記案内部として使用される逆「コ」形状を有し、
前記位置決め部材は、該位置決め部材上に突出したハンドルを有するほぼ直線形状を有し、
前記シャッタは、前記突出したハンドルが前記案内部から前記配置スロットの前記配置部まで移動する際に、前記開位置又は前記閉位置にロックされることを特徴とする請求項3又は4記載の防護装置。
【請求項11】
前記防護装置は、前記アダプタホルダに対して前記シャッタが回転可能なシャッタ回転機構をさらに具備し、
前記シャッタ回転機構は、前記シャッタの一辺に設けられた回転軸と、前記アダプタホルダ上に設けられると共に前記回転軸が配置された回転軸穴と、前記回転軸に設けられると共に前記シャッタに弾性力を及ぼす第3弾性要素とを具備することを特徴とする請求項9記載の防護装置。
【請求項12】
前記シャッタは、該シャッタの回転移動を制限するために、前記位置決め部材が移動可能に押圧される溝を有することを特徴とする請求項11記載の防護装置。
【請求項13】
前記防護装置は、前記アダプタホルダに設けられると共に前記出力光ファイバコネクタを固定するよう構成された固定機構をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の防護装置。
【請求項14】
前記固定機構は、前記シャッタの前記回転軸の末端の前記シャッタの内面に設けられた固定フックと、前記シャッタの前記内面に設けられると共に前記出力光ファイバコネクタの両側に配置された制限リブとをさらに具備することを特徴とする請求項13記載の防護装置。
【請求項15】
前記防護装置は、前記アダプタホルダの内側に設けられると共に前記入力光ファイバコネクタを通って挿入されたファイバケーブルを固定するよう構成されたファイバケーブル固定機構をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の防護装置。
【請求項16】
前記ファイバケーブル固定機構は、前記アダプタホルダ内に設けられたリング状取付け部材を具備し、
前記ファイバケーブルは、前記リング状取付け部材にしっかりと固定されることを特徴とする請求項15記載の防護装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2013−516641(P2013−516641A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546539(P2012−546539)
【出願日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【国際出願番号】PCT/IB2010/056052
【国際公開番号】WO2011/080680
【国際公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(508079120)タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド (12)
【Fターム(参考)】