フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション
【課題】フィットネスモニタリングを提供するためのプログラム製品、方法およびシステムを提供する。
【解決手段】フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法は:1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプランを定義し、1つ以上の非有酸素トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義する工程と;トレーニングカレンダーにおける非有酸素トレーニングプラン及び有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;フィットネスモニタリング装置のユーザーに対し、有酸素トレーニングプラン及び非有酸素トレーニングプランを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む。
【解決手段】フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法は:1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプランを定義し、1つ以上の非有酸素トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義する工程と;トレーニングカレンダーにおける非有酸素トレーニングプラン及び有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;フィットネスモニタリング装置のユーザーに対し、有酸素トレーニングプラン及び非有酸素トレーニングプランを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してフィットネスモニタリングに関する。詳しくは、本発明は、フィットネスモニタリングを提供するためのプログラム製品、方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
運動は、健康的なライフスタイル及び個人の幸福を維持する上で重要である。よって、多くの個人が運動プログラムへの参加を望んでいる。最も成功する運動プログラムは、個人のフィットネスレベルに合わせた、個人が1つ以上の特定のフィットネス目標または運動目標を達成するのを支援する目的のものである。
【0003】
個人が自分のフィットネスレベル及び特定のフィットネス目標または運動目標にとって適切な運動プログラムを開発する場合に、スポーツトレーナーやその他の運動及びフィットネスの専門家に支援してもらうことができる。しかし、このような専門家の雇用は高額であり得る。更に、多くの個人が忙しいスケジュールであることが、運動及びフィットネスの専門家と日常的に会うための時間を確保することを困難にしている。よって、多くの個人が、運動及びフィットネスの専門家のサービスの利用を見送り、例えば自分のフィットネスレベルに合わせた運動プログラムから得られ得る利益を得ることができないでいる。
【0004】
技術がもたらしたのが、運動(ワークアウト)中にユーザーから得られたパフォーマンス情報を更なる分析のために離れたコンピュータに送信できるシステム、及びユーザー向けにトレーニング活動のスケジュールを作成できるシステムの開発である。これらのシステムはしばしば、ユーザーが自分の過去のパフォーマンスデータを検討し、未来のトレーニング活動をスケジューリングすることを可能とするユーザーインターフェースを提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
必要なのは、アスリートが、とりわけ自分の向上を評価するために過去のパフォーマンスから生成されたデータをもっとうまく利用すること、未来の活動をスケジューリングし目標を設定すること、他の者とパフォーマンスデータを共有すること、モチベーションを保ち続けること、及び/または現在のフィットネスレベル及び目標にふさわしい強度での運動ができることを可能にするであろう、フィットネスモニタリングを提供するための改善されたプログラム製品、方法及びシステムである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動を含む有酸素ベースのトレーニングプラン及び1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースのトレーニングプランを定義する工程と;トレーニングカレンダーにおける非有酸素トレーニングプラン及び有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;フィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータにおいて、ユーザーに対し、有酸素トレーニングプラン及び非有酸素トレーニングプランを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法に関する。1つの実施形態において、該方法は、ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供する工程を含む。別の実施形態において、該方法は、ユーザーに対して有酸素トレーニング活動及び非有酸素トレーニング活動ついてのコーチングを提供する工程を含む。別の実施形態において、該方法は、ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのコーチングを提供する工程を含む。
【0007】
別の実施形態において、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングするための有形コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのプロセッサに:1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動を含む有酸素ベースのトレーニングプラン及び1つ以上の強度ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースのトレーニングプランの定義と;有酸素トレーニング活動のスケジューリングに基づいた強度トレーニング活動の実行のスケジューリングと;ユーザーに対する有酸素トレーニング活動及び強度トレーニング活動を含むスケジュールのフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータでのグラフィック表示の提供と;を行わせるための、記録されたコンピュータプログラムロジックを有するコンピュータ読み取り可能媒体を含む。
【0008】
更に別の実施形態において、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法は:ユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;選択されたトレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングする工程であって、第1トレーニング活動が、第1抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要求する、工程と;第1トレーニング活動の完了後に第1抵抗目標についての入力をユーザーから受信する工程と;受信されたユーザー入力に基づいて第2トレーニング活動の第2抵抗目標を定義する工程と;を含む。
【0009】
別の実施形態において、アスリートのための運動ルーチンを生成する方法は:ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータからトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;ポータブルフィットネスモニタリング装置からアスリートに関連するパフォーマンス情報を受信する工程と;選択されたトレーニングカテゴリー及びパフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する工程であって、第1のスケジューリングされたトレーニング活動が有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動が抵抗目標を含む、工程と;ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/または例えばパーソナルコンピュータにスケジュールを送信する工程と;を含む。該方法の工程の各々は、少なくとも1つのプロセッサを使用して実行されて良い。
【0010】
実施形態は、ポータブルフィットネスモニタリング装置、及びポータブルフィットネスモニタリング装置から離れていても良いコンピュータのうちの片方または両方においてトレーニングプランを作成及びスケジューリングするシステム及び方法を含み得る。
【0011】
実施形態は、サーバ並びに該サーバと通信している1つ以上のフィットネスモニタリング装置及びセンサを含み得る。1つ以上のフィットネスモニタリング装置及びセンサは、お互いに通信しても良く、トレーニングプランを作成及びスケジューリングするためにトレーニングモジュールと通信しても良い。
【0012】
本発明の更なる実施形態、特徴及び技術的優位性、並びに本発明の多様な実施形態の構成及び操作については、添付の図面を参照しながら以下に詳しく述べる。
【0013】
添付の図面は、組み込まれて本明細書の一部をなすが、例として本発明を説明するが限定を目的とするものではなく、また、記述と共に本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作成及び使用することを可能にするのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施形態に従った活動に従事するアスリートの図である。
【0015】
【図2】図2は、本発明の実施形態に従った活動に従事するアスリートの図である。
【0016】
【図3】図3は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置のコンポーネントのブロック図である。
【0017】
【図4】図4は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置のコンポーネントのブロック図である。
【0018】
【図5】図5は、本発明の実施形態に従ったサーバと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置の図である。
【0019】
【図6】図6は、本発明の実施形態に従ったサーバと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置の図である。
【0020】
【図7A】図7Aは、本発明の実施形態に従った、1人のアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置が別のアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置と通信している図である。
【0021】
【図7B】図7Bは、本発明の実施形態に従った、ベースステーションと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置を有する個体のグループの図である。
【0022】
【図8】図8は、本発明の実施形態に従ったサーバの例示的なソフトウェア構成のブロック図である。
【0023】
【図9】図9は、本発明の実施形態に従ったサーバの例示的なソフトウェア構成のブロック図である。
【0024】
【図10】図10は、本発明の実施形態に従ったトレーニングカテゴリーを選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0025】
【図11】図11は、本発明の実施形態に従ったトレーニングカテゴリーを選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0026】
【図12】図12は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0027】
【図13】図13は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0028】
【図14】図14は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0029】
【図15】図15は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0030】
【図16】図16は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0031】
【図17】図17は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0032】
【図18】図18は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0033】
【図19】図19は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0034】
【図20】図20は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0035】
【図21】図21は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0036】
【図22】図22は、本発明の実施形態に従った、運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0037】
【図23】図23は、本発明の実施形態に従った、運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0038】
【図24】図24は、本発明の実施形態に従った運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0039】
【図25】図25は、本発明の実施形態に従ったユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0040】
【図26】図26は、本発明の実施形態に従ったユーザーの運動スケジュールを図示する例示的なGUIウィンドウである。
【0041】
【図27】図27は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0042】
【図28】図28は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0043】
【図29】図29は、本発明の実施形態に従った実際に完了した運動のデータのユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0044】
【図30】図30は、本発明の実施形態に従った実際に完了した運動のデータのユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0045】
【図31】図31は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0046】
【図32】図32は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0047】
【図33】図33は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0048】
【図34】図34は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0049】
【図35】図35は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置及びトレーニングモジュールがゲームシステムと通信している図である。
【0050】
【図36】図36は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置及びトレーニングモジュールがフィットネスマシンと通信している図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、添付の図面に例示される実施形態を参照しながら本発明を詳細に説明する。「1つの実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」等というときは、記載された実施形態が特定の特徴、構造または特性を含み得るが、全ての実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造または特性を含み得るわけではないことを示す。また、このような語句が必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。また、特定の特徴、構造または特性がある実施形態に結び付けて記載された場合、はっきり記載されてあるか否かにかかわらず、他の実施形態と結びつけることによりそのような特徴、構造または特性に影響を与えることは、当業者の知識の範囲内であることを示している。
【0052】
また、用語「ユーザー」は、身体活動を行うアスリートを含み得る一方で、目的の身体活動を行うアスリート以外のユーザーに言及するためにも本明細書において使用され得る。言い換えれば、アスリート−ユーザーに加えてその他のユーザー、例えばコーチ、友人、家族等も、本発明のシステム及び方法と相互に作用することができて良い、いくつかの実施形態において、ユーザーはアスリートであって良い。
【0053】
一般的に、本発明の方法、システム及びプログラム製品は、アスリートに対してフィットネスモニタリングを提供するために使用され得る。本発明の少なくともいくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置とコンピュータサーバシステムが相互に作用してフィットネスモニタリング方法を提供し得る。
【0054】
1つの実施形態において、アスリートは身体活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置を利用し得る。別の実施形態において、アスリートは身体活動前、身体活動中、及び/または身体活動後にコンピュータサーバシステムと相互に作用し得る。
【0055】
ポータブルフィットネスモニタリング装置は、アスリートの身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定し、活動中にアスリートに対しフィードバックを提供し、サーバシステムに情報を送り、及び/またはサーバシステムから情報を受信するように適合され得る。サーバシステムは、アスリートの活動に関連するパフォーマンス情報を処理し、身体活動前、身体活動中、及び/または身体活動後にアスリートに対しフィードバックを提供し、ポータブルフィットネスモニタリング装置に情報を送り、及び/またはポータブルフィットネスモニタリング装置から情報を受信するように適合され得る。1つの実施形態において、アスリートの身体活動に関連するパフォーマンスパラメータは、リアルタイムまたは実質的にリアルタイムに権限のある個人(例えばコーチ)が受信する及び見ることができる。この情報に基づき、コーチは活動中にアスリートに対してフィードバックを提供することもできる。
【0056】
1つの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置とコンピュータサーバシステムは、無線広域ネットワークを通じて相互に作用して良い。別の実施形態において、サーバシステムは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置を通じてアスリートに情報を示して良い。更なる実施形態において、サーバシステムは、リモートコンピュータ(ポータブルフィットネスモニタリング装置であってもなくても良い)を通じてユーザー(アスリートであってもなくても良い)に情報を示して良い。
【0057】
本発明の1つの例示的な実施形態において、アスリートは、ポータブルフィットネスモニタリング装置及びサーバシステムと以下に述べる通りに様々な方法で及び様々な時に相互作用して良い。
【0058】
まず、身体活動に従事する前に、アスリートは、遠隔設置されたパーソナルコンピュータから、サーバが提供するウェブサイトにアクセスして良い。遠隔設置されたパーソナルコンピュータに配置されたアスリートは、見込まれる身体活動のプランニング及びスケジューリングを行うためにウェブサイトを使用して良い。あるいは、アスリートは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からウェブサイトにアクセスすることにより、見込まれる身体活動のプランニング及びスケジューリングを行って良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して、例えばモバイルアプリケーションまたは「アプリ(app)」等として比較的小さなスクリーンに表示するために最適化して良い。理解されるであろうが、ユーザーは、例えばアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置上のアイコンを選択することにより、プランニング、スケジューリング及びフィットネスモニタリング方法のモバイルアプリケーションを選択して良い。例えば、アイコン上でのユーザーのタッチまたはタッチジェスチャーが、アプリケーションを開始し得る。
【0059】
次に、アスリートは、ポータブルフィットネスモニタリング装置を利用しながら、プランニング及びスケジューリングされた活動に従事して良い。あるいは、アスリートは、プランニングもスケジューリングもされていない活動に従事して良い。活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置は、アスリートの身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定し、活動中にアスリートに対してフィードバックを提供して良い。活動中にアスリートに提供されるフィードバックのうちのいくつかは、活動前または活動中にサーバから受信した情報に依存し得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置は、活動前、活動中または活動後にアスリートのパフォーマンスに関する情報をサーバに送っても良い。
【0060】
最後に、活動の完了後、アスリートは、遠隔設置されたパーソナルコンピュータから、サーバが提供するウェブサイトに再びアクセスして良い。遠隔設置されたパーソナルコンピュータに配置されたアスリートは、ウェブサイトを使用して活動に関連するパフォーマンス情報を検討及び分析して良い。あるいは、アスリートは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からウェブサイトにアクセスすることにより、活動に関連するパフォーマンス情報を検討及び分析して良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して、例えばモバイルアプリケーションまたはスマートフォン用の「アプリ(app)」等として比較的小さなスクリーンにおける操作及び表示をするために最適化して良い。理解されるであろうが、ユーザーは、例えばアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置上のアイコンを選択することにより、プランニング、スケジューリング及びフィットネスモニタリング方法のモバイルアプリケーションを選択して良い。例えば、アイコン上でのユーザーのタッチまたはタッチジェスチャーが、アプリケーションを開始し得る。
【0061】
活動前、活動中または活動後の様々な時点において、ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはサーバのプロセッサは、アスリートのパフォーマンスに関連する多様なデータを受信、処理、送信及び/または表示して良い。
【0062】
本発明の実施形態を利用するアスリート100は、多様な身体活動に積極的に参加して良く、身体活動には、バスケットボール、テニス、フットボール、サッカー、レクリエーションのランニング、ウォーキング、スケート、水泳、有酸素運動、ウェイトリフティング、一般的なフィットネス、野球、ボクシング、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラグビー、競漕/船漕ぎ、レースのランニング、短距離走、サイクリング、ラクロス、ゴルフ、武術、体操、レスリング、ヨガ、スキー、パドルボーディング、及びスノーボードが含まれるがこれらに限定されず、あるいは多様な個人またはチームのスポーツに参加して良い。従って、本明細書において例えば「アスリート」、「ランナー」及び「個体」等の用語は、交換可能に使用されて良く、一般的に、本発明の実施形態に従って身体活動を行う任意の人を指して良い。
【0063】
アスリートにフィットネスモニタリング方法を提供するためにポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータサーバシステムを利用し得る本発明の実施形態のより詳しい例を、以下に示す。
【0064】
図1及び2に示すように、身体活動に従事するアスリート100は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を身に付けていて良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、身体活動中にアスリート100によって着用、保持、または支持され得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、アスリート100の身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するように適合されて良い。用語「パフォーマンスパラメータ」は、アスリート100の身体活動に関連する物理的パラメータ及び生理学的パラメータの両方を含み得る。測定及び/または計算される物理的パラメータは、例えば、時間、位置、距離、速度、ペース、歩数、歩幅、ストライド速度及び/または高度を含み得る。測定及び/または計算される生理学的パラメータは、例えば、心拍数、呼吸数、血中酸素濃度、血流量、水分補給状態、消費されたカロリー、筋肉疲労及び/または体温を含み得る。
【0065】
ある実施形態において、パフォーマンスパラメータは、メンタルまたは感情パラメータ、例えばストレスレベルやモチベーションレベルも含み得る。メンタル及び感情パラメータは、アスリート100に質問をしたり、または、ランニング中に例えば胴体の角度や足の衝撃の特性等を測定することにより、直接的または間接的に測定及び/または計算されて良い。
【0066】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば携帯電話、スマートフォン、個人用デジタル補助装置、音楽ファイルプレイヤー(例えばMP3プレイヤー)、タブレット型コンピュータ、着用するためのインテリジェント商品(intelligent article)(例えばフィットネスモニタリング用衣服、リストバンドまたは時計)、ドングル(例えば、第1電子装置を物理的につなぎ、及び/または追加的な電子装置を無線でつなぐことのできる小さなハードウェアデバイス)、または任意のその他の好適な専用または専用でないポータブルフィットネスモニタリング装置102等の装置であって良い。好適な装置は、例えば、共同所有の米国特許出願番号11/892,023号(発明の名称:「スポーツ用電子トレーニングシステム及びそのアプリケーション」)及び共同所有の米国特許出願番号12/467,944号(発明の名称:「ポータブルフィットネスモニタリングシステム及びそのアプリケーション」)に開示された装置を含み得、各々の開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0067】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、パフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するために使用される情報を検出するための1つ以上のセンサ104を含んで良く、またはそれらと通信して良い。本発明の1つの実施形態において、図1に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体がセンサ104を含み得る。言い換えれば、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれて良く、及び/またはその中に含まれて良い。このようなセンサ104は、例えば、アスリート100の位置、移動距離、ペース及び/または速度を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104であって良い。
【0068】
別の実施形態において、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から物理的に分離していて良い。言い換えれば、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれてなくともその中に含まれてなくとも良い。一方で、このような実施形態において、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。例えば、図2の実施形態において、アスリート100の心拍数を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104は、アスリート100の胸部につながれる一方で、アスリート100の移動距離及び/または速度を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104は、アスリート100の靴につながれる。
【0069】
好適なセンサ104には、ポジショニングシステム受信器(例えばGPS受信器やビーコン)、加速度計、歩数計、脈拍計、呼吸速度センサ、ジャイロスコープ、磁力計、水分補給センサ、温度計、またはパフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのその他のセンサ104が含まれ得るが、これらに限定されない。
【0070】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、1つ以上のポータブル出力装置106を含んで良く、またはそれと通信して良い。出力装置106は、多様な方法、例えば視覚的方法、可聴式方法、及び/または触覚的方法(例えば振動する要素を通じ)のどれかを単独で、またはそれらを組み合わせること等により、アスリート100に情報を伝達するように適合され得る。
【0071】
本発明のいくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が、出力装置106を含んで良い。言い換えれば、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれて良く、及び/またはその中に含まれて良い。その他の実施形態において、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から物理的に分離していて良い。言い換えれば、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれてなくともその中に含まれてなくとも良い。一方で、このような実施形態において、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。更なる実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリングシステムは、複数のポータブル出力装置106を含んで良い。
【0072】
本発明の1つの実施形態において、図1に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が、視覚的表示出力装置106を含んで良く、一方で分離した可聴式出力装置106(例えばヘッドホンやスピーカー)は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0073】
別の実施形態において、図2に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が出力装置106を含む一方で、分離した出力装置106(例えば視覚的表示を有するリストバンド)が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と無線で通信して良い。加えて、分離した可聴式出力装置106(例えばヘッドホン)が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0074】
分離した視覚的表示出力装置106が提供される実施形態において、該分離した視覚的表示出力装置106は、様々な異なる形態をとり得る。例えば、分離したポータブル視覚的表示出力装置106は、腕時計であって良い。更なる例として、1つの実施形態において、分離したポータブル視覚的表示出力装置106は、例えば米国特許出願番号12/467,948号(発明の名称:「表示装置を有するポータブルフィットネスモニタリングシステム及びそのアプリケーション」)に開示された装置のような、1つ以上の視覚的表示を有するリストバンドであって良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。分離した視覚的表示出力装置106は、例えば数字によるパフォーマンスパラメータ情報や色分けされたパフォーマンスゾーンに関する情報を表示できて良い。このことは後で詳しく述べる。
【0075】
図3は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置102の例示的なコンポーネントのブロック図である。図3を参照すると、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、プロセッサ120、メモリ122、ユーザー入力制御装置124、ポジショニングシステム受信器126、無線広域ネットワーク(WWAN)トランシーバー128、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)トランシーバー130、視覚的表示部132、オーディオユニット134、1つ以上のセンサ104、出力装置106、及びコンピュータ入力/出力装置136を含み得る。これらのコンポーネントは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の機能性を遂行するために動作可能に接続されて良い。その他の実施形態において、これらのコンポーネントのうちの1つ以上が省略されても良く、または、追加のコンポーネントが含まれても良い。例えば、図4に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、ポジショニングシステム受信器126を含まなくとも良い。
【0076】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102のプロセッサ120は、あとで詳しく述べるようなメモリ122に記憶されたアプリケーションプログラムを実行するように適合されて良い。例えば、1つの実施形態において、プロセッサ120は、運動ルーチンを実行するように適合されて良い。1つの実施形態において、プロセッサ120はまた、例えば米国特許出願番号11/892,023号(発明の名称:「スポーツ用電子トレーニングシステム及びそのアプリケーション」)に開示されたもののような、アナログまたはデジタルシグナルプロセシングアルゴリズムを実行できても良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となしている。プロセッサ120は、メモリ122、ユーザー入力制御装置124、ポジショニングシステム受信器126、WWANトランシーバー128、WPANトランシーバー130、視覚的表示部132、オーディオユニット134、1つ以上のセンサ104、出力装置106、及びコンピュータ入力/出力装置136に動作可能に接続されて良い。
【0077】
メモリ122は、本明細書に記載のポータブルフィットネスモニタリングシステムの機能性の特徴を実行するために使用されるアプリケーションプログラムを記憶するように適合されて良い。メモリ122は、後で詳しく述べるように、その他のデータ及び情報を記憶するように適合されても良い。例えば、メモリ122は、記録されたパフォーマンスパラメータ情報、運動ルーチン及びスケジュール、音楽トラック、地図情報、経路データ、並びに/または1つ以上のプレイリストを記憶するように適合されて良い。メモリ122は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリの両方を含み得る。
【0078】
ユーザー入力制御装置124は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と相互作用するためにアスリート100によって使用されて良い。1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、1つ以上の物理的な入力ボタン、スイッチ、及び/またはキーを含み得る。1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、トラックパッド、スクロールボール、及び/またはタッチスクリーン入力制御装置(例えば視覚的入力ボタン、スイッチ及び/またはキー)を含み得る。別の実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、静電容量スイッチを含み得る。更なる実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、音声作動式制御装置であって良い。これらユーザー入力制御装置124各々の機能は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の動作モードに基づいて決定され得る。
【0079】
1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全ては、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体と同じハウジングに一体化してつながれてなく、及び/またはその中に含まれてなくとも良い。例えば、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全ては、視覚的表示部及び1つ以上の入力のためのボタンを含み得る、リストバンドや腕時計のような装置等の分離した視覚的表示出力装置106の一部であって良い。活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置102がどのようにアスリート100の体によって支持されるかによって、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全てのリストバンド上の配置は、アスリート100に対し、ユーザー入力制御装置124の作動へのより容易なアクセスを提供し得る。ユーザー入力制御装置を通じて入力されたコマンドは、後で詳しく述べるように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102に無線で送信され得る。
【0080】
視覚的表示部132は、上述のようにポータブルフィットネスモニタリング装置102に一体化してつながれた視覚的表示出力装置106であって良い。視覚的表示部132は、アスリート100に対して情報を視覚的に表示するために使用され得る。ある実施形態において、視覚的表示画面132は、例えば、液晶表示(LCD)、発光ダイオード(LED)表示、網膜ディスプレイ、または有機発光ダイオード(OLED)表示であって良い。別の実施形態において、単一の表示画面が、視覚的表示部132及びユーザー入力制御装置124の両方をタッチパネル式入力制御装置の形態で含んで良い。
【0081】
先に図2を参照して詳しく述べているように、1つの実施形態において、1つ以上の追加的な出力装置106が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体と同じハウジングに一体化してつながれてなく、及び/またはその中に含まれてなくとも良い。例えば、上述のもののような分離した視覚的表示出力装置106が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0082】
オーディオユニット134は、音声信号を処理するために使用される。オーディオユニット134は、例えばデジタル音声信号を、上述のようにポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信する可聴式出力装置106(例えばヘッドホンやスピーカー)を駆動するために使用され得る増幅されたアナログ信号に変換できる。オーディオユニット134は、多様な音声信号、例えばトレーニング活動中にアスリートに提供される音楽トラックや言葉による指導及びフィードバックに関連する信号等を処理し得る。
【0083】
WPANトランシーバー130は、アスリート100の体によって支持される、及び/またはそれに近接するポータブルフィットネスモニタリングシステムのコンポーネントと無線で通信できて良い。1つの実施形態において、WPANトランシーバー130は、低出力トランシーバーである。WPANトランシーバー130は、アンテナを含み得、無許可の周波数バンド、例えば2.4GHzで作動して良い。別の実施形態において、WPANトランシーバーは、ANT及びANT+を含むがこれらに限定されない公知の無線プロトコルを使用し、ダイナストリームイノベーションズ(Dynastream Innovations)、ブルートゥース(Bluetooth)、ブルートゥースLE(Bluetooth LE)、ブルートゥースLET(Bluetooth LET)、WLANまたはブルーロビン(BlueRobin)により通信して良い。その他の公知の無線通信プロトコルも使用できる。ある実施形態において、一方向通信のみが可能なWPAN受信器またはWPAN送信器が、WPANトランシーバー130の代わりに使用され得る。1つの実施形態において、WPANトランシーバーは赤外線トランシーバーであって良い。
【0084】
1つの実施形態において、WPANトランシーバー130は、ポータブルフィットネスモニタリングシステムのセンサ104と通信し得る。別の実施形態において、WPANトランシーバー130は、視覚的、可聴式、及び/または触覚的ポータブル出力装置106と通信し得る。更なる実施形態において、様々なセンサ104及び/または出力装置106と通信するために、複数のWPANトランシーバー130を採用しても良い。
【0085】
本発明の更なる実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、WPANトランシーバー130の機能性を補い得る、または代わりになり得るアダプターに接続できて良い。このようなアダプターは、例えば、特定のセンサ104または出力装置106がWPANトランシーバー130と通信できない場合(例えば、センサ104または出力装置106が、WPANトランシーバー130と異なる無線伝送プロトコルを使用する場合)や、ポータブルフィットネスモニタリング装置102がWPANトランシーバー130を含んでいない場合に必要であり得る。1つの実施形態において、アダプターは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の雌型コンポーネントと物理的にかみ合わせるための雄型コンポーネントを含んでいて良く、雌型コンポーネントは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102のプロセッサ120と通信する。例えば、ある実施形態において、アダプターは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の音声出力ジャックに差し込むことができるジャックを含み得る。幅広い種類のポータブルフィットネスモニタリング装置102が類似の音声出力ジャック(例えば3.5mmのTRSジャック)を含んでいるので、多様な装置に対して同じ型のアダプターを使用するのが有益であり得る。あるいは、アダプターは、例えばUSB、ミニUSB、SDカード、またはポータブルフィットネスモニタリング装置102の接続ポートに差し込むことができるその他の好適なアダプターを含み得、多様な装置と共に使用されるのが有益であり得る。
【0086】
1つの実施形態において、アダプターは、第1データプロトコルに従ってコード化されたデータ伝送を受信でき、第2データプロトコルに従ってコード化されたデータ伝送を送信できて良い。よって、アダプターは、そうでなければ単一のデータプロトコルに従って通信できないかも知れない複数のコンポーネント間におけるデータ交換を更に容易にし得る。1つの実施形態において、アダプターは、例えばパーソナルコンピュータ、モバイル機器、または携帯電話と共に使用できるよう適合されたドングルであって良い。
【0087】
WPANトランシーバー130とは対照的に、WWANトランシーバー128は、例えばセルラー方式携帯電話の音声信号(voice cellular telephone signals)を送受信するために使用され得るセルラー送受信機であって良い。WWANトランシーバー128は、後で詳しく述べるように、例えばインターネット等のコンピュータネットワークと情報を交換するためにも使用され得る。WWANトランシーバー128はアンテナを含み得る。
【0088】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、GPSまたはガリレオ(Galileo)と互換性のある受信器、あるいはビーコンベースのポジショニングシステムのような衛星を利用したポジショニングシステム受信器126も含み得る。好適なポジショニングシステム受信器は、例えば共同所有の米国特許出願番号10/759,289号(発明の名称:「リアルタイム双方向通信及び自動経路生成をサポートする位置認識フィットネストレーニング装置、方法及びプログラム製品」)に開示されたものを含み得、その開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。1つの実施形態において、ポジショニングシステム受信器126は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102に一体化してつながれたセンサ104として機能して良く、GPS通過点(waypoints)、時間、位置、移動距離、速度及び/またはカロリーを測定及び/または計算するために使用され得る情報のポータブルフィットネスモニタリング装置102による検出を可能にし得る。
【0089】
コンピュータ入力/出力装置136は、パーソナルコンピュータ114と有線または無線通信ができる任意の入力/出力装置またはトランシーバーであって良い。1つの実施形態において、コンピュータ入力/出力装置136は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102をパーソナルコンピュータ114に接続するためのUSB配線ケーブルを受け入れることのできるUSBポートであって良い。あるいは、コンピュータ入力/出力装置136は、上述のような音声ジャックまたはメモリカードスロット、あるいは接続ポートであって良い。いくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102及びコンピュータ114が、例えばWPANトランシーバー130またはWWANトランシーバー128により無線で通信できる場合は、分離したコンピュータ入力/出力装置136を必要としなくとも良い。
【0090】
本発明の実施形態に従って、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と1つ以上の外部要素の間で情報が通信され得る。加えて、複数の外部要素自体もお互いに通信し得る。図5に示すように、外部要素は、例えばネットワーク110、コンピュータサーバシステム112、及び/またはパーソナルコンピュータ114を含み得る。
【0091】
ある実施形態において、ネットワーク110はインターネットであって良い。インターネットは、データ通信にインターネットプロトコル(TCP/IP)を採用するサーバ、ルーター、スイッチ及び伝送回線の世界的規模の集合である。別の実施形態において、ネットワークはプライベート・ネットワークまたはイントラネットであって良い。その他の好適な通信ネットワークを使用しても良い。
【0092】
1つの実施形態において、サーバ112から離して配置されたパーソナルコンピュータ114に配置されたユーザー(アスリート100であってもなくても良い)は、ネットワークを通じてサーバ112と通信して良い。例えば、後で詳しく説明するが、ユーザーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用してアスリート100によって行われる予定の身体活動をプランニング及びスケジューリングするために、サーバ112によって提供されるウェブサイトを使用して良い。活動が行われた後、ユーザーは、活動に関連したパフォーマンス情報を検討及び分析するためにも、サーバ112によって提供されるウェブサイトを使用して良い。あるいは、アスリート−ユーザー100は、活動前、活動中及び活動後に、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から直接ウェブサイトにアクセスして良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して比較的小さなスクリーンに表示するために最適化して良い。例えば、1つの実施形態において、プランニング及びスケジューリングは携帯「アプリ(app)」を通じて行って良い。
【0093】
別の実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、ネットワーク110を通じてサーバ112と無線で通信して良い。このような通信は、例えば広域ネットワークを利用するポータブルフィットネスモニタリング装置102のWWANトランシーバー128により達成され得る。あるいは、通信は、WPANトランシーバー130によって達成されて良い。
【0094】
例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、携帯電話が採用するもののようなWWAN通信システムと通信して良い。例えば、WWAN通信システムは、複数の地理的に分散された通信タワー及びベースステーションシステムを含み得る。通信タワーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102のような長距離双方向無線周波通信用ワイヤレス装置(long range two-way radio frequency communication wireless devices)をサポートする1つ以上のアンテナを含み得る。アンテナとポータブルフィットネスモニタリング装置102の間の無線周波通信は、任意の公知の、または将来開発される無線プロトコル、例えばGSM、GPRS、EDGE、EV−DO、UMTS、LTE、CDMA、AMPS、IEEE 802.x(例えばIEEE 802.16(WiMAX))等に適合する無線周波信号を利用して良い。ベースステーションシステム及びセルラー通信タワーによってポータブルフィットネスモニタリング装置102へ、及び/またはそれから無線で送信される情報は、1つ以上の追加的回路交換方式またはパケット交換方式の通信ネットワーク(例えばインターネットを含む)へ更に送信されて良く、またはそれから受信されて良い。
【0095】
ネットワーク110を通じたポータブルフィットネスモニタリング装置102とサーバ112間の無線通信は、後で詳しく述べるように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用して行われる運動パフォーマンス前、パフォーマンス中及び/またはパフォーマンス後に起こって良い。活動前、サーバ112は、例えば活動目標や経路情報をポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。例えば、サーバ112は、1つ以上の運動ルーチンをポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えばリアルタイムパフォーマンス情報をサーバ112に送って良く、これに応じて、サーバ112は、例えばリアルタイムフィードバックまたはコーチングをポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。1つの実施形態において、活動中の通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102による運動ルーチンの実行の結果として、及び/またはそれと同時に起こって良い。活動後、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば完全な活動パフォーマンス情報をサーバ112に送って良く、これに応じて、サーバ112は、例えば活動後分析をポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。
【0096】
別の実施形態において、図6に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、パーソナルコンピュータ114を通し、ネットワーク110上でサーバ112と間接的に通信して良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の通信は、例えば有線、WPANまたはWWAN通信を使用して達成して良い。1つの実施形態において、例えば図7Bに示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を有する個体のグループ及び1つ以上のセンサ104が、有線または無線接続を通じてサーバ112に接続され得るベースステーション116と通信して良い。ベースステーション116は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、1つ以上のセンサ104及びサーバ112へ、及びそれらからデータを送受信するように適合された内蔵ユニットであって良く、ベースステーションが運動活動に近接し得るように(例えば競技場に近接)ポータブルであって良い。1つの実施形態において、好適なベースステーション116の配置は、例えばベースステーション、及び共同所有の米国特許出願番号13/077,494号(発明の名称:「グループパフォーマンスをモニタリングするシステム及び方法」)に開示された装置を含み得、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0097】
当業者は理解するであろうが、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線通信は、例えば、パーソナルコンピュータ114の通信ポートに差し込まれた通信線を使用してパーソナルコンピュータ114に取り付けられたドッキングユニット内にポータブルフィットネスモニタリング装置102を配置することにより達成されて良い。
【0098】
別の実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線通信は、例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とコンピュータ114間をケーブルで接続することにより達成されて良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102のコンピュータ入力/出力装置136及びコンピュータ114の通信ポートは、USBポートを含み得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置102とコンピュータ114を接続するケーブルは、好適なUSBプラグを有するUSBケーブルであって良く、好適なUSBプラグは、USB−AまたはUSB−Bのレギュラープラグ、ミニプラグまたはマイクロプラグを含むがこれらに限定されない。あるいは、ケーブルは、オーディオジャックとUSBの間ケーブルまたはその他の好適な通信ケーブルであって良い。
【0099】
後で詳しく説明するが、アスリート100がパーソナルコンピュータ114に比較的に非常に近接している場合、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線、WPANまたはWWAN通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用して運動パフォーマンスが行われる前、及び/またはその後に起こって良い。
【0100】
1つの実施形態において、図7Aに示すように、1人のアスリート100のポータブルフィットネスモニタリング装置102は、別のアスリート100のポータブルフィットネスモニタリング装置102と通信できて良い。通信は、装置102同士間で直接起こっても、ネットワーク110を通じて起こっても良い。このような通信は、先に述べたように無線で起こってもハードワイヤ接続を通じて起こっても良い。
【0101】
本発明のフィットネスモニタリング方法の実施形態に従い、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、パーソナルコンピュータ114、ネットワーク110及びサーバ112のうちの任意の間で、多様な情報が通信されて良い。後で詳しく述べるが、このような情報は、例えばパフォーマンスパラメータ、トレーニングアドバイス、トレーニングプラン、運動ルーチン、カレンダーデータ、経路情報、音楽、ビデオ、テキスト、画像、音声通信、設定、ソフトウェア及びファームウェアを含み得る。
【0102】
図8は、サーバ112の例示的なソフトウェア構成のブロック図である。サーバ112のアプリケーションソフトウェアは、アスリート100に対してフィットネスモニタリング方法を提供できる多数の異なるモジュールを含み得る。本発明の1つの実施形態において、アプリケーションソフトウェアはトレーニングモジュール200を含み得る。トレーニングモジュール200は、1つ以上のポータブルフィットネスモニタリング装置102におけるアスリート100及び/または離れているパーソナルコンピュータ114におけるユーザーに対して示すことができる1つ以上のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)をサポートする。本発明の実施形態は、共同所有の米国特許出願公開第2010/0292600号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、共同所有の米国特許出願番号12/468,025号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、及び共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載されたソフトウェアモジュールを更に採用しても良く、これらの開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。例えば、図9に示すように、1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、スタートモジュール400、プランモジュール401、スケジュールモジュール402、追跡モジュール403、サポートモジュール404、ライブラリモジュール405、フォーラムモジュール406、コーチンググループモジュール407、高度(advanced)評価モジュール408及び経路モジュール409を含むがこれらに限定されない1つ以上のモジュールと併用して、またはその代わりに使用され得る。当業者は理解するであろうが、記載された機能性または追加的な機能性を提供する、または拡張するために、サーバコンピュータシステム112内で、代わりの、または追加的なモジュールが実行されて良い。
【0103】
サーバ112は、例えば、テレコミュニケーションサーバ、ウェブサーバ、またはその他の類似の種類のデータベースサーバであって良い。ある実施形態において、サーバ112は、複数のプロセッサと、例えばクラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームに組み込まれた1つ以上の計算装置等の複数の共用または分離したメモリコンポーネントと、を有して良い。クラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームにより行われる計算工程は、同じまたは異なる位置に配置された複数のプロセッサにわたって行われて良い。ある実施形態において、サーバ112は、単一の計算装置上で実行されて良い。
【0104】
当業者に公知である通り、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114を通じてアスリート100またはその他のユーザーが相互に作用できるプラットフォームを提供するために、GUIは、複数の技術及び装置の組み合わせを使用して良い。GUIは、例えばアスリート100またはその他のユーザーが利用可能なグラフィック要素、視覚的インジケーター、及び/または、情報やアクションを示すテキストを提供し得る。グラフィック要素は、例えばウィンドウ、メニュー、ラジオボタン、チェックボックス、及び/またはアイコンを含み得る。アスリート100またはその他のユーザーは、自分のポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114の画面上のカーソルの位置を制御するために、物理的入力装置、例えばマウス、トラックパッド、及び/またはスクロールボール等を使用して良い。あるいは、アスリート100またはその他のユーザーは、表示されているものと直接的に相互に作用するために(カーソルを通じて間接的によりも)、タッチペンと共に、または無しでタッチスクリーンを使用して良い。様々なタッチスクリーン、例えば抵抗膜式または静電容量式のタッチスクリーン等を使用して良い。
【0105】
当業者は理解するであろうが、記載された機能性または追加的な機能性を提供する、または拡張するために、サーバ112内で、代わりの、または追加的なモジュール及びサブモジュールが実行されて良い。例えば、サーバ112のソフトウェア構成は、オペレーティング・システムを含んで良く、これは例えばWindows、UNIX、LINUX、Mac OSXまたはAIX等の市販のオペレーティング・システムのうちの1つであって良い。オペレーティング・システムは、それを通じてミドルウェア及びアプリケーションプログラムがオペレーティング・システムのサービスにアクセスできる関連するアプリケーション・プログラミング・インターフェースも有して良い。加えて、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)サーバがオペレーティング・システム上で動作しても良い。当技術分野において周知であるが、HTTPサーバはHTTPを使用してインターネット上でデータを通信できる。
【0106】
本明細書で例示されるように、本発明のフィットネスモニタリング方法のトレーニングモジュール200は、それを通じてアスリート100またはその他のユーザーがポータブルフィットネスモニタリング装置102及び/またはパーソナルコンピュータ114を使用してフィットネスモニタリング方法と相互に作用できるGUIをサポートし得る。当業者は理解するであろうが、1つの実施形態において、GUIは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114上のウェブブラウザを使用してインターネット110上でアスリート100またはその他のユーザーがアクセスでき得るウェブサイトを通じてサーバ112によって提供されるウェブページとして表示され得る。その他の実施形態において、GUIは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114、CD−ROM、メモリカードまたはその他の取り外し可能な媒体、携帯電話、あるいはローカルにアクセスできるその他のコンピュータ読み取り可能媒体に記憶された情報のみに基づいて、プロセッサによって生成され得る。本発明の実施形態において、アスリート100またはその他のユーザーは、とりわけ、改善を評価する、未来の目標を設定する、パフォーマンスデータを他の者と共有する、及びアスリート100の現在のフィットネスレベル及び目標に適した強度の運動のプランニングにおける補助を受けるために、過去のパフォーマンスから生成されたデータを使用できる。
【0107】
ある実施形態において、アスリート100は、サーバ112から、本明細書に例示したものに類似のGUIを表示できるモバイルアプリケーションを携帯電話やタブレット型コンピュータ等のポータブルフィットネスモニタリング装置102にダウンロードできて良い。従って、アスリート100は、サーバ112との相互作用、アカウントへのアクセス、そして本明細書に記載のその他のプランニング、追跡及びその他の機能のうちの多くをモバイル機器から行うことができて良い。
【0108】
トレーニングモジュール200は、先に色々述べているように、ユーザーがアクセスでき、所望のトレーニングカテゴリーに基づいて1つ以上のトレーニング活動をスケジューリングするために採用されて良い。このように、ユーザーは、所望の目的、例えばトレーニングカテゴリーに特に適合された1つ以上のトレーニング活動をプランニング及びスケジューリングするために、トレーニングモジュール200を使用して良い。トレーニング活動は、単一の1回限りのトレーニング活動(例えば膝の屈伸10回またはヨガ10分)を含んで良く、または複数の活動を含んでも良い。後で詳しく述べるが、トレーニング活動は、所望のトレーニングカテゴリーに依存して、有酸素ベースの運動及び/または非有酸素ベースの運動、例えば強度ベースの運動の一部であって良い。有酸素ベースの運動は、継続的な有酸素運動を含む1つ以上のトレーニング活動を含んで良い。1つの実施形態において、有酸素ベースの運動は有酸素目標を含んで良く、該目標は、心拍数目標、速度目標、及び/またはペース目標を含むがこれらに限定されない。非有酸素ベースの運動は、一般的に非有酸素である1つ以上の動きベースのトレーニング活動を含んで良い。以下に述べるが、非有酸素ベースの運動は、負荷目標、時間目標及び/または反復目標を含む特定の抵抗目標を含んで良く、または、これらの目標の一部を含まなくとも良い。例えば、負荷目標は重量目標(例えば100ポンド)を含んで良く;反復目標は動きを完了する回数(例えばベンチプレスの反復10回)を含んで良く;時間目標は何回もの動きを行う時間の長さを含んで良い。
【0109】
1つの実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、1つ以上の特定のスポーツに対応して良い。例えば、サッカーのためのトレーニングを望むユーザーは、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースの活動(例えば強度ベースの活動)の組み合わせを含むトレーニング活動のスケジューリングを容易にし得るサッカートレーニングカテゴリーを選択でき、これが、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。トレーニングカテゴリー202はまた、例えば減量、健康維持、より速いランニング、より速いサイクリング、及びその他の好適なカテゴリー等、広範囲のフィットネスカテゴリーを対象にしたものであっても良い。
【0110】
図10及び11は、トレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。メイントレーニングモジュールページから、ユーザー(アスリート100であってもなくても良い)は、トレーニングカテゴリー202に対応する複数のアイコンのうちの1つを選択できて良い。トレーニングカテゴリー202は、バスケットボール、テニス、フットボール、サッカー、レクリエーションのランニング、ウォーキング、スケート、水泳、有酸素運動、ウェイトリフティング、一般的なフィットネス、野球、ボクシング、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラグビー、競漕/船漕ぎ、レースのランニング、短距離走、サイクリング、ラクロス、ゴルフ、武術、体操、レスリング、ヨガ、スキー、パドルボーディング、及びスノーボードを含み得るが、これらに限定されない。1つ以上のマーケティングモジュール300、例えば広告やマーケティング関連コンテンツへのリンク等が、任意のGUIウィンドウに含まれて良い。
【0111】
図12及び13は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。1つの実施形態において、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応するフィーチャーコンテンツ204、運動プラン206及び単一運動208に対応する複数のアイコンのうちの1つを選択して良い。フィーチャーコンテンツ204は、選択されたトレーニングカテゴリー202に関連するフィーチャーハイライトを含み得る。例えば、フィーチャーハイライトは、サッカー及びトレーニングカテゴリーに含まれ得る種類の運動に関連する動機付けのビデオを含み得る。1つの実施形態において、フィーチャーコンテンツ204は、フィーチャー運動プラン及びフィーチャー単一運動を含み得、これは、スケジューリングのための複数のトレーニング活動を含み得る。1つの実施形態において、フィーチャーコンテンツ204は、コーチングボイスとして選択され得るボイスのリスト等のフィーチャーを含み得る(例えば有名なアスリートや新兵訓練係の軍曹)。
【0112】
図14は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。図14を参照すると、1つの実施形態において、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する有酸素ベースの運動プラン206及び/または非有酸素ベースの運動プラン206(例えば強度及び柔軟性プラン)を選択し得る。各運動プラン206は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動及び/または1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得る。示されるように、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する複数の運動プラン206から選択し得る。本発明の1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、様々な運動プランサブモジュール、例えばプレシーズンパワー有酸素プラン、有酸素コンディショニングプラン、強い体(Get Strong)プラン及び柔軟時間(Flex Time)プラン等に関連する運動プランアイコンをユーザーが選択できるようにし得る。走り方学習サブモジュール、健康になるサブモジュール、競走サブモジュール、ストレス解消サブモジュール、減量サブモジュール、及びより早いフィニッシュサブモジュールを含むがこれらに限定されない、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応するその他の運動プランサブモジュールが含まれ得る。本発明の実施形態の運動プランサブモジュールは、例えば、共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に開示されたもの等の特徴を含んで良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。図14に示すように、GUIは、特定の運動プラン206に関連するアイコンを表示し、例えば強度レベルの選択等を含む短い説明を提供できる。ユーザーは、単一運動を選択された運動プラン206に追加するため、または単に個々の運動をスケジューリングするために、単一運動208を選択して良い。
【0113】
図15は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する複数の単一運動208から選択して良い。各運動208は、トレーニングカテゴリー202の特定の目的に合わせたトレーニング活動を含み得、有酸素ベースのトレーニング活動及び/または非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得る。本発明の1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、様々な単一運動サブモジュール、例えば強い体(Get Strong)、サッカースピード、ウィンド・スプリント、コア強度、腰部(股関節)屈曲、ビクトリアでサイクル?(Cycle with Victoria)、スクワット、及びゾーンサイクリング2等に関連する1つ以上の単一運動アイコンをユーザーが選択できるようにし得る。ふくらはぎ強度1、ふくらはぎ強度2、足首回復1、足首回復2、腰部回復1、腰部回復2、シンスプリント回復、及び脚強度を含むがこれらに限定されないその他の単一運動サブモジュールが含まれ得る。図15に示すように、GUIは、特定の運動208に関連するアイコンを表示し、例えば運動持続期間や、ゾーンベースの運動のためのゾーンまたは強度の情報を含む短い説明を提供できる。
【0114】
1つの実施形態において、例えば図12及び16に示すように、ユーザーが所望の運動プラン及び/または単一運動を選択した後、ユーザーがログインしていない場合、ログインまたはスタートモジュールが、ユーザーにログインウィザード210を示し得る。身体活動に従事する前に本発明の実施形態の特徴にアクセスするために、離れたパーソナルコンピュータ114またはポータブルフィットネスモニタリング装置102に配置されたユーザーは、インターネット110を通じてサーバ112にログインできる。当業者に周知のように、ログインプロセスは、典型的には、離れたユーザーによるサーバ112へのログインID及びパスワードまたはその他の認証情報の入力を含み、サーバ112は、ユーザーデータベース等を参照してユーザーの識別認証を行う。本発明のフィットネスモニタリング方法の実施形態は、ユーザーコミュニティを形成する複数のアスリート100またはその他のユーザーに対して提供され得、サーバ112にアクセスするためのログインID及びパスワードを発行されたユーザーに限定され得、及び/または、購読料を払う代わりに更に提供され得る。ユーザーが以前にログインしたことがない、またはログイン情報を有さない場合、ユーザーは、ログインウィザード210からフィットネスモニタリング方法のユーザーアカウントのための登録ができる。
【0115】
図17〜21は、ユーザーが選択されたトレーニングカテゴリー202に基づいて特定の運動プランまたは単一運動を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。1つの実施形態において、GUIウィンドウは、選択された運動プラン206または単一運動208の運動タイトル209、運動を代表するグラフィック212、運動の説明214、必要な用具216、及びサンプル運動218を含む運動の詳細を提供し得る。
【0116】
例えば図18及び19に示すように、1つの実施形態において、運動の説明214は、運動プランまたは単一運動に含まれる運動の説明、関連し得る筋肉群または運動の一般的利益(例えば強度、再生等)、運動プラン中のトレーニング活動の数、及び見込まれるトレーニング活動の全体的なスケジュールのタイミングを含み得る。例えば、運動プランは、怪我後に腰部筋力を改善し、回復期間を早める助けとなるとして説明されて良く、また、スケジュールのタイミングは、1週間当たり4日間を3週間実行する12の運動を含み得る。必要な用具216は、1つ以上のトレーニング活動を完了するのに必要な用具に関するグラフィックまたはテキストによる情報を提供し得る。例えば、非有酸素ベースのトレーニング活動では、必要な用具は、抵抗用具(例えばダンベル、バーベル、プレート、抵抗バンド、ケーブルマシーン、固定重量または抵抗マシーン、フリーウェイト、及びメディシン・ボール)、準備用用具(preparation equipment)(例えばベンチ、スタビリティボール、プルアップバー(pull-up bar)、スライド、タオル、足首ストラップ、フロアマット、ケーブルハンドル(cable handle)、三頭筋ロープ(triceps rope)、及びステップボックス)、フィールド用用具(ハードルやコーン)、再生用用具(例えばテニスボール、ダブルテニスボール、フォームロール(foam roll)、及びストレッチロープ)、及びその他の好適な運動用具またはそれらの組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。
【0117】
1つの実施形態において、例えば図18、19及び20に示すように、トレーニングモジュール200は、選択されたトレーニングカテゴリー202に基づいて選択された運動プランまたは単一運動に含まれ得るサンプル運動またはトレーニング活動218を更に示し得る。サンプル運動218は、運動に関連する個々の体の動きの説明を含み得る。説明は、体の動きの名前(例えば膝を抱える(Knee Hug)、懸垂、ベンチプレス等)、この特定の体の動きに必要な用具(例えば足首用ウェイト:1ポンド、プルアップバー、フリーウェイト等)、及び必要な反復回数(例えば片側5回)を含み得る。1つの実施形態において、説明は、活動の適切な実行を例示し得る、運動または個々の体の動きに関連するビデオを更に含み得る。ビデオは、運動の実行前、実行中及び/または実行後にユーザーがアクセスして見ることができ、コーチングインストラクションが提供される。例えば、1つの実施形態において、アスリート100は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102及び/またはパーソナルコンピュータ114を使用することにより、活動中にビデオにアクセスして見ることができる。1つの実施形態において、図21に示すように、ビデオは、ユーザーのアカウント設定に基づいたユーザーの性別に合致した「仮想の」実行者を含み得る。仮想の実行者には、選択されたトレーニングカテゴリー202または実行される特定のトレーニング活動に基づいたウェアを着用させて良い。例えば、1つの実施形態において、仮想の実行者にはサッカー用ウェアを着用させて良い。ある実施形態において、仮想の実行者は、ユーザーが作成した「アバター」であって良く、例えば本明細書に記載のコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)等のビデオゲームと連動させて使用しても良い。その他の実施形態において、活動についてのテキストによる説明及び/または可聴式ナレーションも同様に提供され得る。例えば、ユーザーは、フィットネスモニタリング装置102上で見るための、トレーニング活動のインストラクション的説明及び代表的な運動の図面をダウンロードできる。1つの実施形態において、ユーザーは、トレーニング活動の完了の間に使用するために、説明及び代表的な運動の図面を印刷できる。
【0118】
サンプル運動218は、推奨される各体の動きに必要な時間、及び各々の反復回数を更に含み得る。所望の運動プランまたは個々のトレーニング活動が選択されると、ユーザーは、後で詳しく述べるように、スケジュールボタン220を操作することにより、「運動セットアップ」を通じてトレーニング活動のスケジューリングへと進むことができる。
【0119】
1つの実施形態において、選択されたトレーニング活動は、非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得、複数の体の動きの実行を要し得る。非有酸素ベースのトレーニング活動は、特定の筋肉または筋肉群の強度及び/または柔軟性について取り組むために設計され得る。1つの実施形態において、運動またはトレーニング活動は、1つ以上の体の動きサーキット(body movement circuits)217を含み得、これは、1回から多数回繰り返される、順番に行う複数の体の動きのグループである。図18及び20を参照すると、複数の体の動きサーキット(body movement circuits)217をグループにして運動コンポーネント219を構成して良い。例えば、図18を参照すると、体の動きサーキット(body movement circuits)217は、1セットの膝抱え(knee hug)、サイドステップまたは100回の腕立て伏せを含み得る。複数の体の動きサーキット(body movement circuits)217(例えば膝抱え)及びサイドステップ)を、トレーニングコンポーネント219(例えば軸強化準備(Pillar Prep)、動きの準備(Movement Prep)、プライオメトリック(Plyometric)、強度及び再生)としてグループにして良い。1つの実施形態において、例えば図19に示すように、運動または各トレーニングコンポーネント219の強度の視覚的表示も提供され得る。視覚的表示は、例えば異なる強度レベルに対する異なる色を含み得る。
【0120】
1つの実施形態において、トレーニング活動は、アスリート100のニーズ、目標及び/またはその他の制約に応じて対応する負荷抵抗を更に含み得る。負荷抵抗は、関連する時間要件、抵抗(例えば重量)要件、反復要件またはこれら要件の任意の組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。図20に示すように、例えば1つの実施形態において、ベンチプレスエクササイズは、15回反復する3セットの動きを含み得る。はじめの2セットは、重量10ポンドでの完了がスケジューリングされて良く、3セット目は、重量5ポンドでの完了がスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニング活動は、関連する時間、抵抗または反復要件のいずれをも含まなくて良い。
【0121】
ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202及び特定の運動プラン206及び/または単一運動208を選択後、ユーザーは、スケジュールボタン220を操作でき、トレーニングモジュール200は、トレーニングカテゴリーに対応する複数のトレーニング活動のスケジュールを生成できる。図22〜24は本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウであるが、これらを参照すると、トレーニングモジュール200は、ユーザーに対してスケジュール情報をグラフィックで表示できる。スケジュール情報は、日付情報221、運動日インジケーター222、トレーニング持続期間223、運動負荷設定224、及びスケジュールスナップショット225を含み得る。
【0122】
日付情報221は、運動プランに対応するトレーニング活動のグループについての開始日及び/または終了日の情報を含む。1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、ユーザーがトレーニング活動の開始日及び/または終了日を調整できるように適合され得る。ユーザーが開始日を定義後、トレーニング持続期間223がアップデートされ、運動プランが行われる期間がグラフィックで表示されて良い。例えば、図23及び24に示すように、運動プランのトレーニング持続期間は、2010年7月6日(火)から2010年7月24日(土)であって良い。1つの実施形態において、トレーニング持続期間223は、日付情報221及び/または運動日インジケーター222が調整された時に動的にアップデートされて良い。
【0123】
運動日インジケーター222は、運動プランのトレーニング活動に対応するスケジューリングされた運動日をグラフィックで表示する。例えば図23に示すように、トレーニングモジュール200は、週に3回のトレーニング活動という運動プラン要件に基づき、トレーニング活動を火曜日、木曜日及び金曜日にスケジューリングできる。1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、ユーザーが日インジケーターを選択し、動かすことによりトレーニング活動を完了する週における日にちを調整できるように適合され得る。例えば図23に示すように、ユーザーは、日インジケーターを所望の運動日へドラッグすることにより、所望の運動日を金曜日から土曜日に変更できる。図24に示すように、ユーザーは、スケジューリングされた運動日を選択するためのチェックボックスとして運動日インジケーター222を操作できる。
【0124】
運動負荷設定224は、運動プランのトレーニング活動についての負荷設定(負荷、時間及び/または反復)をグラフィックで表示する。ユーザーが1つ以上のトレーニング活動について負荷設定の調整を望む場合、ユーザーは、設定のアップデートを選択し、例えば図25に示すように運動負荷ウィザード227を使用して良い。運動負荷ウィザード227は、1つ以上のトレーニング活動についての所望の負荷設定に関するユーザー入力を承認するように適合されたポップアップウィンドウを含み得る。このように、運動負荷ウィザード227は、ユーザーに最初の自己評価を提供し得る。1つの実施形態において、運動負荷ウィザード227は、負荷設定に関する現在の能力についてユーザーに質問しても良い。例えば、運動負荷ウィザード227は、ユーザーが特定の体の動き及び反復レベルにおいて心地よくあり得る重量の最大値を質問して良い。この入力に基づき、トレーニングモジュール200は、特定のスケジューリングされたトレーニング活動についての負荷または抵抗目標をアップデートして良い。1つの実施形態において、ユーザーが強度ベースの運動プランまたは運動を初めてスケジューリングする時に、運動負荷ウィザード227が使用されて良い。このように、負荷設定の質問に対するユーザーの回答が、トレーニング活動のうちの1つ以上についての最初の負荷設定を定めて良い。いくつかの実施形態において、ユーザーが質問に回答できなかった場合は、ユーザーの個人情報またはパフォーマンス情報に基づいたシステムの初期設定が使用されて良い。1つの実施形態において、運動負荷ウィザード227によって提供される質問は、選択されたトレーニングカテゴリー202、運動プラン206及び/または単一運動208に基づく。例えば、運動負荷ウィザード227は、腰部柔軟(Hip Flex)運動208について提供され得る質問とは異なる、強い体(Get Strong)運動208に適合された質問をユーザーに提供して良い。
【0125】
運動スケジュールスナップショット225は、ユーザーに対してスケジューリングされたトレーニング活動をグラフィックで示す。スケジューリングされたトレーニング活動の日にちは、ユーザーが日付情報221及び/または運動日インジケーター222を調整した時に動的にアップデートされて良い。ユーザーが運動プランのスケジューリングされたトレーニング活動について任意の必要な調整を行った後、ユーザーは、アップデートスケジュールボタン226をクリックすることにより、これらのトレーニング活動を自分の運動スケジュール230に適用できる。
【0126】
複数のトレーニング活動を含む運動プランまたは単一運動をユーザーのスケジュールに適用できた後、ユーザーは、自分の運動スケジュール230を見ることができ、これは、先にスケジューリングされたトレーニング活動を含み得る。図26は、アップデートされたユーザーの運動スケジュール230を表示している例示的なGUIウィンドウを示す。運動スケジュール230は、有酸素及び非有酸素ベースの運動プラン及び/または単一運動を含むユーザーのスケジューリングされた運動を同時に表示し得る。1つの実施形態において、図27に示すように、確認ポップアップウィンドウで、複数の運動トレーニング活動または単一の運動トレーニング活動がスケジュールに適用されたことを確認する。例えば図27に示すように、トレーニングモジュール200は、腰部回復パック3がユーザーのスケジュールに適用されたことを確認し得る。1つの実施形態において、ユーザーは、運動プランのトレーニング活動の完了を管理するためのチュートリアル(例えばビデオ)232にアクセスできる。図28は、管理チュートリアル232を提供する例示的なGUIポップアップウィンドウである。
【0127】
アップデートされたユーザーの運動スケジュール230は、新たに追加された単一運動または新たに追加された運動プランのトレーニング活動が先にスケジューリングされたトレーニング活動と同期するように生成され得る。例えば、共同所有の米国特許出願番号12/468,025号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、及び米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載されるように、スケジュール230は、プランモジュール401及びスケジュールモジュール402に従って先にスケジューリングされた個々の有酸素ベースの運動のスケジュールに基づいて生成されて良く、これらの開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0128】
1つの実施形態において、アップデートされたユーザーの運動スケジュール230は、新たに追加された単一運動または新たに追加された運動プランのトレーニング活動が、スケジューリングルールのセットに基づいて先にスケジューリングされたトレーニング活動と同期するように生成され得る。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニング活動が有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされないように、スケジュールが生成され得る。例えば、有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされた強度ベースのトレーニング活動を含む運動プランのスケジューリング中、強度ベースのトレーニング活動が調整されて次の可能な日にちになるよう、スケジュール230が調整され得る。例えば選択されたサッカートレーニングカテゴリー202においては、ユーザーにある筋肉群を休ませることを可能にする上でこのスケジューリングは有益であり得る(例えば脚強度トレーニング活動後に、脚の筋肉群)。別の実施形態において、強度ベースのトレーニング活動が有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされるように、スケジュールが生成され得る。例えば図26に示すように、強度ベースの脚強度トレーニング活動が、ウォームアップ有酸素トレーニング活動のすぐ後に実行されるようにスケジューリングされ得る。
【0129】
1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動が、1つ以上の先にスケジューリングされた有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、ユーザーは、少なくとも1つの有酸素ベースのトレーニング活動がユーザーのスケジュールに無ければ、非有酸素ベースのトレーニング活動をスケジューリングすることを許可されなくても良い。
【0130】
1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プランが、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プラン及び単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含むスケジューリングされた非有酸素ベースの運動プランと組み合わせてスケジューリングされて良い。
【0131】
非有酸素ベースのトレーニング活動(例えば強度ベースのトレーニング活動)及び有酸素ベースのトレーニング活動の両方が、選択されたトレーニングカテゴリー202及び/またはユーザーのその他のニーズや目標に基づいてユーザーの運動スケジュール230に適用されて良い。例えば、1つの実施形態において、ユーザーがサッカートレーニングカテゴリー202を選択した後、個々の強度ベースのトレーニング活動(例えば脚強度)が、困難な有酸素ベースのトレーニング活動の前にスケジューリングされて良い。このようにして、トレーニングモジュール200は、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。
【0132】
特定の運動を完了後、トレーニングモジュール200は、運動が定義された通りに遂行された場合、ユーザーが運動を完了に割り当てることを許可し得る。トレーニングモジュール200は、運動に関連する記録されたパフォーマンス情報を保存または破棄することをユーザーに促す1つ以上のGUIウィンドウをユーザーに示し得る。ユーザーが記録されたパフォーマンス情報を保存することを決定すると、パフォーマンスの要約が表示され得る。1つの実施形態において、共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載される通り、アスリートは、ゴーモジュール(go module)1100の運動記録サブモジュールに従って運動を完了でき、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0133】
1つの実施形態において、ユーザーは、完了した運動に関連する実際の運動データ234を入力できる。図29及び30を参照すると、運動が抵抗目標(例えば負荷目標、反復目標及び/または時間目標)を有する強度ベースのトレーニング活動を含む場合、運動によって定義されたものと異なるときは、ユーザーは、実際の完了した時間、完了した負荷及び反復量を入力できる。例えば、図29に示すように、ユーザーは、バランスボール(physioball)のエクササイズ中に完了した実際の反復回数234を入力できる。1つの実施形態において、図30に示すように、日付、開始時間、及び総運動時間を含むその他の実際の運動データが入力できる。これらの運動完了GUIウィンドウは、運動が完了するとユーザーに示され得る。
【0134】
1つの実施形態において、データが入力されない場合、スケジューリングされた時間目標、反復目標または負荷目標が完了されたものと見なされることになる。1つの実施形態において、アスリート100が運動を完了した、または運動を早く終了することを選択した場合、ゴーモジュール(go module)1100の運動記録サブモジュールは、アスリート100に対し、運動に関連する記録されたパフォーマンス情報を保存または破棄することを促し得る。アスリート100が記録されたパフォーマンス情報を保存することを決定すると、パフォーマンスの要約が表示され得る。
【0135】
1つの実施形態において、次回のスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗要件を調整するために、ユーザーの抵抗目標(例えば負荷、時間及び/または反復)ついての進行が追跡され、使用され得る。これが今度は、例えば、ユーザーの体を徐々に鍛えることによりユーザーが所望のフィットネス目標を達成する助けとなり得る。ユーザーが入力した負荷、反復及び/または時間データの入力を含むユーザーの抵抗目標の進行に基づき、例えば図8及び9に示すように、次回のトレーニング活動の抵抗目標が抵抗サブモジュール201によって定義され得る。このように、ユーザーの抵抗目標は、完了した要件によって動的に調整され、影響され得る。
【0136】
1つの実施形態において、活動後にユーザーによって入力された実際の抵抗データ234が、次回のトレーニング活動の適切な負荷目標、反復目標及び/または時間目標をスケジューリングするために使用され得る。図29及び30に示された運動完了GUIウィンドウが、運動が完了するとユーザーに示されて、ユーザーの現在のフィットネスレベルを評価し、任意の必要な抵抗目標の調整を提供し得る。ユーザー入力に基づき、抵抗サブモジュール201は1つ以上の抵抗目標を定義し得る。
【0137】
1つの実施形態において、ユーザーが完了し、入力した抵抗目標は、抵抗サブモジュール201によって記憶されて良い。この値は、必要に応じ、ユーザーが後から見たり修正したりできる。ユーザーが、スケジューリングされた抵抗目標に等しい、完了されたトレーニング活動の抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201は、所定のパーセンテージにスケジューリングされた(及び完了した)抵抗目標を乗じることにより、未来のトレーニング活動向けに抵抗目標を付加的に増加させ得る。1つの実施形態において、ユーザーが、スケジューリングされた抵抗要件の所定のパーセンテージ内にある、完了されたトレーニング活動の完了された抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201はやはり、未来のトレーニング活動向けに抵抗目標を付加的に増加させ得る。
【0138】
1つの実施形態において、全てのスケジューリングされた非有酸素トレーニング活動は、所定の抵抗目標を有する。代わりの実施形態において、各非有酸素トレーニング活動の抵抗目標は、以前のトレーニング活動の抵抗目標の完了及び/または以前のトレーニング活動についてのユーザー入力に基づく。1つの実施形態において、ユーザーが、あるトレーニング活動のスケジューリングされた抵抗目標とは異なる、そのトレーニング活動の完了された抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201は、ユーザー入力に基づいた抵抗目標を含む、そのユーザー向けの1つまたは全ての将来にスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗目標を定義し得る。1つの実施形態において、ユーザーのスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗要件は、有酸素ベースのトレーニング活動を含む、ユーザーのその他のトレーニング活動の完了に基づいて調整され得る。
【0139】
アスリート100向けのトレーニング活動をスケジューリングするための1つ以上の方法が、上述の通り、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、コンピュータサーバシステム112、及び/またはパーソナルコンピュータ114を採用することにより実行され得る。図31は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法500の工程フローチャートである。方法500は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程502、504、506及び508を含む。方法500は工程502で始まり、この工程は、有酸素ベースのトレーニングプラン及び非有酸素ベースのトレーニングプランを定義することにより始まる。例えば、上述の通り、トレーニングモジュール200は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動及び1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む運動プランを含み得る。有酸素ベースのトレーニング活動は、有酸素目標、例えば、ペース目標、速度目標、心拍数目標、またはその他の好適なパフォーマンス目標等を含み得る。非有酸素ベースのトレーニング活動は、抵抗目標または任意のその他の好適なパフォーマンス目標を含み得る。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニングプランは、強度ベースのトレーニングプランであって良い。工程504において、工程は、トレーニングカレンダーにおける非有酸素ベースのトレーニングプラン及び有酸素ベースのトレーニングプランの実行のスケジューリングを含む。例えば、トレーニングモジュール200は、単一有酸素ベース運動208と併せて非有酸素ベースの運動プラン206からトレーニング活動をスケジューリングできる。トレーニング活動は、所望の目的、例えばトレーニングカテゴリーに対して特に適合され得る。工程506において、工程は、ユーザーに対し、非有酸素ベースのトレーニングプラン及び有酸素ベースのトレーニングプランのスケジュールを含むトレーニングカレンダー230のグラフィック表示を提供する。1つの実施形態において、例えば工程508に示すように、工程は、ユーザーに対してトレーニング活動についてのコーチングインストラクションを提供することを更に含み得る。コーチングインストラクションは、トレーニング活動前、活動中または活動後にユーザーに対して説明的テキスト、インストラクション的ビデオ及び言葉によるフィードバックを提供することを含み得るがこれらに限定されない。
【0140】
図32は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法600の工程フローチャートである。方法600は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程602、604及び606を含む。方法600は、トレーニングカレンダーにおいて少なくとも1つの有酸素トレーニング活動の実行をスケジューリングする工程602で始まる。工程604においては、トレーニングカレンダーにおいて、少なくとも1つの非有酸素トレーニング活動が、スケジューリングされた有酸素トレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされる。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プランが、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プラン及び単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含むスケジューリングされた非有酸素ベースの運動プランと組み合わせてスケジューリングされて良い。工程606において、工程は、ユーザーに対し、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースのトレーニング活動のスケジュールを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する。
【0141】
図33は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法700の工程フローチャートである。方法700は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程702、704、706及び708を含む。方法700は、トレーニングカテゴリーの選択を伴う工程702で始まる。1つの実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、1つ以上の特定のスポーツに対応して良い。例えば、サッカーの訓練をしたいユーザーは、フィットネスモニタリング装置においてモバイルアプリケーションまたはウェブサイトを通じてサッカートレーニングカテゴリーを選択できる。焦点を絞ったトレーニングカテゴリーの選択は、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせる(例えばスタミナ及び脚強度)トレーニング活動のスケジューリングを促進し得る。その他の実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、広範囲のフィットネスカテゴリーを対象としても良く、その中からの選択は、適切なフィットネス活動のスケジューリングを促進し得る。
【0142】
工程704において、工程は、選択されたトレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングすることを含む。例えば、サッカートレーニングカテゴリーは、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースの活動(例えば強度ベースの活動)の組み合わせを含み得る。1つの実施形態において、個々の強度ベースのトレーニング活動(例えば脚強度)が、有酸素ベースのトレーニング活動(例えば30分の丘での運動)と組み合わせてスケジューリングできる。スケジューリングされたトレーニング活動の組み合わせは、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。少なくとも1つのトレーニング活動が、対応する抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要し得る。抵抗目標は、例えば負荷目標、反復目標及び/または時間目標を含み得る。
【0143】
工程706において、工程は、トレーニング活動完了後の抵抗目標についての入力の受信を含む。入力は、ユーザーが行っても良く、または、以下に述べるように外部ソース、例えばフィットネスマシン2100やコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)から自動的に生成されても良い。入力は、抵抗目標がユーザーによって完了されたという入力、または、抵抗目標は完了されず、実際の抵抗要件は完了されたという入力を含み得る。1つの実施形態において、入力は、サーバ112においてフィットネスモニタリング装置102から受信され得る。工程708において、工程は、ユーザー入力に基づき次のトレーニング活動の抵抗目標を定義する。ユーザーが抵抗目標を完了した(または完了しなかった)場合、工程は、次のトレーニング活動の抵抗目標を、前の抵抗目標から付加的に増加させる(または減少させる)ことができる。次のトレーニング活動の抵抗目標は、活動の完了前にユーザーに示され得る。例えば、この抵抗目標は、アップデートされたトレーニングプラン内に現れ得る。
【0144】
1つの実施形態において、工程は、トレーニング活動中にユーザーに対してコーチングを提供し得る。例えば、活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えばリアルタイムのパフォーマンス情報をサーバ112に対して送ることができ、これに応じ、サーバ112は、例えばリアルタイムのフィードバックまたはコーチングをポータブルフィットネスモニタリング装置102に対して送ることができる。1つの実施形態において、活動中のこの通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102による運動ルーチンの実行の結果として、及び/またはそれと同時に起こり得る。活動後、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば完了した活動のパフォーマンス情報をサーバ112に対して送ることができ、これに応じ、サーバ112は、例えば活動後分析をポータブルフィットネスモニタリング装置102に対して送ることができる。対応する抵抗目標を要求する活動については、活動後に、ユーザーが実際に完了した負荷、時間及び/または反復を入力できる。
【0145】
図34は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けに運動ルーチンを生成するための例示的方法800の工程フローチャートである。方法800は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程802、804、806及び808を含む。方法800は、ポータブルフィットネスモニタリング装置のユーザーからのトレーニングカテゴリー選択の受信を伴う工程802で始まる。例えば、サッカーの訓練をしたいユーザーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102からウェブサイトまたはGUIウィンドウを通じてサッカートレーニングカテゴリー202を選択できる。サッカートレーニングカテゴリー202は、ユーザーが、有酸素ベースのトレーニング活動及び強度ベースの活動の組み合わせを含むトレーニング活動をスケジューリングすることを可能にし得、これは、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。続いて工程804で、ポータブルフィットネスモニタリング装置からユーザーに関連するパフォーマンス情報が受信される。例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から、ユーザーは、ユーザーが以前に行ったトレーニング活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置により記録された、または活動後にユーザーが入力したペース目標または抵抗目標等のパフォーマンス情報を提供し得る。パフォーマンス情報は、まだ完了されていないトレーニング活動に関連する情報も含み得る。例えば、ユーザーは、所望の量の負荷抵抗や完了すべき反復回数等の促しまたは質問に応じて入力を提供し得る。工程806において、工程は、選択されたトレーニングカテゴリー及びパフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する。1つの実施形態において、第1のスケジューリングされたトレーニング活動は有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動は抵抗目標を含む。工程808において、工程は、有酸素目標及び抵抗目標を有するスケジューリングされたトレーニング活動を含むスケジュールをポータブルフィットネスモニタリング装置に送る。
【0146】
1つの実施形態において、図35に示すように、フィットネスモニタリング装置102及びトレーニングモジュール200は、動きを検出するように適合されたコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)、例えばPlaystation 3、XBOX360またはNintendo(登録商標)Wii等のゲームシステムと連動させて使用できる。当業者は理解するであろうが、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーの動きを認識するためのソフトウェア及びハードウェア(例えば動き検出、コントローラ、カメラ等)を含み得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステムベースの運動を作成及びスケジューリングするように構成されて良く、この運動は、コンソールゲームシステム2000と連動させて実行され得る。例えば、コンソールゲームシステムベースの運動、例えば完了が成功するには特定の体の動きが必要なダンスベースのビデオゲーム等が、ユーザーのテレビの前で実行され得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステム2000と通信するように構成されて良く、ユーザーの運動データを受信し得る。例えば、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーが完了に成功した動きの数に関するデータを提供し得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステム2000と通信するように構成されて良く、コンソールからユーザーの運動データを受信し得る。このように、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーがパフォーマンス目標を完了したか否かについての入力を提供し得る。
【0147】
1つの実施形態において、図36に示すように、フィットネスモニタリング装置102及びトレーニングモジュール200は、フィットネスマシン2100、例えばトレッドミルやウェイトリフティングマシンと連動させて使用できる。フィットネスモニタリング装置102及び/またはサーバ112は、フィットネスマシン2100と通信するように構成されて良い。このように、ユーザーのスケジューリングされたトレーニング活動に基づく所定の負荷設定が、フィットネスマシン2100に送信されて良く、マシンは次のエクササイズ向けに重量を自動的に調整して良い。1つの実施形態において、次のスケジューリングされたトレーニング活動に必要なマシンが、ユーザーがマシンに着いた時にあらかじめ設定されているように、ユーザーのトレーニング活動のスケジュールを複数のフィットネスマシン2100に送信できて良い。トレーニングモジュール200は、フィットネスマシン2100と通信するように構成されて良く、マシンからユーザーの運動データを受信し得る。例えば、フィットネスマシン2100は、ユーザーが完了に成功した動きの数に関するデータを提供し得る。
【0148】
本発明の様々な局面、その任意の部分またはその機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、インストラクションが記憶された有形コンピュータ読み取り可能またはコンピュータ使用可能記憶媒体、あるいはその組み合わせを使用して実行され得、1つ以上のコンピュータシステムまたはその他の処理システムにおいて実行され得る。
【0149】
本発明のフィットネスモニタリングの実施形態を提供するプログラム製品、方法及びシステムは、1つ以上の計算装置によって実行される任意のソフトウェアアプリケーションを含み得る。計算装置は、1つ以上のプロセッサを有する任意の種類の計算装置であり得る。例えば、計算装置は、ワークステーション、モバイル機器(例えば携帯電話、個人用デジタル補助装置、タブレット型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ)、コンピュータ、サーバ、コンピュータクラスター、サーバファーム、ゲームコンソール、セットトップボックス、キオスク、埋め込みシステム、ジムマシン、小売システム、または少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを有するその他の装置であり得る。本発明の実施形態は、計算装置においてプロセッサ、ファームウェア、ハードウェアまたはその任意の組み合わせによって実行されるソフトウェアであり得る。
【0150】
本明細書において、「コンピュータプログラム媒体」や「コンピュータ使用可能媒体」等の用語は、取り外し可能な記憶装置やハードディスク・ドライブにインストールされるハードディスク等の媒体を広く指して用いられ得る。コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能媒体は、メインメモリや二次メモリ等のメモリをも指すことができ、これはメモリ半導体(例えばDRAM等)であって良い。これらのコンピュータプログラム製品は、本発明のコンピュータシステムにソフトウェアを提供する。
【0151】
コンピュータプログラム(コンピュータ制御論理とも呼ばれる)は、メインメモリ及び/または二次メモリに記憶され得る。コンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して受信することも可能である。こうしたコンピュータプログラムは、実行された際、本発明のコンピュータシステムが本明細書に記載される実施形態を実行するのを可能にし得る。ソフトウェアを用いて実施形態を実行する場合、このソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶させることができ、例えば取り外し可能な記憶ドライブ、インターフェース、ハードドライブ及び/または通信インターフェースを用いてコンピュータシステムにロードできる。
【0152】
本明細書の記載に基づき、関連する技術分野の当業者は認識するであろうが、コンピュータプログラムは、実行すると、1つ以上のプロセッサによる上述の工程、例えば図面に例示した方法における工程等の実行を可能にし得る。ある実施形態において、1つ以上のプロセッサは、クラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームに組み込まれた計算装置の一部であって良い。更に、ある実施形態において、クラスタ化されたコンピュータ環境により行われる計算プロセスは、同じまたは異なる位置に配置された複数のプロセッサにわたって行われて良い。
【0153】
本発明のソフトウェアは、任意のコンピュータで使用可能な媒体に記憶させることができる。このようなソフトウェアは、1つ以上のデータプロセシング装置において実行された時に、該データプロセシング装置が本明細書に記載の通りに作動するようにする。本発明の実施形態は、現在公知の、または将来的に公知となるであろう任意のコンピュータで使用可能な、または読み取り可能な媒体を採用する。コンピュータで使用可能な媒体の例には、一次記憶装置(例えば任意の種類のランダム・アクセス・メモリまたは読み取り専用メモリ)、二次記憶装置(例えばハードドライブ、フロッピーディスク、CD ROM、ジップディスク、テープ、磁気記憶装置、光記憶装置、MEMS、ナノテクノロジー記憶装置、メモリーカード、またはその他の取り外し可能な記憶装置等)、及び通信媒体(例えば有線及び無線通信ネットワーク、ローカルエリア・ネットワーク、広域ネットワーク、イントラネット等)が含まれるがこれらに限定されない。
【0154】
特定の機能の実行及びそれらの関係を例示する機能的構成要素(functional building blocks)の助けにより実施形態を説明してきた。これらの機能的構成要素の境界は、本明細書において説明の便宜上任意に定義されている。特定の機能及びそれらの関係が適切に遂行される限り、別の境界が定義され得る。
【0155】
本発明を、例示的な実施形態を用いて説明してきた。よって、本発明は、上述の例示的な実施形態のうちのいかなるものによっても制限されるべきではないが、以下の請求項及びその相当物によってのみ定義されるべきである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してフィットネスモニタリングに関する。詳しくは、本発明は、フィットネスモニタリングを提供するためのプログラム製品、方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
運動は、健康的なライフスタイル及び個人の幸福を維持する上で重要である。よって、多くの個人が運動プログラムへの参加を望んでいる。最も成功する運動プログラムは、個人のフィットネスレベルに合わせた、個人が1つ以上の特定のフィットネス目標または運動目標を達成するのを支援する目的のものである。
【0003】
個人が自分のフィットネスレベル及び特定のフィットネス目標または運動目標にとって適切な運動プログラムを開発する場合に、スポーツトレーナーやその他の運動及びフィットネスの専門家に支援してもらうことができる。しかし、このような専門家の雇用は高額であり得る。更に、多くの個人が忙しいスケジュールであることが、運動及びフィットネスの専門家と日常的に会うための時間を確保することを困難にしている。よって、多くの個人が、運動及びフィットネスの専門家のサービスの利用を見送り、例えば自分のフィットネスレベルに合わせた運動プログラムから得られ得る利益を得ることができないでいる。
【0004】
技術がもたらしたのが、運動(ワークアウト)中にユーザーから得られたパフォーマンス情報を更なる分析のために離れたコンピュータに送信できるシステム、及びユーザー向けにトレーニング活動のスケジュールを作成できるシステムの開発である。これらのシステムはしばしば、ユーザーが自分の過去のパフォーマンスデータを検討し、未来のトレーニング活動をスケジューリングすることを可能とするユーザーインターフェースを提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
必要なのは、アスリートが、とりわけ自分の向上を評価するために過去のパフォーマンスから生成されたデータをもっとうまく利用すること、未来の活動をスケジューリングし目標を設定すること、他の者とパフォーマンスデータを共有すること、モチベーションを保ち続けること、及び/または現在のフィットネスレベル及び目標にふさわしい強度での運動ができることを可能にするであろう、フィットネスモニタリングを提供するための改善されたプログラム製品、方法及びシステムである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動を含む有酸素ベースのトレーニングプラン及び1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースのトレーニングプランを定義する工程と;トレーニングカレンダーにおける非有酸素トレーニングプラン及び有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;フィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータにおいて、ユーザーに対し、有酸素トレーニングプラン及び非有酸素トレーニングプランを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法に関する。1つの実施形態において、該方法は、ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供する工程を含む。別の実施形態において、該方法は、ユーザーに対して有酸素トレーニング活動及び非有酸素トレーニング活動ついてのコーチングを提供する工程を含む。別の実施形態において、該方法は、ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのコーチングを提供する工程を含む。
【0007】
別の実施形態において、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングするための有形コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのプロセッサに:1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動を含む有酸素ベースのトレーニングプラン及び1つ以上の強度ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースのトレーニングプランの定義と;有酸素トレーニング活動のスケジューリングに基づいた強度トレーニング活動の実行のスケジューリングと;ユーザーに対する有酸素トレーニング活動及び強度トレーニング活動を含むスケジュールのフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータでのグラフィック表示の提供と;を行わせるための、記録されたコンピュータプログラムロジックを有するコンピュータ読み取り可能媒体を含む。
【0008】
更に別の実施形態において、フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法は:ユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;選択されたトレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングする工程であって、第1トレーニング活動が、第1抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要求する、工程と;第1トレーニング活動の完了後に第1抵抗目標についての入力をユーザーから受信する工程と;受信されたユーザー入力に基づいて第2トレーニング活動の第2抵抗目標を定義する工程と;を含む。
【0009】
別の実施形態において、アスリートのための運動ルーチンを生成する方法は:ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータからトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;ポータブルフィットネスモニタリング装置からアスリートに関連するパフォーマンス情報を受信する工程と;選択されたトレーニングカテゴリー及びパフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する工程であって、第1のスケジューリングされたトレーニング活動が有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動が抵抗目標を含む、工程と;ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/または例えばパーソナルコンピュータにスケジュールを送信する工程と;を含む。該方法の工程の各々は、少なくとも1つのプロセッサを使用して実行されて良い。
【0010】
実施形態は、ポータブルフィットネスモニタリング装置、及びポータブルフィットネスモニタリング装置から離れていても良いコンピュータのうちの片方または両方においてトレーニングプランを作成及びスケジューリングするシステム及び方法を含み得る。
【0011】
実施形態は、サーバ並びに該サーバと通信している1つ以上のフィットネスモニタリング装置及びセンサを含み得る。1つ以上のフィットネスモニタリング装置及びセンサは、お互いに通信しても良く、トレーニングプランを作成及びスケジューリングするためにトレーニングモジュールと通信しても良い。
【0012】
本発明の更なる実施形態、特徴及び技術的優位性、並びに本発明の多様な実施形態の構成及び操作については、添付の図面を参照しながら以下に詳しく述べる。
【0013】
添付の図面は、組み込まれて本明細書の一部をなすが、例として本発明を説明するが限定を目的とするものではなく、また、記述と共に本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作成及び使用することを可能にするのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施形態に従った活動に従事するアスリートの図である。
【0015】
【図2】図2は、本発明の実施形態に従った活動に従事するアスリートの図である。
【0016】
【図3】図3は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置のコンポーネントのブロック図である。
【0017】
【図4】図4は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置のコンポーネントのブロック図である。
【0018】
【図5】図5は、本発明の実施形態に従ったサーバと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置の図である。
【0019】
【図6】図6は、本発明の実施形態に従ったサーバと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置の図である。
【0020】
【図7A】図7Aは、本発明の実施形態に従った、1人のアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置が別のアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置と通信している図である。
【0021】
【図7B】図7Bは、本発明の実施形態に従った、ベースステーションと通信しているポータブルフィットネスモニタリング装置を有する個体のグループの図である。
【0022】
【図8】図8は、本発明の実施形態に従ったサーバの例示的なソフトウェア構成のブロック図である。
【0023】
【図9】図9は、本発明の実施形態に従ったサーバの例示的なソフトウェア構成のブロック図である。
【0024】
【図10】図10は、本発明の実施形態に従ったトレーニングカテゴリーを選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0025】
【図11】図11は、本発明の実施形態に従ったトレーニングカテゴリーを選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0026】
【図12】図12は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0027】
【図13】図13は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0028】
【図14】図14は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0029】
【図15】図15は、本発明の実施形態に従った運動を選択するための例示的なGUIウィンドウである。
【0030】
【図16】図16は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0031】
【図17】図17は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0032】
【図18】図18は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0033】
【図19】図19は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0034】
【図20】図20は、本発明の実施形態に従った、例示的な運動を含む例示的なGUIウィンドウである。
【0035】
【図21】図21は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0036】
【図22】図22は、本発明の実施形態に従った、運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0037】
【図23】図23は、本発明の実施形態に従った、運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0038】
【図24】図24は、本発明の実施形態に従った運動スケジュールを生成するための例示的なGUIウィンドウである。
【0039】
【図25】図25は、本発明の実施形態に従ったユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0040】
【図26】図26は、本発明の実施形態に従ったユーザーの運動スケジュールを図示する例示的なGUIウィンドウである。
【0041】
【図27】図27は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0042】
【図28】図28は、本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。
【0043】
【図29】図29は、本発明の実施形態に従った実際に完了した運動のデータのユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0044】
【図30】図30は、本発明の実施形態に従った実際に完了した運動のデータのユーザー入力のための例示的なGUIウィンドウである。
【0045】
【図31】図31は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0046】
【図32】図32は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0047】
【図33】図33は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0048】
【図34】図34は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングする方法の工程フローチャートである。
【0049】
【図35】図35は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置及びトレーニングモジュールがゲームシステムと通信している図である。
【0050】
【図36】図36は、本発明の実施形態に従ったフィットネスモニタリング装置及びトレーニングモジュールがフィットネスマシンと通信している図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、添付の図面に例示される実施形態を参照しながら本発明を詳細に説明する。「1つの実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」等というときは、記載された実施形態が特定の特徴、構造または特性を含み得るが、全ての実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造または特性を含み得るわけではないことを示す。また、このような語句が必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。また、特定の特徴、構造または特性がある実施形態に結び付けて記載された場合、はっきり記載されてあるか否かにかかわらず、他の実施形態と結びつけることによりそのような特徴、構造または特性に影響を与えることは、当業者の知識の範囲内であることを示している。
【0052】
また、用語「ユーザー」は、身体活動を行うアスリートを含み得る一方で、目的の身体活動を行うアスリート以外のユーザーに言及するためにも本明細書において使用され得る。言い換えれば、アスリート−ユーザーに加えてその他のユーザー、例えばコーチ、友人、家族等も、本発明のシステム及び方法と相互に作用することができて良い、いくつかの実施形態において、ユーザーはアスリートであって良い。
【0053】
一般的に、本発明の方法、システム及びプログラム製品は、アスリートに対してフィットネスモニタリングを提供するために使用され得る。本発明の少なくともいくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置とコンピュータサーバシステムが相互に作用してフィットネスモニタリング方法を提供し得る。
【0054】
1つの実施形態において、アスリートは身体活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置を利用し得る。別の実施形態において、アスリートは身体活動前、身体活動中、及び/または身体活動後にコンピュータサーバシステムと相互に作用し得る。
【0055】
ポータブルフィットネスモニタリング装置は、アスリートの身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定し、活動中にアスリートに対しフィードバックを提供し、サーバシステムに情報を送り、及び/またはサーバシステムから情報を受信するように適合され得る。サーバシステムは、アスリートの活動に関連するパフォーマンス情報を処理し、身体活動前、身体活動中、及び/または身体活動後にアスリートに対しフィードバックを提供し、ポータブルフィットネスモニタリング装置に情報を送り、及び/またはポータブルフィットネスモニタリング装置から情報を受信するように適合され得る。1つの実施形態において、アスリートの身体活動に関連するパフォーマンスパラメータは、リアルタイムまたは実質的にリアルタイムに権限のある個人(例えばコーチ)が受信する及び見ることができる。この情報に基づき、コーチは活動中にアスリートに対してフィードバックを提供することもできる。
【0056】
1つの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置とコンピュータサーバシステムは、無線広域ネットワークを通じて相互に作用して良い。別の実施形態において、サーバシステムは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置を通じてアスリートに情報を示して良い。更なる実施形態において、サーバシステムは、リモートコンピュータ(ポータブルフィットネスモニタリング装置であってもなくても良い)を通じてユーザー(アスリートであってもなくても良い)に情報を示して良い。
【0057】
本発明の1つの例示的な実施形態において、アスリートは、ポータブルフィットネスモニタリング装置及びサーバシステムと以下に述べる通りに様々な方法で及び様々な時に相互作用して良い。
【0058】
まず、身体活動に従事する前に、アスリートは、遠隔設置されたパーソナルコンピュータから、サーバが提供するウェブサイトにアクセスして良い。遠隔設置されたパーソナルコンピュータに配置されたアスリートは、見込まれる身体活動のプランニング及びスケジューリングを行うためにウェブサイトを使用して良い。あるいは、アスリートは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からウェブサイトにアクセスすることにより、見込まれる身体活動のプランニング及びスケジューリングを行って良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して、例えばモバイルアプリケーションまたは「アプリ(app)」等として比較的小さなスクリーンに表示するために最適化して良い。理解されるであろうが、ユーザーは、例えばアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置上のアイコンを選択することにより、プランニング、スケジューリング及びフィットネスモニタリング方法のモバイルアプリケーションを選択して良い。例えば、アイコン上でのユーザーのタッチまたはタッチジェスチャーが、アプリケーションを開始し得る。
【0059】
次に、アスリートは、ポータブルフィットネスモニタリング装置を利用しながら、プランニング及びスケジューリングされた活動に従事して良い。あるいは、アスリートは、プランニングもスケジューリングもされていない活動に従事して良い。活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置は、アスリートの身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定し、活動中にアスリートに対してフィードバックを提供して良い。活動中にアスリートに提供されるフィードバックのうちのいくつかは、活動前または活動中にサーバから受信した情報に依存し得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置は、活動前、活動中または活動後にアスリートのパフォーマンスに関する情報をサーバに送っても良い。
【0060】
最後に、活動の完了後、アスリートは、遠隔設置されたパーソナルコンピュータから、サーバが提供するウェブサイトに再びアクセスして良い。遠隔設置されたパーソナルコンピュータに配置されたアスリートは、ウェブサイトを使用して活動に関連するパフォーマンス情報を検討及び分析して良い。あるいは、アスリートは、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からウェブサイトにアクセスすることにより、活動に関連するパフォーマンス情報を検討及び分析して良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して、例えばモバイルアプリケーションまたはスマートフォン用の「アプリ(app)」等として比較的小さなスクリーンにおける操作及び表示をするために最適化して良い。理解されるであろうが、ユーザーは、例えばアスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置上のアイコンを選択することにより、プランニング、スケジューリング及びフィットネスモニタリング方法のモバイルアプリケーションを選択して良い。例えば、アイコン上でのユーザーのタッチまたはタッチジェスチャーが、アプリケーションを開始し得る。
【0061】
活動前、活動中または活動後の様々な時点において、ポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはサーバのプロセッサは、アスリートのパフォーマンスに関連する多様なデータを受信、処理、送信及び/または表示して良い。
【0062】
本発明の実施形態を利用するアスリート100は、多様な身体活動に積極的に参加して良く、身体活動には、バスケットボール、テニス、フットボール、サッカー、レクリエーションのランニング、ウォーキング、スケート、水泳、有酸素運動、ウェイトリフティング、一般的なフィットネス、野球、ボクシング、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラグビー、競漕/船漕ぎ、レースのランニング、短距離走、サイクリング、ラクロス、ゴルフ、武術、体操、レスリング、ヨガ、スキー、パドルボーディング、及びスノーボードが含まれるがこれらに限定されず、あるいは多様な個人またはチームのスポーツに参加して良い。従って、本明細書において例えば「アスリート」、「ランナー」及び「個体」等の用語は、交換可能に使用されて良く、一般的に、本発明の実施形態に従って身体活動を行う任意の人を指して良い。
【0063】
アスリートにフィットネスモニタリング方法を提供するためにポータブルフィットネスモニタリング装置及び/またはコンピュータサーバシステムを利用し得る本発明の実施形態のより詳しい例を、以下に示す。
【0064】
図1及び2に示すように、身体活動に従事するアスリート100は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を身に付けていて良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、身体活動中にアスリート100によって着用、保持、または支持され得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、アスリート100の身体活動に関連する様々なパフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するように適合されて良い。用語「パフォーマンスパラメータ」は、アスリート100の身体活動に関連する物理的パラメータ及び生理学的パラメータの両方を含み得る。測定及び/または計算される物理的パラメータは、例えば、時間、位置、距離、速度、ペース、歩数、歩幅、ストライド速度及び/または高度を含み得る。測定及び/または計算される生理学的パラメータは、例えば、心拍数、呼吸数、血中酸素濃度、血流量、水分補給状態、消費されたカロリー、筋肉疲労及び/または体温を含み得る。
【0065】
ある実施形態において、パフォーマンスパラメータは、メンタルまたは感情パラメータ、例えばストレスレベルやモチベーションレベルも含み得る。メンタル及び感情パラメータは、アスリート100に質問をしたり、または、ランニング中に例えば胴体の角度や足の衝撃の特性等を測定することにより、直接的または間接的に測定及び/または計算されて良い。
【0066】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば携帯電話、スマートフォン、個人用デジタル補助装置、音楽ファイルプレイヤー(例えばMP3プレイヤー)、タブレット型コンピュータ、着用するためのインテリジェント商品(intelligent article)(例えばフィットネスモニタリング用衣服、リストバンドまたは時計)、ドングル(例えば、第1電子装置を物理的につなぎ、及び/または追加的な電子装置を無線でつなぐことのできる小さなハードウェアデバイス)、または任意のその他の好適な専用または専用でないポータブルフィットネスモニタリング装置102等の装置であって良い。好適な装置は、例えば、共同所有の米国特許出願番号11/892,023号(発明の名称:「スポーツ用電子トレーニングシステム及びそのアプリケーション」)及び共同所有の米国特許出願番号12/467,944号(発明の名称:「ポータブルフィットネスモニタリングシステム及びそのアプリケーション」)に開示された装置を含み得、各々の開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0067】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、パフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するために使用される情報を検出するための1つ以上のセンサ104を含んで良く、またはそれらと通信して良い。本発明の1つの実施形態において、図1に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体がセンサ104を含み得る。言い換えれば、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれて良く、及び/またはその中に含まれて良い。このようなセンサ104は、例えば、アスリート100の位置、移動距離、ペース及び/または速度を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104であって良い。
【0068】
別の実施形態において、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から物理的に分離していて良い。言い換えれば、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれてなくともその中に含まれてなくとも良い。一方で、このような実施形態において、センサ104は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。例えば、図2の実施形態において、アスリート100の心拍数を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104は、アスリート100の胸部につながれる一方で、アスリート100の移動距離及び/または速度を測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのセンサ104は、アスリート100の靴につながれる。
【0069】
好適なセンサ104には、ポジショニングシステム受信器(例えばGPS受信器やビーコン)、加速度計、歩数計、脈拍計、呼吸速度センサ、ジャイロスコープ、磁力計、水分補給センサ、温度計、またはパフォーマンスパラメータを測定及び/または計算するために使用され得る情報を検出するためのその他のセンサ104が含まれ得るが、これらに限定されない。
【0070】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、1つ以上のポータブル出力装置106を含んで良く、またはそれと通信して良い。出力装置106は、多様な方法、例えば視覚的方法、可聴式方法、及び/または触覚的方法(例えば振動する要素を通じ)のどれかを単独で、またはそれらを組み合わせること等により、アスリート100に情報を伝達するように適合され得る。
【0071】
本発明のいくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が、出力装置106を含んで良い。言い換えれば、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれて良く、及び/またはその中に含まれて良い。その他の実施形態において、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から物理的に分離していて良い。言い換えれば、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と同じハウジングに一体化してつながれてなくともその中に含まれてなくとも良い。一方で、このような実施形態において、出力装置106は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。更なる実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリングシステムは、複数のポータブル出力装置106を含んで良い。
【0072】
本発明の1つの実施形態において、図1に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が、視覚的表示出力装置106を含んで良く、一方で分離した可聴式出力装置106(例えばヘッドホンやスピーカー)は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0073】
別の実施形態において、図2に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体が出力装置106を含む一方で、分離した出力装置106(例えば視覚的表示を有するリストバンド)が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と無線で通信して良い。加えて、分離した可聴式出力装置106(例えばヘッドホン)が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0074】
分離した視覚的表示出力装置106が提供される実施形態において、該分離した視覚的表示出力装置106は、様々な異なる形態をとり得る。例えば、分離したポータブル視覚的表示出力装置106は、腕時計であって良い。更なる例として、1つの実施形態において、分離したポータブル視覚的表示出力装置106は、例えば米国特許出願番号12/467,948号(発明の名称:「表示装置を有するポータブルフィットネスモニタリングシステム及びそのアプリケーション」)に開示された装置のような、1つ以上の視覚的表示を有するリストバンドであって良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。分離した視覚的表示出力装置106は、例えば数字によるパフォーマンスパラメータ情報や色分けされたパフォーマンスゾーンに関する情報を表示できて良い。このことは後で詳しく述べる。
【0075】
図3は、本発明の実施形態に従ったポータブルフィットネスモニタリング装置102の例示的なコンポーネントのブロック図である。図3を参照すると、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、プロセッサ120、メモリ122、ユーザー入力制御装置124、ポジショニングシステム受信器126、無線広域ネットワーク(WWAN)トランシーバー128、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)トランシーバー130、視覚的表示部132、オーディオユニット134、1つ以上のセンサ104、出力装置106、及びコンピュータ入力/出力装置136を含み得る。これらのコンポーネントは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の機能性を遂行するために動作可能に接続されて良い。その他の実施形態において、これらのコンポーネントのうちの1つ以上が省略されても良く、または、追加のコンポーネントが含まれても良い。例えば、図4に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、ポジショニングシステム受信器126を含まなくとも良い。
【0076】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102のプロセッサ120は、あとで詳しく述べるようなメモリ122に記憶されたアプリケーションプログラムを実行するように適合されて良い。例えば、1つの実施形態において、プロセッサ120は、運動ルーチンを実行するように適合されて良い。1つの実施形態において、プロセッサ120はまた、例えば米国特許出願番号11/892,023号(発明の名称:「スポーツ用電子トレーニングシステム及びそのアプリケーション」)に開示されたもののような、アナログまたはデジタルシグナルプロセシングアルゴリズムを実行できても良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となしている。プロセッサ120は、メモリ122、ユーザー入力制御装置124、ポジショニングシステム受信器126、WWANトランシーバー128、WPANトランシーバー130、視覚的表示部132、オーディオユニット134、1つ以上のセンサ104、出力装置106、及びコンピュータ入力/出力装置136に動作可能に接続されて良い。
【0077】
メモリ122は、本明細書に記載のポータブルフィットネスモニタリングシステムの機能性の特徴を実行するために使用されるアプリケーションプログラムを記憶するように適合されて良い。メモリ122は、後で詳しく述べるように、その他のデータ及び情報を記憶するように適合されても良い。例えば、メモリ122は、記録されたパフォーマンスパラメータ情報、運動ルーチン及びスケジュール、音楽トラック、地図情報、経路データ、並びに/または1つ以上のプレイリストを記憶するように適合されて良い。メモリ122は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリの両方を含み得る。
【0078】
ユーザー入力制御装置124は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と相互作用するためにアスリート100によって使用されて良い。1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、1つ以上の物理的な入力ボタン、スイッチ、及び/またはキーを含み得る。1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、トラックパッド、スクロールボール、及び/またはタッチスクリーン入力制御装置(例えば視覚的入力ボタン、スイッチ及び/またはキー)を含み得る。別の実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、静電容量スイッチを含み得る。更なる実施形態において、ユーザー入力制御装置124は、音声作動式制御装置であって良い。これらユーザー入力制御装置124各々の機能は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の動作モードに基づいて決定され得る。
【0079】
1つの実施形態において、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全ては、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体と同じハウジングに一体化してつながれてなく、及び/またはその中に含まれてなくとも良い。例えば、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全ては、視覚的表示部及び1つ以上の入力のためのボタンを含み得る、リストバンドや腕時計のような装置等の分離した視覚的表示出力装置106の一部であって良い。活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置102がどのようにアスリート100の体によって支持されるかによって、ユーザー入力制御装置124のいくつかまたは全てのリストバンド上の配置は、アスリート100に対し、ユーザー入力制御装置124の作動へのより容易なアクセスを提供し得る。ユーザー入力制御装置を通じて入力されたコマンドは、後で詳しく述べるように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102に無線で送信され得る。
【0080】
視覚的表示部132は、上述のようにポータブルフィットネスモニタリング装置102に一体化してつながれた視覚的表示出力装置106であって良い。視覚的表示部132は、アスリート100に対して情報を視覚的に表示するために使用され得る。ある実施形態において、視覚的表示画面132は、例えば、液晶表示(LCD)、発光ダイオード(LED)表示、網膜ディスプレイ、または有機発光ダイオード(OLED)表示であって良い。別の実施形態において、単一の表示画面が、視覚的表示部132及びユーザー入力制御装置124の両方をタッチパネル式入力制御装置の形態で含んで良い。
【0081】
先に図2を参照して詳しく述べているように、1つの実施形態において、1つ以上の追加的な出力装置106が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102自体と同じハウジングに一体化してつながれてなく、及び/またはその中に含まれてなくとも良い。例えば、上述のもののような分離した視覚的表示出力装置106が、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信して良い。
【0082】
オーディオユニット134は、音声信号を処理するために使用される。オーディオユニット134は、例えばデジタル音声信号を、上述のようにポータブルフィットネスモニタリング装置102と有線または無線で通信する可聴式出力装置106(例えばヘッドホンやスピーカー)を駆動するために使用され得る増幅されたアナログ信号に変換できる。オーディオユニット134は、多様な音声信号、例えばトレーニング活動中にアスリートに提供される音楽トラックや言葉による指導及びフィードバックに関連する信号等を処理し得る。
【0083】
WPANトランシーバー130は、アスリート100の体によって支持される、及び/またはそれに近接するポータブルフィットネスモニタリングシステムのコンポーネントと無線で通信できて良い。1つの実施形態において、WPANトランシーバー130は、低出力トランシーバーである。WPANトランシーバー130は、アンテナを含み得、無許可の周波数バンド、例えば2.4GHzで作動して良い。別の実施形態において、WPANトランシーバーは、ANT及びANT+を含むがこれらに限定されない公知の無線プロトコルを使用し、ダイナストリームイノベーションズ(Dynastream Innovations)、ブルートゥース(Bluetooth)、ブルートゥースLE(Bluetooth LE)、ブルートゥースLET(Bluetooth LET)、WLANまたはブルーロビン(BlueRobin)により通信して良い。その他の公知の無線通信プロトコルも使用できる。ある実施形態において、一方向通信のみが可能なWPAN受信器またはWPAN送信器が、WPANトランシーバー130の代わりに使用され得る。1つの実施形態において、WPANトランシーバーは赤外線トランシーバーであって良い。
【0084】
1つの実施形態において、WPANトランシーバー130は、ポータブルフィットネスモニタリングシステムのセンサ104と通信し得る。別の実施形態において、WPANトランシーバー130は、視覚的、可聴式、及び/または触覚的ポータブル出力装置106と通信し得る。更なる実施形態において、様々なセンサ104及び/または出力装置106と通信するために、複数のWPANトランシーバー130を採用しても良い。
【0085】
本発明の更なる実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、WPANトランシーバー130の機能性を補い得る、または代わりになり得るアダプターに接続できて良い。このようなアダプターは、例えば、特定のセンサ104または出力装置106がWPANトランシーバー130と通信できない場合(例えば、センサ104または出力装置106が、WPANトランシーバー130と異なる無線伝送プロトコルを使用する場合)や、ポータブルフィットネスモニタリング装置102がWPANトランシーバー130を含んでいない場合に必要であり得る。1つの実施形態において、アダプターは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の雌型コンポーネントと物理的にかみ合わせるための雄型コンポーネントを含んでいて良く、雌型コンポーネントは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102のプロセッサ120と通信する。例えば、ある実施形態において、アダプターは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102の音声出力ジャックに差し込むことができるジャックを含み得る。幅広い種類のポータブルフィットネスモニタリング装置102が類似の音声出力ジャック(例えば3.5mmのTRSジャック)を含んでいるので、多様な装置に対して同じ型のアダプターを使用するのが有益であり得る。あるいは、アダプターは、例えばUSB、ミニUSB、SDカード、またはポータブルフィットネスモニタリング装置102の接続ポートに差し込むことができるその他の好適なアダプターを含み得、多様な装置と共に使用されるのが有益であり得る。
【0086】
1つの実施形態において、アダプターは、第1データプロトコルに従ってコード化されたデータ伝送を受信でき、第2データプロトコルに従ってコード化されたデータ伝送を送信できて良い。よって、アダプターは、そうでなければ単一のデータプロトコルに従って通信できないかも知れない複数のコンポーネント間におけるデータ交換を更に容易にし得る。1つの実施形態において、アダプターは、例えばパーソナルコンピュータ、モバイル機器、または携帯電話と共に使用できるよう適合されたドングルであって良い。
【0087】
WPANトランシーバー130とは対照的に、WWANトランシーバー128は、例えばセルラー方式携帯電話の音声信号(voice cellular telephone signals)を送受信するために使用され得るセルラー送受信機であって良い。WWANトランシーバー128は、後で詳しく述べるように、例えばインターネット等のコンピュータネットワークと情報を交換するためにも使用され得る。WWANトランシーバー128はアンテナを含み得る。
【0088】
ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、GPSまたはガリレオ(Galileo)と互換性のある受信器、あるいはビーコンベースのポジショニングシステムのような衛星を利用したポジショニングシステム受信器126も含み得る。好適なポジショニングシステム受信器は、例えば共同所有の米国特許出願番号10/759,289号(発明の名称:「リアルタイム双方向通信及び自動経路生成をサポートする位置認識フィットネストレーニング装置、方法及びプログラム製品」)に開示されたものを含み得、その開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。1つの実施形態において、ポジショニングシステム受信器126は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102に一体化してつながれたセンサ104として機能して良く、GPS通過点(waypoints)、時間、位置、移動距離、速度及び/またはカロリーを測定及び/または計算するために使用され得る情報のポータブルフィットネスモニタリング装置102による検出を可能にし得る。
【0089】
コンピュータ入力/出力装置136は、パーソナルコンピュータ114と有線または無線通信ができる任意の入力/出力装置またはトランシーバーであって良い。1つの実施形態において、コンピュータ入力/出力装置136は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102をパーソナルコンピュータ114に接続するためのUSB配線ケーブルを受け入れることのできるUSBポートであって良い。あるいは、コンピュータ入力/出力装置136は、上述のような音声ジャックまたはメモリカードスロット、あるいは接続ポートであって良い。いくつかの実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102及びコンピュータ114が、例えばWPANトランシーバー130またはWWANトランシーバー128により無線で通信できる場合は、分離したコンピュータ入力/出力装置136を必要としなくとも良い。
【0090】
本発明の実施形態に従って、ポータブルフィットネスモニタリング装置102と1つ以上の外部要素の間で情報が通信され得る。加えて、複数の外部要素自体もお互いに通信し得る。図5に示すように、外部要素は、例えばネットワーク110、コンピュータサーバシステム112、及び/またはパーソナルコンピュータ114を含み得る。
【0091】
ある実施形態において、ネットワーク110はインターネットであって良い。インターネットは、データ通信にインターネットプロトコル(TCP/IP)を採用するサーバ、ルーター、スイッチ及び伝送回線の世界的規模の集合である。別の実施形態において、ネットワークはプライベート・ネットワークまたはイントラネットであって良い。その他の好適な通信ネットワークを使用しても良い。
【0092】
1つの実施形態において、サーバ112から離して配置されたパーソナルコンピュータ114に配置されたユーザー(アスリート100であってもなくても良い)は、ネットワークを通じてサーバ112と通信して良い。例えば、後で詳しく説明するが、ユーザーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用してアスリート100によって行われる予定の身体活動をプランニング及びスケジューリングするために、サーバ112によって提供されるウェブサイトを使用して良い。活動が行われた後、ユーザーは、活動に関連したパフォーマンス情報を検討及び分析するためにも、サーバ112によって提供されるウェブサイトを使用して良い。あるいは、アスリート−ユーザー100は、活動前、活動中及び活動後に、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から直接ウェブサイトにアクセスして良い。1つの実施形態において、アスリートのポータブルフィットネスモニタリング装置からアクセス可能なウェブサイトのバージョンは、簡素化または改良して比較的小さなスクリーンに表示するために最適化して良い。例えば、1つの実施形態において、プランニング及びスケジューリングは携帯「アプリ(app)」を通じて行って良い。
【0093】
別の実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、ネットワーク110を通じてサーバ112と無線で通信して良い。このような通信は、例えば広域ネットワークを利用するポータブルフィットネスモニタリング装置102のWWANトランシーバー128により達成され得る。あるいは、通信は、WPANトランシーバー130によって達成されて良い。
【0094】
例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、携帯電話が採用するもののようなWWAN通信システムと通信して良い。例えば、WWAN通信システムは、複数の地理的に分散された通信タワー及びベースステーションシステムを含み得る。通信タワーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102のような長距離双方向無線周波通信用ワイヤレス装置(long range two-way radio frequency communication wireless devices)をサポートする1つ以上のアンテナを含み得る。アンテナとポータブルフィットネスモニタリング装置102の間の無線周波通信は、任意の公知の、または将来開発される無線プロトコル、例えばGSM、GPRS、EDGE、EV−DO、UMTS、LTE、CDMA、AMPS、IEEE 802.x(例えばIEEE 802.16(WiMAX))等に適合する無線周波信号を利用して良い。ベースステーションシステム及びセルラー通信タワーによってポータブルフィットネスモニタリング装置102へ、及び/またはそれから無線で送信される情報は、1つ以上の追加的回路交換方式またはパケット交換方式の通信ネットワーク(例えばインターネットを含む)へ更に送信されて良く、またはそれから受信されて良い。
【0095】
ネットワーク110を通じたポータブルフィットネスモニタリング装置102とサーバ112間の無線通信は、後で詳しく述べるように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用して行われる運動パフォーマンス前、パフォーマンス中及び/またはパフォーマンス後に起こって良い。活動前、サーバ112は、例えば活動目標や経路情報をポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。例えば、サーバ112は、1つ以上の運動ルーチンをポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えばリアルタイムパフォーマンス情報をサーバ112に送って良く、これに応じて、サーバ112は、例えばリアルタイムフィードバックまたはコーチングをポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。1つの実施形態において、活動中の通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102による運動ルーチンの実行の結果として、及び/またはそれと同時に起こって良い。活動後、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば完全な活動パフォーマンス情報をサーバ112に送って良く、これに応じて、サーバ112は、例えば活動後分析をポータブルフィットネスモニタリング装置102に送って良い。
【0096】
別の実施形態において、図6に示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、パーソナルコンピュータ114を通し、ネットワーク110上でサーバ112と間接的に通信して良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の通信は、例えば有線、WPANまたはWWAN通信を使用して達成して良い。1つの実施形態において、例えば図7Bに示すように、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を有する個体のグループ及び1つ以上のセンサ104が、有線または無線接続を通じてサーバ112に接続され得るベースステーション116と通信して良い。ベースステーション116は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、1つ以上のセンサ104及びサーバ112へ、及びそれらからデータを送受信するように適合された内蔵ユニットであって良く、ベースステーションが運動活動に近接し得るように(例えば競技場に近接)ポータブルであって良い。1つの実施形態において、好適なベースステーション116の配置は、例えばベースステーション、及び共同所有の米国特許出願番号13/077,494号(発明の名称:「グループパフォーマンスをモニタリングするシステム及び方法」)に開示された装置を含み得、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0097】
当業者は理解するであろうが、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線通信は、例えば、パーソナルコンピュータ114の通信ポートに差し込まれた通信線を使用してパーソナルコンピュータ114に取り付けられたドッキングユニット内にポータブルフィットネスモニタリング装置102を配置することにより達成されて良い。
【0098】
別の実施形態において、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線通信は、例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とコンピュータ114間をケーブルで接続することにより達成されて良い。ポータブルフィットネスモニタリング装置102のコンピュータ入力/出力装置136及びコンピュータ114の通信ポートは、USBポートを含み得る。ポータブルフィットネスモニタリング装置102とコンピュータ114を接続するケーブルは、好適なUSBプラグを有するUSBケーブルであって良く、好適なUSBプラグは、USB−AまたはUSB−Bのレギュラープラグ、ミニプラグまたはマイクロプラグを含むがこれらに限定されない。あるいは、ケーブルは、オーディオジャックとUSBの間ケーブルまたはその他の好適な通信ケーブルであって良い。
【0099】
後で詳しく説明するが、アスリート100がパーソナルコンピュータ114に比較的に非常に近接している場合、ポータブルフィットネスモニタリング装置102とパーソナルコンピュータ114間の有線、WPANまたはWWAN通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102を使用して運動パフォーマンスが行われる前、及び/またはその後に起こって良い。
【0100】
1つの実施形態において、図7Aに示すように、1人のアスリート100のポータブルフィットネスモニタリング装置102は、別のアスリート100のポータブルフィットネスモニタリング装置102と通信できて良い。通信は、装置102同士間で直接起こっても、ネットワーク110を通じて起こっても良い。このような通信は、先に述べたように無線で起こってもハードワイヤ接続を通じて起こっても良い。
【0101】
本発明のフィットネスモニタリング方法の実施形態に従い、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、パーソナルコンピュータ114、ネットワーク110及びサーバ112のうちの任意の間で、多様な情報が通信されて良い。後で詳しく述べるが、このような情報は、例えばパフォーマンスパラメータ、トレーニングアドバイス、トレーニングプラン、運動ルーチン、カレンダーデータ、経路情報、音楽、ビデオ、テキスト、画像、音声通信、設定、ソフトウェア及びファームウェアを含み得る。
【0102】
図8は、サーバ112の例示的なソフトウェア構成のブロック図である。サーバ112のアプリケーションソフトウェアは、アスリート100に対してフィットネスモニタリング方法を提供できる多数の異なるモジュールを含み得る。本発明の1つの実施形態において、アプリケーションソフトウェアはトレーニングモジュール200を含み得る。トレーニングモジュール200は、1つ以上のポータブルフィットネスモニタリング装置102におけるアスリート100及び/または離れているパーソナルコンピュータ114におけるユーザーに対して示すことができる1つ以上のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)をサポートする。本発明の実施形態は、共同所有の米国特許出願公開第2010/0292600号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、共同所有の米国特許出願番号12/468,025号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、及び共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載されたソフトウェアモジュールを更に採用しても良く、これらの開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。例えば、図9に示すように、1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、スタートモジュール400、プランモジュール401、スケジュールモジュール402、追跡モジュール403、サポートモジュール404、ライブラリモジュール405、フォーラムモジュール406、コーチンググループモジュール407、高度(advanced)評価モジュール408及び経路モジュール409を含むがこれらに限定されない1つ以上のモジュールと併用して、またはその代わりに使用され得る。当業者は理解するであろうが、記載された機能性または追加的な機能性を提供する、または拡張するために、サーバコンピュータシステム112内で、代わりの、または追加的なモジュールが実行されて良い。
【0103】
サーバ112は、例えば、テレコミュニケーションサーバ、ウェブサーバ、またはその他の類似の種類のデータベースサーバであって良い。ある実施形態において、サーバ112は、複数のプロセッサと、例えばクラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームに組み込まれた1つ以上の計算装置等の複数の共用または分離したメモリコンポーネントと、を有して良い。クラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームにより行われる計算工程は、同じまたは異なる位置に配置された複数のプロセッサにわたって行われて良い。ある実施形態において、サーバ112は、単一の計算装置上で実行されて良い。
【0104】
当業者に公知である通り、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114を通じてアスリート100またはその他のユーザーが相互に作用できるプラットフォームを提供するために、GUIは、複数の技術及び装置の組み合わせを使用して良い。GUIは、例えばアスリート100またはその他のユーザーが利用可能なグラフィック要素、視覚的インジケーター、及び/または、情報やアクションを示すテキストを提供し得る。グラフィック要素は、例えばウィンドウ、メニュー、ラジオボタン、チェックボックス、及び/またはアイコンを含み得る。アスリート100またはその他のユーザーは、自分のポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114の画面上のカーソルの位置を制御するために、物理的入力装置、例えばマウス、トラックパッド、及び/またはスクロールボール等を使用して良い。あるいは、アスリート100またはその他のユーザーは、表示されているものと直接的に相互に作用するために(カーソルを通じて間接的によりも)、タッチペンと共に、または無しでタッチスクリーンを使用して良い。様々なタッチスクリーン、例えば抵抗膜式または静電容量式のタッチスクリーン等を使用して良い。
【0105】
当業者は理解するであろうが、記載された機能性または追加的な機能性を提供する、または拡張するために、サーバ112内で、代わりの、または追加的なモジュール及びサブモジュールが実行されて良い。例えば、サーバ112のソフトウェア構成は、オペレーティング・システムを含んで良く、これは例えばWindows、UNIX、LINUX、Mac OSXまたはAIX等の市販のオペレーティング・システムのうちの1つであって良い。オペレーティング・システムは、それを通じてミドルウェア及びアプリケーションプログラムがオペレーティング・システムのサービスにアクセスできる関連するアプリケーション・プログラミング・インターフェースも有して良い。加えて、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)サーバがオペレーティング・システム上で動作しても良い。当技術分野において周知であるが、HTTPサーバはHTTPを使用してインターネット上でデータを通信できる。
【0106】
本明細書で例示されるように、本発明のフィットネスモニタリング方法のトレーニングモジュール200は、それを通じてアスリート100またはその他のユーザーがポータブルフィットネスモニタリング装置102及び/またはパーソナルコンピュータ114を使用してフィットネスモニタリング方法と相互に作用できるGUIをサポートし得る。当業者は理解するであろうが、1つの実施形態において、GUIは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114上のウェブブラウザを使用してインターネット110上でアスリート100またはその他のユーザーがアクセスでき得るウェブサイトを通じてサーバ112によって提供されるウェブページとして表示され得る。その他の実施形態において、GUIは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102またはパーソナルコンピュータ114、CD−ROM、メモリカードまたはその他の取り外し可能な媒体、携帯電話、あるいはローカルにアクセスできるその他のコンピュータ読み取り可能媒体に記憶された情報のみに基づいて、プロセッサによって生成され得る。本発明の実施形態において、アスリート100またはその他のユーザーは、とりわけ、改善を評価する、未来の目標を設定する、パフォーマンスデータを他の者と共有する、及びアスリート100の現在のフィットネスレベル及び目標に適した強度の運動のプランニングにおける補助を受けるために、過去のパフォーマンスから生成されたデータを使用できる。
【0107】
ある実施形態において、アスリート100は、サーバ112から、本明細書に例示したものに類似のGUIを表示できるモバイルアプリケーションを携帯電話やタブレット型コンピュータ等のポータブルフィットネスモニタリング装置102にダウンロードできて良い。従って、アスリート100は、サーバ112との相互作用、アカウントへのアクセス、そして本明細書に記載のその他のプランニング、追跡及びその他の機能のうちの多くをモバイル機器から行うことができて良い。
【0108】
トレーニングモジュール200は、先に色々述べているように、ユーザーがアクセスでき、所望のトレーニングカテゴリーに基づいて1つ以上のトレーニング活動をスケジューリングするために採用されて良い。このように、ユーザーは、所望の目的、例えばトレーニングカテゴリーに特に適合された1つ以上のトレーニング活動をプランニング及びスケジューリングするために、トレーニングモジュール200を使用して良い。トレーニング活動は、単一の1回限りのトレーニング活動(例えば膝の屈伸10回またはヨガ10分)を含んで良く、または複数の活動を含んでも良い。後で詳しく述べるが、トレーニング活動は、所望のトレーニングカテゴリーに依存して、有酸素ベースの運動及び/または非有酸素ベースの運動、例えば強度ベースの運動の一部であって良い。有酸素ベースの運動は、継続的な有酸素運動を含む1つ以上のトレーニング活動を含んで良い。1つの実施形態において、有酸素ベースの運動は有酸素目標を含んで良く、該目標は、心拍数目標、速度目標、及び/またはペース目標を含むがこれらに限定されない。非有酸素ベースの運動は、一般的に非有酸素である1つ以上の動きベースのトレーニング活動を含んで良い。以下に述べるが、非有酸素ベースの運動は、負荷目標、時間目標及び/または反復目標を含む特定の抵抗目標を含んで良く、または、これらの目標の一部を含まなくとも良い。例えば、負荷目標は重量目標(例えば100ポンド)を含んで良く;反復目標は動きを完了する回数(例えばベンチプレスの反復10回)を含んで良く;時間目標は何回もの動きを行う時間の長さを含んで良い。
【0109】
1つの実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、1つ以上の特定のスポーツに対応して良い。例えば、サッカーのためのトレーニングを望むユーザーは、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースの活動(例えば強度ベースの活動)の組み合わせを含むトレーニング活動のスケジューリングを容易にし得るサッカートレーニングカテゴリーを選択でき、これが、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。トレーニングカテゴリー202はまた、例えば減量、健康維持、より速いランニング、より速いサイクリング、及びその他の好適なカテゴリー等、広範囲のフィットネスカテゴリーを対象にしたものであっても良い。
【0110】
図10及び11は、トレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。メイントレーニングモジュールページから、ユーザー(アスリート100であってもなくても良い)は、トレーニングカテゴリー202に対応する複数のアイコンのうちの1つを選択できて良い。トレーニングカテゴリー202は、バスケットボール、テニス、フットボール、サッカー、レクリエーションのランニング、ウォーキング、スケート、水泳、有酸素運動、ウェイトリフティング、一般的なフィットネス、野球、ボクシング、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラグビー、競漕/船漕ぎ、レースのランニング、短距離走、サイクリング、ラクロス、ゴルフ、武術、体操、レスリング、ヨガ、スキー、パドルボーディング、及びスノーボードを含み得るが、これらに限定されない。1つ以上のマーケティングモジュール300、例えば広告やマーケティング関連コンテンツへのリンク等が、任意のGUIウィンドウに含まれて良い。
【0111】
図12及び13は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。1つの実施形態において、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応するフィーチャーコンテンツ204、運動プラン206及び単一運動208に対応する複数のアイコンのうちの1つを選択して良い。フィーチャーコンテンツ204は、選択されたトレーニングカテゴリー202に関連するフィーチャーハイライトを含み得る。例えば、フィーチャーハイライトは、サッカー及びトレーニングカテゴリーに含まれ得る種類の運動に関連する動機付けのビデオを含み得る。1つの実施形態において、フィーチャーコンテンツ204は、フィーチャー運動プラン及びフィーチャー単一運動を含み得、これは、スケジューリングのための複数のトレーニング活動を含み得る。1つの実施形態において、フィーチャーコンテンツ204は、コーチングボイスとして選択され得るボイスのリスト等のフィーチャーを含み得る(例えば有名なアスリートや新兵訓練係の軍曹)。
【0112】
図14は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。図14を参照すると、1つの実施形態において、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する有酸素ベースの運動プラン206及び/または非有酸素ベースの運動プラン206(例えば強度及び柔軟性プラン)を選択し得る。各運動プラン206は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動及び/または1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得る。示されるように、ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する複数の運動プラン206から選択し得る。本発明の1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、様々な運動プランサブモジュール、例えばプレシーズンパワー有酸素プラン、有酸素コンディショニングプラン、強い体(Get Strong)プラン及び柔軟時間(Flex Time)プラン等に関連する運動プランアイコンをユーザーが選択できるようにし得る。走り方学習サブモジュール、健康になるサブモジュール、競走サブモジュール、ストレス解消サブモジュール、減量サブモジュール、及びより早いフィニッシュサブモジュールを含むがこれらに限定されない、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応するその他の運動プランサブモジュールが含まれ得る。本発明の実施形態の運動プランサブモジュールは、例えば、共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に開示されたもの等の特徴を含んで良く、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。図14に示すように、GUIは、特定の運動プラン206に関連するアイコンを表示し、例えば強度レベルの選択等を含む短い説明を提供できる。ユーザーは、単一運動を選択された運動プラン206に追加するため、または単に個々の運動をスケジューリングするために、単一運動208を選択して良い。
【0113】
図15は、ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。ユーザーは、選択されたトレーニングカテゴリー202に対応する複数の単一運動208から選択して良い。各運動208は、トレーニングカテゴリー202の特定の目的に合わせたトレーニング活動を含み得、有酸素ベースのトレーニング活動及び/または非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得る。本発明の1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、様々な単一運動サブモジュール、例えば強い体(Get Strong)、サッカースピード、ウィンド・スプリント、コア強度、腰部(股関節)屈曲、ビクトリアでサイクル?(Cycle with Victoria)、スクワット、及びゾーンサイクリング2等に関連する1つ以上の単一運動アイコンをユーザーが選択できるようにし得る。ふくらはぎ強度1、ふくらはぎ強度2、足首回復1、足首回復2、腰部回復1、腰部回復2、シンスプリント回復、及び脚強度を含むがこれらに限定されないその他の単一運動サブモジュールが含まれ得る。図15に示すように、GUIは、特定の運動208に関連するアイコンを表示し、例えば運動持続期間や、ゾーンベースの運動のためのゾーンまたは強度の情報を含む短い説明を提供できる。
【0114】
1つの実施形態において、例えば図12及び16に示すように、ユーザーが所望の運動プラン及び/または単一運動を選択した後、ユーザーがログインしていない場合、ログインまたはスタートモジュールが、ユーザーにログインウィザード210を示し得る。身体活動に従事する前に本発明の実施形態の特徴にアクセスするために、離れたパーソナルコンピュータ114またはポータブルフィットネスモニタリング装置102に配置されたユーザーは、インターネット110を通じてサーバ112にログインできる。当業者に周知のように、ログインプロセスは、典型的には、離れたユーザーによるサーバ112へのログインID及びパスワードまたはその他の認証情報の入力を含み、サーバ112は、ユーザーデータベース等を参照してユーザーの識別認証を行う。本発明のフィットネスモニタリング方法の実施形態は、ユーザーコミュニティを形成する複数のアスリート100またはその他のユーザーに対して提供され得、サーバ112にアクセスするためのログインID及びパスワードを発行されたユーザーに限定され得、及び/または、購読料を払う代わりに更に提供され得る。ユーザーが以前にログインしたことがない、またはログイン情報を有さない場合、ユーザーは、ログインウィザード210からフィットネスモニタリング方法のユーザーアカウントのための登録ができる。
【0115】
図17〜21は、ユーザーが選択されたトレーニングカテゴリー202に基づいて特定の運動プランまたは単一運動を選択した後にトレーニングモジュール200によって表示され得る本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウである。1つの実施形態において、GUIウィンドウは、選択された運動プラン206または単一運動208の運動タイトル209、運動を代表するグラフィック212、運動の説明214、必要な用具216、及びサンプル運動218を含む運動の詳細を提供し得る。
【0116】
例えば図18及び19に示すように、1つの実施形態において、運動の説明214は、運動プランまたは単一運動に含まれる運動の説明、関連し得る筋肉群または運動の一般的利益(例えば強度、再生等)、運動プラン中のトレーニング活動の数、及び見込まれるトレーニング活動の全体的なスケジュールのタイミングを含み得る。例えば、運動プランは、怪我後に腰部筋力を改善し、回復期間を早める助けとなるとして説明されて良く、また、スケジュールのタイミングは、1週間当たり4日間を3週間実行する12の運動を含み得る。必要な用具216は、1つ以上のトレーニング活動を完了するのに必要な用具に関するグラフィックまたはテキストによる情報を提供し得る。例えば、非有酸素ベースのトレーニング活動では、必要な用具は、抵抗用具(例えばダンベル、バーベル、プレート、抵抗バンド、ケーブルマシーン、固定重量または抵抗マシーン、フリーウェイト、及びメディシン・ボール)、準備用用具(preparation equipment)(例えばベンチ、スタビリティボール、プルアップバー(pull-up bar)、スライド、タオル、足首ストラップ、フロアマット、ケーブルハンドル(cable handle)、三頭筋ロープ(triceps rope)、及びステップボックス)、フィールド用用具(ハードルやコーン)、再生用用具(例えばテニスボール、ダブルテニスボール、フォームロール(foam roll)、及びストレッチロープ)、及びその他の好適な運動用具またはそれらの組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。
【0117】
1つの実施形態において、例えば図18、19及び20に示すように、トレーニングモジュール200は、選択されたトレーニングカテゴリー202に基づいて選択された運動プランまたは単一運動に含まれ得るサンプル運動またはトレーニング活動218を更に示し得る。サンプル運動218は、運動に関連する個々の体の動きの説明を含み得る。説明は、体の動きの名前(例えば膝を抱える(Knee Hug)、懸垂、ベンチプレス等)、この特定の体の動きに必要な用具(例えば足首用ウェイト:1ポンド、プルアップバー、フリーウェイト等)、及び必要な反復回数(例えば片側5回)を含み得る。1つの実施形態において、説明は、活動の適切な実行を例示し得る、運動または個々の体の動きに関連するビデオを更に含み得る。ビデオは、運動の実行前、実行中及び/または実行後にユーザーがアクセスして見ることができ、コーチングインストラクションが提供される。例えば、1つの実施形態において、アスリート100は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102及び/またはパーソナルコンピュータ114を使用することにより、活動中にビデオにアクセスして見ることができる。1つの実施形態において、図21に示すように、ビデオは、ユーザーのアカウント設定に基づいたユーザーの性別に合致した「仮想の」実行者を含み得る。仮想の実行者には、選択されたトレーニングカテゴリー202または実行される特定のトレーニング活動に基づいたウェアを着用させて良い。例えば、1つの実施形態において、仮想の実行者にはサッカー用ウェアを着用させて良い。ある実施形態において、仮想の実行者は、ユーザーが作成した「アバター」であって良く、例えば本明細書に記載のコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)等のビデオゲームと連動させて使用しても良い。その他の実施形態において、活動についてのテキストによる説明及び/または可聴式ナレーションも同様に提供され得る。例えば、ユーザーは、フィットネスモニタリング装置102上で見るための、トレーニング活動のインストラクション的説明及び代表的な運動の図面をダウンロードできる。1つの実施形態において、ユーザーは、トレーニング活動の完了の間に使用するために、説明及び代表的な運動の図面を印刷できる。
【0118】
サンプル運動218は、推奨される各体の動きに必要な時間、及び各々の反復回数を更に含み得る。所望の運動プランまたは個々のトレーニング活動が選択されると、ユーザーは、後で詳しく述べるように、スケジュールボタン220を操作することにより、「運動セットアップ」を通じてトレーニング活動のスケジューリングへと進むことができる。
【0119】
1つの実施形態において、選択されたトレーニング活動は、非有酸素ベースのトレーニング活動を含み得、複数の体の動きの実行を要し得る。非有酸素ベースのトレーニング活動は、特定の筋肉または筋肉群の強度及び/または柔軟性について取り組むために設計され得る。1つの実施形態において、運動またはトレーニング活動は、1つ以上の体の動きサーキット(body movement circuits)217を含み得、これは、1回から多数回繰り返される、順番に行う複数の体の動きのグループである。図18及び20を参照すると、複数の体の動きサーキット(body movement circuits)217をグループにして運動コンポーネント219を構成して良い。例えば、図18を参照すると、体の動きサーキット(body movement circuits)217は、1セットの膝抱え(knee hug)、サイドステップまたは100回の腕立て伏せを含み得る。複数の体の動きサーキット(body movement circuits)217(例えば膝抱え)及びサイドステップ)を、トレーニングコンポーネント219(例えば軸強化準備(Pillar Prep)、動きの準備(Movement Prep)、プライオメトリック(Plyometric)、強度及び再生)としてグループにして良い。1つの実施形態において、例えば図19に示すように、運動または各トレーニングコンポーネント219の強度の視覚的表示も提供され得る。視覚的表示は、例えば異なる強度レベルに対する異なる色を含み得る。
【0120】
1つの実施形態において、トレーニング活動は、アスリート100のニーズ、目標及び/またはその他の制約に応じて対応する負荷抵抗を更に含み得る。負荷抵抗は、関連する時間要件、抵抗(例えば重量)要件、反復要件またはこれら要件の任意の組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。図20に示すように、例えば1つの実施形態において、ベンチプレスエクササイズは、15回反復する3セットの動きを含み得る。はじめの2セットは、重量10ポンドでの完了がスケジューリングされて良く、3セット目は、重量5ポンドでの完了がスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニング活動は、関連する時間、抵抗または反復要件のいずれをも含まなくて良い。
【0121】
ユーザーが特定のトレーニングカテゴリー202及び特定の運動プラン206及び/または単一運動208を選択後、ユーザーは、スケジュールボタン220を操作でき、トレーニングモジュール200は、トレーニングカテゴリーに対応する複数のトレーニング活動のスケジュールを生成できる。図22〜24は本発明の実施形態に従った例示的なGUIウィンドウであるが、これらを参照すると、トレーニングモジュール200は、ユーザーに対してスケジュール情報をグラフィックで表示できる。スケジュール情報は、日付情報221、運動日インジケーター222、トレーニング持続期間223、運動負荷設定224、及びスケジュールスナップショット225を含み得る。
【0122】
日付情報221は、運動プランに対応するトレーニング活動のグループについての開始日及び/または終了日の情報を含む。1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、ユーザーがトレーニング活動の開始日及び/または終了日を調整できるように適合され得る。ユーザーが開始日を定義後、トレーニング持続期間223がアップデートされ、運動プランが行われる期間がグラフィックで表示されて良い。例えば、図23及び24に示すように、運動プランのトレーニング持続期間は、2010年7月6日(火)から2010年7月24日(土)であって良い。1つの実施形態において、トレーニング持続期間223は、日付情報221及び/または運動日インジケーター222が調整された時に動的にアップデートされて良い。
【0123】
運動日インジケーター222は、運動プランのトレーニング活動に対応するスケジューリングされた運動日をグラフィックで表示する。例えば図23に示すように、トレーニングモジュール200は、週に3回のトレーニング活動という運動プラン要件に基づき、トレーニング活動を火曜日、木曜日及び金曜日にスケジューリングできる。1つの実施形態において、トレーニングモジュール200は、ユーザーが日インジケーターを選択し、動かすことによりトレーニング活動を完了する週における日にちを調整できるように適合され得る。例えば図23に示すように、ユーザーは、日インジケーターを所望の運動日へドラッグすることにより、所望の運動日を金曜日から土曜日に変更できる。図24に示すように、ユーザーは、スケジューリングされた運動日を選択するためのチェックボックスとして運動日インジケーター222を操作できる。
【0124】
運動負荷設定224は、運動プランのトレーニング活動についての負荷設定(負荷、時間及び/または反復)をグラフィックで表示する。ユーザーが1つ以上のトレーニング活動について負荷設定の調整を望む場合、ユーザーは、設定のアップデートを選択し、例えば図25に示すように運動負荷ウィザード227を使用して良い。運動負荷ウィザード227は、1つ以上のトレーニング活動についての所望の負荷設定に関するユーザー入力を承認するように適合されたポップアップウィンドウを含み得る。このように、運動負荷ウィザード227は、ユーザーに最初の自己評価を提供し得る。1つの実施形態において、運動負荷ウィザード227は、負荷設定に関する現在の能力についてユーザーに質問しても良い。例えば、運動負荷ウィザード227は、ユーザーが特定の体の動き及び反復レベルにおいて心地よくあり得る重量の最大値を質問して良い。この入力に基づき、トレーニングモジュール200は、特定のスケジューリングされたトレーニング活動についての負荷または抵抗目標をアップデートして良い。1つの実施形態において、ユーザーが強度ベースの運動プランまたは運動を初めてスケジューリングする時に、運動負荷ウィザード227が使用されて良い。このように、負荷設定の質問に対するユーザーの回答が、トレーニング活動のうちの1つ以上についての最初の負荷設定を定めて良い。いくつかの実施形態において、ユーザーが質問に回答できなかった場合は、ユーザーの個人情報またはパフォーマンス情報に基づいたシステムの初期設定が使用されて良い。1つの実施形態において、運動負荷ウィザード227によって提供される質問は、選択されたトレーニングカテゴリー202、運動プラン206及び/または単一運動208に基づく。例えば、運動負荷ウィザード227は、腰部柔軟(Hip Flex)運動208について提供され得る質問とは異なる、強い体(Get Strong)運動208に適合された質問をユーザーに提供して良い。
【0125】
運動スケジュールスナップショット225は、ユーザーに対してスケジューリングされたトレーニング活動をグラフィックで示す。スケジューリングされたトレーニング活動の日にちは、ユーザーが日付情報221及び/または運動日インジケーター222を調整した時に動的にアップデートされて良い。ユーザーが運動プランのスケジューリングされたトレーニング活動について任意の必要な調整を行った後、ユーザーは、アップデートスケジュールボタン226をクリックすることにより、これらのトレーニング活動を自分の運動スケジュール230に適用できる。
【0126】
複数のトレーニング活動を含む運動プランまたは単一運動をユーザーのスケジュールに適用できた後、ユーザーは、自分の運動スケジュール230を見ることができ、これは、先にスケジューリングされたトレーニング活動を含み得る。図26は、アップデートされたユーザーの運動スケジュール230を表示している例示的なGUIウィンドウを示す。運動スケジュール230は、有酸素及び非有酸素ベースの運動プラン及び/または単一運動を含むユーザーのスケジューリングされた運動を同時に表示し得る。1つの実施形態において、図27に示すように、確認ポップアップウィンドウで、複数の運動トレーニング活動または単一の運動トレーニング活動がスケジュールに適用されたことを確認する。例えば図27に示すように、トレーニングモジュール200は、腰部回復パック3がユーザーのスケジュールに適用されたことを確認し得る。1つの実施形態において、ユーザーは、運動プランのトレーニング活動の完了を管理するためのチュートリアル(例えばビデオ)232にアクセスできる。図28は、管理チュートリアル232を提供する例示的なGUIポップアップウィンドウである。
【0127】
アップデートされたユーザーの運動スケジュール230は、新たに追加された単一運動または新たに追加された運動プランのトレーニング活動が先にスケジューリングされたトレーニング活動と同期するように生成され得る。例えば、共同所有の米国特許出願番号12/468,025号(発明の名称:「フィットネスモニタリングサービスを提供するためのプログラム製品、方法及びシステム」)、及び米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載されるように、スケジュール230は、プランモジュール401及びスケジュールモジュール402に従って先にスケジューリングされた個々の有酸素ベースの運動のスケジュールに基づいて生成されて良く、これらの開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0128】
1つの実施形態において、アップデートされたユーザーの運動スケジュール230は、新たに追加された単一運動または新たに追加された運動プランのトレーニング活動が、スケジューリングルールのセットに基づいて先にスケジューリングされたトレーニング活動と同期するように生成され得る。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニング活動が有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされないように、スケジュールが生成され得る。例えば、有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされた強度ベースのトレーニング活動を含む運動プランのスケジューリング中、強度ベースのトレーニング活動が調整されて次の可能な日にちになるよう、スケジュール230が調整され得る。例えば選択されたサッカートレーニングカテゴリー202においては、ユーザーにある筋肉群を休ませることを可能にする上でこのスケジューリングは有益であり得る(例えば脚強度トレーニング活動後に、脚の筋肉群)。別の実施形態において、強度ベースのトレーニング活動が有酸素トレーニング活動と同じ日にスケジューリングされるように、スケジュールが生成され得る。例えば図26に示すように、強度ベースの脚強度トレーニング活動が、ウォームアップ有酸素トレーニング活動のすぐ後に実行されるようにスケジューリングされ得る。
【0129】
1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動が、1つ以上の先にスケジューリングされた有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、ユーザーは、少なくとも1つの有酸素ベースのトレーニング活動がユーザーのスケジュールに無ければ、非有酸素ベースのトレーニング活動をスケジューリングすることを許可されなくても良い。
【0130】
1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プランが、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プラン及び単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含むスケジューリングされた非有酸素ベースの運動プランと組み合わせてスケジューリングされて良い。
【0131】
非有酸素ベースのトレーニング活動(例えば強度ベースのトレーニング活動)及び有酸素ベースのトレーニング活動の両方が、選択されたトレーニングカテゴリー202及び/またはユーザーのその他のニーズや目標に基づいてユーザーの運動スケジュール230に適用されて良い。例えば、1つの実施形態において、ユーザーがサッカートレーニングカテゴリー202を選択した後、個々の強度ベースのトレーニング活動(例えば脚強度)が、困難な有酸素ベースのトレーニング活動の前にスケジューリングされて良い。このようにして、トレーニングモジュール200は、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。
【0132】
特定の運動を完了後、トレーニングモジュール200は、運動が定義された通りに遂行された場合、ユーザーが運動を完了に割り当てることを許可し得る。トレーニングモジュール200は、運動に関連する記録されたパフォーマンス情報を保存または破棄することをユーザーに促す1つ以上のGUIウィンドウをユーザーに示し得る。ユーザーが記録されたパフォーマンス情報を保存することを決定すると、パフォーマンスの要約が表示され得る。1つの実施形態において、共同所有の米国特許出願番号12/836,421号(発明の名称:「フィットネスモニタリング方法、システム並びにプログラム製品及びそのアプリケーション」)に記載される通り、アスリートは、ゴーモジュール(go module)1100の運動記録サブモジュールに従って運動を完了でき、この開示内容は、その全体を引用することによって本明細書の一部となす。
【0133】
1つの実施形態において、ユーザーは、完了した運動に関連する実際の運動データ234を入力できる。図29及び30を参照すると、運動が抵抗目標(例えば負荷目標、反復目標及び/または時間目標)を有する強度ベースのトレーニング活動を含む場合、運動によって定義されたものと異なるときは、ユーザーは、実際の完了した時間、完了した負荷及び反復量を入力できる。例えば、図29に示すように、ユーザーは、バランスボール(physioball)のエクササイズ中に完了した実際の反復回数234を入力できる。1つの実施形態において、図30に示すように、日付、開始時間、及び総運動時間を含むその他の実際の運動データが入力できる。これらの運動完了GUIウィンドウは、運動が完了するとユーザーに示され得る。
【0134】
1つの実施形態において、データが入力されない場合、スケジューリングされた時間目標、反復目標または負荷目標が完了されたものと見なされることになる。1つの実施形態において、アスリート100が運動を完了した、または運動を早く終了することを選択した場合、ゴーモジュール(go module)1100の運動記録サブモジュールは、アスリート100に対し、運動に関連する記録されたパフォーマンス情報を保存または破棄することを促し得る。アスリート100が記録されたパフォーマンス情報を保存することを決定すると、パフォーマンスの要約が表示され得る。
【0135】
1つの実施形態において、次回のスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗要件を調整するために、ユーザーの抵抗目標(例えば負荷、時間及び/または反復)ついての進行が追跡され、使用され得る。これが今度は、例えば、ユーザーの体を徐々に鍛えることによりユーザーが所望のフィットネス目標を達成する助けとなり得る。ユーザーが入力した負荷、反復及び/または時間データの入力を含むユーザーの抵抗目標の進行に基づき、例えば図8及び9に示すように、次回のトレーニング活動の抵抗目標が抵抗サブモジュール201によって定義され得る。このように、ユーザーの抵抗目標は、完了した要件によって動的に調整され、影響され得る。
【0136】
1つの実施形態において、活動後にユーザーによって入力された実際の抵抗データ234が、次回のトレーニング活動の適切な負荷目標、反復目標及び/または時間目標をスケジューリングするために使用され得る。図29及び30に示された運動完了GUIウィンドウが、運動が完了するとユーザーに示されて、ユーザーの現在のフィットネスレベルを評価し、任意の必要な抵抗目標の調整を提供し得る。ユーザー入力に基づき、抵抗サブモジュール201は1つ以上の抵抗目標を定義し得る。
【0137】
1つの実施形態において、ユーザーが完了し、入力した抵抗目標は、抵抗サブモジュール201によって記憶されて良い。この値は、必要に応じ、ユーザーが後から見たり修正したりできる。ユーザーが、スケジューリングされた抵抗目標に等しい、完了されたトレーニング活動の抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201は、所定のパーセンテージにスケジューリングされた(及び完了した)抵抗目標を乗じることにより、未来のトレーニング活動向けに抵抗目標を付加的に増加させ得る。1つの実施形態において、ユーザーが、スケジューリングされた抵抗要件の所定のパーセンテージ内にある、完了されたトレーニング活動の完了された抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201はやはり、未来のトレーニング活動向けに抵抗目標を付加的に増加させ得る。
【0138】
1つの実施形態において、全てのスケジューリングされた非有酸素トレーニング活動は、所定の抵抗目標を有する。代わりの実施形態において、各非有酸素トレーニング活動の抵抗目標は、以前のトレーニング活動の抵抗目標の完了及び/または以前のトレーニング活動についてのユーザー入力に基づく。1つの実施形態において、ユーザーが、あるトレーニング活動のスケジューリングされた抵抗目標とは異なる、そのトレーニング活動の完了された抵抗目標を入力した場合、抵抗サブモジュール201は、ユーザー入力に基づいた抵抗目標を含む、そのユーザー向けの1つまたは全ての将来にスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗目標を定義し得る。1つの実施形態において、ユーザーのスケジューリングされたトレーニング活動の抵抗要件は、有酸素ベースのトレーニング活動を含む、ユーザーのその他のトレーニング活動の完了に基づいて調整され得る。
【0139】
アスリート100向けのトレーニング活動をスケジューリングするための1つ以上の方法が、上述の通り、ポータブルフィットネスモニタリング装置102、コンピュータサーバシステム112、及び/またはパーソナルコンピュータ114を採用することにより実行され得る。図31は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法500の工程フローチャートである。方法500は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程502、504、506及び508を含む。方法500は工程502で始まり、この工程は、有酸素ベースのトレーニングプラン及び非有酸素ベースのトレーニングプランを定義することにより始まる。例えば、上述の通り、トレーニングモジュール200は、1つ以上の有酸素ベースのトレーニング活動及び1つ以上の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む運動プランを含み得る。有酸素ベースのトレーニング活動は、有酸素目標、例えば、ペース目標、速度目標、心拍数目標、またはその他の好適なパフォーマンス目標等を含み得る。非有酸素ベースのトレーニング活動は、抵抗目標または任意のその他の好適なパフォーマンス目標を含み得る。1つの実施形態において、非有酸素ベースのトレーニングプランは、強度ベースのトレーニングプランであって良い。工程504において、工程は、トレーニングカレンダーにおける非有酸素ベースのトレーニングプラン及び有酸素ベースのトレーニングプランの実行のスケジューリングを含む。例えば、トレーニングモジュール200は、単一有酸素ベース運動208と併せて非有酸素ベースの運動プラン206からトレーニング活動をスケジューリングできる。トレーニング活動は、所望の目的、例えばトレーニングカテゴリーに対して特に適合され得る。工程506において、工程は、ユーザーに対し、非有酸素ベースのトレーニングプラン及び有酸素ベースのトレーニングプランのスケジュールを含むトレーニングカレンダー230のグラフィック表示を提供する。1つの実施形態において、例えば工程508に示すように、工程は、ユーザーに対してトレーニング活動についてのコーチングインストラクションを提供することを更に含み得る。コーチングインストラクションは、トレーニング活動前、活動中または活動後にユーザーに対して説明的テキスト、インストラクション的ビデオ及び言葉によるフィードバックを提供することを含み得るがこれらに限定されない。
【0140】
図32は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法600の工程フローチャートである。方法600は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程602、604及び606を含む。方法600は、トレーニングカレンダーにおいて少なくとも1つの有酸素トレーニング活動の実行をスケジューリングする工程602で始まる。工程604においては、トレーニングカレンダーにおいて、少なくとも1つの非有酸素トレーニング活動が、スケジューリングされた有酸素トレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされる。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プランが、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含む非有酸素ベースの運動プラン及び単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、有酸素ベースのトレーニング活動と組み合わせてスケジューリングされて良い。1つの実施形態において、単一の非有酸素ベースのトレーニング活動が、複数の非有酸素ベースのトレーニング活動を含むスケジューリングされた非有酸素ベースの運動プランと組み合わせてスケジューリングされて良い。工程606において、工程は、ユーザーに対し、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースのトレーニング活動のスケジュールを含むトレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する。
【0141】
図33は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けにトレーニング活動をスケジューリングするための例示的方法700の工程フローチャートである。方法700は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程702、704、706及び708を含む。方法700は、トレーニングカテゴリーの選択を伴う工程702で始まる。1つの実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、1つ以上の特定のスポーツに対応して良い。例えば、サッカーの訓練をしたいユーザーは、フィットネスモニタリング装置においてモバイルアプリケーションまたはウェブサイトを通じてサッカートレーニングカテゴリーを選択できる。焦点を絞ったトレーニングカテゴリーの選択は、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせる(例えばスタミナ及び脚強度)トレーニング活動のスケジューリングを促進し得る。その他の実施形態において、トレーニングカテゴリー202は、広範囲のフィットネスカテゴリーを対象としても良く、その中からの選択は、適切なフィットネス活動のスケジューリングを促進し得る。
【0142】
工程704において、工程は、選択されたトレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングすることを含む。例えば、サッカートレーニングカテゴリーは、有酸素ベースのトレーニング活動及び非有酸素ベースの活動(例えば強度ベースの活動)の組み合わせを含み得る。1つの実施形態において、個々の強度ベースのトレーニング活動(例えば脚強度)が、有酸素ベースのトレーニング活動(例えば30分の丘での運動)と組み合わせてスケジューリングできる。スケジューリングされたトレーニング活動の組み合わせは、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。少なくとも1つのトレーニング活動が、対応する抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要し得る。抵抗目標は、例えば負荷目標、反復目標及び/または時間目標を含み得る。
【0143】
工程706において、工程は、トレーニング活動完了後の抵抗目標についての入力の受信を含む。入力は、ユーザーが行っても良く、または、以下に述べるように外部ソース、例えばフィットネスマシン2100やコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)から自動的に生成されても良い。入力は、抵抗目標がユーザーによって完了されたという入力、または、抵抗目標は完了されず、実際の抵抗要件は完了されたという入力を含み得る。1つの実施形態において、入力は、サーバ112においてフィットネスモニタリング装置102から受信され得る。工程708において、工程は、ユーザー入力に基づき次のトレーニング活動の抵抗目標を定義する。ユーザーが抵抗目標を完了した(または完了しなかった)場合、工程は、次のトレーニング活動の抵抗目標を、前の抵抗目標から付加的に増加させる(または減少させる)ことができる。次のトレーニング活動の抵抗目標は、活動の完了前にユーザーに示され得る。例えば、この抵抗目標は、アップデートされたトレーニングプラン内に現れ得る。
【0144】
1つの実施形態において、工程は、トレーニング活動中にユーザーに対してコーチングを提供し得る。例えば、活動中、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えばリアルタイムのパフォーマンス情報をサーバ112に対して送ることができ、これに応じ、サーバ112は、例えばリアルタイムのフィードバックまたはコーチングをポータブルフィットネスモニタリング装置102に対して送ることができる。1つの実施形態において、活動中のこの通信は、ポータブルフィットネスモニタリング装置102による運動ルーチンの実行の結果として、及び/またはそれと同時に起こり得る。活動後、ポータブルフィットネスモニタリング装置102は、例えば完了した活動のパフォーマンス情報をサーバ112に対して送ることができ、これに応じ、サーバ112は、例えば活動後分析をポータブルフィットネスモニタリング装置102に対して送ることができる。対応する抵抗目標を要求する活動については、活動後に、ユーザーが実際に完了した負荷、時間及び/または反復を入力できる。
【0145】
図34は、本発明の実施形態に従った、フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザー向けに運動ルーチンを生成するための例示的方法800の工程フローチャートである。方法800は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される少なくとも工程802、804、806及び808を含む。方法800は、ポータブルフィットネスモニタリング装置のユーザーからのトレーニングカテゴリー選択の受信を伴う工程802で始まる。例えば、サッカーの訓練をしたいユーザーは、ポータブルフィットネスモニタリング装置102からウェブサイトまたはGUIウィンドウを通じてサッカートレーニングカテゴリー202を選択できる。サッカートレーニングカテゴリー202は、ユーザーが、有酸素ベースのトレーニング活動及び強度ベースの活動の組み合わせを含むトレーニング活動をスケジューリングすることを可能にし得、これは、サッカーの過酷さに対する準備をユーザーにさせ得る(例えばスタミナ及び脚強度)。続いて工程804で、ポータブルフィットネスモニタリング装置からユーザーに関連するパフォーマンス情報が受信される。例えば、ポータブルフィットネスモニタリング装置102から、ユーザーは、ユーザーが以前に行ったトレーニング活動中にポータブルフィットネスモニタリング装置により記録された、または活動後にユーザーが入力したペース目標または抵抗目標等のパフォーマンス情報を提供し得る。パフォーマンス情報は、まだ完了されていないトレーニング活動に関連する情報も含み得る。例えば、ユーザーは、所望の量の負荷抵抗や完了すべき反復回数等の促しまたは質問に応じて入力を提供し得る。工程806において、工程は、選択されたトレーニングカテゴリー及びパフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する。1つの実施形態において、第1のスケジューリングされたトレーニング活動は有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動は抵抗目標を含む。工程808において、工程は、有酸素目標及び抵抗目標を有するスケジューリングされたトレーニング活動を含むスケジュールをポータブルフィットネスモニタリング装置に送る。
【0146】
1つの実施形態において、図35に示すように、フィットネスモニタリング装置102及びトレーニングモジュール200は、動きを検出するように適合されたコンソールゲームシステム2000(console gaming system 2000)、例えばPlaystation 3、XBOX360またはNintendo(登録商標)Wii等のゲームシステムと連動させて使用できる。当業者は理解するであろうが、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーの動きを認識するためのソフトウェア及びハードウェア(例えば動き検出、コントローラ、カメラ等)を含み得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステムベースの運動を作成及びスケジューリングするように構成されて良く、この運動は、コンソールゲームシステム2000と連動させて実行され得る。例えば、コンソールゲームシステムベースの運動、例えば完了が成功するには特定の体の動きが必要なダンスベースのビデオゲーム等が、ユーザーのテレビの前で実行され得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステム2000と通信するように構成されて良く、ユーザーの運動データを受信し得る。例えば、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーが完了に成功した動きの数に関するデータを提供し得る。トレーニングモジュール200は、コンソールゲームシステム2000と通信するように構成されて良く、コンソールからユーザーの運動データを受信し得る。このように、コンソールゲームシステム2000は、ユーザーがパフォーマンス目標を完了したか否かについての入力を提供し得る。
【0147】
1つの実施形態において、図36に示すように、フィットネスモニタリング装置102及びトレーニングモジュール200は、フィットネスマシン2100、例えばトレッドミルやウェイトリフティングマシンと連動させて使用できる。フィットネスモニタリング装置102及び/またはサーバ112は、フィットネスマシン2100と通信するように構成されて良い。このように、ユーザーのスケジューリングされたトレーニング活動に基づく所定の負荷設定が、フィットネスマシン2100に送信されて良く、マシンは次のエクササイズ向けに重量を自動的に調整して良い。1つの実施形態において、次のスケジューリングされたトレーニング活動に必要なマシンが、ユーザーがマシンに着いた時にあらかじめ設定されているように、ユーザーのトレーニング活動のスケジュールを複数のフィットネスマシン2100に送信できて良い。トレーニングモジュール200は、フィットネスマシン2100と通信するように構成されて良く、マシンからユーザーの運動データを受信し得る。例えば、フィットネスマシン2100は、ユーザーが完了に成功した動きの数に関するデータを提供し得る。
【0148】
本発明の様々な局面、その任意の部分またはその機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、インストラクションが記憶された有形コンピュータ読み取り可能またはコンピュータ使用可能記憶媒体、あるいはその組み合わせを使用して実行され得、1つ以上のコンピュータシステムまたはその他の処理システムにおいて実行され得る。
【0149】
本発明のフィットネスモニタリングの実施形態を提供するプログラム製品、方法及びシステムは、1つ以上の計算装置によって実行される任意のソフトウェアアプリケーションを含み得る。計算装置は、1つ以上のプロセッサを有する任意の種類の計算装置であり得る。例えば、計算装置は、ワークステーション、モバイル機器(例えば携帯電話、個人用デジタル補助装置、タブレット型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ)、コンピュータ、サーバ、コンピュータクラスター、サーバファーム、ゲームコンソール、セットトップボックス、キオスク、埋め込みシステム、ジムマシン、小売システム、または少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを有するその他の装置であり得る。本発明の実施形態は、計算装置においてプロセッサ、ファームウェア、ハードウェアまたはその任意の組み合わせによって実行されるソフトウェアであり得る。
【0150】
本明細書において、「コンピュータプログラム媒体」や「コンピュータ使用可能媒体」等の用語は、取り外し可能な記憶装置やハードディスク・ドライブにインストールされるハードディスク等の媒体を広く指して用いられ得る。コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能媒体は、メインメモリや二次メモリ等のメモリをも指すことができ、これはメモリ半導体(例えばDRAM等)であって良い。これらのコンピュータプログラム製品は、本発明のコンピュータシステムにソフトウェアを提供する。
【0151】
コンピュータプログラム(コンピュータ制御論理とも呼ばれる)は、メインメモリ及び/または二次メモリに記憶され得る。コンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して受信することも可能である。こうしたコンピュータプログラムは、実行された際、本発明のコンピュータシステムが本明細書に記載される実施形態を実行するのを可能にし得る。ソフトウェアを用いて実施形態を実行する場合、このソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶させることができ、例えば取り外し可能な記憶ドライブ、インターフェース、ハードドライブ及び/または通信インターフェースを用いてコンピュータシステムにロードできる。
【0152】
本明細書の記載に基づき、関連する技術分野の当業者は認識するであろうが、コンピュータプログラムは、実行すると、1つ以上のプロセッサによる上述の工程、例えば図面に例示した方法における工程等の実行を可能にし得る。ある実施形態において、1つ以上のプロセッサは、クラスタ化されたコンピュータ環境またはサーバファームに組み込まれた計算装置の一部であって良い。更に、ある実施形態において、クラスタ化されたコンピュータ環境により行われる計算プロセスは、同じまたは異なる位置に配置された複数のプロセッサにわたって行われて良い。
【0153】
本発明のソフトウェアは、任意のコンピュータで使用可能な媒体に記憶させることができる。このようなソフトウェアは、1つ以上のデータプロセシング装置において実行された時に、該データプロセシング装置が本明細書に記載の通りに作動するようにする。本発明の実施形態は、現在公知の、または将来的に公知となるであろう任意のコンピュータで使用可能な、または読み取り可能な媒体を採用する。コンピュータで使用可能な媒体の例には、一次記憶装置(例えば任意の種類のランダム・アクセス・メモリまたは読み取り専用メモリ)、二次記憶装置(例えばハードドライブ、フロッピーディスク、CD ROM、ジップディスク、テープ、磁気記憶装置、光記憶装置、MEMS、ナノテクノロジー記憶装置、メモリーカード、またはその他の取り外し可能な記憶装置等)、及び通信媒体(例えば有線及び無線通信ネットワーク、ローカルエリア・ネットワーク、広域ネットワーク、イントラネット等)が含まれるがこれらに限定されない。
【0154】
特定の機能の実行及びそれらの関係を例示する機能的構成要素(functional building blocks)の助けにより実施形態を説明してきた。これらの機能的構成要素の境界は、本明細書において説明の便宜上任意に定義されている。特定の機能及びそれらの関係が適切に遂行される限り、別の境界が定義され得る。
【0155】
本発明を、例示的な実施形態を用いて説明してきた。よって、本発明は、上述の例示的な実施形態のうちのいかなるものによっても制限されるべきではないが、以下の請求項及びその相当物によってのみ定義されるべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法であって:
1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプランを定義し、1つ以上の非有酸素トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義する工程と;
トレーニングカレンダーにおける前記非有酸素トレーニングプラン及び前記有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;
前記フィットネスモニタリング装置の前記ユーザーに対し、前記有酸素トレーニングプラン及び前記非有酸素トレーニングプランを含む前記トレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む、方法。
【請求項2】
第1有酸素トレーニング活動が、ペース目標、速度目標及び心拍数目標のうちの少なくとも1つを含み、第1非有酸素トレーニング活動が、抵抗目標を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抵抗目標が、重量目標、反復目標及び時間目標からなる群から選択される1つ以上の目標を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抵抗目標がユーザー入力に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
第1非有酸素トレーニング活動が第1抵抗目標を含み、該第1抵抗目標の完了に基づいて第2抵抗目標を含む第2非有酸素トレーニング活動をアップデートする工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記スケジューリングする工程が、ユーザー入力を受信する工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記有酸素トレーニング活動及び前記非有酸素トレーニング活動が同じ日にスケジューリングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記スケジューリングする工程の前にユーザー入力を要求する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記非有酸素トレーニング活動が用具の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのインストラクションを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供し、前記ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのインストラクションを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記インストラクションを提供する工程が、活動前に前記ユーザーに対して説明文及びビデオのうちの少なくとも1つを提供する工程を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記コーチングを提供する工程が、活動中に言葉によるフィードバックを提供する工程を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記フィットネスモニタリング装置が携帯電話を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングするための有形のコンピュータプログラム製品であって、少なくとも1つのプロセッサのための記録されたコンピュータプログラムロジックを有するコンピュータ読み取り可能媒体を含み、前記プロセッサに、
1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプラン及び1つ以上の強度トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義させ;
有酸素トレーニング活動のスケジューリングに基づいた強度トレーニング活動の実行をスケジューリングさせ;
ユーザーに対する有酸素トレーニング活動及び強度トレーニング活動を含むスケジュールのフィットネスモニタリング装置上でのグラフィック表示を提供させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項17】
フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法であって:
前記ユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;
選択された前記トレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングする工程であって、第1トレーニング活動が、第1抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要求する、工程と;
前記第1トレーニング活動の完了後に前記第1抵抗目標についての入力を受信する工程と;
受信された前記入力に基づいて第2トレーニング活動の第2抵抗目標を定義する工程と;を含む、方法。
【請求項18】
前記入力を前記ユーザーから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記入力をフィットネスマシンから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記入力をビデオゲームシステムから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記入力を受信する工程が、前記ユーザーが前記第1抵抗目標を完了したという入力を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第2抵抗目標が前記第1抵抗目標よりも大きい、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記入力を受信する工程が、前記ユーザーが前記第1抵抗目標を完了しなかったという入力を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記第2抵抗目標を定義する工程が、以前にスケジューリングされた第2抵抗目標を修正する工程を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記第1及び第2抵抗目標が重量目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記第1及び第2抵抗目標が反復目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項27】
前記第1及び第2抵抗目標が時間目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項28】
前記フィットネスモニタリング装置が携帯電話を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項29】
アスリートのための運動ルーチンを生成する方法であって:
ポータブルフィットネスモニタリング装置のユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;
前記ユーザーに関連するパフォーマンス情報を受信する工程と;
選択された前記トレーニングカテゴリー及び前記パフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する工程であって、第1のスケジューリングされたトレーニング活動が有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動が抵抗目標を含む、工程と;
前記ポータブルフィットネスモニタリング装置に前記スケジュールを送信する工程と;を含み、
これらの工程の各々が少なくとも1つのプロセッサを使用して実行される、方法。
【請求項30】
前記ポータブルフィットネスモニタリング装置が携帯電話である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記有酸素目標がペース目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記有酸素目標が心拍数目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記有酸素目標が速度目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記抵抗目標が負荷目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
前記抵抗目標が反復目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記抵抗目標が時間目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項37】
前記有酸素目標がペース目標、速度目標及び心拍数目標のうちの1つを含み、前記抵抗目標が負荷目標、反復目標及び時間目標のうちの1つを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項38】
前記パフォーマンス情報が、前記アスリートが活動を行った後に前記ユーザーによって入力されたものである、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
前記パフォーマンス情報が、前記アスリートが活動を行っている間に前記ポータブルフィットネスモニタリング装置によって記録されたものである、請求項29に記載の方法。
【請求項40】
前記パフォーマンス情報が負荷情報及び反復情報を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項1】
フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法であって:
1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプランを定義し、1つ以上の非有酸素トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義する工程と;
トレーニングカレンダーにおける前記非有酸素トレーニングプラン及び前記有酸素トレーニングプランの実行をスケジューリングする工程と;
前記フィットネスモニタリング装置の前記ユーザーに対し、前記有酸素トレーニングプラン及び前記非有酸素トレーニングプランを含む前記トレーニングカレンダーのグラフィック表示を提供する工程と;を含む、方法。
【請求項2】
第1有酸素トレーニング活動が、ペース目標、速度目標及び心拍数目標のうちの少なくとも1つを含み、第1非有酸素トレーニング活動が、抵抗目標を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抵抗目標が、重量目標、反復目標及び時間目標からなる群から選択される1つ以上の目標を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記抵抗目標がユーザー入力に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
第1非有酸素トレーニング活動が第1抵抗目標を含み、該第1抵抗目標の完了に基づいて第2抵抗目標を含む第2非有酸素トレーニング活動をアップデートする工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記スケジューリングする工程が、ユーザー入力を受信する工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記有酸素トレーニング活動及び前記非有酸素トレーニング活動が同じ日にスケジューリングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記スケジューリングする工程の前にユーザー入力を要求する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記非有酸素トレーニング活動が用具の使用を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのインストラクションを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザーに対して有酸素トレーニング活動についてのコーチングを提供し、前記ユーザーに対して非有酸素トレーニング活動ついてのインストラクションを提供する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記インストラクションを提供する工程が、活動前に前記ユーザーに対して説明文及びビデオのうちの少なくとも1つを提供する工程を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記コーチングを提供する工程が、活動中に言葉によるフィードバックを提供する工程を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記フィットネスモニタリング装置が携帯電話を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
フィットネスモニタリング装置及び方法のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングするための有形のコンピュータプログラム製品であって、少なくとも1つのプロセッサのための記録されたコンピュータプログラムロジックを有するコンピュータ読み取り可能媒体を含み、前記プロセッサに、
1つ以上の有酸素トレーニング活動を含む有酸素トレーニングプラン及び1つ以上の強度トレーニング活動を含む非有酸素トレーニングプランを定義させ;
有酸素トレーニング活動のスケジューリングに基づいた強度トレーニング活動の実行をスケジューリングさせ;
ユーザーに対する有酸素トレーニング活動及び強度トレーニング活動を含むスケジュールのフィットネスモニタリング装置上でのグラフィック表示を提供させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項17】
フィットネスモニタリング装置のユーザーのためのトレーニング活動をスケジューリングする方法であって:
前記ユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;
選択された前記トレーニングカテゴリーに基づいて複数のトレーニング活動をスケジューリングする工程であって、第1トレーニング活動が、第1抵抗目標を有する複数の体の動きの実行を要求する、工程と;
前記第1トレーニング活動の完了後に前記第1抵抗目標についての入力を受信する工程と;
受信された前記入力に基づいて第2トレーニング活動の第2抵抗目標を定義する工程と;を含む、方法。
【請求項18】
前記入力を前記ユーザーから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記入力をフィットネスマシンから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記入力をビデオゲームシステムから受信する、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記入力を受信する工程が、前記ユーザーが前記第1抵抗目標を完了したという入力を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第2抵抗目標が前記第1抵抗目標よりも大きい、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記入力を受信する工程が、前記ユーザーが前記第1抵抗目標を完了しなかったという入力を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記第2抵抗目標を定義する工程が、以前にスケジューリングされた第2抵抗目標を修正する工程を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記第1及び第2抵抗目標が重量目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記第1及び第2抵抗目標が反復目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項27】
前記第1及び第2抵抗目標が時間目標を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項28】
前記フィットネスモニタリング装置が携帯電話を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項29】
アスリートのための運動ルーチンを生成する方法であって:
ポータブルフィットネスモニタリング装置のユーザーからのトレーニングカテゴリー選択を受信する工程と;
前記ユーザーに関連するパフォーマンス情報を受信する工程と;
選択された前記トレーニングカテゴリー及び前記パフォーマンス情報に基づいて複数のトレーニング活動のスケジュールを生成する工程であって、第1のスケジューリングされたトレーニング活動が有酸素目標を含み、第2のスケジューリングされたトレーニング活動が抵抗目標を含む、工程と;
前記ポータブルフィットネスモニタリング装置に前記スケジュールを送信する工程と;を含み、
これらの工程の各々が少なくとも1つのプロセッサを使用して実行される、方法。
【請求項30】
前記ポータブルフィットネスモニタリング装置が携帯電話である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記有酸素目標がペース目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記有酸素目標が心拍数目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記有酸素目標が速度目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記抵抗目標が負荷目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項35】
前記抵抗目標が反復目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記抵抗目標が時間目標を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項37】
前記有酸素目標がペース目標、速度目標及び心拍数目標のうちの1つを含み、前記抵抗目標が負荷目標、反復目標及び時間目標のうちの1つを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項38】
前記パフォーマンス情報が、前記アスリートが活動を行った後に前記ユーザーによって入力されたものである、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
前記パフォーマンス情報が、前記アスリートが活動を行っている間に前記ポータブルフィットネスモニタリング装置によって記録されたものである、請求項29に記載の方法。
【請求項40】
前記パフォーマンス情報が負荷情報及び反復情報を含む、請求項29に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【公開番号】特開2012−217847(P2012−217847A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−85081(P2012−85081)
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.GSM
3.WINDOWS
4.UNIX
5.Linux
6.フロッピー
【出願人】(510204998)アディダス アーゲー (30)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−85081(P2012−85081)
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.GSM
3.WINDOWS
4.UNIX
5.Linux
6.フロッピー
【出願人】(510204998)アディダス アーゲー (30)
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