説明

ブロー成型装置、ブロー成型ステーションの構成部品を交換する方法、ならびに飲料充てんプラントおよび/または飲料容器製造プラント

【課題】ストレッチブロー成型装置において、クリーンルームならびにクリーンルームに存在する装置およびツールを細菌による汚染を防止する装置とその方法を提供する。
【解決手段】ブロー金型30,48を保持するためのブロー金型キャリア22を有している複数のブロー成型ステーション23と、無菌の条件下でブロー成型ステーションを配置または搬送するためのクリーンルーム15と、ブロー金型キャリアにブロー成型ステーションの構成部品30,48を取り付けるためのクリーンルームへの搬入アクセス部40とを備え、プラスチック材料製の予備成形物5をプラスチック材料製の容器6へと成形するためのブロー成型装置4であって、搬入アクセス部が、環境側42において複数のブロー成型ステーションを有するクリーンルームの前方に配置された少なくとも1つの無菌室41を備えているブロー成型装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック材料製の予備成形物をプラスチック材料製の容器へと成形するためのブロー成型装置であって、ブロー金型を保持するためのブロー金型キャリアを有している複数のブロー成型ステーションと、無菌の条件下でブロー成型ステーションを配置または搬送するためのクリーンルームと、ブロー金型キャリアにブロー成型ステーションの構成部品を取り付けるためのクリーンルームへの搬入アクセス部とを備えるブロー成型装置に関する。
【0002】
さらに、本発明は、ブロー成型装置のクリーンルームのブロー成型ステーションの構成部品を交換する方法であって、クリーンルームが開放され、ブロー成型ステーションの構成部品が交換される方法に関する。
【0003】
さらに、本発明は、飲料充てんプラントおよび飲料容器製造プラントの両方に関する。
【背景技術】
【0004】
一般的なブロー成型装置(とくには、ストレッチブロー成型装置)、飲料充てんプラント、および/または飲料容器製造プラントは、先行技術から周知である。
【0005】
例として、Offenlegungsschrift(出願公開明細書)DE 10 2008 038 141 A1が、プラスチック材料製の容器の製造のためのプラントであって、プラスチック材料製の容器の製造および飲料の充てんの両方が行なわれるクリーンルームを有するプラントを開示している。この点において、この製造プラントは、プラスチック材料製の予備成形物をプラスチック材料製の容器へと成形するための装置と、プラスチック材料製の容器の充てん装置とを備えている。成形装置は、ブロー金型を保持するためのブロー金型キャリアを備える複数のブロー成型ステーションを有しており、ブロー金型においてプラスチック材料製の予備成形物が膨張させられ、プラスチック材料製の容器が形成される。DE 10 2008 038 141 A1の主題は、ここでの言及によってその全体が援用され、本出願の開示の内容とされる。例えば容積および/または外形に関して異なる設計のプラスチック材料製の容器を製造するために、成形装置において異なるブロー金型を使用する必要があることも、理解すべきである。したがって、この場合には、第1の種類のブロー金型を有する第1のブロー金型一式が、第2の種類のブロー金型を有するさらなるブロー金型一式と交換される点で、対応する交換が成形装置において手作業で実行される。交換後に、プラスチック材料製の予備成形物またはプラスチック材料製の容器のそれぞれの細菌による汚染を防止するために、クリーンルーム内の新たなブロー金型だけでなく、先に開放されたクリーンルームそのものも殺菌することが必要である。
【0006】
ブロー金型の交換を容易にするために、交換用のブロー金型一式を可動マガジン装置に保持することが知られており、可動マガジン装置において、ブロー金型がキャリア装置の収容手段に個別に収容されている。この場合、成形装置のブロー成型ステーションとマガジン装置との間の個々のブロー金型の受け渡しを、手作業で実行することができ、あるいは少なくとも半自動の様相で実行することができる。いくつかの可動マガジン装置は、この場合に、例えば同時にブロー金型をすすぎ、ブラシで払い、研磨し、消毒し、さらには/あるいは殺菌することができる清掃装置を有することができる。
【0007】
結果として、すでに殺菌され、したがってすぐに使用することができるブロー金型をもたらすことができるが、それでもなおクリーンルームが開放時に汚染される恐れが常に存在し、したがってクリーンルームおよびクリーンルームに存在する装置、ツール、などの殺菌を、新たなブロー金型の交換後に必然的に実行しなければならない。しかしながら、これは、かなりの製造の遅れにつながる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、一般的なプラント、とくには一般的なストレッチブロー成型装置を、クリーンルームならびにクリーンルームに存在する装置およびツールについて細菌による汚染の恐れをなくすようなやり方で、さらに発展させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的が、一方では、ブロー金型を保持するためのブロー金型キャリアを有する少なくとも1つ(好ましくは、複数)のブロー成型ステーションと、前記ブロー成型ステーションを無菌の条件下に配置し、あるいは無菌の条件下で搬送するためのクリーンルームと、前記ブロー金型キャリアにブロー成型ステーション構成部品を設置するための前記クリーンルームへの搬入アクセス部とを備え、プラスチック材料製の予備成形物をプラスチック材料製の容器へと成形するためのブロー成型装置であって、前記搬入アクセス部が、環境側において前記複数のブロー成型ステーションを有するクリーンルームの前方に配置された少なくとも1つの無菌室を備えていることを特徴とするブロー成型装置によって達成される。
【0010】
本発明によれば、プラスチック材料製の容器の処理(すなわち、とくには製造および/または充てん)が行なわれる実際のクリーンルームに加えて、さらなる無菌室が存在し、このさらなる無菌室により、ブロー成型装置の搬入アクセス部におけるブロー金型の交換を、殺菌または無菌の条件下で行なうことができる。この新規な搬入アクセス部によれば、ブロー成型装置の実際のクリーンルームを、この場合には環境からの細菌によってクリーンルームまたはクリーンルームに存在する装置(例えば、ブロー成型ツールなど)が汚染される恐れなく、ブロー金型一式を交換するために開くことができる。
【0011】
本発明は、とくには飲料業界において好都合であり、なぜならば、細菌の影響をきわめて受けやすいプラスチック材料製の飲料瓶およびそれらの飲料瓶へと充てんされる飲料が、飲料業界において頻繁に処理されるからである。したがって、本発明の目的は、他方では、本発明のブロー成型装置を特徴とする飲料充てんプラントおよび/または飲料容器製造プラントによっても達成される。
【0012】
さらに、この形式の追加の無菌室を有する搬入アクセス部を、飲料充てんプラントまたは飲料容器製造プラントにおいて多数の領域または処理装置で好都合に使用できるようにすることができる。例えば、充てん装置またはCIPキャップを変えるためのすすぎ装置、クラウンストッパを変えるための閉鎖装置、容器に依存するノズルを有する清掃または殺菌装置、ならびに一般に容器搬送ユニットにおいてフォーマット部品を変えるために、使用することができる。
【0013】
この場合、本発明の意味において、用語「クリーンルーム」は、プラスチック材料製の容器が無菌の条件下でプロセスに応じた様相で処理されるブロー成型装置の処理ラインにおける処理室を指す。
【0014】
本発明の意味において、用語「無菌室」は、ブロー成型装置において、当該ブロー成型装置に関する構成部品を無菌の条件下でクリーンルームへと移動させることができ、あるいはクリーンルームから取り出すことができる領域を指す。
【0015】
クリーンルームを、流れに関して無菌室へと接続できることが好ましい。クリーンルームと無菌室との間の流れの接続を、中断させることができると好都合である。
【0016】
「ブロー成型装置」という表現は、とくにはストレッチブロー成型装置を包含する。
【0017】
好都合な様相においては、ブロー成型ステーション構成部品が、とくにはブロー金型、フロア金型、引き伸ばし棒、引き伸ばし棒ストッパ、保持クランプ、把持クランプ、ブロー成型ノズル、などを含むことができる。
【0018】
好ましい変種の実施の形態によれば、搬入アクセス部が、一方では無菌室へのアクセスのための環境ロックを備え、他方ではブロー成型ステーション構成部品をクリーンルームの中および外へと分離するための交換ロックを備える。結果として、無菌室へのアクセスを、クリーンルームの汚染の恐れなく、容易に行なうことができる。
【0019】
この場合、無菌室にブロー成型ステーション構成部品を好都合に備えることができる一方で、依然として無菌室がクリーンルームから隔てられる。無菌室の装備が実行され、環境ロックが再び閉じられた後で、無菌室および無菌室に配置されたブロー成型ステーション構成部品の殺菌を実行することができる。その後に、交換ロック、したがってクリーンルームを、リスクなく開くことができる。
【0020】
この点で、本発明の目的は、ブロー成型装置のクリーンルーム内のブロー成型ステーションの構成部品を交換する方法であって、クリーンルームが開かれ、ブロー成型ステーション構成部品が、とくには開かれたクリーンルームにおいて、無菌の条件下で交換される方法によっても達成される。
【0021】
ブロー成型ステーション構成部品を、無菌室において交換し、あるいは無菌の環境において無菌室を通って交換することが好都合である。なぜならば、結果として設置時間が大幅に短縮されるからである。
【0022】
環境ロックおよび交換ロックが互いに直接向かい合う場合には、とくにはブロー金型を搬入アクセス部を通って向かい合った様相で取り出すことができるため、搬入アクセス部がきわめてコンパクトな設計を有することができる。
【0023】
搬入アクセス部の無菌室を、クリーンルームの適切に設計されたハウジングによって同じやり方で形成できるようにすることができる。
【0024】
搬入アクセス部が無菌室を囲むハウジングを有し、このハウジングがクリーンルームの壁に着脱可能な様相で配置される場合、従来からのブロー成型装置またはすでに建設済みのブロー成型装置への単純なやり方での後付けも、好都合なやり方で可能である。
【0025】
とくには、無菌室を囲むハウジングを有しているこのやり方で取り外すことができる搬入アクセス部を、飲料容器処理プラントの種々の領域(すなわち、相応の搬入手順を現時点において無菌の状況下で実行すべき場所)へと、好都合に配置変更または一時配置することもできる。
【0026】
したがって、とくに好ましい変種の実施の形態は、ブロー成型ステーション構成部品をクリーンルームの中および外へと分離するための交換ロックをさらに提供し、この場合には、交換ロックが、開くことができる搬入アクセス部の分離壁を備え、好ましくは無菌室に向かう側の分離壁およびクリーンルームに向かう側の分離壁を備える。
【0027】
搬入アクセス部を、クリーンルームに向かう側の分離壁が閉じられているとき、細菌によるクリーンルームの汚染をなくすことができるため、例えば保守の目的でクリーンルームの壁から困難なく取り外すことができる。次いで、無菌室に向かう側の分離壁も閉じられた場合、無菌室に向かう側の汚染の恐れもなくすことができる。とくには、これは、本発明の搬入アクセス部を移動させる場合にも好都合となりうる。
【0028】
さらに、搬入アクセス部が、ブロー成型ステーション構成部品を無菌室からクリーンルームへと受け渡し、さらには/あるいはクリーンルームから無菌室へと受け渡すために自動的または少なくとも半自動的に動作させることができる装置を備えることが、好都合である。結果として、ブロー成型ステーション構成部品の交換を加速することができ、その結果として、搬入時間を好都合に短縮することができる。
【0029】
好都合な様相において、受け渡し装置は、ブロー成型ステーション構成部品を把持して受け渡すための把持具を有し、例えば把持具によって各々のブロー金型を把持することができる。このやり方で、とくには、交換すべきブロー金型を把持具によってブロー成型ステーションのブロー金型キャリアから取り除き、搬入アクセス部の内部の空いている収容手段へと受け渡すことができる。その後に、新たなブロー金型を搬入アクセス部のさらなる収容手段から取り出し、あらかじめ空にされたブロー金型キャリアへと受け渡すことができる。この手順を、ブロー金型一式の全体が交換されるまで続けることができる。
【0030】
この種の交換を、手作業または別の様相にて設計された補助によって実行してもよいことを、理解すべきである。
【0031】
さらに、搬入アクセス部が、とくにはブロー金型一式の全体の搬入手順を迅速かつ単純な様相で実行できるよう、好ましくは回転可能であるブロー成型ステーション構成部品保持装置を備えることが好都合である。別のやり方で設計された保持装置を使用することも可能である。例えば交換ロック、好ましくは回転可能であるブロー成型ステーション構成部品保持装置、クリーンルームに向かう側のブロー金型ホイール、および受け渡し装置などの個々の装置の間の協調を自動化できるように、相応の動作順序を少なくとも部分的に自動化された様相で実行させることができる制御装置を、この目的のために設けることが好都合である。
【0032】
さらに、搬入アクセス部が、クリーンルームのための殺菌気体作成手段への接続を有する殺菌気体供給部を備えることが好都合である。このやり方で、殺菌を搬入アクセス部において構造的に単純な様相で実行することができる。
【0033】
クリーンルームおよび無菌室の汚染の恐れを同等にきわめて満足できる様相で防止できるよう、クリーンルームの稼働時の気圧を搬入アクセス部の無菌室の稼働時の気圧よりも高くし、無菌室の稼働時の気圧を周囲の気圧よりも高くすることが、とくに好都合である。結果として、一方では、無菌室からクリーンルームへの空気の交換が生じる恐れを減らすことができる。他方では、ストレッチブロー成型装置の外部の環境から無菌室への空気の交換を、充分に防止することができる。
【0034】
この点に関し、好都合な2段階の圧縮空気バリアを有する搬入アクセス部が、この場合にもたらされる。これだけの結果として、クリーンルームを有するブロー成型装置(とくには、ストレッチブロー成型装置)を、本発明の他の特徴を備えなくても、好都合にさらに発展させることができる。
【0035】
本発明のさらなる利点、目的、および特性が、本発明による少なくとも1つの搬入アクセス部を備えるストレッチブロー成型装置を有する飲料容器処理プラントをあくまでも例として図示および説明する添付の図面および以下の説明を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】無菌室を備える少なくとも1つの搬入アクセス部を有する飲料容器処理プラントのストレッチブロー成型装置の概略図である。
【図2】図1に示した飲料容器処理プラントの全体の概略図である。
【図3】図1および2に示した飲料処理プラントの通気プラントの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図1〜3(とくには、図2を参照)に示されるとおりの飲料容器処理プラント1は、基本的に、飲料容器製造ユニット2および飲料充てんユニット3を備えており、飲料容器製造ユニット2が、この実施の形態においてはプラスチック材料製の予備成形物5をプラスチック材料製の飲料容器6へと成形するためのストレッチブロー成型装置4の形態に設計されたブロー成型装置と、上流に配置された加熱装置7とによって主に特徴付けられ、飲料充てんユニット3が、製造されたプラスチック材料製の飲料容器6を満たすための飲料充てん装置8と、充てん後のプラスチック材料製の飲料容器6を閉じるための閉鎖装置9とによって主に特徴付けられる。
【0038】
さらに、飲料容器処理プラント1は、未処理の空気をフィルタ処理して無菌の清浄な空気を飲料容器処理プラント1に供給するための中央殺菌装置10(とくには、図2を参照)および中央通気装置11(とくには、図3を参照)をさらに有している。
【0039】
図1にさらに詳しく示されているストレッチブロー成型装置4は、飲料容器処理プラント1の一部を囲むクリーンルーム15を有しており、クリーンルーム15が、クリーンルーム壁16によって飲料容器処理ライン1の殺菌可能なクリーンルーム領域17を定めている。
【0040】
ストレッチブロー成型装置4は、入り口18へと向かう側に、プラスチック材料製予備成形物供給部19を有しており、プラスチック材料製予備成形物供給部19が、プラスチック材料製の予備成形物5のための殺菌ホイール20と、回転方向25を有するブロー成型ホイール24上のブロー成型ステーション23のブロー金型キャリア22へとプラスチック材料製の予備成形物5をいずれの場合も連続的かつ個別に引き渡す第1の受け渡しウォール21とを備えている。
【0041】
ブロー金型キャリア22の各々は、ブロー金型30の第1のブロー金型半分28および第2のブロー金型半分29を保持する第1のブロー金型キャリア半分26および第2のブロー金型キャリア半分27を備えている。したがって、ブロー金型キャリア半分28および29を、公知のやり方で開閉することができる。
【0042】
ストレッチブロー成型装置4は、出口31へと向かう側に、第2の受け渡しホイール33と第3の受け渡しホイール34とを備えるプラスチック材料製飲料瓶取り出し手段32を有しており、第2の受け渡しホイール33および第3の受け渡しホイール34が、一方では仕上がったブロー成型済みのプラスチック材料製飲料瓶6をブロー成型ステーション23から取り出し、他方ではストレッチブロー成型装置4から取り出す。
【0043】
ストレッチブロー成型装置4において、プラスチック材料製の予備成形物5は、供給搬送方向35にて殺菌ホイール20へと渡される。プラスチック材料製の予備成形物5の殺菌および個々のブロー成型ステーション23の装備の後で、プラスチック材料製の予備成形物5が、プロセス空気によって個々のブロー金型30において膨張させられることで、プラスチック材料製の飲料瓶6が形成され、その後にプラスチック材料製の飲料瓶6が、さらなる使用のために、ストレッチブロー成型装置4の出口31へと向かう側において、取り出し搬送方向にて飲料充てんユニット3へと最終的に供給される。
【0044】
ストレッチブロー成型装置4のサービス領域38において、保守またはエラーの修正などに関するクリーンルーム15内での手作業のためのサービス介入部39が、クリーンルームの壁16に設けられている。
【0045】
さらに、ストレッチブロー成型装置4は、ブロー成型ステーション23に種々のブロー金型30を装備させることができる搬入アクセス部40を備えている。本発明によれば、搬入アクセス部40が、環境42へと向かう側のクリーンルーム15の前方に配置された無菌室41を備えている。
【0046】
この場合、無菌室41がハウジング43によって囲まれ、ハウジング43が、シール手段44を備える閉鎖装置45によってクリーンルームの壁16へと、この実施の形態においては着脱可能な様相で取り付けられている。
【0047】
とくには、無菌室41を備えるこの搬入アクセス部40によって、クリーンルーム15の内部のブロー金型30を含む第1のブロー金型一式46に加えて、クリーンルーム15の外部の他のブロー金型48を含むさらなる殺菌済みのブロー金型一式47を、無菌の状態でストレッチブロー成型装置4に保持しておくことが、好都合な様相で可能であり、したがって別の種類のプラスチック材料製飲料瓶へのストレッチブロー成型装置4の切り換えを、これまでよりも迅速に実行することができる。
【0048】
さらなるブロー金型一式47を保持しておくために、搬入アクセス部40は、無菌室41の内側を矢印50の移動方向に従って移動することができる回転式のブロー金型保持装置49を備えている。
【0049】
さらに、搬入アクセス部40は、一方では環境42へと向いた側から無菌室41へとアクセスするための環境ロック51を有し、他方ではブロー金型30、48を個別にクリーンルーム15へと出し入れするための交換ロック52を有する。
【0050】
環境ロック51は、環境ロックドア54を備える装備用開口53を有している。作業者55が、ブロー金型30および48を装備用開口53によって無菌室41へと出し入れすることができる。可動のブロー成型マガジン(ここでは図示されていない)を、ブロー金型30および48の交換をさらに容易にするために、随意により装備用開口53へと取り付けることができる。
【0051】
この実施の形態においては、交換ロック52が、無菌室41をクリーンルーム15から気密に隔てることができる交換ロックドア56を1つだけ有している。搬入アクセス部40をクリーンルームの壁16から一時的に取り外すときに、無菌室41およびクリーンルーム15の両方を閉じるために、この形式の2つの交換ロックドアが好都合である。
【0052】
さらに、搬入アクセス部40は、ブロー金型30および48を無菌室41とクリーンルーム15との間で受け渡すための衛生的な設計の自動受け渡し装置57を備えている。この目的のため、自動受け渡し装置57は、個々のブロー金型30および48を取り扱うための把持具58を有している。把持具58は、枢動方向59に沿って枢動できるように搬入アクセス部40に取り付けられている。
【0053】
ブロー金型の変更の場合に、交換ロックドア56が開かれる。交換ロック52に直接向かい合う該当のブロー成型ステーション23のブロー金型キャリア22も開かれる。可動の交換ロックドア56およびブロー金型キャリア22は、好都合には自動的な様相で作動する。しかしながら、例えばサービス介入部39によって実行することができる手作業も可能である。交換ロックドア56が開かれたとき、衛生的な設計の受け渡し装置57が、ブロー金型一式46および47を交換する。
【0054】
一般に、把持具58および交換ロック52を、クリーンルーム15へと物品を持ち込み、あるいは例えば上手く形成されなかったプラスチック材料製飲料瓶6をクリーンルーム15から取り出すためにも、使用することができる。
【0055】
また、搬入アクセス部40は、とくにはブロー成型ホイール24の領域に、同一または類似の設計にて二個以上存在してもよい。プラントまたは装置のサイズならびに配置の要件に応じて、設定および位置を、好都合なやり方で選択することができる。
【0056】
少なくとも1つの清掃ノズル61を有する殺菌ガス供給部60が、搬入アクセス部40の内部の個々のブロー金型48を殺菌するためにさらに設けられる。この場合、無菌室41に配置されたブロー金型48の各々を、清掃ノズル61の前方に一時的に停止させ、清掃することができる。
【0057】
クリーンルーム15を、Hおよび空気の適度の気体混合物で殺菌することが好ましい。各々の殺菌の前に清掃が絶対に必要というわけではない。
【0058】
また、搬入アクセス部40を気体で殺菌することも好都合である。これは、例えば殺菌されていない一式のブロー金型48が作業者55によって無菌室41へと導入される場合に必要である。このやり方で、ブロー金型48を、プラスチック材料製飲料瓶6の製造の最中に設置し、1つ以上の清掃ノズル61によって清掃および殺菌することができる。この場合、種々のブロー金型48を、すべての表面を充分に濡らすために、間隔Aにて配置することが好都合である。
【0059】
図2の図からとくにはっきりと見て取ることができるとおり、飲料容器処理プラント1は、殺菌が可能な領域65と、清掃および殺菌が可能な領域66とに分割される。
【0060】
殺菌が可能な領域65は、殺菌ホイール20におけるプラスチック材料製の予備成形物5の殺菌の後で始まり、ストレッチブロー成型装置4と飲料充てんユニット3の飲料充てん装置8との間の受け渡しユニット67で終わる。
【0061】
清掃および殺菌が可能な領域66は、殺菌が可能な領域65のすぐ後で始まり、蓋70Aのための蓋殺菌ユニット70を有する閉鎖装置9におけるプラスチック材料製飲料瓶6への蓋の適用後に終わる。とくには、残りのブロー金型48を搬入アクセス部40において自動化された様相で清掃することが好都合である。飲料容器処理プラント1の全体が、乾燥滅菌されることが好ましい。
【0062】
さらに、飲料容器処理プラント1は、プラスチック材料製の予備成形物5を加熱するための加熱装置7に組み合わせられた炉71と、さらなるプラスチック材料製飲料瓶ロック72とを備えている。
【0063】
製造の際に、それ自身は公知のエバポレータ75が、プラスチック材料製の予備成形物5の殺菌ホイール20および/または蓋殺菌ユニット70へと供給を行なう。種々の動作状態に必要な量の多数のH空気混合物を生成するために、エバポレータ75に環状のHライン78から2つ以上の経路76および77によって供給が行なわれる。
【0064】
空気の供給を、環境42および/または飲料容器処理プラント1のフィルタ80Aおよび81(図1および3を参照)を有する通気システム80および/または炉71の廃気器具82からもたらすことができる。清浄さに関する絶対的な安全性が、流入空気の供給ラインのカートリッジフィルタ素子83によってもたらされる。
【0065】
環状のHライン78は、飲料容器処理プラント1のさらなるユニットへの供給のために、さらなる消費手段84を有することができる。例として、水力シールシステムに、水の接続85とともに供給を行なうことができる。
【0066】
製造の最中にエバポレータ75が悪影響を被ることがないように、さらなるブロー金型一式47を、さらなるエバポレータ86によって殺菌できることが好都合である。なぜならば、このプロセスは、製造の最中の時間に行なわれるように計画されるべきだからである。
【0067】
さらに、さらなるプラスチック材料製飲料瓶ロック72も、ラインを介して第2のエバポレータ86によって少なくとも或る時間において殺菌することができる。
【0068】
例として、不良のプラスチック材料製飲料瓶6またはサンプル容器(ここでは図示されていない)を、さらなるプラスチック材料製飲料瓶ロック72によって現在のプロセスから取り除くことができ、あるいは受け渡しホイール73によって廃棄することができる。
【0069】
製造後に、清掃および殺菌することができる領域66は、好ましくは、1つ以上の注入ノズルおよび/または回転ヘッド(ここでは図示されていない)によって苛性溶液で自動的な様相で清掃され、次いで好ましくは飲料水の品質の水ですすぎ洗いされる。
【0070】
その後に、清掃および殺菌することができる領域66を、さらに乾燥させるべきである。次いで、飲料容器処理プラント1を、休止の状態にすることができる。
【0071】
飲料容器処理プラント1の種々の構成部品を、次の製造に先立って殺菌しなければならない。この目的のため、それらを加熱しなければならない。適度の空気90をパイプラインシステム91へと送り込むことが好都合である。
【0072】
その後に、飲料容器処理プラント1が、好ましくはHで乾燥滅菌される。2つのエバポレータ75および86が、パイプラインシステム91へと供給を行なうことができ、このやり方でプロセスを加速することができる。さらに、Hを、例えば第1の通気システム80および/またはさらなるパイプラインシステム(例えば、飲料容器処理プラント1を清掃するためのノズルシステムおよび/またはプラントの外部のユニットなど)を殺菌するために、接続部92においてパイプラインシステム91から分岐させることもできる。
【0073】
クリーンルーム15および無菌室41に、周囲の大気に対する陽圧を保証するように、フィルタ処理された空気が作用させられる。この場合、陽圧が、1つ以上の圧力センサ100および101によって装置の制御手段(ここでは図示されていない)によって監視される。
【0074】
プラスチック材料製飲料瓶のきわめて上手くいく製造が、例えば以下の圧力比、すなわちp>p>patによって保証され、この場合に、pは稼働時のクリーンルームの気圧102であり、pは稼働時の無菌室の圧力103であり、patは周囲の気圧104である。とくにはストレッチブロー成型装置4の領域において、細菌による汚染の恐れをさらに減らすことができるよう、稼働時のクリーンルームの気圧102が、搬入アクセス部40の無菌室の稼働時の気圧103よりも高く設定され、稼働時の無菌室の気圧103が、周囲の気圧104よりも高く設定される。
【0075】
導入用の無菌の空気を、中央通気システム80および81によって作成し、パイプラインによってクリーンルームの種々の部位へと供給することが好都合である。空気の流れの制御は、一般に、ポペットバルブまたはフラップバルブ105(番号は、例として付されているにすぎない)によって実行される。
【0076】
空気抽出システムも、必要に応じて、第2の通気システム81に関して、案内された流れが望まれる場合に必要である。空気の一部は、回路106において移動することもできる。通気システムは、飲料充てん装置8、閉鎖装置9、などの装置の他のクリーンルームにも供給を行なうことができ、あるいは並列に設置されたプラント(ここでは図示されていない)にも供給を行なうことができる。一般に、処理技術を、容器の処理の他の装置と組み合わせることが好都合である。通気システム80を、後ろ側から殺菌することもできる。
【0077】
とくには、図3による図が、非殺菌の領域110および111、プラスチック材料製の予備成形物5の殺菌のための殺菌領域112、ならびに殺菌領域113へと分割された本発明の飲料容器処理プラント1の通気技術の動作の態様を、図解の様相で明確に示している。殺菌領域113は、プラスチック材料製の予備成形物5の殺菌の際に始まり、それぞれのプラスチック材料製飲料容器6へと蓋が適用された後で終わる。この領域全体を、製造の際に陽圧に維持しなければならない。
【0078】
さらに、このストレッチブロー成型装置4の充てん領域を境界付ける領域65および66も存在する。
【0079】
製造時に充てんプロセスからの煙霧質が殺菌可能な領域65に達することがないよう、ロックシステムを構成する受け渡しユニット67において吸引を生じさせることが好ましい。さらに、空気供給手段114を、大気に対する陽圧を常に維持することができるよう、受け渡しユニット67へと取り付けることができる。殺菌領域113の全体において、陽圧が5パスカル未満に低下してはならない。
【0080】
プラスチック材料製予備成形物供給手段19の形態のロックシステムが、同様にプラスチック材料製の予備成形物5の供給側に設置される。とくには高温のH/空気混合物が、殺菌ホイール20におけるプラスチック材料製の予備成形物5の殺菌のために供給されるため、同じ圧力レベル(p≒p≒p>pat)を両側に有することが必要である。これは、一方では第2の空気供給部115によってもたらされ、他方では第3の空気供給部116によってもたらされる。この場合、第2の空気供給部115の体積流量の大部分が、空気出口117によって引き出される。
【0081】
空気ロック118が、殺菌領域113と第1の非殺菌領域110との間の明確な分離のために、出口側にも同様に存在しなければならない。
【0082】
飲料容器処理プラント1の殺菌の際に、好ましくは上述のように高温のH空気混合物が使用される。この目的のため、出口118が、フラップ119によって少なくとも部分的に閉じられる。
【0083】
製造の中断時の物品の導入に関して、プラントの柔軟性の目的で、例えばブロー金型30または48などの部品を、フォーマットに応じて、搬入アクセス部40によって、クリーンルーム15の殺菌ゾーンへと導入し、とくにはストレッチブロー成型装置4へと導入することが推奨される。
【0084】
ブロー金型48を導入するために、環境ロックドア54を開かなければならず、その結果として、搬入アクセス部40が無菌でない状態になる。環境ロックドア54を閉じた後で、搬入アクセス部40の無菌室41のブロー金型48が、好ましくはH空気混合物供給手段120によってH空気混合物で殺菌される。H空気混合物供給手段120から出発し、プラスチック材料製の予備成形物および通気システム80のフィルタの殺菌も、随意により可能である。ブロー金型48の殺菌の後で、無菌室を通気システム80からのフィルタ処理済みの空気ですすぐべきである。このために、空気出口121も必要である。出口ロックドア56が開かれる前に、クリーンルーム15および無菌室41の圧力を同じレベル(p≒p)にしなければならない。次いで、無菌性を損なうことなく、新たなブロー金型48をクリーンルーム15へと導入することができ、既存のブロー金型30をクリーンルーム15から取り出すことができる。製造の最中に、以下の圧力状態、すなわちp,p,p>patが、常にもたらされている必要がある。
【0085】
上述の実施の形態が、本発明によるストレッチブロー成型装置4の第1の設計にすぎないことを、理解すべきである。この点に関し、本発明の設計は、この実施の形態に限られない。
【0086】
本出願の出願人は、本出願の出願書類に開示されているすべての特徴を、それらが単独または組み合わせにおいて先行技術と比べて新規である限りにおいて、本発明に不可欠であるとして請求する権利を留保する。
【符号の説明】
【0087】
1 飲料容器処理プラント
2 飲料容器製造ユニット
3 飲料充てんユニット
4 ストレッチブロー成型装置
5 プラスチック材料製の予備成形物
6 プラスチック材料製の飲料瓶
7 加熱装置
8 飲料充てん装置
9 閉鎖装置
10 殺菌装置
11 通気装置
15 クリーンルーム
16 クリーンルームの壁
17 クリーンルーム領域
18 入り口側
19 プラスチック材料製予備成形物供給部
20 殺菌ホイール
21 第1の受け渡しホイール
22 ブロー金型キャリア
23 ブロー成型ステーション
24 ブロー成型ホイール
25 回転の方向
26 第1のブロー金型キャリア半分
27 第2のブロー金型キャリア半分
28 第1のブロー金型半分
29 第2のブロー金型半分
30 ブロー金型
31 出口側
32 プラスチック材料製飲料容器取り出し手段
33 第2の受け渡しホイール
34 第3の受け渡しホイール
35 供給搬送方向
37 取り出し搬送方向
38 サービス領域
39 サービス介入部
40 搬入アクセス部
41 無菌室
42 環境側
43 ハウジング
44 シール手段
45 閉鎖装置
46 第1のブロー金型一式
47 さらなるブロー金型一式
48 他のブロー金型
48A 第1のブロー金型半分
49 回転式のブロー金型保持装置
50 矢印
51 環境ロック
52 交換ロック
53 装備用開口
54 環境ロックドア
55 作業者
56 交換ロックドア
57 受け渡し装置
58 把持具
59 枢動方向
60 殺菌用気体供給部
61 清掃ノズル
65 殺菌が可能な領域
66 清掃および殺菌が可能な領域
67 受け渡しユニット
70 蓋殺菌ユニット
70A 蓋
71 炉
72 プラスチック材料製飲料瓶ロック
73 受け渡しホイール
75 エバポレータ
76 第1の経路
77 第2の経路
78 環状のHライン
80 第1の通気システム
80A フィルタ
81 第2の通気システム
82 廃気器具
83 カートリッジフィルタ素子
84 さらなる消費手段
85 水の接続
86 さらなるエバポレータ
90 適度の空気
91 パイプラインシステム
92 接続部
100 第1の圧力センサ
101 第2の圧力センサ
102 稼働時のクリーンルームの圧力
103 稼働時の無菌室の圧力
104 大気圧
105 ポペットバルブおよびフラップバルブ
106 回路
110 第1の非殺菌領域
111 第2の非殺菌領域
112 殺菌領域
113 無菌領域
114 第1の空気供給手段
115 第2の空気供給手段
116 第3の空気供給手段
117 空気出口
118 エアロック
119 フラップ
120 H空気混合物供給部
121 空気出口
A 距離


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロー金型(30,48)を保持するためのブロー金型キャリア(22)を有する複数のブロー成型ステーション(23)と、前記ブロー成型ステーション(23)を無菌の条件下に配置し、あるいは無菌の条件下で搬送するためのクリーンルーム(15)と、前記ブロー金型キャリア(22)にブロー成型ステーション構成部品(30,48)を設置するための前記クリーンルーム(15)への搬入アクセス部(40)とを備え、プラスチック材料製の予備成形物(5)をプラスチック材料製の容器(6)へと成形するためのブロー成型装置(4)であって、前記搬入アクセス部(40)が、環境側(42)において前記複数のブロー成型ステーション(23)を有するクリーンルーム(15)の前方に配置された少なくとも1つの無菌室(41)を備えていることを特徴とするブロー成型装置(4)。
【請求項2】
前記ブロー成型ステーション構成部品が、ブロー金型(30,48)、フロア金型、引き伸ばし棒、引き伸ばし棒ストッパ、保持クランプ、把持クランプ、ブロー成型ノズル、などを含むことを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項3】
前記搬入アクセス部(40)が、一方では前記無菌室(41)へのアクセスのための環境ロック(51)を備え、他方では前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)を前記クリーンルーム(15)の中および外へと分離するための交換ロック(52)を備えることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項4】
前記搬入アクセス部(40)が前記無菌室(41)を囲むハウジング(43)を有し、このハウジング(43)が前記クリーンルームの壁(16)に着脱可能な様相で配置されることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項5】
前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)を前記クリーンルーム(15)の中および外へと分離するための交換ロック(52)であって、開くことができる前記搬入アクセス部(40)の分離壁(56)を備え、好ましくは前記無菌室に向かう側の分離壁(56)および前記クリーンルームに向かう側の分離壁を備える交換ロック(52)によって特徴付けられる請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項6】
前記搬入アクセス部(40)が、前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)を前記無菌室(41)から前記クリーンルーム(15)へと受け渡し、さらには/あるいは前記クリーンルーム(15)から前記無菌室(41)へと受け渡すために自動的または少なくとも半自動的に動作させることができる装置(57)を備えることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項7】
前記受け渡し装置(57)は、前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)を把持して受け渡すための把持具(58)を有することを特徴とする請求項6に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項8】
前記搬入アクセス部(40)が、好ましくは回転可能であるブロー成型ステーション構成部品保持装置(49)を備えることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項9】
前記搬入アクセス部(40)が、クリーンルームのための殺菌気体作成手段(80,120)への接続を有する殺菌気体供給部(60)を備えることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項10】
クリーンルームの稼働時の気圧(102)を搬入アクセス部(40)の無菌室の稼働時の気圧(103)よりも高くし、前記無菌室の稼働時の気圧(103)を周囲の気圧(104)よりも高くすることを特徴とする請求項1に記載のブロー成型装置(4)。
【請求項11】
先行する請求項の何れか1つに記載のブロー成型装置(4)を特徴とする飲料充てんプラント(3)および/または飲料容器製造プラント(2)。
【請求項12】
ブロー成型装置(4)のクリーンルーム(15)内のブロー成型ステーション(23)の構成部品(30,48)を交換する方法であって、前記クリーンルーム(15)が開かれ、前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)が、無菌の条件下で交換されることを特徴とする方法。
【請求項13】
前記ブロー成型ステーション構成部品(30,48)を、無菌室(41)において交換し、あるいは無菌の環境(15,41)において無菌室(41)を通って交換することを特徴とする請求項12に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−56530(P2013−56530A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−163721(P2012−163721)
【出願日】平成24年7月24日(2012.7.24)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】