説明

ヘルパー稼動管理システム

【課題】 出退勤の電話連絡及び稼動管理表への直接記入又は電話連絡によらずにスケジュール管理及び要員配置計画等が容易に行えると共に正確な稼働集計及び稼働報告が効率的且つ短時間にできる、ヘルパー稼動管理システムを得る。
【解決手段】 複数の介護センター内の運用パソコンと管理センター内の管理サーバーと集約センター内の集約サーバーとをインターネットを中継して接続すると共に、対話型インターフェースを有したモニタにより出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等を統括管理することができるヘルパー稼動管理システムを搭載して運用する。ヘルパーの出退勤は、発信者番号通知サービスに対応した固定電話又は携帯電話で管理センターに数回のコール発信を行い、得られた着信番号及び着信時間により氏名及び出退勤時間を特定して該当ヘルパーの出退勤管理を自動的に行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、要介護者(以後、利用者と言う)の介護を行うヘルパーの出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等を効率的に統括して行うことができる、ヘルパー稼動管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の高齢化社会に伴い、各地域の介護センターにおいて利用者宅への訪問介護が行われている。該訪問介護において、介護センターではヘルパーの育成と共に効率的な出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等が必要となる。該出退勤管理に関し、介護センターではヘルパーの利用者宅への出勤時における電話連絡により出勤を確認し、退勤時における電話連絡により退勤の確認をすると共に問題等が発生した場合には業務報告を受けている。また、スケジュール管理や要員配置管理に関し、介護センターでは日々の管理としてケアーマネージャーの作成したスケジュール表や要員配置表等の派遣実績から稼動管理表への記入や、ヘルパーの突然のトラブルによる派遣変更が電話連絡により行われている。更に月末には、ヘルパー全員の派遣実績と稼働報告書等との整合性の確認や稼働集計及び給付金の集計等に多くの時間を費やして行われている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記出退勤管理においてヘルパーの利用者宅への出勤時間が最も多い時間帯すなわち9時30分や10時頃と、退勤時間が最も多い時間帯すなわち5時頃には介護センターへの電話連絡が集中してしまうため、状況把握が非常に困難になってしまっていた。従って、ヘルパーの突然のキャンセルや時間変更に迅速に対応することができないといった問題点があった。また、ケアーマネージャーが作成した派遣スケジュール表に変更等が発生した場合、運用スケジュール表との食い違いが発生して確認に多くの時間を費やしてしまうことや、ヘルパー自身による稼動報告書や業務報告書等への誤記入や未記入が多いことから、派遣実績と稼動報告書又は業務報告書との確認や稼働集計及び給付金の集計等に時間が掛かり過ぎ、手間取ってしまうといった問題点があった。
【0004】
本発明は、以上のような問題点を解決するために成されたものであり、ヘルパーの利用者宅への出勤や退勤を電話連絡によらずに自動的に行うことにより各ヘルパーの稼動状況を容易に管理することができ、更にはケアーマネージャーの作成したスケジュール表をマスター表にすることにより要員配置表等の稼動管理表への直接記入又は電話連絡によらずに各ヘルパーのスケジュール管理及び要員配置計画等が容易に行うことができると共に正確な稼働集計及び稼働報告が効率的且つ短時間にできる、ヘルパー稼動管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明のヘルパー稼動管理システムにおいては、地域内にある複数の介護センター内に設置した運用パソコンと、該複数の介護センターの管理を行う管理センター内に設置した管理サーバーと、該管理センターの統括管理を行う集約センター内に設置した集約サーバーとをインターネットを中継して接続する。また、前記介護センター内に設置した運用パソコンと、管理センター内に設置した管理サーバーと、集約センター内に設置した集約サーバーに対話型インターフェースを有するモニタを接続すると共に、ヘルパーの出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等を統括管理することができるヘルパー稼動管理システムプログラムを搭載して運用する。ヘルパーの出勤又は退勤時において、発信者番号通知サービスに対応したヘルパー宅に設置した固定電話又はヘルパーに所持させた携帯電話により管理センターに数回のコール発信を行い、管理サーバーは発信者番号通知サービスにより着信番号及び着信時間を特定すると共に該着信番号及び着信時間とデータベースとを参照してヘルパーの氏名及び出退勤時間を特定し、該情報をヘルパー稼動管理システムプログラムに自動インポートして該当ヘルパーの出退勤管理を自動的に行う。また、ケアーマネージャーの作成したスケジュール表をヘルパー稼動管理システムプログラムに自動インポートしてマスター表にすることによりデーターの一元化を図る。
【発明の効果】
【0006】
本発明のヘルパー稼動管理システムを各地域の介護センター等で採用すれば、ヘルパーの利用者宅への出勤や退勤を発信者番号通知サービスにより得られた着信番号及び着信時間により自動的に行うことができるため、各ヘルパーの稼動状況を容易に管理することができると共に各ヘルパーの稼働管理表を自動集計することにより効率的且つ短時間に正確な稼働集計及び稼働報告ができるという効果を奏する。また、介護センター内の運用パソコン等からケアーマネージャーの作成したスケジュール表を管理センター内の管理サーバーに自動インポートしてデーターの一元管理を図ると共にヘルパーや利用者の個人情報登録を行うことにより各ヘルパーや利用者のスケジュール状況や登録状況が容易に管理できることから、要員配置計画等が容易に行うことができるという効果を奏する。このため、ヘルパーの利用者宅への確実な稼動管理が少数の要員で管理することができると共に緊急な介護要請やトラブルにも迅速に対応することができ、一層のサービス向上や信頼向上を図ることができるという絶大なる効果を奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。
【0008】
図1は本発明のヘルパー稼動管理システムを構築するためのシステム構成図であり、地域内にある複数の介護センター1内に設置した運用パソコン2と、該複数の介護センター1の管理を行う管理センター3内に設置した管理サーバー4と、該管理センター3の統括管理を行う集約センター5内に設置した集約サーバー6とをインターネット7を中継して接続する。
【0009】
また、管理センター3内に設置した管理サーバー4とヘルパー宅9に設置した固定電話又はヘルパー12に所持させた携帯電話10とを公衆網又は携帯網8を中継して接続する。ヘルパー12は出勤時において、該固定電話又は携帯電話10により管理センター3に数回のコール発信を行い、その後、利用者宅11で利用者13の介護を行う。介護終了時には、再び固定電話又は携帯電話10により管理センター3に数回のコール発信を行う。
【0010】
また、前記介護センター1内に設置した運用パソコン2と、管理センター3内に設置した管理サーバー4と、集約センター5内に設置した集約サーバー6に、対話型インターフェースを有するモニタを接続すると共に、ヘルパー12の出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等を統括管理することができるヘルパー稼動管理システムプログラムを搭載して運用する。ヘルパー12の出勤又は退勤時において、発信者番号通知サービスに対応したヘルパー宅9に設置した固定電話又はヘルパー12に所持させた携帯電話10により管理センター3に数回のコール発信を行い、管理サーバー4は発信者番号通知サービスにより着信番号及び着信時間を特定すると共に該着信番号及び着信時間とデータベースとを参照してヘルパー12の氏名及び出退勤時間を特定し、該情報をヘルパー稼動管理システムプログラムに自動インポートして該当ヘルパー12の出退勤管理を自動的に行う。
【0011】
また、介護センター1内に設置した運用パソコン2等のヘルパー稼動管理システムにおいて、対話型インターフェースを有したモニタによりケアーマネージャーの作成したスケジュール表を管理センター3内に設置した管理サーバー4に自動インポートすると共に各ヘルパー12や利用者13の個人情報登録やスケジュール登録を行う。該個人情報やスケジュール情報は、随時照会や変更が行える。そして、上記出退勤管理により得られた各ヘルパー12の就労時間と単金等に基づき各ヘルパー12の給与及び給付金計算を自動的に行い、ヘルパー給与明細書及び給付金明細作成を自動的に行う。
【実施例】
【0012】
本発明のヘルパー稼動管理システムを、介護センター1内の運用パソコン2や管理センター3内の管理サーバー4の対話型インターフェースを有したモニタにより行う操作例に基づいて説明する。なお、以下で説明するモニタの画面は、管理サーバー4における画面であるが、介護センター1内の運用パソコン2においても、各介護センター1に割当てられたIDやPW(パスワード)を入力することにより、表示させることができるものである。
【0013】
図2は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける稼動管理画面例である。該稼動管理画面には、ヘルパー,利用者及び常勤者における個人情報登録のための登録ボタン14や当該情報の照会・変更のための照会・変更ボタン15と、スケジュール登録において対象者を選択するためのヘルパーボタン16,利用者ボタン17及び常勤者ボタン18と、スケジュール照会のための照会ボタン19と、稼動集計において対象を選択するためのセンターボタン20及び支店ボタンと、給付金集計において対象を選択するための個人ボタン,センターボタン及び支店ボタンと、メンテナンスにおけるID・PW変更ボタン,単金変更ボタン,スケジュール変更ボタン及び稼働時間設定変更ボタン等で構成する。なお、常勤者とは緊急時において応援をする事務担当者を示す。
【0014】
図3は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人登録の導入画面例である。該ヘルパー個人登録の導入画面は、稼動管理画面においてヘルパーの登録ボタン14を押すことにより表示される。該画面は、登録ヘルパー氏名とコード番号を選択表示するためのヘルパー選択フィールド21と、該登録ヘルパー氏名とコード番号を確定するためのOKボタン23等で構成する。なお、ヘルパー選択フィールド21に登録ヘルパー氏名とコード番号の一覧を表示させるには、リストボタン22を押すことにより行える。
【0015】
図4は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人登録画面例である。該ヘルパー個人登録画面は、図3のヘルパー個人登録の導入画面において登録ヘルパー氏名とコード番号を選択した後、OKボタン23を押すことにより表示される。該画面は、登録ヘルパー氏名とコード番号を表示すると共に、当該ヘルパーの登録年月日,コード番号,住所,連絡先電話番号,単金,就労条件及び資格等を入力するためのテキストフィールド25等で構成し、該テキストフィールド25にヘルパーの個人情報を入力した後、OKボタン23を押すことにより管理サーバー4のデータベースに蓄積される。また、入力内容をキャンセルする場合は、NGボタン24を押して再入力を行う。
【0016】
図5は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者個人登録の導入画面例である。該利用者個人登録の導入画面は、稼動管理画面において利用者の登録ボタン14を押すことにより表示される。該画面は、登録利用者氏名とコード番号を選択表示するためのテキストフィールド21と、該登録利用者氏名とコード番号を確定するためのOKボタン23等で構成する。なお、テキストフィールド21に登録利用者氏名とコード番号の一覧を表示させるには、リストボタン22を押すことにより行える。
【0017】
図6は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者個人登録画面例である。該利用者個人登録画面は、図5の利用者個人登録の導入画面において登録利用者氏名とコード番号を選択した後、OKボタン23を押すことにより表示される。該画面は、登録利用者氏名とコード番号を表示すると共に、当該利用者の登録年月日,コード番号,住所,連絡先電話番号,利用形態及び利用条件等を入力するためのテキストフィールド26等で構成し、該テキストフィールド26に利用者の個人情報を入力した後、OKボタン23を押すことにより管理サーバー4のデータベースに蓄積される。また、入力内容をキャンセルする場合は、NGボタン24を押して再入力を行う。
【0018】
なお、常勤者の個人登録も上記例と同様である。
【0019】
図7は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュール登録画面例である。該ヘルパースケジュール登録画面は、稼動管理画面においてスケジュール登録・照会のヘルパーボタン16を押した後、図3のヘルパー個人登録の導入画面と同様のヘルパースケジュール登録の導入画面(図示せず)にて登録ヘルパー氏名とコード番号を確定することにより表示される。該画面は、登録ヘルパー氏名とコード番号を表示すると共に、当該ヘルパーの登録年月日,利用者のコード番号,利用時間及び利用内容等を入力するためのテキストフィールド27等で構成し、該テキストフィールド27にヘルパーのスケジュール情報を入力した後、OKボタン23を押すことにより管理サーバー4のデータベースに蓄積される。また、入力内容をキャンセルする場合は、NGボタン24を押して再入力を行う。なお、利用内容において“K”は生活、“S”は身体を意味する。
【0020】
図8は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者スケジュール登録画面例である。該利用者スケジュール登録画面は、稼動管理画面においてスケジュール登録・照会の利用者ボタン17を押した後、図5の利用者個人登録の導入画面と同様の利用者スケジュール登録の導入画面(図示せず)にて登録利用者氏名とコード番号を確定することにより表示される。該画面は、登録利用者氏名とコード番号を表示すると共に、当該利用者の登録年月日,ヘルパーのコード番号,利用時間及び利用内容等を入力するためのテキストフィールド28等で構成し、該テキストフィールド28に利用者のスケジュール情報を入力した後、OKボタン23を押すことにより管理サーバー4のデータベースに蓄積される。また、入力内容をキャンセルする場合は、NGボタン24を押して再入力を行う。
【0021】
なお、常勤者のスケジュール登録も上記例と同様である。
【0022】
図9は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるスケジュール照会画面例である。該スケジュール照会画面は、稼動管理画面においてスケジュール登録・照会の照会ボタン19を押すことにより表示される。該画面は、ヘルパースケジュール照会として日別の各ヘルパーを選択するため、年月日を選択表示するための年月日選択フィールド29及び登録ヘルパー氏名とコード番号を選択表示するためのヘルパー選択フィールド30と、月別の各利用者を選択するため、月日及び登録利用者氏名とコード番号を選択表示するための利用者選択フィールド31と、ヘルパースケジュールボタン32及び利用者スケジュールボタン33等で構成する。なお、年月日選択フィールド29に年月日の一覧を表示させたり、ヘルパー選択フィールド30に登録ヘルパー氏名とコード番号の一覧を表示させたり、利用者選択フィールド31に月日及び登録利用者氏名とコード番号の一覧を表示させるには、各々のリストボタン34を押すことにより行える。
【0023】
図10は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュールの照会画面例である。該ヘルパースケジュールの照会画面は、図9のスケジュール照会画面においてヘルパー選択フィールド30より登録ヘルパー氏名とコード番号を選択した後、ヘルパースケジュールボタン32を押すことにより表示される。該画面において、選択したヘルパーの情報欄35がトップに表示され、他のヘルパーの情報欄35もスライドバー36,37を動かすことにより表示させることができる。
【0024】
図11は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者スケジュールの照会画面例である。該利用者スケジュールの照会画面は、図9のスケジュール照会画面において利用者選択フィールド31より月日及び登録利用者氏名とコード番号を選択した後、利用者スケジュールボタン33を押すことにより表示される。該画面において、選択した利用者の情報欄38がトップに表示され、他の利用者の情報欄38もスライドバー36,37を動かすことにより表示させることができる。
【0025】
図12は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける日別のヘルパースケジュールの照会画面例である。該日別のヘルパースケジュールの照会画面は、図9のスケジュール照会画面においてヘルパースケジュールの年月日を選択した後、ヘルパースケジュールボタン32を押すことにより表示される。該画面において、選択した月日の情報欄39がトップに表示され、他の月日の情報欄39もスライドバー36,37を動かすことにより表示させることができる。また、ヘルパーから利用者宅への出勤のコール発信があった場合には開始時間40の表示色を例えば黒から青に変更し、利用者宅から退勤のコール発信があった場合には完了時間41の表示色を例えば黒から赤に変更すると、就労状況の確認が容易になる。
【0026】
図13は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人情報の照会画面例である。該ヘルパー個人情報の照会画面は、図12の日別のヘルパースケジュールの照会画面において無就労又は就労予約済のヘルパーの氏名をクリックすることにより表示される。該画面は、登録ヘルパー氏名とコード番号を表示すると共に、図4のヘルパー個人登録画面で設定登録した当該ヘルパーの登録年月日,コード番号,住所,連絡先電話番号,単金,就労条件及び資格等と、ヘルパースケジュール等が表示される。
【0027】
図14は本発明のヘルパー稼動管理システムにおける集計管理のセンター選択画面例である。該集計管理のセンター選択画面は、稼動管理画面において稼動集計のセンターボタン20を押すことにより表示される。該画面は、集計管理を行う介護センターを選択するための複数のセンター選択ボタン42で構成する。
【0028】
図15は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー稼動集計表選択画面例である。該ヘルパー稼動集計表選択画面は、図14の集計管理のセンター選択画面において集計対象センターのセンター選択ボタン42を押すことにより表示される。該画面は、ヘルパー稼動集計として日別の各ヘルパーを選択するため、登録ヘルパー氏名とコード番号を選択表示するためのヘルパー選択フィールド43と、各介護センターの月別のヘルパー稼動集計を選択するため、年月を選択表示するための年月選択フィールド44と、各支店における各介護センターの月別のヘルパー稼動集計を選択するため、介護センター及び年月を選択表示するための介護センター選択フィールド45等で構成する。なお、ヘルパー選択フィールド43に登録ヘルパー氏名とコード番号の一覧を表示させたり、年月選択フィールド44に年月の一覧を表示させたり、介護センター選択フィールド45に介護センター及び年月の一覧を表示させるには、各々のリストボタン46を押すことにより行える。
【0029】
図16は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュール集計画面例である。該ヘルパースケジュール集計画面は、図15のヘルパー稼動集計表選択画面においてヘルパー選択フィールド43より登録ヘルパー氏名とコード番号を選択することにより表示される。該画面は、該当ヘルパーの稼動集計として訪問先利用者名,利用形態,利用時間及び交通費等を表示した情報欄47と、自動的に集計を行うための集計ボタン49等で構成する。交通費等は該当ヘルパーより申請された金額を入力した後、確認を行って承認を得る。また、スライドバー48を動かすことにより任意の情報欄47を表示させることができる。
【0030】
図17は本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー稼動集計画面例である。該ヘルパー稼動集計画面は、図16のヘルパースケジュール集計画面において集計ボタン49を押すことにより表示される。該画面は、該当ヘルパーの前月分の勤務時間及び交通費等の明細と合計金額を表示した情報欄50と、自動的に集計を行うための集計ボタン49等で構成する。
【0031】
以上述べたように、介護センター1内の運用パソコン2等のヘルパー稼動管理システムにより、ヘルパー12の利用者宅11への出勤や退勤を発信者番号通知サービスにより得られた着信番号及び着信時間により自動的に行うことができるため、各ヘルパー12の稼動状況を容易に管理することができると共に各ヘルパー12の稼働管理表を自動集計することにより効率的且つ短時間に正確な稼働集計及び稼働報告ができる。また、介護センター1内の運用パソコン2等からケアーマネージャーの作成したスケジュール表を管理センター3内の管理サーバー4に自動インポートしてデーターの一元管理を図ると共にヘルパー12や利用者13の個人情報登録を行うことにより各ヘルパー12や利用者13のスケジュール状況や登録状況が容易に管理できることから、要員配置計画等が容易に行うことができることになる。
【0032】
また、上述したモニタの画面説明は代表機能の操作説明であるが、図2の管理画面で示したように上記以外に給付金集計,ID・PW変更,単金変更,スケジュール変更及び稼働時間設定変更等の画面があり、これらの操作説明は上記例と同様又は類似しているため省略する。なお、上述したモニタの画面構成及び操作例は、一実施例であり特に限定するものではなく、同様の画面構成や機能操作及び動作内容を有したものであれば全て本発明の実施形態に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のヘルパー稼動管理システムを構築するためのシステム構成図である。
【図2】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける稼動管理画面例である。
【図3】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人登録の導入画面例である。
【図4】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人登録画面例である。
【図5】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者個人登録の導入画面例である。
【図6】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者個人登録画面例である。
【図7】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュール登録画面例である。
【図8】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者スケジュール登録画面例である。
【図9】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるスケジュール照会画面例である。
【図10】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュールの照会画面例である。
【図11】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける利用者スケジュールの照会画面例である。
【図12】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける日別のヘルパースケジュールの照会画面例である。
【図13】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー個人情報の照会画面例である。
【図14】本発明のヘルパー稼動管理システムにおける集計管理のセンター選択画面例である。
【図15】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー稼動集計表選択画面例である。
【図16】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパースケジュール集計画面例である。
【図17】本発明のヘルパー稼動管理システムにおけるヘルパー稼動集計画面例である。
【符号の説明】
【0034】
1 介護センター
2 運用パソコン
3 管理センター
4 管理サーバー
5 集約センター
6 集約サーバー
7 インターネット
8 公衆網又は携帯網
9 ヘルパー宅
10 固定電話又は携帯電話
11 利用者宅
12 ヘルパー
13 利用者
14 登録ボタン
15 照会・変更ボタン
16 ヘルパーボタン
17 利用者ボタン
18 常勤者ボタン
19 照会ボタン
20 センターボタン
21 ヘルパー選択フィールド
22 リストボタン
23 OKボタン
24 NGボタン
25 テキストフィールド
26 テキストフィールド
27 テキストフィールド
28 テキストフィールド
29 年月日選択フィールド
30 ヘルパー選択フィールド
31 利用者選択フィールド
32 ヘルパースケジュールボタン
33 利用者スケジュールボタン
34 リストボタン
35 情報欄
36 スライドバー
37 スライドバー
38 情報欄
39 情報欄
40 開始時間
41 完了時間
42 センター選択ボタン
43 ヘルパー選択フィールド
44 年月選択フィールド
45 介護センター選択フィールド
46 リストボタン
47 情報欄
48 スライドバー
49 集計ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地域内にある複数の介護センター内に設置した運用パソコンと、該複数の介護センターの管理を行う管理センター内に設置した管理サーバーと、該管理センターの統括管理を行う集約センター内に設置した集約サーバーとをインターネットを中継して接続し、
前記介護センター内に設置した運用パソコンと、管理センター内に設置した管理サーバーと、集約センター内に設置した集約サーバーに対話型インターフェースを有するモニタを接続すると共に、ヘルパーの出退勤管理やスケジュール管理及び要員配置管理等を統括管理することができるヘルパー稼動管理システムプログラムを搭載して運用し、
ヘルパーの出勤又は退勤時において、発信者番号通知サービスに対応したヘルパー宅に設置した固定電話又はヘルパーに所持させた携帯電話により管理センターに数回のコール発信を行い、管理サーバーは発信者番号通知サービスにより着信番号及び着信時間を特定すると共に該着信番号及び着信時間とデータベースとを参照してヘルパーの氏名及び出退勤時間を特定し、該情報をヘルパー稼動管理システムプログラムに自動インポートして該当ヘルパーの出退勤管理を自動的に行い、
ケアーマネージャーの作成したスケジュール表をヘルパー稼動管理システムプログラムに自動インポートしてマスター表にすることによりデーターの一元化を図ることを特徴とした、ヘルパー稼動管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−228189(P2006−228189A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−332142(P2005−332142)
【出願日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願変更の表示】意願2005−1371(D2005−1371)の変更
【原出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(301007098)株式会社クリエイティブ ドゥ (4)
【Fターム(参考)】