説明

ペットフード処方箋作成システム

【課題】ペットフード分量をペットの体重に応じて自動的に演算し処方箋を作成する。
【解決手段】製品選択画面提供手段11は、ペットの種類毎に缶及び袋状体のペットフード製品を表した製品選択画面をモニタ上に表示させ、該画面上で製品が選択されると、入力画面提供手段12は、製品の単価を表すとともに、ペットの現在体重を入力する入力欄を設けた入力画面を表示させる。計算手段13は、入力されたペットの現在体重に依存して、1日に必要なカロリ、選択された製品の1日当たりの食事量、選択された製品の1日当たりの価格を計算し、処方箋作成/提供手段15は、得られた1日に必要なカロリ、1日当たりの製品の給餌量、及び、1日当たりの製品の価格、並びに、入力されたペットの体重を含んだ処方箋画面をモニタ上に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットフード処方箋作成システムに関し、より詳細には、ペットに必要なペットフードの種類及びその分量等をペットの体重等に応じて自動的に計算し、これに基づいて自動的に処方箋を作成するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、犬、猫等のペットは、現代社会において一番身近で人間を自然に癒してくれるものであり、このようなペットの健康管理の一貫として、ペットフードが給餌されている。ペットフードのパッケージには、標準的な給餌量として、例えば体重5kg区分毎の給餌表が表記され、ペットのオーナーは、表示された標準給餌量を参照して、ペットにペットフードを給餌している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記したように、一般的に、ペットはペットフードに表記された標準給餌量が与えられているため、ペットの種類や体重による個体差に無関係に、ペットフードが給餌されていることが多い。したがって、ペットが過食気味になっていることが多く、動物病院に来院する犬・猫の3〜4頭に1頭は肥満していると言われている。
このような問題は、ダイエット用ペットフードについても言えることであり、ダイエット用ペットフードでありながら、ペットによっては給餌量では多すぎて、過食気味となっていることがある。
また、ペットの健康を維持するため及びペットの肥満を改善するために、ペット医院等において、どの程度の量のペットフードをペットに給餌すべきであるかを、ペットフードのカロリ並びにペットの種類及び体重に合わせて手動計算している。しかしながら、この計算が極めて煩雑であり、健康維持促進用又はダイエット用のペットフードの処方箋を簡単に作成可能なツールの提案が待たれている。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ペットに給餌すべきペットフードの種類及び分量等の情報をペットの体重等に応じて自動的に演算し、これに基づいてペットフードの処方箋を作成できるようにすることであり、これにより、ペット病院等において、ペットに対するペットフードの処方箋の作成を適切かつ容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した目的を達成するために、本発明は、コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行され、ペットに給餌すべきペットフードの電子的な処方箋を作成するシステムにおいて、
ペットの種類毎に、缶及び袋状体のペットフード製品を表した製品選択画面をモニタ上に表示させる製品選択画面提供手段と、
製品選択画面上で1つのペットフード製品が選択されたとき、該ペットフード製品の単価を表すとともに、ペットの現在体重を入力する入力欄を設けた入力画面を表示させる入力画面提供手段と、
入力画面に入力されたペットの現在体重に依存して、1日に必要なカロリ、選択されたペットフード製品の1日当たりの食事量、選択されたペットフード製品の1日当たりの価格を計算する計算手段と、
計算手段により得られた1日に必要なカロリ、1日当たりの選択されたペットフード製品の食事量、及び、1日当たりの選択されたペットフード製品の価格、並びに、入力されたペットの体重を含んだ処方箋画面をモニタ上に表示させる処方箋提供手段と
からなることを特徴とするペットフード処方箋作成システムを提供する。
【0006】
上記した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて、一実施形態においては、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が缶製品である場合、計算手段は、1日当たりの食事量を缶の個数単位で計算するよう構成されている。また、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が袋に包装されたドライ製品である場合、計算手段は、1日当たりの食事量をg又はカップ数単位で計算し、さらに、ドライ製品の包装サイズが複数ある場合に、1ヶ月で食べきることができる包装サイズを決定し、この決定された包装サイズに基づいて1日当たりの価格を計算するよう構成されており、処方箋提供手段は、計算手段により決定された、1ヶ月で食べきることができる包装サイズに関する情報も処方箋画面上に表示するよう構成されている。
【0007】
また、上記した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて、一実施形態においては、製品選択画面上で選択されたペットフード製品がダイエット用缶製品である場合、入力画面提供手段は、入力画面上に、ペットの現在体重の入力欄に加えてBCS(体型)を入力する入力欄を提供するよう構成されており、計算手段は、入力された現在体重及びBCSに基づいて目標体重を計算し、該目標体重に達するまでの日数を計算し、1日当たりのカロリを目標体重まで減量するための1日当たりのカロリとして計算し、1日当たりの食事量を目標体重まで減量するための1日当たりの缶の個数単位で計算するよう構成されており、処方箋提供手段は、計算手段により計算された目標体重及び到達日数も処方箋画面上に表示するよう構成されている。また、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が包装されたダイエット用ドライ製品である場合、入力画面提供手段は、入力画面上に、ペットの現在体重の入力欄に加えてBCS(体型)を入力する入力欄を提供するよう構成されており、計算手段は、入力された現在体重及びBCSに基づいて目標体重を計算し、該目標体重に達するまでの日数を計算し、1日当たりのカロリを目標体重まで減量するための1日当たりのカロリとして計算し、1日当たりの食事量を目標体重まで減量するための1日当たりのg又はカップ数単位で計算し、さらに、ダイエット用ドライ製品の包装サイズが複数ある場合に、1ヶ月で食べきることができる包装サイズを決定し、この決定された包装サイズに基づいて1日当たりの価格を計算するよう構成されており、処方箋提供手段は、計算手段により決定された、1ヶ月で食べきることができる包装サイズに関する情報、及び、計算手段により計算された目標体重及び到達日数も処方箋画面上に表示するよう構成されている。さらに、一実施形態においては、該システムはさらに、製品選択画面上で選択されたペットフード製品がダイエット用製品である場合、現在体重から目標体重までの体重の減量予定推移を表すグラフを作成する手段を備え、処方箋提供手段は、処方箋画面上に、作成された減量予定推移のグラフも表示させるよう構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、上記したように構成されているので、ペット毎に適切な種類及び量のペットフードを推奨することができ、もって、ペットの健康維持及び肥満の解消に大いに役立たせることができる。また、ペット病院等において、ペットフードの処方箋を作成することが簡単になり、極めて実用的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明に係るペットフード処方箋作成システム(以下、「本システム」と称する)は、パソコン等にインストールされたコンピュータプログラムを実行することにより実現されるシステムであり、パソコンに接続されたモニタに入力画面を表示し、該入力画面上にキーボード等の操作によりデータを入力し、該入力されたデータに基づいて演算を行い、その結果を出力画面としてモニタ上に表示させるものである。
図1は、本システムの構成を説明するためのブロック図であり、図1において、1はモニタ、2はキーボード及びマウス等の入力手段、3はプリンタ、4は処方箋に記載すべきペットフード製品の種類、単価、カロリ等の属性データを記憶したメモリである。
また、パソコン等にインストールされるコンピュータプログラムすなわちアプリケーション・ソフト10を機能的に表すと、以下のような6個の機能手段に大別することができる。
【0010】
・製品選択画面提供手段11
ペットの種類毎に、缶及び袋状体のペットフード製品を表した製品選択画面をモニタ上に表示させる。
・入力画面提供手段12
製品選択画面上で1つのペットフード製品が選択されたときに、該ペットフード製品の単価を表すとともに、ペットの名前及び現在体重を入力する入力欄を設けた入力画面を表示させる。
・計算手段13
入力画面に入力されたペットの現在体重に依存して、1日に必要なカロリ、選択されたペットフード製品の1日当たりの食事量、選択されたペットフード製品の1日当たりの価格、1ヶ月(ペットフードの油酸化害の防止を補償する期間)の食べきりサイズ、その包装を食べきるのにかかる日数(次回購入日がわかる)、等を計算する。
・グラフ作成手段14
製品選択画面上で選択されたペットフード製品がダイエット用缶製品である場合に、現在体重から目標体重までの体重の減量予定推移を表すグラフを作成する。
・処方箋作成/提供手段15
入力画面に入力されたペットの体重及び名前、計算手段13により得られた1日に必要なカロリ、1日当たりの選択されたペットフード製品の食事量、及び、1日当たりの選択されたペットフード製品の価格等、並びに、グラフ作成手段14により作成されたグラフを含んだペットフード処方箋をモニタ上に表示させる。
・製品修正手段16
ペットフード製品の価格等を修正するため画面をモニタ上に表示させ、修正結果をメモリ4の記憶内容に反映させる。
【0011】
図2及び図3を参照して、本システムをより詳細に説明する。
図2のA〜Dは、コンピュータプログラムによって実行される、本発明に係る本システムの動作を示すフローチャートであり、また、図3は、本システムによってモニタ上に表示される画面を模式的に表した図である。
図2−Aに示すように、本システムが起動されると、ステップS1において、製品選択画面提供手段11は、図3−Aに示すような画面、すなわち、ペットフード製品の全ての写真を含み、製品を画面上で選択できるようにした製品選択画面P1をモニタ上に表示する。該製品選択画面P1には、ペットフード製品の価格を修正するための「設定」ボタンが含まれている。製品選択画面P1上には、製品として存在する缶及び/又はドライ製品の全ての写真が含まれている。当然ながら、缶製品だけしか存在しない場合はその缶製品の写真のみが表示され、ドライ製品しか存在しない場合はそのドライ製品の写真のみが表示されている。製品選択画面P1上、製品A〜C及び製品M〜Pは通常のペットフード製品を表し、製品a〜d及び製品m〜oはダイエット用のペットフード製品を表している。
製品修正手段16は、ステップS2において、該「設定」ボタンが選択されたか否かを判定し、選択された場合には、ステップS3において、それぞれのペットフード製品の価格を修正するための画面(不図示)を表示し、ステップS4において、その修正結果をメモリ4に保存させる。その後、製品選択画面P1を再度表示させる。
【0012】
「設定」ボタンが選択されていない場合、ステップS2からステップS5に移行して、入力画面提供手段12は、どのペットフード製品が選択されたかを判定する。例えば、<犬用>の製品Aの缶が選択された場合、ステップS5においてそれを判定すると、ステップS6に進んで、図3−Bに示すような、製品Aの小缶と大缶の価格(単価)を表した入力画面P2を表示する。なお、ステップS5における判定において、まず選択された製品の種類を判定し、その後缶製品が選択されたかドライ製品が選択されたかを判定するようにしてもよい。ダイエット用の製品についても同様である。
入力画面P2には、ペットの名前及び現在体重を入力する欄が設けられている。
【0013】
入力画面P2上で、少なくとも現在体重(ペット名の入力は、オプション)が入力されて実行キーが選択されると、計算手段13は、ステップS7において、現在体重に応じて、1日に必要なカロリ量、1日の食事量(製品Aの小缶及び大缶の別)、1日当たりの費用を計算する。得られた計算結果は、ステップS8において、処方箋作成/提供手段15により、図3−Bに示すような処方箋画面P3としてモニタ上に表示される。なお、処方箋画面P3は、入力画面P2に、計算結果が追加されたものである。「印刷」アイコンが選択された場合には、処方箋画面P3の情報がプリンタ3によりプリントアウトされ、ハードコピーのペットフード処方箋が得られる。
【0014】
一方、ステップS5の判定結果が、例えば、<犬用>の製品Aのドライ製品(袋状体)が選択されたことを表している場合、ステップS5から図2−Bに示すステップS9に進み、入力画面提供手段12は、図3−Cに示すような、製品Aのドライ製品の製品サイズ(例えば、最小製品サイズ)の単価を表した入力画面P4をモニタ上に表示する。場合によって、全ての製品サイズの単価を表示してもよい。入力画面P4には、入力画面P2と同様に、ペット名及び現在体重を入力する欄が設けられており、少なくとも現在体重が入力されて実行キーが選択されると、ステップS10において、計算手段13は、該現在体重に応じて、1日に必要なカロリ量、一日の食事の量を計算する。
【0015】
次いで、ステップS11において、1日の食事量に基づいて、製品Aのドライ製品のサイズ毎に、それぞれの製品サイズの1袋を食べきるのに要する日数を計算し、その結果に基づいて1ヶ月で食べきれる製品サイズを決定する。そして、決定された製品サイズの単価を読み出し、かつ、該単価に対応する1日当たりの費用を計算する。そして、ステップS12に進んで、ステップS10及びS11において得られた計算結果、ペット名及び現在体重を、処方箋作成/提供手段15が、図3−Cに示すような処方箋画面P5としてモニタ上に表示する。処方箋画面P5は、入力画面P4に計算結果を追加して表示したものに相当する。「印刷」アイコンが選択された場合には、処方箋画面P5の情報が処方箋としてプリントアウトされる。
対比のために、全ての製品サイズの単価及び食べきるのに要する日数を、処方箋画面P5に表示させてもよい。
【0016】
次に、ダイエット用ペットフード製品が選択された場合の処理について説明する。
製品選択画面P1上で、ダイエット用ペットフードの例えば<犬用>の製品aの缶製品が選択された場合、入力画面提供手段12は、ステップS5においてそれを判定すると、図2−CのステップS13に進んで、図3−Dに示すような、製品aの缶製品(例えば、小缶及び大缶)の価格(単価)を表した入力画面P6を表示する。最小サイズの缶のみの価格を入力画面P6に表示してもよい。入力画面P6には、さらに、BCS5〜3の犬の写真が表示されていると共に、ペットの名前、体重、BCSを入力する欄が設けられている。入力画面P6上で、少なくとも体重及びBCSレベルが入力されて実行キーが選択されると、ステップS14において、計算手段13は、目標体重を計算する。BCSとは、体型を評価するための5段階の指標であり、BCS4が軽度肥満、BCS5が重度肥満を表している。
【0017】
計算手段13は、さらに、ステップS15において、現在体重及び目標体重に基づいて、減量のために必要な1日のカロリ、1日の食事量(缶製品の個数)、目標体重に達するまでの日数、減量達成予定日、1日当たりの費用を計算する。そして、ステップS16において、ステップS15における計算結果に基づいて、グラフ作成手段14が、現在体重から目標体重までの減量曲線を表すグラフを生成する。
処方箋作成/提供手段15は、ステップS17において、ステップS14及び15における計算結果、及びステップS16で生成されたグラフを、ペット名及び現在体重とともに、図3−Dに示すような処方箋画面P7としてモニタ上に表示する。処方箋画面P7は、入力画面P6に、計算結果及びグラフが追加されたものである。「印刷」アイコンが選択された場合には、処方箋画面P7の情報がプリントアウトされ、ハードコピーの処方箋が得られる。
【0018】
一方、ステップS5において、製品aのドライ製品が選択されたと判定した場合、ステップS5から図2−Dに示すステップS18に進み、入力画面提供手段12は、図3−Eに示すような、BCS5〜3の写真、及び製品aのドライ製品(例えば、最小サイズ)の単価を表した入力画面P8をモニタ上に表示する。場合によって、全てのサイズの単価を表示してもよい。入力画面P8には、入力画面P6と同様に、ペット名、現在体重、及びBCSレベルを入力する欄が設けられている。入力画面P8上で、少なくとも体重及びBCSレベルが入力されて実行キーが選択されると、ステップS19において、計算手段13は、現在体重及びBCSレベルに基づいて、目標体重を計算する。そして、ステップS20において、減量のために必要な1日のカロリ、1日の食事量、目標体重到達までにかかる日数、減量予定日を計算する。次いで、ステップS21において、製品サイズ毎に、1包装を食べきるのにかかる日数を計算し、それに基づいて、1ヶ月で食べきれる製品サイズを決定し、該決定された製品サイズの価格、1日当たりの費用を計算する。
【0019】
グラフ作成手段14は、ステップS20における計算結果に基づいて、現在体重から目標体重までの減量曲線を表すグラフを生成する。
ステップS19〜S21における計算結果、及びステップS22で生成されたグラフが、処方箋作成/提供手段15により、ステップS23において、図3−Eに示すような処方箋画面P9としてモニタ上に表示される。処方箋画面P9は、入力画面P8に、計算結果及びグラフが追加されたものである。処方箋画面P9を表示中、「印刷」アイコンが選択された場合には、処方箋画面P9の情報が処方箋としてプリントアウトされる。
対比のために、全ての製品サイズの単価及び食べきるのに要する日数を、処方箋画面P9に表示させてもよい。
【0020】
上記においては、犬用のペットフードに関する処方箋の作成動作について説明したが、猫用ペットフードについても、同様にして処方箋を作成することができる。また、その他のペットについても、必要ならば同様に構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係るペットフード処方箋作成システムの機能を表す概略図である。
【図2−A】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて実行される処理を表すフローチャートの一部であり、該システムの起動から、犬用の缶製品が選択された場合の処方箋作成までの処理を示すフローチャートである。
【図2−B】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて実行される処理を表すフローチャートの一部であり、犬用のドライ製品が選択された場合の処方箋作成までの処理を示すフローチャートである。
【図2−C】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて実行される処理を表すフローチャートの一部であり、犬用のダイエット用缶製品が選択された場合の処方箋作成までの処理を示すフローチャートである。
【図2−D】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいて実行される処理を表すフローチャートの一部であり、犬用のダイエット用ドライ製品が選択された場合の処方箋作成までの処理を示すフローチャートである。
【図3−A】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいてモニタ上に表示される初期画面である製品選択画面を示す模式図である。
【図3−B】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいてモニタ上に表示される、犬用の缶製品が選択された場合の入力画面及び処方箋画面を示す模式図である。
【図3−C】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいてモニタ上に表示される、犬用のドライ製品が選択された場合の入力画面及び処方箋画面の模式図である。
【図3−D】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいてモニタ上に表示される、犬用のダイエット用缶製品が選択された場合の入力画面及び処方箋画面を示す模式図である。
【図3−E】図1に示した本発明に係るペットフード処方箋作成システムにおいてモニタ上に表示される、犬用のダイエット用ドライ製品が選択された場合の入力画面及び処方箋画面の模式図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行され、ペットに給餌すべきペットフードの電子的な処方箋を作成するシステムにおいて、
ペットの種類毎に、缶及び袋状体のペットフード製品を表した製品選択画面をモニタ上に表示させる製品選択画面提供手段と、
製品選択画面上で1つのペットフード製品が選択されたとき、該ペットフード製品の単価を表すとともに、ペットの現在体重を入力する入力欄を設けた入力画面を表示させる入力画面提供手段と、
入力画面に入力されたペットの現在体重に依存して、1日に必要なカロリ、選択されたペットフード製品の1日当たりの食事量、選択されたペットフード製品の1日当たりの価格を計算する計算手段と、
計算手段により得られた1日に必要なカロリ、1日当たりの選択されたペットフード製品の食事量、及び、1日当たりの選択されたペットフード製品の価格、並びに、入力されたペットの体重を含んだ処方箋画面をモニタ上に表示させる処方箋提供手段と
からなることを特徴とするペットフード処方箋作成システム。
【請求項2】
請求項1記載のペットフード処方箋作成システムにおいて、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が缶製品である場合、計算手段は、1日当たりの食事量を缶の個数単位で計算することを特徴とするペットフード処方箋作成システム。
【請求項3】
請求項1記載のペットフード処方箋作成システムにおいて、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が袋に包装されたドライ製品である場合、
計算手段は、1日当たりの食事量をg又はカップ数単位で計算し、さらに、ドライ製品の包装サイズが複数ある場合に、1ヶ月で食べきることができる包装サイズを決定し、この決定された包装サイズに基づいて1日当たりの価格を計算するよう構成されており、
処方箋提供手段は、計算手段により決定された、1ヶ月で食べきることができる包装サイズに関する情報も処方箋画面上に表示するよう構成されている
ことを特徴とするペットフード処方箋作成システム。
【請求項4】
請求項1記載のペットフード処方箋作成システムにおいて、製品選択画面上で選択されたペットフード製品がダイエット用缶製品である場合、
入力画面提供手段は、入力画面上に、ペットの現在体重の入力欄に加えてBCS(体型)を入力する入力欄を提供するよう構成されており、
計算手段は、入力された現在体重及びBCSに基づいて目標体重を計算し、該目標体重に達するまでの日数を計算し、1日当たりのカロリを目標体重まで減量するための1日当たりのカロリとして計算し、1日当たりの食事量を目標体重まで減量するための1日当たりの缶の個数単位で計算するよう構成されており、
処方箋提供手段は、計算手段により計算された目標体重及び到達日数も処方箋画面上に表示するよう構成されている
ことを特徴とするペットフード処方箋作成システム。
【請求項5】
請求項1記載のペットフード処方箋作成システムにおいて、製品選択画面上で選択されたペットフード製品が包装されたダイエット用ドライ製品である場合、
入力画面提供手段は、入力画面上に、ペットの現在体重の入力欄に加えてBCS(体型)を入力する入力欄を提供するよう構成されており、
計算手段は、入力された現在体重及びBCSに基づいて目標体重を計算し、該目標体重に達するまでの日数を計算し、1日当たりのカロリを目標体重まで減量するための1日当たりのカロリとして計算し、1日当たりの食事量を目標体重まで減量するための1日当たりのg又はカップ数単位で計算し、さらに、ダイエット用ドライ製品の包装サイズが複数ある場合に、1ヶ月で食べきることができる包装サイズを決定し、この決定された包装サイズに基づいて1日当たりの価格を計算するよう構成されており、
処方箋提供手段は、計算手段により決定された、1ヶ月で食べきることができる包装サイズに関する情報、及び、計算手段により計算された目標体重及び到達日数も処方箋画面上に表示するよう構成されている
ことを特徴とするペットフード処方箋作成システム。
【請求項6】
請求項4又は5記載のペットフード処方箋作成システムにおいて、
該システムはさらに、製品選択画面上で選択されたペットフード製品がダイエット用製品である場合、現在体重から目標体重までの体重の減量予定推移を表すグラフを作成する手段を備え、
処方箋提供手段は、処方箋画面上に、作成された減量予定推移のグラフも表示させるよう構成されている
ことを特徴とするペットフード処方箋作成システム。


【図1】
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【図3−A】
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【図3−B】
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【図3−C】
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【図2−A】
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【図2−B】
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【図2−C】
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【図2−D】
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【図3−D】
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【図3−E】
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【公開番号】特開2006−25605(P2006−25605A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−204234(P2004−204234)
【出願日】平成16年7月12日(2004.7.12)
【出願人】(502250101)日本ヒルズ・コルゲート株式会社 (1)
【Fターム(参考)】