ペット収容部材
【課題】天井の開閉がスムーズに行なえ、しかも開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に容易に格納することが出来るペット収容部材を提供する。
【解決手段】複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能とした。
【解決手段】複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬などのペットの収容室を備えたペット収容部材における天井構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、子犬等のペットを家屋内の一定の場所に入れておくために、例えばケージなどのペット収容部材が家庭で用いられている。
【0003】
このペット収容部材は、複数枚の仕切り体を例えば平面視矩形状に連結してなる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから構成され、これら仕切り部材と天板部材により囲まれた収容室内にペットを収容するようにしている。
【0004】
そして前記した天板部材は、その後端部を仕切り部材にヒンジ金具を介して揺動可能に連結し、この天板部材を、仕切り部材上に載って天井を閉じる位置と、仕切り部材の背面側上に立設して天井を開放する位置とに位置変更可能として、収容室の天井を開閉できるようにしている(特許文献1参照)。
【0005】
ところで以上のペット収容部材では、天井の開閉に際して、開放時に仕切り部材に対して立てた天板部材が不用意に倒れる不具合も考えられるし、また立てた天板部材が仕切り部材上に露呈するので、見栄えも悪いという不具合がある。
【0006】
また天板部材を仕切り部材上に単に載置して、開放時には、天板部材を仕切り部材から取り外すようにしたペット収容部材も見受けられるが、以上の構造のものでは、天井の開放時、仕切り部材から取り外した天板部材の保管場所を別途確保する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平6−41458号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の実情に鑑みて開発されたものであって、目的とするところは、天井の開閉がスムーズに行なえ、しかも開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に容易に格納することが出来るペット収容部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記した目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペット収容部材において、天板部材を複数枚に分割して、これら天板分割体をヒンジ部材により連結していることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、天板部材を二分割するとともに、これら各天板分割体と仕切り部材との間には、天板分割体を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材と、このガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記各分割体を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置にそれぞれ格納可能としていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド手段による案内で、天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としたことにより、天井の開閉がスムーズに行なえるのは勿論のこと、天井の開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に簡単且つ容易に格納することが出来、従来のように天井の開放により立設した天板部材が不用意に倒れるなどの不具合もない。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、天井の全面開放だけでなく、天井の一部だけを開放した状態とすることが出来、例えば、ペットの世話をする際の利便性が向上するし、またペット収容部材の利用態様がそれだけ広くなる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、天井の開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に簡単且つ容易に格納することが出来、従来のように天井の開放により立設した天板部材が不用意に倒れるなどの不具合もないし、また天井の全面開放だけでなく、天井の所望の一部だけを開放した状態とすることも出来、ペット収容部材の利用態様がそれだけ広くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るペット収容部材の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図3】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図4】同、天井を開放した状態のペット収容部材の斜視図。
【図5】同、要部の拡大斜視図。
【図6】仕切り部材を構成する出入り専用柵部材の正面図。
【図7】仕切り部材を構成する左側仕切り専用柵部材の正面図。
【図8】仕切り部材を構成する右側仕切り専用柵部材の正面図。
【図9】仕切り部材を構成する背面側仕切り専用柵部材の正面図。
【図10】天板部材の正面図。
【図11】本発明に係るペット収容部材の別の実施形態を示す斜視図。
【図12】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図13】同、天井を半分開放した状態のペット収容部材の斜視図。
【図14】本発明に係るペット収容部材の別の実施形態を示す斜視図。
【図15】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
【0017】
先ず、図1〜図4は、本発明に係るペット用収容部材の一実施形態を示す斜視図、
図5は、その要部を拡大して示す斜視図、
図6は、仕切り部材を構成する出入り専用柵部材の正面図、
図7及び図8は、仕切り部材を構成する左右仕切り専用柵部材の正面図、
図9は、仕切り部材を構成する背面側仕切り専用柵部材の正面図、
図10は、天井部材の正面図である。
【0018】
図1〜図10において符号1で示すペット収容部材は、ケージと称されているものであって、このペット収容部材1は、3枚の仕切り専用柵部材2a・2b・2cと一枚の出入り専用柵部材2dにより平面視矩形状に枠組みされた仕切り部材2と、この仕切り部材2内の床面を構成する床板部材3と、前記した仕切り部材2の天井を画成する天板部材4とから構成されている。
【0019】
仕切り部材2を構成する仕切り専用柵部材2a・2b・2cは、図7〜図9に示すように、上下の横杆21・22及びこれら上下の横杆21・22の長さ方向両端に架設される縦杆23・24から矩形状に枠組みされた枠体20を備え、この枠体20内は側板25が組み込まれている。
【0020】
また仕切り専用柵部材中の左右両側方に配設される2枚2a・2cは、背面側に配設される1枚2bよりも天板部材4の厚さだけ高く形成されている。
【0021】
出入り用柵部材2dは、図6に示すように、枠体20の上下横杆21・22及び左右縦杆23・24で画成された出入口を開閉する扉26が備えられ、この扉27は、枠体20を構成する縦杆24にヒンジ金具(図示せず)を介して揺動自由に支持されている。
【0022】
底板部材3は、一枚の板材から矩形状に形成されている。
【0023】
天板部材4は、図10に示すように、前後の横杆41・42及びこれら上下の横杆41・42の長さ方向両端に架設される左右及び中央の縦杆43・44・45から矩形状に枠組みされた枠体40を備え、この枠体40内には天板46が組み込まれている。
【0024】
以上の構成からなるペット収容部材において、本発明は、仕切り部材2と天板部材3との間に、天板部材3を仕切り部材2の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段5を設けて、このガイド手段5による案内で、天板部材3を仕切り部材2上の天井部分から仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納可能としたのである。
【0025】
即ち、図1〜図10に示す実施形態では、ガイド手段5を構成するガイド部材をガイド溝51から形成し、またガイド手段5を構成する被ガイド部材を前記ガイド溝51内に沿って移動するガイドピン52から構成している。
【0026】
そして前記したガイド溝51は、図7及び図8に示すように、左右の仕切り専用柵部材2a・2cを構成する縦杆24の側面にそのほぼ全長にわたって形成されている。
【0027】
またガイドピン52は、図10に示すように、その一端部を前記した天板部材4を構成する後側横杆42の長さ方向両端に固定され、この後側横杆42の両端から突出しているガイドピン52の遊端部を前記ガイド溝51内に遊挿し、このガイド溝51の上端部から下端部に向かってガイドピン52を移動させて、図1に示すように天井を覆っていた天板部材4を図4に示すように仕切り専用柵部材2bの背面側に格納するようにしている。
【0028】
また以上の実施形態では、天板部材4と仕切り部材2との間には、天井を閉鎖した状態にある天板部材4を仕切り部材2にロックするためのロック手段6が設けられている。
【0029】
このロック手段6は、天板部材4を構成する縦杆45に設けられた係合板61と、仕切り部材を構成する出入り用柵部材2dの上部横杆21に設けられて、前記した係合板61の係合孔62に係合可能なロック体63とから構成され、前記ロック体63を前記係合板61の係合孔62に係合させることで、天井を閉鎖した状態にある天板部材4を仕切り部材2にロックするようにしている。
【0030】
また天板部材4と仕切り部材2との間には、仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納された天板部材3が後方に倒れるのを防止するための保持手段7が設けられている。
【0031】
この保持手段7は、仕切り部材2を構成する仕切り専用柵部材2a・2bの上部横杆21に突設した保持ピン71から構成され、図5に示すように、この保持ピン71に前記前記したロック手段6を構成する係合板61の係合孔62を係合させることで、仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納された天板部材3の後方に倒れを阻止するようにしている。
【0032】
尚、図中8はキャスターを示す。
【0033】
以上の構成からなるペット収容部材1は、図1に示すように、天板部材4が仕切り部材2の天井を覆っている時には、天板部材4の前端部がロック手段6により仕切り部材2の出入り用柵部材2dに係止されているので、天板部材4が不用意に開くことはない。
【0034】
次に天井を開く場合には、先ずロック体63の操作により、ロック体63を係合板61の係合孔62から離脱させて、天板部材4の仕切り部材2に対するロックを解除する。
【0035】
続いて図2に示すように、天板部材4の前端側を上方に持ち上げ、更に図3に示すように、天板部材4を仕切り部材2の仕切り専用柵部材2b上に立ち上げる。
【0036】
しかる後、天板部材4に設けられたガイドピン52をガイド溝51の上端部から下端部に移動させることで、天板部材4を仕切り専用棚部材2bの背面に沿って下方にスライドさせて、図4に示すように仕切り専用柵部材2bの背面側に格納し、更に図5に示すように、保持ピン71に係合板61の係合孔62を係合させることで、天板部材3が仕切り専用柵部材2bに係止されて、天板部材3が後方に不用意に倒れることがない。
【0037】
以上の実施形態では、天板部材4を背面側に位置する仕切り専用柵部材2bの外側面側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば左右の仕切り専用柵部材2a・2cまたは出入り用柵部材2dの側面に沿うように格納するようにしてもよい。
【0038】
次に図11〜図13は、ペット収容部材1の別の実施形態を示すものであって、前記した実施形態のものと異なる点は、ペット収容部材1を構成する天板部材4を前後二枚に分割して、分割されたこれら天板分割体40a・40bをヒンジ部材47により連結したものである。
【0039】
以上の実施形態のものでは、ガイド手段5を構成するガイドピン52は、後側天板分割体40bの幅方向両端に設けている。
【0040】
また以上の実施形態のものでは、天板分割体40a・40bを受け止めるための受け止め杆27が、図12にも示すように、仕切り専用柵部材2a・2cの上端部内側面に設けられている。
【0041】
以上のペット収容部材1では、天板部材4が仕切り部材2の天井を覆っている時には、天板部材4の前端部がロック手段6により仕切り部材2の出入り用柵部材2dに係止されているので、天板部材4が不用意に開くことはない。
【0042】
次に天井を半分開きたい場合には、先ずロック体63の操作により、ロック体63を係合板61の係合孔62から離脱させて、天板部材4の仕切り部材2に対するロックを解除する。
【0043】
続いて天井部材4を上方に持ち上げて、図12に示すように、後側天板分割体40bを仕切り専用柵部材2b上に立ち上げるとともに、前側天板分割体40aを後側天板分割体40bに対して折り曲げ、この状態から後側天板分割体40bをガイド手段5を介して仕切り専用棚部材2bの背面に沿って下方に移動させて、図13に示すように、後側天板分割体40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納するとともに、前側天板分割体40aを受け止め杆27上に載置すると、この前側天板分割体40aで天井の一部が閉鎖された状態とすることが出来る。
【0044】
また天井を全開したい場合には、受け止め杆27上に載置した前側天板分割体40aを立ち上げて、この前側天板分割体40aを後側天板分割体40bとともにガイド手段5を介して仕切り専用棚部材2bの背面に沿って更に下方に移動させれば、両天板分割体40a・40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納することが出来る。
【0045】
以上のように両天板分割体40a・40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納する時は、保持ピン71に係合板61の係合孔62を係合させることで、前側天板分割体40aが仕切り専用柵部材2bに係止されて、天板部材3が後方に不用意に倒れることがない。
【0046】
尚、以上の実施形態では、天板部材4を前後二枚に分割したが、これに限定されるものではなく、例えば前後三枚に分割してもよい。
【0047】
以上の実施形態では、天板部材4を背面側に位置する仕切り専用柵部材2bの外側面側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば左右の仕切り専用柵部材2a・2cまたは出入り用柵部材2dの側面に沿うように格納するようにしてもよい。
【0048】
更に図14〜図15に示す他の実施形態のペット収容部材1は、ペット収容部材1の幅を、図1に示すペット収容部材1の幅よりも約二倍広くするとともに、天板部材4を左右の天板分割体40c・40dに二分割している。
【0049】
そして各天板分割体40c・40dと背面側の仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dとの間には、各天板分割体40c・40dを仕切り部材2の左右側面に沿って案内するためのガイド部材としてのガイド溝51と、このガイド溝51に沿って移動する被ガイド部材としてのガイドピン52から構成されるガイド手段5を設けて、このガイド手段5による案内で、各天板分割体40c・40dを仕切り部材2上の天井部分から左右の仕切り専用柵部材2a・2c外側面に沿う位置に格納可能としている。
【0050】
即ち、図14〜図15に示す実施形態では、前記したガイド溝51は、背面側の仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dを構成する縦杆23の側面にそのほぼ全長にわたって形成されている。
【0051】
またガイドピン52は、各天板分割体40c・40dに設けられ、このガイドピン52の遊端部を前記ガイド溝51内に遊挿し、このガイド溝51の上端部から下端部に向かってガイドピン52を移動させて、各天板分割体40c・40dをそれぞれ独自に左右仕切り専用柵部材2a・2cの外側面に沿う位置に格納するようにしている。
【0052】
また仕切り専用柵部材中の左右両側方に配設される2枚2a・2cは、背面側に配設される仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dよりも天板部材4の厚さだけ低く形成されている。
【0053】
また以上の実施形態では、天板分割体40c・40dを受け止めるための受け止め杆27が、図15にも示すように、仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dの上端部内側面に設けられている。
【0054】
以上のペット収容部材1では、例えば天井を全開したい場合には、図15に示すように、左右の天板分割体40c・40dを上方に持上げ、左側だけを開放したい場合には左側の天板分割体40cだけを持ち上げ、右側だけを開放したい場合には右側の天板分割体40dだけを上方に持ち上げる。
【0055】
そして、その天板分割体部材40c・40dに設けられたガイドピン52をガイド溝51の上端部から下端部に移動させることで、持上げた天板分割体40c・40dを天板分割体部材40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側面に沿って下方にスライドさせて、これら仕切り専用柵部材2bの2a・2cの外側面側に格納するのである。
【0056】
尚、天板分割体40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側に格納する時は、これら左右の仕切り専用棚部材2a・2cに設けた保持ピン71に、前記天板分割体40c・40dに設けた係合板61の係合孔62を係合させることで、各天板分割体40c・40dが仕切り専用柵部材2a・2cに係止されて、天板分割体40c・40dが不用意に倒れることがない。
【0057】
以上の実施形態では、天板分割体40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、たとえば各天板分割体40c・40dをそれぞれ独自に背面側の仕切り専用棚部材2b若しくは出入り用柵部材2dの外側または内側に格納するようにしてもよい。
【0058】
また以上の実施形態では、ガイド溝51を仕切り部材2側に設け、ガイドピン52を天板部材4側に設けたが、ガイドピン52を仕切り部材2側に設け、ガイド溝51を天板部材4側に設けてもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 ペット収容部材
2 仕切り部材
2a・2b・2c 仕切り専用柵部材
2d 出入り専用仕切り部材
20 枠体
21・22 横杆
23・24 縦杆
25 側板
3 床板部材
4 天板部材
41・42 横杆
43・44・45 縦杆
46 側板
5 ガイド手段
51 ガイド溝(ガイド部材)
52 ガイドピン(被ガイド部材)
6 ロック手段
61 係合板
62 係合孔
63 ロック体
7 保持手段
71 保持ピン
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬などのペットの収容室を備えたペット収容部材における天井構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、子犬等のペットを家屋内の一定の場所に入れておくために、例えばケージなどのペット収容部材が家庭で用いられている。
【0003】
このペット収容部材は、複数枚の仕切り体を例えば平面視矩形状に連結してなる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから構成され、これら仕切り部材と天板部材により囲まれた収容室内にペットを収容するようにしている。
【0004】
そして前記した天板部材は、その後端部を仕切り部材にヒンジ金具を介して揺動可能に連結し、この天板部材を、仕切り部材上に載って天井を閉じる位置と、仕切り部材の背面側上に立設して天井を開放する位置とに位置変更可能として、収容室の天井を開閉できるようにしている(特許文献1参照)。
【0005】
ところで以上のペット収容部材では、天井の開閉に際して、開放時に仕切り部材に対して立てた天板部材が不用意に倒れる不具合も考えられるし、また立てた天板部材が仕切り部材上に露呈するので、見栄えも悪いという不具合がある。
【0006】
また天板部材を仕切り部材上に単に載置して、開放時には、天板部材を仕切り部材から取り外すようにしたペット収容部材も見受けられるが、以上の構造のものでは、天井の開放時、仕切り部材から取り外した天板部材の保管場所を別途確保する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平6−41458号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の実情に鑑みて開発されたものであって、目的とするところは、天井の開閉がスムーズに行なえ、しかも開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に容易に格納することが出来るペット収容部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記した目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペット収容部材において、天板部材を複数枚に分割して、これら天板分割体をヒンジ部材により連結していることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、天板部材を二分割するとともに、これら各天板分割体と仕切り部材との間には、天板分割体を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材と、このガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記各分割体を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置にそれぞれ格納可能としていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、ガイド手段による案内で、天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としたことにより、天井の開閉がスムーズに行なえるのは勿論のこと、天井の開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に簡単且つ容易に格納することが出来、従来のように天井の開放により立設した天板部材が不用意に倒れるなどの不具合もない。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、天井の全面開放だけでなく、天井の一部だけを開放した状態とすることが出来、例えば、ペットの世話をする際の利便性が向上するし、またペット収容部材の利用態様がそれだけ広くなる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、天井の開放時には、天井を画成する天板部材を仕切り部材の側面部に沿う位置に簡単且つ容易に格納することが出来、従来のように天井の開放により立設した天板部材が不用意に倒れるなどの不具合もないし、また天井の全面開放だけでなく、天井の所望の一部だけを開放した状態とすることも出来、ペット収容部材の利用態様がそれだけ広くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るペット収容部材の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図3】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図4】同、天井を開放した状態のペット収容部材の斜視図。
【図5】同、要部の拡大斜視図。
【図6】仕切り部材を構成する出入り専用柵部材の正面図。
【図7】仕切り部材を構成する左側仕切り専用柵部材の正面図。
【図8】仕切り部材を構成する右側仕切り専用柵部材の正面図。
【図9】仕切り部材を構成する背面側仕切り専用柵部材の正面図。
【図10】天板部材の正面図。
【図11】本発明に係るペット収容部材の別の実施形態を示す斜視図。
【図12】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【図13】同、天井を半分開放した状態のペット収容部材の斜視図。
【図14】本発明に係るペット収容部材の別の実施形態を示す斜視図。
【図15】同、天井を開放する過程を示すペット収容部材の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
【0017】
先ず、図1〜図4は、本発明に係るペット用収容部材の一実施形態を示す斜視図、
図5は、その要部を拡大して示す斜視図、
図6は、仕切り部材を構成する出入り専用柵部材の正面図、
図7及び図8は、仕切り部材を構成する左右仕切り専用柵部材の正面図、
図9は、仕切り部材を構成する背面側仕切り専用柵部材の正面図、
図10は、天井部材の正面図である。
【0018】
図1〜図10において符号1で示すペット収容部材は、ケージと称されているものであって、このペット収容部材1は、3枚の仕切り専用柵部材2a・2b・2cと一枚の出入り専用柵部材2dにより平面視矩形状に枠組みされた仕切り部材2と、この仕切り部材2内の床面を構成する床板部材3と、前記した仕切り部材2の天井を画成する天板部材4とから構成されている。
【0019】
仕切り部材2を構成する仕切り専用柵部材2a・2b・2cは、図7〜図9に示すように、上下の横杆21・22及びこれら上下の横杆21・22の長さ方向両端に架設される縦杆23・24から矩形状に枠組みされた枠体20を備え、この枠体20内は側板25が組み込まれている。
【0020】
また仕切り専用柵部材中の左右両側方に配設される2枚2a・2cは、背面側に配設される1枚2bよりも天板部材4の厚さだけ高く形成されている。
【0021】
出入り用柵部材2dは、図6に示すように、枠体20の上下横杆21・22及び左右縦杆23・24で画成された出入口を開閉する扉26が備えられ、この扉27は、枠体20を構成する縦杆24にヒンジ金具(図示せず)を介して揺動自由に支持されている。
【0022】
底板部材3は、一枚の板材から矩形状に形成されている。
【0023】
天板部材4は、図10に示すように、前後の横杆41・42及びこれら上下の横杆41・42の長さ方向両端に架設される左右及び中央の縦杆43・44・45から矩形状に枠組みされた枠体40を備え、この枠体40内には天板46が組み込まれている。
【0024】
以上の構成からなるペット収容部材において、本発明は、仕切り部材2と天板部材3との間に、天板部材3を仕切り部材2の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段5を設けて、このガイド手段5による案内で、天板部材3を仕切り部材2上の天井部分から仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納可能としたのである。
【0025】
即ち、図1〜図10に示す実施形態では、ガイド手段5を構成するガイド部材をガイド溝51から形成し、またガイド手段5を構成する被ガイド部材を前記ガイド溝51内に沿って移動するガイドピン52から構成している。
【0026】
そして前記したガイド溝51は、図7及び図8に示すように、左右の仕切り専用柵部材2a・2cを構成する縦杆24の側面にそのほぼ全長にわたって形成されている。
【0027】
またガイドピン52は、図10に示すように、その一端部を前記した天板部材4を構成する後側横杆42の長さ方向両端に固定され、この後側横杆42の両端から突出しているガイドピン52の遊端部を前記ガイド溝51内に遊挿し、このガイド溝51の上端部から下端部に向かってガイドピン52を移動させて、図1に示すように天井を覆っていた天板部材4を図4に示すように仕切り専用柵部材2bの背面側に格納するようにしている。
【0028】
また以上の実施形態では、天板部材4と仕切り部材2との間には、天井を閉鎖した状態にある天板部材4を仕切り部材2にロックするためのロック手段6が設けられている。
【0029】
このロック手段6は、天板部材4を構成する縦杆45に設けられた係合板61と、仕切り部材を構成する出入り用柵部材2dの上部横杆21に設けられて、前記した係合板61の係合孔62に係合可能なロック体63とから構成され、前記ロック体63を前記係合板61の係合孔62に係合させることで、天井を閉鎖した状態にある天板部材4を仕切り部材2にロックするようにしている。
【0030】
また天板部材4と仕切り部材2との間には、仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納された天板部材3が後方に倒れるのを防止するための保持手段7が設けられている。
【0031】
この保持手段7は、仕切り部材2を構成する仕切り専用柵部材2a・2bの上部横杆21に突設した保持ピン71から構成され、図5に示すように、この保持ピン71に前記前記したロック手段6を構成する係合板61の係合孔62を係合させることで、仕切り部材2の側面部に沿う位置に格納された天板部材3の後方に倒れを阻止するようにしている。
【0032】
尚、図中8はキャスターを示す。
【0033】
以上の構成からなるペット収容部材1は、図1に示すように、天板部材4が仕切り部材2の天井を覆っている時には、天板部材4の前端部がロック手段6により仕切り部材2の出入り用柵部材2dに係止されているので、天板部材4が不用意に開くことはない。
【0034】
次に天井を開く場合には、先ずロック体63の操作により、ロック体63を係合板61の係合孔62から離脱させて、天板部材4の仕切り部材2に対するロックを解除する。
【0035】
続いて図2に示すように、天板部材4の前端側を上方に持ち上げ、更に図3に示すように、天板部材4を仕切り部材2の仕切り専用柵部材2b上に立ち上げる。
【0036】
しかる後、天板部材4に設けられたガイドピン52をガイド溝51の上端部から下端部に移動させることで、天板部材4を仕切り専用棚部材2bの背面に沿って下方にスライドさせて、図4に示すように仕切り専用柵部材2bの背面側に格納し、更に図5に示すように、保持ピン71に係合板61の係合孔62を係合させることで、天板部材3が仕切り専用柵部材2bに係止されて、天板部材3が後方に不用意に倒れることがない。
【0037】
以上の実施形態では、天板部材4を背面側に位置する仕切り専用柵部材2bの外側面側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば左右の仕切り専用柵部材2a・2cまたは出入り用柵部材2dの側面に沿うように格納するようにしてもよい。
【0038】
次に図11〜図13は、ペット収容部材1の別の実施形態を示すものであって、前記した実施形態のものと異なる点は、ペット収容部材1を構成する天板部材4を前後二枚に分割して、分割されたこれら天板分割体40a・40bをヒンジ部材47により連結したものである。
【0039】
以上の実施形態のものでは、ガイド手段5を構成するガイドピン52は、後側天板分割体40bの幅方向両端に設けている。
【0040】
また以上の実施形態のものでは、天板分割体40a・40bを受け止めるための受け止め杆27が、図12にも示すように、仕切り専用柵部材2a・2cの上端部内側面に設けられている。
【0041】
以上のペット収容部材1では、天板部材4が仕切り部材2の天井を覆っている時には、天板部材4の前端部がロック手段6により仕切り部材2の出入り用柵部材2dに係止されているので、天板部材4が不用意に開くことはない。
【0042】
次に天井を半分開きたい場合には、先ずロック体63の操作により、ロック体63を係合板61の係合孔62から離脱させて、天板部材4の仕切り部材2に対するロックを解除する。
【0043】
続いて天井部材4を上方に持ち上げて、図12に示すように、後側天板分割体40bを仕切り専用柵部材2b上に立ち上げるとともに、前側天板分割体40aを後側天板分割体40bに対して折り曲げ、この状態から後側天板分割体40bをガイド手段5を介して仕切り専用棚部材2bの背面に沿って下方に移動させて、図13に示すように、後側天板分割体40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納するとともに、前側天板分割体40aを受け止め杆27上に載置すると、この前側天板分割体40aで天井の一部が閉鎖された状態とすることが出来る。
【0044】
また天井を全開したい場合には、受け止め杆27上に載置した前側天板分割体40aを立ち上げて、この前側天板分割体40aを後側天板分割体40bとともにガイド手段5を介して仕切り専用棚部材2bの背面に沿って更に下方に移動させれば、両天板分割体40a・40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納することが出来る。
【0045】
以上のように両天板分割体40a・40bを仕切り専用柵部材2bの背面側に格納する時は、保持ピン71に係合板61の係合孔62を係合させることで、前側天板分割体40aが仕切り専用柵部材2bに係止されて、天板部材3が後方に不用意に倒れることがない。
【0046】
尚、以上の実施形態では、天板部材4を前後二枚に分割したが、これに限定されるものではなく、例えば前後三枚に分割してもよい。
【0047】
以上の実施形態では、天板部材4を背面側に位置する仕切り専用柵部材2bの外側面側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば左右の仕切り専用柵部材2a・2cまたは出入り用柵部材2dの側面に沿うように格納するようにしてもよい。
【0048】
更に図14〜図15に示す他の実施形態のペット収容部材1は、ペット収容部材1の幅を、図1に示すペット収容部材1の幅よりも約二倍広くするとともに、天板部材4を左右の天板分割体40c・40dに二分割している。
【0049】
そして各天板分割体40c・40dと背面側の仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dとの間には、各天板分割体40c・40dを仕切り部材2の左右側面に沿って案内するためのガイド部材としてのガイド溝51と、このガイド溝51に沿って移動する被ガイド部材としてのガイドピン52から構成されるガイド手段5を設けて、このガイド手段5による案内で、各天板分割体40c・40dを仕切り部材2上の天井部分から左右の仕切り専用柵部材2a・2c外側面に沿う位置に格納可能としている。
【0050】
即ち、図14〜図15に示す実施形態では、前記したガイド溝51は、背面側の仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dを構成する縦杆23の側面にそのほぼ全長にわたって形成されている。
【0051】
またガイドピン52は、各天板分割体40c・40dに設けられ、このガイドピン52の遊端部を前記ガイド溝51内に遊挿し、このガイド溝51の上端部から下端部に向かってガイドピン52を移動させて、各天板分割体40c・40dをそれぞれ独自に左右仕切り専用柵部材2a・2cの外側面に沿う位置に格納するようにしている。
【0052】
また仕切り専用柵部材中の左右両側方に配設される2枚2a・2cは、背面側に配設される仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dよりも天板部材4の厚さだけ低く形成されている。
【0053】
また以上の実施形態では、天板分割体40c・40dを受け止めるための受け止め杆27が、図15にも示すように、仕切り専用柵部材2b及び出入り用柵部材2dの上端部内側面に設けられている。
【0054】
以上のペット収容部材1では、例えば天井を全開したい場合には、図15に示すように、左右の天板分割体40c・40dを上方に持上げ、左側だけを開放したい場合には左側の天板分割体40cだけを持ち上げ、右側だけを開放したい場合には右側の天板分割体40dだけを上方に持ち上げる。
【0055】
そして、その天板分割体部材40c・40dに設けられたガイドピン52をガイド溝51の上端部から下端部に移動させることで、持上げた天板分割体40c・40dを天板分割体部材40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側面に沿って下方にスライドさせて、これら仕切り専用柵部材2bの2a・2cの外側面側に格納するのである。
【0056】
尚、天板分割体40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側に格納する時は、これら左右の仕切り専用棚部材2a・2cに設けた保持ピン71に、前記天板分割体40c・40dに設けた係合板61の係合孔62を係合させることで、各天板分割体40c・40dが仕切り専用柵部材2a・2cに係止されて、天板分割体40c・40dが不用意に倒れることがない。
【0057】
以上の実施形態では、天板分割体40c・40dを左右の仕切り専用棚部材2a・2cの外側に格納するようにしたが、これに限定されるものではなく、たとえば各天板分割体40c・40dをそれぞれ独自に背面側の仕切り専用棚部材2b若しくは出入り用柵部材2dの外側または内側に格納するようにしてもよい。
【0058】
また以上の実施形態では、ガイド溝51を仕切り部材2側に設け、ガイドピン52を天板部材4側に設けたが、ガイドピン52を仕切り部材2側に設け、ガイド溝51を天板部材4側に設けてもよい。
【符号の説明】
【0059】
1 ペット収容部材
2 仕切り部材
2a・2b・2c 仕切り専用柵部材
2d 出入り専用仕切り部材
20 枠体
21・22 横杆
23・24 縦杆
25 側板
3 床板部材
4 天板部材
41・42 横杆
43・44・45 縦杆
46 側板
5 ガイド手段
51 ガイド溝(ガイド部材)
52 ガイドピン(被ガイド部材)
6 ロック手段
61 係合板
62 係合孔
63 ロック体
7 保持手段
71 保持ピン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としていることを特徴とするペット収容部材。
【請求項2】
前記天板部材を複数枚に分割して、これら天板分割体をヒンジ部材により連結していることを特徴とする請求項1に記載のペット収容部材。
【請求項3】
複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、前記天板部材を二分割するとともに、これら各天板分割体と仕切り部材との間には、天板分割体を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材と、このガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記各分割体を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置にそれぞれ格納可能としていることを特徴とするペット収容部材。
【請求項1】
複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、仕切り部材と天板部材との間には、天板部材を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材とこのガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記天板部材を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置に格納可能としていることを特徴とするペット収容部材。
【請求項2】
前記天板部材を複数枚に分割して、これら天板分割体をヒンジ部材により連結していることを特徴とする請求項1に記載のペット収容部材。
【請求項3】
複数の柵部材から囲まれる仕切り部材と、この仕切り部材上の天井を仕切る天板部材とから成るペット収容部材において、前記天板部材を二分割するとともに、これら各天板分割体と仕切り部材との間には、天板分割体を仕切り部材の側面に沿って案内するためのガイド部材と、このガイド部材に沿って移動する被ガイド部材とから構成されるガイド手段が設けられて、このガイド手段による案内で、前記各分割体を仕切り部材上の天井部分から仕切り部材の側面部に沿う位置にそれぞれ格納可能としていることを特徴とするペット収容部材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2010−158175(P2010−158175A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−660(P2009−660)
【出願日】平成21年1月6日(2009.1.6)
【出願人】(391007769)株式会社キンタロー (8)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月6日(2009.1.6)
【出願人】(391007769)株式会社キンタロー (8)
【Fターム(参考)】
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