説明

ペット展示構造物

【課題】立体的な構造物にケースを組み込んでペットを展示する際に、その構造物に組み込まれたペット展示ケース内のペットを観察する客の視界を広げることができるペット展示構造物を提供することを課題とする。
【解決手段】ペット展示用に開口されている壁面開口部110に、その壁面100の内方より箱形状に形成されたペット展示ケース200の透明な正面扉210を平面対向させ、且つ複数の前記ペット展示ケース200を前記壁面100の展示通路方向300に連設させて固定設置し、前記壁面開口部110よりペット展示ケース200の正面扉210を透かしてペット展示ケース200に収納されているペットを観察させるとともに、その両側のクリアパネル220を透かして隣接するペット展示ケース200に収納されているペットをも観察させる拡大展示領域260を構成したペット展示構造物1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ペットショップに設置されてペットを展示販売するペット展示構造物に関し、さらに詳しくはペットを容易に観察できるようにしたペット展示構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ペットショップのペット展示フロアには、ペットを個別に収納する各ケースを展示面に整列して組み込んだペット展示構造物が配置されている。この種のペット展示構造物はケースに子犬や子猫等のペットを収納してペットを個別に展示している。さらに、このようなケース展示形態だけでなく、上方を開放した広いスペースをとって周囲を囲った放し飼い空間を作り、ここに一匹あるいは複数のペットを入れて放し飼い展示する放し飼い展示形態を併用したペット展示販売ブースが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ところが、放し飼い展示形態では、ペットの動きを阻害しない利点がある反面、ペットの放し飼いによりペット間の過度のじゃれあいや喧嘩、あるいは客との間でのトラブル等が発生しないように監視する必要があった。このため、放し飼いによる展示形態では広いスペースと人手を要し、またトラブルや病気の感染のおそれがあり、ペットの長時間展示には好ましくなかった。
【0004】
さらに、ペットを管理する形態の一例として、ペットを収納したケースを上下左右に多数組み込んで立体的に集合配置したペット販売用のブース構造が提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
しかし、ペット販売用ブース構造に用いられるケースは、正面側の透明パネルを透かして室内のペットを観察しているが、ケース正面の位置より少しずれた位置からでは壁面に遮られるなどにより見ることができず、視界に制限を受けていた。
【0006】
例えば、ペット展示フロアの通路方向において、客はケースの正面位置に至るまで、そのケースに収納されているペットを見られなかった。また、混雑している場合や人気のあるペットなどで特定のケースに客が集中している場合は、前客が移動するまで目的のペットを見ることができなかった。
【0007】
また、この種のケースではペットを収納しているペット収納空間が狭くて窮屈なイメージのケースになっていた。このため、ケースであっても開放感があり、該ケース内のペットが見やすくなるような展示性に優れたケースの開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−82078号
【特許文献2】特許第3946751号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこでこの発明は、上述の課題に鑑み、立体的な構造物でペットを展示する際に、客の視界を制限せず、客の視界を十分に広げることができる展示性に優れたペット展示構造物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、ペット展示用に開口されている壁面開口部に、その壁面の内方より箱形状に形成されたペット展示ケースの少なくとも透明な正面パネルを対向させ、且つ複数の前記ペット展示ケースを前記壁面の展示通路方向に連設させて固定設置し、前記壁面開口部よりペット展示ケースの正面パネルを透かしてペット展示ケースに収納されているペットを観察させるとともに、その両側の側面パネルを透かして隣接するペット展示ケースに収納されているペットをも観察させる拡大展示領域を構成したペット展示構造物であることを特徴とする。
【0011】
他の実施態様として、前記ペット展示ケースを、前記展示通路方向に連設して組み込むとともに、各ペット展示ケースの側面を、前記正面パネルの正面外方から室内の内方側面を貫いて隣接するペット展示ケース内を見渡すことが可能なクリアパネルで構成することができる。
【0012】
他の実施態様として、前記ペット展示ケースの正面を、該ペット展示ケースの正面に開口された四角形状の正面開口部に、該正面開口部の大きさよりも一回り小さい四角形状の開口を有して配置された正面枠体と、前記正面枠体の内周より一回り大きい四角形状の内周を有して該正面枠体の前方に突出して形成された扉支持枠と、前記扉支持枠の枠内に支持されて前記正面開口部を開閉する透明の正面扉とから構成され、前記正面扉が前記正面開口部を閉じた該正面扉外周部分の対向面を、正面扉外周面と、これより略直角に折曲した正面扉内面との両面で閉鎖対向させる構成とすることができる。
【0013】
他の実施態様として、前記ペット展示ケースの背面に位置する背面パネルを不透明のパネルで構成することができる。
【0014】
他の実施態様として、前記ペット展示構造物を複数のペット展示ケースにより構成することができる。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、ペット展示構造物の各ケースはそのケース内の側方を見通すことができるため客は側方に対する視界制限を受けなくなる。このため、各ケースがペット展示構造物に組み込まれた状態にあっても、そのケース内での視界が広がり、1個のペット展示ケース内だけでなく、その左右に隣接する別のペット展示ケース内をも見ることができる。この結果、客は視界が広がるため客の立ち位置によりペットを見る角度が制限されることが少なくなり、客のストレスが溜まらなくなる。また、客はケース正面から隣のペットを観察することができ、1個のケース内において隣接する他のペットと見比べることが可能になる。また、ケースの室内全体に開放感を持たせることができるためペットにおいてもケース内から正面と両側方を見通すことが可能になり、ケース内での閉鎖感を解消してペットのストレスも溜まらなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】ペット展示構造物を示す外観斜視図。
【図2】ペット展示ケースを示す外観斜視図。
【図3】(A)はペット展示ケースの平面図、(B)はペット展示ケースの正面図、(C)はペット展示ケースの背面図、(D)はペット展示ケースの側面図。
【図4】(A)はペット展示ケースの正面扉片開き状態を示す斜視図、(B)はペット展示ケースの縦断面図、(C)は正面扉外周部の開閉対応部分を示す要部拡大縦断面図、(D)は正面扉外周部の閉鎖状態とその隙間部分を示す要部拡大縦断面図。
【図5】ペット展示ケースの側面を対向させて連設した状態を示す要部斜視図。
【図6】(A)はペット展示ケースを正面から見たペットの観察状態を示す説明図、(B)は連設されている複数のペット展示ケースを斜め側面から見たペットの観察状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面は開放感のある複数のペット展示ケースを連設して構成したペット展示構造物の実施形態を示す。
【実施例】
【0018】
図1はペットショップに設置されるペット展示構造物1を示し、このペット展示構造物1は垂直な壁面100に開口されているペット展示用の壁面開口部110に、箱形状に形成されたペット展示ケース200の透明な正面扉210を前記壁面100の内方より対向させ、且つ複数の前記ペット展示ケース200を前記壁面100の展示通路方向300に連設させて固定設置している。また、前記壁面開口部110よりペット展示ケース200の正面扉210を透かしてペット展示ケース200に収納されているペットを観察させるとともに、該ペット展示ケース200の両側の側面に設けられたクリアパネル220を透かして隣接するペット展示ケース200に収納されているペットをも観察させる拡大展示領域260(図5参照)を構成したものである。
【0019】
前記ペット展示構造物1は、図1に示すようにペット展示ケース200を上下左右に連設して構成してもよく、また各ペット展示ケース200の側面が対向する展示通路方向(左右方向)300のみに連設して構成してもよい。また、図1ではペット展示ケース200を大きさ別に分けて上下左右に立体的に配置構成している。ここではペット展示ケース200の大きさが小型ケース201と中型ケース202と大型ケース203との3種類があり、これらのケース201,202,203を大きさ別に縦横に組み合わせて該ペット展示構造物1を構築している。図1では上段に最も軽量の小型ケース201を配置し、中段にやや軽量の中型ケース202を配置し、下段に最も重量のある大型ケース203を配置している。
【0020】
前記壁面開口部110は、ケース周囲からの視界を広げるため展示通路方向300を開放させ、店舗の天井構造物から垂設させた上部の壁面100と下部の図示しない床面との上下面間を大きく開口した開口部であり、この上下面間の壁面開口部110でペット展示構造物1を上下より支持する構成を有している。このため、ペット展示構造物1は正面だけでなく側方も露出され、客は展示通路方向300を通行し始めてペット展示構造物1が視界に入った時点からペットを見ることができるというケース外方からの視界を広げた構成を有している。
【0021】
前記ペット展示ケース200は、中型ケース202を例にとって示し、図2及び図3に示すように、側面が正方形を有する横長の箱形状に形成されている。このペット展示ケース200は正面に透明の正面扉210を、背面に不透明の背面扉230を、上面に天板240を、下面に底板250を、側面に透明なクリアパネル220を備えている。
【0022】
前記正面扉210は、横長の長方形を有する透明なガラス板、例えばフレームレス1枚ガラス板で形成されている。この正面扉210の取り付けに際して、図4(A)にも示すように、ペット展示ケース200の正面に開口されている横長の長方形状の正面開口部211に、該正面開口部211よりも一回り小さい横長の長方形状を有する正面枠体212が配置されており、この正面枠体212に対して該正面扉210の一側端部に設けられた後述する軸支部213を回動支点に他側端部を開閉させる片開き式に設けられている。
【0023】
上述の軸支部213は、正面扉210と正面枠体212(図では正面枠体の左端側)との間を連結する蝶番等によって構成される。一方、他側端部の中間高さ位置には正面扉210を施錠または開錠するキーロック部214が備えられ、通常はこのキーロック部214により施錠されて正面扉210は閉鎖されている。
【0024】
そして、この透明な正面扉210を透かして客は正面側からペット展示ケース200内を明瞭に観察することができる。
【0025】
前記正面開口部211をペットの出入口とする内方の空間には、ペットの室内に必要な設備、例えば照明器具、トレイ、吸水施設、温度及び空調等の設備が備えられる。さらに、正面開口部211に対して、これより一回り小さい開口を有する正面枠体212を設けることにより、その正面枠体212の下部側ではケース内の床面より若干立ち上がった起立壁となり、この起立壁が正面扉210を開けたときに室内からペットが誤って飛び出すのを防止している。また、ペットを出し入れする際に、ケース内に備えられているトレイ等の備品がケース内の床面を滑って落下するのを防止している。また、正面枠体212によって正面扉210の外周部との間での正面周囲の隙間が直進隙間でなくなるため外方から室内に向けて異物の挿入を規制する悪戯防止手段としての役目も有している。
【0026】
さらに、正面枠体212の前方には、図4(B)に示すように、該正面枠体212より一回り大きい長方形状の開口を有して突出する扉支持枠215が設けられている。この扉支持枠215の枠内に前記正面扉210の外周部が対応して前記正面開口部211を閉鎖している。
【0027】
この正面扉210の外周部と正面枠体212及び扉支持枠215との閉鎖対向面間は、図4(C)にも示すように、正面扉210の外周部のうち、正面扉外周面216が扉支持枠内周面217と閉鎖対向し、正面扉外周部内面218が正面枠体前面219と閉鎖対向している。
【0028】
この正面扉210が正面開口部211を閉じた閉鎖状態を図4(D)に示す。この正面扉210の閉鎖状態では正面扉外周面216と扉支持枠内周面217との対向面間に形成される僅かな前後方向の対向隙間L1と、これより略直角に折曲して形成される正面扉外周部内面218と正面枠体前面219との対向面間に形成される僅かな左右方向の対向隙間L2との折曲したL形対向隙間L1,L2を隔てて閉鎖対向されることになる。
【0029】
この折曲したL形対向隙間L1,L2を設けることによって、ケース内の空気が外部に漏れ難くなり、ペット展示ケース200の正面側に対するペット臭の拡散防止に効果がある。また、図示しない空調設備を稼働させてケース内のペット臭を吸引する際には、前記L形対向隙間L1,L2が外気を室内に取り入れる吸気通路となる。
【0030】
前記ペット展示ケース200の背面に位置する背面扉230は、図3(C)に示すように、左右2枚のパネルを中央部より左右に開閉する両開き式に設けられている。また、ペット展示構造物1の背面側は目隠しとなる不透明の樹脂パネルを背面扉230として配置している。背面扉230を不透明な樹脂パネルにすると、カーテンのように邪魔にならず、すっきりとした見栄えとなる。また、樹脂製なので水分が染み込んだり腐る心配もなく、清潔に使用できる。
【0031】
さらに、背面扉230には長孔を貫通して開口した背面通気孔231を上辺に沿って複数備えている。また、背面扉230にはケース内部に吸水口を配管して導くための吸水器取付孔232と、ケース内部の温度調整等に配線するための電源配線孔233とを下部に開口している。また、背面扉230の上下中央部には背面扉230を施錠または開錠する背面扉ロック部234が備えられている。通常はこの背面扉ロック部234により施錠されて背面扉230は閉鎖されている。
【0032】
図3(D)はペット展示ケース200の側面に設けられる透明なクリアパネル220を示したペット展示ケース200の側面図である。このクリアパネル220は視界を遮らない透明で傷が付き難い強化ガラス板を用いる。この透明なクリアパネル220を用いることにより、側方からあるいは正面扉210の外方から室内を見たとき、室内を見るに留まらず、その室内のクリアパネル220を貫いて外方を見通すことができる。
【0033】
ことに、図5に示すように、複数のペット展示ケース200により構築したペット展示構造物1を構成することにより、側面または正面からケースの室内を見たとき、その側方のクリアパネル220を貫いて側面外方に隣接する別のペット展示ケース200内を見通すことができる。
【0034】
つまり、複数のペット展示ケース200でペット展示構造物1を構築しても、これらの各ケース200を見たときに視界が側方に広がるという拡大展示領域260を構成することができる。
【0035】
図3(A)は天板240を示し、この天板240は十分な強度を有する不透明な材質、例えばアルミ複合板によってペット展示ケース200の天井を平面的に閉鎖するように設けている。また、この天板240と同構造を有して設けられる底板250によって同様にケース200の床面を平面的に閉鎖するように設けている。
【0036】
また、ペット展示ケース200は箱形状の各面の枠部を、断面中空の四角形状に形成された丈夫で軽量なアルミフレーム等のフレーム枠270により支持して該ペット展示ケース200の強度を十分に確保して構成している。
【0037】
次に、このように構成されたペット展示構造物1の使用状態を、図6を参照して説明する。
ペットショップに来店した客がペット展示構造物1の展示通路方向300に沿って通行し、ペット展示構造物1が客の視界に入ると、その側面からペットを見ることができる。その後、ペット展示構造物1に近付いてペット展示ケース200の正面でケース内を見たとき、図6(A)に示すように、客は正面扉210を透かしてケース200内のペット600を観察するのは勿論のこと、その両側のクリアパネル220を透かして側方をも見ることができる。これにより、客は隣接するペット展示ケース200に収納されているペット610,620をも視界に入り、1個のペット展示ケース200から複数のペットを観察することができる。例えば、当該ケース内のペットと隣接するケース内のペットとを見比べることが可能になる。
【0038】
さらに、図6(B)に示すように、ペット展示構造物1の側方から見た場合であっても、側方は透明なクリアパネル220が連設されているため、ペット展示ケース200の左右の連設方向を見通すことができるクリアな空間が生じる。つまり、拡大展示領域260を形成することができる。この拡大展示領域260により客の視界を広げてペットの見易さを促進することができる。
【0039】
上述のように、ペット展示構造物及び各ペット展示ケースの側方を見通すことができるため客は側方に対する視界制限を受けなくなる。このため、各ケースがペット展示構造物に組み込まれた状態にあっても、そのケース内での視界が広がり、ペットを十分に観察できるようになり、客のストレスが溜まらなくなる。さらに、ケースの室内全体に開放感を持たせることができるため、ペットにおいてもケース内から正面方向と両側方を見通すことが可能になり、ケースの閉鎖感を解消することが可能になる。このため、ペットのストレスも溜まらなくなる。
【0040】
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の正面パネルは、実施例の正面扉210に対応し、
以下同様に、側面パネルは、クリアパネル220に対応するも、この発明は上述の実施例の構成に限定されるものではなく、請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができる。
【0041】
例えば、上述の実施例ではペット展示構造物の正面扉210とクリアパネル220とを壁面開口部110に露出させて正面と側面とからケース内を見れるように配置構成した一例を示したが、これに限らず、正面扉210のみを壁面開口部110に平面対向させて構成することもできる。また、ペット展示ケース200の正面や側面に透明な材質としてガラス板を用いる例を示したが、これに限らず、アクリル板等の樹脂材質を用いて構成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
ペットをケースに入れて販売するペットショップなどに広く利用することができる。
【符号の説明】
【0043】
1…ペット展示構造物
100…壁面
110…壁面開口部
200…ペット展示ケース
210…正面扉
212…正面枠体
215…扉支持枠
220…クリアパネル
230…背面扉
260…拡大展示領域
300…展示通路方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペット展示用に開口されている壁面開口部に、その壁面の内方より箱形状に形成されたペット展示ケースの少なくとも透明な正面パネルを対向させ、且つ複数の前記ペット展示ケースを前記壁面の展示通路方向に連設させて固定設置し、
前記壁面開口部よりペット展示ケースの正面パネルを透かしてペット展示ケースに収納されているペットを観察させるとともに、その両側の側面パネルを透かして隣接するペット展示ケースに収納されているペットをも観察させる拡大展示領域を構成した
ペット展示構造物。
【請求項2】
前記ペット展示ケースを、
前記展示通路方向に連設して組み込むとともに、各ペット展示ケースの側面を、前記正面パネルの正面外方から室内の内方側面を貫いて隣接するペット展示ケース内を見渡すことが可能なクリアパネルで構成した
請求項1に記載のペット展示構造物。
【請求項3】
前記ペット展示ケースの正面を、
該ペット展示ケースの正面に開口された四角形状の正面開口部に、該正面開口部の大きさよりも一回り小さい四角形状の開口を有して配置された正面枠体と、
前記正面枠体の内周より一回り大きい四角形状の内周を有して該正面枠体の前方に突出して形成された扉支持枠と、
前記扉支持枠の枠内に支持されて前記正面開口部を開閉する透明の正面扉とから構成され、
前記正面扉が前記正面開口部を閉じた該正面扉外周部分の対向面を、正面扉外周面と、これより略直角に折曲した正面扉内面との両面で閉鎖対向させる構成とした
請求項1または2に記載のペット展示構造物。
【請求項4】
前記ペット展示ケースの背面に位置する背面パネルを不透明のパネルで構成した
請求項1、2または3に記載のペット展示構造物。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか1項に記載のペット展示構造物を構成するペット展示ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−24768(P2011−24768A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−173391(P2009−173391)
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【出願人】(000137188)株式会社ボンビ (30)
【Fターム(参考)】