説明

ペット用冷却マット

【課題】 犬や猫等のペットが涼しく、快適に過ごせるペット用冷却マットを簡単に提供し、しかも該マットを敷いた床面等に水漏れや傷等が生じたりしないようにする。
【解決手段】 水の蒸発潜熱(気化熱)を利用するペット用冷却マット10を、多孔質材料を焼成することにより形成されるマット基材11と、このマット基材の少なくとも底面部に形成される防水塗膜による防水層12と、この防水層を介してマット基材の底面部に積層して設けられる樹脂材(軟質樹脂材、発砲軟質樹脂材等)による防水底板材13とから構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、愛玩動物等といった犬、猫等の小動物(以下、ペットという)が座ったり横臥したりしたときに、水分が気化する際の吸熱(潜熱)作用により冷却効果、例えばひんやり感、清涼感等を与えることができるペット用冷却マットに関する。
【背景技術】
【0002】
犬、猫等のペットに対して冷却効果を作用させることができる種々の構造をもつペット用冷却マットが従来から種々知られている。
【0003】
この種のペット用冷却マットとしては、例えば大理石等のように素材自体の冷却効果を得るもの、吸水性シートや吸水体を用い水分が気化する際の吸熱(潜熱)作用だけで表面温度を低く保つようにしたもの、あるいは冷凍庫で冷やす蓄冷材を組み合わせてなる気化式のもの等、種々の構造をもつものが知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、通気性を有する外装体内に、吸水性シート、蓄熱材シートを順次収容することにより、蓄熱材シートによる冷却で潜熱による冷却効果を持続させ、長時間の快適性が得られるように構成したものが提案されている。
【0005】
また、特許文献2には、内装体内に吸水性ポリマーを封入してなるマット本体と、このマット本体を収容する通気性を備えた素材で形成した外装体とからなる構造のものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第4284821号公報
【特許文献2】実用新案登録第3070018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した従来のペット用冷却マットにおいて、大理石等のように素材を生かしただけのものでは、ペットに対しての清涼感に欠け、冷却性能の面で効果が薄いばかりでなく、また大理石等では設置個所に制約を受けるといった問題があった。特に、大理石等の堅い材料によるものは、屋内の床等に設置すると、床面が傷付く虞れがあり、使用に注意を要するものであった。
【0008】
また、吸水性シートや吸水体を用いたものでは、使用にあたって水分を含ませる必要があることから、設置個所が汚れるといった問題があった。特に、屋内の床に設置した場合には、そのまま設置すると床面が汚れるので、トレイなどを下に敷いてから、冷却マットを敷く必要があり、トレイ等が必要であるばかりでなく、設置にあたって体裁が悪いといった問題もあった。
【0009】
また、前述した特許文献1,2のように、蓄熱材シートを組み合わせたものでは、このペット用冷却マット自体の構造が複雑となり、構成部品点数が多くなり、加工、組立ての手間もかかり、コスト高となるといった問題もあった。さらに、このような冷却マットでは、蓄熱材シートを冷凍庫などで冷やす必要があり、使用にあたっての手間が煩雑であるといった問題もあった。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、犬や猫等のペットが清涼感を得て、快適に過ごせるとともに、構造が簡単で、比較的安価に得ることが可能で、しかも床面等に敷いた場合に従来問題であった水漏れを生じたり床面を傷付けたりする虞れがなく、設置にあたってトレイ等を必要とせず、使い勝手がよいペット用冷却マットを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係るペット用冷却マットは、水の蒸発潜熱を利用するペット用冷却マットであって、多孔質材料を焼成することにより形成されるマット基材と、このマット基材の少なくとも底面部に形成される防水塗膜による防水層と、この防水層を介して前記マット基材の底面部に積層して設けられる樹脂材による防水底板材とから構成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明(請求項2記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1において、前記マット基材の底面部に積層して設けられる樹脂材が軟質樹脂材であることを特徴とする。
【0013】
本発明(請求項3記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1または請求項2において、前記マット基材の底面部に積層して設けられる軟質樹脂材が発泡軟質樹脂材であることを特徴とする。
【0014】
本発明(請求項4記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記ペット用冷却マットの側縁部を囲繞して設けられる帯状のサイドカバー体を備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明(請求項5記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記マット基材は、ペットが座る座面部とこの座面部を取り囲むように側縁部分に膨出して形成された側縁部とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明(請求項6記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項5において、前記側縁部の少なくとも一部を座面部と同じ高さに形成することにより入口部としたことを特徴とする。
【0017】
本発明(請求項7記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記マット基材は、全体が円形、楕円形、多角形、角部に丸みを有する多角形またはそら豆型を呈するように形成されていることを特徴とする。
【0018】
本発明(請求項8記載の発明)に係るペット用冷却マットは、請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、前記マット基材は、前記座面部の側縁部分から立ち上がる側壁部と天井部とを有し、その内部にペット収容空間を形成する形状で形成されるとともに、側壁部の少なくとも一部が開口部として形成されていることを特徴とする。
【0019】
本発明(請求項9記載の発明)に係るペット用冷却マットによれば、請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、前記マット基材の表面は、複数の凹みを等配させることによる凹凸形状で形成されていることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るペット用冷却マットによれば、多孔質材料によるマット基材に水噴き等を行うことにより、水の蒸発潜熱(気化熱)によって該マット基材上に座ったり横臥したりするペットに対し、清涼感を与えることができるものである。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明に係るペット用冷却マットによれば、多孔質材料によるマット基材、防水塗膜による防水層、防水樹脂材による防水底板材によって構成されているため、簡単な構造で、比較的安価に得ることができるとともに、水を吹き付けるだけで水分が気化する際の蒸発潜熱作用により、マット基材の表面の温度を低く抑えることが可能で、これにより犬や猫等のペットに清涼感を与えて、快適に過ごせるようにするという所要の冷却効果を得ることができる。
【0022】
また、本発明によれば、マット基材の底板部に防水層を介して防水樹脂材による防水底板材が積層して形成されているため、マット基材に水吹き等で水分を含ませても、該マットの設置床面上に洩れ出すといった問題は生ぜず、従来必要であったトレイ等の使用が不要であり、使い勝手がよいといった利点がある。
特に、ペット用冷却マットの側縁部を囲繞して帯状のサイドカバー体を設けることにより、防水性をより一層確実なものとすることができる。
【0023】
さらに、本発明に係るペット用冷却マットによれば、マット基材の底面部に防水層を介して樹脂材による防水底板材が設けられているから、底面部が柔軟性をもち、設置した床面等に傷等が付いてしまうといった問題はない。
特に、防水底板材を、軟質樹脂材、さらには発砲軟質樹脂材を用いることにより、上述した効果を発揮させ得るものである。
【0024】
また、本発明に係るペット用冷却マットによれば、マット基材が樹脂材による防水底板材で裏打ちされた状態であるから、マット基材に割れ等が生じても、飛び散らないといった利点もある。
【0025】
さらに、本発明によれば、マット基材の座面部を取り囲むように側縁部分を膨出させた側縁部を形成することにより、ペットに対し清涼感等と共に、安心感を与えることができるペット用保冷マットを得ることができる。
さらに、本発明によれば、上述した膨出した側縁部に対して入口部を設けることにより、ペットを適切に座面部に誘導することができる冷却マットを得ることができる。
【0026】
また、本発明によれば、マット基材の座面部の側縁部分や上方を覆う側壁部と天井部とを設けることにより、ペットに対し高い冷却効果を与えることができるとともに、安心感を与えることができるペット用保冷マットを得ることができる。
【0027】
さらに、本発明によれば、マット基材表面の座面部を複数の凹みを等配させることによる凹凸形状で形成することにより、表面が湿った感じ(べたべた感)を軽減し得るとともに、表面のつるつる感を少なくし、ペットの爪が滑りやすいといった問題をなくし、ペットに安心感等を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に係るペット用冷却マットの一実施形態を示し、(a)はペット用冷却マットの概略斜視図、(b)はその要部断面図である。
【図2】本発明に係るペット用冷却マットの別の実施形態を示し、(a)はその要部構成を説明するための概略分解斜視図、(b)はその要部断面図である。
【図3】(a),(b)は本発明に係るペット用冷却マットのさらに別の実施形態を示す概略斜視図である。
【図4】本発明に係るペット用冷却マットの他の実施形態を示す概略斜視図である。
【図5】本発明に係るペット用冷却マットのさらに別の実施形態を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1(a),(b)は本発明に係るペット用冷却マットの一実施形態を示す。
同図において、符号10は本発明を特徴づけるペット用冷却マットであり、このペット用冷却マット10は、水の蒸発潜熱(気化熱)を利用することにより、ペットPに対し涼感を与えるためのものであり、その上側表面がペットPが横臥する座面部11aとなるように、床などに敷かれて用いられる。
【0030】
本発明によれば、上述したペット用冷却マット10を、例えばテラコッタ等の多孔質材料を焼成することにより全体がほぼ矩形板状に形成されるマット基材11と、このマット基材10の少なくとも底面部に形成される防水塗膜による防水層12と、この防水層12を介して前記マット基材11の底面部に積層して設けられる樹脂材による防水底板材13とから構成している。
【0031】
なお、上述したマット基材11としては、テラコッタ等の多孔質材料によるものが望ましいが、これに限定されず、種々の材質からなるものでもよい。要は、多孔質なものであることが望ましい。
【0032】
また、このマット基材11表面の座面部11a等には、適宜の絵や模様などを記載したりし、ペットに快適な環境を提供し、またこの種のペット用保冷マット10の設置場所でのスペース環境を損なわないような体裁とすることが望ましい。
【0033】
さらに、防水層12は、上述したマット基材11の底面部に塗布等で形成される防水塗膜によって形成される。勿論、これに限らず、適宜の手法により形成される防水層であればよい。
【0034】
また、防水底板材13は、樹脂材として、軟質樹脂材、特に発砲軟質樹脂材でほぼ矩形板状に形成され、前記マット基材11の底面部に防水層12を介して積層して一体的に設けられるようになっている。
【0035】
ここで、このような防水底版材13の材質としては、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、エポキシ樹脂(EP)、あるいは発砲ゴム(NBR)等が望ましいが、これに限らず、適宜の合成樹脂材等を選択することは自由である。
【0036】
このような構成によれば、多孔質材料によるマット基材11に水噴き等を行うことにより、水の蒸発潜熱(気化熱)によって、マット基材の表面の温度を低く抑えることが可能で、これによりマット基材11の上面上に座ったり横臥したりするペットPに対し、清涼感を与えて、快適に過ごせるようにするという所要の冷却効果を得ることができるものである。
【0037】
また、マット基材11の底板部に防水層12を介して防水樹脂材による防水底板材13が積層して形成されているため、マット基材11に水吹き等で水分を含ませても、マット10の設置床面上に洩れ出すといった問題は生じない。したがって、従来必要であったトレイ等は必要なく、単に床面等に設置し、水等を吹き付けるだけでよく、使い勝手がよいといった利点がある。
【0038】
さらに、上述したペット用冷却マット10によれば、マット基材11の底面部に防水層12を介して樹脂材による防水底板材13を設けているから、底面部が柔軟性をもち、設置した床面等に傷等が付いてしまうといった問題はない。
特に、この防水底板材13を、軟質樹脂材、さらには発砲軟質樹脂材を用いることで効果的である。
【0039】
また、本発明に係るペット用冷却マット10によれば、マット基材11が樹脂材による防水底板材13で裏打ちされた状態であるから、マット基材11に割れ等が生じても、飛び散らないという利点もある。
【0040】
図2(a),(b)は本発明に係るペット用冷却マット10の別の実施形態を示し、前述した実施形態と同一または相当する部分には同一番号を付して説明は省略する。
【0041】
この実施形態では、ペット用冷却マット10の側縁部を囲繞して帯状のサイドカバー体14を設け、ペット基材11の側縁部分の防水性を高めている。
このような構成とすれば、ペット基材11のより確実な防水性をより一層確実なものとすることができる。
【0042】
図3(a),(b)は本発明に係るペット用冷却マット10の変形例をそれぞれ示すものであり、これらの実施形態では、ペット用冷却マット10を全体がほぼ楕円形状を呈するように形成した場合を示す。
【0043】
同図(a)はマット基材11の座面部11aを取り囲むように側縁部分を膨出させた側縁部15を形成するようにした場合を示す。ここで、この側縁部15の高さは、この冷却マット10を使用するペットPの種類や大きさ等に応じて適宜のものを準備すればよい。
【0044】
このような構成によれば、ペットPに対し清涼感等と共に、側縁部15の存在によってペットPに対して安心感を与えることができるものである。
【0045】
同図(b)は上述した側縁部15に入口部16を設けた場合である。
このように構成すれば、ペットPを適切にペット基材11上の座面部11aに誘導することができるものである。
【0046】
図4は本発明に係るペット用冷却マット10のさらに別の実施形態を示す。
この実施形態では、マット基材11を、前記座面部の側縁部分から立ち上がる側壁部18と天井部19とを有するドーム形状で形成している。そして、このようなマット基材11の座面部11aと側縁部18、さらに天井部19によって囲まれたペット収容空間を形成する形状で形成している。なお、側壁部18の少なくとも一部は開口部16として形成されている。
【0047】
このような構成によれば、ドーム形状によって覆われるため、ペットPに対し高い冷却効果を与えることができるとともに、安心感を与えることができるものである。
【0048】
図5は本発明に係るペット用冷却マット10の他の実施形態を示す。
この実施形態では、マット基材11表面の座面部11aに複数の矩形凹み11bを、例えば縦横方向に交互に配列して形成することにより、これら複数の矩形凹み11bの存在によって全体として凹凸形状を呈するように形成した場合を示している。
【0049】
このような構成によれば、マット基材11表面の座面部11aに形成されている矩形凹み11bの存在によって、この冷却マット10の表面が湿った感じ(べたべた感)を軽減することができる。特に、この冷却マット10は、使用時において水を吹き付けたりすることで水分を含ませて使用されるものであり、使用するにあたって効果的である。
【0050】
また、上述したように座面部11aを凹凸形状で形成すると、冷却マット10の表面のつるつる感を少なくし、ペットPの爪が滑りやすいといった問題をなくし、矩形凹み11bによって滑りにくくすることができる。したがって、ペットPに安心感等を与えることが期待できるものである。
【0051】
さらに、上述したような凹凸形状では、浅い溝等の存在で表面積が増え、該表面から水分が蒸発することにより、冷却効果を高めることができるといった効果も期待することができる。
【0052】
ここで、この図5では、複数の浅い矩形溝11bを縦横方向に等配させて形成することにより凹凸形状で形成したが、これに限定されず、適宜の形状による凹みや溝等による凹凸形状であってもよい。要は、浅い細溝やディンプル形状等の凹みを、冷却マット10のマット基材11の表面、特に座面部11aを、全面にわたってほぼ均等に配列させ、全体として凹凸形状で形成できるようなものであれば、どのようなものであってもよい。
【0053】
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、ペット用冷却マット10を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
【0054】
たとえば上述した実施形態では、冷却マット10の形状を全体がほぼ矩形形状あるいは楕円形状を呈する形状で形成した場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、マット基材11の基本形状としては、全体が円形、楕円形、多角形、角部に丸みを有する多角形またはそら豆型を呈する形状、あるいはその他の適宜形状で形成されておればよい。
【符号の説明】
【0055】
10 ペット用冷却マット
11 マット基材
11a 座面部(表面)
11b 矩形凹み(凹凸部)
12 防水層
13 防水底板材
14 帯状サイドカバー体
15 側縁部
16 入口部
18 側壁部
19 天井部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水の蒸発潜熱を利用するペット用冷却マットであって、
多孔質材料を焼成することにより形成されるマット基材と、
このマット基材の少なくとも底面部に形成される防水塗膜による防水層と、
この防水層を介して前記マット基材の底面部に積層して設けられる樹脂材による防水底板材とから構成されていることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項2】
請求項1記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材の底面部に積層して設けられる樹脂材が軟質樹脂材であることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材の底面部に積層して設けられる軟質樹脂材が発泡軟質樹脂材であることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のペット用冷却マットにおいて、
前記ペット用冷却マットの側縁部を囲繞して設けられる帯状のサイドカバー体を備えていることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材は、ペットが座る座面部とこの座面部を取り囲むように側縁部分に膨出して形成された側縁部とを有することを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項6】
請求項5記載のペット用冷却マットにおいて、
前記側縁部の少なくとも一部を座面部と同じ高さに形成することにより入口部としたことを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材は、全体が円形、楕円形、多角形、角部に丸みを有する多角形またはそら豆型を呈するように形成されていることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項8】
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材は、前記座面部の側縁部分から立ち上がる側壁部と天井部とを有し、その内部にペット収容空間を形成する形状で形成されるとともに、側壁部の少なくとも一部が開口部として形成されていることを特徴とするペット用冷却マット。
【請求項9】
請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のペット用冷却マットにおいて、
前記マット基材の表面は、複数の凹みを等配させることによる凹凸形状で形成されていることを特徴とするペット用冷却マット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−223132(P2012−223132A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93695(P2011−93695)
【出願日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(511031700)プロテックティオジャパン株式会社 (2)
【Fターム(参考)】