説明

ホームページ作成支援システム、ホームページ作成支援方法、ホームページ作成支援サーバ

【課題】編集結果をユーザが確認しながらホームページを編集することができるホームページ作成支援システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係るホームページ作成支援システムは、編集される編集可能領域を含むホームページのテンプレートと、編集可能領域の識別情報に対応づけて編集可能領域の編集時に編集可能領域に表示させる編集時表示データ及びホームページの閲覧時に編集可能領域に表示させる閲覧時表示データとを格納するサーバ装置と、テンプレートを表示するとともに、表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示しているテンプレートの編集可能領域の識別情報に対応づけてサーバ装置が格納する編集時表示データ及び閲覧時表示データとのいずれかを表示させ、表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて表示させるクライアント装置とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームページ作成支援システム、ホームページ作成方法、ホームページ作成支援サーバに関する。特に本発明は、ホームページの編集をネットワーク経由で支援するホームページ作成支援システム、ホームページ作成支援サーバ、及びホームページ作成支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク経由でホームページを作成するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムでは、Webサーバ上にデータベースと入力用フォームを用意し、HTTPプロトコルを用いたブラウザソフトにより入力用フォームをクライアント側に表示させる。そして、この入力用フォームから入力されたデータをデータベースが保存する。そして、ホームページにアクセスされると、データベースに保存されたデータを用いて、閲覧用のHTMLファイルが動的に生成される。
【特許文献1】特開2002−183037号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1によるシステムによると、入力用フォームと閲覧時の内容とは、クライアント側で切り替えて表示させる必要がある。したがって、ユーザは、閲覧時のホームページのレイアウトを確認しながらデータを入力することができない。このため、上記のシステムでは、ホームページを容易に編集することができないという課題があった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することができるホームページ作成支援システム、ホームページ作成支援方法、ホームページ作成支援サーバを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の形態によると、ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理するサーバ装置と、サーバ装置にネットワークを介して接続され、サーバ装置が管理するホームページをユーザに編集させるクライアント装置とを備えるホームページ作成支援システムであって、サーバ装置は、ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートを格納するテンプレート格納部と、テンプレート格納部が格納しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納部とを有し、クライアント装置は、表示部と、テンプレート格納部が格納しているテンプレートを表示部に表示させるテンプレート表示制御部と、表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて表示データ格納部が格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを受信する表示データ受信部と、表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部が受信した編集時表示データと閲覧時表示データとのいずれかを表示部に表示させる編集領域表示制御部と、表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて表示部に表示させる表示切換制御部とを有する。
【0006】
表示データ格納部は、ホームページの閲覧時に編集可能領域に表示させるべき情報を入力させる入力枠を含む編集時表示データを格納し、編集領域表示制御部は、入力枠を含む編集時表示データを表示部に表示させ、クライアント装置は、表示部が表示している入力枠に入力データが入力された場合に、当該入力枠に入力された入力データ、及び当該入力枠を含む編集可能領域を識別する識別情報をサーバ装置に送信する入力データ送信部をさらに有し、サーバ装置は、入力データ送信部が送信した入力データから、編集時表示データ及び閲覧時表示データを生成する表示データ生成部をさらに有し、表示データ格納部は、入力データ送信部が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを、表示データ生成部が生成した編集時表示データ及び閲覧時表示データに更新して格納してよい。
【0007】
表示データ受信部は、表示データ格納部が更新して格納した編集時表示データ及び閲覧時表示データを新たに受信し、表示切換制御部は、表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部が新たに受信した閲覧時表示データを表示させてよい。
【0008】
表示データ格納部は、編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、当該編集領域の入力枠に入力される入力データに許容される許容条件をさらに格納し、サーバ装置は、入力データ送信部が送信した入力データを、入力データ送信部が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて表示データ格納部が格納している許容条件を満たすか否かを判断する入力許容条件判断部をさらに有し、表示データ生成部は、入力許容条件判断部が許容条件を満たさないと判断した場合、許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを生成し、表示データ受信部は、入力許容条件判断部が許容条件を満たさないと判断した場合、表示データ生成部が生成した許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを新たに受信し、表示切換制御部は、表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部が新たに受信した編集時表示データを表示させてよい。
【0009】
テンプレート格納部は、テンプレート内の編集可能領域の位置を示す編集可能領域指示マークを含むテンプレートを格納し、テンプレート表示制御部は、編集可能領域指示マークを含むテンプレートを表示部に表示させ、表示切換制御部は、表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域指示マークが選択された場合に、表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、閲覧時表示データから編集時表示データに切り換えて表示部に表示させてよい。
【0010】
テンプレート格納部は、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、表示データ格納部は、テンプレート格納部が格納している複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納してよい。
【0011】
テンプレート格納部は、複数のカテゴリ毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、表示データ格納部は、テンプレート格納部が格納しているカテゴリ毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納してよい。
【0012】
テンプレート格納部は、複数の業種毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、表示データ格納部は、テンプレート格納部が格納している業種毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納してよい。
【0013】
本発明の第2の形態によると、ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理し、管理しているホームページをユーザに編集させるクライアント装置にネットワークを介して接続されたホームページ作成支援サーバであって、ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートを格納するテンプレート格納部と、テンプレート格納部が格納しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納部と、テンプレート格納部が格納しているテンプレートをクライアント装置に送信して表示させるテンプレート送信部と、表示データ格納部が格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データをクライアント装置に送信して、クライアント装置が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えてクライアント装置に表示させる表示データ送信部とを備える。
【0014】
本発明の第3の形態によると、ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理し、管理しているホームページをクライアント装置でユーザに編集させるホームページ作成支援方法であって、ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時にクライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納段階と、テンプレートをクライアント装置に送信して表示させるテンプレート送信段階と、表示データ格納段階において格納されている編集時表示データ及び閲覧時表示データをクライアント装置に送信して、クライアント装置が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えてクライアント装置に表示させる表示データ送信段階とを備える。
【0015】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となりうる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ユーザが編集結果を確認しながら容易にホームページを作成することができるホームページ作成支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、この発明の一実施形態におけるホームページ作成支援システム100の利用環境の一例を示す。ホームページ作成支援システム100は、サーバ装置110及びクライアント装置120a〜c(以下、クライアント装置120と総称する。)を備える。ホームページ作成支援システム100は、ユーザ190a〜c(以下、ユーザ190と総称する。)が容易にホームページを作成することができるホームページ作成支援システムを提供することを目的とする。
【0019】
なお、サーバ装置110は、ホームページ作成支援サービスを提供するサービス会社130が管理するコンピュータであり、ネットワーク150経由で閲覧可能なホームページを管理している。また、クライアント装置120は、顧客140a〜c(以下、顧客140と総称する。)側で管理されるパーソナルコンピュータであり、サーバ装置110にネットワーク150を介して接続され、サーバ装置110が管理するホームページをユーザ190に編集させる。例えば、クライアント装置120は、サーバ装置110とHTTPプロトコルで通信して、クライアント装置120にインストールされているブラウザソフトによって、サーバ装置110が管理するホームページの内容をユーザ190に編集させる。
【0020】
ユーザ190は、クライアント装置120を使用して、サービス会社130が運営しているホームページにアクセスして、サーバ装置110にログインする。サーバ装置110は、様々なデザインのホームページのテンプレートを予め格納しており、各デザインを示すトップページをクライアント装置120に送信する。クライアント装置120は、サーバ装置110から受信した各デザインのトップページをディスプレイに表示して、好みのデザインのトップページをユーザ190に選択させる。そして、クライアント装置120は、ユーザ190が選択したデザインのトップページを識別するデザイン種別IDを、サーバ装置110に送信する。
【0021】
サーバ装置110は、クライアント装置120から受信したデザイン種別IDで識別されるデザインのトップページのページデータをクライアント装置120に送信する。このとき、サーバ装置110は、デザイン種別IDで識別されるデザインのトップページのテンプレートデータ、ホームページをユーザ190が閲覧する時に表示させるページデータである閲覧時表示データ、及びホームページの編集時に表示させる編集メニューである編集時表示データを、ページデータとしてクライアント装置120に送信する。
【0022】
なお、サーバ装置110は、例えば会社のロゴ画像、会社名、電話番号等、ユーザ190毎に異なる内容となるべき編集項目毎にユーザ190が既に入力した入力済データを記憶しており、各入力済みデータから編集用のページデータ及び閲覧用のページデータを生成して、トップページのテンプレートデータとともにクライアント装置120に送信する。そして、クライアント装置120は、サーバ装置110からページデータを受信すると、テンプレートデータ及び閲覧用のページデータで示される内容をディスプレイに表示させる。
【0023】
閲覧時表示データとは、ユーザ190がホームページを閲覧した場合に表示されるレイアウトと略同一のレイアウトのページデータであり、編集時表示データとは、ロゴ画像、会社名、電話番号等の編集項目毎に、閲覧時表示データの代わりに表示してユーザ190に入力させる入力枠を含むページデータである。編集時表示データには、入力枠に入力された内容をサーバ装置110に登録するOKボタン等を含む。また、閲覧時表示データが表示されている場合には、当該閲覧時表示データを編集可能である旨を示す小さな編集マークが、当該データの近傍に表示される。
【0024】
そして、ユーザ190がディスプレイに表示された編集マークをクリックすると、クライアント装置120は、閲覧時表示データに代えて、ユーザ190がクリックした箇所の編集時表示データを表示する。このとき、クライアント装置120は、サーバ装置110と通信することなく、予めサーバ装置110から受信していた編集時表示データを表示する。そして、クライアント装置120は、ユーザ190によって入力枠にデータが入力されてOKボタンをクリックされると、入力されたデータ及び編集項目を識別するID情報をサーバ装置110に送信する。そしてサーバ装置110は、クライアント装置120から受信した受信データからいずれの編集項目が編集されたかを特定して、編集された編集項目の内容を登録するとともに、編集された編集項目に関する新たな表示用データ及び編集用データを生成してクライアント装置120に送信する。そして、クライアント装置120は、登録した編集項目に関する表示用データ及び編集用データをサーバ装置110から受信して、受信した閲覧時表示データで表示内容を更新する。このとき、クライアント装置120は、表示している他の編集項目及びテンプレートデータの内容を更新することなく、編集対象の項目の表示を更新する。
【0025】
そして、ユーザ190が表示した保存ボタンをクリックすると、クライアント装置120からホームページを保存する旨がサーバ装置110に送信される。そして、サーバ装置110は、登録されている各編集項目のデータを用いて実際に運用されるホームページを作成する。
【0026】
以上説明したように、ユーザ190は、ホームページ作成支援システム100によって、編集結果を見ながらホームページを作成することができる。また、サーバ装置110とクライアント装置120との間では、編集した編集項目に関する編集内容、表示用データ、及び編集用データを通信し、他の編集項目に関する編集内容、表示用データ、及び編集用データをやり取りしないので、全ページデータをやりとりする場合に比べて編集時の通信量を削減することができる。このため、ユーザ190は、ホームページを効率よく作成することができると同時に、通信コストの削減にもつながる。また、サーバ装置110は、編集項目毎にデータを登録しておくので、ユーザ190が異なるデザインのテンプレートを選択した場合に、登録されているデータを用いて新たに選択されたデザインのホームページを作成することができる。したがって、ユーザ190はデザインを変更する毎にホームページを作成し直す必要がないので、ホームページのデザインを気軽に更新することができる。
【0027】
なお、クライアント装置120は、パーソナルコンピュータの他に、携帯電話、PDA等の情報携帯端末であってもよい。また、この発明におけるホームページとは、WWWシステムを使用してネットワーク上で公開されている文書であるWebページであってよい。また、ホームページとは、複数のWebページであってよいことは言うまでもない。また、ネットワークとは、インターネットに限らず、イントラネット、家庭内LAN等、インターネット等のネットワーク技術を利用して構築された種々のネットワークであってよい。
【0028】
図2は、ホームページ作成支援システム100のブロック構成の一例を示す。サーバ装置110は、表示データ生成部200、表示データ格納部210、テンプレート格納部220、ページデータ送信部240、及び入力許容条件判断部230を有する。ページデータ送信部240は、表示データ送信部242及びテンプレート送信部244を含む。また、クライアント装置120は、ページデータ受信部250、編集領域表示制御部260、テンプレート表示制御部262、表示部264、表示切換制御部270、指示入力部280、入力データ送信部290を有する。ページデータ受信部250は、表示データ受信部252及びテンプレート受信部254を含む。
【0029】
テンプレート格納部220は、ユーザ190が編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートを格納する。例えば、テンプレート格納部220は、ホームページにおける編集可能領域のレイアウトと、編集可能領域以外の領域のレイアウトとその内容が定められたテンプレートを格納する。表示データ格納部210は、テンプレート格納部220が格納しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザ190による当該編集可能領域の編集時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザ190によるホームページの閲覧時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する。具体的には、表示データ格納部210は、ホームページの閲覧時に編集可能領域に表示させるべき情報を入力させる入力枠を含む編集時表示データを格納する。
【0030】
テンプレート送信部244は、テンプレート格納部220が格納しているテンプレートをクライアント装置120に送信して表示させる。また、表示データ送信部242は、表示データ格納部210が格納する閲覧時表示データ及び編集時表示データをクライアント装置120に送信して、クライアント装置120が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えてクライアント装置120に表示させる。なお、ページデータ送信部240は、テンプレート格納部220が格納しているテンプレートを送信する場合に、閲覧時表示データ及び編集時表示データとともに1つのページデータとして一括して送信してよい。
【0031】
具体的には、テンプレート受信部254は、テンプレート送信部244が送信したテンプレートを受信して、テンプレート表示制御部262に供給する。そして、テンプレート表示制御部262は、テンプレート格納部220が格納しているテンプレートを表示部264に表示させる。また、表示データ受信部252は、表示部264が表示しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて表示データ格納部210が格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを受信する。そして、編集領域表示制御部260は、表示部264が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部252が受信した編集時表示データと閲覧時表示データとのいずれかを表示部264に表示させる。
【0032】
表示切換制御部270は、表示部264が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて表示部264に表示させる。具体的には、表示切換制御部270は、ユーザ190による閲覧時表示データから編集時表示データへの切換指示が指示入力部280から入力された場合に、同じホームページの内容をサーバ装置110から再度読み込んだりする等、サーバ装置110に再度アクセスしたりすることなく、閲覧時表示データから編集時表示データに切り換えて表示部264に表示させる。
【0033】
そして、表示切換制御部270が編集時表示データを表示部264に表示している場合に、編集領域表示制御部260は、入力枠を含む編集時表示データを表示部264に表示させる。指示入力部280は、ユーザ190による編集データの入力を受け付ける。例えば、指示入力部280は、編集表示データが含む入力枠へのデータの入力を受け付ける。そして、入力データ送信部290は、表示部264が表示している入力枠に入力データが入力された場合に、当該入力枠に入力された入力データ、及び当該入力枠を含む編集可能領域を識別する識別情報をサーバ装置110に送信する。
【0034】
表示データ生成部200は、入力データ送信部290が送信した入力データから、編集時表示データ及び閲覧時表示データを生成する。表示データ格納部210は、入力データ送信部290が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを、表示データ生成部200が生成した編集時表示データ及び閲覧時表示データに更新して格納する。そして、表示データ送信部242は、表示データ格納部210が格納する編集時表示データ及び閲覧時表示データを、クライアント装置120に送信する。
【0035】
そして、表示データ受信部252は、表示データ格納部210が更新して格納した編集時表示データ及び閲覧時表示データを新たに受信する。そして、表示切換制御部270は、表示部264が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、表示部264が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部252が新たに受信した閲覧時表示データを表示させる。
【0036】
なお、テンプレート格納部220は、テンプレート内の編集可能領域の位置を示す編集可能領域指示マークを含むテンプレートを格納する。そして、テンプレート表示制御部262は、編集可能領域指示マークを含むテンプレートを表示部264に表示させる。そして、表示切換制御部270は、表示部264が表示しているテンプレートが含む編集可能領域指示マークが選択された場合に、表示部264が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、閲覧時表示データから編集時表示データに切り換えて表示部264に表示させる。
【0037】
このように、ホームページ作成支援システム100では、ユーザ190が編集すべき編集可能領域指示マークをクリックすることによって選択すると、選択された編集可能領域の表示内容が、閲覧時表示データから編集時表示データに切り替えられて表示部264に表示され、選択された編集可能領域以外の部分については閲覧時表示データが表示部264に表示される。このため、ユーザ190は、どの領域を編集しているかを、編集画面を見ながら容易に判断することができる。このように、ホームページ作成支援システム100によると、ユーザ190は、ホームページを閲覧する感覚でホームページを編集することができる。
【0038】
なお、表示データ格納部210は、編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、当該編集領域の入力枠に入力される入力データに許容される許容条件をさらに格納する。そして、入力許容条件判断部230は、入力データ送信部290が送信した入力データを、入力データ送信部290が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて表示データ格納部210が格納している許容条件を満たすか否かを判断する。
【0039】
そして、表示データ生成部200は、入力許容条件判断部230が許容条件を満たさないと判断した場合、許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを生成する。そして、表示データ受信部252は、入力許容条件判断部230が許容条件を満たさないと判断した場合、表示データ生成部200が生成した許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを新たに受信する。そして、表示切換制御部270は、表示部264が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、表示部264が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、表示データ受信部252が新たに受信した編集時表示データを表示させる。このため、ユーザ190は、表示部264に表示された編集時表示データの内容を見て、入力データが入力許容条件を満たしていなかった旨を容易に知ることができる。
【0040】
また、テンプレート格納部220は、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納している。そして、表示データ格納部210は、テンプレート格納部220が格納している複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザ190による当該編集可能領域の編集時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザ190によるホームページの閲覧時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する。このため、ホームページ作成支援システム100によると、ユーザ190が一のデザインについて編集内容を入力しておけば、ユーザ190がホームページのデザインを変更する場合においても、会社名、電話番号等の各デザイン間で共通の編集項目については、データを入力し直すことなくホームページを作成し直すことができる。
【0041】
また、テンプレート格納部220は、複数のカテゴリ毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納する。そして、表示データ格納部210は、テンプレート格納部220が格納しているカテゴリ毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザ190による当該編集可能領域の編集時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザ190によるホームページの閲覧時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する。
【0042】
具体的には、テンプレート格納部220は、複数の業種毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納する。例えば、テンプレート格納部220が、医療機関、小売店等、複数の業種毎に、各業種に適したテンプレートを格納している場合において、例えば医療機関における診療時間、小売店における営業時間を表示する領域を共通の編集可能領域として格納する。そして、表示データ格納部210は、テンプレート格納部220が格納している業種毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザ190による当該編集可能領域の編集時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザ190によるホームページの閲覧時にクライアント装置120に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する。このため、本実施形態のホームページ作成支援システム100は、様々な業種毎に様々なデザインのテンプレートを用意しているので、ユーザ190によるホームページの作成を適切に支援することができる。
【0043】
図3は、表示データ格納部210が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。表示データ格納部210は、編集可能領域を識別するID、編集時表示データ、及び閲覧時表示データを格納する。テンプレート格納部220が格納するテンプレートには、ホームページにおけるロゴ画像、電話番号等の編集可能領域を識別するID(#AAA、BBB、CCC・・・)と、その編集可能領域を編集する時に表示する内容が記載された編集時HTMLデータ300(a〜c)、及びその編集可能領域をユーザ190が閲覧する時に表示する内容が記載された閲覧時HTMLデータ302(a〜c)を格納する。なお、HTMLデータとは、HTMLで記載されたデータそのものであってもよいが、HTTPプロトコルで通信されるデータ又はその元となるデータを含む。
【0044】
図4は、ブラウザによって表示されたページ内容の一例を示す。テンプレートにおける編集可能領域としては、アクセスカウンタ領域410、ロゴ画像領域420、メッセージ領域430、キャッチフレーズ領域440、概要情報領域450、及びリンク領域460が含まれる。アクセスカウンタ領域410には、アクセスカウンタ利用選択領域412、アクセスカウンタデザイン指定領域414、アクセスカウンタ値設定領域416が含まれる。また、概要情報領域450には、名前領域452、営業時間領域454、及び地図ページへのリンクを示す地図リンク456が含まれる。また、リンク領域460には、各ページへのリンクを示すページリンク情報(例えば、交通案内リンク462)が含まれる。なお、本図は、編集可能領域の全てにおいて閲覧時表示データが表示されている場合のページ内容の一例である。
【0045】
また、テンプレートには編集可能領域毎に編集可能領域指示マークを表示する旨が記されており、各編集可能領域の近傍に編集可能領域指示マークが小さく表示される。例えば、ロゴ画像領域420の近傍に、編集可能領域指示マーク422が表示される。ユーザ190は、編集可能領域指示マークをマウスでクリックすることによって、編集可能領域のそれぞれを編集する編集時表示データを表示させることができる。
【0046】
図5は、ブラウザによって表示される編集時のページ内容の一例を示す。本図は、図4において名前領域452の編集可能領域指示マークがクリックされた場合に表示されるページ内容の一例を示す。なお、テンプレートには、編集可能領域指示マークがクリックされた場合に実行されるJavaScript(登録商標)関数が各編集可能領域を識別するIDを引数として呼び出されるよう、複数の編集可能領域指示マークのそれぞれに対応づけて記されている。
【0047】
名前領域452の編集可能領域指示マークがクリックされると、表示切換制御部270は名前領域452の位置の表示内容を、編集時表示データで示される入力枠500に切り替える。なお、クライアント装置120は、図4で示すページの受信時に、名前領域452の編集時表示データ(入力枠500)及び名前領域452の閲覧時表示データを既に読み込んでいる。そして、編集可能領域指示マークがクリックされた場合に呼び出されるJavaScript(登録商標)関数は、引数で渡されたIDに対応する編集可能領域に表示されている閲覧時表示データによる表示内容を非表示にするとともに、編集時表示データが示す入力枠500を表示させる処理を行う。このため、クライアント装置120は、編集操作に切り換える時にサーバ装置110と通信する必要がないので、高速に閲覧時表示データから編集時表示データに切り替えることができる。
【0048】
入力枠500を示す編集時表示データは、編集内容説明欄502、名前入力欄504、登録ボタン506、キャンセルボタン508が所定のレイアウトで配置されるよう記載されるHTMLデータであってよい。なお、編集内容説明欄502には、名前編集領域に入力するデータの説明文が表示される。名前入力欄504は、名前領域452に表示されるべきデータが入力される入力欄である。
【0049】
入力枠500を示す編集時表示データとしては、OKボタン506がクリックされた場合に所定のJavaScript(登録商標)関数が呼び出される旨が、OKボタン506に対応づけて記されている。なお、呼び出されたJavaScript(登録商標)関数側では、編集時表示データに含まれるタグ情報として記載された編集可能領域を識別するID情報によって、いずれの編集時表示データのOKボタンがクリックされたかを識別することができる。
【0050】
そして、ユーザ190が名前入力欄504に名前を入力して、OKボタン506をクリックすると、更新処理の手続きが記載されたJavaScript(登録商標)関数が呼び出される。この関数には、編集可能領域を識別するID及び名前入力欄504に入力された名前データを、例えばPOSTデータとしてサーバ装置110に送信する処理を実行する手続きが記載されている。そして、サーバ装置110は、POSTデータを受信した場合に、受信したIDに対応づけて格納している名前データを、受信した名前データで更新するとともに、当該名前データを使用した閲覧時表示データ及び編集時表示データを生成してクライアント装置120に送信する。そして、クライアント装置120では、受信した閲覧時表示データで示される内容を、名前領域452に表示する。
【0051】
なお、入力枠500を示す編集時表示データとしては、キャンセルボタン508がクリックされた場合に所定のJavaScript(登録商標)関数が呼び出される旨が、キャンセルボタンボタン508に対応づけて記されている。そして、ユーザ190がキャンセルボタン508をクリックすると、キャンセルボタン508に対応づけられたJavaScript(登録商標)関数が呼び出されて、編集時表示データによる入力枠500を非表示にするとともに、名前領域452に閲覧時表示データの表示内容、すなわち図4の名前領域452と同じ内容の表示内容を表示させる。
【0052】
以上説明したように、本実施形態では、表示切換制御部270及び入力データ送信部290の機能は、JavaScript(登録商標)関数で記載されたプログラムによって実現されている。このため、クライアント装置120は、編集可能領域毎に編集時表示データと閲覧時表示データとを高速に切り替えることができる。
【0053】
なお、入力枠500に入力される入力文字数の上限である最大文字数が定められてもよい。このような最大文字数は、表示データ格納部210によって、編集可能領域毎に格納されている。なお、表示データ生成部200は、表示データ格納部210が格納する最大文字数に比例した文字入力枠の長さの入力欄を含む編集時表示データを生成してもよい。
【0054】
図6は、ブラウザによって表示されるロゴ画像の編集時のページ内容の一例を示す。本図の例では、ロゴ画像領域420が表示される位置に、ロゴ画像領域420の編集時表示データによる入力枠600が表示されている。この編集時表示データは、編集内容説明欄602と、ロゴ画像ファイル入力欄612、参照ボタン614、登録ボタン606、キャンセルボタン608、及び削除ボタン610を含むロゴ画像入力欄604とが所定のレイアウトで配置されるよう記載されるHTMLデータであってよい。
【0055】
編集内容説明欄602には、ロゴ画像編集領域420に入力するデータの説明文が表示される。また、ロゴ画像ファイル入力欄612は、ロゴ画像の画像ファイルのパス名が入力される枠である。また、参照ボタン614は、クリックされた場合にクライアント装置120が管理するファイルから画像を選択する選択メニューが表示部264に表示されるボタンである。また、OKボタン606は、ロゴ画像を登録する処理が実行されるボタンであり、キャンセルボタン608は、編集可能領域の編集をキャンセルする処理が実行されるボタンである。また、削除ボタン610は、登録しているロゴ画像を削除する処理が実行されるボタンである。なお、編集表示データには、OKボタン606、キャンセルボタン608、削除ボタン610がクリックされた場合に、それぞれの処理に対応する手続きが記載されたJavaScript(登録商標)関数が呼び出されるよう記されている。
【0056】
なお、キャンセルボタン608がクリックされた場合は、キャンセルボタン508がクリックされた場合の動作と同様に、入力枠600を非表示にするとともに、ロゴ領域420の閲覧時表示データを表示する。また、編集時表示データには、OKボタン606、又は削除ボタン610がクリックされた場合における、サーバ装置110との間の通信処理の内容がJavaScript(登録商標)で記載されている。このように、ロゴ画像領域420の編集時表示データには、ロゴ画像の登録、削除を支援するメニューが記されている。なお、ロゴ画像が削除された場合には、サーバ装置110にはロゴ画像を使用しない旨が記録される。
【0057】
図7は、ブラウザによって表示されるアクセスカウンタデザインの編集時のページ内容の一例を示す。アクセスカウンタデザイン領域414に、編集時表示データによる入力枠700が表示されている。この編集時表示データは、編集内容説明欄702、カウンタデザイン選択欄704、登録ボタン706、キャンセルボタン708が所定のレイアウトで配置されるよう記載されるHTMLデータであってよい。この入力枠700には、アクセスカウンタ領域412に表示されるアクセスカウンタの数字のデザイン形式を指定する。
【0058】
編集内容説明欄702には、アクセスカウンタデザイン領域414で入力すべきデータの説明文が表示される。カウンタデザイン選択欄704は、アクセスカウンタのデザインを選択メニュー形式で提示し、ユーザ190に選択させる。また、OKボタン706は、クリックされた場合にアクセスカウンタデザインをサーバ装置110に登録させるボタンである。キャンセルボタン708は、クリックされた場合にアクセスカウンタデザインの編集をキャンセルするボタンである。編集表示データには、OKボタン7606及びキャンセルボタン708がクリックされた場合に、それぞれの処理に対応する手続きが記載されたJavaScript(登録商標)関数が呼び出されるよう記されている。
【0059】
なお、キャンセルボタン708がクリックされた場合は、キャンセルボタン508がクリックされた場合の動作と同様に、入力枠700を非表示にするとともに、編集領域414の閲覧時表示データを表示する。また、編集時表示データには、OKボタン706がクリックされた場合における、サーバ装置110との間の通信によってアクセスカウンタのデザインを登録する手続きが、JavaScript(登録商標)で記載されている記載されている。このように、アクセスカウンタデザイン領域414の編集時表示データには、アクセスカウンタのデザイン種別の登録を支援するメニューが記載される。
【0060】
なお、OKボタン706がクリックされた場合には、選択された内容がアクセスカウンタデザイン領域414に反映されるとともに、アクセスカウンタ領域412に表示されているカウンタのデザイン形式が、選択されたデザイン形式に変更される。このような処理は、OKボタン706がクリックされた場合に呼び出されるJavaScript(登録商標)関数で記載されている。このように、ホームページ作成支援システム100により、ユーザ190は、アクセスカウンタのデザインを変更した場合に、変更による表示結果を直ちに確認することができる。
【0061】
図8は、ブラウザによって表示される診療時間の編集時のページ内容の一例を示す。本図の例では、営業時間領域454に、編集時表示データによる入力枠800が表示されている。本編集時表示データは、編集内容説明欄802、営業時間入力欄804、登録ボタン806、キャンセルボタン808、及びHTMタグ使用ボックス810が所定のレイアウトで配置されるよう記載されるHTMLデータであってよい。この入力枠800には、営業時間領域454に表示される営業時間データが入力される。
【0062】
編集内容説明欄802には、営業時間領域454で入力するデータの説明文が表示される。営業時間入力欄804には、営業時間データが入力される。HTMLタグ使用ボックス810には、営業時間入力欄804に入力されるデータにHTMLタグが使用されるか否かが指定される。HTMLタグ使用ボックス810がチェックされた場合には、営業時間入力欄804に入力されるデータにHTMLタグが含まれていることが示される。例えば、医療機関によっては曜日によって受付時間が大きく異なる場合がある。このような場合でも、営業時間領域の入力データにHTMLタグの使用を許容することによって、営業時間を示す時間帯を表形式にするなど、ホームページの閲覧者にとって分かり易いデザインで営業時間を登録することができる。
【0063】
また、OKボタン806がクリックされると、営業時間を登録する処理が実行される。また、キャンセルボタン808がクリックされると、営業時間の編集がキャンセルされる。編集時表示データには、OKボタン806及びキャンセルボタン808がクリックされた場合に、それぞれの処理に対応する手続きが記載されたJavaScript(登録商標)関数が呼び出されるよう記載されている。
【0064】
なお、キャンセルボタン808がクリックされた場合は、キャンセルボタン508がクリックされた場合の動作と同様に、入力枠800を非表示にするとともに、営業時間領域454の閲覧時表示データを表示する。また、編集時表示データには、OKボタン806がクリックされた場合には、サーバ装置110に営業時間入力欄804に入力された営業時間データを送信して、営業時間データを登録する処理が記載されている。なお、クライアント装置120は、HTMLタグ使用ボックス810がチェックされていると、入力された営業時間データを送信する場合に、営業時間データにHTMLタグが使用されている旨をサーバ装置110に送信する。このとき、サーバ装置110では、HTMLタグが使用されていない場合には、「<」等の文字がブラウザソフトで正しく表示されるよう営業時間データを変換して記録し、HTMLタグが使用されている場合には入力された営業時間データをそのまま記録する。このように、営業時間領域454の編集時表示データには、営業時間データの登録を適切に支援するメニューが記載される。
【0065】
図9は、サーバ装置110から入力データを受信した場合におけるサーバ装置110の処理フローの一例を示す。本図の処理フロー例では、ユーザ190からロゴ画像の登録指示(OKボタン606がクリックされた場合)、又はロゴ画像の削除処理(削除ボタン610がクリックされた場合)におけるサーバ装置110の処理フローの一例を示す。
【0066】
表示データ生成部200は、入力データ送信部290から入力データを受信する(S902)。ここでいう入力データは、例えば、ロゴ画像編修領域を識別するID、登録指示又は削除指示のいずれかを示す操作指示を含み、ロゴ画像の登録指示の場合には、画像データの内容を少なくとも含む。そして、表示データ生成部200は、入力データに含まれる操作指示情報から、OKボタン606がクリックされたか否かを判別する(S904)。
【0067】
S904において、OKボタン606がクリックされたと判断された場合には、サーバ装置110は、入力データに含まれる画像データを、サーバ装置110が管理するロゴ画像ファイルとして保存する(S906)。そして、表示データ生成部200は、ロゴ画像閲覧用のHTMLデータを生成する(S908)。なお、S908において、表示データ生成部200は、S906においてサーバ装置110が保存したロゴ画像ファイルを参照するロゴ画像閲覧用のHTMLデータを生成する。また、表示データ生成部200は、ロゴ画像の編集用のHTMLデータを生成する(S910)。なお、そして、表示データ格納部210は、S908及びS910で生成したロゴ画像閲覧用のHTMLデータ及びロゴ画像編集用のHTMLデータを、ロゴ画像編修領域を識別するIDに対応づけて格納するとともに、クライアント装置120に送信する(S912)。そして、サーバ装置110は、ロゴ画像の登録処理を終了する。
【0068】
また、S904において、OKボタン606がクリックされていないと判断された場合には、表示データ生成部200は、削除ボタン610がクリックされているか否かを判断する(S920)。そして、表示データ生成部200は、削除ボタン610がクリックされているとS920において判断された場合には、既にロゴ画像としてサーバ装置110が保存しているロゴ画像ファイルを削除する(S922)。そして、表示データ生成部200は、S908に処理を移す。この場合、S908において、表示データ生成部200は、ロゴ画像を使用しない内容を示すロゴ画像閲覧用のHTMLデータを生成する。
【0069】
なお、S920において、削除ボタン610がクリックされていない旨が判断された場合には、サーバ装置110は、クライアント装置120にエラー内容を通知する等のエラー処理を施して(S930)、処理を終了する。
【0070】
なお、本図において、ロゴ画像の登録・削除指示を受信した場合のサーバ装置110の処理フローについて説明した。その他の登録処理、例えば名前領域の登録処理には、サーバ装置110は操作種別を判断することなく、S908〜S912における処理と同様に、閲覧時表示データ及び編集時表示データを生成して格納する。なお、編集時表示データの生成時に、名前の文字数が表示データ格納部210が格納する名前の最大文字数より多い場合に、最大文字数を超過した旨のメッセージを編集時表示データに含めて生成する。例えば、表示データ生成部200は、最大文字数100文字を超える文字数が入力された場合に、「100文字以内で入力して下さい。」等のメッセージを編集時表示データに含めて生成する。
【0071】
図10は、ホームページにリンクされている交通案内ページの編集ページ内容の一例を示す。本図の例で示される交通案内ページの編集ページ例は、図4の交通案内リンク462又は地図リンク456をクリックした場合に表示される。本図で示される編集ページの営業時間領域1054には、図4の営業時間領域454と同じ内容が表示される。つまり、図4のトップページで編集した営業時間の内容が、本図にも反映される。ここでも、当該営業時間領域1054の編集可能領域指示マークをクリックすることによって、営業時間を編集することができる。そして、本交通案内ページの編集ページにおいて編集した営業時間の内容が、営業時間情報を有するトップページ等他のページの編集ページを開いた場合に反映されていることは言うまでもない。このように、ホームページ作成支援システム100では、編集可能領域毎にデータを格納するので、ユーザ190はページ毎に内容を管理する必要がなく、ある一のページの情報を更新することによって容易に一連のホームページの内容を更新することができる。
【0072】
なお、図4で示される編集ページの表示内容を示すHTMLデータには、交通案内リンク462又は地図リンク456がクリックされた場合に、交通案内ページの編集ページにジャンプする処理がJavaScript(登録商標)で記載されている。なお、ホームページを実際に運用する場合には、交通案内リンク462又は地図リンク456の領域には、交通案内ページへのリンク情報が単に記載されるだけである。しかし、ホームページ作成支援システム100によるホームページ作成時においては、リンク情報ではなく、交通案内ページの編集ページにジャンプする処理が記載されたJavaScript(登録商標)が、交通案内リンク462又は地図リンク456に対応して記載されたHTMLデータをクライアント装置120に送信する。したがって、ユーザ190は、ホームページを閲覧する場合と同様の感覚で、一連のホームページを編集していくことができる。
【0073】
なお、本図で示される交通案内ページのようにトップページではないサブページには、リンク情報1060が画面の左側に表示される。これらのリンク情報の内容及び位置は各サブページで共通であって、テンプレート格納部220は、このようなレイアウトを示すテンプレート情報を格納している。
【0074】
また、図4から図8、及び図10で示されるように、各編集ページには操作パネル400が表示される。操作パネル400は、保存ボタン490、セーブ&クローズボタン491、クローズボタン492、再読込ボタン493、トップページ移動ボタン494、デザイン選択ボタン495、サイトプロパティ設定ボタン496、ページプロパティ設定ボタン497、ページ公開ボタン498、及びヘルプ表示ボタン499を有する。指示入力部280は、ユーザ190による保存ボタン490のクリックを検出すると、ホームページを保存する旨の指示をサーバ装置110に送信する。サーバ装置110は、ホームページを保存する旨の指示を受信すると、編集可能領域毎に登録されているデータから、実際のホームページを運用する公開用のホームページを生成して、サーバ装置110が管理する記憶媒体に保存する。また、指示入力部280は、ユーザ190によるページ公開ボタン498のクリックを検出すると、ホームページを公開する旨の指示をサーバ装置110に送信する。サーバ装置110は、ホームページを公開する旨の指示を受信すると、サーバ装置110が管理する記憶媒体に保存された公開用のホームページを、公開することのできるディレクトリ等にコピーする等して、ホームページを公開する。
【0075】
また、指示入力部280は、ユーザ190によるセーブ&クローズボタン491のクリックを検出すると、ホームページを保存する旨の指示をサーバ装置110に送信し、サーバ装置110から保存完了の旨を受信したことを条件として、ホームページの編集ページを閉じる。また、指示入力部280は、ユーザ190によるクローズボタン492のクリックを検出すると、ホームページの編集ページを閉じる。また、指示入力部280は、ユーザ190による再読込ボタン493のクリックを検出すると、ホームページの編集ページを再読み込みする旨の指示をサーバ装置110に送信する。サーバ装置110は、ホームページを再読み込みする旨の指示を受信すると、初めて各編集ページにアクセスした場合と同様に、編集可能領域毎に登録されているデータから、編集時表示データ及び閲覧時表示データを含む編集用のページデータを生成して、クライアント装置120に送信する。
【0076】
また、指示入力部280は、ユーザ190によるトップページ移動ボタン494のクリックを検出すると、サーバ装置110にトップページの編集ページを要求する。サーバ装置110は、編集可能領域毎に登録されているデータから、編集時表示データ及び閲覧時表示データを含むトップページの編集用ホームページデータを生成してクライアント装置120に送信する。また、指示入力部280は、ユーザ190によるサイトプロパティ設定ボタン496のクリックを検出すると、サイトプロパティの入力メニューを表示部264に表示させる。サイトのプロパティとは、例えば、検索エンジンに対する設定など、サイト全体に対する設定を含む。そして、当該入力メニューから設定されたデータは、サーバ装置110に送信され、サイトの設定ファイル等として記録される。また、指示入力部280は、ユーザ190によるページプロパティ設定ボタン496のクリックを検出すると、ページプロパティの入力メニューを表示部264に表示させる。ページプロパティとは、例えばページの公開/非公開を示すフラグ、ページのタイトルなど、現在編集しているページに対する設定を含む。そして、当該入力メニューから設定されたデータは、サーバ装置110に送信され、ページ毎に記録される公開フラグ、タイトル等として記録される。
【0077】
また、指示入力部280がユーザ190によるヘルプ表示ボタン499のクリックを検出すると、表示部264によるヘルプ表示及び非表示を交互に切り替える。例えば、ヘルプ表示が有効になっている場合にヘルプ表示ボタン499のクリックを検出すると、ヘルプ表示が無効(ヘルプの非表示)に設定され、ヘルプ表示が無効に設定されている場合にヘルプ表示ボタン499のクリックを検出すると、ヘルプ表示が有効に設定される。ヘルプ表示が有効に設定されている場合に、各編集可能領域の各要素毎又は操作パネルの各ボタンが表示された領域にマウスの位置が重なると、クライアント装置120は、予め設定されたヘルプ内容を表示部264に表示する。このヘルプ内容は、各編集可能領域又は操作パネルの各ボタン毎に各予め設定されており、サーバ装置110は、編集ページの受信時に一括して受信している。なお、ヘルプ内容を表示部264に表示する処理内容は、各編集可能領域の各要素毎又は操作パネルの各ボタンが表示された各領域にマウスの位置が重なった場合に呼ばれるJavaScript(登録商標)関数の処理としてページデータに記載されている。
【0078】
また、指示入力部280は、ユーザ190によるデザイン選択ボタン495のクリックを検出すると、デザイン選択ページを送信するようサーバ装置110に要求する。サーバ装置110は、デザイン選択ページの要求を受信すると、デザイン選択ページをクライアント装置120に送信する。なお、デザイン選択ページの詳細については、図11に関連して説明する。なお、ページの保存、ページの公開、サイトプロパティ設定、ページプロパティの設定、ホームページの公開等、サーバ装置110と通信する処理は、JavaScript(登録商標)関数の処理としてページデータに記載されている。
【0079】
図11は、ホームページのデザインを選択するデザイン選択ページの一例を示す。デザイン選択ページは、編集時においてユーザ190に提示のページであり、実際の運用時には閲覧者に提示されることはない。このデザイン選択ページは、操作パネル400のデザイン選択ボタン496をクリックした場合に表示される。本図では、4つの異なるデザインを示す画像1101〜1104が提示される。ユーザ190は、提示された画像の中から好みのデザインの画像をクリックして、クリックした画像が示すデザインのトップページを編集する編集ページに移動する。なお、本実施形態の図4から図10にかけて説明したホームページのデザインは、画像1101で示されるデザインに関する編集ページである。
【0080】
なお、テンプレート格納部220は、各デザインの間で共通のIDで識別される編集可能領域を有しており、一のデザインの編集ページで設定された編集可能領域のデータは、他のデザインの編集ページにも引き継がれる。本図の例では、画像1102で示されるデザインのロゴ画像は、各画像1101〜1104で示されるデザインのロゴ画像と略同一である。したがって、ユーザ190は、ホームページ作成支援システム100を用いることによって、一からデータ入力をし直すことなく、容易にホームページのデザインを変更することができる。
【0081】
以上説明したように、ホームページ作成支援システム100は、ユーザ190の好みのデザインのホームページの作成を支援することができる。また、医療機関のホームページを例に挙げると、個々の医療機関が独自にホームページを作成して公開している場合、各ホームページ間で記載される内容及びホームページのリンク体系が統一されていないので、患者が必要な情報を探すのに手間取る場合がある。しかし、本実施形態におけるホームページ作成支援システム100では、患者等に開示すべきデータを複数の医療機関に過不足なく入力してもらうことによって、各医療機関の間でホームページの記載内容及びリンク体系が統一感のあるホームページ群に仕上がる。このため、患者は、ホームページの記載内容から医療機関を比較し易くなる。また、ホームページ作成支援システム100では、ホームページに記載すべき項目がある程度定まっている。このため、サービス会社130は、入力されているデータから、患者の病状、住所等の患者の状況に応じた望ましい医療機関を検索する検索サービスを提供する等、様々なサービスを患者に提供することができる。
【0082】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】ホームページ作成支援システム100の利用環境の一例を示す図である。
【図2】ホームページ作成支援システム100のブロック構成の一例を示す図である。
【図3】表示データ格納部210が格納するデータの一例をテーブル形式で示す図である。
【図4】ブラウザによって表示されたページ内容の一例を示す図である。
【図5】ブラウザによって表示される編集時のページ内容の一例を示す図である。
【図6】ブラウザによって表示されるロゴ画像の編集時のページ内容の一例を示す図である。
【図7】ブラウザによって表示されるアクセスカウンタデザインの編集時のページ内容の一例を示す図である。
【図8】ブラウザによって表示される診療時間の編集時のページ内容の一例を示す図である。
【図9】サーバ装置110から入力データを受信した場合におけるサーバ装置110の処理フローの一例を示す図である。
【図10】ホームページにリンクされている交通案内ページの編集ページ内容の一例を示す図である。
【図11】ホームページのデザインを選択するデザイン選択ページの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0084】
100 ホームページ作成支援システム
110 サーバ装置
120 クライアント装置
121 クライアント装置
122 クライアント装置
130 サービス会社
140 顧客
190 ユーザ
150 ネットワーク
200 表示データ生成部
210 表示データ格納部
220 テンプレート格納部
230 入力許容条件判断部
240 ページデータ送信部
242 表示データ送信部
244 テンプレート送信部
250 ページデータ受信部
252 表示データ受信部
254 テンプレート受信部
260 編集領域表示制御部
262 テンプレート表示制御部
264 表示部
270 表示切換制御部
280 指示入力部
290 入力データ送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理するサーバ装置と、
前記サーバ装置にネットワークを介して接続され、前記サーバ装置が管理するホームページをユーザに編集させるクライアント装置と
を備えるホームページ作成支援システムであって、
前記サーバ装置は、
ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートを格納するテンプレート格納部と、
前記テンプレート格納部が格納しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納部と
を有し、
前記クライアント装置は、
表示部と、
前記テンプレート格納部が格納しているテンプレートを前記表示部に表示させるテンプレート表示制御部と、
前記表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて前記表示データ格納部が格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを受信する表示データ受信部と、
前記表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、前記表示データ受信部が受信した編集時表示データと閲覧時表示データとのいずれかを前記表示部に表示させる編集領域表示制御部と、
前記表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて前記表示部に表示させる表示切換制御部と
を有するホームページ作成支援システム。
【請求項2】
前記表示データ格納部は、ホームページの閲覧時に編集可能領域に表示させるべき情報を入力させる入力枠を含む編集時表示データを格納し、
前記編集領域表示制御部は、入力枠を含む編集時表示データを前記表示部に表示させ、
前記クライアント装置は、
前記表示部が表示している入力枠に入力データが入力された場合に、当該入力枠に入力された入力データ、及び当該入力枠を含む編集可能領域を識別する識別情報を前記サーバ装置に送信する入力データ送信部
をさらに有し、
前記サーバ装置は、
前記入力データ送信部が送信した入力データから、編集時表示データ及び閲覧時表示データを生成する表示データ生成部
をさらに有し、
前記表示データ格納部は、前記入力データ送信部が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを、前記表示データ生成部が生成した編集時表示データ及び閲覧時表示データに更新して格納する
請求項1に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項3】
前記表示データ受信部は、前記表示データ格納部が更新して格納した編集時表示データ及び閲覧時表示データを新たに受信し、
前記表示切換制御部は、前記表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、前記表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、前記表示データ受信部が新たに受信した閲覧時表示データを表示させる
請求項2に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項4】
前記表示データ格納部は、編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、当該編集領域の入力枠に入力される入力データに許容される許容条件をさらに格納し、
前記サーバ装置は、
前記入力データ送信部が送信した入力データを、前記入力データ送信部が送信した編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて前記表示データ格納部が格納している許容条件を満たすか否かを判断する入力許容条件判断部
をさらに有し、
前記表示データ生成部は、前記入力許容条件判断部が許容条件を満たさないと判断した場合、許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを生成し、
前記表示データ受信部は、前記入力許容条件判断部が許容条件を満たさないと判断した場合、前記表示データ生成部が生成した許容条件を満たしていない旨を示す情報を含む編集時表示データを新たに受信し、
前記表示切換制御部は、前記表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、前記表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域に、前記表示データ受信部が新たに受信した編集時表示データを表示させる
請求項2に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項5】
前記テンプレート格納部は、テンプレート内の編集可能領域の位置を示す編集可能領域指示マークを含むテンプレートを格納し、
前記テンプレート表示制御部は、編集可能領域指示マークを含むテンプレートを前記表示部に表示させ、
前記表示切換制御部は、前記表示部が表示しているテンプレートが含む編集可能領域指示マークが選択された場合に、前記表示部が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、閲覧時表示データから編集時表示データに切り換えて前記表示部に表示させる
請求項1に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項6】
前記テンプレート格納部は、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、
前記表示データ格納部は、前記テンプレート格納部が格納している複数のテンプレート
に共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する
請求項1に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項7】
前記テンプレート格納部は、複数のカテゴリ毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、
前記表示データ格納部は、前記テンプレート格納部が格納しているカテゴリ毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する
請求項6に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項8】
前記テンプレート格納部は、複数の業種毎に、共通の編集可能領域を含む、デザインが異なる複数のテンプレートを格納し、
前記表示データ格納部は、前記テンプレート格納部が格納している業種毎の複数のテンプレートに共通の編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する
請求項7に記載のホームページ作成支援システム。
【請求項9】
ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理し、管理しているホームページをユーザに編集させるクライアント装置にネットワークを介して接続されたホームページ作成支援サーバであって、
ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートを格納するテンプレート格納部と、
前記テンプレート格納部が格納しているテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納部と、
前記テンプレート格納部が格納しているテンプレートを前記クライアント装置に送信して表示させるテンプレート送信部と、
前記表示データ格納部が格納している編集時表示データ及び閲覧時表示データを前記クライアント装置に送信して、前記クライアント装置が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて前記クライアント装置に表示させる表示データ送信部と
を備えるホームページ作成支援サーバ。
【請求項10】
ネットワーク経由で閲覧可能なホームページを管理し、管理しているホームページをクライアント装置でユーザに編集させるホームページ作成支援方法であって、
ユーザが編集可能な領域である編集可能領域を含む、ホームページのテンプレートの編集可能領域を識別する識別情報に対応づけて、ユーザによる当該編集可能領域の編集時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる編集時表示データ、及びユーザによるホームページの閲覧時に前記クライアント装置に表示されたホームページの当該編集可能領域に表示させる閲覧時表示データを格納する表示データ格納段階と、
前記テンプレートを前記クライアント装置に送信して表示させるテンプレート送信段階と、
前記表示データ格納段階において格納されている編集時表示データ及び閲覧時表示データを前記クライアント装置に送信して、前記クライアント装置が表示しているテンプレートの編集可能領域以外の部分を表示したままの状態で、編集時表示データと閲覧時表示データとを切り換えて前記クライアント装置に表示させる表示データ送信段階と
を備えるホームページ作成支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−149016(P2007−149016A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−345992(P2005−345992)
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(301031554)アイ・モバイル株式会社 (4)
【Fターム(参考)】