説明

ボール入りマッサージクッション

【課題】クッションの中に、小さく硬いボール類(ゴルフボール)を入れることで、ボールの自由な動きによる指圧効果を気軽に得ることができ、また中綿を使うことによりボールの硬さを緩和し、優しく安全なマッサージ具とした、ボール入りマッサージクッションを提供する。
【解決手段】クッションカバー(1)の中に、ボール入り袋部(2)を設け、ボール(5)の1つ1つが自由に動けるスペースごとに区切られた構造になっていることを特徴とするボール入りマッサージクッション。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッションの中に、小さく硬いボール類(ゴルフボール)を入れることで、ボールの自由な動きによる指圧効果を気軽に得ることができ、また中綿を使うことによりボールの硬さを緩和し、優しく安全なマッサージ具とした、ボール入りマッサージクッションに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゴルフボールをローラー式に使うマッサージ器具(非特許文献1参照)
ゴルフボール2個を布袋に入れて使うマッサージ具(非特許文献2参照)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】特開平9−108285公報
【非特許文献2】特開平11−113997公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来より、次のような問題点があった。
(イ)ゴルフボールでマッサージしていると、ボールが一定の場所にとどまっておらず転がってしまうことがあった。
(ロ)ボールが硬いため頭部などの使用に不向きであった。
(ハ)ボールを固定した健康器具では、自由に動くボールの特性が生かされていなかった。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
クッションの中にボール入り袋部を設け、ボール1つ1つが自由に動けるスペースごとに区切って縫い目を入れた構造になっている。
以上を特徴とするボール入りマッサージクッションである。
【発明の効果】
【0006】
ボールをクッションの中に入れることで、どこかへボールが転がってゆく心配もなくなり、またボールを固定していないので、自由に動くボールの指圧効果が期待できる。
中綿がボールの硬さを緩和しているので、頭部から足の裏まで安心して使用できる。
なにより、見た目が良いことでソファーなどに置いて気軽に使用できる。
また、電気を使用する健康器具と違い持ち運びが便利で、車や飛行機など乗り物の中でもマッサージでき、エコノミークラス症候群の予防にも効果が期待できる。
強い刺激がほしい方には中綿なしで使用していただけますし、中綿の量を調節することで、高齢者や病院で運動できない患者さんなどにも優しいマッサージグッズとしての使用が期待できる。
ボール入り袋部は、ボールが自由に動けるスペースごとに区切って縫い目を入れた構造で、クッションの大きさに合わせ、ボール1個〜数個を入れ、ハート型やドーナツ型など自由なデザイン・大きさでの提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の分解図である。(a)は1クッションカバーの分解図 (b)は2ボール入り袋部の分解図
【図3】本発明の使用状態を示した側面図である。(a)は仰向けで腰をマッサージする図(b)は仰向けで頭をマッサージする図(c)は椅子に座り背中やお尻をマッサージする図(d)は足裏をマッサージする図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(イ) ボール入り袋部(2)の中にボール(5)を入れ、ボール(5)が自由に動けるスペースごとに区切って縫い目(8)を入れる。
(ロ) ボール入り袋部(2)の四隅には、固定用ループ(7)を設ける。
(ハ) クッションカバー(1)は、裏側の四隅に固定紐(6)を設ける。
(ニ) クッションカバー(1)の一辺には、ファスナー開閉口(3)を設ける。
(ホ) クッションカバー(1)の中にボール入り袋部(2)を入れ、固定紐(6)を固定用ループ(7)に通し結ぶ。
(へ) ボール入り袋部(2)を挟むように中綿(4)を上下に入れる。
本発明は、以上の構造よりなっている。
本発明を使用するときは、仰向けになった状態で頭から肩・背中・腰・お尻・大腿部・ふくらはぎなどに置き身体を揺らしマッサージする。中綿(4)が入っていることでボール(5)の硬さが緩和され安心して使用できる。
椅子に座った状態や乗り物の中でも、背中からお尻・大腿部に置いてマッサージできる。また足裏に押し当てれば、足裏マッサージ具としても使用できる。
【符号の説明】
【0009】
1 クッションカバー
2 ボール入り袋部
3 ファスナー開閉口
4 中綿
5 ボール
6 固定紐
7 固定用ループ
8 縫い目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クッションカバー(1)の中に、ボール入り袋部(2)を設け、ボール(5)の1つ1つが自由に動けるスペースごとに区切られた構造になっていることを特徴とするボール入りマッサージクッション。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−22214(P2013−22214A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−159463(P2011−159463)
【出願日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(711008102)
【Fターム(参考)】