ポータブルトイレ用給水タンク

【課題】洗浄装置を備えたポータブルトイレにおいて、洗浄装置の取り付け位置を上方にすることなく、洗浄装置の下方への給水タンクの配置を可能とした比較的平面方向に扁平した薄型の給水タンクを提供することを目的とする。
【解決手段】汚物入れバケツと、洗浄装置とを備えたポータブルトイレにおいて、前記汚物入れバケツの後方であって且つ前記洗浄装置の下方の空間の中に配置され、且つ少なくとも上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含むタンク本体部と、前記後面壁に設けられた把手と、そして前記タンク本体部から延びた給水口であって、前記給水口の開口面は前記上面壁より上方に位置し、且つ前記開口面の中心は前記後面壁より後方に位置するように配置されている前記給水口とを備えたポータブルトイレ用給水タンクを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄装置を備えたポータブルトイレで使用される給水タンクに関し、特に洗浄装置の下方の限られた空間の中に配置するために薄型形状とされており、且つ洗浄装置の下方に配置することにより生じる取り扱いの不便さ、および薄型形状とすることにより生じるバランスの不安定さなどを解消する目的で特殊な形状が付与されたポータブルトイレ用給水タンクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、老人や身体障害者などの身体の不自由な人が自室や病室などの室内で用を足すことができるように、持ち運び可能な椅子型形状をしたポータブルトイレが知られている。
【0003】
また、近年では、要介護者の局部の洗浄を容易にするため、特開2002−282164号公報(特許文献1)、特開2006−122664号公報(特許文献2)、特開2006−87724号公報(特許文献3)、特開2008−73094号公報(特許文献4)及び特開2002−78641号公報(特許文献5)などに記載されているように、洗浄装置付きの椅子型ポータブルトイレも普及している。洗浄装置付きの椅子型ポータブルトイレは、主に背もたれを備えた椅子形状をしたトイレ本体部と、汚物入れバケツと、便座と、前記便座を覆う座部と、洗浄装置と、そして前記洗浄装置へ洗浄水を供給するための給水タンクとから構成されている。
【0004】
ところで、近年では、ポータブルトイレの室内における調和やデザイン性が重要視される傾向にある。そのため、ポータブルトイレを家具調に仕上げたり、若しくはポータブルトイレの各装置、各装備が外部から見え難くなるように、各装置、各装備をポータブルトイレ本体部の領域内に収納した省スペース型のポータブルトイレが提案されている。
【0005】
しかしながら、例えば特許文献1〜4に示されているように、給水タンクを洗浄装置や背もたれの後方などトイレ本体部の外部へ配置すると、給水タンクの取付け取外しの容易性、タンクへの洗浄水の補給のし易さは向上するが、給水タンクが邪魔となって、ポータブルトイレを壁へ隙間なく配置することができなくなるという問題を生じる。また、外観上も給水タンクが露出するため、ポータブルトイレのデザイン性も大きく損なってしまうという問題があった。
【0006】
そのため、例えば特許文献1の図1および特許文献5に示されているように、給水タンクを洗浄装置の下方に配置した洗浄装置付きの椅子型ポータブルトイレも提案されている。しかしながら、このタイプのポータブルトイレでは、給水タンクを収納するためのスペースを洗浄装置の下部に設けなければならないために洗浄装置をポータブルトイレの比較的上方に配置しなければならず、トイレの座面の位置が高くなるなど設計上の制約を生じていた。
【0007】
そこで、洗浄装置の下方に配置する給水タンクを、比較的平面方向に扁平した薄型の形状とすることにより、ポータブルトイレにおける洗浄装置の配置を上方にすることなく、給水タンクを洗浄装置の下方に配置することが考えられる。しかしながら、給水タンクを比較的薄型の形状とし、洗浄装置の下方に配置可能とするためには、以下に述べる問題を解決しなければならなかった。
【0008】
すなわち、給水タンクを洗浄装置の下方に配置すると、給水タンクへ洗浄水を補給する際、給水タンク本体の奥側下部に手を回すなどして、一旦給水タンクを取り出さなければならない。そのため、使用者にとって、低い位置からの給水タンクの出し入れには足腰に負担が掛かり、不便であった。また、給水タンクを取り出すことなく直接洗浄水を給水タンクへ補給する場合であっても、使用者は腰をかがめて補給しなければならず、足腰に負担が掛かるという問題があった。
【0009】
さらに、給水タンクを平面方向に扁平した薄型の形状とすると、底面の面積が大きくなるため、洗浄水が十分に残っている場合でも液面レベルが低下して、洗浄装置のポンプで洗浄水を吸引することができなくという問題を生じる。また、このような形状の給水タンクでは、タンク内での洗浄水の幅方向への急激な振幅移動や偏りを生じ易く、そのため、タンクを吊上げ又は持ち上げた時、若しくはタンクを吊上げ又は持ち上げた状態で洗浄水を補給する時などに給水タンクの振れや異常な傾きを生じて、タンクのバランスが極めて不安定となるという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002−282164号公報
【特許文献2】特開2006−122664号公報
【特許文献3】特開2006−87724号公報
【特許文献4】特開2008−73094号公報
【特許文献5】特開2002−78641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
そこで、本発明は、洗浄装置を備えたポータブルトイレにおいて、洗浄装置の取り付け位置を上方にすることなく、洗浄装置の下方への給水タンクの配置を可能とするため、給水タンクを洗浄装置の下方に配置することにより生じる給水タンクの取り扱いの不便性や、給水タンクを薄型形状とすることにより生じる給水タンクのバランスの不安定性を解消した、比較的平面方向に扁平した薄型のポータブルトイレ用給水タンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者等は、洗浄装置を備えたポータブルトイレにおいて、洗浄装置の下方へ配置するために薄型形状とした給水タンクの形状や構造などについて鋭意検討を重ねた結果、給水タンクの把手や給水口の取り付け位置を給水タンクの後面壁又はその後方のオフセットした位置へ移動し、或いは給水タンクの先端部をテーパ形状とし、またはタンク内部には仕切り壁を設けるなどして上述の問題を解決した。
【0013】
すなわち、本発明によれば、汚物入れバケツと、人体局部を水で洗浄するための洗浄装置とを備えたポータブルトイレにおいて、前記洗浄装置へ洗浄水を供給するために、前記汚物入れバケツの後方であって且つ前記洗浄装置の下方の空間の中に配置される薄型のポータブルトイレ用給水タンクであって、前記給水タンクは、少なくとも上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含むタンク本体部と、前記タンク本体部の後面壁に設けられた把手と、そして前記タンク本体部から延びた給水口であって、前記給水口の開口面は前記タンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ前記開口面の中心は前記タンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置されている前記給水口とを備えたポータブルトイレ用給水タンクが提供される。
【0014】
ここで、ポータブルトイレの前方又は前側とは、使用者が便座又は座部へ着座した時、使用者のお腹が向く方向を意味する。したがって、ポータブルトイレの後方又は後ろ側とは、使用者が便座又は座部へ着座した時、使用者の背中が向く方向を意味する。
【0015】
本発明の給水タンクが使用されるポータブルトイレは、主として、椅子形状をしたトイレ本体部と、汚物入れバケツと、便座と、便座に対し開閉可能にトイレ本体部へ直接的又は間接的に取付けられている座部と、洗浄装置と、そして洗浄装置へ洗浄水を供給するための給水タンクとから構成される。そして、本発明の給水タンクは、ポータブルトイレの汚物入れバケツの後方であって且つ洗浄装置の下方の空間の中に配置される。
【0016】
また、本発明のポータブルトイレで使用される給水タンクは、洗浄装置の取り付け位置を上方にすることなく、洗浄装置の下方への給水タンクの配置を可能とするため、少なくとも上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含むタンク本体部と、該タンク本体部の後面壁に設けられた把手と、そして該タンク本体部から延びた給水口であって、該給水口の開口面はタンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ該開口面の中心はタンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置されている前記給水口とから構成される。
【0017】
タンク本体部は、一般に上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含む6面体からなるが、特に壁面の数や形状に制限はなく、それよりも壁面が多い多面体であっても、それよりも壁面が少ない球面を含む多面体又は球面体であってもよい。ただし、給水タンクは、汚物入れバケツの後方であって且つ洗浄装置の下方という限られた空間の中に配置しなければならないので、本発明の場合、該空間を有効利用するためには、少なくとも上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含んでいることが好ましい。
【0018】
さらに、側面視において、上述のタンク本体部の上面壁と下面壁との間の平均高さ:Hを、前面壁と後面壁との間の平均長さ:Lより小さくすると、給水タンクはより平面方向に扁平した薄型の形状となるので、その上方に配置される洗浄装置の配置高さを下げることができ有利である。
【0019】
また、正面視において、上述のタンク本体部の左面壁と右面壁との間の平均幅をWとする時、平均高さ:Hと平均長さ:Lと平均幅:Wとの関係を、H<L<Wとなるようにすると、給水タンクは平面方向に扁平しており且つ前後長より幅方向へ広がった薄型の形状となるので、その上方に配置される洗浄装置の配置高さを下げることができると共に、汚物入れバケツをポータブルトイレの後方領域まで拡大でき、ポータブルトイレの利便性及びデザイン性がより向上する。
【0020】
このように、本発明の給水タンクは、少なくともタンクの高さを抑制した平面方向に扁平した薄型の形状を有していることが望ましい。しかしながら、タンクをこのような形状とすると下面の面積が大きくなるため、洗浄水が十分に残っている場合でも液面レベルが低下して、洗浄装置のポンプで洗浄水を吸引することができなくなる。そこで、本発明の給水タンクでは、タンク内の洗浄水を殆んど残すことなく吸引できるように、タンク本体部の下面壁の内面側に、洗浄装置のポンプと接続されたホースの吸引口をセットし且つ少量となった洗浄水を集合させて局所的に液面レベルを増加させるための凹部を設けている。
【0021】
また、本発明の給水タンクは、把手及び給水口を備えている。把手は、タンク本体部の後面壁に設けられている。また、給水口は、タンク本体部から延びており、給水口の開口面がタンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ給水口の開口面の中心がタンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置される。すなわち、給水口は、タンク本体部の上面壁及び前記後面壁により形成される角部近傍に配置される。
【0022】
さらにタンク本体部は、上述の給水口と同様にタンク本体部から延びた上面壁及び後面壁により形成される角部近傍から延びた予備給水口であって、予備給水口の開口面はタンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ開口面の中心はタンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置されている予備給水口を備えていてもよい。
【0023】
把手をタンク本体部の後面壁に設けると、洗浄装置の下方へ潜り込んだ給水タンクであっても、把手をヒトの手で把持することにより、把手から手を離すことなく一回の操作で給水タンクをトイレ本体部の収納空間から取り出すことできる。また、把手は、タンク本体部の後面壁に設けられていれば特にその位置に制限はないが、後面壁の上方側に設けられていると、給水タンクを取り出す時、補給者が腰をかがめなければならない程度を軽減することができるので便利である。
【0024】
給水口も、また上述のように配置すると、給水タンクをポータブルトイレから取り出すことなく直接洗浄水を給水タンクへ補給する時、補給者が腰をかがめなければならない程度を軽減することができるので便利である。また、給水タンクをポータブルトイレから取り出して洗浄水を補給する場合であっても、把手を支持することによって給水タンクを吊上げた時、給水口が上向きとなるので洗浄水の補給のために都合がよい。
【0025】
さらに、タンク本体部へ予備給水口を設けた場合は、上述の給水口と同様の効果が得られると共に、給水口又は予備給水口のいずれか1つを外部から洗浄水を補給するための給水口として使用することができ、他方の予備給水口又は給水口を洗浄装置へ洗浄水を供給するためにホースを受け入れる給水口として使用することができるので、ポータブルトイレから取り出すことなく洗浄水を補給する時、ホースを取り外す必要がなくなり便利である。
【0026】
また、給水タンクの給水口、または給水口と予備給水口の開口面は、タンク本体部を、把手を支持することによって吊上げた時、略水平となるように配置すると、補給時の給水口、予備給水口からの液零れを少なくすることができるので好ましい。
【0027】
さらに、給水口、または給水口と予備給水口は、鉛直方向から後方へ向けて傾斜している案内路を含んでいてもよい。この場合、案内路は、例えば筒状の通路であってもよく、又はその一部が給水タンクの壁面の一部を形成するような溝状の通路であってもよい。
【0028】
このように給水口、または給水口と予備給水口に案内路を設けると、給水口、予備給水口をタンク本体部からより上方へ及び/又はより後方へ配置することができるので、上述したような、給水タンクを洗浄装置の下方の空間の中に配置することにより生じる取り扱いの不便性を殆んど解消することができる。また、洗浄水も、案内路を介してスムーズに補給することができるので、補給時の給水口、予備給水口からの洗浄水の飛散をさらに少なくすることができる。
【0029】
さらに、給水タンクは、案内路の形状が筒状であっても溝状であっても、タンク本体部を把手を支持することによって吊上げた時、案内路の中心軸が略鉛直となるように配置することで、補給時、洗浄水を案内路を介してより一層スムーズに補給することができるようになる。
【0030】
本発明では、給水口、または給水口と予備給水口に着脱可能なキャップを設け、給水口、若しくは給水口又は予備給水口の少なくともいずれか一方には、洗浄装置へ洗浄水を供給するためのホースを接続する又は通過させることができる接続口を設けることが好ましい。
【0031】
キャップに接続口を設けると、給水タンクに、洗浄装置へ洗浄水を供給するホースを接続するための専用のポートを設ける必要がなくなると共に、キャップと一体となったホースの給水タンクへの着脱、またはキャップを取り外すことなく、キャップを利用したホースの固定又はホースの取り外しが容易に行えるようになる。特に、給水タンクをポータブルトイレから取り出して持ち運びする時は、ホースをキャップの接続口から容易に引き抜くことができ、さらにホースが取り外された後の接続口も給水口、予備給水口の開口面積より小さくなるので、接続口からの液零れが抑制される。
【0032】
給水タンクの前面壁は、平面視において、タンク本体部の後端から先端へ向けて先細りした形状を有していることが好ましい。
【0033】
給水タンクの先端部分を尖った形状にすると、給水タンクを吊上げた状態で洗浄水を補給する時、補給初期の洗浄水はタンク本体部の先端部分の中心付近に集まり、そして中心付近から徐々に左右側面壁へ広がるように溜まる。このため、洗浄水を補給中、洗浄水がタンクの中で偏ることによって生じるタンクの振れや異常な傾きが抑えられ、タンクの把手を片手で支持する際のタンクの安定性が大幅に向上する。
【0034】
また、補給中の洗浄水のタンクの中での偏りをより一層抑制し、タンクの振れや異常な傾きをより軽減するためには、タンク本体部へ、タンク本体部内部空間の先端領域及び後端領域を除き、タンク本体部内部空間を幅方向に二分割する仕切り壁を設けることが好ましい。
【0035】
この場合、補給中の洗浄水は、仕切り壁によってタンク本体内部を幅方向へ移動するのが邪魔をされるので、洗浄水がタンクの中で幅方向へ移動することよって生じるタンクの振れや異常な傾きがより一層効果的に抑えられ、タンクのバランスが保たれる。なお、このタイプの給水タンクでは、タンクのバランスを保つために、仕切り壁によって二分割された両空間内に溜まる各洗浄水の液面高さを均等に保たなければならないので、一部において洗浄水が幅方向に移動できるよう、タンク本体部内部空間の先端領域及び後端領域には仕切り壁が配置されていない。
【0036】
なお、本発明において、給水タンクを、把手から手を離すことなく一回の操作でスムーズにトイレ本体部の収納空間から取り出し、又は該収納空間へ収納できようにするためには、給水タンクをトイレ本体部によって直接的に又は間接的にスライド可能に支持することが好ましい。
【0037】
本発明の給水タンクは、背もたれを有する椅子形状をしたトイレ本体部と、便座と、該便座を覆う座部であって、該座部は便座に対し開閉可能にトイレ本体部へ直接的又は間接的に取付けられている座部とをさらに備えているポータブルトイレに適用することができる。
【0038】
このタイプのポータブルトイレでは、本発明の給水タンクを汚物入れバケツの後方であって且つ洗浄装置の下方の空間の中に配置することにより、洗浄装置を背もたれからできるだけ下方の離れた位置に配置することができる。そのため、ポータブルトイレは、背もたれと洗浄装置との間に、二つ折りにした座部が通過できる開口部を形成することができ、その結果、座部は、二つ折りの状態で、背もたれと洗浄装置との間に形成された開口部を通して、背もたれの下方又はその後方へ回動させることが可能となる。
【0039】
その結果、上述のポータブルトイレでは、座部がトイレ本体部へ開閉可能に連結されているにもかかわらず、使用者は、椅子として使用する時もトイレとして使用する時も、トイレの座部をトイレ本体部から取り外すことなく、トイレ本体部の背もたれを直接利用することができる。
【0040】
なお、上述のポータブルトイレでは、座部は使用者が腰を掛ける座面を有し、そして便座を覆うものであればよい。したがって、座部は汚物入れバケツの蓋部を兼ねていてもよく、またはバケツの蓋部は別に設け、蓋部とは別体のものとして構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0041】
本発明によれば、洗浄装置を備えたポータブルトイレにおいて、洗浄装置の取り付け位置を上方にすることなく、洗浄装置の下方への給水タンクの配置を可能とし、且つ給水タンクを洗浄装置の下方に配置することにより生じる給水タンクの取り扱いの不便性や、給水タンクを薄型形状とすることにより生じる給水タンクのバランスが不安定性を解消した、比較的平面方向に扁平した薄型のポータブルトイレ用給水タンクが提供される。
【0042】
このため、本発明の給水タンクは、把手から手を離すことなく一回の操作でトイレ本体部の収納空間から取り出すことができる。その結果、本発明によれば、給水タンクを出し入れする時、または給水タンクを取り出すことなく直接給水タンクに洗浄水を補給する時に、補給者がそれらの目的を達成するために腰をかがめなければならない程度が軽減される。
【0043】
また、本発明の給水タンクをトイレ本体部へ開閉可能に連結された座部(又は蓋部)を備えた、特定の洗浄装置付きのポータブルトイレに適用すると、使用者は、椅子として使用する時もトイレとして使用する時も、トイレの座部(又は蓋部)をトイレ本体部から取り外すことなく、トイレ本体部の背もたれを利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の給水タンクが適用されるポータブルトイレを前方から見た概略図である。
【図2】本発明の給水タンクが適用されるポータブルトイレを後方から見た概略図である。
【図3】本発明の給水タンクが適用される座部閉時のポータブルトイレを側方から見た断面図である。
【図4】本発明の給水タンクが適用される座部及び便座開時のポータブルトイレを側方から見た断面図である。
【図5】本発明の給水タンクの後方から見た概略図である。
【図6A】図5に示されている給水タンクの平面図である。
【図6B】図5に示されている給水タンクの側面図である。
【図6C】図5に示されている給水タンクの正面図である。
【図7】本発明の給水タンクを吊上げた状態を示す側面図である。
【図8】他の実施例の給水タンクの前方から見た概略図である。
【図9】図5に示されている給水タンクの底面図である。
【図10】図9に示されている給水タンクのX−X断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、本発明の一実施形態に係る給水タンクについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
【実施例】
【0046】
図1〜4を用いて、本発明の一実施形態に係る給水タンクが使用されるポータブルトイレの主な構成を説明する。図1及び2には、前方及び後方から見た給水タンクがセットされているポータブルトイレの概要が示されており、図3及び4は、本実施例の給水タンクがセットされているポータブルトイレの座部を閉じた時の状態及び座部を開けた時の状態の側面断面図を示している。
【0047】
図1〜4に示されているように、本実施例の給水タンク7が使用されるポータブルトイレ1は、主として、背もたれ21を有する椅子形状をしたトイレ本体部2と、汚物入れバケツ3と、便座4と、便座4を覆う二つ折り可能な座部5であって、便座4に対し開閉可能にトイレ本体部2へ直接的又は間接的に取付けられている座部5と、洗浄装置6と、そして洗浄装置6へ洗浄水を供給するための給水タンク7とから構成されている。
【0048】
ここで、ポータブルトイレ1の前方又は前側とは、使用者が便座4又は座部5へ着座した時、使用者のお腹が向く方向を意味する。したがって、ポータブルトイレ1の後方又は後ろ側とは、使用者が便座4又は座部5へ着座した時、使用者の背中が向く方向を意味する。
【0049】
一方、本実施例の給水タンク7は、図2〜4に示されているように、横型で水平方向に扁平した比較的薄型の形状をしており、ポータブルトイレ1の汚物入れバケツ3の後方であって且つ洗浄装置6の下方に配置されている。このため、洗浄装置6は、背もたれ21から下方に離れた低位置に配置することができ、背もたれ21との間に大きな開口部22が形成される。
【0050】
本実施例の給水タンク7が使用されるポータブルトイレ1では上述のような構成を採用することにより、トイレを使用しない時、座部5を便座4の上に倒すことにより、トイレ本体部2の背もたれ21を利用した椅子として使用することができる(図3参照)。一方、トイレを使用する時は、座部5を二つ折りに畳んで背もたれ21と洗浄装置6との間に形成された開口部22を通し、そして背もたれ21の下方の邪魔とならない位置まで回動させることができる(図4参照)。その結果、本実施例の給水タンク7が使用されるポータブルトイレ1では、座部5がトイレ本体部2へ開閉可能に連結されているにもかかわらず、使用者は、トイレとして使用する時も座部5をトイレ本体部2から取り外すことなく、トイレ本体部の背もたれ21をそのままの位置で直接利用することができる。なお、図4には、汚物入れバケツ3を交換等するために、座部5が二つ折りに畳まれており且つ便座4も上方へ跳ね上げられた状態が示されている。
【0051】
次に、図5〜10を用いて、本発明の一実施形態に係るポータブルトイレ1の洗浄装置用給水タンク7の構成について詳しく説明する。
【0052】
図5は、給水タンク7の概要を示しており、図6A〜6Cは、給水タンク7の平面、側面、正面を示している。図5及び6Bを見て理解されるように、本実施例の給水タンク7は、ポータブルトイレ1の汚物入れバケツ3の後方であって且つ洗浄装置6の下方という限られた空間の中に配置しなければならないので(図3,4参照)、全体としては、横型で水平方向に扁平した比較的薄型の特殊な形状をしている。また、本実施例では、給水タンク7を洗浄装置6の下方の空間の中に配置したことにより生じる給水タンク7の取り扱いの不便さや、給水タンク7を薄型形状としたことによる給水タンク7のバランスの不安定さなどを解消しなければならないので、給水タンク7の形状および給水タンク7とトイレ本体部2との取付け構造などにおいて様々な工夫が施されている。
【0053】
具体的には、図5〜6Cに示されているように、本実施例で使用される給水タンク7は、上面壁710、下面壁711、左側面壁712、右側面壁713、前面壁714及び後面壁715を含むタンク本体部71と、タンク本体部71の後面壁715に設けられた把手72と、そしてタンク本体部から延びた給水口及び予備給水口73とから構成されている。また、給水口及び予備給水口73は鏡面対称の同一形状を有しており、その開口面74はタンク本体部71の上面壁710より上方に位置し、且つ開口面74の中心がタンク本体部71の後面壁715より後方に位置するように配置されている。
【0054】
さらに、本実施例の給水タンク7は、6Bに示されているように、側面視において、タンク本体部71の上面壁710と下面壁711との間の平均高さ:Hが、前面壁714と後面壁715との間の平均長さ:Lより小さいので、全体として平面方向に扁平した薄型の形状となっている。そのため、給水タンク7の上方に配置される洗浄装置6の配置高さを低く抑えることができ、それとは逆に、洗浄装置6と背もたれ21との間隔を広くすることができる(図3,4参照)。
【0055】
また、本実施例の給水タンク7は、6Cに示されているように、正面視において、タンク本体部71の左面壁712と右面壁713との間の平均幅をWとする時、平均高さ:Hと平均長さ:Lと平均幅:Wとの関係を、H<L<Wとなるようにすると、給水タンク7は平面方向に扁平しており且つ前後長より幅方向へ広がった薄型の形状となるので、その上方に配置される洗浄装置6の配置高さを下げることができると共に、汚物入れバケツ3をポータブルトイレ1の後方領域まで拡大でき、ポータブルトイレ1の利便性及びデザイン性をより向上させることができる(図3,4参照)。
【0056】
図9には、図5に示されている給水タンク7を底側から見た底面図が示されており、図10には、図9に示されている給水タンク7をX−X断面で切り取った断面図が示されている。図9,10に示されているように、本実施例の給水タンク7には、洗浄装置6のポンプに接続したホース61(図2)によってタンク内の洗浄水を吸引するため、タンク本体部71の下面壁711の内面側に、ホース61の吸引口をセットし且つ洗浄水を局所的に集合させて貯留させるための凹部75が設けられている。凹部75は、タンク内で少量となった洗浄水を集め、そして2箇所設けられた給水口及び予備給水口73の略真下の位置から洗浄水を容易に吸引できるよう、タンク本体部71の下面壁711の略コーナー部分に沿って溝状に連結されている(図9参照)。
【0057】
その理由は、一般に給水タンクを平面方向に扁平した薄型の形状とすると、タンクの下面の面積が大きくなるため、洗浄水が十分に残っている場合でも液面レベルが低下して、洗浄装置のポンプで洗浄水を吸引することができなくなる。しかしながら、本実施例の給水タンク7のようにタンク本体部71の下面壁711に凹部75を設けると、少量となった洗浄水は凹部75へ集合し局所的に液面レベルを増加させるので、該凹部75からタンク内の洗浄水を殆んど残すことなく吸引することができるようになるからである。
【0058】
給水タンク7は、把手72及び給水口及び予備給水口73を備えている(図5参照)。図6A,6Bに示されているように、把手72は、タンク本体部71の後面壁715に設けられている。また、給水口及び予備給水口73は、タンク本体部71から延びており、給水口及び予備給水口73の開口面74がタンク本体部71の上面壁710より上方に位置し、且つ給水口及び予備給水口73の開口面74の中心がタンク本体部71の後面壁715より後方に位置するように配置されている。すなわち、給水口及び予備給水口73は鏡面対称の同一形状を有しており、タンク本体部71の上面壁710及び後面壁715により形成される角部近傍に配置されている。
【0059】
把手72をタンク本体部71の後面壁715に設けると、洗浄装置6の下方へ潜り込んだ平面方向に扁平した給水タンク7であっても、把手72をヒトの手で把持することにより、把手72から手を離すことなく一回の操作で、給水タンク7をトイレ本体部2の収納空間から容易に取り出すことができるようになる。また、本実施例では、把手72をタンク本体部71の後面壁715の上方側に設けているので、給水タンク7を取り出す時、補給者が腰をかがめなければならない程度を軽減することができるので便利である。
【0060】
一方、上述したような給水口又は予備給水口73の配置も、また給水タンク7をポータブルトイレ1から取り出すことなく直接洗浄水を給水タンク7へ補給する時、補給者が腰をかがめなければならない程度を軽減することができるので便利である。また、給水タンク7をポータブルトイレ1から取り出して洗浄水を補給する場合であっても、把手72を支持することによって給水タンク7を吊上げた時、給水口及び予備給水口73が上向きとなるので洗浄水の補給のために都合がよい(図7参照)。
【0061】
さらに、本実施例では、タンク本体部71へ予備給水口73を設けているので、給水口又は予備給水口73のいずれか1つは外部から洗浄水を補給するための給水口として使用することができ、他方の予備給水口又は給水口73は洗浄装置6へ洗浄水を供給するためにホース61を受け入れる給水口として使用することができる。このため、本実施例の給水タンク7は、ポータブルトイレから取り出すことなく洗浄水を補給する時、ホースを取り外す必要がなくなり便利である。
【0062】
図7を参照して理解されるように、本実施例の給水タンク7の給水口及び予備給水口73の開口面74は、タンク本体部71を、把手を支持することによって吊上げた時、略水平となるように配置されている。このため、本実施例の給水タンク7では、洗浄水補給時の給水口及び予備給水口73からの液零れを少なくすることができる。
【0063】
また、給水口及び予備給水口73は、開口面74近傍は筒状の通路から形成されており、その下部は給水タンク7の後面壁715の一部を形成する溝状の通路から形成されている、鉛直方向から後方へ向けて傾斜している案内路76を含んでいる(図5参照)。
【0064】
このため、本実施例の給水タンク7では、給水口及び予備給水口73がタンク本体部71からより上方へ及びより後方へ配置されているので、上述したような、給水タンク7を洗浄装置6の下方の空間の中に配置することにより生じる取り扱いの不便性を殆んど解消することができる。また、洗浄水も、案内路76を介してスムーズに補給することができるので、補給時の給水口及び予備給水口からの洗浄水の飛散をさらに少なくすることができる。
【0065】
さらに、本実施例の給水タンク7では、タンク本体部71を、把手72を支持することによって吊上げた時、案内路76の中心軸77が略鉛直となるように配置されているので、補給時、洗浄水を、案内路76を介してより一層スムーズに補給することができる。
【0066】
本実施例の給水タンク7では、図2及び5に示されているように給水口及び予備給水口73に着脱可能なキャップ79が取り付けられており、予備給水口73には、洗浄装置6へ洗浄水を供給するためのホース61を通過させることができる接続口791が設けられている。
【0067】
キャップ79に接続口791を設けると、給水タンク7に、洗浄装置6へ洗浄水を供給するホース61を接続するための専用のポートを設ける必要がなくなると共に、キャップ79と一体となったホース61の給水タンク7への着脱、およびキャップ79を取り外すことなく、キャップ79を利用したホース61の固定又はホース61の取り外しが容易に行えるようになる。特に、給水タンク7をポータブルトイレ1から取り出して持ち運びする時は、ホース61をキャップ79の接続口791から容易に引き抜くことができ、さらにホース61が取り外された後の接続口791も予備給水口73の開口面積より小さくなるので、接続口791からの液零れが抑制される。
【0068】
図8には、他の実施例の給水タンク7’の前方から見た概略図が示されている。給水タンク7’の前面壁714’は、平面視において、タンク本体部71’の後端から先端へ向けて先細りした形状を有している。
【0069】
このように、本実施例の給水タンク7’は先端部分が尖った形状となっているので、給水タンク7’を吊上げた状態で洗浄水を補給する時、補給初期の洗浄水はタンク本体部71’の先端部分の中心付近に集まり、そして中心付近から徐々に左右側面壁712’,713’へ広がるように溜まる。このため、洗浄水を補給中、洗浄水がタンク7’の中で偏ることによって生じるタンク7’の振れや異常な傾きが抑えられ、タンク7’の把手72’を片手で支持する際のタンク7’の安定性が大幅に向上する。
【0070】
図8では点線部分及び図10に示されているように、給水タンク7,7’のタンク本体部71,71’は、タンク本体部内部空間の先端領域716及び後端領域717を除き、タンク本体部内部空間を幅方向に二分割する仕切り壁78が設けられている。このため、本実施例の給水タンク7,7’では、補給中の洗浄水のタンク7,7’の中での偏りがより一層抑制され、タンク7,7’の振れや異常な傾きがより軽減される。
【0071】
このように、仕切り壁78により、タンク本体部内部空間を幅方向に二分割した場合、補給中の洗浄水は、仕切り壁78によってタンク本体内部を幅方向へ移動するのが邪魔をされる。そのため、洗浄水がタンク7,7’の中で幅方向へ移動することよって生じるタンク7,7’の振れや異常な傾きがより一層効果的に抑えられ、タンク7,7’のバランスが保たれる。なお、本実施例の給水タンク7,7’では、タンク7,7’のバランスを保つために、仕切り壁78によって二分割された両空間内に溜まる各洗浄水の液面高さを均等に保たなければならないので、一部において洗浄水が幅方向に移動できるよう、タンク本体部内部空間の先端領域716及び後端領域717には仕切り壁78が配置されていない。
【0072】
なお、図示しないが、本実施例の給水タンク7,7’を、把手72,72’から手を離すことなく一回の操作でスムーズにトイレ本体部2の収納空間から取り出し、又は該収納空間へ収納できようにするためには、給水タンク7,7’をトイレ本体部2によって直接的に又は間接的にスライド可能に支持することが好ましい。
【符号の説明】
【0073】
1・・・・・ポータブルトイレ
2・・・・・トイレ本体部
21・・・・背もたれ
22・・・・開口部
3・・・・・汚物入れバケツ
4・・・・・便座
5・・・・・座部
6・・・・・洗浄装置
61・・・・ホース
7,7’・・・給水タンク
71,71’・・・・タンク本体部
710・・・上面壁
711・・・下面壁
712,712’・・・左側面壁
713,713’・・・右側面壁
714,714’・・・前面壁
715・・・後面壁
716・・・先端領域
717・・・後端領域
72、72’・・・・把手
73・・・・給水口,予備給水口
74・・・・開口面
75・・・・凹部
76・・・・案内路
77・・・・中心軸
78・・・・仕切り壁
79・・・・キャップ
791・・・接続口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚物入れバケツと、人体局部を水で洗浄するための洗浄装置とを備えたポータブルトイレにおいて、
前記洗浄装置へ洗浄水を供給するために、前記汚物入れバケツの後方であって且つ前記洗浄装置の下方の空間の中に配置される薄型のポータブルトイレ用給水タンクであって、前記給水タンクは、
少なくとも上面壁、下面壁、左側面壁、右側面壁、前面壁及び後面壁を含むタンク本体部と、
前記タンク本体部の後面壁に設けられた把手と、そして
前記タンク本体部から延びた給水口であって、前記給水口の開口面は前記タンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ前記開口面の中心は前記タンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置されている前記給水口と
を備えていることを特徴とするポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項2】
前記給水口は、鉛直方向から後方へ向けて傾斜している案内路を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項3】
前記給水口の開口面は、前記タンク本体部を、前記把手を支持することによって吊下げた時、略水平となることを特徴とする請求項1又は2に記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項4】
前記案内路は中心軸を備え、前記タンク本体部を、前記把手を支持することによって吊下げた時、前記中心軸は略鉛直となることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項5】
前記給水口はキャップを備え、該キャップは、前記洗浄装置へ洗浄水を供給するためのホースを接続又は通過させるための接続口を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項6】
前記タンク本体部は、前記タンク本体部から延びた予備給水口であって、前記予備給水口の開口面は前記タンク本体部の上面壁より上方に位置し、且つ前記開口面の中心は前記タンク本体部の後面壁より後方に位置するように配置されている前記予備給水口をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項7】
側面視において、前記タンク本体部は、前記上面壁と前記下面壁との間の平均高さ:Hが前記前面壁と前記後面壁との間の平均長さ:Lより小さいことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項8】
正面視における前記左面壁と前記右面壁との間の平均幅をWとする時、前記平均高さ:Hと前記平均長さ:Lと前記平均幅:Wとの関係は、H<L<Wであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項9】
前記前面壁は、平面視において、前記給水タンク本体部の後端から先端へ向けて先細りした形状を有していることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項10】
前記タンク本体部は、前記タンク本体部内部空間の先端領域及び後端領域を除き、前記タンク本体部内部空間を幅方向に二分割する仕切り壁を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項11】
前記タンク本体部は、前記下面壁の内面側に、ホースの吸引口をセットするために洗浄水を貯留する凹部を備えていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項12】
前記給水タンクは、背もたれを有する椅子形状をしたトイレ本体部と、便座と、前記便座を覆う座部であって、該座部は前記便座に対し開閉可能に前記トイレ本体部へ直接的又は間接的に取付けられている座部と、をさらに備えている前記ポータブルトイレであって、
前記座部は二つ折り可能であり、該座部が二つ折りの状態で、前記背もたれと前記洗浄装置の間に形成された開口部を通って前記背もたれの下方又はその後方へ回動できるように前記空間の中に配置されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。
【請求項13】
前記給水タンクは、前記把手をヒトの手で把持することにより、前記把手から手を離すことなく一回の操作で、前記給水タンクを前記トイレ本体部の前記空間から取り出すことができることを特徴とする請求項12のいずれかに記載のポータブルトイレ用給水タンク。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−96060(P2013−96060A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−236584(P2011−236584)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000000505)アロン化成株式会社 (317)
【Fターム(参考)】