説明

マーキング液体吐出付着装置

【課題】 犯罪が起きたとき、従業員や客には安全で、かつ逃走する犯人に気付かれずに、侵入した痕跡を確実に犯人に付けること。
【解決手段】 マーキング液体を内蔵するアキュームレータ形圧力容器と、アキュームレータ形圧力容器の流体給排口ヘ接続され、マーキング液体を外部へ吐出する吐出ノズルを有する電磁弁装置と、電磁弁装置の駆動を制御する制御回路装置と、電磁弁装置の駆動装置及び制御回路装置へ電力を供給するバッテリー或いは、電磁弁装置及び制御回路装置の駆動回路を通じて電磁弁装置を動作させる外部電源へ接続する接続装置と、アキュームレータ形圧力容器、電磁弁装置、制御回路装置及びバッテリーを内蔵すると共に、電磁弁装置の吐出ノズル先端に対応する位置に開口部を形成して成るケース体と、電磁弁装置及び制御回路装置の駆動回路を通じて電磁弁装置を動作させるスイッチ装置とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、犯罪発生時、犯罪者に対して、証拠としてのマーキング液体を犯罪者の衣服あるいは靴等へ向けて吐出し、付着させるマーキング液体吐出付着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、落ちにくいカラー液体カプセルボール(カラーボール)を用いる方法が知られている。これは、犯罪発生時に、カラーボールを犯人あるいは逃走に使用している車両に向かって投げつけ、ぶつかって破裂して飛び散ったカラー液体の付着を証拠とするものである。
また、特殊液と圧縮エヤーとを充填した容器からノズルを介して特殊液を噴射する消火器形式の防犯装置が知られている(例えば、引用文献1、引用文献2参照)。
【0003】
また、シリンダ内へ特殊液を充填しておき、バネでピストンを押し出して特殊液をノズルから犯罪者へ噴射する技術が知られている(例えば、引用文献3参照)。
また、人間の体温を非接触で感知し、その信号で液体噴射装置を作動させ、液体を対象の人間の衣服等へ噴射付着させる防犯システムが知られている(例えば、引用文献4参照)。
【特許文献1】特開平7−200956号公報
【特許文献2】特開2000−132757号公報
【特許文献3】特許第3134146号公報
【特許文献4】特開平3−156696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、カラーボールを用いる方法は、それなりの効果を挙げてはいるが、人間が投げつけるために確実ではなく、また犯人から反撃される危険性も有している。
また、引用文献1,2は、圧縮エヤーによって噴射あるいは直射させるので、量的にも大量である。また、襲われた側の店舗従業員など人間が操作するので、犯罪者がそれにより反撃する危険性がある。また、事後の清掃等、周囲への影響が大きいものである。
【0005】
また、引用文献3は、ばね力でピストンを押圧して液を噴射するので、構造が簡単になるメリットはあるが、一度に大量の液が噴射され、それで終ってしまうので、噴射のタイミングを外してしまうと役に立たず、確実性に欠ける。
なお、引用文献4は、大規模な店舗、ビル等において無人化状態での防犯には有効であるが、小形店舗等に配置するには大型であり、かつ価格が高く採用し難い。
【0006】
以上に説明したように、カラーボールを用いる方法、引用文献1〜3に記載された発明おいては、吐出方法についてみると、全て犯人を狙って自らが発射する行動をとらなければならないため、犯人が逆上して攻撃(刺されたり、撃たれたり)してくる可能性がある。
一方、液については、いずれも色や臭いを付着させるため、やはり犯人の反撃の危険性が高い。また量的な点で後始末が問題である。
【0007】
また、吐出位置について、いずれも衣服に発射する方法を採用しており、当然犯人に気付かれてしまい、反撃の危険性を含んでいる。
また、カラーボールを用いる方法、引用文献1〜3に記載された発明おいては、犯行後、衣服を着替えたり、洗い流したり、廃棄したりすることで犯罪を隠蔽可能であり、確実性に欠ける。
【0008】
以上のような状況から、特に、コンビニエンスストア等に強盗が侵入した場合、犯行後の犯人を捕まえるのが非常に困難である。
そこで、本発明者等は、鋭意研究の結果、コンビニエンスストア等の店舗で強盗事件等の犯罪が発生したとき、従業員や客には安全で、かつ逃走する犯人に気付かれずに、侵入した痕跡を確実に犯人に付ける技術を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
従って、本発明の目的は、上記のような犯罪が起きたとき、従業員や客には安全で、かつ逃走する犯人に気付かれずに、侵入した痕跡を確実に犯人に付けることが可能なマーキング液体吐出付着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、マーキング液体を内蔵するアキュームレータ形圧力容器と、前記アキュームレータ形圧力容器の流体給排口ヘ接続され、該アキュームレータ形圧力容器内のマーキング液体を外部へ吐出する吐出ノズルを有する電磁弁装置と、前記電磁弁装置の駆動を制御する制御回路装置と、前記電磁弁装置の駆動装置および前記制御回路装置へ電力を供給するバッテリーあるいは、前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるための外部の電源へ接続するための接続装置と、前記アキュームレータ形圧力容器、前記電磁弁装置、前記制御回路装置および前記バッテリーを内蔵すると共に、前記電磁弁装置の吐出ノズル先端に対応する位置に開口部を形成して成るケース体と、前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明は、マーキング液体を内蔵するアキュームレータ形圧力容器と、前記アキュームレータ形圧力容器の流体給排口ヘ接続され、該アキュームレータ形圧力容器内のマーキング液体を外部へ吐出する吐出ノズルを有する電磁弁装置と、前記電磁弁装置の駆動を制御する制御回路装置と、前記電磁弁装置の駆動装置および前記制御回路装置へ電力を供給するバッテリーと、前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるための外部の電源へ接続するための接続装置と、前記アキュームレータ形圧力容器、前記電磁弁装置、前記制御回路装置および前記接続装置を内蔵すると共に、前記電磁弁装置の吐出ノズル先端に対応する位置に開口部を形成して成るケース体と、前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載のマーキング液体吐出付着装置において、前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置が、前記電磁弁装置側と有線で接続されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2記載のマーキング液体吐出付着装置において、前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置が、前記電磁弁装置側と無線で接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、マーキング液体を吐出付着する装置をケース体内へ内蔵してユニット化したので、装置全体がコンパクトになり、所定の場所への設置が容易であり、電磁弁装置の吐出ノズルの先端位置を所定方向に向けて設置することで済み、従業員にも客にも目立つことがなく、設置しやすいという利点がある。
また、マーキング液体用タンクをアキュームレータ形としたので、マーキング液体を吐出する際に、マーキング液体を粒状のままに直線的に飛ばすことが可能となり、吐出液体が拡散せず、確実に目標に付着させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aを示す(請求項1,3に対応する)。
本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aは、カバー2,3から成る概略矩形状のケース体1を有する。カバー2,3は、カバー3をカバー2に被せた後、カバー2の四隅に設けたネジ穴付きの座部2aに、カバー3の四隅に設けた穴3bにネジ棒(図示せず)をねじ込むことによって一体化されるようになっている。このケース体1内には、マーキング液体Mを封入したアキュームレータ形圧力容器4と、アキュームレータ形圧力容器4の流体給排口ヘ接続され、アキュームレータ形圧力容器4内のマーキング液体Mを外部へ吐出する吐出ノズル6を有する電磁弁装置5と、電磁弁装置5の駆動を制御する制御回路装置7と、電磁弁装置5の駆動装置および制御回路装置7へ電力を供給するバッテリー8と、この制御回路装置7を通じて電磁弁装置5を動作させるためのスイッチ装置(図示せず)とを配置している。アキュームレータ形圧力容器4と電磁弁装置5とは、ストッパー9を介してケース体1に位置決めされている。電磁弁装置5の吐出ノズル6先端がケース3の一面に形成した穴3aを介して外部へ向けて配置されている。
【0015】
アキュームレータ形圧力容器4は、マーキング液体Mを封入した袋4aと、袋4aに連なる中空の連結部4b内に装着した弁4cおよび弁4cを常時閉弁方向に付勢するばね4dとを有する弁機構4eと、袋4aおよび弁機構4eとを内蔵すると共に袋4aを加圧する圧縮空気4gを充填する容器本体4fとで構成されている。従って、袋4aは、圧縮空気4gによって囲繞され、常に内方へ圧力が加わった状態、すなわち、風船が外から押されている状態に保持されている。
【0016】
ここで、マーキング液体Mは、人にはわからない匂いと、ブラックライトなどで反応する発光剤である。匂いは警察犬が追跡でいるものであり、発光剤は警察官が追跡できるものとする。
電磁弁装置5は、図2および図3に示すように、弁本体10と、その側面へ取り付けたソレノイド11と、ソケット12とを有する。弁本体10の下面にはねじ穴10bが形成され、その底側は側面に形成されている弁室10cへ開口しており、弁室10cの中央に接続口10aが貫通形成されいる。弁本体10の接続口10aには、細いパイプから成るマーキング液体Mを直線上に細く吐出するため吐出ノズル6が圧入されている。弁本体10の接続口10aの開口端とソレノイド11のプランジャ(可動鉄心)11a先端との間で2方弁を構成している。ソレノイド11は、図3に示すように、ばね11bによって常に接続口10a側へ付勢されており、通電することで、ばね11bのばね力に抗してプランジャ11aが吸引され、図4に示すように、左側へ移動すると、アキュームレータ形圧力容器4内のマーキング液体Mがソケット12から供給ポート10dから弁室10cを通って、接続口10a、吐出ノズル6先端へ供給され、そこから対象に向かってマーキング液体Mが噴射される。このように、ソレノイド11は、マーキング液体Mを吐出ノズル6へ供給したり停止させたりする動作を電磁力により作動する。弁本体10の弁室10cとソレノイド11のプランジャ11aとの間にはシールリング10eが装着されている。弁本体10のねじ穴10bには、ソケット12は、接続部12aがねじ込まれている。弁本体10とソケット12との間にはOリング等のシールリング13が装着されている。ソケット12は、アキュームレータ形圧力容器4のタンク用弁4cを押し下げる環状突起12bを接続部12aの反対側に備えている。また、ソケット12は、ストッパー9を支持するためにフランジ部12cを接続部12aの下部側に備えている。
【0017】
次に、斯くして構成された本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの作用を説明する。
図2に示すように、アキュームレータ形圧力容器4を、ソレノイド11およびソケット12を取り付けた弁本体10に装着する。この際、ソレノイド11のプランジャ11aは、図4に示すように、弁室10cの接続口10aに当接し、吐出ノズル6への流路を遮断している。マーキング液体Mは、アキュームレータ形圧力容器4から弁室10Cに連絡する通路に充満している。
【0018】
このように、電磁弁装置10を組み付けたアキュームレータ形圧力容器4を、図1に示すように、ケース体1内に配置する。ケース体1内には、制御装置7およびバッテリー8が配置されている。なお、制御装置7には、所定の箇所に設置されるスイッチ装置に連絡するコードが取り付けられている。
これらの組み込みが終えたところで、カバー2をカバー3で覆い、ねじ棒を介して両者を固定する。
【0019】
以上により、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの組立が完了する。
次に、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの使用例について説明する。
図5は、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aをカウンター20の足元に設置した例を示す。例えば、カウンター20内部の外から見えない位置に設置したスイッチ装置(図示せず)を従業員21が押すことにより、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aが作動し、吐出ノズル6からマーキング液体Mが、対象者である犯人22の足元(靴およびズボン足首付近)へ吐出される。この際、電磁弁装置5においては、プランジャ11aが図4で左側へ吸引され、弁室10cの接続口10aを開放し、アキュームレータ形圧力容器4側から連通する通路内に充満しているマーキング液体Mが吐出ノズル6から外部へ噴射する。電磁弁装置5における通電はパルス状に行われ、マーキング液体Mも間欠的に所定量ずつ吐出ノズル6から飛び出る。
【0020】
図6は、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aを入り口ドア23付近の足元に設置した例を示す。例えば、カウンター内部の外から見えない位置に設置したスイッチを従業員が押すと犯人22の足元(靴及およびズボン足首付近)へ吐出される。あるいは、スイッチを従業員が押すことにより、犯人22が犯行後ドア23から逃走しようと近づいたところを感知して本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aを作動させることもできる。この場合も、電磁弁装置5においては、プランジャ11aが図4で左側へ吸引され、弁室10cの接続口10aを開放し、アキュームレータ形圧力容器4側から連通する通路内に充満しているマーキング液体Mが吐出ノズル6から外部へ噴射する。電磁弁装置5における通電はパルス状に行われ、マーキング液体Mも間欠的に所定量ずつ吐出ノズル6から飛び出る。
【0021】
以上のように、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aは、装置をユニット化してケース1ヘ内蔵させたので、設置を容易にできると共に、ケース1を開閉可能にすることで、アキュームレータ形圧力容器4のボンベ等の交換やバッテリ8の交換が容易にできる。また、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aは、マーキング液体Mを吐出し犯人22に気付かれずに付着させることができる。
【0022】
また、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aは、床に近い場所に設置し、犯人22の足首付近にマーキング液体Mが付着できる位置にすることで、その効果をより高めることができる。
また、本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの配置場所も出入り口、カウンター前など犯人22が立ち止まる場所とすることで、確実にマーキング液体Mの付着を達成させることができる。
【0023】
しかも、マーキング液体Mは、人にはわからない匂いと、ブラックライトなどで反応する発光剤であるから、犯人22に気付かれずに付着した後は、警察犬がその匂いを追跡でき、また、発光剤は警察官が追跡できる。従って、犯人22によって洗い流したり、廃棄したりするおそれはなく、証拠として有効に利用することが可能である。
本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの取付けは1箇所および数箇所可能で、状況に応じて増減できる。
【0024】
前述したように、マーキング液体Mの吐出は犯人22に気付かれないために微少量を無音に近い状態で一定時間繰り返し電磁弁装置5の吐出ノズル6から吐出することができる。1ショットの吐出量は電磁弁装置5の開閉のスピードで調整することもできる。
マーキング液体Mの吐出は、確実に特定の距離が離れていてもしっかり標的に付着させるため、マーキング液体Mを霧状に吐出するのではなく、粒状に直線的に飛ばす。また、電磁弁装置5は1年以上動作していなくても確実に動くことが要求される。
【0025】
マーキング液体Mを直線的に飛ばすため、吐出出口には吐出ノズル6を装着し、また、マーキング液体Mのみを吐出させるために専用ボンベを使用する。専用ボンベとはボンベに充填した液体と圧縮ガスが混ざらないものである。従って、アキュームレータのような構造が好ましい。
なお、例えば、一定時間とは、犯人22が犯行して逃走するまでの時間とする。犯人22以外の人にマーキング液体Mの付着を避けるため、一定時間吐出後は自動で停止する。基本的には、犯行が行われた時に特定の動作をすることにより信号が入り作動する。本実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置Aの特定の動作とは従業員21が手動でスイッチを押すことである。
【0026】
上記実施形態では、有線でスイッチ装置に接続する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、無線式にすること可能である。この場合には、スイッチ用のリード線が必要なくなる。これによりリード線の配線処理が必要なくなり取付けが簡単になり場所を選ばなくなる。
また、例えば自動ドアから犯人が逃走することを考えると、自動ドアのセンサと連動し自動ドアが開くタイミングでマーキング液体Mを吐出させることも可能である。これにより的確に犯人にマーキング液体Mを付着することができる。また、ATM等の無人装置に装着する場合は、振動センサ等に反応しマーキング液体Mを吐出できるようにすることで、無人でも犯人に対して液体の付着が可能となる。
【0027】
また、上記実施形態では、電源としてバッテリを搭載した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、外部の電源へ接続するための接続装置(例えば、ACアダプタなど)としても良い。この場合、整流器等を付加させることにより、容易に実施できる。また、これらバッテリーと外部電源との両方へ接続可能にさせることが可能であり、これにより適当な場所(位置)へ設置ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態に係るマーキング液体吐出付着装置を分解して示す斜視図である。
【図2】図1のマーキング液体吐出付着装置における電磁弁部の斜視図である。
【図3】図1のマーキング液体吐出付着装置の作動状態を示す主要部の断面図である。
【図4】図1のマーキング液体吐出付着装置の不作動状態を示す主要部の断面図である。
【図5】図1のマーキング液体吐出付着装置の設置例としてカウンター下へ設置した状態を示す説明図である。
【図6】図1のマーキング液体吐出付着装置の入り口ドア付近へ設置下状態をす説明図である。
【符号の説明】
【0029】
1 ケース体
3a 穴
4 アキュームレータ形圧力容器
5 電磁弁装置
6 吐出ノズル
7 制御回路装置
8 バッテリー
10 弁本体
10a 接続口
10b ねじ穴
10c 弁室
11 ソレノイド
11a プランジャ
12 ソケット
A マーキング液体吐出付着装置
M マーキング液体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
マーキング液体を内蔵するアキュームレータ形圧力容器と、
前記アキュームレータ形圧力容器の流体給排口ヘ接続され、該アキュームレータ形圧力容器内のマーキング液体を外部へ吐出する吐出ノズルを有する電磁弁装置と、
前記電磁弁装置の駆動を制御する制御回路装置と、
前記電磁弁装置の駆動装置および前記制御回路装置へ電力を供給するバッテリーあるいは、前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるための外部の電源へ接続するための接続装置と、
前記アキュームレータ形圧力容器、前記電磁弁装置、前記制御回路装置および前記バッテリーを内蔵すると共に、前記電磁弁装置の吐出ノズル先端に対応する位置に開口部を形成して成るケース体と、
前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置と
を備えたことを特徴とするマーキング液体吐出付着装置。
【請求項2】
マーキング液体を内蔵するアキュームレータ形圧力容器と、
前記アキュームレータ形圧力容器の流体給排口ヘ接続され、該アキュームレータ形圧力容器内のマーキング液体を外部へ吐出する吐出ノズルを有する電磁弁装置と、
前記電磁弁装置の駆動を制御する制御回路装置と、
前記電磁弁装置の駆動装置および前記制御回路装置へ電力を供給するバッテリーと、
前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるための外部の電源へ接続するための接続装置と、
前記アキュームレータ形圧力容器、前記電磁弁装置、前記制御回路装置および前記接続装置を内蔵すると共に、前記電磁弁装置の吐出ノズル先端に対応する位置に開口部を形成して成るケース体と、
前記電磁弁装置および前記制御回路装置の駆動回路を通じて前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置と
を備えたことを特徴とするマーキング液体吐出付着装置。
【請求項3】
前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置が、前記電磁弁装置側と有線で接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマーキング液体吐出付着装置。
【請求項4】
前記電磁弁装置を動作させるためのスイッチ装置が、前記電磁弁装置側と無線で接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のマーキング液体吐出付着装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−79511(P2006−79511A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−265206(P2004−265206)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【出願人】(303061454)クロダニューマティクス株式会社 (11)
【出願人】(501048930)株式会社 ピクセン (34)
【Fターム(参考)】