説明

ライフジャケット

【課題】ライフジャケットのライフジャケット本体における前ポケット部内に収納された物品の取り出しを容易に実施できること。
【解決手段】ライフジャケット本体11を構成する後身頃12、左前身頃13及び右前身頃14に浮力体が内装されたライフジャケット10において、左前身頃13と右前身頃14の少なくとも一方の表地15に、物品30を収納可能な前ポケット部15が、その上端縁15Aを接合して起伏自在に設置されて構成されたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水難時(特に津波時、転覆時など)に装着者の安全を確保するためのライフジャケットに関する。
【背景技術】
【0002】
漁船やレジャーボートなどの船舶への乗船時、または磯釣り時などでは、落水などの水難事故に備えてライフジャケットの着用が推奨されている。ライフジャケットに内装された浮力体に生ずる浮力によって装着者を水面に浮上させ、装着者の安全を確保するためである。
【0003】
このようなライフジャケットには、特許文献1及び2に記載のように、前身頃に、物品を収納可能な前ポケット部が設けられたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−229607号公報
【特許文献2】特開2006−232196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上述の特許文献1及び2に記載のライフジャケットでは、前ポケット部が前身頃に一体に設けられているため、落水時等の水難時に前身頃と共に前ポケット部も水中に水没してしまう。このため、前ポケット部に収納された物品、例えばペットボトルなどを手探りで取り出すことしかできず、この物品を前ポケット部外へ落してしまう恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ライフジャケット本体における前ポケット部内の収納物品の取り出しを容易に実施できるライフジャケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ライフジャケット本体を構成する後身頃、左前身頃及び右前身頃に浮力体が内装されたライフジャケットにおいて、前記左前身頃と前記右前身頃の少なくとも一方の表地に、物品を収納可能な前ポケット部が、その上端縁を接合して起伏自在に設置されて構成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、左前身頃と右前身頃の少なくとも一方の表地に前ポケット部が、その上端縁を接合して起伏自在に設置されて構成されたことから、水難時には前ポケット部がその上端縁を中心にして水面に浮上するので、前ポケット部内の収納物品を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るライフジャケットの一実施形態を示す正面図。
【図2】図1のライフジャケットを示す背面図。
【図3】図1の一部を拡大し、前ポケット部の一方を持ち上げた状態を示す拡大正面図。
【図4】図2において表示シート部を垂れ下げた状態を示す背面図。
【図5】図1のライフジャケットの使用状況を示す側面図。
【図6】本発明に係るライフジャケットの他の実施形態を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のライフジャケット10は、後身頃12、左前身頃13及び右前身頃14を有してなるライフジャケット本体11に、前ポケット部15、フード16、表示シート部17、連結バンド18及び股バンド19などを有して構成される。このライフジャケット10は、水難時、特に津波時などに備えた災害用備品として好適に用いられる。
【0011】
後身頃12と左前身頃13及び右前身頃14は、上端部及び側端部が接合(縫合)されてライフジャケット本体11を構成し、左前身頃13と右前身頃14とは、ファスナ20などの止着部材により開閉自在に止着される。このように構成されるライフジャケット11は、装着者1(図5)の身体の胴部に装着され、ライフジャケット本体11の左右両側の上部に設けられた開口21に、装着者1の腕2が挿通される。
【0012】
ライフジャケット本体11を構成する後身頃12、左前身頃13及び右前身頃14は、それぞれ、例えばナイロンなどの合成樹脂製の織布で形成された表地25と裏地26(左前身頃13及び右前身頃14の裏地は図示せず)を有し、これらの表地25と裏地26との間に浮力体22が内装されている。この浮力体22は、図2に示すように、後身頃12では、上部に略四角形状の上部浮力体22Aが、下部に短冊形状の下部浮力体22Bがそれぞれ配置され、図3に示すように、左前身頃13と右前身頃14では、上部に略三角形状の上部浮力体22Cが、下部に短冊形状の下部浮力体22Dがそれぞれ配置される。
【0013】
これらの浮力体22(22A〜22D)も含め、ライフジャケット本体11は左右対称に構成されている。また、浮力体22(22A〜22D)は、後述の浮力体22Eも含めて、本実施形態ではウレタンなどの発泡性合成樹脂材にて構成されているが、空気などの気体を封入した袋体であってもよい。この浮力体22(22A〜22D)によって、ライフジャケット10を装着した装着者1は、水難時に水面A(図5)に浮上する。
【0014】
更に、左前身頃13及び右前身頃14に内装された上部浮力体22C及び下部浮力体22Dの総容積(総体積)は、後身頃12に内装された上部浮力体22A及び下部浮力体22Bの総容積(総体積)よりも大きく構成されている。これにより、ライフジャケット10を装着した装着者1が水面Aで俯せ状態にあっても、左前身頃13及び右前身頃14の上部浮力体22C及び下部浮力体22Dに生じる浮力が、後身頃12の上部浮力体22A及び下部浮力体22Bに生ずる浮力に優ることで、装着者1が水面Aを流れる間に、この装着者1を仰向け状態に反転させることが可能になる。
【0015】
また、ライフジャケット本体11の背面である後身頃12の表地25には、図2に示すように、締付バンド23の中央部分が糸27などで止着され、この締付バンド23は、後身頃12の表地25上を左右両側へ延び、図3に示すように、左前身頃13及び右前身頃14の表地25に巻き回される。この締付バンド23の一端に雄形状の係合部材(バックル24A)が、他端に雌形状の係合部材(バックル24B)がそれぞれ取り付けられている。これらのバックル24A及び24Bが係脱自在に係合されることで、ライフジャケット本体11の下部が装着者1の腹部に締め付けられて、ライフジャケット本体11が装着者1に装着される。
【0016】
更に、図1に示すように、ライフジャケット本体11の左前身頃13または右前身頃14、本実施形態では右前身頃14には、その表地25に、透明材質からなる名札入れ部28が取り付けられる。この名札入れ部28内に、装着者1の氏名などが記入された名札29が差し込まれる。
【0017】
前記前ポケット部15は、図1及び図3に示すように、左前身頃13と右前身頃14の少なくとも一方、本実施形態では両者の表地25に、その上端縁15Aが接合されて起伏自在に設置される。図3では、右前身頃14に設置された前ポケット部15が上方へ持ち上げられた起立状態を示し、左前身頃13に設置された前ポケット部15が下方へ垂れ下がった伏状態を示す。従って、ライフジャケット10を装着した装着者1が水難した際には、前ポケット部15がその上端部15Aを中心に浮き上がり、水面A(図5)に浮遊する。
【0018】
各前ポケット部15は、図1に示すように、ペットボトルなどの物品30を収納可能な収納部31、32が、例えば縫製などにより仕切られて形成されている。また、この前ポケット部15の前面33には、上端縁15A近傍にファスナ35などの止着部材が設けられ、このファスナ35により収納部31及び32が開閉される。更に、前ポケット部15の前面33には、ファスナ35の下方に、光を反射する表示用の反射シート36が貼着されている。
【0019】
また、図3に示すように、各前ポケット部15の後面34側、つまり各前ポケット部15の後面34と左前身頃13及び右前身頃14の表地25との間に、前記締付バンド23が位置づけられる。これにより、ライフジャケット本体11の下部を締付バンド23により締め付ける際に、前ポケット部15、及びこの前ポケット部15の収納部31、32内に収納された物品30が、上述の締め付けを邪魔することがない。
【0020】
前記フード16は、図1、図3及び図4に示すように、ライフジャケット本体11における後身頃12の襟部37に接合(縫合)され、ライフジャケット10を装着した装着者1の頭部3(図5)を覆う。このフード16の開口縁部に締付用紐48が挿通され、この締付用紐48の両端部に、スライド止め具49がスライド自在に配設される。スライド止め具49のスライドによりフード16の開口縁部が狭められて、フード16が装着者1の頭部3から外れないように装着される。また、フード16は、図4に示すように、その左右両側部に浮力体22Eが内装されている。この浮力体22Eに生ずる浮力が、水難時に仰向け状態になった装着者1の頭部3の荷重を支持する。また、フード16の背面に、光を反射する表示用の反射シート38が貼着されている。
【0021】
前記表示シート部17は、図1、図3及び図4に示すように、正面視コ字形状に形成される。この表示シート部17は、ライフジャケット本体11の背面側(つまり後身頃12側)に、その上端縁17Aをライフジャケット本体11の肩部39に接合(縫合)して起伏自在に配設される。図1及び図3では、表示シート部17が上方に持ち上げられた起立状態を示し、図4では、表示シート部17が下方に垂れ下がった伏状態を示す。従って、ライフジャケット10を装着した装着者1の水難時には、表示シート部17がその上縁部17Aを中心に浮き上がり、水面A(図5)に浮遊する。
【0022】
この表示シート部17は、水面Aに浮遊した状態で、その表面40が水面A上にあり、この表面40に光を反射する表示用の反射シート42が貼着される。この表示シート部17の反射シート42、前ポケット部15の反射シート36及びフード16の反射シート38は、特に夜間における水難者の捜索時に用いられる照明の光を反射して、ライフジャケット10を装着した装着者1の発見を容易にする。
【0023】
また、この表示シート部17には、図2に示すように、ペットボトルなどの物品30を収納可能な収納部43が、例えば縫製などにより仕切られて複数形成されている。表示シート部17の裏面41には、ファスナ44などの止着部材が設けられ、このファスナ44により収納部43が開閉されて物品30が出入される。
【0024】
図1に示す前記連結バンド18は、ライフジャケット10のライフジャケット本体11を、他のライフジャケットのライフジャケット本体と連結するものである。この連結バンド18は、ライフジャケット本体11における例えば左前身頃13の下端部に取り付けられた取付フック45に係止される。あるいは、連結バンド18は、ライフジャケット本体11の例えば左前身頃13に直接接合されてもよい。更に、連結バンド18は、1つのライフジャケット10に複数本連結されてもよい。この連結バンド18により複数のライフジャケット10が連結されることで、ライフジャケット10を装着した装着者1(例えば家族)の水面Aでの離散が防止される。
【0025】
前記股バンド19は、ライフジャケット本体11における後身頃12の下端部と左前身頃13、右前身頃14の下端部との間に、係脱可能なバックル46を介してループ状に一対取り付けられる。これらのループ状の股バンド19に装着者1が足4(図5)を挿通することで、ライフジャケット本体11が装着者1の身体に係止されることになり、水難時にライフジャケット10が浮き上がっても、このライフジャケット10は装着者1の身体の所定位置に保持される。
【0026】
次に、ライフジャケット10の使用状況を、図5を用いて説明する。
ライフジャケット10を装着した装着者1が落水または津波などの水難事故に遭遇したとき、ライフジャケット本体11の後身頃12、左前身頃13及び右前身頃14に内装された浮力体22に生ずる浮力によって、装着者1は水面Aに浮上する。このとき、装着者1が頭部3を後方に傾けている場合には、フード16に内装された浮力体22Eに生ずる浮力によって、装着者1の頭部3の荷重が支持される。
【0027】
上述の状態では、左前身頃13及び右前身頃14に設けられた前ポケット部15が、その上端縁15Aを中心にして浮き上がり水面Aに浮遊する。従って、ライフジャケット10の装着者1は、ファスナ35を開いて収納部31、32内の物品30(例えばペットボトル)を取り出し、水等を飲むことが可能になる。
【0028】
また、上述の状態では、ライフジャケット本体11の肩部39に設けられた表示シート部17がその上端縁17Aを中心にして浮き上がり、水面Aに浮遊する。このため、表示シート部17の表面40に貼着された反射シート42が、前ポケット部15の反射シート36及びフード16の反射シート38と共に、特に夜間における捜索時に光を反射し、ライフジャケット10の装着者1の発見を容易にする。
【0029】
また、この表示シート部17にも、ペットボトルなどの物品30が収納部43に収納されている。この物品30は、特に連結バンド18により連結された他のライフジャケット装着者により取り出されて、飲食に供される。
【0030】
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(7)を奏する。
【0031】
(1)ライフジャケット本体11における左前身頃13と右前身頃14のそれぞれの表地25に前ポケット部15が、その上端縁15Aを接合して起伏自在に設置されて構成されたことから、水難時には前ポケット部15がその上端縁15Aを中心にして水面に浮き上がる。従って、この前ポケット部15内の物品30を、例えば目視により確認しながら容易に取り出すことができる。
【0032】
(2)ライフジャケット本体11における後身頃12の表地25から左前身頃13及び右前身頃14の表地25に巻き回される締付バンド23が、前ポケット部15の後面34に位置づけられたことから、締付バンド23の締め付けによってライフジャケット11を装着者1の身体に装着する際に、前ポケット部15及びその収納物品30が邪魔にならず、上述の装着を容易に実施できる。
【0033】
(3)ライフジャケット本体11における後身頃12の襟部37に接合されたフード16に浮力体22Eが内装されたので、水難時にライフジャケット10を装着した装着者1の頭部3が、浮力体22Eに生ずる浮力によって支持される。このため、装着者1の呼吸を確保することができる。
【0034】
(4)ライフジャケット本体11には、他のライフジャケットのライフジャケット本体に連結可能な連結バンド18が設けられている。このため、この連結バンド18により、各ライフジャケット10を装着した複数の装着者1が、水面Aで離散することを防止できる。
【0035】
(5)ライフジャケット本体11の後身頃12側に表示シート部17が、その上端縁17Aをライフジャケット本体11の肩部39に接合して起伏自在に配置され、この表示シート部17の表面40に表示用の反射シート42が貼着されている。この表示シート部17の反射シート42が、前ポケット部15の反射シート36及びフード16の反射シート38と共に、特に夜間における水難者の捜索時に用いられる照明の光を反射するので、ライフジャケット10の装着者1の発見を容易化できる。
【0036】
(6)上記表示シート部17の収納部43に、ペットボトルなどの物品30が収納可能に構成されたので、前ポケット部15の収納部31、32に収納されたペットボトルなどの物品30と共に、十分な飲料水などを確保することができる。
【0037】
(7)左前身頃13及び右前身頃14に内装された上部浮力体22C及び下部浮力体22Dの総容積が、後身頃12に内装された上部浮力体22A及び下部浮力体22Bの総容積よりも大きく構成されている。このため、ライフジャケット10を装着した装着者1が例え俯せ状態で水面Aに浮上した場合でも、左前身頃13及び右前身頃14の上部浮力体22C及び下部浮力体22Dに生ずる浮力によって、装着者1を仰向け状態に反転させることができ、呼吸を確保できる。
【0038】
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。例えば、表示シート部17に浮力体を内装してもよい。
【0039】
また、表示シート部17の反射シート42、前ポケット部15の反射シート36、フード16の反射シート38に代えて、またはこれらとは別に、蓄光材料からなる発光体や、太陽電池を電源とする発光ダイオードをライフジャケット10に設置してもよい。更に、GPS(Global Positoning System)における測位情報を発信する無線通信機をライフジャケット10に装備してもよい。
【0040】
更に、図1及び図2の股バンド19に代えて、図6に示すように、ライフジャケット本体11の下端部に、装着者1の足4(共に図5)を挿通する股バンドユニット50が取り付けられてもよい。この股バンドユニット50は、係脱可能な係止手段としてのバックル51A、51Bを備えた股バンド52、53に、装着者1の臀部5(図5)に当接可能な臀部当接シート54が接合されて構成される。つまり、後身頃12の下端部に、メッシュ材からなる台形状の臀部当接シート54が接合(縫合)され、この臀部当接シート54の下端に、例えば雄形状のバックル51Aを備えた一対の股バンド52が接合(縫合)され、また、左前身頃13と右前身頃14のそれぞれの下端に、例えば雌形状のバックル51Bを備えた一対の股バンド53が接合(縫合)されて股バンドユニット50が構成される。
【0041】
この場合、ライフジャケット10の装着時に、臀部当接シート54を装着者1の臀部5に押し当てて当接し、股バンド52の雄形状のバックル51Aを股バンド53の雌形状のバックル51Bに係合させることで、股バンドユニット50を、股バンド52、53が絡むことなく容易に装着者1の足4に装着できる。また、股バンドユニット50を装着した際には、水難時にライフジャケット本体11が装着者1の身体に対して浮き上がることを一層確実に防止でき、ライフジャケット10を装着者1の身体の所定位置に安定して保持できる。
【0042】
尚、ライフジャケット本体11の後身頃12の下端部に股バンドユニット50の臀部当接シート54が取り付けられたことで、連結バンド18は、図6に示すように、左前身頃13または右前身頃14(例えば左前身頃13)の側部の係止リング47に、取付フック45等を介して係脱可能に取り付けられてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10 ライフジャケット
11 ライフジャケット本体
12 後身頃
13 左前身頃
14 右前身頃
15 前ポケット部
15A 上端縁
16 フード
17 表示シート部
17A 上端縁
18 連結バンド
22、22E 浮力体
22A、22C 上部浮力体
22B、22D 下部浮力体
23 締付バンド
25 表地
30 物品
31、32 収納部
34 後面
37 襟部
39 肩部
42 反射シート
43 収納部
50 股バンドユニット
51A、51B バックル(係止手段)
52、53 股バンド
54 臀部当接シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライフジャケット本体を構成する後身頃、左前身頃及び右前身頃に浮力体が内装されたライフジャケットにおいて、
前記左前身頃と前記右前身頃の少なくとも一方の表地に、物品を収納可能な前ポケット部が、その上端縁を接合して起伏自在に設置されて構成されたことを特徴とするライフジャケット。
【請求項2】
ライフジャケット本体における後身頃の表地から左前身頃及び右前身頃の表地に巻き回される締付バンドが、前ポケット部の後面側に位置づけられて構成されたことを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項3】
前記ライフジャケット本体の襟部に取り付けられたフードに、浮力体が内装されたことを特徴とする請求項1または2に記載のライフジャケット。
【請求項4】
前記ライフジャケット本体には、他のライフジャケットのライフジャケット本体と連結可能な連結バンドが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のライフジャケット。
【請求項5】
前記ライフジャケット本体の後身頃側には表示シート部が、その上端縁を前記ライフジャケット本体の肩部に接合して起伏自在に配設され、
前記表示シート部は、表面に表示用の反射体または発光体が設けられると共に、物品を収納可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のライフジャケット。
【請求項6】
前記ライフジャケット本体の下端部に、装着者の足を挿通する股バンドユニットが取り付けられ、
この股バンドユニットは、係脱可能な係止手段を備えた股バンドに、装着者の臀部に当接可能な臀部当接シートが接合されて構成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のライフジャケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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