ルームシューズ

【課題】シューズ本体の底部に竹の葉を包装した圧子を装着してなるルームシューズであって、ルームシューズとしての使用により、足裏面に点在する種々径穴に対し、青竹踏みと同様な刺激、鼓舞を与えて指圧効果、薬効効果を作用させる。
【解決手段】この考案のルームシューズは、絹地を以てなすシューズ本体と、シューズ本体の底部に装着された圧子とから成り、圧子は、包材を用いて適当量の竹の葉を固め包装する。

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は、身体の疲労回復に有効なルームシューズにかんする。
【０００２】
【従来の技術】
従来、足裏の壺と称する径穴に刺激、鼓舞を与えるものとして健康サンダル或いは靴の中敷が挙げられる。この健康サンダル及び靴の中敷は、足の土踏まずに対応する部分に多数の凸子を設けてなり、かかる凸子により足裏に有る径穴を刺激するものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
上記健康サンダル及び靴の中敷は、ある程度の指圧効果を得るが、非常に歩き難いという問題点がある。
【０００４】
出願人は、古くから使用される青竹踏につき考察したところ、青竹を踏むことにより、足裏に点在する種々径穴に対し適度な刺激、鼓舞を与え得、然も、青竹による漢方薬効が作用し、以て、疲労回復等の効果を得ることが判った。
【０００５】
そこで、この考案はシューズの内部に竹の葉を主材とする圧子を装着するだけの簡単な構成により、使用性に優れてルームシューズに好適し且つ青竹踏みと同様な効能を発揮する新規なルームシューズを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の手段を説明すると、この考案のルームシューズは、絹地を以てなすシューズ本体と、該シューズ本体底部に装着された圧子とから成り、該圧子は、包材を用いて適当量の竹の葉を包装し、構成したものである。
【０００７】
【作用】
上記構成のルームシューズは絹地を以てなすシューズ本体の底部に、適当量の竹の葉を包装した圧子を装着し構成したから、かかるシューズを着用するとき、圧子は足裏面を体重に応じて加圧し、足裏に点在する種々径穴に対して刺激、鼓舞を与えるのである。然も、圧子を構成した竹の葉が足裏面に対し青竹踏みと同様な薬効作用を呈し、且つ、足裏面を含むシューズ装着皮膚面に対し、竹の葉およびシューズ本体を構成したシルクによる相乗的作用効果を得る等、構成簡単に所期の目的を達成した効果を奏する。
【０００８】
【実施例】
図１はこの考案の一実施例にかかるルームシューズの斜視図、図２はルームシューズの縦断面図、図３は圧子の断面図である。
【０００９】
この考案にかかるルームシューズは絹地を以てなす任意形体のシューズ本体と、該シューズ本体１の底部に装着される圧子２とから構成する。
【００１０】
シューズ本体１は、その底部１１を使用者に足寸法に合わせると共に、上面の適所、実施例では土踏まずに対応て止め帯又は後辺開口の袋部１２を設けてあり、この袋部１２に圧子２を挿脱自在に装着するようにしてある。
【００１１】
圧子２は、シューズ本体と同様に絹地製の袋または包材２１を用いて、予め、乾燥し且つ裁断した適当量の竹の葉２２を包装し、固め保持したものである。
該圧子２の形状及び太さ、長さ、弾力等は、足裏面に体重を掛けたとき、足裏面に対して圧子２が適度な圧力で局部加圧するように設定するもので、竹の葉の量及び密度により任意に設定できる。
【００１２】
【考案の効果】
この考案は上記の如く、絹地を以てなすシューズ本体の底部に、竹の葉を包装した圧子を装着したから、かかるルームシューズを着用するとき、圧子は、着用者の足裏面を体重に応じて加圧し、足裏面に点在する種々径穴に対して弾力的に刺激、鼓舞を与えるのである。然も、圧子を構成した竹の葉が、足裏面に対し青竹踏みと同様な薬効効果を呈すと共に、足裏面に含むシューズ装着皮膚面に対し、竹の葉およびシューズ本体を構成したシルクによる相乗的効能を発揮する等、構成簡単に所期の目的を達成した効果を奏する。
【００１３】
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の一実施例にかかるルームシューズの斜視図である。
【図２】ルームシューズの縦断面図である。
【図３】圧子の縦断面図である。
【符号の説明】
１．シューズ１１．底部１２．袋部
２．圧子２１．包材２２．竹の葉

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項１】絹地を以てなすシューズ本体と、該シューズ本体の底部に装着された圧子とから成り、該圧子は、包材を用いて適当量の竹の葉を包装して成るを特徴とするルームシューズ。

【図１】