説明

ワークの梱包体

【課題】比較的大型の板状のワークであって、ガラス板のような被保護部材を含むワークを、複数枚、上下に積層して安定した姿勢で容易かつ確実に梱包できるようにする。
【解決手段】被保護部材(G)の両側の保持部材(1A、1B)の一端が収容保持される第1の梱包材(5)と、保持部材の他端が収容保持される第2の梱包材(6)と、被保護部材を保護する緩衝部材(8)とから成り、第1及び第2の梱包材にそれぞれ同様の第1及び第2の梱包材を積み上げてワークを上下間で挾持し複数段にわたって積層し、上段の第1の梱包材を成す第1と第2の保持部材(5A、5B)との間に掛け渡されて、緩衝部材が被保護部材の上面に配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用サンルーフのように十分な破損防止を図るべきサンルーフガラス板を有し、重量も20kgを超える大型のワークを十分に保護するようにしたワークの梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用サンルーフガラス板(ワーク)のみの梱包体としては、台紙上に補強部材を介してガラス板を前後に複数枚並置し、台紙の両側を折ってガラス板の側面を包んで包装し、前後に並置したガラス板の上半部側面にはスペーサを介装し、ガラス板の上端部には天井板を被せ、ガラス板の両側上半部を天井板の両側を折って被せて上半部側面を包装し、爾後、バンドで緊縛するものが知られている。これは、包装紙による物品の包装の延長上の着想である(特許文献1参照)。
【0003】
最近は、サンルーフガラス板のみの梱包ではなく、ガラス板をガイドレールに組み付けた状態のワークを梱包することが求められ、このようなワークでは、サンルーフガラス板のみの場合のように縦置きで並列させ梱包することは難しく、ガラス板を含む板状ワークの全体をガラス板の表裏面を上下にして積層しなくてはならない。また、ガラス板とガイドレールとは、車体本体に組み付ける前の輸送時においては仮止めの状態で取り付けられており、輸送の振動により、ガラス板が揺動する可能性がある。さらに、ガラス板を傷つけないようにするために、ガラス板を押えることは一般的に避けられている。
【0004】
また、姿勢が不安定で、比較的大型の板状ワークを相互に干渉することなく、複数のワークを積層し、かつワークを十分に保護できることが求められている。さらに、使用する梱包材料も少なくする要望もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−58873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のものでは、ガラス板をガイドレールに取付けた車両用サンルーフをワークとして梱包しようとする場合、包装紙による包装類似の構成であるので、実施困難であり、しかもワーク全体が大きい板状となり、姿勢も不安定で重量もあるために新しい工夫が必要となった。
【0007】
そこで、本発明は、車両用サンルーフのような大型で板状のワークを、横向きで、複数段にわたって積層し、各ワーク間の隙間をできるだけ狭くし、かつガラス板のような破損し易い部材を十分に保護し、安定した姿勢で、容易かつ確実に梱包することのできるワークの梱包体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明は、ガラス板のような破損しやすい被保護部材およびこの被保護部材の両側を保持する保持部材を有するワークを複数段に積み重ねて梱包するための梱包体において、ワークの一端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第1の梱包材と、ワークの他端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第2の梱包材と、ワークの被保護部材を保護するための緩衝部材とから成り、該第1の梱包材と該第2の梱包材とにより収容保持されたワークの上段に第1の梱包材と第2の梱包材とがそれぞれ配置されるとともに、上段両側の第1の梱包材間に掛け渡されて、緩衝部材が被保護部材の上面に配置されるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ガラス板のような破損しやすい被保護部材およびこの被保護部材の両側を保持する保持部材を有するワークを複数段に積み重ねて梱包するための梱包体において、ワークの一端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第1の梱包材と、ワークの他端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第2の梱包材と、ワークの被保護部材を保護するための緩衝部材とから成り、ワークが収容保持された該第1の梱包材と該第2の梱包材との上段に第1の梱包材と第2の梱包材とがそれぞれ配置されるとともに、上段の両側の第1の梱包材と第2の梱包材との間に掛け渡されて、被保護部材の上面に緩衝部材が配置される。
これにより、ワークが上下で相互に干渉することによる被保護部材の破損を防ぐことができる。また、緩衝部材が梱包(収容保持)された1つの上段の梱包材に設置されるので、ワーク間の隙間を少なくしても、狭いスペースに多くのワークを段積みして梱包できる。
好ましくは、緩衝部材は、被保護部材(ガラス板)の上面の一部に掛け渡されるように配置される。これにより、緩衝部材は、ガラス板の全面を覆う必要がないので、作業効率が上がり、緩衝部材のコストも低減される。
第1の梱包材の上下の連結および第2の梱包材の上下の連結を凹凸嵌合により図ることが好ましい。これにより、ワークを段積みして梱包するときに安定しており、作業上安全である。
さらに好ましくは、上記第1の梱包材および第2の梱包材がそれぞれ複数の収容保持部材から構成されている。これにより、各梱包材は小さなものとなり、段積み作業の効率が上がるとともに、コストも削減できる。
望ましくは、上記第1の梱包材および第2の梱包材には、上記緩衝部材を設置するための係止凹部が形成されている。さらに望ましくは、上記係止凹部は、上記第1の梱包材と第2の梱包材とが向い合う面を内側面として、内側面が外側面に向かって幅狭になるように形成されている。これにより、緩衝部材は、第1の梱包材および第2の梱包材に固定され、容易に外れるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】平面略図。
【図2】正面略図。
【図3】第1収容保持部材の平面図。
【図4】第1収容保持部材の側面図。
【図5】第1収容保持部材の底面図。
【図6】第3収容保持部材の平面図。
【図7】第3収容保持部材の底面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照にして説明する。
【0012】
図1及び図2に示す実施形態は、ワーク1として車両用サンルーフのガラス板G(被保護部材)とこのガラス板Gがスライドするレール1A、1B(保持部材)とを備え、レール1A、1B間にさし渡された補強材1C、1Cも有するとともに、レール1A、1Bの一端は、連結部材1Dが掛け渡されたものであり、比較的大型の板状のものを、横向きで梱包した状態を示す。本実施形態は、このようなガラス板Gを含み、このガラス板Gの両側に設けられ、このガラス板Gの両側よりも長いレール1A、1Bを有するワーク1をガラス板Gが破損しないように、かつワーク1を、横向きで、複数段積層して梱包するための梱包体である。図1の平面略図と図2の正面略図とでは、フォークリフトのフォークなどが差し込まれて移動するパレット2上に位置決め載置される下段受け枠3と、この下段受け枠3上に取付けられる上段受け枠4とがセッティングされ、これらの枠3、4で囲まれた空間に、図示しない段ボール箱に収容され、本発明に係る梱包体で梱包された複数のワーク1が収められるようになっている。
【0013】
図1では、ガラス板Gが取付けられた両側のレール1A、1Bの一方が収容保持される第1収容保持部材5A及び第2収容保持部材5Bと、レール1A、1Bの他方が収容保持される第3収容保持部材6A及び第4収容保持部材6Bとで、1つのワーク1を挾持している。各収容保持部材5A、5B、6A、6Bは、それぞれ所要の緩衝性と機械的強度を備えることを条件に任意の材料で作ることができる。好ましくは、成形性および軽量性の観点から発泡樹脂成形品であり、より好ましくは、熱可塑性樹脂の型内発泡成形品である。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが好ましい。発泡体の倍率は、包装しようとする部品の重量や形状等を勘案して適宜設定すればよいが、緩衝性がよく、軽量で経済的である点から、好ましくは30〜50倍程度(0.033g/L〜0.025g/L)程度である。非発泡樹脂を用いた真空成形や射出成形によって作ることもできる。
さらに、ワーク1のガラス板Gの上面に、緩衝部材8が第1収容保持部材5Aと第2収容保持部材5Bとの間を掛け渡して設置されている。緩衝部材8は、ガラス板Gの上面に接触した状態となっている。この緩衝部材8は、合成樹脂発泡シート、不織布、繊維シート、ゴム等、荷重を受けても破壊しにくく、緩衝性があればよい。好ましくは、35倍程度のポリエチレン発泡シートを用いる。
【0014】
図2では、ワーク1を6台平積みした状態を示した。第1収容保持部材5Aと5A同士、第2収容保持部材5Bと5B同士、第3収容保持部材6Aと6A同士、第4収容保持部材6Bと6B同士とがそれぞれ上下に段積みされて連結されている。ワーク1のレール1A、1Bの上下間のピッチを78mmとし、ワーク1の下段のガラス板Gと上段のレール1A、1Bとの間の最近接クリアランスを10mmとした。この10mmのクリアランスに緩衝部材8を設け、上下の被保護部材G間に挟まれ両部材Gに接触させてある。最上段のワーク1においても、最上段のワーク1を保持する収容保持部材5A、5B、6A、6Bの上段に収容保持部材5A、5B、6A、6Bを段積みする。そして、最下段の第1収容保持部材5Aから最上段の第1収容保持部材5Aへ、そして、最上段の第1収容保持部材5Aと最上段の第2収容保持部材5Bとの間を掛け渡し、最下段の第2収容保持部材5Bまで図示しないバンドで結束することにより、積み上げられたワーク1の位置づれ防止とガラス板Gと緩衝部材8との接触を確かなものとする。なお、上下のレール1Aと1A(1Bと1B)間のクリアランスは、5〜15mmの範囲内であって、緩衝部材8が緩衝作用を果たす範囲内とする。
【0015】
図3は、第1収容保持部材5Aの平面図を、図4は側面図を、図5は底面図を示す。この第1収容保持部材5Aは、レール1Aの一端部と、レール1Aとレール1Bとを橋渡して連結する連結部材1Dの一部を収容保持するものである。この第1収容保持部材5Aの平面(上面)に収容保持されたレール1Aの一端部および連結部材1Dの一部が第1収容保持部材5Aの上に積み上げられる上段の第1収容保持部材5Aとで挟持される。
【0016】
第1収容保持部材5Aの上面には、レール1Aの一端部および連結部材1Dの一部を収容するための第1収容部50が形成されている。第1収容部50は、レール収容部50aとレール収容部50bとが平行に段差をつけて形成されている。また、連結部材1Dの一部を収容するための連結部材収容部50c、50dおよび50eが形成されている。レール収容部50aおよび50bはレール1Aの形状に合わせ、連結部材収容部50c、50dおよび50eは連結部材の形状に合わせた形状を有するとともに、図示していないが、溝、突起等が形成されている。また、上面には、係止凹部52および53が、後述する係止凸部57および58が係合するように形成されている。
【0017】
さらに、図3に示すように、第1収容保持部材5Aには緩衝部材8を設置するための取付溝55が形成されている。取付溝55は、第1収容保持部材5Aと第2収容保持部材5Bとが向い合う側を内側面として、内側面から外側に向かって係止凹部52まで形成されている。そして、取付溝55には、取付けられた緩衝部材8が取付溝55から抜け落ちることを防止するための係止凸部56が取付溝55を形成する両側面に形成されている。この係止凸部56は、取付溝55の開口部から係止凹部52に向かって開口幅が狭くなるように取付溝55の中間部まで形成されている。これにより、取付けられた緩衝部材8が外れ難くなっている。
【0018】
第1収容保持部材5Aの底面には、図4及び図5に示すように、下段に収容されたレール1Aの一端部および連結部材1Dの一部を収容するための第2収容部51が形成されている。第2収容部51は、レール収容部51aとレール収容部51bとが平行に段差をつけて形成されている。また、連結部材1Dの一部を収容するための連結部材収容部51cおよび51dが形成されている。レール収容部51aおよび51bはレール1Aの形状に合わせ、連結部材収容部51cおよび51dは連結部材の形状に合わせた形状を有するとともに、図示していないが、溝、突起等が形成されている。また、係止凸部57および58が係止凹部52および53にそれぞれ嵌合するように形成されている。
【0019】
レール1Bと連結部材1Dの一部を収容保持する第2収容保持部材5Bについては、第1収容保持部材5Aと左右対称の形状を有するため説明を省略する。
【0020】
図6は、第3収容保持部材6Aの平面図であり、図7は底面図である。第3収容保持部材6Aの平面上には、レール1Aの他端部を収容するための収容部60が形成されている。収容部60は、レール収容部60aとレール収容部60bとが平行に段差をつけて形成されている。レール収容部60aおよび60bはレール1Aの形状に合わせた形状を有するとともに、図示していないが、溝、突起等が形成されている。上面には、係止凹部61、62および63が、後述する係止凸部64、65および66が係合するように形成されている。
【0021】
第3収容保持部材6Aの底面には、下段に収容されたレール1Aの他端部を収容するための収容部61が形成されている。収容部61は、レール収容部61aとレール収容部61bとが平行に段差をつけて形成されている。レール収容部61aおよび61bはレール1Aの形状に合わせた形状を有するとともに、図示していないが、溝、突起等が形成されている。また、係止凸部61、62および63が係止凹部64、65および66にそれぞれ嵌合するように形成されている。
【0022】
図6及び図7において、第3収容保持部材6Aの平面上には、凹部61、62、63とが形成されている。また裏面には、段積みしたときに下段の第3収容保持部材6Aの凹部61、62、63にそれぞれ嵌合する位置に凸部64、65、66が形成されている凹凸嵌合とした。連結手段は、凹凸嵌合以外の公知手段も採用可能ではあるが、発泡スチロールを用いる場合、モールド成形上簡単であるのが凹凸成形であるものが、最も好ましい。第4収容保持部材6Bは第3収容保持部材6Aと左右対称の形状を有するため説明を省略する。
【0023】
次にワーク1の梱包方法について説明する。まず、パレット上のダンボール箱内において、第1段目の第1収容保持部材5Aおよび第2収容保持部材5Bを所定間隔をあけて配置するとともに、第3収容保持部材6Aおよび第4収容保持部材6Bを所定間隔をあけて配置する。そして、所定の位置に配置された第1収容保持部材5A、第2収容保持部材5B、第3収容保持部材6Aおよび第4収容保持部材6Bの上にワーク1を載置する。レール1Aの一方は第1収容保持部材5Aに収容保持され、他方は第3収容保持部材6Aに収容保持される。また、レール1Bの一方は第2収容保持部材5Bに収容保持され、他方は第4収容保持部材6Bに収容保持される。
【0024】
次に、第1収容保持部材5Aの上に別の第1収容保持部材5Aを、第2収容保持部材5Bの上に別の第2収容保持部材5Bを、第3収容保持部材6Aの上に別の第3収容保持部材6Aを、第4収容保持部材6Bの上に別の第4収容保持部材6Bをそれぞれ積み重ねる。レール1Aの一方は上下の第1収容保持部材5A、5Aに収容保持され、他方は上下の第3収容保持部材6A、6Aに収容保持される。また、レール1Bの一方は上下の第2収容保持部材5B、5Bに収容保持され、他方は上下の第4収容保持部材6B、6Bに収容保持される。そして、上段の第1収容保持部材5Aおよび上段の第2収容保持部材5Bの係止凹部55に緩衝部材8の両端部を嵌め入れ、第1段目のワーク1のガラス板G上を掛け渡す。
その後、ワーク1を2段目の各収容保持部材5A、5B、6Aおよび6Bの上に載置する。これを繰り返すことで平積みして最上段まで積み重ねる。最上段のワーク1の上にも各収容保持部材5A、5B、6Aおよび6Bを積み重ねる。
【0025】
また、各収容保持部材5A、5B、6A、6Bの最下段のものは、下半分をカットして最上段に使用してもよい。
【0026】
上述した実施形態は、ワーク1として車両用のサンルーフの例で説明したが、破損し易いものを含む大型で平板状のワークであれば、種々のものを梱包することができる。また、6台のワーク1を積み重ねた例を示すが、それ以下又はそれ以上のワーク1を平積み状態で梱包することもできる。
【0027】
本実施形態においてワークの梱包体は、第1収容保持部材5Aと、第2収容保持部材5Bと、第3収容保持部材6Aと、第4収容保持部材6Bとから構成されているが、第1収容保持部材5Aと第3収容保持部材6Aとが一体的に形成され、第2収容保持部材5Bと第4収容保持部材6Bとが一体的に形成されていてもよい。すなわち、一方のレール1Aを保持する収容保持部材を1または複数の収容保持部材として第1の梱包材とし、他方のレール1Bを保持する収容保持部材を1または複数の収容保持部材として第2の梱包材とすればよい。もちろん、さらに複数の収容保持部材で構成されたものでもよい。
本願発明は、ワーク1のガラス板Gが、一段上の第1収容保持部材5Aと第2収容保持部材5Bとに掛け渡された緩衝部材8により、保護されることによりガラス板Gを傷付けることなく、安定した状態でワーク1を保護できる。
【符号の説明】
【0028】
1 ワーク
1A、1B ガラス板(被保護部材)
5A、5B 第1・第2収容保持部材(第1の梱包材)
6A、6B 第3・第4収容保持部材(第2の梱包材)
9 被係合部
10 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス板のような破損しやすい被保護部材およびこの被保護部材の両側を保持する保持部材を有するワークを複数段に積み重ねて梱包するための梱包体において、
ワークの一端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第1の梱包材と、
ワークの他端の保持部材を収容保持するための収容部を有する第2の梱包材と、
ワークの被保護部材を保護するための緩衝部材とから成り、
ワークが収容保持された該第1の梱包材と該第2の梱包材との上段に第1の梱包材と第2の梱包材とがそれぞれ配置されるとともに、上段の両側の第1の梱包材と第2の梱包材との間に掛け渡されて、被保護部材の上面に緩衝部材が配置されることを特徴とするワークの梱包体。
【請求項2】
緩衝部材は、被保護部材の上面の一部に掛け渡されるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のワークの梱包体。
【請求項3】
第1の梱包材の上下の連結および第2の梱包材の上下の連結を凹凸嵌合により図ったことを特徴とする請求項1または2に記載のワークの梱包体。
【請求項4】
上記第1の梱包材および第2の梱包材がそれぞれ複数の保持部材から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のワークの梱包体。
【請求項5】
上記第1の梱包材および第2の梱包材には、上記緩衝部材を設置するための係止凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のワークの梱包体。
【請求項6】
上記係止凹部は、上記第1の梱包材と第2の梱包材とが向い合う面を内側面として、内側面が外側面に向かって幅狭になるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のワークの梱包体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−207490(P2011−207490A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−74779(P2010−74779)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000002440)積水化成品工業株式会社 (1,335)
【Fターム(参考)】