説明

不溶性加水分解コラーゲンのクレンジング料への応用

【課題】 メイクアップ化粧等の汚れを良く落とすことができ、かつ界面活性剤や石油系油脂を一切使用しないクレンジング料を提供する。
【解決手段】 平均粒子径1〜1000μmの不溶性加水分解コラーゲンの粒子を用いることによって、界面活性剤や石油系油脂を必要としない、肌にやさしい斬新なクレンジング料を開発した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不溶性加水分解コラーゲンを用いたクレンジング料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のクレンジング料には、メイクアップ化粧料等の汚れを溶かす石油系油脂と、合成の界面活性剤などが大量に含まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のクレンジング料は、石油系油脂や界面活性剤が肌に残って肌あれ等を起こす問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明のクレンジング料は、石油系油脂や界面活性剤等を用いず、その代替として不溶性加水分解コラーゲンを配合することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明に用いる不溶性加水分解コラーゲンは平均粒子径1〜1000μmの粉体で、水やゲルに添加すると繊維と繊維の隙間に水分やゲルが入り込んで毬藻のような球状の形態をなす。この細かな繊維が肌の表面および毛穴に入り込んだメイクアップ化粧料等の汚れを絡めとって取り除くことがわかった。よって、この不溶性加水分解コラーゲンをクレンジング料の洗浄除去成分として使用することで肌への刺激が低く、成分が肌に残留した場合でも害のない、きわめて肌にやさしい斬新なクレンジング料の提供が可能となる。また、不溶性加水分解コラーゲンは重層化した角質の除去およびマッサージ効果にも優れており使用後の後肌感もしっとりする。
【発明を実施するための最良の形態・実施例】
【0006】
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。尚、配合量は全て重量%で示されている。
【0007】
増粘剤としてキサンタンガム、カラギーナンをそれぞれ2%、洗浄除去成分として不溶性加水分解コラーゲン4%、保湿剤としてグリセリン10%、乳酸Na10%、防腐剤を適宜な量だけ添加し、残りを水としたクレンジング料。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平均粒子径1〜1000μmの不溶性加水分解コラーゲンを用いたことを特徴とするクレンジング料。

【公開番号】特開2006−104178(P2006−104178A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−317158(P2004−317158)
【出願日】平成16年10月2日(2004.10.2)
【出願人】(301055790)株式会社ポイントピュール (2)
【Fターム(参考)】