説明

両面テープの剥離紙剥がし具

【課題】両面粘着テープの剥離紙を爪や刃先を使わず容易に剥がすことができ、剥がした剥離紙を支持する両面粘着テープの剥離紙剥がし具を提供する。
【解決手段】わん曲状板の一方を逆V字状カットして突起を設け、もう一方の側には逆V字状切り込みを形成して突起と支持片を設け、中央部に摘みを構成することを特徴とする両面テープの剥離紙剥がし具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面テープの剥離紙を容易に剥がし取る両面テープの剥離紙剥がし具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、両面テープの剥離紙を容易に剥がす方法は爪や刃先などを利用したり、テープ本体の構造を変える方法が行われた。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2002ー294180号公報
【特許文献2】 特開2008ー156583号公報
【特許文献3】 実用新案公開平7ー21748号公報
【特許文献4】 登録実用新案第3056335号公報
【特許文献5】 登録実用新案第3163076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)爪を傷めたり、刃先で物の表面を傷つけたりした。
(ロ)剥がすのに手間がかかったり、壁やガラスなどの立面では剥がした剥離紙が散らばった。
(ハ)テープ本体の構造を変えるにはコスト高になった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
わん曲状板の一方を逆V字状にカットして突起を設け、もう一方の側には逆V字状切り込みを形成し突起を設け、その外縁を剥離紙支持片とする。
そして中央部に摘みを設ける。
以上を特徴とする両面テープの剥離紙剥がし具である。
【発明の効果】
【0006】
わん曲状板の突起が容易に剥離紙と両面粘着シートの間に入り込むことができ、爪を傷めたり、物の表面を傷つけることがなくなる。また壁面などへ粘着するときは支持片と突起によって剥離紙を支持し、剥がれ落ちるのを防止できる。
構造も簡単なので製造コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の平面図である。
【図3】 本発明の側面図である。
【図4】 本発明の一部使用図である。
【図5】 本発明の一部使用図である。
【図6】 本発明の実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)わん曲状板(1)の片側を逆V字状カット(2)にして突起(3)を形成する。
(ロ)もう一方の側に逆V字状切り込み(4)を設け、剥がした剥離紙(8)を支持する支持片(6)を形成する。
(ハ)中央部に摘み(5)を設ける。
本発明は以上の構成で、これを使用するときは摘み(5)を持って突起(3)を剥離紙(8)と両面粘着シート(7)の間に入り込ませて剥がす。短い剥離紙(8)を剥がすときは、逆V字状切り込み(4)の突起(3)を入り込ませ、支持片(6)と突起(3)によって剥がれた剥離紙(8)がとび散るのを防止する。
【符号の説明】
【0009】
1 わん曲状板
2 逆V字状カット
3 突起
4 逆V字状切り込み
5 摘み
6 支持片
7 両面粘着シート
8 剥離紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
わん曲状板の一方の側を逆V字状カットして突起を設け、もう一方の側にも逆V字状切り込みと支持片を形成し、中央部に摘みを設けた構成からなる両面テープの剥離紙剥がし具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−112816(P2013−112816A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−273859(P2011−273859)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(592014827)
【Fターム(参考)】