説明

作業台、移動作業台付き設備及び作業台付き設備、

【課題】作業面を適切な高さに配置できるようにする。
【解決手段】本体部21に上面部23と側面部22とを備えた作業台において、前記上面部23の一方縁23a側に前記側面部22を配置したこれらを一体化して結合体24となし、本体部21に上面部23の他方縁23b側を回動中心とする連結手段25を介して結合体24を回動自在に連結し、本体部21と結合体24との間に、結合体24の持上げ回動に伴い上昇した側面部22を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業面を有する作業台、移動作業台付き設備及び作業台付き設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、作業面となるテーブル板を有し、キッチン設備の側方に設置される作業装置が提案されている。前記テーブル板はキッチン設備の手前側上縁部周縁を回動中心としてキッチン設備に回動自在に連結されており、垂直な格納位置から持ち上げ回動して水平な作業位置でテーブル板を停止できるようにしている。これにより、テーブル板を作業面として使用できると共に、使用しない場合に適宜収納できる。
【特許文献1】特開2002−65363号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、前記作業装置は、作業面となるテーブル板の作業位置の高さを、回動中心となるキッチン設備の手前側上縁部周縁の高さよりも高くできなかった。したがって、作業面を適切な高さに配置できず不便な場合があった。
【0004】
本発明は、上記問題を解決するために、作業面を適切な高さに配置できるようにした作業台、移動作業台付き設備、作業台付き設備を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
作業面を適切な高さに配置できるようにするために請求項1記載の発明が採用した手段は、本体部に上面部と側面部とを備えた作業台において、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して結合体となし、本体部に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、本体部と結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台である。
【0006】
作業台の使い勝手の向上を図るために請求項2記載の発明が採用した手段は、前記本体部に収納空間を形成した請求項1記載の作業台である。
【0007】
作業面を適切な高さに配置できる作業台を設備本体に備えるようにするために請求項3記載の発明が採用した手段は、請求項1又は2に記載の作業台と、設備本体とを備えた設備において、前記作業台を移動自在とし、設備本体に形成した格納空間の内部から該空間の外部へ出し入れ自在に作業台を配置した移動作業台付き設備である。
【0008】
作業面を適切な高さに配置できるようにするために請求項4記載の発明が採用した手段は、本体部に側面部と上面部とを備えた作業台と、設備本体とを備えた設備において、前記作業台にあっては、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して結合体となすと共に、本体部に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、設備本体と作業台の結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台付き設備である。
【0009】
作業面を適切な高さに配置できるようにするために請求項5記載の発明が採用した手段は、設備本体の外側に側面部と上面部とを備えた設備において、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して作業台となる結合体となし、設備本体に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、設備本体と結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台付き設備である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る作業台は、起立状態の側面部を持上げて、回動中心から上昇した水平な作業位置に停止手段で停止することで、側面部の表面を水平な作業面として使用できる。すなわち、背丈の低い作業台であっても、使用するときに便利な高さに持上げ可能な作業面を提供できる。また、幅寸法の小さな作業台であっても、広い作業用面積を得ることができる。
【0011】
請求項2に係る作業台は、作業台の本体部に物品を収納することができる。
【0012】
請求項3に係る移動作業台付き設備は、設備本体よりも小さな格納空間へ格納できる背丈の低い作業台でも、使用するときに便利な高さ位置の作業面を提供できる。
【0013】
請求項4に係る作業台付き設備は、起立状態の側面部を持上げて、回動中心から上昇した水平な作業位置に停止手段で停止することで、側面部の表面を水平な作業面として使用できる。すなわち、背丈の低い作業台であっても、使用するときに便利な高さに持上げ可能な作業面を提供できる。また、幅寸法の小さな作業台であっても、広い作業用面積を得ることができる。
【0014】
請求項5に係る作業台付き設備は、起立状態の側面部を持上げて、回動中心から上昇した水平な作業位置に停止手段で停止することで、側面部の表面を水平な作業面として使用できる。すなわち、背丈の低い作業台であっても、使用するときに便利な高さに持上げ可能な作業面を提供できる。また、幅寸法の小さな設備であっても、広い作業用面積を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明に係る作業台(以下、「本発明作業台」と言う。)、移動作業台付き設備(以下、「本発明移動作業台付き設備」と言う。)及び作業台付き設備(以下、「本発明作業台付き設備」と言う。)を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。図1は設備本体11に本発明作業台20を備えた本発明移動作業台付き設備10を示す斜視図であり、格納位置Pにある本発明作業台20を二点鎖線で示し、引出し位置Qにある本発明作業台20を実線で示したものである。図2は本発明作業台20の各状態を示す斜視図であり、(A)は側面部22が起立して結合体24が閉位置にある状態を示し、(B)は側面部22が水平で結合体24が作業位置にある状態を示すものである。図3の(A)及び(B)は、図2の(A)及び(B)の各々に対応させた本発明作業台20の各状態を示す正面断面図である。
【0017】
本発明移動作業台付き設備10は、図1に示す如く、本発明作業台20と、該本発明作業台20を備えた設備本体11とで構成されている。本例の本発明移動作業台付き設備10は調理設備に適用されたものであり、設備本体11には格納空間Kが形成されており、格納空間K内部の格納位置Pに本発明作業台20を出し入れ自在に格納できるようにしてある。本例の本発明移動作業台付き設備10は、上記の調理設備以外には、洗面化粧台、机、カウンター等に適用することも可能である。また、本例の本発明作業台20は、収納空間Sを有するキャビネットに適用したものであるが、キャビネット以外にも、引出し、小さな本棚等に適用することも可能である。
【0018】
前記本発明作業台20は、図1〜図3に示す如く、本体部21と、上面部23及び上面部23の一方縁23a側に配置された側面部22を一体化して形成した結合体24とを備えている。本例の結合体24は側面部22及び上面部23を板材で形成した側板及び天板とすることで、図3(A)に示す如く、閉位置で収納空間Sの側方及び上方を覆い隠して見え難くしている。なお、結合体24は、本例のように板材で形成せずに、格子状、又は、すのこ状の面材で形成してもよい。前記結合体24は、前記本体部21に連結手段25を介して回動自在に連結されており、その回動中心Oは上面部23の他方縁23b近辺で、側面部22から他方縁23b側に持上げ寸法Wだけ離れた位置にある。すなわち、連結手段25は、後述する如く、側面部22が起立状態で且つ上面部23が水平状態(図3(A)参照)にある結合体24の持上げ回動に伴い、側面部22を上記水平状態の上面部23の位置よりも上方に位置する水平状態(同図(B)参照)にする回動中心Oを有する。なお、本例の連結手段25は蝶番を適用したものであり、蝶番以外には、結合体24に軸となる凸部を設けると共に、本体部21に軸受となる凹部を設けて、該凹部で該凸部を枢支する構成等を適用しても良い。
【0019】
また、図3(B)に示す如く、前記本体部21と前記結合体24との間には停止手段26が設けられている。本例の停止手段26は、側面部22の裏面側に取着される取着部27と、取着部27に回動自在に連結された回動材28と、本体部21に設けられた支持部29とからなる構成を適用している。
【0020】
また、本例の本発明作業台20は移動自在であり、図1に示す如く、前記本発明移動作業台付き設備10に形成した格納空間K内部の格納位置Pから格納空間K外部の引出し位置Qまで出し入れ自在となっている。これにより、本発明作業台20を使用しない場合に、格納空間K内部の格納位置Pに適宜格納できる。なお、本例では本体部21の底面に回転可能なキャスター30を取り付けることで、本発明作業台20の移動を容易にしている。
【0021】
続いて、本発明作業台20の使用形態を手順に従って説明する。
【0022】
本発明作業台20の側面部22を作業面として使用するには、先ず、格納空間K内部の格納位置Pに配置された本発明作業台20を引出して引出し位置Qに移動する。この際、本体部21に取り付けられた取手21aを用いて引き出すと便利である。続いて、側面部22が垂れ下がった閉位置にある結合体24を持ち上げ回動して側面部22を水平な作業位置まで上昇させる。最後に、取着部27に吊下げられていた停止手段26の回動材28を回動して支持部29に係合させることで、作業位置にある側面部22を停止手段26で支持し水平な状態に停止することができる。
【0023】
水平な状態とした前記側面部22は、図3(B)に示す如く、回動中心Oから持上げ寸法Wだけ上昇し、上昇した側面部22の表面22aを作業面として使用できるので、使い勝手がよい。また、水平な作業位置に停止している側面部22は、本体部21との間に設けられた停止手段26及び連結手段25の2つで間隔をあけて安定よく支持される。
【0024】
なお、本例では、側面部22は水平な作業位置において表面22aの高さを本発明移動作業台付き設備10の作業面12の高さに近似させている。このようにすることで、移動自在な本発明作業台20を設備本体11に近接させたとき、作業面12及び表面22aを連続した一面として用いることができるようになる。
【0025】
(第2の実施の形態)
図4乃至図6は第2の実施の形態を示すものであり、設備本体11に本発明作業台50を備えた本発明移動作業台付き設備40を示すものである。図4は前記本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が格納位置Pに配置された状態を示すものである。(ただし、本発明移動作業台付き設備40及び案内手段60の一例であるレール60aを二点鎖線で示してある。図5及び図6も同様である。)図5は前記本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が引出し位置Qに配置されると共に、結合体24が閉位置にある状態を示すものである。図6は前記本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が引出し位置Qに配置されると共に、結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【0026】
本実施の形態に係る本発明移動作業台付き設備40及び本発明作業台50が第1の実施の形態の本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と相違する点は、格納位置Pから引出し位置Qまで本発明作業台50を案内する案内手段60を介して、設備本体11と本発明作業台50とを連結したことにある。このように、案内手段60を介して連結することで、本発明作業台50の格納位置Pから引出し位置Qまでの間の移動を容易にできると共に、案内手段60を介して設備本体11で本発明作業台50を支持できるので、作業位置で作業面となる側面部22に大きい荷重が加わって本発明作業台50が倒れるのを防げる。本例における案内手段60は固定部60aと該固定部60aに対して摺動する移動部60bとからなり、固定部60aを本体設備11に取着すると共に、移動部60bを本発明作業台50の結合体24とは別個に形成された側面部51に取着してある。なお、案内手段60は上下に複数個間隔をあけて並列配置して、本体設備11と本発明作業台50との連結を強固にする場合もある。
【0027】
上記相違点以外の構成は、第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と実質的に同一であり、図4乃至図6に図示された符号のうち第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と同一の符号は、同一の部材などを示している。
【0028】
(第3の実施の形態)
図7及び図8は第3の実施の形態を示すものであり、本体設備11に本発明作業台80を備えた本発明作業台付き設備70を示すものである。図7は格納位置Pにある本発明作業台80を二点鎖線で示し、引出し位置Rにある本発明作業台80を実線で示した斜視図であり、図8は本体設備11及び本発明作業台80の要部を拡大して示した正面図である。
【0029】
本実施の形態に係る本発明作業台付き設備70及び本発明作業台80が第1の実施の本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と相違する点は、設備本体11と本発明作業台80の結合体24との間に停止手段71を設けて、設備本体11から本発明作業台80が意図せず勝手に分離しないようにしたことにある。停止手段71としては、図7に示すように、設備本体11の作業面12と側面部22の裏面との間に設けた滑り止め(例えば、滑り難い樹脂や、細かい凹凸面を有するもの等)を適用し、設備本体11から本発明作業台80が意図せず勝手に分離しないようにしたものや、図8に示すように、互いに係合する一対の係合部からなり、この一対の係合部を側面部22と作業面12との裏面にそれぞれ設けて、これら係合部を係合させることで、本発明作業台80が意図せず勝手に分離しないようにした連結具等を適用してもよい。また、本発明作業台付き設備70の作業面12の高さに側面部22の作業面22aの高さを、図7に示す如く近似させるか、又は、図8に示すように同一にするかして、作業面12と作業面22aとを連続して用いることができるようにしてもよい。また、図7に示すように、本発明作業台80を格納空間K内部の格納位置Pに格納できる大きさにして、作業台本体部21の底面にキャスター30を取り付けて移動を容易にしてもよい。このようにすれば、本発明作業台80を使用しない場合に適宜格納することが可能である。なお、この本発明作業台80は、上述のように必ずしも移動させる必要は無く、図8に示すように、設備本体11から離して固定配置したもの等に適用することが可能である。
【0030】
上記相違点以外の構成は、第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と実質的に同一であり、図7に図示された符号のうち第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と同一の符号は、同一の部材などを示している。
【0031】
(第4の実施の形態)
図9は第4の実施の形態における本発明作業台付き設備90を示す斜視図であり、図(A)は結合体24が閉位置にある状態を示すものであり、図(B)は結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【0032】
本実施の形態に係る本発明作業台付き設備90が第1の実施の本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と相違する点は、設備本体91の外側に配置される結合体24を設備本体91に一体化し、作業台として用いたことにある。本例の設備本体91は、作業面92や、熱調理器93、シンク94等を備えた調理設備を適用したものであるが、調理設備以外に、洗面化粧台や机、カウンター等を適用する場合もある。また、本例における連結手段26は設備本体91と結合体24との間に設けられており、回動材28は支持部29に回動自在に連結されている。なお、本発明作業台付き設備90の作業面92の高さと、作業位置で水平状態の側面部22の作業面22aの高さとが近似するようにして、作業面92と作業面22aとを連続して用いることができるようにしてもよい。上記相違点以外の構成は、第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と実質的に同一であり、図9に図示された符号のうち第1の実施形態における本発明移動作業台付き設備10及び本発明作業台20と同一の符号は、同一の部材などを示している。
【0033】
(その他の実施の形態)
連結手段の構造としては、図3に示す第1の実施の形態の如く、回動中心Oを上面部23の他方縁23b側近辺に形成した形態以外に、図10及び図11に示す如く、上面部23の他方縁23b側から一方縁23a側に間隔Xだけ離した形態もある。この形態の場合、図10に示す如く、回動中心O’よりも間隔Xだけ下方に下がった位置に縁部23bを支持する支持部101を配設することで、連結手段25が受ける荷重を軽減する形態や、図11に示す如く、上面部23の他方縁23bから下方に垂れる目隠し102を設けて、使用者から連結手段25を見え難くして見栄えをよくした形態等がある。
【0034】
また、図3に示す第1の実施の形態の如く、回動中心Oを上面部23の他方縁23b近辺に形成した形態以外に、図12に示す如く、上面部23の高さよりも寸法Yだけ下方の位置に設けた形態もある。この形態では、側面部22が作業位置で回動中心O”から寸法Yだけ突出して張り出す。また、連結手段103は、側面部22が起立状態で且つ上面部23が水平状態(図12(A)参照)にある結合体24の持上げ回動に伴い、側面部22を上記水平状態の上面部23の位置よりも上方に位置する水平状態(同図(B)参照)にする回動中心O”を有する。なお、図12に示す連結手段103は、上面部23に取着する取着部104及び取着部104よりも寸法Yだけ下方の位置にある軸受105を有するアーム材106と、本体部21に連結されると共に前記アーム材106の軸受105を支持する回動軸107とからなる構成を適用している。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すものであって、設備本体11に本発明作業台20を備えた本発明移動作業台付き設備10の斜視図であり、格納位置Pにある本発明作業台20を二点鎖線で示すと共に、引出し位置Qにある本発明作業台20を実線で示したものである。
【図2】前記第1の実施の形態における本発明作業台20の各状態を示す斜視図であり、(A)は側面部22が起立して結合体24が閉位置にある状態を示し、(B)は側面部22が水平で結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【図3】前記第1の実施の形態における本発明作業台20の各状態を示す正面断面図であり、(A)及び(B)は、図2の(A)及び(B)の各々に対応させた本発明作業台20の各状態を示すものである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すものであって、設備本体11に本発明作業台50を備えた本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が格納位置Pに配置された状態を示すものである。(ただし、本発明移動作業台付き設備40及び案内手段60の一例である固定部60aを二点鎖線で示してある。)
【図5】前記第2の実施の形態を示すものであって、設備本体11に本発明作業台50を備えた本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が引出し位置Qに配置されると共に、結合体24が閉位置にある状態を示すものである。(ただし、本発明移動作業台付き設備40及び案内手段60の一例である固定部60aを二点鎖線で示してある。)
【図6】前記第2の実施の形態を示すものであって、設備本体11に本発明作業台50を備えた本発明移動作業台付き設備40の斜視図であり、本発明作業台50が引出し位置Qに配置されると共に、結合体24が作業位置にある状態を示すものである。(ただし、本発明移動作業台付き設備40及び案内手段60の一例である固定部60aを二点鎖線で示してある。)
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すものであって、本体設備11に本発明作業台80を備えた本発明作業台付き設備70の斜視図であり、格納位置Pにある本発明作業台80を二点鎖線で示し、引出し位置Rにある本発明作業台80を実線で示したものである。
【図8】前記第3の実施の形態を示すものであって、本体設備11に本発明作業台80を備えた本発明作業台付き設備70の正面図であり、本体設備11及び本発明作業台80の要部を拡大して示したものである。
【図9】本発明の第4の実施の形態における本発明作業台付き設備90を示す斜視図であり、図(A)は結合体24が閉位置にある状態を示すものであり、図(B)は結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【図10】本発明のその他の実施の形態における本発明作業台20の正面断面図であり、(A)は結合体24が閉位置にある状態を示し、(B)は結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【図11】本発明のその他の実施の形態における本発明作業台20の正面断面図であり、(A)は結合体24が閉位置にある状態を示し、(B)は結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【図12】本発明のその他の実施の形態における本発明作業台20の正面断面図であり、(A)は結合体24が閉位置にある状態を示し、(B)は結合体24が作業位置にある状態を示すものである。
【符号の説明】
【0036】
10…本発明移動作業台付き設備 11…設備本体 12…作業面 20…本発明作業台 21…本体部 21a…取手 22…側面部 22a…表面 23…上面部 23a…一方縁 23b…他方縁 24…結合体 25…連結手段 26…停止手段 27…取着部 28…回動材 29…支持部 30…キャスター 40…本発明移動作業台付き設備 50…本発明作業台 51…側面部 60…案内手段 60a…固定部 60b…移動部 70…本発明移動作業台付き設備 71…停止手段 80…本発明作業台 90…本発明作業台付き設備 91…設備本体 92…作業面 101…支持部 102…目隠し 103…連結手段 104…取着部 105…軸受 106…アーム材 107…回動軸 K…格納空間 P…格納位置 Q…引出し位置 R…引出し位置 S…収納空間 O、O’、O”…回動中心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部に上面部と側面部とを備えた作業台において、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して結合体となし、本体部に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、本体部と結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台。
【請求項2】
前記本体部に収納空間を形成した請求項1記載の作業台。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の作業台と、設備本体とを備えた設備において、前記作業台を移動自在とし、設備本体に形成した格納空間の内部から該空間の外部へ出し入れ自在に作業台を配置した移動作業台付き設備。
【請求項4】
本体部に側面部と上面部とを備えた作業台と、設備本体とを備えた設備において、前記作業台にあっては、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して結合体となすと共に、本体部に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、設備本体と作業台の結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台付き設備。
【請求項5】
設備本体の外側に側面部と上面部とを備えた設備において、前記上面部の一方縁側に前記側面部を配置したこれらを一体化して作業台となる結合体となし、設備本体に上面部の他方縁側を回動中心とする連結手段を介して結合体を回動自在に連結し、設備本体と結合体との間に、結合体の持上げ回動に伴い上昇した側面部を水平な作業位置に停止させる停止手段を設けたことを特徴とする作業台付き設備。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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