説明

使い捨てエプロン製造装置

【課題】
病院や介護現場で利用される使い捨てエプロンは、従来工場で生産され販売ルートを経由して現場に運ばれていた。そもそもはシートに頭を通す穴と、エプロンをくくる紐部分を型抜きで生産するもので、付加価値の低いものだが、生産後のパッキングや単位包装に手間がかかり、コストが上昇していた。また、長さも幾種類かあり、そのための在庫増や管理にも手間がかかっていた。
【解決手段】
それらを解消するため、使用現場に設置できる簡単な使い捨てエプロン製造装置を考案した。使い捨てエプロンは図のようにポリエチレンフィルムなどに、切り込みや穴をあけ、エプロン形状にしてある。本装置では原材料を原反のまま装置にセットし、シートを送り出す間に、(2)の頭を通す部分、(3)のエプロンの紐になる部分を切り抜き、最後に(4)の指定の長さで切断するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
紙および樹脂製の使い捨てエプロン等の製造に関する技術分野である
【背景技術】
【0002】
使い捨てエプロンなどの製造技術。主にダイカッター、シートカッターなどと、シート材料などの搬送、位置決めなどが関連する技術である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
病院や食品工場、介護現場などで利用される使い捨てエプロンは、従来工場で生産され販売ルートを経由して現場に運ばれていた。そもそもはシートに頭を通す穴と、エプロンをくくる紐部分を型抜きで生産するもので、付加価値の低いものだが、生産後のパッキングや単位包装に手間がかかり、コストが上昇していた。また、長さも幾種類かあり、そのための在庫増や管理にも手間がかかっていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
それらを解消するため、使用現場に設置できる簡単な使い捨てエプロン製造装置を考案した。使い捨てエプロンは、図のようにポリエチレンフィルムなどに切り込みや穴をあけ、エプロン形状にしてある。本装置では原材料を原反のまま装置にセットし、シートを送り出す間に、(2)の頭を通す部分、(3)のエプロンの紐になる部分を切り抜き、最後に(4)の指定の長さで切断するものである。(2)の頭を通す部分はU字型に切り抜くだけで切り取らない。原反の送り量の管理やカッターの駆動を、マイクロコンピュータでコントロールし、顧客の要望に応じた長さのものを登録でき、ワンタッチで指定のサイズの使い捨てエプロンを即座に送り出すことができる。
【発明の効果】
【0005】
この装置を病院などの利用現場に設置することで、必要なときに原反から使い捨てエプロンをつくることができる。長さは任意に変更できるので、何種類ものサイズの在庫を置く必要もない。また、在庫はロール状の原反のみで場所もとらない。なにより一切ゴミの出ない形状なので、メンテナンスはカッターの刃など消耗品の交換だけである。使用時に袋から出したり、引きちぎったりする必要もなく、非常に衛生的でもある。また、個別包装も必要がなく全体としてコストの圧縮ができる。
また医療現場や食品工場で使うためには、使い捨てエプロンの材料だけではなく生産工程にも高度な衛生管理が必要とされるが、本装置については原材料さえ必要な管理が施されていればよく、生産管理にかかるコストも圧縮できる。
【産業上の利用可能性】
【0006】
現在使い捨てエプロンは、病院や食品工場などで必需品であり、衛生面で優れることから、さらなるコストダウンで利用拡大が計れ、それ以外にも広範な利用範囲が考えられるので、利用可能性は大である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】使い捨てエプロンの切り抜き図である。
【符号の説明】
【0008】
1)材料の紙、ポリエチレンなどのシート
2)頭を通す穴
3)エプロンの紐になる部分
4)切り離し位置
5)原反の流れ方向








【特許請求の範囲】
【請求項1】
使い捨てエプロンを使用現場で簡単に作れる装置

【図1】
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【公開番号】特開2010−196222(P2010−196222A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−45729(P2009−45729)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(598094953)
【Fターム(参考)】