説明

個人用身体清掃装置

本発明は、具体的には手持ち式衛生用具(具体的には歯ブラシ)と、衛生用具を収納及び/又は充電するベースステーションと、制御装置によって衛生用具から相互作用的に制御可能な相互作用的表示を表示するディスプレイ装置と、を有する、歯ブラシの形態の個人使用のための個人衛生装置に関する。本発明によれば、ディスプレイ装置は、ベースステーション及び衛生用具とは別個に作られ、これらから分離して配置できるモジュールを形成し、ベースステーション及び/又は衛生用具から分離した状態であってもこれらと交信する通信インターフェースを有する。ディスプレイ装置を独立型モジュールとして作ることにより、ディスプレイ装置をベースステーションの位置に関係なく子供又は大人にも同様に容易に見える場所に配置でき、衛生用具の適正なあちらこちらへの移動(歯ブラシの場合では口内の歯磨き動作に対応して)を考慮しても、視認性もまた容易に視認できるようになっている。このことにもかかわらず、(有利にはビデオゲームの形態の)画面表示は、ディスプレイの通信インターフェースを介して衛生用具から相互作用的に制御できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、具体的には手持ち式衛生用具(具体的には歯ブラシ)、衛生用具を収納及び/又は充電するベースステーション、並びに制御装置によって衛生用具から相互作用的に制御できる相互作用的表示を表示するディスプレイ装置を有する歯ブラシの形態の、個人衛生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
定期的な歯磨きの動機を増進させるために、歯磨き装置の上に、歯ブラシから相互作用的に制御できるビデオゲームが表示される画面又はディスプレイが、今までに設けられている。追加的に提供される娯楽としての価値の故に、特に子供たちには定期的に歯を磨くことが動機づけられる。また単なる娯楽のゲームの別の方法、又はそれに対する追加として、例えば歯ブラシのユーザーが表示された画像のシーケンスを終了するように、効率的かつ効果的な歯磨きの誘因をも示すことができる。
【0003】
例えば、国際特許出願第WO 2007/112112(A1)号には、歯ブラシを充電するベースステーションに、歯磨き中にディスプレイ上にビデオゲームを表示する画面が備えられた歯清掃装置が記載されている。ビデオゲームは歯ブラシによって制御可能である。一方では、歯ブラシは、ビデオゲームの制御コマンドを入力するための手動操作可能な入力ボタンを有する。他方では、歯磨き動作中に発生する接触圧及び加速度などの歯磨きパラメータが種々のセンサーによって歯ブラシにおいて検出され、画面上のビデオゲームは検出されたこれらのパラメータを使用して制御される。それぞれのユーザー向けに好適なそれぞれのビデオゲームを表示するために、どのビデオゲーム又はその遊び方を選択するかによって、歯ブラシの付属部品が識別コードを使用して識別される。個別のユーザーに対する一定の適合が保証される場合でも、個性化の程度及びそれぞれの要求に対する適合性は限定されている。
【0004】
米国特許出願第2008/0102953(A1)号より、ゲーム操作卓上のビデオゲームを制御するために、前記ゲーム操作卓を制御するための入力装置として作られた歯ブラシも同様に既知である。ブラシ上に搭載されたセンサーがブラシの動きを検出し、歯ブラシの動き信号を使用してビデオゲームの仮想ゲーム・オブジェクトの動きが制御される。
【0005】
米国特許出願第2006/0040246(A1)号には、ベースステーションに収納でき、そこで充電できる電動歯ブラシが記載されている。ベースステーションは、相互作用的ゲーム(例えばPAC−MAN(登録商標))を表示するディスプレイを収容している。歯ブラシは制御装置と無線交信してゲームを制御し、この制御装置は、ベースステーションから歯ブラシを取り外すことによって、又は歯ブラシ上に搭載されている開始ボタンによって起動される。歯ブラシにあるセンサーがその動きを検出し、この動きを用いて画面上のゲームのキャラクター又はゲーム内の物の動きが制御される。異なるゲームの実行を可能とするために、異なるメモリー・モジュールを使用できる。画面上に表示されたゲームをより上手にこなすほど、より多くの点数がユーザーに与えられる。
【0006】
ドイツ特許第10153863(A1)号より、歯ブラシのシャフト端部に球状の表示部品が搭載されており、その表示部品上にセンサーによって検出された歯磨きの結果を表示でき、又は好結果の歯磨きの過程の後に子供向けのゲームを表示できる歯ブラシが既知である。しかし、ディスプレイ上に表示されたゲームの、歯ブラシからの相互作用的制御については規定されておらず、むしろディスプレイ上に表示されたプログラムの制御は、表示部品自体の上に配置された入力ボタンによって行われ、娯楽としての価値及び教育的効果は限定された形となっている。表示部品にある実際のディスプレイは、球形状の表示部品内に組み込まれており、傷つきにくく耐酸性のプラスチックでできたドーム形状の透明なカバーで覆われている。
【0007】
米国特許第2008/0141478号及び同第2008/0141476号の文書には、相互作用的に制御可能なゲームが表示されるディスプレイを有し、互いに競争してゲーム(例えば「じゃんけん」)で遊ぶことができるように、複数の歯ブラシが相互に交信できる歯清掃装置が更に示されている。
【0008】
しかし、ディスプレイは歯ブラシのハンドル自体の上に搭載されており、歯磨き中に正しい歯磨きを支援するゲームで遊ぶことはできないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際特許出願第WO 2007/112112(A1)号
【特許文献2】米国特許出願第2008/0102953(A1)号
【特許文献3】米国特許出願第2006/0040246(A1)号
【特許文献4】ドイツ特許第10153863(A1)号
【特許文献5】米国特許第2008/0141478号
【特許文献6】米国特許第2008/0141476号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来技術の弱点を回避し、前記従来技術を有利に発展させる前述の種類の改善された個人衛生装置を達成する目的に基づく。具体的には、ディスプレイ上に表示されたゲームの相互作用的制御の機能は、使いやすさ及び異なる装置のユーザー間の相互作用の観点から改善されるべきであり、ディスプレイ装置を役立てるべきである。
【0011】
本発明によれば、この目的は、請求項1に記載の個人衛生装置によって達成される。本発明の好ましい実施形態については、従属クレームに記述する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
衛生用具から制御されるその機能にもかかわらず、ディスプレイ装置をベースステーション及び衛生用具のいずれにも固定して構成せず、その代わりにそれぞれの有利な位置に据え置くことができるように、いわば自由に定置可能であるように作ることを提案する。本発明によれば、ディスプレイ装置はベースステーション及び衛生用具から分離して作られたモジュールを形成し、分離して配置でき、このモジュールは分離した状態であってもベースステーション及び/又は衛生用具と交信する通信インターフェースを有する。ディスプレイ装置を独立型モジュールとして作ることにより、ディスプレイ装置をベースステーションの位置に関係なく子供又は大人にさえ容易に見える場所に配置できるので、衛生用具の適正なあちらこちらへの移動(歯ブラシの場合では口内の歯磨き動作に対応して)を考慮しても、視認性がよく視認できる。このことにもかかわらず、ビデオゲームの形態の画面表示は、ディスプレイの通信インターフェースを介して衛生用具から相互作用的に制御できる。そのために、衛生用具は、ディスプレイとの直接通信接続を有することができ、又はベースステーションを介してこれと間接的に交信できる。
【0013】
行動半径をベースステーションに依存しないディスプレイ装置の任意の定置にもかかわらず、ディスプレイ装置の簡潔かつ効率的な電源を達成するために、本発明の有利な実用化において、ディスプレイ装置は、ベースステーションにディスプレイ装置を合体させることによって充電できる充電可能な電力貯蔵装置を備えている。そのために、ディスプレイ装置は、ベースステーションに設けられている連結装置と有効に接続できる電力伝送連結装置(power-transferring coupling device)を有利には有する。ディスプレイ装置及びベースステーションは相互に整合性のある充電接続器(端子)を有し、これを介してベースステーションからディスプレイ装置内の電力貯蔵装置を充電できる。
【0014】
前述のディスプレイ装置の電力貯蔵装置を充電するための電力伝送連結装置は、有利には非接触で動作するものの、原理的には機械的に接続可能な充電接続器を備えることもできる。具体的には、本発明の実用化において、ディスプレイ装置は、ベースステーションから誘導的に充電する誘導性充電接触子を有することができ、後者も同様に、ディスプレイにある誘導性充電接触子と整合性のある誘導性充電接触子を有する。相互に伝達する充電コイルをディスプレイ及びベースステーションに提供することにより、ディスプレイを充電するために機械的接続器を接続する必要はない。ディスプレイ装置及び/又はベースステーションにある誘導性充電接続器は、封止によって更に湿密に保護できる(具体的には装置のハウジングの下に配置できる)ので、たとえ湿気のある空間(風呂場及びシャワーなど)においても問題なく動作することが可能である。
【0015】
本発明の実用化において、ディスプレイ装置及び衛生用具はともにベースステーションで充電できる。原理的には、ベースステーションの充電接続器と伝達するディスプレイ装置及び衛生用具の充電接続器が、衛生用具又はディスプレイ装置が交代で充電できるようにしかるべく同様の設計で作られている場合、このためにベースステーションが1つの充電接続器のみを有するとしてもそれで十分な場合がある。
【0016】
しかし、ベースステーションは有利には2つの分離した充電接続器を有しており、そのうちの1つがディスプレイ装置と有効に接続でき、もう1つが衛生用具と有効に接続できるので、ディスプレイ装置及び衛生用具を同時に充電できる。
【0017】
ディスプレイ装置用の充電接続器及び衛生用具用の充電接続器はともに誘導によって動作するように有利に作られており、具体的には、それぞれディスプレイ装置又は衛生用具にある整合性のある充電部品と電流伝送接続(current-transmitting connection)できる充電コイルを備えている。
【0018】
ディスプレイ装置及び衛生用具は双方とも、それぞれアイドル状態にあるとき、又はアイドル状態で充電されているように動作中ではないときに、ベースステーション上にそれぞれ収納又は定置できる。動作に際して、衛生用具(例えば歯ブラシ)及びディスプレイは、ベースステーションから独立して動作できるように、ベースステーションから取り外すことができる。ディスプレイ装置は、ディスプレイ装置をベースステーションで又はそれから独立して、どちらかの状態で操作できるように、ベースステーションに合体しているときであっても、有利には衛生用具とともに操作でき、かつ/又はそれと交信できる。例えば、ディスプレイ装置のエネルギー貯蔵装置が、弱い充電しか有していないときにはベースでの動作が有利である場合がある。
【0019】
本発明の実用化において、一方では、ディスプレイ装置は平面に定置するための担持手段を有し、他方では、前記ディスプレイ装置は、ベースステーションにあるディスプレイ用にあつらえた嵌合で支持する支持手段を有する。ディスプレイ装置は、その形状の観点から精密に適合した支持手段を介したポジティブ嵌合によってベースステーションに有利に合体できる。本発明の実用化において、前述の平面上に定置するための担持手段及びベースステーションに合体する支持手段は、相互に一体化でき、並びに/又は相互に補足的な方法で作ることができる。例えば、ベースステーションに作られた相補的なレセプタクルの窪み内に突出した安定脚を挿入することができる。
【0020】
送信電力を低く維持するために、及び膨大なデータ通信量を必要としないように、本発明の有利な実用化において、ディスプレイ装置上に表示できるビデオゲームを制御するためのゲーム・コントローラは、ゲームを相互作用的に制御するための制御コマンドのみが通信インターフェースを介して伝送されなければならないように、ディスプレイ装置に内蔵できる。衛生用具から伝送されてきた制御コマンドは、たとえそれがベースステーションから離れて搭載されていても、ディスプレイ装置にあるゲーム・コントローラによって直ちに処理される。
【0021】
しかし、本発明の代替の実用化において、ベースステーション及び/又は衛生用具が、衛生用具で生成された制御コマンドの少なくとも一部を実行し、これらを、ディスプレイ装置に直接又はベースステーションを介して間接的にディスプレイ装置に伝送されるグラフィック・コマンドに変換する、ゲーム・コントローラを収容するように規定することもできる。
【0022】
ディスプレイ装置のディスプレイ上に描写できるゲームは、根本的に異なる設計であることができる。具体的には、衛生用具から相互作用的に制御できる、具体的には前記アバターの動きに関して制御可能なアバターを伴うゲームを使用できる。原理的には、色々な機能及び表示モードが様々な設計であることができる。本発明の有利な実用化によれば、ディスプレイ装置のディスプレイ上のアバターを操縦し、それぞれ画面又はそこに表示された背景の全域にわたって移動させることのできる、操縦制御手段を衛生用具上に搭載できる。操縦制御手段は衛生用具上の手動で操作されるスイッチの形態で作ることができ、及び/又はディスプレイ上のどのアバターを操縦するかに依存して衛生用具の動作パラメータを検出するための検出手段を備えることもできる。例えば、動きセンサー、傾きセンサー及び/又は加速度センサーを衛生用具に内蔵することができるが、これらセンサーの信号がディスプレイ装置上に表示されたゲームのアバターの操縦信号に変換される。
【0023】
相互作用的に制御されるべき画面の内容の良好な視認性を達成するために、ディスプレイ装置が、表示要素全域にわたって延在する少なくとも部分的に透明な被覆キャップによって覆われた表示要素(具体的にはディスプレイ・パネル)を有すれば、有利である。このような被覆バブルキャップは、例えばたとえ子供がこれを落としても、分離して配置可能な(したがって落下の際には危険にさらされている)表示要素を損傷から保護することができる。同時に、表示要素の異なる側からの良好な視認性及び取り外し機能が達成され、これにより、たとえディスプレイの自由配置機能及び分離形成を伴わなくても利点が提供される。周知の「スノーグローブ」の方法で湾曲した被覆バブルキャップによって実際の表示要素を覆うことにより、具体的には子供たちの注目をひく興味深い光学的効果を達成することができ、その巧妙さにおいて、より幼い子供たちでさえ画面の内容の相互作用的制御を行うことができる。
【0024】
本発明の実用化において、表示要素をその下に埋め込み表示要素を囲う、前述の被覆キャップは、表示要素の上に凸状に湾曲でき、具体的には表示要素の上に設置された少なくともほぼドーム形状の被覆キャップを形成できる。表示要素の被覆にもかかわらず、異なる視野角から完全な視認性が達成される。
【0025】
本発明の実用化において、表示要素は、相互作用的に制御可能な表示の多軸視認性を可能とするために、場合によっては異なる視認方向に向かって配置された複数の表示セグメントを有することができる。例えば、ディスプレイ・ボールを両側から観察でき、場合によっては異なる表示を(例えば2人のプレイヤー間の競争を可能とするために)表示することができるように、反対側に配置された表示セグメントを提供することができる。
【0026】
前述の被覆キャップは、下面が本質的に有利には平坦であり、それによってディスプレイ装置を据え置くことができるベースの上に有利に設置することができる。
【0027】
前述の別個に作られたディスプレイ装置に加えて、衛生用具は、例えば特定の事象を示し、又は別個に作られたディスプレイ装置に対する補足としてその他の情報を移送するために、衛生用具自体の上に搭載されたディスプレイ装置を備えることができる。本発明の実用化において、衛生用具は、分離したディスプレイ装置上のゲームの進展に依存して制御装置によって制御でき、及び/又は衛生用具自体の動作パラメータに依存して制御できるディスプレイを備えることができる。例えば、衛生用具自体に設けられたディスプレイは、分離したディスプレイ装置上の特に興味深い又は重要なゲーム状況を指摘するために使用できる。
【0028】
用具にあるディスプレイ装置は根本的に異なる設計であることができ、本発明の実用化において、衛生用具自体には、分離したディスプレイ装置にあるそれよりもより簡単な表示手段が設けられている。本発明の有利な実用化において、衛生用具は、照明可能なハウジング・セグメント及び/又は用具のハウジング上に配置できる照明要素を有することができる。歯ブラシの形態の衛生用具を前提とすると、本発明の実用化において、ハンドルの前端上に照明リングを提供できるが、この照明リングは、様々な照明状態(例えば点滅及び/又は異なる色)にすることができる。
【0029】
本発明の実用化において、用具上のディスプレイが分離したディスプレイ装置上のゲームの進展に依存して制御される場合、例えば分離したディスプレイ装置上のゲームが入力として制御コマンドを予期し又は要求するとき、用具上のディスプレイに合図(例えば点滅の形態で)を提供することができる。
【0030】
しかし、別個のディスプレイ装置の表示要素は、より複雑であるように有利に作られている。具体的には、例えばLCD画面の形態で電子表示パネルが設けられている。
【0031】
本発明の更なる態様によれば、衛生用具及び/又は別個のディスプレイ装置は、ベースステーション上に静止した状態で支持することもできるが、移動させることもできる。このために設けられる支持装置は、原理的には様々な設計であることができ、例えば、その形状を変えることで、ベースステーション上で担持された状態にあるときにディスプレイ装置及び/又は衛生用具の揺動若しくは振動又はその他の動きを許容するばねつりを備えることができる。
【0032】
本発明の実用化において、ベースステーションにあるディスプレイ装置及び/又は衛生用具を可動支持するための可動支持装置は、一方ではディスプレイ装置又は衛生用具に、他方ではベースステーションに適合する支持面を備え、ベースステーションの上にディスプレイ装置及び/又は衛生用具を磁気的に保持するための磁気的定着手段を有利に備えている。
【0033】
具体的には、適合した支持面は反対に湾曲した支持面の対を備えることができ、有利には少なくとも1つの適合した支持面は、衛生用具及び/若しくはディスプレイ装置を異なる配置姿勢に揺らすように複数の軸上に湾曲した(具体的には卵形をした)揺動面として作られており、有利には前述の磁気的定着手段は、それぞれ揺動面上に静止しているディスプレイ装置若しくは揺動面上に静止している衛生用具を中央に揃える中央揃え装置を形成し、並びに/又はこれから一方にそれた後に中立位置に復帰させる復帰装置を形成している。
【0034】
具体的には、歯ブラシとして作られた衛生用具はそのハンドル端部にドーム形状の又は卵形に湾曲した前側を有することができ、このハンドル端部はベースステーションにあるレセプタクルの窪みに定置することができる。磁気的定着手段は、歯ブラシを担持シェル内の中央に揃えて直立のアイドル姿勢で保持する。
【0035】
本発明の実用化において、磁気的定着手段は上述の誘導性充電コイルと同軸に配置できる。別の方法として又は追加として、磁気的定着手段はまた、衛生用具を有利には直立に充電位置に保持するために、誘導的に伝送された充電電流が、衛生用具に対して中央揃えするように又は定着するように作用する磁力を衛生用具内に同時に誘起するように、充電コイル自体によって形成することができる。充電接続器は、ベースステーション上の正しい定置を示す表示手段としての機能を同時に果たす。衛生用具が、充電電流が流れないように誤って置かれた場合、衛生用具は倒れるか又はその適正なアイドル姿勢に保持されない。したがって、衛生用具の定置はまた、ディスプレイ装置の画面上で楽しまれる相互作用的ゲームのそれぞれ一部又は延長及び継続としての機能を果たすこともできる。
【0036】
本発明の更に有利な態様によれば、ディスプレイ装置は二重の機能を果たすことができ、歯清掃装置とは無関係に、接続可能な画像送信装置(image source)から画像をインポート及び表示できる電子写真フレームを形成できる。
【0037】
請求項の由来に加えて、これら及び追加の特徴はまた、図面及び該図面を使用して本発明の好ましい実施形態を説明する以下の説明にも由来し、これら特徴は、請求項内のこれらの組み合わせとは関係なく、独立して又は次位組み合わせ(sub-combination)で本発明の対象を形成できる。図面には以下を示す。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】双方共にベースステーションで充電できる歯ブラシ、並びに相互作用的に制御可能な歯清掃ゲームを表示するディスプレイ装置を備える歯清掃装置の形態の個人衛生装置の概略表示。
【図2】ディスプレイ装置の画面上の相互作用的に制御可能な歯清掃ゲームの進行の概略表示であって、前述のディスプレイ装置の、ゲームの異なる経時時点における複数の表示。
【図3】磁気的に動作する定着手段を明確にするためにベースステーション上の揺動機能を示す、ベースステーション上に定置された歯ブラシの概略図。
【図4】相互作用的に制御可能なゲームのアバターを制御する、歯ブラシ上の手動操作可能な操縦スイッチの単位セクション(per-section)の表示。
【発明を実施するための形態】
【0039】
図1に示す歯清掃装置1は、ハンドル3(把持部を形成)を備える電動歯ブラシ2、及び前記ハンドル3に取り外し可能に固定できる付属部品4を備えている。図示した実施形態では、付属部品は毛材体(bristle field)5を有する付属ブラシであるが、場合によってはプラスチック製の帯又は歯間清掃具のようなその他清掃要素を呈することもできる。
【0040】
ハンドル3の中には、好適に作られた駆動系によって付属部品4の毛材体5を駆動できる駆動モーターが収容されている。更に、ハンドル3の中には、(充電接続器6を介して充電できる)電池の形態のエネルギー貯蔵装置が設けられている。前述の充電接続器6は、一方で動作中ではないときには片付け、他方では充電ができるように、これをベースステーション7の上にそれぞれ定置し、又は据え置くことができるハンドル3の後部端セグメントに有利に位置している。
【0041】
図3に示すように、歯ブラシ3はベースステーション7のステーション本体8(このステーション本体8は本質的に平板のように作られている)上に直立し、本発明の有利な実施形態によれば、直立は、ポジティブ嵌合(具体的にはそれぞれ鎖錠又は囲い式ポジティブ嵌合)などを伴わずに達成され、直立している歯ブラシ2は、動くことができ、具体的には図3に明らかなように(起き上がりこぼしのように)前後に揺らすことができるように、支持されるようになっている。
【0042】
一方では、これには複数の軸上に湾曲した、その面部品が相互に寄り添うそれぞれの揺動面の対を形成する支持手段9として適合した支持面の対10が設けられている。図の実施形態において、ステーション本体8の支持面10aは回転対称な窪みの形態で具体的に作られている一方、歯ブラシ2のハンドル3の前側端部は前述の支持窪み10a内に寄り添うそれぞれ卵形又はドーム形状の面部(又は回転対称な別の方法で凸状に湾曲した面部)を形成している。それぞれの支持面10a若しくは10bのうちの一方は、又はその両方でさえ、中央揃えされた状態を可能とするための平坦な部位を有利には呈することができる。
【0043】
定置した歯ブラシ2をその直立状態に維持するために、歯ブラシ2とベースステーション7との間に作用する磁気的定着手段11が支持手段9の領域内に設けられており、この磁気的定着手段11は、中央揃えを行うように作用し、前述の歯ブラシ2をその垂直に立ったアイドル姿勢に保持する。前述の磁気的定着手段11は、ベースステーション7内に、例えばハンドル3の端部部品内の支持リングの形態の金属製支持要素に作用する永久磁石を収容することができる。これにより、磁気的定着手段11は、ハンドル3がその中央揃えされた所望の位置からそれている場合又はそれると、ハンドル3に復帰モーメントが作用するように有利に作られている。図示した実施形態において、この復帰装置は磁気的定着手段11によって形成されている。
【0044】
これにより、歯ブラシ2はベース部分7によって誘導的に有利に充電される。これにより、ハンドル3の充電接続器6は、丁度ベースステーション7に設けられた(したがって相互作用する)充電接続器12のように誘導的に機能するように作られている。充電接続器6及び12はともに、周囲から有利に被覆され又は封入されている。具体的には、これらは、充電電流の非接触伝送が行われるようにそれぞれハンドル3又はベースステーション7のハウジングの下に配置できる。双方の装置は、スタンド装置の磁界と交番電磁界が相互に弱めあうような具合に重ならないように、相互に「入れ子状態」に配置できる。変型として、例えばスタンド磁石は、これが(充電電流を伝送するための)電磁結合するための誘導コイルを囲うように作られている。追加の変型には、スタンド磁石を囲むコイルの逆の配置もまた設けられている。スタンド磁石は、ベースステーション及び/又はハンドル把持部の下部セグメント内に配置されている。スタンド磁石によるこの誘導的エネルギー伝送の対象は、その他の実施形態と任意に組み合わせることができ、また本発明の独立した対象であることもできる。
【0045】
更に、ベースステーション7は、例えばLCD画面として作ることのできる、それぞれ画面又はディスプレイの形態の電子表示要素14を有利に備えるディスプレイ装置13の収納部位としての役割も果たす。
【0046】
前述のディスプレイ装置13は、ベースステーション7によって充電され、しかしベースステーション7から取り外されたときには分離して操作できるように、ベースステーション7に合体できる独立型ユニットとしてベースステーション7から分離して作られている。
【0047】
図の実施形態において、ディスプレイ装置13は、ディスプレイ装置13の底部を形成するベース本体15を備え、前述の表示要素14を支持する。本発明の有利な設計において、透明な被覆バブルキャップ16が前述の表示要素14の上に定置されるが、このバブルキャップ16は、表示要素12が被覆バブルキャップの下に埋め込まれるように、表示要素12をそれぞれ被覆し又は封入し、前述のベース本体15内に有利には水密に結合している。
【0048】
表示要素14に電力を供給するために、電池の形態のエネルギー貯蔵装置がベース本体15に内蔵されており、この電池は充電接続器17を介してベースステーション7から充電できる。ここで、ディスプレイ装置13にある充電接続器17及びこれと相互作用するベースステーション7の充電接続器18は、誘導的に動作するように有利に作られているので、充電電流は非接触で伝送され、それぞれ充電接続器17又は18を湿気に対して埋め込むことができ、具体的にはそれぞれの部品のハウジングの下に被覆できる。
【0049】
図1に示すように、ディスプレイ装置13のベース本体15の下面は、ディスプレイ装置13を任意の平面上に据え置くことができる接触面を形成している。
【0050】
ディスプレイ装置13は、通信インターフェース19(別個に図示せず)によって歯ブラシ2と交信することができる。無線通信のために、ディスプレイ装置13には、歯ブラシのハンドル3にあって対応する送信機/受信機モジュールと交信できる送信機/受信機モジュールが設けられており、データを双方向に有利に転送できる。例えば、ディスプレイ装置13と歯ブラシ2との間にブルートゥース接続を成立させるために、双方の上にブルートゥース・インターフェースを提供することができる。
【0051】
ディスプレイ装置13は更に、表示要素12上の表示を制御し、歯ブラシ2のハンドル3から受信した制御コマンドを対応する画面表示用のグラフィック・コマンドに変換する制御装置20を有する。
【0052】
具体的には、前述の制御装置21は、図2に例として示されるように、表示要素14上にビデオゲームを表示し、相互作用的に制御することができる。
【0053】
画面全域にわたって及び/又は画面の背景全域にわたってそれぞれ動き又は移動できる少なくとも1つのアバター22及び/又は仮想要素が、表示要素14上に有利に表示されている。図の実施形態では、子供の像のアバター22が形成されており、このアバターは口内の磨くべき歯を象徴する水中に横たわる岩礁を磨くために、島全域にわたって及び島の前の水中世界の中に移動することができる。
【0054】
前述のアバター22は、それぞれ画面表示全域又は表示要素14全域にわたって、歯ブラシ2によって操縦できる。このために、歯ブラシ2のハンドル3は、それぞれ前述の通信インターフェース19又は20を介して制御装置21に転送される操縦コマンドを生成し、表示要素14上でアバター22の動きを制御する操縦制御手段を備えている。図4によって描かれた実施形態において、前述の操縦制御手段は、原理的には様々な設計であることができ、例えばそれぞれ操作を検出し又は異なる方向への進入(admissions)を強制し、これらを異なる方向の操縦制御信号に変換するマウスボール(ラップトップから既知である)の方法で設計できる、手動操作可能な操縦スイッチ23を備えている。
【0055】
子供たちのためにアバター22の操縦を簡単にするために、ハンドル3上の操縦スイッチ23は、十字架のように相互に対して有利に位置する4方向に向いた圧力セグメントを有する4方向圧力スイッチとして、有利に作られている。互いの近くに位置する1つ又は更には2つの圧力セグメントを押下することにより、対応する方向に移動する(場合によっては重なることもある)操縦制御信号を生成でき、この信号が対応する方向へのアバターの動きに変換される。例えば、付属部品4の方向を向いた圧力セグメントの押下が常にアバター22の画面の上縁部の方向の上向きの動きを生成するなどのように、圧力セグメントと画面との間の一定方向の関連づけを提供できる。あるいはまた、例えば、実物の歯ブラシ上の右に位置する圧力セグメントが押下されたときには、画面内の回転位置にかかわらず、ブラシの仮想表示が常に仮想ブラシ表示の長軸に対して右横に移動するように、方向の関連づけを仮想表示内に示したブラシの配置に依存させることもできる。しかし、これは大人向けのゲームの魅力を高めることができるものの、子供たちにはあまり適していないより複雑な制御方法である。あるいは、操縦スイッチ23は、ディスプレイ上の特定の位置/コンフィギュレーションが認識され次第操作される押しボタンである。また、更なる代替の形態は、例えば歯ブラシをオンにしオフにするために、表示機能を操作するよりも長い圧力時間を必要とする電動歯ブラシのオン/オフ・スイッチとして、操縦スイッチ23を設計することである。更なる代替の形態において、電動歯ブラシのオン/オフ・スイッチ及び操縦スイッチ23は、歯ブラシのハンドルの2つの反対側又は他の側面の上に有利には、別個に作られている。
【0056】
前述の手動操作可能な操縦スイッチ23の別の方法又は追加として、ハンドル3における操縦制御信号はまた、歯ブラシ2の動作パラメータから得ることもできる。具体的には、歯ブラシ2の動き(具体的には歯磨き動作)に対応する、それぞれ動き信号又は加速度信号は、例えば動きセンサー及び/又は加速度センサーの形態の好適な検出装置によって、アバター22及び/又は前記アバター22によって保持された仮想ブラシ部品の仮想表示が歯ブラシ2の実際の動きに対応して操縦されるように生成できる。アバターが前後に動くだけでなく傾くこともできるように、空間内で歯ブラシ2のそれぞれ傾き又は配向を検出する傾きセンサーもまた、歯ブラシ2に有利に内蔵することもできる。アバター22の画面表示は、歯ブラシ2における動き及び/又は圧力スイッチの起動と同期して有利に動くことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人使用のための個人衛生装置であって、具体的には手持ち式衛生用具、具体的には歯ブラシ(2)と、前記衛生用具を収納及び/又は充電するベースステーション(7)と、制御装置(21)によって前記衛生用具から相互作用的に制御可能な相互作用的表示を表示するディスプレイ装置(13)と、を有する歯清掃装置であって、前記ディスプレイ装置(13)は、前記ベースステーション(7)及び前記衛生用具とは別個に作られ、それらから分離して配置可能なモジュールを形成し、前記ベースステーション(7)及び/又は前記衛生用具から分離しているときでもこれらと交信するための通信インターフェース(19)を有することを特徴とする、個人使用のための個人衛生装置。
【請求項2】
前記ディスプレイ装置(13)が充電可能な電力貯蔵装置を有し、前記ディスプレイ装置(13)を充電する充電接続器(17、18)が前記ディスプレイ装置(13)及び前記ベースステーション(8)に設けられ、この充電接続器(17、18)が、有利には非接触で、有効に接続できる、請求項1に記載の個人衛生装置。
【請求項3】
前記ディスプレイ装置(13)と前記個人衛生装置(7)との両方が充電可能であり、有利には前記ベースステーション(7)が、前記ディスプレイ装置(13)及び前記衛生用具を同時に充電するための少なくとも2つの充電接続器(12、18)を有する、請求項2に記載の個人衛生装置。
【請求項4】
前記ディスプレイ装置(13)が、前記ベースステーション(7)を介して誘導的に充電する誘導性充電接続器(17)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項5】
前記衛生用具が、充電可能な電力貯蔵装置と、前記ベースステーション(7)を介して前記電力貯蔵装置を誘導性充電するための誘導性充電接続器(12)とを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項6】
前記ディスプレイ装置(13)が、平面上に定置するための担持手段と、前記ベースステーション(7)で前記ディスプレイ装置(13)を支持するとともに前記ベースステーション(7)に適合した支持手段とを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項7】
前記ディスプレイ装置(13)が、該ディスプレイ装置(13)上に表示できるビデオゲームを制御するゲーム・コントローラを収容し、このゲーム・コントローラに、該ゲーム・コントローラによって処理できるゲーム制御コマンドを前記通信インターフェース(19)を介して送ることができる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項8】
前記ディスプレイ装置(13)上に表示できるビデオゲームを制御するゲーム・コントローラが、前記ベースステーション(7)及び/又は前記衛生用具に設けられており、このゲーム・コントローラから前記通信インターフェースを介して前記ディスプレイ装置(13)にグラフィック制御コマンドを送ることができる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項9】
前記ディスプレイ装置(13)が、部分的に透明な被覆キャップ(16)によって覆われた表示要素(14)(具体的にはディスプレイ・パネル)を有する、請求項1に記載のプリアンブル又は請求項1〜8のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項10】
前記被覆キャップ(16)が、前記表示要素(14)の上で凸状に湾曲しており(有利にはドーム形状であり)、具体的にはその下に前記表示要素(14)が埋め込まれかつ封入される被覆バブルキャップを形成する、請求項9に記載の個人衛生装置。
【請求項11】
前記表示要素(14)が、異なる視認方向に向かって配列された複数のセグメントを有する、請求項9又は10に記載の個人衛生装置。
【請求項12】
前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)が、前記ベースステーション(7)の上で前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)を移動定置するための、前記ベースステーション(7)に適合した支持面(10b)と、置かれた前記衛生用具及び/又は置かれた前記ディスプレイ装置を、前記ベースステーション(7)上の所望の位置からそれた後に、該所望の位置に復帰させる復帰手段とを有する、請求項1に記載のプリアンブル又は請求項1〜11のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項13】
前記復帰手段が、前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)を前記ベースステーション(7)上に保持する磁気性定着手段(11)によって形成されている、請求項12に記載の個人衛生装置。
【請求項14】
前記適合した支持面(10b)が、前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)を異なる定置位置で揺らす揺動面、有利には複数の軸上で、具体的には回転対称的に湾曲した、有利にはほぼ卵形である揺動面、として作られており、前記復帰装置が、前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)が前記揺動手段の位置からそれた場合に、前記衛生用具及び/又は前記ディスプレイ装置(13)において復帰モーメントが発生するように作られている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項15】
前記誘導性充電接続器(6)及び前記磁気性能動的定着手段(11)が、前記衛生用具のハンドル(3)の前側端部の上に相互に同軸的に配置されている、請求項13又は14に記載の個人衛生装置。
【請求項16】
前記ディスプレイ装置(13)が、外部画像データ送信装置に接続する分離した画像データ接続子を有する電子写真フレームを形成する、請求項1に記載のプリアンブル又は請求項1〜15のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項17】
前記ディスプレイ装置(13)が、前記それぞれ表示された(前記画像データ送信装置からインポート可能な)画像を自動的に次に切り換えるシーケンス・コントローラ・モジュールを有する、請求項16に記載の個人衛生装置。
【請求項18】
前記衛生用具が、事象、具体的には別個に作られたディスプレイ装置(13)上のゲームの進行、に依存し、及び/又は前記衛生用具の動作パラメータに依存して制御される追加の表示機器(24)を有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項19】
前記衛生用具に設けられた前記表示装置(24)が、前記衛生用具のハンドル(3)の上に、有利には前記ハンドル(3)の前側端部の上に照明可能な表示要素、具体的には照明可能なインジケータリング、を有する、請求項18に記載の個人衛生装置。
【請求項20】
前記衛生用具が、前記ディスプレイ装置(13)の全域にわたって及び/又は前記ディスプレイ装置(13)上に表示された前記背景画像の全域にわたって、仮想画面要素及び/又はアバター(22)を操縦する操縦制御手段を有する、請求項1に記載のプリアンブル又は請求項1〜19のいずれか一項に記載の個人衛生装置。
【請求項21】
前記操縦制御手段が、有利には異なる方向に配置された複数の圧力セグメントを有して異なる方向を指向する操縦制御信号を生成する、手動操作可能な操縦スイッチ(23)を備える、請求項20に記載の個人衛生装置。
【請求項22】
前記操縦制御手段が、前記アバター(22)の併進移動のための移動手段、及び前記アバター(22)を回転させる回転手段を有し、前記移動手段及び前記回転手段が、有利には、相互から独立しているが、必要に応じて同期して操作可能であるように作られている、請求項20又は21に記載の個人衛生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−526598(P2012−526598A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510436(P2012−510436)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052259
【国際公開番号】WO2010/134051
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(508117514)ブラウン ゲーエムベーハー (32)
【Fターム(参考)】