充填方法及び充填ガイド装置
【課題】両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填する場合に、小物を、袋底の袋内の所定位置で一方の袋面に接するように、一定の姿勢で充填できるようにする。
【解決手段】被包装物82と小物81を袋9内にガイドする烏口状のガイド部材42と、袋底に達した小物81を袋9の一方の袋面に押さえ付ける押さえ片54を備える。ガイド部材42は、開閉する一対のガイド片52,53が対向配置されたもので、上方に配置されたホッパーとともに昇降し、各ガイド片52,53はそれぞれ別の駆動手段により開閉する。押さえ片54はガイド片52の内側に設置され、その下端から所定長さ突出している。ガイド部材42が袋9内に挿入され、始めに一方のガイド片53が開き、ガイド片52と押さえ片54の間を小物81が落下し、次にガイド片52が開き、袋底に達した小物81を押さえ片54が押さえ、続いて被包装物82が投入される。
【解決手段】被包装物82と小物81を袋9内にガイドする烏口状のガイド部材42と、袋底に達した小物81を袋9の一方の袋面に押さえ付ける押さえ片54を備える。ガイド部材42は、開閉する一対のガイド片52,53が対向配置されたもので、上方に配置されたホッパーとともに昇降し、各ガイド片52,53はそれぞれ別の駆動手段により開閉する。押さえ片54はガイド片52の内側に設置され、その下端から所定長さ突出している。ガイド部材42が袋9内に挿入され、始めに一方のガイド片53が開き、ガイド片52と押さえ片54の間を小物81が落下し、次にガイド片52が開き、袋底に達した小物81を押さえ片54が押さえ、続いて被包装物82が投入される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填する方法、及びそれを実施するための充填ガイド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合、包装製品の見栄え、あるいは小物が確実に充填されていることを視認できるといった観点から、小物を、袋内の所定の位置で一方の袋面に接するように、かつ望ましくは一定の姿勢で充填したいという要求がある。
このような要求に応えるため、例えば特許文献1〜6に開示された発明が提案されたが、それぞれ以下のような問題点があった。
【0003】
特許文献1に開示された発明は、食品と脱酸素剤を袋に充填する場合に、投入した脱酸素剤を電磁石により一方の袋面に接する位置に吸着し、その状態で主たる包装物である食品を投入する、というものである。この方法は、小物が電磁石に吸着する脱酸素剤にしか適用できないという問題がある。
特許文献2に開示された発明は、主たる被包装物と乾燥剤を袋に充填する場合に、乾燥剤を投入後、袋を傾けることにより、乾燥剤が一方の袋面に接するようにし、かつ乾燥剤と他方の袋面の間に隙間を設け、この隙間に主たる被包装物を投入する、というものである。この方法は、袋を傾けた状態で主たる被包装物を投入するため、主たる被包装物の形状、性状、充填量によっては袋底まで達せず、袋口からあふれて充填不良となる可能性がある。
【0004】
特許文献3に開示された発明は、主たる被包装物と脱酸素剤の小袋を袋に充填する場合に、まず袋内面に沿って脱酸素剤投入用のシュートを挿入し、主たる被包装物を袋内に投入し、前記シュートを介して袋内に脱酸素剤を投入する。この方法は、先に投入された主たる被包装物により脱酸素剤の落下が止められるため、主たる被包装物の形態によっては脱酸素剤の袋内での位置や姿勢が定まらないほか、シュートを袋内側に変位させて脱酸素剤を落下させる場合、主たる被包装物が袋内で圧迫されて、破損や変形を起こす可能性がある。
【0005】
特許文献4に開示された発明は、主たる被包装物と乾燥剤等の小物を袋に充填する場合に、主たる被包装物を袋に充填した後、袋内にシュートの先端を挿入し、シュートを介して小物を投入する、というものである。この方法は、特許文献3の方法と同じく、主たる被包装物の形態によっては脱酸素剤の袋内での位置や姿勢が定まらないほか、袋内にシュートを挿入するスペースや小物を収納するスペースが確保できないとか、主たる被包装物の破損や変形を起こす可能性がある。
特許文献5,6に開示された発明は、主たる被包装物と脱酸素剤等を袋に充填する場合に、ホッパーを介して両者を同時に袋に投入する、というものである。この方法は、小物の袋内での位置や姿勢が定まらず、特に主たる被包装物がバラ物の場合、その傾向が強くなる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特公平6−37201号公報
【特許文献2】特開平7−149322号公報
【特許文献3】特開2005−343490号公報
【特許文献4】特開2004−59024号公報
【特許文献5】実開平5−86805号公報
【特許文献6】実開平3−35001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合に、小物を袋内の所定の位置で一方の袋面に接するように、かつ一定の姿勢で充填できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る充填方法は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を袋口に挿入したガイド部材を介して充填する際に、先に前記小物を袋内に投入し、袋底に達した前記小物を前記ガイド部材とともに袋内に挿入した押さえ片により前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付け、その状態で前記主たる被包装物を袋内に投入した後、前記押さえ片を前記ガイド部材とともに袋外に抜き出すことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る充填ガイド装置は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片はそれぞれ別の駆動手段により開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、一方又は双方のガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は一方のガイド片の内側に設置されて前記ガイド部材の下端から所定長さ突出し、前記ガイド部材の下端が開放されたとき、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする。
【0010】
上記充填ガイド装置において、例えば次のような具体的形態をとることができる。
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、先に前記押さえ片が設置されていないガイド片が開き、次いで前記押さえ片が設置されたガイド片が開き、このとき前記押さえ片により袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けること。
前記押さえ片が設置されていない方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていること。
前記押さえ片が板状とされ、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片との間に、前記ガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていること。
各ガイド片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降すること。
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有すること。
【0011】
また、本発明に係る別の充填ガイド装置は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片は駆動手段により同時に開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、両ガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は前記ガイド部材の内側に配置されてその下端から所定長さ突出し、上部が軸支され前記駆動手段とは別の駆動手段により前記一対のガイド片の開閉方向に沿って後退位置と押さえ位置の間で揺動可能とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材と押さえ片は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする。
【0012】
上記別の充填ガイド装置において、例えば次のような具体的形態をとることができる。
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、前記ガイド部材が開き、次いで前記押さえ片が後退位置から押さえ位置に揺動し、袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けること。
前記一対のガイド片のうち他方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていること。
前記押さえ片が棒状とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片との間に、前記一方のガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていること。
各ガイド片及び前記押さえ片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降すること。
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有すること。
【発明の効果】
【0013】
本発明の充填ガイド部材によれば、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合に、主たる包装物に破損や変形を起こすことなく、また充填不良を起こすことなく、袋幅方向の所定の位置で一方の袋面に接するように充填できる。また、小物を先に投入して袋底に着座させ、それを主たる包装物の充填中に袋面に対して押さえ、続いて主たる包装物を充填することができ、これにより、小物は袋の縦方向でも袋内の所定位置(袋底位置)に収まり、袋内での姿勢も安定する。これにより、包装製品の見栄えがよくなり、あるいは小物が確実に充填されていることを視認できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る充填ガイド装置を適用した袋詰め包装機の平面図である。
【図2】その左側面断面図である。
【図3】本発明に係る充填ガイド装置のホッパー及びガイド部材の側面図(ガイド部材が閉の状態)である。
【図4】その平面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図5】その側面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図6】その正面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図7】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図8】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図9】本発明に係る別の充填ガイド装置のホッパー及びガイド部材の側面図(ガイド部材が閉の状態)である。
【図10】その側面図(図9の反対側)である。
【図11】その正面図である。
【図12】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図13】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【符号の説明】
【0015】
41 ホッパー
42 ガイド部材
47 第1ホッパー部
48 第2ホッパー部
52,53 ガイド片
54 押さえ片
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図1〜8を参照して、本発明に係る充填ガイド装置を適用した袋詰め包装機について具体的に説明する。
この袋詰め包装機の全体構造は、図1,2に示すように、レーストラック形の環状軌道に沿って移動する無端チェーン1(図2参照)と、無端チェーン1の長さ方向に沿って等間隔に設置され無端チェーン1と共に移動する多数組のグリッパー2を備える。前記環状軌道に沿って、袋供給装置3、袋口開口装置4、充填装置(円弧状部分に設置されているが図示せず)、シール装置6、不良袋排出装置7及び製品袋排出装置8等が配置されている。グリッパー2が前記環状軌道に沿って回転移動する過程で、袋供給装置3によるグリッパー2への袋9の供給とグリッパー2による袋両縁の把持、袋口開口装置4による袋口の開口、図示しない充填装置による袋9への被包装物(主たる被包装物と小物)の充填、シール装置6による袋口のシール(冷却を含む)、必要に応じて不良袋排出装置7による不良袋の排出等の包装操作、及び製品袋排出装置8による製品袋の排出等の諸操作が行われる。
【0017】
無端チェーン1とグリッパー2、及び無端チェーン1を移動させる機構は、特開2002−302227号公報に記載されたものと同じである。
無端チェーン1は、多数のリンク11が図示しない連結軸を介して無端状に連結したもので、各リンク11の外側にグリッパー2が1組ずつ設けられ、各リンクの内側に内側ガイドローラ12が垂直面内で回転自在に設置され、前記各連結軸の上下に上側ガイドローラ13及び下側ガイドローラ14が水平面内で回転自在に設置されている。
グリッパー2は、一対のアームの先端に把持部2a,2aを有し、把持部2a,2aにより袋9の両縁を把持して吊り下げる。把持部2a,2aは図示しないばねに付勢されて通常は閉じており、開閉レバー15を内向きに移動(先端の開閉ローラ16を内向きに押圧)させたとき開く。また、グリッパー2が前記環状軌道に沿って移動する間、カムローラ17が間隔調整カム(図2に示された間隔調整カム29はその一部)に沿って従動し、前記アームが所定のタイミングで水平面内で開閉(把持部2a,2a間の間隔が変化)するようになっている。
【0018】
図2をみると、機台18の上面にスタンド19が立設し、その中心に固定軸21が立設し、スタンド19と固定軸21の間に中空軸22が回転自在に支持され、中空軸22の下端に図示しない駆動源により定速で回転するギア23が固定されている。中空軸22にテーブル24が固定され、その周囲にスプロケット25が固定されている。スプロケット25は上下ギア部26,27と中間の支持溝28を有し、チェーン1の上下ガイドローラ13,14がギア部26,27の周囲に等間隔で形成された溝にそれぞれ嵌入し、内側ガイドローラ12が支持溝28内に嵌入している。また、テーブル24の下方に間隔調整カム29が固定配置され、間隔調整カム29の外周にカムローラ17が当接している。
【0019】
無端チェーン1は、前記スプロケット25と平面視半円形のガイド部を有する固定ガイド部材31の前記ガイド部の間に掛け渡され、両端の円弧部と両側の直線部からなる環状軌道をなし、中空軸22が回転してスプロケット25が回転すると、前記環状軌道に沿って水平面内で連続的に回転する(図1において右回り)。なお、固定ガイド部材31と前記両側の直線部には、上下ガイドローラ13,14及び内側ガイドローラ12が走行するガイドレールが形成され、また、両側の直線部にカムローラ17が当接する複数個の間隔調整カムが設置されているのは、前記特開2002−302227号公報に記載されているとおりである。
【0020】
袋供給装置3は、特開2002−308223号公報に記載された空袋供給装置と同じである。コンベアマガジン式給袋装置3aと組み合わされ、同時に4個の袋を4組のグリッパー2に1個ずつ供給する。
袋口開口装置4は、特開2002−255119号公報に記載された袋口開口装置と同じである。
シール装置6は、袋口をシールバーで挟んで熱シールするシール装置6a,6b,及びシール部を冷却バーで挟んで冷却する冷却シール装置6c,6dからなり、これらはいずれも特開2001−72004号公報に記載されたシール装置と同様に、所定距離をグリッパー2(袋9)と等速で追従移動し、その間にシールバー又は冷却バーが袋口を挟んだ後離れ、次いで元の位置に復帰するという動作を行う。この例では、シール装置6a,6bにより同時に2つの袋が熱シールされ、それらは続いて冷却シール装置6c,6dにより同時に冷却され、各袋に対しこの熱シールと冷却が1回ずつ施される。
【0021】
製品袋排出装置8は、特開2002−302227号公報に記載された開閉装置(開閉部材及びその駆動機構等からなる)と同じで、所定位置にきたグリッパー2の開閉ローラ16を前記開閉部材の押圧部で内向きに押圧して把持部2a,2bを開き、製品袋をシュート45上に落下させ、搬出コンベア46により搬出する。なお、このような開閉装置は、袋供給装置3の箇所にも配置され、袋9をグリッパー2に供給するとき把持部2a,2bを開く(ただし、4組のグリッパー2に対して同時に作動するタイプ)。
不良袋排出装置7は、エアシリンダ7aのピストンロッドの先端にカム7bが設置されたもので、機能としては製品排出装置8と同等である。エアシリンダ7aを作動させてカム7bを内向きに移動させると、前記カム7bによりその位置(不良袋排出位置)にきたグリッパー2の開閉ローラ16が内向きに押圧され、把持部2a,2bが開き、袋9(不良袋)が落下する。
【0022】
図2に示すように、中空軸22に固定されたテーブル24に、複数個の昇降軸32がそれぞれ支持部材33を介して昇降自在に支持され、また中空軸22の上端のフランジ部34でも昇降自在に支持されている。昇降軸32の下端にカムローラ35が設置され、テーブル24が回転すると、このカムローラ35がスタンド19の外周部に固定された環状カム36上を転動し、昇降軸32が所定のタイミングで昇降する。
昇降軸32はテーブル24上に等角度間隔で配置され、各昇降軸32には昇降部材37が固定され、昇降部材37にホッパー支持部材38及び一対のガイド部材支持部材39,39が固定され、ホッパー支持部材38にホッパー41が固定され、ガイド部材支持部材39,39にガイド部材42が設置されている。中空軸22に複数個のガイド軸43が鉛直に固定され、各昇降部材37に固定された突出部44が対応するガイド軸43に摺動自在に嵌り、これにより昇降軸32及び昇降部材37の回転が防止されている。
【0023】
ホッパー41は、図3,4に示すように、主たる被包装物投入用の第1ホッパー部47と小物投入用の第2ホッパー部48からなり、いずれも上が広く下が狭くなった構造を有する。ホッパー41において、第2ホッパー部48は第1ホッパー部47に付属するような形となり、第1ホッパー部47の外側周壁49が両者間の仕切り壁の役割を有する。また、第1ホッパー部47の内側(外側周壁49の内側)にも仕切り壁51が形成され、第1ホッパー部47の下端開口がその分狭められている。
【0024】
ガイド部材42は、ホッパー41の直下に配置された烏口状の中空構造体であり、ホッパー41に投入されその下端開口から落下する主たる被包装物と小物が、袋9内へ投入されるのをガイドする役割を有し、図3〜6に示すように、特許第3342262号公報に記載された一対の鰐口枠と同様の対向配置された略溝状(枠状)のガイド片52,53からなり、一方のガイド片52の内側に板状の押さえ片54が設置されている。
ガイド片52は外壁55及び両側壁56,57からなり、上部がやや上広がりとされ、外壁55の下部は下方に狭められている。
【0025】
押さえ片54は、ガイド片52の外壁55と略平行に(外壁55との間に略一定の隙間が空くように)設置され、上部54aの板幅が左右の側壁56,57の間隔にほぼ等しく、その左右の側縁が側壁56,57の内側に溶接等により接合され、中間部54bにおいて幅が下方に狭まり、さらに下部54cが狭い一定幅とされている。押さえ片54の上部54aの上端はガイド片52の上端とほぼ一致し、下部54cは一部がガイド片52より下方に所定長さ突出し、この突出部分が外向き(外壁55側)に屈曲されている(図5参照)。
ガイド片53は外壁58、中間壁59,61及び両側壁62,63からなり、ガイド片52と同様に上部がやや上広がりとされ、外壁58の下部は下方に向けて狭められている。また、外壁58の下端部に押さえ片54の下部54cが入り得る切り欠き部58aが形成されている(図6参照)。
【0026】
前記ガイド部材支持部材39,39に支持軸64,65が回転自在に支持され、支持軸64に固定されたブラケット66にガイド片52の外壁55が固定され、支持軸65に固定されたブラケット67にガイド片53の外壁58が固定され、各支持軸64,65の一端に、それぞれレバー68,69の下端が固定されている。一方、昇降部材37にエアシリンダ71,72の後端が軸支され、各ピストンロッド73,74の先端が、それぞれ軸部75,76を介して前記レバー68,69の上端に連結されている。エアシリンダ71,72は独立して駆動できるようになっている。エアシリンダ71,72が作動すると、ガイド片52,53はそれぞれ支軸64,65を中心として回動する。
【0027】
エアシリンダ71が前方に作動し、かつエアシリンダ72が後方に作動すると、両ガイド片52,53は互いに下端が接近し上端が離れるように、それぞれ支持軸64,65を中心として回動し、図3に示すようにガイド部材42は下方が狭まった形状(上方は広がる)となって下端が閉じ、押さえ片54の下部54cがガイド片53の外壁58の切り欠き部58aに入る。このようにガイド部材42が閉じたとき、第1ホッパー部47の外側周壁49の下端と、押さえ片54の上端が上下に連なるように、前記外側周壁49と押さえ片54の位置関係が設定されている。言い換えれば、第2ホッパー部48の下端開口が、ガイド片52と押さえ片54により構成される充填通路77の上端開口の直上位置に配置されている。
一方、エアシリンダ71が後方に作動し、かつエアシリンダ72が前方に作動すると、両ガイド片52,53は互いに下端が離れ上端が接近するように、それぞれ支持軸64,65を中心として回動し、図5に示すようにガイド部材42は略ストレート形状となって下端が開く。このようにガイド部材42が開いたとき、第1ホッパー部47の仕切り壁51の下端と、押さえ片54の上端が上下に連なるように、前記仕切り壁51と押さえ片54の位置関係が設定されている。言い換えれば、第1ホッパー部47の下端開口が、ガイド片53と押さえ片54により構成される充填通路78の上端開口の直上位置に配置されている。
また、エアシリンダ71が前方に作動し、かつエアシリンダ72が前方に作動したときは、ガイド部材42は半開きの状態となる。この点については後述する。
【0028】
以上説明した袋詰め包装機において、テーブル24が回転すると、無端チェーン1とグリッパー2はそれぞれレーストラック形の環状軌道に沿って回転移動し、ホッパー41とガイド部材42はそれぞれ円軌道に沿って回転移動する。前記円軌道は、ホッパー41及びガイド部材42がグリッパー2の環状軌道の半円部に沿って回転移動する円弧状領域、すなわち充填領域Aと、グリッパー2の環状軌道の半円部から離れて回転移動する円弧状領域、すなわち非充填領域Bに分けられ、充填領域Aでは、ホッパー41及びガイド部材42はグリッパー2の上方で、グリッパー2と同期して回転移動し、かつ昇降する。なお、非充填領域Bには全長にわたり、ガイド部材42から落下する被充填物(被充填物の落下については後述)を受ける受け部材79が、待機位置にある押さえ片54及びグリッパー2に把持された袋9と緩衝しない高さに設置されている。
【0029】
回転移動するホッパー41及びガイド部材42が非充填領域Bから充填領域Aに入ると(このときガイド部材42は閉じている)、図示しない充填装置から、まず偏平な形状を有する小物81(例えば脱酸素剤の四角形の小袋)が、ホッパー41の第2ホッパー部48に投入される。この小物81は、ガイド片52と押さえ片54の間に構成された充填通路77内を、前記外壁55に沿って落下し、図7(a)に示すように、ガイド部材42の下端で止められる。このとき、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置にある。
続いて、カムローラ35及び環状カム36の相互作用により、上方の待機位置にあったホッパー41及びガイド部材42が下降し、図7(b)に示すように、ガイド部材42の閉じた下端部がグリッパー2に把持された袋9の袋口内に挿入される。なお、小物81のホッパー41への投入は、ガイド部材42の挿入後に行ってもよい。
【0030】
続いてエアシリンダ72が前方に作動しガイド片53のみが開く方向に回動する。これにより、図8(a)に示すように、ガイド部材42の下端が半開きとなり、ガイド部材42内に一時的に保持されていた小物81が、その両側縁をガイド片52の左右の側壁56,57にガイドされ、外壁55に沿って落下する。
続いてエアシリンダ71が後方に作動し、ガイド片52が開く方向に回動する。これにより、図8(b)に示すように、押さえ片54がガイド片52とともに回動して、その下端が小物81を一方の袋面に向けて押さえ付ける。同時にガイド部材42が完全に開き、これと同時に又はこれに続いて、図示しない充填装置から、ホッパー41の第1ホッパー部47に主たる被包装物82(バラ物)が投入される。被包装物82は、ガイド片53と押さえ片54の間に構成された充填通路78内を通って袋9内に落下し、充填される。
ホッパー41及びガイド部材42が充填領域Aから非充填領域Bに入る前に、カムローラ35及び環状カム36の相互作用により、ホッパー41及びガイド部材42が上昇し、上方の待機位置に復帰し、次いでエアシリンダ72が後方に作動し、かつエアシリンダ71が前方に作動し、ガイド部材42が閉じる。
【0031】
この充填工程において、先にガイド部材53を開くのは、小物81が落下して袋底に達する時間的余裕を得るためであり、前記小物81が袋底に達した後、ガイド部材52を開いて押さえ片54を回動させ、小物81を一方の袋面に向けて押さえ付けることにより、小物81を所定の姿勢で袋内の所定の位置(幅方向の例えば中央位置でかつ袋底)に保持することができる。仮に、ガイド部材52,53を同時に開くと、その開き速度と小物81の落下速度との関係で、押さえ片54により小物81の落下が妨げられたり、小物81が袋底に達する前に押さえ片54が小物81を袋面に向けて押さえ付ける(この場合、小物81の姿勢や袋内での位置が安定しない)ということが生じる可能性がある。
【0032】
なお、押さえ片54の下端は、袋底に達した小物81の上端より下方位置になければならず、押さえ片54の突出長さ(ガイド片52からの突出長さ)は、その観点で設定される。押さえ片の突出部分が外向きに屈曲していることで、ガイド部材52を開いたとき、小物81を袋面に密着状態で押さえ付けることができる。
また、上記の例では、押さえ片54の幅を中間部54b及び下部54cにおいて狭く設定したことにより、被包装物82の充填が袋内に入った押さえ片54によりほとんど妨げられず、かつ被包装物82が押さえ片54の裏に回り込むことも可能であり、袋内に高い密度で充填することができる。これに対し、例えば特許文献3の装置では、シュートで囲まれた領域には充填できないため、充填密度を高くできない。
【0033】
続いて、図9〜13を参照して、本発明に係る別の充填ガイド装置について具体的に説明する。なお、この充填ガイド装置も、図1,2に説明した袋詰め包装機に適用するものとし、図3〜8に示す充填ガイド装置と実質的に同等の部位には同じ参照番号を付与するものとする。
図9〜11に示すように、昇降部材37にホッパー支持部材38及び一対のガイド部材支持部材39,39が固定され、ホッパー支持部材38にホッパー41が固定され、ガイド部材支持部材39,39にガイド部材42が設置され、図3〜8に示す充填ガイド装置と同じく、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置と下方の下降位置の間で昇降する。ホッパー41は、図3等に示すものと同じである。
【0034】
ガイド部材42も、それ自体は図3等に示すものとほぼ同じで、相違点は、押さえ片54が入る切り欠き部58aの上端の形状が、押さえ片54の断面形状に合わせて湾曲している点のみである。ただし、ガイド片52,53は昇降部材37に設置された1つのエアシリンダ72により同時に揺動して開閉する。その開閉機構を具体的説明すると、支持軸64に連結レバー68が固定され、支持軸65にL字レバー69が固定され、エアシリンダ72のピストンロッド74の先端の軸部76にL字レバー69の一端が連結されている。L字レバー69の他端に固定された軸部84にローラ85が回転自在に支持され、このローラ85が連結レバー68の先端に形成された溝部68a内に回転自在に係合している。従って、エアシリンダ72が作動することによりL字レバー69及び連結レバー68が同時に揺動し、支持軸65,64及びこれらに固定されたブラケット66,67を介して、ガイド片52,53が同時に揺動し開閉する。
【0035】
押さえ片54は、図3等に示すものとは異なり、途中で屈曲した一本の棒状体であり、その下部は小物81を押さえる側が面削ぎされて平面化(面削ぎ部54c)している。ガイド部材支持部材39,39に固定された押さえ片支持部材86,86に、軸部87が回動自在に水平に支持され、押さえ片54の上端が軸部87に固定され、さらに軸部87の一端に揺動レバー88の一端が固定されている。なお、軸部87は、第1ホッパー部47の外側周壁49と仕切り壁51の間の下方位置に設置されているため、小物81と被包装物82のホッパー41からガイド部材42への落下が妨げられない。一方、昇降部材37にエアシリンダ89の後端が軸支され、ピストンロッド91の先端が、軸部92を介して前記揺動レバー88の他端に回動自在に連結されている。エアシリンダ89が作動すると、揺動レバー88を介して軸部87が回動し、押さえ片54がガイド片52,53と同じ方向に、後退位置と押さえ位置(いずれも後述)の間を揺動する。
【0036】
続いて、上記充填ガイド装置の作動について、図12,13を参照して説明する。
回転移動するホッパー41及びガイド部材42が非充填領域Bから充填領域A(図1参照)に入るとき、図12(a)に示すように、ガイド部材42は閉じ、押さえ片54は後退位置(ガイド片52から遠ざかった位置、あるいは袋内の小物を押さえる押さえ位置の反対側)に揺動し、押さえ片54の下部(面削ぎ部54c)近傍がガイド片53の下端部に形成された切り欠き部58aに入り込んでいる。
【0037】
図示しない充填装置から、まず偏平な形状を有する小物81が、ホッパー41の第2ホッパー部48に投入される。この小物81は、ガイド片52と押さえ片54の間に構成された充填通路77内を、外壁55に沿って落下し、図12(a)に示すように、ガイド部材42の下端で止められる。このとき、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置にある。
続いて、カムローラ35及び環状カム36(図2参照)の相互作用により、上方の待機位置にあったホッパー41及びガイド部材42が下降し、図12(b)に示すように、ガイド部材42の閉じた下端部がグリッパー2に把持された袋9の袋口内に挿入される。なお、小物81のホッパー41への投入は、ガイド部材42の挿入後に行ってもよい。
【0038】
続いてエアシリンダ72が前方に作動しガイド片52,53が開く方向に回動する。これにより、図13(a)に示すようにガイド部材42の下端が開き、ガイド部材42内に一時的に保持されていた小物81が、その両側縁をガイド片52の左右の側壁(図4の側壁56,57参照)にガイドされて落下する。
続いてエアシリンダ89が前方に作動し、押さえ片54が押さえ位置に揺動し、図13(b)に示すように、押さえ片54が下端部の面削ぎ部54cで袋底に落ちた小物81を一方の袋面に向けて押さえ付ける。これと同時に又はこれに続いて、図示しない充填装置から、ホッパー41の第1ホッパー部47に主たる被包装物82(バラ物)が投入され、被包装物82は、ガイド片53と押さえ片54の間に構成された充填通路78内を通って袋9内に落下し、充填される。
ホッパー41及びガイド部材42が充填領域Aから非充填領域Bに入る前に、カムローラ35及び環状カム36(図2参照)の相互作用により、ホッパー41及びガイド部材42が上昇し、上方の待機位置に復帰し、次いでエアシリンダ89が後方に作動して押さえ片54が後退位置に揺動し、同時に又は続いてエアシリンダ72が後方に作動してガイド部材42が閉じる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填する方法、及びそれを実施するための充填ガイド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合、包装製品の見栄え、あるいは小物が確実に充填されていることを視認できるといった観点から、小物を、袋内の所定の位置で一方の袋面に接するように、かつ望ましくは一定の姿勢で充填したいという要求がある。
このような要求に応えるため、例えば特許文献1〜6に開示された発明が提案されたが、それぞれ以下のような問題点があった。
【0003】
特許文献1に開示された発明は、食品と脱酸素剤を袋に充填する場合に、投入した脱酸素剤を電磁石により一方の袋面に接する位置に吸着し、その状態で主たる包装物である食品を投入する、というものである。この方法は、小物が電磁石に吸着する脱酸素剤にしか適用できないという問題がある。
特許文献2に開示された発明は、主たる被包装物と乾燥剤を袋に充填する場合に、乾燥剤を投入後、袋を傾けることにより、乾燥剤が一方の袋面に接するようにし、かつ乾燥剤と他方の袋面の間に隙間を設け、この隙間に主たる被包装物を投入する、というものである。この方法は、袋を傾けた状態で主たる被包装物を投入するため、主たる被包装物の形状、性状、充填量によっては袋底まで達せず、袋口からあふれて充填不良となる可能性がある。
【0004】
特許文献3に開示された発明は、主たる被包装物と脱酸素剤の小袋を袋に充填する場合に、まず袋内面に沿って脱酸素剤投入用のシュートを挿入し、主たる被包装物を袋内に投入し、前記シュートを介して袋内に脱酸素剤を投入する。この方法は、先に投入された主たる被包装物により脱酸素剤の落下が止められるため、主たる被包装物の形態によっては脱酸素剤の袋内での位置や姿勢が定まらないほか、シュートを袋内側に変位させて脱酸素剤を落下させる場合、主たる被包装物が袋内で圧迫されて、破損や変形を起こす可能性がある。
【0005】
特許文献4に開示された発明は、主たる被包装物と乾燥剤等の小物を袋に充填する場合に、主たる被包装物を袋に充填した後、袋内にシュートの先端を挿入し、シュートを介して小物を投入する、というものである。この方法は、特許文献3の方法と同じく、主たる被包装物の形態によっては脱酸素剤の袋内での位置や姿勢が定まらないほか、袋内にシュートを挿入するスペースや小物を収納するスペースが確保できないとか、主たる被包装物の破損や変形を起こす可能性がある。
特許文献5,6に開示された発明は、主たる被包装物と脱酸素剤等を袋に充填する場合に、ホッパーを介して両者を同時に袋に投入する、というものである。この方法は、小物の袋内での位置や姿勢が定まらず、特に主たる被包装物がバラ物の場合、その傾向が強くなる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特公平6−37201号公報
【特許文献2】特開平7−149322号公報
【特許文献3】特開2005−343490号公報
【特許文献4】特開2004−59024号公報
【特許文献5】実開平5−86805号公報
【特許文献6】実開平3−35001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合に、小物を袋内の所定の位置で一方の袋面に接するように、かつ一定の姿勢で充填できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る充填方法は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を袋口に挿入したガイド部材を介して充填する際に、先に前記小物を袋内に投入し、袋底に達した前記小物を前記ガイド部材とともに袋内に挿入した押さえ片により前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付け、その状態で前記主たる被包装物を袋内に投入した後、前記押さえ片を前記ガイド部材とともに袋外に抜き出すことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る充填ガイド装置は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片はそれぞれ別の駆動手段により開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、一方又は双方のガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は一方のガイド片の内側に設置されて前記ガイド部材の下端から所定長さ突出し、前記ガイド部材の下端が開放されたとき、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする。
【0010】
上記充填ガイド装置において、例えば次のような具体的形態をとることができる。
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、先に前記押さえ片が設置されていないガイド片が開き、次いで前記押さえ片が設置されたガイド片が開き、このとき前記押さえ片により袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けること。
前記押さえ片が設置されていない方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていること。
前記押さえ片が板状とされ、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片との間に、前記ガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていること。
各ガイド片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降すること。
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有すること。
【0011】
また、本発明に係る別の充填ガイド装置は、両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片は駆動手段により同時に開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、両ガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は前記ガイド部材の内側に配置されてその下端から所定長さ突出し、上部が軸支され前記駆動手段とは別の駆動手段により前記一対のガイド片の開閉方向に沿って後退位置と押さえ位置の間で揺動可能とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材と押さえ片は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする。
【0012】
上記別の充填ガイド装置において、例えば次のような具体的形態をとることができる。
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、前記ガイド部材が開き、次いで前記押さえ片が後退位置から押さえ位置に揺動し、袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けること。
前記一対のガイド片のうち他方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていること。
前記押さえ片が棒状とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片との間に、前記一方のガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていること。
各ガイド片及び前記押さえ片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降すること。
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有すること。
【発明の効果】
【0013】
本発明の充填ガイド部材によれば、両縁を把持して吊り下げた袋に、主たる被包装物のほか、脱酸素剤の小袋、景品、説明書等の偏平な小物を充填する場合に、主たる包装物に破損や変形を起こすことなく、また充填不良を起こすことなく、袋幅方向の所定の位置で一方の袋面に接するように充填できる。また、小物を先に投入して袋底に着座させ、それを主たる包装物の充填中に袋面に対して押さえ、続いて主たる包装物を充填することができ、これにより、小物は袋の縦方向でも袋内の所定位置(袋底位置)に収まり、袋内での姿勢も安定する。これにより、包装製品の見栄えがよくなり、あるいは小物が確実に充填されていることを視認できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る充填ガイド装置を適用した袋詰め包装機の平面図である。
【図2】その左側面断面図である。
【図3】本発明に係る充填ガイド装置のホッパー及びガイド部材の側面図(ガイド部材が閉の状態)である。
【図4】その平面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図5】その側面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図6】その正面図(ガイド部材が開の状態)である。
【図7】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図8】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図9】本発明に係る別の充填ガイド装置のホッパー及びガイド部材の側面図(ガイド部材が閉の状態)である。
【図10】その側面図(図9の反対側)である。
【図11】その正面図である。
【図12】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【図13】充填工程におけるガイド部材の開閉作動を作動順に説明する断面図である。
【符号の説明】
【0015】
41 ホッパー
42 ガイド部材
47 第1ホッパー部
48 第2ホッパー部
52,53 ガイド片
54 押さえ片
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図1〜8を参照して、本発明に係る充填ガイド装置を適用した袋詰め包装機について具体的に説明する。
この袋詰め包装機の全体構造は、図1,2に示すように、レーストラック形の環状軌道に沿って移動する無端チェーン1(図2参照)と、無端チェーン1の長さ方向に沿って等間隔に設置され無端チェーン1と共に移動する多数組のグリッパー2を備える。前記環状軌道に沿って、袋供給装置3、袋口開口装置4、充填装置(円弧状部分に設置されているが図示せず)、シール装置6、不良袋排出装置7及び製品袋排出装置8等が配置されている。グリッパー2が前記環状軌道に沿って回転移動する過程で、袋供給装置3によるグリッパー2への袋9の供給とグリッパー2による袋両縁の把持、袋口開口装置4による袋口の開口、図示しない充填装置による袋9への被包装物(主たる被包装物と小物)の充填、シール装置6による袋口のシール(冷却を含む)、必要に応じて不良袋排出装置7による不良袋の排出等の包装操作、及び製品袋排出装置8による製品袋の排出等の諸操作が行われる。
【0017】
無端チェーン1とグリッパー2、及び無端チェーン1を移動させる機構は、特開2002−302227号公報に記載されたものと同じである。
無端チェーン1は、多数のリンク11が図示しない連結軸を介して無端状に連結したもので、各リンク11の外側にグリッパー2が1組ずつ設けられ、各リンクの内側に内側ガイドローラ12が垂直面内で回転自在に設置され、前記各連結軸の上下に上側ガイドローラ13及び下側ガイドローラ14が水平面内で回転自在に設置されている。
グリッパー2は、一対のアームの先端に把持部2a,2aを有し、把持部2a,2aにより袋9の両縁を把持して吊り下げる。把持部2a,2aは図示しないばねに付勢されて通常は閉じており、開閉レバー15を内向きに移動(先端の開閉ローラ16を内向きに押圧)させたとき開く。また、グリッパー2が前記環状軌道に沿って移動する間、カムローラ17が間隔調整カム(図2に示された間隔調整カム29はその一部)に沿って従動し、前記アームが所定のタイミングで水平面内で開閉(把持部2a,2a間の間隔が変化)するようになっている。
【0018】
図2をみると、機台18の上面にスタンド19が立設し、その中心に固定軸21が立設し、スタンド19と固定軸21の間に中空軸22が回転自在に支持され、中空軸22の下端に図示しない駆動源により定速で回転するギア23が固定されている。中空軸22にテーブル24が固定され、その周囲にスプロケット25が固定されている。スプロケット25は上下ギア部26,27と中間の支持溝28を有し、チェーン1の上下ガイドローラ13,14がギア部26,27の周囲に等間隔で形成された溝にそれぞれ嵌入し、内側ガイドローラ12が支持溝28内に嵌入している。また、テーブル24の下方に間隔調整カム29が固定配置され、間隔調整カム29の外周にカムローラ17が当接している。
【0019】
無端チェーン1は、前記スプロケット25と平面視半円形のガイド部を有する固定ガイド部材31の前記ガイド部の間に掛け渡され、両端の円弧部と両側の直線部からなる環状軌道をなし、中空軸22が回転してスプロケット25が回転すると、前記環状軌道に沿って水平面内で連続的に回転する(図1において右回り)。なお、固定ガイド部材31と前記両側の直線部には、上下ガイドローラ13,14及び内側ガイドローラ12が走行するガイドレールが形成され、また、両側の直線部にカムローラ17が当接する複数個の間隔調整カムが設置されているのは、前記特開2002−302227号公報に記載されているとおりである。
【0020】
袋供給装置3は、特開2002−308223号公報に記載された空袋供給装置と同じである。コンベアマガジン式給袋装置3aと組み合わされ、同時に4個の袋を4組のグリッパー2に1個ずつ供給する。
袋口開口装置4は、特開2002−255119号公報に記載された袋口開口装置と同じである。
シール装置6は、袋口をシールバーで挟んで熱シールするシール装置6a,6b,及びシール部を冷却バーで挟んで冷却する冷却シール装置6c,6dからなり、これらはいずれも特開2001−72004号公報に記載されたシール装置と同様に、所定距離をグリッパー2(袋9)と等速で追従移動し、その間にシールバー又は冷却バーが袋口を挟んだ後離れ、次いで元の位置に復帰するという動作を行う。この例では、シール装置6a,6bにより同時に2つの袋が熱シールされ、それらは続いて冷却シール装置6c,6dにより同時に冷却され、各袋に対しこの熱シールと冷却が1回ずつ施される。
【0021】
製品袋排出装置8は、特開2002−302227号公報に記載された開閉装置(開閉部材及びその駆動機構等からなる)と同じで、所定位置にきたグリッパー2の開閉ローラ16を前記開閉部材の押圧部で内向きに押圧して把持部2a,2bを開き、製品袋をシュート45上に落下させ、搬出コンベア46により搬出する。なお、このような開閉装置は、袋供給装置3の箇所にも配置され、袋9をグリッパー2に供給するとき把持部2a,2bを開く(ただし、4組のグリッパー2に対して同時に作動するタイプ)。
不良袋排出装置7は、エアシリンダ7aのピストンロッドの先端にカム7bが設置されたもので、機能としては製品排出装置8と同等である。エアシリンダ7aを作動させてカム7bを内向きに移動させると、前記カム7bによりその位置(不良袋排出位置)にきたグリッパー2の開閉ローラ16が内向きに押圧され、把持部2a,2bが開き、袋9(不良袋)が落下する。
【0022】
図2に示すように、中空軸22に固定されたテーブル24に、複数個の昇降軸32がそれぞれ支持部材33を介して昇降自在に支持され、また中空軸22の上端のフランジ部34でも昇降自在に支持されている。昇降軸32の下端にカムローラ35が設置され、テーブル24が回転すると、このカムローラ35がスタンド19の外周部に固定された環状カム36上を転動し、昇降軸32が所定のタイミングで昇降する。
昇降軸32はテーブル24上に等角度間隔で配置され、各昇降軸32には昇降部材37が固定され、昇降部材37にホッパー支持部材38及び一対のガイド部材支持部材39,39が固定され、ホッパー支持部材38にホッパー41が固定され、ガイド部材支持部材39,39にガイド部材42が設置されている。中空軸22に複数個のガイド軸43が鉛直に固定され、各昇降部材37に固定された突出部44が対応するガイド軸43に摺動自在に嵌り、これにより昇降軸32及び昇降部材37の回転が防止されている。
【0023】
ホッパー41は、図3,4に示すように、主たる被包装物投入用の第1ホッパー部47と小物投入用の第2ホッパー部48からなり、いずれも上が広く下が狭くなった構造を有する。ホッパー41において、第2ホッパー部48は第1ホッパー部47に付属するような形となり、第1ホッパー部47の外側周壁49が両者間の仕切り壁の役割を有する。また、第1ホッパー部47の内側(外側周壁49の内側)にも仕切り壁51が形成され、第1ホッパー部47の下端開口がその分狭められている。
【0024】
ガイド部材42は、ホッパー41の直下に配置された烏口状の中空構造体であり、ホッパー41に投入されその下端開口から落下する主たる被包装物と小物が、袋9内へ投入されるのをガイドする役割を有し、図3〜6に示すように、特許第3342262号公報に記載された一対の鰐口枠と同様の対向配置された略溝状(枠状)のガイド片52,53からなり、一方のガイド片52の内側に板状の押さえ片54が設置されている。
ガイド片52は外壁55及び両側壁56,57からなり、上部がやや上広がりとされ、外壁55の下部は下方に狭められている。
【0025】
押さえ片54は、ガイド片52の外壁55と略平行に(外壁55との間に略一定の隙間が空くように)設置され、上部54aの板幅が左右の側壁56,57の間隔にほぼ等しく、その左右の側縁が側壁56,57の内側に溶接等により接合され、中間部54bにおいて幅が下方に狭まり、さらに下部54cが狭い一定幅とされている。押さえ片54の上部54aの上端はガイド片52の上端とほぼ一致し、下部54cは一部がガイド片52より下方に所定長さ突出し、この突出部分が外向き(外壁55側)に屈曲されている(図5参照)。
ガイド片53は外壁58、中間壁59,61及び両側壁62,63からなり、ガイド片52と同様に上部がやや上広がりとされ、外壁58の下部は下方に向けて狭められている。また、外壁58の下端部に押さえ片54の下部54cが入り得る切り欠き部58aが形成されている(図6参照)。
【0026】
前記ガイド部材支持部材39,39に支持軸64,65が回転自在に支持され、支持軸64に固定されたブラケット66にガイド片52の外壁55が固定され、支持軸65に固定されたブラケット67にガイド片53の外壁58が固定され、各支持軸64,65の一端に、それぞれレバー68,69の下端が固定されている。一方、昇降部材37にエアシリンダ71,72の後端が軸支され、各ピストンロッド73,74の先端が、それぞれ軸部75,76を介して前記レバー68,69の上端に連結されている。エアシリンダ71,72は独立して駆動できるようになっている。エアシリンダ71,72が作動すると、ガイド片52,53はそれぞれ支軸64,65を中心として回動する。
【0027】
エアシリンダ71が前方に作動し、かつエアシリンダ72が後方に作動すると、両ガイド片52,53は互いに下端が接近し上端が離れるように、それぞれ支持軸64,65を中心として回動し、図3に示すようにガイド部材42は下方が狭まった形状(上方は広がる)となって下端が閉じ、押さえ片54の下部54cがガイド片53の外壁58の切り欠き部58aに入る。このようにガイド部材42が閉じたとき、第1ホッパー部47の外側周壁49の下端と、押さえ片54の上端が上下に連なるように、前記外側周壁49と押さえ片54の位置関係が設定されている。言い換えれば、第2ホッパー部48の下端開口が、ガイド片52と押さえ片54により構成される充填通路77の上端開口の直上位置に配置されている。
一方、エアシリンダ71が後方に作動し、かつエアシリンダ72が前方に作動すると、両ガイド片52,53は互いに下端が離れ上端が接近するように、それぞれ支持軸64,65を中心として回動し、図5に示すようにガイド部材42は略ストレート形状となって下端が開く。このようにガイド部材42が開いたとき、第1ホッパー部47の仕切り壁51の下端と、押さえ片54の上端が上下に連なるように、前記仕切り壁51と押さえ片54の位置関係が設定されている。言い換えれば、第1ホッパー部47の下端開口が、ガイド片53と押さえ片54により構成される充填通路78の上端開口の直上位置に配置されている。
また、エアシリンダ71が前方に作動し、かつエアシリンダ72が前方に作動したときは、ガイド部材42は半開きの状態となる。この点については後述する。
【0028】
以上説明した袋詰め包装機において、テーブル24が回転すると、無端チェーン1とグリッパー2はそれぞれレーストラック形の環状軌道に沿って回転移動し、ホッパー41とガイド部材42はそれぞれ円軌道に沿って回転移動する。前記円軌道は、ホッパー41及びガイド部材42がグリッパー2の環状軌道の半円部に沿って回転移動する円弧状領域、すなわち充填領域Aと、グリッパー2の環状軌道の半円部から離れて回転移動する円弧状領域、すなわち非充填領域Bに分けられ、充填領域Aでは、ホッパー41及びガイド部材42はグリッパー2の上方で、グリッパー2と同期して回転移動し、かつ昇降する。なお、非充填領域Bには全長にわたり、ガイド部材42から落下する被充填物(被充填物の落下については後述)を受ける受け部材79が、待機位置にある押さえ片54及びグリッパー2に把持された袋9と緩衝しない高さに設置されている。
【0029】
回転移動するホッパー41及びガイド部材42が非充填領域Bから充填領域Aに入ると(このときガイド部材42は閉じている)、図示しない充填装置から、まず偏平な形状を有する小物81(例えば脱酸素剤の四角形の小袋)が、ホッパー41の第2ホッパー部48に投入される。この小物81は、ガイド片52と押さえ片54の間に構成された充填通路77内を、前記外壁55に沿って落下し、図7(a)に示すように、ガイド部材42の下端で止められる。このとき、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置にある。
続いて、カムローラ35及び環状カム36の相互作用により、上方の待機位置にあったホッパー41及びガイド部材42が下降し、図7(b)に示すように、ガイド部材42の閉じた下端部がグリッパー2に把持された袋9の袋口内に挿入される。なお、小物81のホッパー41への投入は、ガイド部材42の挿入後に行ってもよい。
【0030】
続いてエアシリンダ72が前方に作動しガイド片53のみが開く方向に回動する。これにより、図8(a)に示すように、ガイド部材42の下端が半開きとなり、ガイド部材42内に一時的に保持されていた小物81が、その両側縁をガイド片52の左右の側壁56,57にガイドされ、外壁55に沿って落下する。
続いてエアシリンダ71が後方に作動し、ガイド片52が開く方向に回動する。これにより、図8(b)に示すように、押さえ片54がガイド片52とともに回動して、その下端が小物81を一方の袋面に向けて押さえ付ける。同時にガイド部材42が完全に開き、これと同時に又はこれに続いて、図示しない充填装置から、ホッパー41の第1ホッパー部47に主たる被包装物82(バラ物)が投入される。被包装物82は、ガイド片53と押さえ片54の間に構成された充填通路78内を通って袋9内に落下し、充填される。
ホッパー41及びガイド部材42が充填領域Aから非充填領域Bに入る前に、カムローラ35及び環状カム36の相互作用により、ホッパー41及びガイド部材42が上昇し、上方の待機位置に復帰し、次いでエアシリンダ72が後方に作動し、かつエアシリンダ71が前方に作動し、ガイド部材42が閉じる。
【0031】
この充填工程において、先にガイド部材53を開くのは、小物81が落下して袋底に達する時間的余裕を得るためであり、前記小物81が袋底に達した後、ガイド部材52を開いて押さえ片54を回動させ、小物81を一方の袋面に向けて押さえ付けることにより、小物81を所定の姿勢で袋内の所定の位置(幅方向の例えば中央位置でかつ袋底)に保持することができる。仮に、ガイド部材52,53を同時に開くと、その開き速度と小物81の落下速度との関係で、押さえ片54により小物81の落下が妨げられたり、小物81が袋底に達する前に押さえ片54が小物81を袋面に向けて押さえ付ける(この場合、小物81の姿勢や袋内での位置が安定しない)ということが生じる可能性がある。
【0032】
なお、押さえ片54の下端は、袋底に達した小物81の上端より下方位置になければならず、押さえ片54の突出長さ(ガイド片52からの突出長さ)は、その観点で設定される。押さえ片の突出部分が外向きに屈曲していることで、ガイド部材52を開いたとき、小物81を袋面に密着状態で押さえ付けることができる。
また、上記の例では、押さえ片54の幅を中間部54b及び下部54cにおいて狭く設定したことにより、被包装物82の充填が袋内に入った押さえ片54によりほとんど妨げられず、かつ被包装物82が押さえ片54の裏に回り込むことも可能であり、袋内に高い密度で充填することができる。これに対し、例えば特許文献3の装置では、シュートで囲まれた領域には充填できないため、充填密度を高くできない。
【0033】
続いて、図9〜13を参照して、本発明に係る別の充填ガイド装置について具体的に説明する。なお、この充填ガイド装置も、図1,2に説明した袋詰め包装機に適用するものとし、図3〜8に示す充填ガイド装置と実質的に同等の部位には同じ参照番号を付与するものとする。
図9〜11に示すように、昇降部材37にホッパー支持部材38及び一対のガイド部材支持部材39,39が固定され、ホッパー支持部材38にホッパー41が固定され、ガイド部材支持部材39,39にガイド部材42が設置され、図3〜8に示す充填ガイド装置と同じく、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置と下方の下降位置の間で昇降する。ホッパー41は、図3等に示すものと同じである。
【0034】
ガイド部材42も、それ自体は図3等に示すものとほぼ同じで、相違点は、押さえ片54が入る切り欠き部58aの上端の形状が、押さえ片54の断面形状に合わせて湾曲している点のみである。ただし、ガイド片52,53は昇降部材37に設置された1つのエアシリンダ72により同時に揺動して開閉する。その開閉機構を具体的説明すると、支持軸64に連結レバー68が固定され、支持軸65にL字レバー69が固定され、エアシリンダ72のピストンロッド74の先端の軸部76にL字レバー69の一端が連結されている。L字レバー69の他端に固定された軸部84にローラ85が回転自在に支持され、このローラ85が連結レバー68の先端に形成された溝部68a内に回転自在に係合している。従って、エアシリンダ72が作動することによりL字レバー69及び連結レバー68が同時に揺動し、支持軸65,64及びこれらに固定されたブラケット66,67を介して、ガイド片52,53が同時に揺動し開閉する。
【0035】
押さえ片54は、図3等に示すものとは異なり、途中で屈曲した一本の棒状体であり、その下部は小物81を押さえる側が面削ぎされて平面化(面削ぎ部54c)している。ガイド部材支持部材39,39に固定された押さえ片支持部材86,86に、軸部87が回動自在に水平に支持され、押さえ片54の上端が軸部87に固定され、さらに軸部87の一端に揺動レバー88の一端が固定されている。なお、軸部87は、第1ホッパー部47の外側周壁49と仕切り壁51の間の下方位置に設置されているため、小物81と被包装物82のホッパー41からガイド部材42への落下が妨げられない。一方、昇降部材37にエアシリンダ89の後端が軸支され、ピストンロッド91の先端が、軸部92を介して前記揺動レバー88の他端に回動自在に連結されている。エアシリンダ89が作動すると、揺動レバー88を介して軸部87が回動し、押さえ片54がガイド片52,53と同じ方向に、後退位置と押さえ位置(いずれも後述)の間を揺動する。
【0036】
続いて、上記充填ガイド装置の作動について、図12,13を参照して説明する。
回転移動するホッパー41及びガイド部材42が非充填領域Bから充填領域A(図1参照)に入るとき、図12(a)に示すように、ガイド部材42は閉じ、押さえ片54は後退位置(ガイド片52から遠ざかった位置、あるいは袋内の小物を押さえる押さえ位置の反対側)に揺動し、押さえ片54の下部(面削ぎ部54c)近傍がガイド片53の下端部に形成された切り欠き部58aに入り込んでいる。
【0037】
図示しない充填装置から、まず偏平な形状を有する小物81が、ホッパー41の第2ホッパー部48に投入される。この小物81は、ガイド片52と押さえ片54の間に構成された充填通路77内を、外壁55に沿って落下し、図12(a)に示すように、ガイド部材42の下端で止められる。このとき、ホッパー41とガイド部材42は上方の待機位置にある。
続いて、カムローラ35及び環状カム36(図2参照)の相互作用により、上方の待機位置にあったホッパー41及びガイド部材42が下降し、図12(b)に示すように、ガイド部材42の閉じた下端部がグリッパー2に把持された袋9の袋口内に挿入される。なお、小物81のホッパー41への投入は、ガイド部材42の挿入後に行ってもよい。
【0038】
続いてエアシリンダ72が前方に作動しガイド片52,53が開く方向に回動する。これにより、図13(a)に示すようにガイド部材42の下端が開き、ガイド部材42内に一時的に保持されていた小物81が、その両側縁をガイド片52の左右の側壁(図4の側壁56,57参照)にガイドされて落下する。
続いてエアシリンダ89が前方に作動し、押さえ片54が押さえ位置に揺動し、図13(b)に示すように、押さえ片54が下端部の面削ぎ部54cで袋底に落ちた小物81を一方の袋面に向けて押さえ付ける。これと同時に又はこれに続いて、図示しない充填装置から、ホッパー41の第1ホッパー部47に主たる被包装物82(バラ物)が投入され、被包装物82は、ガイド片53と押さえ片54の間に構成された充填通路78内を通って袋9内に落下し、充填される。
ホッパー41及びガイド部材42が充填領域Aから非充填領域Bに入る前に、カムローラ35及び環状カム36(図2参照)の相互作用により、ホッパー41及びガイド部材42が上昇し、上方の待機位置に復帰し、次いでエアシリンダ89が後方に作動して押さえ片54が後退位置に揺動し、同時に又は続いてエアシリンダ72が後方に作動してガイド部材42が閉じる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を袋口に挿入したガイド部材を介して充填する際に、先に前記小物を袋内に投入し、袋底に達した前記小物を前記ガイド部材とともに袋内に挿入した押さえ片により前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付け、その状態で前記主たる被包装物を袋内に投入した後、前記押さえ片を前記ガイド部材とともに袋外に抜き出すことを特徴とする充填方法。
【請求項2】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片はそれぞれ別の駆動手段により開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、一方又は双方のガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は一方のガイド片の内側に設置されて前記ガイド部材の下端から所定長さ突出し、前記ガイド部材の下端が開放されたとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする充填ガイド装置。
【請求項3】
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、先に前記押さえ片が設置されていないガイド片が開き、次いで前記押さえ片が設置されたガイド片が開き、このとき前記押さえ片により袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けることを特徴とする請求項2に記載された充填ガイド装置。
【請求項4】
前記押さえ片が設置されていない方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載された充填ガイド装置。
【請求項5】
前記押さえ片が板状とされ、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片との間に、前記ガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項6】
各ガイド片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項7】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片は駆動手段により同時に開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、両ガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は前記ガイド部材の内側に配置されてその下端から所定長さ突出し、上部が軸支され前記駆動手段とは別の駆動手段により前記一対のガイド片の開閉方向に沿って後退位置と押さえ位置の間で揺動可能とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材と押さえ片は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする充填ガイド装置。
【請求項8】
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、前記ガイド部材が開き、次いで前記押さえ片が後退位置から押さえ位置に揺動し、袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けることを特徴とする請求項7に記載された充填ガイド装置。
【請求項9】
前記一対のガイド片のうち他方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載された充填ガイド装置。
【請求項10】
前記押さえ片が棒状とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片との間に、前記一方のガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項11】
各ガイド片及び前記押さえ片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項12】
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有することを特徴とする請求項2〜11のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項1】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を袋口に挿入したガイド部材を介して充填する際に、先に前記小物を袋内に投入し、袋底に達した前記小物を前記ガイド部材とともに袋内に挿入した押さえ片により前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付け、その状態で前記主たる被包装物を袋内に投入した後、前記押さえ片を前記ガイド部材とともに袋外に抜き出すことを特徴とする充填方法。
【請求項2】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片はそれぞれ別の駆動手段により開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、一方又は双方のガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は一方のガイド片の内側に設置されて前記ガイド部材の下端から所定長さ突出し、前記ガイド部材の下端が開放されたとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする充填ガイド装置。
【請求項3】
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、先に前記押さえ片が設置されていないガイド片が開き、次いで前記押さえ片が設置されたガイド片が開き、このとき前記押さえ片により袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けることを特徴とする請求項2に記載された充填ガイド装置。
【請求項4】
前記押さえ片が設置されていない方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載された充填ガイド装置。
【請求項5】
前記押さえ片が板状とされ、前記押さえ片が設置されたガイド片と前記押さえ片との間に、前記ガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項6】
各ガイド片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項7】
両縁を把持して一定高さで吊り下げ袋口を開口した袋に、主たる被包装物と偏平な小物を充填するための充填ガイド装置であり、前記主たる被包装物と小物を袋内にガイドするための烏口状のガイド部材と、袋底に達した前記小物を前記袋の一方の袋面に向けて押さえ付ける押さえ片を備え、前記ガイド部材は、開閉する一対の枠状のガイド片が対向配置されたもので全体として中空をなし、各ガイド片は駆動手段により同時に開閉可能とされ、両ガイド片が閉じたとき前記ガイド部材の下端が閉じて袋口に挿入可能であり、両ガイド片が開いたとき前記ガイド部材の下端が開放され、前記押さえ片は前記ガイド部材の内側に配置されてその下端から所定長さ突出し、上部が軸支され前記駆動手段とは別の駆動手段により前記一対のガイド片の開閉方向に沿って後退位置と押さえ位置の間で揺動可能とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、一方のガイド片と前記押さえ片の間を前記小物が落下可能とされており、前記ガイド部材と押さえ片は、前記一対のガイド片の下端が袋口に挿入される下降位置と、前記押さえ片の下端が袋口から抜け出す待機位置の間で昇降し、前記下降位置において前記押さえ片の下端が袋底に達した前記小物の上端より下方位置に達していることを特徴とする充填ガイド装置。
【請求項8】
前記ガイド部材が閉じた状態で袋口に挿入された後、前記ガイド部材が開き、次いで前記押さえ片が後退位置から押さえ位置に揺動し、袋底に達した前記小物を袋面に向けて押さえ付けることを特徴とする請求項7に記載された充填ガイド装置。
【請求項9】
前記一対のガイド片のうち他方のガイド片の下端に、前記ガイド部材が閉じたとき前記押さえ片が収容される切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載された充填ガイド装置。
【請求項10】
前記押さえ片が棒状とされ、前記ガイド部材の下端が開放されかつ前記押さえ片が後退位置にあるとき、前記一方のガイド片と前記押さえ片との間に、前記一方のガイド片の内面に沿って前記小物の充填通路が構成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項11】
各ガイド片及び前記押さえ片は、昇降する支持部材にそれぞれ回動可能に軸支されて同時に昇降することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【請求項12】
前記ガイド部材の上に、前記ガイド部材とともに昇降するホッパーが設置され、前記ホッパーが主たる被包装物投入用の第1ホッパー部と小物投入用の第2ホッパー部を有することを特徴とする請求項2〜11のいずれかに記載された充填ガイド装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
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【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−208662(P2010−208662A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−57191(P2009−57191)
【出願日】平成21年3月10日(2009.3.10)
【出願人】(000222727)東洋自動機株式会社 (91)
【出願人】(000000228)江崎グリコ株式会社 (187)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月10日(2009.3.10)
【出願人】(000222727)東洋自動機株式会社 (91)
【出願人】(000000228)江崎グリコ株式会社 (187)
【Fターム(参考)】
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