説明

光情報検出方法及び光情報検出器

【課題】1:N(Nは1より大きい非整数)オーバーサンプリングを用いて光情報格納媒体に格納された光情報を效率的に検出できるようにする光情報検出方法及び光情報検出器を提供すること。
【解決手段】フレームマークを含むソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の超過検出ピクセル内の上記検出ピクセルの大きさより小さい光検出領域を用いて検出し、上記検出された検出イメージの光強度をモニタリングして上記フレームマークのマッチング状態を判別し、上記判別されたフレームマークのマッチング状態に応じて上記検出ピクセルのうちバリッド(Valid)検出ピクセルの分布規則性を判別して、サンプリング検出ピクセルを検出し、上記検出イメージで上記サンプリング検出ピクセルのイメージをサンプリングして上記ソースデータページのイメージを復元することを特徴とする光情報検出方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光情報検出方法及び光情報検出器に関するものであり、より詳しくは、光情報を複雑な演算無しに效率的に検出できるようにする光情報検出方法及び光情報検出器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、大容量格納能力を有する次世代格納システムに対する要求が増大しているなか、ホログラフィ(Holography)を用いた光処理システム、即ち、ホログラフィック(Horographic)光処理システムが注目されている。
【0003】
ホログラフィック光情報処理システムは、データを含んでいる信号光とその信号光とは異なる角度から提供されている参照光とを光情報格納媒体の所定の位置に照射して互いに交差させることによって、その干渉パターンを光情報格納媒体に記録する。また、格納された情報の再生の際には格納された干渉パターンに参照光を照射し、このとき、干渉パターンにより発生する回折を用いて元来のデータを復元する。
【0004】
このようなホログラフィック光情報処理システムは、多様な多重化技法を用いて光情報格納媒体の同一位置にデータを重畳させて格納することが可能であり、その重畳格納されたデータを互いに分離して再生できるので、超大容量のデータ格納システムを具現できる。このとき、上記多重化技法としては角度多重化、波長多重化、位相符号多重化などがある。
【0005】
ホログラフィック光情報処理システムは、デジタルデータを所定のページ単位に処理するが、このようなページ単位のデータをデータページという。即ち、ホログラフィック光情報処理システムはデータページ単位にデータを処理する。このようなデータページ単位の光情報処理過程は米国特許第6,807,671号明細書、特開平10−97791号公報などに詳細に記載されている。
【0006】
一例として、ホログラフィック光情報処理システムは、入力データをデータページ単位にエンコーディングし、エンコーディングされた各2進データをそれぞれのピクセルに対応させて2次元的なデータページのイメージを生成した後、これを信号光に投影させて光情報格納媒体に照射する。このような光学的変調は空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)を用いて実行することができる。
【0007】
このとき、光情報格納媒体には上記信号光とは異なる角度から照射される参照光が入射される。上記信号光と参照光とは光情報格納媒体内で互いに干渉を起こし、上記信号光に含まれたデータページのイメージが干渉パターンの形態で光情報格納媒体に記録される。
【0008】
このような過程により光情報格納媒体に記録されたデータページのイメージは参照光を上記干渉パターンに照射することによって再生できる。再生されたデータページのイメージは受光配列素子、例えば、CMOSセンサ(Complementary Metal-Oxide Semiconductor sensor)またはCCD(Charge Coupled Device)等を用いて検出することができる。このとき、検出されたデータページのイメージは所定の信号処理及びデコーディング過程を通じて原本データとして再生される。
【0009】
ところで、上記受光配列素子を用いてデータページのイメージを検出する際は次のような多様なサンプリング技法が用いられる。
【0010】
1.1:1ピクセルマッチング(Pixel Maching)法
1:1ピクセルマッチング技法は、再生されたデータページイメージのピクセル(以下、データピクセルと略称)と受光配列素子のピクセル(以下、検出ピクセルと略称)とを1:1にマッチングさせる方法である。このような1:1ピクセルマッチング技法は1個のデータピクセルが1個の検出ピクセルに直接対応されるので、イメージ検出の際の格納密度が高い。
【0011】
ところが、実際にデータページのイメージ再生の際には光情報格納媒体の収縮(Shrinkage)や回転(Rotation)の影響により受光配列素子に結像される再生イメージの位置が変わり、その結果ミスアラインメント(Misalignment)が発生してデータピクセルと検出ピクセルとが互いに非マッチングされるようになる。
【0012】
このように、上記1:1ピクセルマッチング技法は、データピクセル大きさの1/2以上の非マッチングが発生する場合、受光配列素子により検出されたデータページのイメージがひどく劣化(Degradation)する現象をもたらす。従って、ピクセルの非マッチングが大きいと正確な情報を得ることができない。
【0013】
2.1:3オーバーサンプリング(Oversampling)法
1:3オーバーサンプリング法、1個のデータピクセルを9個(3×3)の検出ピクセルで検出する方法である。1:3オーバーサンプリング法の場合、データピクセルと検出ピクセルとの間の非マッチングが発生しても9個の検出ピクセルのうち、中心に位置する検出ピクセルはデータピクセルの光を検出できる。従って、再生されたデータページのイメージが受光配列素子のいずれの位置に存在しても中心の検出ピクセルで検出したイメージから信頼性のあるデータを得ることができる。
【0014】
しかしながら、このような1:3オーバーサンプリング法は、イメージ検出の際に1個のデータピクセルを検出するために9個の検出ピクセルが必要となるので、格納密度が大変低い。例えば、1200×1200検出ピクセルからなる受光配列素子を用いる場合、1個のデータページには400×400のデータのみを格納させることになる。従って、システムの安定性は確保することができるが、ホログラフィックメモリの最も大きい長所である格納能力が低下する深刻な短所を有する。
【0015】
3.1:2オーバーサンプリング法
1:2オーバーサンプリング法は、1個のデータピクセルを4個(2×2)の検出ピクセルで検出するようにする方法である。1:2オーバーサンプリング法も上記で説明した1:3オーバーサンプリング法と同様に、ピクセル非マッチングが発生しても4個の検出ピクセルのうち1個はデータピクセルの光を検出でき、信頼性のあるデータを得ることができる。しかしながら、このような1:2オーバーサンプリング法もピクセルマッチング法と比較して情報格納密度が25%しか達しない短所がある。
【0016】
このように、従来のピクセルマッチング法は格納密度は良いが、ピクセル間のミスアラインメントに大変脆弱という短所があり、従来の1:3オーバーサンプリング法及び1:2オーバーサンプリング法の場合、データ検出の信頼性は高いが、格納密度が極めて低くなるという問題点がある。従って、データ検出の信頼性を保障し、且つ高い格納密度を満たすことができる光情報検出方法が要求されている。
【特許文献1】米国特許第6,807,671号明細書
【特許文献2】特開平10−97791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は、このような問題点を解決するためのものであり、1:N(Nは1より大きい非整数)オーバーサンプリングを用いて光情報格納媒体に格納された光情報を效率的に検出できるようにする光情報検出方法及び光情報検出器を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
このような本発明の目的を達成するための本発明による光情報検出方法は、フレームマークを含むソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の超過検出ピクセル内の上記検出ピクセルの大きさより小さい光検出領域を用いて検出し、上記検出された検出イメージの光強度をモニタリングして上記フレームマークのマッチング状態を判別し、上記判別されたフレームマークのマッチング状態に応じて上記検出ピクセルのうちバリッド(Valid)検出ピクセルの分布規則性を判別し、サンプリング検出ピクセルを検出し、上記検出イメージのうち上記サンプリング検出ピクセルのイメージをサンプリングして上記ソースデータページのイメージを復元することを特徴とする。
【0019】
また、上述した本発明の目的を達成するための本発明による光情報検出器は、フレームマークを含むソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の検出ピクセル内の上記検出ピクセルの大きさより小さい光検出領域を用いて検出する光検出部と、上記検出された検出イメージの光強度(intensity)をモニタリングして上記フレームマークのマッチング状態を判別するフレームマークマッチング判別部と、上記判別されたフレームマークのマッチング状態に応じて上記検出ピクセルのうちバリッド検出ピクセルの分布規則性を判別し、サンプリング検出ピクセルを検出するサンプリング検出ピクセル検出部と、上記検出されたサンプリング検出ピクセルのイメージをサンプリングするサンプリング部とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によると、1:N(Nは1より大きい非整数)オーバーサンプリングを用いて複雑な計算無しに単純なサンプリングのみで信頼性の高い光情報を検出できるようになる。従って、効率的な光情報の検出を達成できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の望ましい実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の望ましい実施例による光情報検出器を備える光情報再生装置の構成を示したブロック図である。
図1を参照すると、光情報再生装置はレーザ光のような光を発生させて光情報格納媒体(20)に照射する光照射部(10)を含んでもよい。光照射部(10)により照射される光は光情報格納媒体(20)に所定の角度で入射される。上記光情報格納媒体(20)には多数のデータページが干渉パターンの形態で格納されている。このとき、上記光照射部(10)により入射される光は、光情報格納媒体(20)に格納された干渉パターンを再生するための参照光(Reference Beam)または位相共役(Phase Conjugation)参照光のうちいずれか1つであってもよい。
【0022】
上記光情報格納媒体(20)に格納された干渉パターンに参照光が入射されると、干渉パターンによる回折によりデータページのイメージが再生される。このとき、再生されたデータページのイメージは光情報検出器(100)により検出される。次いで、検出されたデータページのイメージは信号処理部(30)により2進データに変換された後、デコーディング部(40)によりデコーディングされて原本データとして再生される。
【0023】
図2は図1に示されている本発明の望ましい実施例による光情報検出器(100)の構成を示したブロック図であり、図3は図1に示されている光情報検出器(100)の動作フローを示したフローチャートである。
【0024】
図2及び図3を参照すると、まず、光検出部(110)は、光情報格納媒体(20)に格納されて参照光により再生されるデータページのイメージ、即ち、ソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の超過検出ピクセルで検出する(ステップ:S1)。
このとき、1:Nの超過検出ピクセルとは、ソースデータページのデータピクセル1個がN×N個の検出ピクセルに対応されるように光学系を構成するという意味である。
【0025】
例えば、Nが1.5である1:1.5の超過検出ピクセルでは、1個のデータピクセルが1.5×1.5個の検出ピクセルに対応されるので、2×2データピクセルは3×3検出ピクセルにマッピング(Mapping)されることができる。また、他の例として、Nが1.33である1:1.33の超過検出ピクセルでは、1個のデータピクセルが1.33個の検出ピクセルに対応されるので、3×3データピクセルは4×4検出ピクセルとマッピングされることができる。
望ましくは、上記光検出部(110)は、上記1:Nの超過検出ピクセル、即ち、ソースデータページイメージが有する1個のデータピクセル当たりN×N個の割合で検出ピクセルが配置され、各検出ピクセルはその内部にそれより小さい大きさの光検出領域を介して上記データピクセルのイメージを検出する。
【0026】
図4はこのような光検出部(110)の検出ピクセル配置構造を示したブロック図である。図4に示したグリッドは検出ピクセルを表すものであり、検出ピクセル内に斜線で表示された部分は実際にイメージを検出できる光検出領域を意味する。
【0027】
図4を参照すると、各検出ピクセル(C)内には各検出ピクセル(C)の水平幅及び垂直幅よりもっと小さい水平幅及び垂直幅を有する光検出領域(P)が備えられる。
このとき、上記光検出領域(P)の水平幅及び垂直幅は、検出ピクセル(C)が有する水平幅及び垂直幅に比べて1/2の大きさを各々有してもよい。この場合、検出ピクセル(C)の水平幅及び垂直幅を各々X及びYと定義すると、光検出領域(P)の水平幅及び垂直幅は各々0.5X及び0.5Yで表現することができる。
【0028】
上記光検出領域(P)は検出ピクセル(C)内部で多様な位置に配置できる。例えば、図4では各光検出領域(P)が検出ピクセル(C)の左上側に配置されているが、光検出領域(P)は検出ピクセル(C)の中心部に位置することもでき、右下側にも配置されることもできる。但し、それぞれの検出ピクセル(C)に配置される光検出領域(P)は各検出ピクセル(C)内で全て同じ位置に存在することが望ましい。
【0029】
上記検出ピクセル(C)はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)ピクセルまたはCCD(Charge Coupled Device)ピクセルであってもよい。この場合、上記光検出領域(P)はCMOSピクセルまたはCCDピクセルの実際の受光部であり、光検出領域(P)を除外した残りの領域は回路領域などのように受光が不可能な領域である。
【0030】
一方、フレームマークマッチング判別部(120)は上記光検出部(110)により検出されたイメージの光強度をモニタリングし(ステップ:S2)、フレームマーク領域を検出し、そのフレームマーク領域の光分布を分析してフレームマークのマッチング状態を判別する(ステップ:S3)。
【0031】
このとき、上記フレームマーク領域はソースデータページのフレームマークに対応されて検出される領域を意味する。図5はソースデータページのイメージを示した図の一例であって、図5を参照すると、データページ(200)はデータ情報を有するデータ領域(203)と、そのデータ領域(203)を区分できるようにするためのフレームマーク(201、202)を含む。このとき、フレームマーク(201、202)は、通常、データページの枠形態で存在するので、水平フレームマーク(202)及び垂直フレームマーク(201)に区分されることができる。もちろん、実施形態によってはこのような枠形態でない水平及び垂直領域を識別できる異なる形態のフレームマークを構成することもできる。
【0032】
このようなフレームマークは識別の容易性のためにオンピクセルが連続的に配列されるので、光強度が大変大きい。従って、フレームマークマッチング判別部(120)は、光検出部(110)により検出された検出イメージ上で、他の部分より光強度が大変大きいカラムまたはローをモニタリングすることによって、垂直フレームマーク領域及び水平フレームマーク領域を容易に検出できる。
【0033】
このようなフレームマーク領域は、フレームマークが1:1.5の超過検出ピクセルを介して検出された領域であるため、ソースデータページのフレームマークが1個のデータピクセルラインで構成されても複数の検出ピクセルラインに検出させることができる。例えば、3個の検出ピクセルラインまで検出されることができる。
従って、検出されたフレームマーク領域のカラム及びローの光強度分布をモニタリングするとフレームマークの実際のマッチング状態を判別できる。
【0034】
図6は検出イメージの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示した図の一例である。図6の図示において、小さいグリッドは検出ピクセルを表し、小さいグリッド内に斜線の部分で表示された部分は光検出領域を表し、大きい点線のグリッドで表現された部分はデータピクセルを表す。また、右側と下側に示されているグラフは各検出ピクセルローライン及び検出ピクセルカラムラインの光強度の合計を表す。
【0035】
図6に示されているように、1個のデータピクセルラインで構成されたフレームマーク(V、H)のマッチング状態を検出するためには3個の検出ピクセルラインが考慮される。上記3個の検出ピクセルラインは検出イメージ上で最も大きい光強度を有するライン及びその隣のラインを示すことができる。
【0036】
即ち、垂直フレームマーク(V)のマッチング状態を検出するためには3個の検出ピクセルカラムラインColumn1、Column2及びColumn3が考慮される。このとき、3個の検出ピクセルカラムラインの光強度分布を考察すると、Column2の光強度が最も大きく、Column1の光強度はColumn2の光強度より小さいことが分かり、Column3の光強度は大変小さいことが分かる。
【0037】
従って、垂直フレームマーク(V)はColumn2の検出ピクセルの光検出領域によりほぼ検出され、Column1の検出ピクセルの光検出領域により一部分検出されたことが分かり、図6に示されている形態で非マッチングされていることを判別できる。
【0038】
また、水平フレームマーク(H)のマッチング状態を検出するためには3個の検出ピクセルローラインRow1、Row2及びRow3が考慮される。このとき、3個の検出ピクセルローラインの光強度分布を考察すると、Row2の光強度が最も大きく、Row3の光強度はRow2の光強度より小さいことが分かり、Row1の光強度は大変小さいことが分かる。
【0039】
従って、水平フレームマーク(H)は、Row2の検出ピクセルの光検出領域によりほぼ検出され、Row1の検出ピクセルの光検出領域により一部分検出されたことが分かり、図6に示されている形態で非マッチングされていることを判別できる。
【0040】
このような判別過程を介してフレームマークマッチング判別部(120)は、垂直フレームマークと水平フレームマークとのマッチング状態を判別できる。図7及び図8を介して他のマッチング例を考察する。
【0041】
図7は検出イメージの他の1つの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示したし図の一例である。図6ではフレームマークが検出ピクセルと非マッチングされている場合を説明したが、図7ではフレームマークが検出ピクセルとマッチングされた場合を示した。
【0042】
図7に示されているように、垂直フレームマーク(V)のマッチング状態を検出するための3個の検出ピクセルカラムラインの光強度分布を考察すると、Column2の光強度が最も大きく、Column1の光強度はColumn2の光強度とほぼ近似し、Column3の光強度は大変小さいことが分かる。
【0043】
従って、垂直フレームマーク(V)はColumn2及びColumn1の検出ピクセルの光検出領域によりほぼ検出されたことが分かり、図7に示されている形態でマッチングされていることを判別できる。
【0044】
また、水平フレームマーク(H)のマッチング状態を検出するための3個の検出ピクセルローラインの光強度の分布を考察すると、Row2の光強度が最も大きく、Row3の光強度はRow2とほぼ近似し、Row1の光強度は大変小さいことが分かる。
【0045】
従って、水平フレームマーク(H)は、Row2及びRow3の検出ピクセルの光検出領域によりほぼ検出されたことが分かり、図7に示されている形態でマッチングされていることが判別できる。
【0046】
図8は検出イメージの他の1つの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示した図の一例であって、図7とでは異なる形態でフレームマークが検出ピクセルとマッチングされた場合を示した。
【0047】
図8に示したように、垂直フレームマーク(V)のマッチング状態を検出するための3個の検出ピクセルカラムラインの光強度分布を考察すると、Column2の光強度が最も大きく、Column1の光強度及びColumn3の光強度は大変小さいことが分かる。
【0048】
従って、垂直フレームマーク(V)は、Column2によりほぼ検出されたことが分かり、図8に示した形態でマッチングされていることを判別できる。
【0049】
また、水平フレームマーク(H)のマッチング状態を検出するための3個の検出ピクセルローラインの光強度分布を考察すると、Row2の光強度が最も大きく、Row3の光強度はRow2とほぼ近似し、Row1の光強度は大変小さいことが分かる。
【0050】
従って、水平フレームマーク(H)は、Row2及びRow3の検出ピクセルの光検出領域によりほぼ検出されたことが分かり、図8に示されている形態でマッチングされていることを判別できる。
【0051】
このように、フレームマークのマッチング状態が判別されると、サンプリング検出ピクセル検出部(130)は、上記判別されたフレームマークのマッチング状態に対応して存在するバリッド(Valid)検出ピクセルとインバリッド(Invalid)検出ピクセルとの分布の特性を判別した後(ステップ:S4)、その判別結果を用いてサンプリング検出ピクセルを検出する(ステップ:S5)。
【0052】
図9は垂直フレームマークが非マッチングされた場合、検出ピクセルカラムラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布特性を示す図の一例である。図9に示した小さいグリッドは検出ピクセルを表し、斜線の部分は光検出領域を表す。また、点線で表示された大きいグリッドはデータピクセルを表す。
【0053】
図9を参照すると、上記で説明した図6に示した状態のように、垂直フレームマークが非マッチングされる場合、検出ピクセルカラムラインが存在するバリッド検出ピクセルと、インバリッド検出ピクセルとは所定の規則性を見せる。即ち、バリッド検出ピクセル2個とバリッド検出ピクセル1個が連続的に配列されることである。このような配列は、上記検出ピクセルカラムラインから水平方向に存在する検出ピクセルカラムラインの全てに適用させることができるので、垂直フレームマークの非対称を判別すると水平方向に存在する検出ピクセルの種類を判別できる。
【0054】
このとき、上記バリッド検出ピクセルは1個のデータピクセルのイメージのみを正確に検出した検出ピクセルを意味し、インバリッド検出ピクセルは複数のデータピクセルのイメージを混在させて検出した検出ピクセルを意味する。
図10は水平フレームマークが非マッチングされた場合、検出ピクセルローラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布の特性を見せる例示図である。
【0055】
図10を参照すると、上記で説明した図6に示されている状態のように、水平フレームマークが非マッチングされる場合、検出ピクセルローラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとは所定の規則性を見せる。即ち、バリッド検出ピクセル2個とバリッド検出ピクセル1個とが連続的に配列されることである。このような配列は上記検出ピクセルローラインから垂直方向に存在する検出ピクセルローラインの全てに適用させることができるので、水平フレームマークの非対称を判別する方向に存在する垂直検出ピクセルの種類を判別できる。
【0056】
図11は水平フレームマークがマッチングされた場合、検出ピクセルローラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布の特性を見せる例示図である。
【0057】
図11を参照すると、上記で説明した図7に示されている状態のように水平フレームマークがマッチングされる場合、検出ピクセルローラインにはバリッド検出ピクセルのみ存在するようになる。即ち、検出ピクセルローラインに存在する検出ピクセルは全て正確な測定をしたと見ることができる。
【0058】
ところが、このような場合、バリッド検出ピクセルは2つのケースが存在する。例えば、データピクセルD1は2個の検出ピクセルの光検出領域P1、P2により検出された。一方、データピクセルD2は1個の検出ピクセルの光検出領域P3によってのみ検出された。
【0059】
従って、水平フレームマークが図7に示されているようにマッチングされた場合には、連続される2個の検出ピクセルが同じデータピクセルを検出し、その次の検出ピクセルは他のデータを検出する配列を繰り返すようになる。従って、サンプリングの際にはこのような2-1-2-1-...の配列を考慮すべきである。同じ概念で、図8に示されている垂直フレームマークのようにマッチングが行われた場合には1-2-1-2-...の配列が考慮されるべきである。このことについては再度後述する。
【0060】
図12は光強度をモニタリングした結果、図6のように垂直フレームマークと水平フレームマークとが全て非マッチングされた場合を示している例示図である。図12の図示において、小さいグリッドは検出ピクセルを表し、小さいグリッド内の斜線の部分は光検出領域を表す。また、大きいグリッドはデータピクセルを表す。このとき、大きいグリッドのうち、濃く表示された部分はオフ値を有するデータピクセルを表し、濃く表示されていない部分はオン値を有するデータピクセルを表す。
【0061】
図12を参照すると、垂直フレームマークと水平フレームマークとが全て非マッチングされていることが分かる。この場合、上記で言及したように、全てのカラムはバリッド検出ピクセル2個とインバリッド検出ピクセル1個とが交互に分布する。また、全てのローもバリッド検出ピクセル2個とインバリッド検出ピクセル1個とが交互に分布する。
【0062】
このとき、上記分布は基準になる基準検出ピクセルラインが必要であるが、これはフレームマークマッチング判別の際に用いられた、光強度が最も大きい検出ピクセルラインにすることができる。また、分布の開始パターンは上記基準検出ピクセルラインの次の検出ピクセルラインであると判断することができる。
【0063】
例えば、各検出ピクセルカラムラインの分布パターンの開始となる基準検出ピクセルラインは、水平フレームマークを検出した検出ピクセルローラインRow2にすることができる。即ち、各検出ピクセルカラムラインはRow2からバリッド検出ピクセルが始まる。また、その次のRow3はフレームマークマッチング判別の際に光量が小さくてインバリッド検出ピクセルであると判断されたので、Row4はバリッド検出ピクセル、Row5はバリッド検出ピクセル、Row6はインバリッド検出ピクセル、Row7はバリッド検出ピクセル、Row8はバリッド検出ピクセルなどの配列が判別される。
【0064】
同じ概念で、各検出ピクセルローラインの分布パターンの開始となる基準検出ピクセルラインは垂直フレームマークを検出した検出ピクセルカラムラインColumn2とすることができる。
【0065】
従って、サンプリング検出ピクセル検出部(130)は、このようなバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルの垂直及び水平分布を用い、データ領域内に存在する検出ピクセルのうち、垂直方向のバリッド検出ピクセルと水平方向のバリッド検出ピクセルとが交差される地点の検出ピクセルをサンプリング検出ピクセルとして検出する。
【0066】
例えば、図12に示されている例では垂直と水平方向にバリッド検出ピクセルが交差される(Row5、Column5)、(Row5、Column6)、(Row7、Column5)、(Row7、Column5)、(Row8、Column5)及び(Row8、Column6)の検出ピクセルがサンプリング検出ピクセルとして検出するることができる。
【0067】
このように、サンプリング検出ピクセルが検出されると、サンプリング部(140)は検出されたサンプリングピクセルをサンプリングし(ステップ:S6)、原本データページのイメージを復元する(ステップ:S7)。
【0068】
図13は図12に示されている検出ピクセルのイメージを示している例示図であり、図14は図13に示されているサンプリング検出ピクセルを用いた復元イメージを示している例示図である。
図13を参照すると、Xで表示された交差点のイメージをサンプリングすると、図14に示されているイメージが検出されたことが分かり、これは図12に示されているデータピクセルのイメージの値と正確に一致することが分かる。
【0069】
図15は光強度をモニタリングした結果、垂直フレームマークと水平フレームマークとが全てマッチングされた場合を示している例示図である。図15の図示において、小さいグリッドは検出ピクセルを表し、小さいグリッド内の斜線の部分は光検出領域を表す。また、大きいグリッドはデータピクセルを表す。このとき、大きいグリッドのうち、濃く表示された部分はオフ値を有するデータピクセルを表し、表示されていない部分はオン値を有するデータピクセルを表す。
【0070】
図15を参照すると、垂直フレームマークと水平フレームマークとが全てマッチングされていることが分かる。この場合、上記で言及したように、全てのカラムはバリッド検出ピクセルである。また、全てのローはバリッド検出ピクセルである。
【0071】
ところが、この場合には検出イメージ上の検出ピクセルが全てバリッドした検出ピクセルであっても、データピクセルと検出ピクセルの比率上、同じデータピクセルのイメージを2個の検出ピクセルが同時に検出する場合が発生する。例えば、上記で説明した図11に示されている場合と同じ場合である。
【0072】
従って、同じデータピクセルのイメージを検出した2個の検出ピクセルが発生した場合、2個のうち1個の検出ピクセルのみを選択してサンプリング検出ピクセルとして検出すべきである。このときは、フレームマークを検出した検出ピクセルラインのうちいずれか1つを選択して、繰り返される分布に応じて検出ピクセルを選択する。
【0073】
例えば、図15で垂直フレームマークは2個の検出ピクセルカラムライン、即ち、Column1及びColumn2により検出された。従って、次の検出ピクセルカラムラインからは2-1-2-1-...などの分布が形成される。即ち、Column3は1つのデータピクセルのイメージのみを検出し、Column4及びColumn5は同じデータピクセルのイメージを検出し、Column6は1つのデータピクセルのイメージのみを検出した。
【0074】
このような場合、垂直フレームマークを検出したColumn1とColumn2のうちいずれか1つを選択してそのパターンの通りサンプリングする。例えば、Column1を選択したら、その次のColumn3はデータ領域でないのでパスし、Column4とColumn5のうちColumn4を選択し、Column6を選択するパターンを遂行することができる。
【0075】
一方、水平フレームマークは1個の検出ピクセルローラインRow2により正確に検出されたので、次の検出ピクセルローラインからは上述した2-1-2-1-、...パターンの通りサンプリング検出ピクセルを選択する。即ち、Row2、次のRow3及びRow4は同じデータピクセルを検出したので1つを選択すべきであるが、これはデータ領域でないのでパスし、Row5は選択し、Row6及びRow7のうち1つを選択するパターンに選択する。
【0076】
従って、選択された水平バリッド検出ピクセルと垂直バリッド検出ピクセルとの交差点を介してサンプリング検出ピクセルを検出することによって、原本データピクセルのイメージを復元できるようになる。
【0077】
図16は図15に示されている検出ピクセルのイメージを示している例示図であり、図17は図16に示されているサンプリング検出ピクセルを用いた復元イメージを示している例示図である。
図16を参照すると、Xで表示された交差点のイメージをサンプリングすると図17に示されているイメージが検出されることが分かり、これは図15に示されているデータピクセルのイメージの値と正確に一致することが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の望ましい実施例による光情報検出器を備える光情報再生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示した光情報検出器の構成を示しているブロック図である。
【図3】図2に示した光情報検出器の動作フローを示したフローチャートである。
【図4】光検出部の検出ピクセル配置構造を示しているブロック図である。
【図5】ソースデータページのイメージを示した図の一例である。
【図6】検出イメージの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示した図の一例である。
【図7】検出イメージの他の1つの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示した図である。
【図8】検出イメージの他の1つの光強度分布によるフレームマークのマッチング状態を示した図の一例である。
【図9】垂直フレームマークが非マッチングされた場合、検出ピクセルカラムラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布の特性を示す図の一例である。
【図10】水平フレームマークが非マッチングされた場合、検出ピクセルローラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布の特性を見せる図の一例である。
【図11】水平フレームマークがマッチングされた場合、検出ピクセルローラインに存在するバリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとの分布の特性を示す図の一例である。
【図12】光強度モニタリング結果、図6のようで垂直フレームマークと水平フレームマークとが全て非マッチングされた場合を示した図の一例である。
【図13】図12に示した検出ピクセルのイメージを示す図の一例である。
【図14】図13に示したサンプリング検出ピクセルを用いた復元イメージを示す図の一例である。
【図15】光強度をモニタリングした結果、垂直フレームマークと水平フレームマークとが全てマッチングされた場合を示した図の一例である。
【図16】図15に示した検出ピクセルのイメージを示す図の一例である。
【図17】図16に示したサンプリング検出ピクセルを用いた復元イメージを示す図の一例である。
【符号の説明】
【0079】
10 光照射部
20 光情報格納媒体
30 信号処理部
40 デコーディング部
100 光情報検出器
110 光検出部
120 フレームマークマッチング判別部
130 サンプリング検出ピクセル検出部
140 サンプリング部
200 データページ
201、202 フレームマーク
203 データ領域
C 検出ピクセル
P 光検出領域
V 垂直フレームマーク
H 水平フレームマーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームマークを含むソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の超過検出ピクセル内の上記検出ピクセルの大きさより小さい光検出領域を用いて検出し、
上記検出された検出イメージの光強度をモニタリングして上記フレームマークのマッチング状態を判別し、
上記判別されたフレームマークのマッチング状態に応じて上記検出ピクセルのうちバリッド検出ピクセルの分布規則性を判別し、サンプリング検出ピクセルを検出し、
上記検出イメージのうち上記サンプリング検出ピクセルのイメージをサンプリングして上記ソースデータページのイメージを復元すること
を含むことを特徴とする光情報検出方法。
【請求項2】
請求項1に記載の光情報検出方法において、
上記バリッド検出ピクセルは上記検出ピクセルのうち1個のデータピクセルイメージを検出した検出ピクセルであることを特徴とする光情報検出方法。
【請求項3】
請求項1に記載の光情報検出方法において、
上記フレームマークのマッチング状態の判別は、
上記検出されたイメージの光強度をモニタリングして光強度が他の領域に比べて大きいフレームマーク検出領域を検出し、
上記検出されたフレームマーク検出領域の光分布を用いて上記フレームマークのマッチング状態を判別する
ことを特徴とする光情報検出方法。
【請求項4】
請求項1に記載の光情報検出方法において、
上記フレームマークのマッチング状態の判別は、上記フレームマークが上記検出ピクセルとマッチングされたか或いは非マッチングされたかを判別することを特徴とする光情報検出方法。
【請求項5】
請求項4に記載の光情報検出方法において、
上記マッチングにおいては上記検出イメージ内の検出ピクセルが全て上記バリッド検出ピクセルであることを特徴とする光情報検出方法。
【請求項6】
請求項5に記載の光情報検出方法において、
上記サンプリング検出ピクセルの検出は、上記マッチングである場合、上記バリッド検出ピクセルのうちマッチングの種類によるパターンに応じてサンプリングするピクセルを選択して上記サンプリング検出ピクセルを検出することを特徴とする光情報検出方法。
【請求項7】
請求項4に記載の光情報検出方法において、
上記非マッチングにおいては、上記検出イメージで、上記バリッド検出ピクセル及び複数のデータピクセルのイメージが混在されたイメージを検出したインバリッド検出ピクセルが一定のパターンに繰り返されることを特徴とする光情報検出方法。
【請求項8】
請求項7に記載の光情報検出方法において、
上記サンプリング検出ピクセルの検出は、上記非マッチングである場合、上記パターンに応じて上記バリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとに分類した後、上記バリッド検出ピクセルを検出することを特徴とする光情報検出方法。
【請求項9】
請求項1に記載の光情報検出方法において、
上記フレームマークは垂直フレームマーク及び水平フレームマークを含むことを特徴とする光情報検出方法。
【請求項10】
請求項9に記載の光情報検出方法において、
上記フレームマークのマッチング状態の判別は、
上記検出イメージに存在するカラムの光強度をモニタリングし、上記垂直フレームマークに対応されて検出される垂直フレームマーク領域を検出し、
上記検出イメージに存在するローの光強度をモニタリングし、上記水平フレームマークに対応されて検出される水平フレームマーク領域を検出することを特徴とする光情報検出方法。
【請求項11】
請求項10に記載の光情報検出方法において、
垂直フレームマーク領域は上記検出イメージで光強度が最も大きいカラム及び少なくともいずれか1つの隣のカラムを含み、上記水平フレームは上記検出イメージで光強度が最も大きいロー及び少なくともいずれか1つの隣のローを含むことを特徴とする光情報検出方法。
【請求項12】
請求項9に記載の光情報検出方法において、
上記サンプリング検出ピクセルの検出は、
上記判別された水平フレームマーク及び垂直フレームマークのマッチングに応じて、水平方向のバリッド検出ピクセルと垂直方向のバリッド検出ピクセルとを検出し、
上記水平方向のバリッド検出ピクセルと上記垂直方向のバリッド検出ピクセルとの交差点を、サンプリング検出ピクセルとして検出する
ことを特徴とする光情報検出方法。
【請求項13】
フレームマークを含むソースデータページのイメージを1:N(Nは1より大きい非整数)の超過検出ピクセル内の上記検出ピクセルの大きさより小さい光検出領域を用いて検出する光検出部と、
上記検出された検出イメージの光強度をモニタリングして上記フレームマークのマッチング状態を判別するフレームマークマッチング判別部と、
上記判別されたフレームマークのマッチング状態に応じて上記検出ピクセルのうちバリッド検出ピクセルの分布規則性を判別し、サンプリング検出ピクセルを検出するサンプリング検出ピクセル検出部と、
上記検出されたサンプリング検出ピクセルのイメージをサンプリングするサンプリング部と、
を含むことを特徴とする光情報検出器。
【請求項14】
請求項13に記載の光情報検出器において、
上記光検出部は、上記ソースデータページのデータピクセル当たりN×N個(Nは1より大きい非整数)の割合で配置される上記検出ピクセルを含み、上記各検出ピクセルは上記検出ピクセルより小さい大きさの、上記データピクセルの光情報を検出する光検出領域を内部に備えることを特徴とする光情報検出器。
【請求項15】
請求項14に記載の光情報検出器において、
上記光検出領域は上記検出ピクセルの水平幅及び垂直幅より1/2程度の水平幅及び垂直幅を各々有することを特徴とする光情報検出器。
【請求項16】
請求項13に記載の光情報検出器において、
上記フレームマークマッチング判別部は、上記フレームマークが上記検出ピクセルとマッチングされたか或いは非マッチングされたかを判別することを特徴とする光情報検出器。
【請求項17】
請求項16に記載の光情報検出器において、
上記サンプリング検出ピクセル検出部は、上記フレームマークの状態がマッチングされたら、上記マッチングのパターンに応じて上記バリッド検出ピクセルのうちサンプリングするピクセルを選択して上記サンプリング検出ピクセルを検出し、上記フレームマークの状態が非マッチングされたら、上記検出ピクセルを上記バリッド検出ピクセルとインバリッド検出ピクセルとに分類して上記サンプリング検出ピクセルを検出することを特徴とする光情報検出器。
【請求項18】
請求項13に記載の光情報検出器において、
上記フレームマークマッチング判別部は、上記検出されたイメージの光強度をモニタリングして光強度が他の領域に比べて大きいフレームマーク検出領域を検出し、上記検出されたフレームマーク検出領域の光分布を用いて上記フレームマークのマッチングの状態を判別することを特徴とする光情報検出器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2007−171910(P2007−171910A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−196234(P2006−196234)
【出願日】平成18年7月18日(2006.7.18)
【出願人】(502442290)株式会社大宇エレクトロニクス (27)
【氏名又は名称原語表記】Daewoo Electronics Corporation
【住所又は居所原語表記】686,Ahyeon−dong,mapo−gu,Seoul,Rep.of Korea
【Fターム(参考)】