説明

内部が放射性物質で汚染された装置又は設備の解体装置及び方法

【課題】解体用のテントのグローブの取付部の構成を複雑化させることなく、放射性物質の漏洩を防いだ状態でのグローブの交換を可能とすることを課題とする。
【解決手段】グローブボックスを解体するための解体装置は、密封空間41を形成してグローブボックスを収容する収容体であり、グローブ12を挿入するための開口44が設けられたテント40と、交換用グローブ12´とテント40における開口44の縁部とを密閉状態で接続する接続体52〜55とを備え、接続体52〜55は、表裏反転可能に構成された無端帯状のシート材であり、その開口縁部がテント40における開口44の縁部と接合された無端帯状体52C〜55Cと、テント40外へ突出した状態の無端帯状体52C〜55Cからその外周側に張り出す環状のシート材であり、裏返した状態の交換用のグローブ12´の根元側が溶着される溶着代52B〜55Bとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部が放射性物質で汚染された装置又は設備の解体装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
放射性物質等の有害物質で汚染された物を包み込んで密閉することができ、外部からの手作業用のグローブが設けられたグローブバッグあるいはグローブボックスが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。かかるグローブバッグあるいはグローブボックスを用いることで、有害物質を外部に漏洩させることなく、有害物質で汚染された物を手作業で処理することができる。
【0003】
また、特許文献3に記載のグローブボックスでは、シールするためのインナーリングが設けられたグローブポートにグローブがグローブボックス内の密封状態を保ったまま交換できるように取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−200148号公報
【特許文献2】実開平3−42599号公報
【特許文献3】実開平6−57585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、放射性汚染物処理用のグローブボックスを解体する場合、当該グローブボックスは内部が放射能で汚染されているため、放射性物質の漏洩を防ぐために密封空間に収納して行う必要がある。そこで、解体対象のグローブボックスを収納可能な大きさの解体用のテントを設置し、該テント内にグローブを挿入することで、作業者が、密封空間の外部から解体対象のグローブボックスを解体できる。
【0006】
ここで、上記テントのグローブを交換する際には、放射性物質の漏洩を防ぐために、特許文献3に記載のグローブボックスと同様、グローブとテントとの接続部の密封状態を保ったまま交換できるようにする必要がある。しかしながら、特許文献3に記載のグローブボックスでは、グローブを交換する際の有害物質の外部への漏洩を防ぐために、インナーリングを何重にも設けており、グローブポートの構成が複雑化している。また、グローブポートが重量化しており、テントに負荷がかかる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、解体用のテントとグローブとの接続部を複雑化及び重量化させることなく、放射性物質の漏洩を防いだ状態でのグローブの交換を可能とすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る解体装置は、内部が放射性物質で汚染された装置又は設備を、放射性物質を密封する密封空間に収容した状態で解体するための解体装置であって、前記密封空間を形成して前記装置又は設備を収容する収容体であり、前記密封空間内にグローブを挿入するための開口が設けられたテントと、交換用のグローブと前記テントにおける前記開口の縁部とを密閉状態で接続するグローブ接続体とを備え、前記グローブ接続体は、表裏反転可能に構成された無端帯状のシート材であり、その開口縁部が前記テントにおける前記開口の縁部と接合され、前記テント内に挿入される状態と、当該状態から裏返されて前記テント外へ突出する状態とをとり得る無端帯状体と、前記テント外へ突出した状態の前記無端帯状体からその外周側に張り出す環状のシート材であり、裏返した状態の前記交換用のグローブの根元側が溶着される溶着代と、を備える。
【0009】
前記解体装置において、複数の前記グローブ接続体が、前記無端帯状体が重なった状態で設けられていてもよい。
【0010】
また、本発明に係る解体方法は、前記解体装置を用いて前記装置又は設備を解体する解体方法であって、前記テントにおける前記開口の縁部に接続された使用済のグローブの根元部に封止具を取付ける工程と、前記グローブ接続体を前記テント外へ突出する状態にして、該グローブ接続体の前記溶着代に、裏返した状態の前記交換用のグローブの根元側を溶着する工程と、前記使用済のグローブを、前記封止具より先端側において、当該グローブの近傍に設けられたグローブを通して前記テント内に準備された工具を操作して切断する工程と、前記交換用のグローブ及び該グローブに溶着された前記グローブ接続体を、表裏反転させて前記テント内に押込むと共に、前記封止具を前記交換用のグローブから取り外す工程と、を備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、解体用のテントとグローブとの接続部を複雑化及び重量化させることなく、放射性物質の漏洩を防いだ状態でのグローブの交換を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】一実施形態に係る解体装置を示す正面図である。
【図2】一実施形態に係る解体装置を示す側面図である。
【図3】使用状態のグローブ及びグローブ接続部を拡大して示す側断面図である。
【図4】グローブを交換する際のグローブ接続部を拡大して示す側断面図である。
【図5】使用済のグローブと交換用のグローブとを交換する手順を示す図である。
【図6】使用済のグローブと交換用のグローブとを交換する手順を示す図である。
【図7】使用済のグローブと交換用のグローブとを交換する手順を示す図である。
【図8】使用済のグローブと交換用のグローブとを交換する手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る解体装置10を示す正面図であり、図2は、当該解体装置10を示す側面図である。これらの図に示すように、解体装置10は、テントフレーム30と、テントフレーム30に吊られて支持されると共に解体対象のグローブボックス20を収容する解体用のテント40と、解体作業用のグローブ12と、グローブ12をテント40に交換可能に接続するグローブ接続部50とを備えている。なお、図1の奥行き方向手前側、図2の左側を前側、その反対側を後側と称する。
【0014】
テント40内には、グローブボックス20の解体に用いられるニブラーやソー等の解体工具(図示省略)や後述のキャップ16(図4〜図7参照)などが収容されている。また、グローブボックス20は、内部が密封空間となっている透明の箱体であり、放射性物質により汚染された機器が収容されている。また、グローブボックス20の側面には、グローブボックス20内での作業に用いられた複数の作業用のグローブ(図示省略)が設けられている。
【0015】
テントフレーム30は、グローブボックス20が載置された床面の上に設置された直方体状の鋼製の骨組であり、4本の柱32の上部、中央部、及び下部が、それぞれ各4本の梁33、35で連結された構成をしている。
【0016】
テント40は、難燃軟質塩化ビニルフィルム等の難燃軟質であって気密性の高いシート材で形成された直方体状の中空体である。また、テント40は、床面上に敷かれグローブボックス20が載置された底部40Aと、下端が開口した上部40Bとが密封状態で接合されて形成されており、内部に密封空間41を形成している。また、テント40は、柔軟な素材で形成されていることにより押し潰して畳むことができる。さらに、テント40は、透明又は半透明の素材で形成されていることにより、その内部が視認可能となっている。
【0017】
テント40の縁部には、多数の紐通し穴が形成されており、該紐通し穴に挿通された紐46がテントフレーム30に結び付けられている。これにより、テント40が、テントフレーム30に張架され、吊られた状態で支持されている。
【0018】
また、テント40の前側の面及び後側の面にはそれぞれ、複数のグローブ12が縦横に配されている。各グローブ12は、酢酸ビニルフィルム等の難燃軟質であって気密性の高いシール材で形成された筒状部材であり、グローブ接続部50を介してテント40に接続されている。また、各グローブ12の先端には、手を模した形状のウレタン製の手部13が設けられており、作業者は、グローブ12に腕を挿入してテント40内での作業を行うことができる。
【0019】
図3は、使用状態のグローブ12及びグローブ接続部50を拡大して示す側断面図である。この図に示すように、グローブ接続部50がテント40の円状の開口44の縁部に溶着されており、このグローブ接続部50にグローブ12が溶着されている。図示しているグローブ12は、テント40の作製時にグローブ接続部50に溶着されたものであり、破損した場合には交換用のグローブ12´(図4参照)に交換される。
【0020】
グローブ接続部50は、複数(例えば、図示するように5個)の接続体51、52、53、54、55を備えている。接続体51〜55は、酢酸ビニルフィルム等の難燃軟質、且つ高気密性のシート材で無端帯状(即ち、短筒状)に形成された無端帯状体51C〜55Cと、そのテント40側の開口縁部及びその反対側の開口縁部にそれぞれ溶着された溶着代51A〜55A、溶着代51B〜55Bとを備えている。溶着代51A〜55Aは、無端帯状体51C〜55Cから外周側に張り出した環状のシート材である。また、溶着代51B〜55Bは、図3に示す状態において無端帯状体51C〜55Cから内周側に張り出した環状のシート材であり、多角形状(例えば、八角形状)に形成されている。
【0021】
無端帯状体51C〜55Cは、その径方向に重ねて設けられており、無端帯状体51Cが最も外周側に設けられ、無端帯状体52C、53C、54C、55Cの順序で外周側から内周側に重ねて設けられている。ここで、無端帯状体51C〜55Cの長さは異なっており、最も外周側の無端帯状体51Cが最も長く、無端帯状体52C、53C、54C、55Cの順序で所定長ずつ(例えば、30mmずつ)短くなる。
【0022】
溶着代51A〜55Aは、テント40における開口44の縁部に、直接又は他の溶着代51A〜55Aを介して溶着されている。即ち、溶着代51Aは、テント40における開口44の縁部に直接溶着され、溶着代51Aの上に溶着代52Aが溶着されている。そして、溶着代52Aの上に溶着代53Aが溶着され、溶着代53Aの上に溶着代54Aが溶着され、溶着代54Aの上に溶着代55Aが溶着されている。
【0023】
グローブ12の根元部にはその内径方向に張り出す多角形状(例えば、八角形状)の溶着代14が設けられており、この溶着代14が溶着代51Bに溶着されている。また、溶着代51B〜55Bは、テント40の内部に配され、溶着代51B、52B、53B、54B、55Bの順序でテント40の内側から外側に並んでいる。
【0024】
図4は、グローブ12を交換する際のグローブ接続部50を拡大して示す側断面図である。この図に示すように、グローブ接続部50の接続体52〜55は、図3に示すテント40内に押込まれた状態から裏返されることにより、引き出されてテント40外に突出する。この状態では、最も長い接続体52が最も内周側に設けられ、接続体53、54、55の順序で内周側から外周側に重ねて設けられる。また、溶着代52B〜55Bは、テント40の外部に配され、溶着代52B、53B、54B、55Bの順序でテント40に対して遠い側から近い側に並んでいる。
【0025】
図4に示すように、交換用のグローブ12´は、使用状態に対して裏返した状態、即ち、溶着代14が根元部から外周側へ張り出す状態にして、該溶着代14を溶着代52Bに溶着することで、接続体52に接続できる。これと共に、交換対象の使用済のグローブ12の根元部にキャップ16を取付けた状態で、交換用のグローブ12´と接続体52との溶着作業を実施する。ここで、キャップ16は、交換対象の使用済のグローブ12の根元部を封止するための封止具であり、グローブ12の根元部を、対向する一対の弾性片で挟むことにより封止する。
【0026】
図5〜図8は、使用されて破損等することにより交換の必要が生じた使用済のグローブ12と交換用のグローブ12´とを交換する手順を示す図である。図5に示すように、まず、キャップ16を交換対象の使用済のグローブ12の根元部に装着して該グローブ12の根元部を封止する。ここで、キャップ16は、テント40内に設置しておき、交換対象の使用済のグローブ12の隣に設置されたグローブ12を利用して当該作業を実施する。
【0027】
次に、図6に示すように、交換用のグローブ12´を接続体52に溶着する。その際、まず、接続体52〜55を裏返してテント40の外部に引き出す。そして、シーラー60で、共に多角形の溶着代14´と溶着代52Bとを、各辺毎に溶着する。ここで、シーラー60は、対向する一対の棒状の加熱体を備える溶着機であり、この一対の加熱体で、溶着代14´と溶着代52Bとを挟んで加圧加熱することにより、これらを溶着させることができる。
【0028】
次に、図7に示すように、交換対象の使用済のグローブ12を根元部から切断する。ここで、テント40内にグローブ12を切断するための工具を設置しておき、交換対象の使用済のグローブ12の隣に設置されたグローブ12を通して当該工具を操作することにより、グローブ12を切断する。
【0029】
次に、図8に示すように、溶着代52Bに溶着した交換用のグローブ12を裏返してテント40内に押込むことにより、残存したグローブ12の根元部からキャップ16を押して外すことで接続体51の先端を開放させる。そして、接続体52を裏返してグローブ12と共にテント40の内側に更に押込み、接続体53〜55を裏返して接続体52の内側に押込む。
【0030】
以上のようにして、交換対象の使用済のグローブ12と交換用のグローブ12´とを交換するが、次に、グローブ12の交換を行う場合には、交換用のグローブ12´を接続体53に溶着し、その次は、接続体54に溶着し、最後は、接続体55に溶着する。即ち、本実施形態に係る解体装置10では、合計4個のグローブ交換用の接続体52〜55が設けられていることにより、4回のグローブ12の交換が可能である。
【0031】
ここで、交換対象の使用済のグローブ12の根元部をキャップ16で封止することにより、放射性物質が交換対象の使用済のグローブ12を通してテント40の外部に漏洩することを防止できる。また、無端帯状体52C〜55Cの全周に亘って設けた溶着代52A〜55Aを、テント40の開口44の縁部全周に亘って溶着し、無端帯状体52C〜55Cの全周に亘って設けた溶着代52B〜55Bを、交換用のグローブ12´の根元部の全周に亘って設けた溶着代14´に溶着することにより、交換用のグローブ12´及び接続体52〜55によりグローブ接続部50を密封することができる。さらに、裏返した状態の交換用のグローブ12´の外側、即ち、作業者が手を入れる側は、テント40内の空気に触れることがない。
【0032】
従って、グローブ接続部50に複雑なシール機構や着脱機構等の複雑な構成を要することなく、放射性物質の漏洩を防いだ状態でグローブ12を交換することができる。また、グローブ接続部50を難燃軟質のシート材で構成でき、重量物であるグローブポートを不要にできるため、テント40にかかる荷重を低減でき、また、グローブポートを支持する機構を不要にできる。さらに、グローブ接続部50を軽量化できることにより、テント40にかかる荷重の大きさによるグローブ12の設置数や設置場所の制約を減らすことができ、グローブ12の設置数や設置場所の自由度を拡大することができる。
【0033】
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【0034】
例えば、上述の実施形態では、汚染グローブボックスを解体する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、汚染グローブボックス以外の、内部が放射性物質により汚染された他の装置又は設備を解体する場合にも適用できる。また、上述の実施形態では、初めにテント40に取付けられるグローブ12を接続体51に溶着したが、当該グローブ12については、直接、テント40の開口44の縁部に接合してもよい。さらに、接続体51〜55の数は、グローブ12の交換回数に応じて適宜決めればよく、交換回数が1回の場合には、2個又は1個設ければよい。
【符号の説明】
【0035】
10 解体装置、12、12´ グローブ、13 手部、14、14´ 溶着代、16 キャップ(封止具)、20 グローブボックス(内部が放射性物質で汚染された装置又は設備)、30 テントフレーム、32 柱、33、35 梁、40 テント、40A 底部、40B 上部、41 密封空間、42 紐通し穴、44 開口、46 紐、50 グローブ接続部、51、52、53、54、55 接続体(グローブ接続体)、51A、52A、53A、54A、55A、51B、52B、53B、54B、55B 溶着代、51C、52C、53C、54C、55C 無端帯状体、60 シーラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部が放射性物質で汚染された装置又は設備を、放射性物質を密封する密封空間に収容した状態で解体するための解体装置であって、
前記密封空間を形成して前記装置又は設備を収容する収容体であり、前記密封空間内にグローブを挿入するための開口が設けられたテントと、
交換用のグローブと前記テントにおける前記開口の縁部とを密閉状態で接続するグローブ接続体とを備え、
前記グローブ接続体は、
表裏反転可能に構成された無端帯状のシート材であり、その開口縁部が前記テントにおける前記開口の縁部と接合され、前記テント内に挿入される状態と、当該状態から裏返されて前記テント外へ突出する状態とをとり得る無端帯状体と、
前記テント外へ突出した状態の前記無端帯状体からその外周側に張り出す環状のシート材であり、裏返した状態の前記交換用のグローブの根元側が溶着される溶着代と、
を備える解体装置。
【請求項2】
複数の前記グローブ接続体が、前記無端帯状体が重なった状態で設けられている請求項1に記載の解体装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の解体装置を用いて前記装置又は設備を解体する解体方法であって、
前記テントにおける前記開口の縁部に接続された使用済のグローブの根元部に封止具を取付ける工程と、
前記グローブ接続体を前記テント外へ突出する状態にして、該グローブ接続体の前記溶着代に、裏返した状態の前記交換用のグローブの根元側を溶着する工程と、
前記使用済のグローブを、前記封止具より先端側において、当該グローブの近傍に設けられたグローブを通して前記テント内に準備された工具を操作して切断する工程と、
前記交換用のグローブ及び該グローブに溶着された前記グローブ接続体を、表裏反転させて前記テント内に押込むと共に、前記封止具を前記交換用のグローブから取り外す工程と、
を備える解体方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−83536(P2013−83536A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223227(P2011−223227)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【出願人】(591045976)株式会社コクゴ (4)