説明

円筒体の保持装置およびマイクロホンホルダー

【課題】マイクロホングリップのような円筒体をワンタッチで着脱でき、確実に保持することができる、特にマイクロホンホルダーに好適な円筒体の保持装置を提供する。
【解決手段】先端6aが開いた状態のクランプアーム6,6の間にマイクロホングリップGを押し込むことで、クランプアーム6,6の後端6bがマイクロホングリップGにて押されて、先端6aが閉じる方向に回動して、衝突音等を発生させることなく、ワンタッチで着脱することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円筒体の周面を挟んで保持する円筒体の保持装置に関し、さらに詳しく言えば、円筒状に形成されているマイクロホングリップを軽快な操作で簡単かつ確実に保持することができる、マイクロホンホルダーに好適な円筒体の保持装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
円筒体を被保持体とする保持具の一例としてマイクロホンホルダーがある。マイクロホンを所定の位置で保持する場合には、一般的にマイクロホンスタンドが用いられる。マイクロホンスタンドは、床などの被設置面上に設置されるスタンド本体を備え、その先端にマイクロホンを保持するマイクロホンホルダーが取り付けられている。
【0003】
マイクロホンホルダーは、用途に応じて様々な形態があるが、最もポピュラーなタイプとしては、例えば特許文献1に記載されているように、断面C字状に形成された弾性変形可能な挟持部を備え、その開口部からマイクロホンのグリップを押し込むことにより、弾性的に狭持するものがよく知られている。
【0004】
しかしながら、この種のマイクロホンホルダーは、挟持部の開口部を押し広げてグリップを装着する強制嵌合方式で、強い押し込み力を要するため、操作性がよくない。また、開口部にグリップを押し付けて強制的に嵌合した際にマイクロホンホルダーとグリップとが衝撃的に衝突し、それによって生じる衝突音をマイクロホンで拾ってしまうことがある。
【0005】
そこで、頻繁にマイクロホンを着脱する例えば手持ちマイクロホン用途のマイクロホンホルダーでは、その内面に粘弾性を有するエンジニアリングプラスチック材などからなる衝撃緩和材を貼着するようにしているが、コスト的に好ましくないし、経年的に剥がれが生ずるといった問題もある。
【0006】
なお、これ以外にも上述したマイクロホングリップに相当する円筒体として、例えば懐中電灯や各種グリップ類を保持する保持装置にも同様に、強制嵌合方式であるが故に、強い押し込み力を要するため、操作性がよくないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実用新案登録第3093594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の課題は、各種円筒体(特には、マイクロホングリップ)を軽快な操作により、簡単かつ確実に保持できるようにした、マイクロホンホルダーに好適に円筒体の保持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するため、本発明は、円筒体を被保持体とし、上記円筒体の外周面に沿って配置される円弧状の保持フレームと、上記保持フレームの少なくとも一端側に回動可能に連結されたクランプアームとを有し、上記クランプアームを開くことにより、上記保持フレームの内側に上記被保持体が導入可能な開口部が形成され、上記クランプアームを閉じることにより、上記保持フレームと上記クランプアームとによって上記円筒体の外周面の周長の1/2以上が保持されることを特徴としている。
【0010】
より好ましい態様して、上記保持フレームは、上記円筒体の外周面に沿って配置され、上記外周面の周長の1/2以下の円周長を有する円弧状に形成されており、その両端に回動軸を介して連結された一対のクランプアームを備え、上記各クランプアームは、上記保持フレームの曲率と同曲率の円弧状に形成され、そのほぼ中央に上記回転軸が配置されており、上記各クランプアームの先端から上記回動軸に至るまでの円周長と、上記保持フレームの円周長との和が、上記円筒体の円周長の1/2以上である。
【0011】
より好ましい態様として、上記保持フレームと上記クランプアームとの間には、上記クランプアームを閉じた状態に保持するロック手段が設けられている。
【0012】
また、上記クランプアームは、その一部が上記保持フレームの一部と互いに重なり合うように配置されており、その互いに対向する面には、上記ロック手段として一対のマグネットが異極同士が対向するように設けられている。
【0013】
さらに、上記クランプアームは、上記円筒体の軸線方向に沿って配置される一対のアーム本体と、上記アーム本体同士を連結するように架け渡される複数の連結軸とを備え、上記連結軸の1つが上記クランプアームの回動軸を兼ねている。
【0014】
より好ましい態様として、少なくとも上記クランプアームの両端には、上記円筒体に接触する防振材が設けられている。
【0015】
被保持体はマイクロホングリップであり、上記請求項1ないし7のいずれか1項に記載の円筒体の保持装置を備えてなるマイクロホンホルダーも本発明に含まれる。
【0016】
マイクロホンホルダーのより好ましい態様として、所定のマイクロホンスタンドに取り付けるためのマイクロホンマウンタを有し、上記保持フレームが、ゴム紐状の制振部材を介して上記マイクロホンマウンタに宙づり状態で保持されている。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、各クランプアームを開いた状態で、それらの間に円筒体を押し入れることにより、各クランプアームの後端が円筒体にて押されて、先端が閉じる方向に回動するため、衝突音等を発生させることなく、軽快な操作で円筒体をより簡単かつ確実に保持することができる。
【0018】
また、上記保持フレームと上記クランプアームとの間には、上記クランプアームを閉じた状態に保持する固定手段が設けられていることにより、被保持体を長時間にわたって保持することができる。
【0019】
さらに、上記保持フレームと上記クランプアームの互いに対向する面には、上記固定手段として一対のマグネットが埋設されており、上記マグネット同士が互いに対向する位置で、上記保持フレームと上記クランプアームとが固定されることにより、マグネットの磁着力を利用してクランプアームを固定することができる
【0020】
また、上記クランプアームは、上記円筒体の軸線方向に沿って配置される一対のアーム本体と、上記アーム本体同士を連結するように架け渡される複数の連結軸とからなるラダーフレーム構造を備え、上記連結軸の1つが上記クランプアームの回動軸を兼ねていることにより、円筒体全体を把持することができ、より安定した状態で保持することができる。
【0021】
また、少なくとも上記クランプアームの両端には、上記円筒体に接触する防振材が設けられていることにより、円筒体に振動や衝撃が入力されることを防止できる。
【0022】
本発明の円筒体の保持装置を、マイクロホングリップを保持するマイクロホンホルダーに用いることにより、マイクロホンをワンタッチで簡単に着脱でき、かつ、確実に保持することができる。さらには、マイクロホンスタンドに上記マイクロホンを取り付けるためのスタンドベースを有し、上記スタンドベースに上記保持フレームが上記制振部材を介して宙づりした状態で保持されていることにより、スタジオ録音などの精密録音環境に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態に係るマイクロホンホルダーの(a)正面図および(b)側面図。
【図2】上記マイクロホンホルダーの斜視図。
【図3】上記マイクロホンホルダーの(a)クランプアームを閉じた状態の正面図および(b)クランプアームを開いた状態の正面図。
【図4】上記マイクロホンホルダーを平面状に展開した状態での断面図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、図1ないし図4により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】
図1に示すように、この実施形態では、本発明の円筒体の保持装置をマイクロホンMを保持するマイクロホンホルダー1としている。
【0026】
このマイクロホンホルダー1は、円筒状のグリップGを有するマイクロホンMを保持する円筒体の保持装置であって、好ましくは、図示しないマイクロホンスタンドに対して取り付けられるマイクロホンマウンタ2に防振用のゴム紐4を介して宙づりにした状態で用いられる。マイクロホングリップGは、単なる円筒状ではなく、円錐状に形成されていてもよい。
【0027】
マイクロホンマウンタ2は、マイクロホンスタンドの例えば先端に取り付けられるベース21と、ベース21に回動可能に取り付けられるハンガー部22とを備え、それらが回転軸23を中心に回動可能に連結されている。
【0028】
ベース21は、硬質樹脂の成型品からなり、その底部(図1(b)では右側面)には、マイクロホンスタンド側に設けられた雄ネジに螺合される雌ねじ孔(ともに図示しない)が設けられている。
【0029】
ハンガー部22は、同じく硬質樹脂製の成型品からなり、マイクロホンホルダー1の外周側に沿って所定の間隔をもって配置される断面C字型の筐体を備えている。図1(b)に示すように、ハンガー部22の両辺には、それぞれゴム紐4が引っ掛けられるフック部24が、この例では4個所設けられており、マイクロホンホルダ1はゴム紐4を介してハンガー部22内に宙づりで保持される。
【0030】
ハンガー部22は、これ以外に鋼材で作製して、その表面に制振材を貼り合わせた構造であってもよいし、鋼板と樹脂とを組み合わせた構造であってもよく、その具体的な形態や仕様については、任意であってよい。
【0031】
なお、マイクロホンマウンタ2はマイクロホンホルダー1を宙づりで保持することが可能であればよく、その具体的な形状は任意であってよい。また、ゴム紐4も、マイクロホンホルダー1を宙づりできる適度な伸縮性と、ノイズの入力を抑制する制振性を有する弾性体からなる紐状であれば、その材質や形状等は仕様に応じて任意に選択されてよい。
【0032】
次に、図2〜図4を併せて参照して、この実施例に係るマイクロホンホルダー1は、マイクロホンが備えているマイクロホングリップGの外周面に沿って配置されるように形成された断面C字状の保持フレーム5と、保持フレーム5の両端に回動自在に取り付けられた一対のクランプアーム6,6とを備えている。
【0033】
保持フレーム5は、マイクロホングリップGの軸線方向に沿って所定の間隔をもって対向的に配置される一対のフレーム本体51,51を有し、このフレーム本体51,51同士を、例えば3本の連結軸52で連結した、いわゆるラダーフレーム構造を備えている。
【0034】
保持フレーム5を構成するフレーム本体51,51は、その円周長がマイクロホングリップGの円周長の1/2以下となるように形成された円弧状に形成されている。この例では、円周長の1/2としている。
【0035】
この例において、3本の連結軸52は、フレーム本体51の両端(52b,52b)と中央(52a)でネジ止めによって固定されているが、各連結軸52の数および固定位置は、仕様に応じて任意に選択されてよい。
【0036】
図4に示すように、各フレーム本体51,51の外側面には、ゴム紐4をマイクロホンホルダー1に引っ掛けるためのフック棒53がそれぞれ3個所に設けられている。各フック棒53は、連結軸52をフレーム本体51に固定するネジ54とともに、フレーム本体51の外側面に一体的に固定されている。
【0037】
各連結軸52のうち、中央の連結軸52aには、マイクロホングリップGに接触する防振材としての防振リング55が取り付けられている。防振リング55は、例えば弾性ゴム材などからなるリング体であって、この例では、連結軸52aの両端側に設けられているが、連結軸52aの中央部分に設けられてもよい。
【0038】
この例において、防振リング55は、連結軸52aの両端に設けられているが、連結軸52aにマカロニ状に形成された防振リング55を差し込んで、全体を被覆するように設けてもよいし、連結軸52aの表面に一体的に形成されてもよい。
【0039】
次に、各クランプアーム6は、マイクロホングリップGの軸線方向に沿って配置される一対のアーム本体61,61と、アーム本体61,61同士を連結する複数の連結軸62とを備えている。
【0040】
アーム本体61,61は、上述したフレーム本体51と同じ曲率の円弧状に形成されており、この例では、保持フレーム5の円周長よりも短い円周長となるように形成されている。
【0041】
連結軸62は、アーム本体61,61の両端(62b,62b)と、中央(62a)とに設けられているが、この例において、中央の連結軸62aは、上述したフレーム本体51の両端を連結する連結軸52bが兼用されており、この連結軸52b(62a)を回動軸として、各クランプアーム6は、保持フレーム5の両端に回動可能に連結されるようになっている。
【0042】
この例において、回動軸62aは、クランプアーム6のほぼ中央に設けられているが、その回動位置はクランプアーム6の先端6aから後端6bにかけての中間に設けられていればよい。
【0043】
クランプアーム6の両端の連結軸62b,62bには、マイクロホングリップGに接触する防振材としての防振リング63が取り付けられている。この例において、防振リング63は、上述した保持フレーム5の防振リング55と実質的に同一であり、連結軸62b,62bの軸線方向の両端側に設けられている。
【0044】
本発明では、図3(a)に示すように、保持フレーム5とクランプアーム6とが同じ曲率の円弧状に形成され、保持フレーム5の両端にクランプアーム6の中間部分が連結軸52b(62a)を介して回動可能に取り付けられていることにより、各クランプアーム6,6の先端6aから回動軸62aに至るまでの円周長と、保持フレーム5の円周長との和が、マイクロホングリップGの円周長の1/2以上となる。
【0045】
したがって、クランプアーム6,6が閉じた状態では、保持フレーム5とクランプアーム6とによって、マイクロホングリップGの外周面が周長にして1/2以上にわたって保持されるため抜け落ちることがない。
【0046】
また、図3(b)に示すように、各クランプアーム6,6の先端6aを外側に開くことにより、マイクロホンホルダー1の開口幅WがマイクロホングリップGの直径をDよりも大きくなるため、マイクロホングリップGを、その軸線と直交する方向からマイクロホンホルダー1にスムーズに出し入れできる。
【0047】
図4に示すように、保持フレーム5とクランプアーム6,6との互いに重なり合う部分には、クランプアーム6,6を閉じた状態に保持するためのロック手段7が設けられている。
【0048】
この実施形態において、ロック手段7は、各クランプアーム6,6が閉じられた状態のとき(図3(a)参照)、互いに対向する用に形成された保持フレーム5側の凹部71と、クランプアーム6側にも形成された凹部71とに配置された一対のマグネット72,72からなる。
【0049】
この例において、マグネット72,72は、強力な磁着力を生むネオジウムマグネットが用いられており、異極面同士が互いに対向するように配置されている。
【0050】
これによれば、保持フレーム5に沿ってクランプアーム6が重なり合った状態、すなわち、クランプアーム6,6が閉じた状態になると、各マグネット72,72同士が対向して、異極同士が引き寄せられることにより、その磁気的な吸着力によってクランプアーム6,6が閉じた状態で保持される。
【0051】
次に、このマイクロホンホルダー1の使用手順の一例を説明すると、まず、マイクロホンホルダー1の各フック棒53にゴム紐4を引っ掛けたのち、さらにマイクロホンマウンタ2のフック部24にゴム紐4を引っ掛けてマイクロホンホルダー1が宙づりとなるように装着する。
【0052】
次に、各クランプアーム6,6の先端6aをマグネット72,72の磁着力に抗するように外側に押し広げる。これに伴い、回動軸52aを中心にクランプアームが回動し、各クランプアーム6,6の後端6bが保持フレーム5の内側に向かって張り出す。
【0053】
各クランプアーム6,6の先端6aの押し広げられた開口部からマイクロホンを保持フレーム5の中央に向かって押し込む。
【0054】
マイクロホンMがクランプアーム6,6の後端6bに当接し、さらに押し下げることで、クランプアーム6,6の先端6aが閉じる。しかるのち、マグネット72,72が対向する位置までクランプアーム6,6が到来すると、マグネット72,72の磁着力によってクランプアーム6,6が固定される。
【0055】
この例において、マイクロホンホルダー1は、スタジオ録音用の大径なコンデンサマイクロホンを保持するタイプの構造について例示したが、例えば一般的なダイナミックマイクロホンやコンデンサマイクロホンなども用いることができる。
【0056】
また、この例において、マイクロホンホルダー1は、ゴム紐4を介してマイクロホンマウンタ2に宙づりされているが、マイクロホンホルダー1単体でマイクロホンスタンドに取り付けられるような態様であってもよい。
【0057】
この例において、マイクロホンホルダー1は、マイクロホンMを水平に保持する場合について例示したが、マイクロホンホルダー1を垂直にすることで、マイクロホンMを垂直で立てた状態で保持することもでき、マイクロホンホルダー1の保持する向きについても特に限定されない。
【0058】
この例において、マイクロホングリップGは、防振リング55,63によって防振され、保持位置がずれないように滑り止めされているが、マイクロホンホルダー1とマイクロホングリップGとの間の密着力を高めるため、その間に例えばゴムシートなどの滑り止めシートを介在させて、より確実にマイクロホングリップGの位置ズレを防止してもよい。
【0059】
さらには、この実施形態において、円筒状の被保持体としてマイクロホングリップを保持するマイクロホンホルダーに適用した場合を例にとって説明したが、本発明の円筒体の保持装置は、これに限定されるものではない。すなわち、例えば瓶や缶、ペットボトルやマグカップ、コップなどを保持することもできるし、懐中電灯やモップ等の柄も保持することができる。
【符号の説明】
【0060】
1 円筒体の保持装置(マイクロホンホルダー)
2 ホルダー本体
3 マイクロホンマウンタ
4 ゴム紐
5 保持フレーム
51,51 フレーム本体
52 連結軸
6,6 クランプアーム
61,61 アーム本体
62 連結軸
7 固定手段
71,71 凹部
72,72 マグネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒体を被保持体とし、上記円筒体の外周面に沿って配置される円弧状の保持フレームと、上記保持フレームの少なくとも一端側に回動可能に連結されたクランプアームとを有し、上記クランプアームを開くことにより、上記保持フレームの内側に上記被保持体が導入可能な開口部が形成され、上記クランプアームを閉じることにより、上記保持フレームと上記クランプアームとによって上記円筒体の外周面の周長の1/2以上が保持されることを特徴とする円筒体の保持装置。
【請求項2】
上記保持フレームは、上記円筒体の外周面に沿って配置され、上記外周面の周長の1/2以下の円周長を有する円弧状に形成されており、その両端に回動軸を介して連結された一対のクランプアームを備え、上記各クランプアームは、上記保持フレームの曲率と同曲率の円弧状に形成され、そのほぼ中央に上記回転軸が配置されており、上記各クランプアームの先端から上記回動軸に至るまでの円周長と、上記保持フレームの円周長との和が、上記円筒体の円周長の1/2以上であることを特徴とする円筒体の保持装置。
【請求項3】
上記保持フレームと上記クランプアームとの間には、上記クランプアームを閉じた状態で保持するロック手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の円筒体の保持装置。
【請求項4】
上記クランプアームは、その一部が上記保持フレームの一部と互いに重なり合うように配置されており、その互いに対向する面には、上記ロック手段として一対のマグネットが異極同士が対向するように設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の円筒体の保持装置。
【請求項5】
上記クランプアームは、上記マイクロホングリップの軸線方向に沿って配置される一対のアーム本体と、上記アーム本体同士を連結するように架け渡される複数の連結軸とを備え、上記連結軸の1つが上記クランプアームの回動軸を兼ねていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の円筒体の保持装置。
【請求項6】
少なくとも上記クランプアームの両端には、上記外周面に接触する防振材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の円筒体の保持装置。
【請求項7】
上記被保持体はマイクロホングリップであり、上記請求項1ないし6のいずれか1項に記載の円筒体の保持装置を備えてなるマイクロホンホルダー。
【請求項8】
所定のマイクロホンスタンドに取り付けるためのマイクロホンマウンタを有し、上記保持フレームが、ゴム紐状の制振部材を介して上記マイクロホンマウンタに宙づり状態で保持されていることを特徴とする請求項7に記載のマイクロホンホルダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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