説明

反転ポケットつきあかすり

【課題】 あかすりの本体は、広げたままでも、ポケットに収納し丸めても使用でき、かつ、ポケットに設けた指の穴から、親指と小指を出せるので、手を広げてもあかすりが手から脱落しない。
【解決手段】 あかすり本体のほぼ中央に収納ポケットを形成し、収納ポケットに本体が収納できるため、あかすりの厚さを増すことができ、かつ、親指と小指でしっかり把持できるので安定した状態で使用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
あかすり、たわしに関する。
【背景技術】
【0002】
これまで布にポケットをつけそのまわりをひっくり返しながらポケットに入れて使用できるあかすりがあるが、それは、丸めて使用できる便利さはあるが、手を広げると手から落ちてしまう不便さがある。また袋に親指のでる穴を開けたものがあるが、それは単に袋に穴を開けたもので、袋の外周部がないので、袋だけでは厚みがなく使いづらい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたもので、▲1▼布を広げたままでも丸めても使用できるもので、かつ、使用中に指を広げても手からあかすりが落ちないもの、▲2▼平らな布を丸めてポケットに収納できるもの、▲3▼手を手首まで入れて、あかすり全体に立体的な厚みを持たせて使用できるもの、▲4▼収納ポケットの中に手を入れたとき、親指と小指で把持することができるもので、凹凸のある身体を洗い易くすることのできる浴用あかすりを得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
あかすり本体の中央あるいは任意の位置に形成された手首まで入る大きさと形状を持った収納ポケット、その収納ポケットの一端に形成された手首を挿入することができる大きさの開口部と、親指と小指をだすことができる大きさに開けた穴より構成する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は上記構成であるため、あかすり本体を、ポケットの開口部で反転してポケットの中に丸めて収納すると、あかすり部が厚くなり使用効果が向上する。
更に、収納ポケットの開口部から手を手首まで入れたときに親指と小指が位置する部分に開けた穴から、親指と小指を出して使用すると、指が自由に動くようになって凹凸のある身体を洗い易くなるとともに、従来品のようにあかすりから手を離しても落とすことがなくなり、使い易さが向上した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態について、以下図面に基づいて説明する。
本発明の反転ポケットつきあかすりは、図1に示すように、あかすり本体1と収納ポケット2から構成されている。本体1の表面のほぼ中央または任意の位置に手首まで入る大きさの収納ポケット2を縫い付ける。ポケットの一部は、本体1と手首を入れるため開口部として縫わない。また、図2に示すように、親指と小指の位置する箇所に指を出す開口を設ける。手首のところには、手首にフィットさせるための伸縮ゴムを入れる。
【実施例】
【0007】
本発明の反転ポケットつきあかすりの使用方法について以下説明する。図1に示すあかすり本体1をポケットの開口部5から本体1を反転させながら、ポケット2の中に差し入れると丸めた状態になり、厚さが増大する。更に図2に示す開口部5から手を手首まで差し入れ、図3に示すように、3の指だし穴から親指及び小指を出す。
【産業上の利用可能性】
【0008】
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 本体にポケットを形成した状態の平面図である。
【図2】 本体に固着したポケットの中に、ポケットの周囲を差し入れたところの斜視図である。
【図3】 ポケットから親指をだしたところの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0010】
1 あかすり本体
2 ポケット
3 指だし穴
4 伸縮ゴム
5 開口部
6 縫い目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1) あかすり本体の中央あるいは任意の位置に、手首が入る大きさと形状を持った収納ポケットを形成し、この収納ポケットの一端に、手首を挿入することができる大きさの開口部と親指及び小指を出すことができる大きさの穴を開けたことを特徴とするポケットつきあかすり。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−229425(P2007−229425A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92275(P2006−92275)
【出願日】平成18年3月1日(2006.3.1)
【出願人】(591152193)
【Fターム(参考)】